JP2016070603A - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】空調対象空間(R)の温度ムラを抑制する。【解決手段】運転制御部(70)によって、複数の吹き出し方向のうちの一部への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの吹き出し方向への吹き出し風速を高める風量調整運転を、負荷検知部(71)で検知した高負荷エリア(Ac)への吹き出し風量の所定の基準時間当たりの積算値が負荷検知部(71)で検知した低負荷エリア(Ah)への吹き出し風量のその基準時間当たりの積算値よりも大きくなるように、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更しながら行う。【選択図】図12

Description

本発明は、空気調和装置の室内ユニットに関し、特に、天井に設置される室内ユニットの吹き出し気流を制御する技術に関するものである。
近年、空気調和装置では、室内ユニットから吹き出す調和空気の気流により作り出される室内環境の快適性が重要視されるようになっている。
例えば、特許文献1には、上部に開口した上吹出口と、下部に開口した下吹出口とを備えた室内機において、暖房運転時にペリメータ負荷(窓部付近での負荷)に応じて、上吹出口からの上吹き出しと、下吹出口からの下吹き出しとの分流比率を変化させるように構成された空気調和機が開示されている。
特開平4−28946号公報
ところで、天井に設置される室内ユニットを備えた空気調和装置では、例えば、暖房運転時に暖気を下向きに吹き出すことにより、室内のインテリアゾーンを暖め、その暖気を室内のペリメータゾーンに供給する気流制御が一般的である。しかしながら、このような気流制御では、室内ユニットから下向きに吹き出した暖気の一部がペリメータゾーンに届くまでに上昇して、ペリメータゾーンに届く暖気が少なくなってしまうので、室内に温度ムラが発生するおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空調対象空間の温度ムラを抑制することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、運転制御部(70)によって、複数の吹き出し方向のうちの一部への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの吹き出し方向への吹き出し風速を高める風量調整運転を、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更しながら行うようにしたものである。
具体的に第1の発明は、空調対象空間(R)の天井(U)に設置されるケーシング(20)を備え、該ケーシング(20)に互いに異なる複数の吹き出し方向へ調和空気を吹き出し可能な吹出口(26)が設けられた空気調和装置の室内ユニットであって、空調対象空間(R)のペリメータゾーンのうち、空調負荷が相対的に大きな高負荷エリアと、該高負荷エリアよりも空調負荷が小さな低負荷エリアとを上記各吹き出し方向毎に検知する負荷検知部(71)と、上記複数の吹き出し方向のうちの一部への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの吹き出し方向への吹き出し風速を高める風量調整運転を、上記高負荷エリアへの吹き出し風量の所定の基準時間当たりの積算値が上記低負荷エリアへの吹き出し風量の上記基準時間当たりの積算値よりも大きくなるように、上記調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更しながら行うための運転制御部(70)とを備えていることを特徴とするとするものである。
上記第1の発明では、空調対象空間(R)の天井(U)に設置される室内ユニットのケーシング(20)には、互いに異なる複数の吹き出し方向へ調和空気を吹き出し可能な吹出口(26)が設けられている。ここで、室内ユニットの運転制御部(70)は、複数の吹き出し方向のうちの一部への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの吹き出し方向への吹き出し風速を高める風量調整運転を行う。この風量調整運転では、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向以外の吹き出し方向への吹き出し風速が高まるので、吹出口(26)から吹き出し風速が高まって吹き出される調和空気は、空調対象空間(R)における到達距離が長くなり、空調対象空間(R)のペリメータゾーンまで到達し易くなる。また、運転制御部(70)は、上述した風量調整運転を行う際に、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更するので、吹き出し風速が高まって吹き出される吹き出し方向も周期的に変更される。これにより、吹出口(26)から吹き出される調和空気が空調対象空間(R)のペリメータゾーンまで到達し易くなるので、空調対象空間(R)の温度ムラを抑制することができる。
また、上記第1の発明では、室内ユニットの負荷検知部(71)は、空調対象空間(R)のペリメータゾーンのうち、空調負荷が相対的に大きな高負荷エリアと、その高負荷エリアよりも空調負荷が小さな低負荷エリアとを調和空気の各吹き出し方向毎に検知する。さらに、運転制御部(70)は、上述した風量調整運転を行う際に、高負荷エリアへの吹き出し風量の所定の基準時間当たりの積算値が、低負荷エリアへの吹き出し風量のその基準時間当たりの積算値よりも大きくなるように、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更する。これにより、空調対象空間(R)において、高負荷エリアへの吹き出し風量が増えて、低負荷エリアへの吹き出し風量が減るので、空調対象空間(R)の温度ムラをいっそう抑制することができる。
一般的に、暖房運転においては、暖気の調和空気を複数の吹き出し方向の全ての方向へ吹き出すと、過剰な暖房になり易いものの、上記第1の発明では、複数の吹き出し方向のうちの一部への暖気の調和空気の吹き出しを抑制するので、過剰な暖房を抑制することができる。そのため、暖房運転においては、過剰な暖房を抑制しながら、空調対象空間(R)の温度ムラを抑制することができる。また、暖房運転においては、暖気の調和空気が空調対象空間(R)のペリメータゾーンまで到達し易くなることにより、その暖気の気流が循環し易くなるので、空調対象空間(R)を速やかに暖めることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記運転制御部(70)は、上記風量調整運転によって吹き出し風速が高くなる吹き出し方向へ調和空気が水平吹き出しモードで吹き出されるように、該調和空気の流れを制御することを特徴とするものである。
上記第2の発明では、運転制御部(70)は、風量調整運転によって吹き出し風速が高くなる吹き出し方向へ調和空気が水平吹き出しモードで吹き出されるように、調和空気の流れを制御する。そのため、天井(U)に設置された室内ユニットの吹出口(26)から吹き出される調和空気が、例えば、空調対象空間(R)の壁面に当たった後に、その壁面及び床面に順に沿って流れ、室内ユニットに吸い込まれるように、空調対象空間(R)を循環する調和空気の気流を形成することができる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、90°ずつ異なる4つの吹き出し方向に調和空気を吹き出し可能に構成され、上記運転制御部(70)は、上記風量調整運転において上記4つの吹き出し方向のうち2つの吹き出し方向への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの2つの吹き出し方向への吹き出し風速を高めることを特徴とするものである。
上記第3の発明では、室内ユニットが90°ずつ異なる4つの吹き出し方向へ調和空気を吹き出し可能に構成されている。そして、運転制御部(70)は、4つの吹き出し方向のうちの2つへの調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの2つの吹き出し方向への吹き出し風速を高める風量調整運転を行う。そのため、風量調整運転では、4つの吹き出し方向の全ての方向へ同時に吹き出す場合に比べて、同時に吹き出す2つの吹き出し方向において、吹き出し風速が高まることになる。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記運転制御部(70)は、上記低負荷エリアが1つであって上記高負荷エリアが3つである場合に、上記風量調整運転において上記1つの低負荷エリアと上記3つの高負荷エリアのうちの1つとへの調和空気の吹き出しを抑制すると共に、上記1つの低負荷エリアへの調和空気の吹き出しを常に抑制し且つ上記3つの高負荷エリアのうち調和空気の吹き出しが抑制される吹き出し方向を周期的に変更しながら上記風量調整運転を行うことを特徴とするものである。
上記第4の発明では、運転制御部(70)は、低負荷エリアが1つであり、高負荷エリアが3つである場合に、風量調整運転において、1つの低負荷エリアと3つの高負荷エリアのうちの1つとへの調和空気の吹き出しを抑制する。そして、運転制御部(70)は、風量調整運転において、1つの低負荷エリアへの調和空気の吹き出しを常に抑制し且つ3つの高負荷エリアのうち調和空気の吹き出しが抑制される1つの吹き出し方向を周期的に変更する。これにより、1つの低負荷エリアへの吹き出し風量の所定の基準時間当たりの積算値が小さくなり、3つの高負荷エリアへの吹き出し風量のその基準時間当たりの積算値が均等に大きくなる。したがって、高負荷エリアへ調和空気を確実に到達させつつ、低負荷エリアへの調和空気の吹き出し風量を抑えることができ、空調対象空間(R)の温度ムラを具体的に抑制することができる。
第5の発明は、上記第3の発明において、上記運転制御部(70)は、上記低負荷エリアが3つであって上記高負荷エリアが1つである場合に、上記風量調整運転において上記3つの低負荷エリアのうちの2つへの調和空気の吹き出しを抑制すると共に、上記3つの低負荷エリアのうち調和空気の吹き出しが抑制される吹き出し方向を周期的に変更しながら上記風量調整運転を行うことによって、上記高負荷エリアへの吹き出し風速を常に高く保つことを特徴とするものである。
上記第5の発明では、運転制御部(70)は、低負荷エリアが3つであり、高負荷エリアが1つである場合に、風量調整運転において、3つの低負荷エリアのうち2つへの調和空気の吹き出しを抑制する。そして、運転制御部(70)は、風量調整運転において、3つの低負荷エリアのうち調和空気の吹き出しが抑制される2つの吹き出し方向を周期的に変更することによって、1つの高負荷エリアへの吹き出し風速を常に高く保つ。これにより、1つの高負荷エリアへの吹き出し風量の所定の基準時間当たりの積算値が大きくなり、3つの低負荷エリアへの吹き出し風量のその基準時間当たりの積算値が均等に小さくなる。したがって、高負荷エリアへ調和空気を確実に到達させつつ、低負荷エリアへの調和空気の吹き出し風量を抑えることができ、空調対象空間(R)の温度ムラを具体的に抑制することができる。
第6の発明は、上記第1〜第5の何れか1つの発明において、上記吹出口(26)は、互いに異なる方向へ調和空気を吹き出す複数の主吹出口(24)を備え、上記ケーシング(20)には、上記複数の主吹出口(24)に隣接して配置されて室内空気を吸い込む吸込口(23)が設けられ、上記運転制御部(70)は、上記風量調整運転において調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向に対応する主吹出口(24)から吹き出される調和空気の流れを、該調和空気が上記吸込口(23)へ向かって吹き出され該吸込口(23)へ吸い込まれるように制御することを特徴とするものである。
上記第6の発明では、吹出口(26)は、互いに異なる方向へ調和空気を吹き出す複数の主吹出口(24)を備え、室内ユニットのケーシング(20)には、複数の主吹出口(24)に隣接して配置されて室内空気を吸い込む吸込口(23)が設けられている。そして、運転制御部(70)は、風量調整運転において、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向に対応する主吹出口(24)から吹き出される調和空気の流れを、調和空気が吸込口(23)へ向かって吹き出され吸込口(23)へ吸い込まれるように制御する。そのため、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向に対応する主吹出口(24)では、調和空気が空調対象空間(R)の空間へ吹き出されないでそのまま隣接する吸込口(23)へ吸い込まれる、気流のショートサーキットを生じさせることができる。
本発明によれば、運転制御部(70)によって、複数の吹き出し方向のうちの一部への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの吹き出し方向への吹き出し風速を高める風量調整運転を、負荷検知部(71)で検知した高負荷エリアへの吹き出し風量の所定の基準時間当たりの積算値が負荷検知部(71)で検知した低負荷エリアへの吹き出し風量のその基準時間当たりの積算値よりも大きくなるように、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更しながら行うので、空調対象空間(R)の温度ムラを抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 図2は、図1の空気調和装置の室内ユニットの斜視図である。 図3は、天板を取り除いて上方から見た室内ユニットの概略平面図である。 図4は、図3のIV-IV線における室内ユニットの概略断面図である。 図5は、室内ユニットの概略下面図である。 図6(A)は、風向調節羽根を水平吹き出し位置に設定した状態の室内ユニットの部分断面図であり、図6(B)は、風向調節羽根を下吹き出し位置に設定した状態の室内ユニットの部分断面図であり、図6(C)は、風向調節羽根を吹き出し規制位置に設定した状態の室内ユニットの部分断面図である。 図7は、室内における室内ユニットの配置例を示す斜視図である。 図8(A)は、4方向への同時吹き出しを示す模式図であり、図10(B)は、2方向への交互吹き出しを示す模式図である。 図9は、室内ユニットの負荷検知部で検知する検知エリアにおける高負荷エリア及び低負荷エリアの第1の負荷配置パターンを示す模式図である。 図10は、図9の第1の負荷配置パターンでの風量調整運転を説明する模式図である。 図11は、室内ユニットの負荷検知部で検知する検知エリアにおける高負荷エリア及び低負荷エリアの第2の負荷配置パターンを示す模式図である。 図12は、図11の第2の負荷配置パターンでの風量調整運転を説明する模式図である。 図13は、室内ユニットの負荷検知部で検知する検知エリアにおける高負荷エリア及び低負荷エリアの第3の負荷配置パターンを示す模式図である。 図14は、図13の第3の負荷配置パターンでの風量調整運転を説明する模式図である。 図15は、室内ユニットの負荷検知部で検知する検知エリアにおける高負荷エリア及び低負荷エリアの第4の負荷配置パターンを示す模式図である。 図16は、図15の第4の負荷配置パターンでの風量調整運転を説明する模式図である。 図17は、2方向への交互吹き出しの場合の室内の温度変化を示すグラフである。 図18は、4方向への同時吹き出しの場合の室内の温度変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態は、室内の冷房及び暖房を行う空気調和装置(1)に関するものである。図1に示すように、空気調和装置(1)は、室外に設置される室外ユニット(10)と、室内に設置される室内ユニット(11)とを有する。室外ユニット(10)と室内ユニット(11)とは、2本の連結配管(2,3)によって互いに接続されている。これにより、空気調和装置(1)では、冷媒回路(C)が構成されている。冷媒回路(C)では、充填された冷媒が循環することで、蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。
〈冷媒回路の構成〉
室外ユニット(10)には、圧縮機(12)、室外熱交換器(13)、室外膨張弁(14)、及び四方切換弁(15)が設けられている。圧縮機(12)は、低圧の冷媒を圧縮し、圧縮後の高圧の冷媒を吐出する。圧縮機(12)では、スクロール式やロータリ式等の圧縮機構が圧縮機モータ(12a)によって駆動される。圧縮機モータ(12a)は、インバータ装置によって、その回転数(運転周波数)が可変に構成されている。
室外熱交換器(13)は、フィン・アンド・チューブ式の熱交換器である。室外熱交換器(13)の近傍には、室外ファン(16)が設置されている。室外熱交換器(13)では、室外ファン(16)が搬送する空気と冷媒とが熱交換する。室外ファン(16)は、室外ファンモータ(16a)によって駆動されるプロペラファンによって構成されている。室外ファンモータ(16a)は、インバータ装置によって、その回転数が可変に構成されている。
室外膨張弁(14)は、開度が可変な電子膨張弁で構成されている。四方切換弁(15)は、第1から第4までのポートを有している。四方切換弁(15)では、第1ポートが圧縮機(12)の吐出側に接続し、第2ポートが圧縮機(12)の吸入側に接続し、第3ポートが室外熱交換器(13)のガス側端部に接続し、第4ポートがガス側閉鎖弁(5)に接続している。四方切換弁(15)は、第1状態(図1の実線で示す状態)と第2状態(図1の破線で示す状態)とに切り換わる。第1状態の四方切換弁(15)では、第1ポートと第3ポートとが連通し且つ第2ポートと第4ポートとが連通する。第2状態の四方切換弁(15)では、第1ポートと第4ポートとが連通し且つ第2ポートと第3ポートとが連通する。
2本の連結配管(2,3)は、液連絡配管(2)及びガス連絡配管(3)によって構成されている。液連絡配管(2)は、一端が液側閉鎖弁(4)に接続され、他端が室内熱交換器(32)の液側端部に接続されている。ガス連絡配管(3)は、一端がガス側閉鎖弁(5)に接続され、他端が室内熱交換器(32)のガス側端部に接続されている。
室内ユニット(11)には、室内熱交換器(32)と室内膨張弁(39)とが設けられている。室内熱交換器(32)は、フィン・アンド・チューブ式の熱交換器である。室内熱交換器(32)の近傍には、室内ファン(31)が設置されている。室内ファン(31)は、後述するように室内ファンモータ(31a)によって駆動される遠心送風機である。室内ファンモータ(31a)は、インバータ装置によって、その回転数が可変に構成されている。室内膨張弁(39)は、冷媒回路(C)において室内熱交換器(32)の液端部側に接続されている。室内膨張弁(39)は、開度が可変な電子膨張弁で構成されている。
〔室内ユニット〕
図2〜図5は、室内ユニット(11)の構成例を示している。室内ユニット(11)は、空調対象空間である室内空間(R)の外に設置された室外ユニット(10)と連絡配管(2,3)を介して接続されることによって、室外ユニット(10)とともに空気調和装置(1)を構成している。空気調和装置(1)は、室内空間(R)内の冷房運転および暖房運転を行うものである。この例では、室内ユニット(11)は、天井埋込型に構成されており、室内ケーシング(20)と、室内ファン(31)と、室内熱交換器(32)と、ドレンパン(33)と、ベルマウス(34)とを備えている。室内ケーシング(20)は、室内空間(R)の天井(U)に設置されており、ケーシング本体(21)と化粧パネル(22)とによって構成されている。
なお、図2は、斜め下方から見た場合の室内ユニット(11)の概略斜視図であり、図3は、天板(21a)を取り除いて上方から見た室内ユニット(11)の概略平面図であり、図4は、図3のIV-IV線における室内ユニット(11)の概略断面図であり、図5は、室内ユニット(11)の概略下面図である。
〈ケーシング本体〉
ケーシング本体(21)は、室内空間(R)の天井(U)に形成された開口に挿入されて配置されている。ケーシング本体(21)は、下面が開口する略直方体状の箱形に形成され、略正方形板状の天板(21a)と、天板(21a)の周縁部から下方に延びる略矩形板状の4枚の側板(21b)とを有している。また、ケーシング本体(21)は、室内ファン(31)と室内熱交換器(32)とドレンパン(33)とベルマウス(34)とを収容している。さらに、4枚の側板(21b)のうち1枚の側板(21b)には、室内熱交換器(32)と連絡配管(2,3)とを接続するための室内冷媒管(P)を挿通可能な貫通孔(H)が形成されている。
〈室内ファン〉
室内ファン(31)は、ケーシング本体(21)の内部中央に配置され、下方から吸い込んだ空気を径方向の外側に向けて吹き出す。この例では、室内ファン(31)は、遠心送風機によって構成され、ケーシング本体(21)の天板(21a)の中央に位置する室内ファンモータ(31a)によって駆動される。
〈室内熱交換器〉
室内熱交換器(32)は、室内ファン(31)の周囲を囲むように冷媒配管(伝熱管)が曲げられて配置され、その内部に設けられた伝熱管(図示を省略)を流れる冷媒とケーシング本体(21)内に吸い込まれた空気とを熱交換させる。例えば、室内熱交換器(32)は、フィン・アンド・チューブ型の熱交換器によって構成されている。また、室内熱交換器(32)は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能することにより空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器(放熱器)として機能することにより空気を加熱する。
〈ドレンパン〉
ドレンパン(33)は、上下方向の厚みの薄い略直方体状に形成され、室内熱交換器(32)の下方に配置されている。また、ドレンパン(33)の中央部には、吸込通路(33a)が形成され、ドレンパン(33)の上面には、水受溝(33b)が形成され、ドレンパン(33)の外周部には、4つの第1吹出通路(33c)および4つの第2吹出通路(33d)が形成されている。吸込通路(33a)は、ドレンパン(33)を上下方向に貫通している。水受溝(33b)は、平面視において吸込通路(33a)の周囲を囲うように環状に延びている。4つの第1吹出通路(33c)は、平面視において水受溝(33b)の周囲を囲うようにドレンパン(33)の4つの辺部に沿ってそれぞれ延び、ドレンパン(33)を上下方向に貫通している。4つの第2吹出通路(33d)は、平面視においてドレンパン(33)の4つの角部にそれぞれ位置し、ドレンパン(33)を上下方向に貫通している。
〈ベルマウス〉
ベルマウス(34)は、上端から下端へ向かうに連れて開口面積が拡大する円筒状に形成されている。また、ベルマウス(34)は、その開口上端が室内ファン(31)の吸込口(開口下端)に挿入されてドレンパン(33)の吸込通路(33a)に収容されている。このような構成により、ベルマウス(34)の開口下端から吸い込まれた空気は、室内ファン(31)の吸込口に導かれる。
〈化粧パネル〉
化粧パネル(22)は、上下方向の厚みの薄い略立方体状に形成されている。また、化粧パネル(22)の中央部には、吸込口(23)が形成され、化粧パネル(22)の外周部には、互いに異なる複数の吹き出し方向へ調和空気を吹き出すための吹出口(26)が形成されている。具体的に化粧パネル(22)には、吹出口(26)として、主吹出口である第1吹出口(24)と、副吹出口である第2吹出口(25)とが4つずつ形成されている。
《吸込口》
吸込口(23)は、化粧パネル(22)を上下方向に貫通してベルマウス(34)の内部空間と連通している。吸込口(23)は、4つの第1吹出口(24)に隣接して配置されて室内空気を吸い込むように構成されている。本実施形態では、吸込口(23)は、平面視において略正方形状に形成されている。また、吸込口(23)には、吸込グリル(41)と吸込フィルタ(42)とが設けられている。吸込グリル(41)は、略正方形状に形成され、その中央部に多数の貫通孔が形成されている。そして、吸込グリル(41)は、化粧パネル(22)の吸込口(23)に取り付けられて吸込口(23)を覆っている。吸込フィルタ(42)は、吸込グリル(41)から吸い込んだ空気の中の塵埃を捕捉する。
《吹出口》
4つの第1吹出口(24)は、平面視において吸込口(23)の周囲を囲うように化粧パネル(22)の4つの辺部に沿ってそれぞれ延びるまっすぐな吹出口であり、化粧パネル(22)を上下方向に貫通してドレンパン(33)の4つの第1吹出通路(33c)と連通している。本実施形態では、第1吹出口(24)は、平面視において略矩形状に形成されている。4つの第1吹出口(24)は、互いに異なる方向へ調和空気を吹き出すように構成されている。4つの第2吹出口(25)は、平面視において化粧パネル(22)の4つの角部にそれぞれ位置する湾曲した吹出口であり、化粧パネル(22)を上下方向に貫通してドレンパン(33)の4つの第2吹出通路(33d)と連通している。
〈室内ユニット内における空気の流れ〉
次に、図4を参照して、室内ユニット(11)内における空気の流れについて説明する。まず、室内ファン(31)が運転状態となると、室内空間(R)から化粧パネル(22)の吸込口(23)に設けられた吸込グリル(41)および吸込フィルタ(42)とベルマウス(34)の内部空間とを順に通過して、室内空気が室内ファン(31)に吸い込まれる。室内ファン(31)に吸い込まれた空気は、室内ファン(31)の側方に吹き出され、室内熱交換器(32)を通過する際に室内熱交換器(32)を流れる冷媒と熱交換する。これにより、室内熱交換器(32)を通過する空気は、室内熱交換器(32)が蒸発器として機能している場合(すなわち、冷房運転の場合)には冷却され、室内熱交換器(32)が凝縮器として機能している場合(すなわち、暖房運転の場合)には加熱されることになる。そして、室内熱交換器(32)を通過した調和空気は、ドレンパン(33)の4つの第1吹出通路(33c)及び4つの第2吹出通路(33d)に分流した後に、化粧パネル(22)の4つの第1吹出口(24)及び4つの第2吹出口(25)から室内空間(R)に吹き出される。
〈風向調節羽根〉
各第1吹出口(24)には、各第1吹出通路(33c)を流れる調和空気の風向を調節するための風向調節羽根(51)が設けられている。風向調節羽根(51)は、化粧パネル(22)の第1吹出口(24)の長手方向の一端から他端に亘って延びる平板状に形成されている。風向調節羽根(51)は、その長手方向に延びる中心軸(53)を軸心として支持部材(52)に支持され、回動自在に構成されている。風向調節羽根(51)は、その横断面(長手方向と直交する断面)の形状が揺動運動の中心軸(53)から遠ざかる方向に凸となる円弧状に形成されている。
風向調節羽根(51)は可動式の羽根であり、第1吹出口(24)から調和空気を水平方向に吹き出す水平吹き出しモードで設定される図6(A)の水平吹き出し位置と、第1吹出口(24)から空気を下向きに吹き出す下吹き出しモードで設定される下吹き出し位置(図6B)と、第1吹出口(24)からの調和空気の吹き出しを抑える風ブロックモードで設定される図6(C)の吹き出し規制位置とに位置を設定できるように構成されている。ここで、上述した水平吹き出しモードとは、調和空気が室内空間(R)のペリメータゾーンに到達するような方向へ吹き出すモードである。具体的に水平吹き出しモードでは、風向調節羽根(51)を通常の調整範囲の最も上向きに位置させる。本実施形態において、水平吹き出しモードで調和空気が第1吹出口(24)から吹き出す角度は、例えば、水平面に対して下方に20°である。
本実施形態では、図1に示すように、制御基板で構成されている運転制御部(70)の気流制御部で風向調節羽根(51)の位置を制御することにより、各第1吹出口(24)において、水平吹き出しモード、下吹き出しモード、風ブロックモードを選択することができるようになっている。具体的には、運転制御部(70)の気流制御部により、風向調節羽根(51)を水平吹き出し位置に設定して行う水平吹き出しモードと、風向調節羽根(51)を下吹き出し位置に設定することにより空調対象空間(R)の床面(F)へ向かって空気を吹き出す下吹き出しモードと、風向調節羽根(51)を吹き出し規制位置に設定して行う風ブロックモードとを選択できる。
風向調節羽根(51)は、4つの第1吹出口(24)に設けられているものをそれぞれ別個に運転制御部(70)の気流制御部で制御できるようになっている。そして、4つの第1吹出口(24)のうちの少なくとも1つで風向調節羽根(51)を吹き出し規制位置に設定すると、第1吹出口(24)と風向調節羽根(51)との間の隙間が小さくなって、その第1吹出口(24)から空気が吹き出され難くなるので、他の第1吹出口(24)から吹き出される調和空気の吹き出し風速が高くなる。すなわち、運転制御部(70)の気流制御部は、風向調節羽根(51)の角度を制御することにより、複数の吹き出し方向(本実施形態では、4つの吹き出し方向)のうちの一部(本実施形態では、2つの吹き出し方向)への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの吹き出し方向(本実施形態では、2つの吹き出し方向)への吹き出し風速を高める風量調整運転を行うように構成されている。
運転制御部(70)の気流制御部は、風量調整運転によって吹き出し風速が高くなる吹き出し方向へ調和空気が水平吹き出しモードで吹き出されるように、調和空気の流れを制御するように構成されている。さらに、運転制御部(70)の気流制御部は、風向調節羽根(51)の角度を制御することによって、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更しながら風量調整運転を行うように構成されている。
また、風向調節羽根(51)を吹き出し規制位置にした第1吹出口(24)から吹き出される調和空気は少量且つ低速であり、空調対象空間(R)へは流れていかずにそのまま吸込口(23)に吸い込まれるショートサーキットが生じる。すなわち、運転制御部(70)の気流制御部は、風量調整運転において調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向に対応する吹出口(24)から吹き出される調和空気の流れを、その調和空気が吸込口(23)へ向かって吹き出され吸込口(23)へ吸い込まれるように制御するように構成されている。なお、本実施形態の室内ユニット(11)では、風向調節羽根(51)が第1吹出口(24)にだけ設けられていて、第2吹出口(25)には設けられていない。
室内ユニット(11)のケーシング(20)は、例えば、図7に示すように、天井(U)や床面(F)が正方形の部屋の中央に1台配置されている。この室内ユニット(11)のケーシング(20)は、上述したように、4つの第1吹出口(24)を有しており、図8(A)に示すように水平吹き出しモードで調和空気を4つの方向に均一に吹き出したり、図8(B)に示すように水平吹き出しモードで調和空気を互いに逆向きの2つの方向へだけ吹き出したり、図9〜図16を用いて後述するように、水平吹き出しモードで調和空気を所定の2つの方向へだけ吹き出したりすることができる。
〈負荷検知部〉
室内ユニット(11)には、空調対象空間である室内空間(R)の周縁に存在するペリメータゾーンのうち、暖房運転時の空調負荷が相対的に大きな高負荷エリア(Ac)と、高負荷エリア(Ac)よりも空調負荷が小さな低負荷エリア(Ah)とを調和空気の各吹き出し方向毎に検知する負荷検知部(71)が設けられている。負荷検知部(71)は、図2に示すように、化粧パネル(22)の下面の1カ所に設けられている。負荷検知部(71)は、例えば、赤外線センサなどで室内空間(R)の第1〜第4検知エリア(Sa〜Sd、図9、図11、図13及び図15参照)の表面温度(例えば、床面の温度や、床に置かれた机などの温度)を測定し、所定の閾値温度と比較して、高負荷エリア(Ac)及び低負荷エリア(Ah)を検知する。具体的に、負荷検知部(71)は、センサ部(71a)と、運転制御部(70)に設けられた負荷判定部とを備えている。ここで、センサ部(71a)は、測定した温度を出力する。また、運転制御部(70)の負荷判定部は、センサ部(71a)で測定した温度を所定の閾値温度と比較し、各第1吹出口(24)の吹き出し方向に対応する4つの検知エリア(Sa〜Sd)を高負荷エリア(Ac)と低負荷エリア(Ah)とに区分する。なお、図9、図11、図13及び図15では、高負荷エリア(Ac)を相対的に低密度のドットを付したエリアで示し、低負荷エリア(Ah)を相対的に高密度のドットを付したエリアで示している。
運転制御部(70)の気流制御部は、負荷検知部(71)の検知結果に基づいて、水平吹き出しモードにおいて、各第1吹出口(24)の風向調節羽根(51)の角度を制御することにより、上述した風量調整運転を、高負荷エリア(Ac)への吹き出し風量の所定の基準時間当たりの積算値が低負荷エリア(Ah)への吹き出し風量のその基準時間当たりの積算値よりも大きくなるように、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更しながら行うように構成されている。
−運転動作−
次いで、本実施形態に係る空気調和装置(1)の運転動作について説明する。空気調和装置(1)では、冷房運転と暖房運転とが切り換えて行われる。
〈冷房運転〉
冷房運転では、図1に示す四方切換弁(15)が実線で示す状態となり、圧縮機(12)、室内ファン(31)及び室外ファン(16)が運転状態となる。これにより、冷媒回路(C)では、室外熱交換器(13)が凝縮器となり、室内熱交換器(32)が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。
具体的には、圧縮機(12)で圧縮された高圧冷媒は、室外熱交換器(13)を流れ、室外空気と熱交換する。室外熱交換器(13)では、高圧冷媒が室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(13)で凝縮した冷媒は、室内ユニット(11)へ送られる。室内ユニット(11)では、冷媒が室内膨張弁(39)で減圧された後、室内熱交換器(32)を流れる。
室内ユニット(11)では、室内空気が吸込口(23)、ベルマウス(34)の内部空間を順に上方に流れ、室内ファン(31)へ吸い込まれる。空気は、室内ファン(31)から径方向外方へ吹き出される。この空気は、室内熱交換器(32)を通過し、冷媒と熱交換する。室内熱交換器(32)では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発し、空気が冷媒によって冷却される。
室内熱交換器(32)で冷却された調和空気は、吹出通路(33c,33d)に分流して下方に流れ、吹出口(24,25)より室内空間(R)へ供給される。また、室内熱交換器(32)で蒸発した冷媒は、圧縮機(12)に吸入され再び圧縮される。
〈暖房運転〉
暖房運転では、図1に示す四方切換弁(15)が破線で示す状態となり、圧縮機(12)、室内ファン(31)及び室外ファン(16)が運転状態となる。これにより、冷媒回路(C)では、室内熱交換器(32)が凝縮器となり、室外熱交換器(13)が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。
具体的には、圧縮機(12)で圧縮された高圧冷媒は、室内ユニット(11)の室内熱交換器(32)を流れる。室内ユニット(11)では、室内空気が吸込口(23)、ベルマウス(34)の内部空間を順に上方に流れ、室内ファン(31)へ吸い込まれる。空気は、室内ファン(31)から径方向外方へ吹き出される。この空気は、室内熱交換器(32)を通過し、冷媒と熱交換する。室内熱交換器(32)では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮し、空気が冷媒によって加熱される。
室内熱交換器(32)で加熱された調和空気は、吹出通路(33c,33d)に分流して下方に流れ、吹出口(24,25)より室内空間(R)へ供給される。また、室内熱交換器(32)で凝縮した冷媒は、室外膨張弁(14)で減圧された後、室外熱交換器(13)を流れる。室外熱交換器(13)では、冷媒が室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(13)で蒸発した冷媒は、圧縮機(12)に吸入されて再び圧縮される。
〈暖房運転時の気流制御〉
暖房運転の際には、室内ユニット(11)に設けられた負荷検知部(71)によって、相対的に大きな高負荷エリア(Ac)と、高負荷エリア(Ac)よりも空調負荷が小さな低負荷エリア(Ah)とを調和空気の各吹き出し方向毎に検知して、上述した風量調整運転が行われる。具体的には、以下の4つの場合を想定して、風量調整運転が行われる。ここで、本気流制御の説明では、室内ユニット(11)の4つの第1吹出口(24)を、図10、図12、図14及び図16において、図中上側の第1吹出口(24a)と、図中右側の第1吹出口(24b)と、図中下側の第1吹出口(24c)と、図中左側の第1吹出口(24d)とに区別する。なお、図9、図11、図13及び図15において、第1検知エリア(Sa)には、第1吹出口(24a)からの調和空気が、第2検知エリア(Sb)には、第1吹出口(24b)からの調和空気が、第3検知エリア(Sc)には、第1吹出口(24c)からの調和空気が、第4検知エリア(Sd)には、第1吹出口(24d)からの調和空気がそれぞれ吹き出される。
《4方向が高負荷エリアの場合》
図9に示すように、室内空間(R)の全ての検知エリア(Sa〜Sd)についてのセンサ部(71a)の温度測定値が閾値温度よりも低い場合は、全ての検知エリア(Sa〜Sd)が高負荷エリア(Ac)となる。この場合には、図10に示すように、吹き出しパターン(I)と、吹き出しパターン(II)とを、例えば、60秒ずつ交互に繰り返す。
ここで、図10の吹き出しパターン(I)では、2つの第1吹出口(24b,24d)で風ブロックモードを選択すると共に、2つの第1吹出口(24a,24c)で水平吹き出しモードを選択する。また、図10の吹き出しパターン(II)では、2つの第1吹出口(24a,24c)で風ブロックモードを選択すると共に、2つの第1吹出口(24b,24d)で水平吹き出しモードを選択する。
この場合、所定の基準時間(例えば、60秒×2パターン=120秒)当たりの4つの高負荷エリア(Ac)への吹き出し風量は、均等になる。
《3方向が高負荷エリアの場合》
図11に示すように、室内空間(R)の第1検知エリア(Sa)についてのセンサ部(71a)の温度測定値が閾値温度よりも高く、第2〜第4検知エリア(Sb〜Sd)についてのセンサ部(71a)の温度測定値が閾値温度よりも低い場合は、第1検知エリア(Sa)が低負荷エリア(Ah)となり、第2〜第4検知エリア(Sb〜Sd)が高負荷エリア(Ac)となる。この場合には、図12に示すように、吹き出しパターン(I)と、吹き出しパターン(II)と、吹き出しパターン(III)とを、例えば、120秒ずつ順に繰り返す。
ここで、図12の吹き出しパターン(I)では、2つの第1吹出口(24a,24d)で風ブロックモードを選択すると共に、2つの第1吹出口(24b,24c)で水平吹き出しモードを選択する。また、図12の吹き出しパターン(II)では、2つの第1吹出口(24a,24c)で風ブロックモードを選択すると共に、2つの第1吹出口(24b,24d)で水平吹き出しモードを選択する。また、図12の吹き出しパターン(III)では、2つの第1吹出口(24a,24b)で風ブロックモードを選択すると共に、2つの第1吹出口(24c,24d)で水平吹き出しモードを選択する。
すなわち、低負荷エリア(Ah)が1つであって高負荷エリア(Ac)が3つである場合には、風量調整運転において、1つの低負荷エリア(Ah)と3つの高負荷エリア(Ac)のうちの1つとへの調和空気の吹き出しを抑制する。そして、風量調整運転では、1つの低負荷エリア(Ah)への調和空気の吹き出しを常に抑制し且つ3つの高負荷エリア(Ac)のうち調和空気の吹き出しが抑制される1つの吹き出し方向を周期的に変更する。
この場合、1つの低負荷エリア(Ah)への吹き出し風量の所定の基準時間(例えば、120秒×3パターン=360秒)当たりの積算値が小さくなり、3つの高負荷エリア(Ac)への吹き出し風量のその基準時間当たりの積算値が均等に大きくなる。
《2方向が高負荷エリアの場合》
図13に示すように、室内空間(R)の第1、第2検知エリア(Sa,Sb)についてのセンサ部(71a)の温度測定値が閾値温度よりも高く、第3、第4検知エリア(Sc,Sd)についてのセンサ部(71a)の温度測定値が閾値温度よりも低い場合は、第1、第2検知エリア(Sa,Sb)が低負荷エリア(Ah)となり、第3、第4検知エリア(Sc,Sd)が高負荷エリア(Ac)となる。この場合には、図14に示すように、吹き出しパターン(I)を繰り返す。
ここで、図14の吹き出しパターン(I)では、2つの第1吹出口(24a,24b)で風ブロックモードを選択すると共に、2つの第1吹出口(24c,24d)で水平吹き出しモードを選択する。この場合、2つの低荷エリア(Ah)への調和空気の吹き出しは、常に抑制される。
《1方向が高負荷エリアの場合》
図15に示すように、室内空間(R)の第1〜第3検知エリア(Sa〜Sc)についてのセンサ部(71a)の温度測定値が閾値温度よりも高く、第4検知エリア(Sd)についてのセンサ部(71a)の温度測定値が閾値温度よりも低い場合は、第1〜第3検知エリア(Sa〜Sc)が低負荷エリア(Ah)となり、第4検知エリア(Sd)が高負荷エリア(Ac)となる。この場合には、図16に示すように、吹き出しパターン(I)と、吹き出しパターン(II)と、吹き出しパターン(III)とを、例えば、60秒ずつ順に繰り返す。
ここで、図16の吹き出しパターン(I)では、2つの第1吹出口(24b,24c)で風ブロックモードを選択すると共に、2つの第1吹出口(24a,24d)で水平吹き出しモードを選択する。また、図12の吹き出しパターン(II)では、2つの第1吹出口(24a,24c)で風ブロックモードを選択すると共に、2つの第1吹出口(24b,24d)で水平吹き出しモードを選択する。また、図12の吹き出しパターン(III)では、2つの第1吹出口(24a,24b)で風ブロックモードを選択すると共に、2つの第1吹出口(24c,24d)で水平吹き出しモードを選択する。
すなわち、低負荷エリア(Ah)が3つであって高負荷エリア(Ac)が1つである場合には、風量調整運転において、3つの低負荷エリアのうち2つへの調和空気の吹き出しを抑制する。そして、運転制御部(70)は、風量調整運転において、3つの低負荷エリア(Ah)のうち調和空気の吹き出しが抑制される2つの吹き出し方向を周期的に変更することによって、1つの高負荷エリア(Ac)への吹き出し風速を常に高く保つ。
これにより、1つの高負荷エリア(Ac)への吹き出し風量の所定の基準時間(例えば、60秒×3パターン=180秒)当たりの積算値が大きくなり、3つの低負荷エリア(Ah)への吹き出し風量のその基準時間当たりの積算値が均等に小さくなる。
−シミュレーションによる検証−
上記4方向が高負荷エリアの場合を想定して行ったシミュレーションの結果を説明する。ここで、図17は、実施例において、2方向への交互吹き出しを行った場合の室内の温度変化を示すグラフである。また、図18は、比較例において、4方向への同時吹き出しを行った場合の室内の温度変化を示すグラフである。なお、図17及び図18において、太実線aは、床面から高さ0.6mでの平均温度であり、破線bは、床面から高さ0.6mでの最高温度である、破線cは、床面から高さ0.6mでの最低温度であり、細実線dは、室内ユニットの吸い込み温度である。
実施例及び比較例では、空調対象空間の室内の広さを縦9.9m×横9.9m×高さ2.6mとし、室外温度を全て10℃とし、室内初期温度を10℃とした。そして、実施例では、水平面に対して下方の吹き出し角度20°で温度40℃の調和空気を吹き出し風量24m/分で、図10に示すように、2方向に60秒ずつ交互に吹き出した。また、比較例では、水平面に対して下方の吹き出し角度30°で温度40℃の調和空気を吹き出し風量36.5m/分で、図8(A)に示すように、4方向に均等に吹き出した。そして、実施例及び比較例において、室内の温度の変化と、室内ユニットの吸い込み温度の変化とを確かめた。
シミュレーションの結果としては、比較例では、図18に示すように、実施例よりも風量が多いので、平均温度が22℃に相対的に速く(566秒後に)到達し、その際の温度幅(最高温度と最低温度との温度差)が相対的に広く、平均温度と吸い込み温度との差も相対的に大きくなることが確認された。これに対して、実施例では、図17に示すように、比較例よりも風量が少ないので、平均温度が22℃に相対的に遅く(691秒後に)到達し、その際の温度幅(最高温度と最低温度との温度差)が相対的に狭く、平均温度と吸い込み温度との差も相対的に小さくなることが確認された。これらのシミュレーションの結果によれば、実施例では、比較例よりも、室内の温度ムラが抑制されて、効率的な暖房運転が可能であることが推察された。なお、比較例では、暖気が室内の天井側に停留し、室内の床面側が暖まり難いので、高さ方向の温度差が相対的に大きく、実施例では、暖気が室内の天井側に停留せずに、室内の床面側が暖まり易いので、高さ方向の温度差が相対的に小さくなることも確認された。
−実施形態の効果−
以上説明したように、本実施形態の空気調和装置(1)の室内ユニット(11)によれば、室内空間(R)の天井(U)に設置される室内ユニット(11)のケーシング(20)には、互いに異なる複数の吹き出し方向へ調和空気を吹き出し可能な吹出口(26)が設けられている。ここで、室内ユニット(11)の運転制御部(70)の気流制御部は、複数の吹き出し方向のうちの一部への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの吹き出し方向への吹き出し風速を高める風量調整運転を行う。この風量調整運転では、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向以外の吹き出し方向への吹き出し風速が高まるので、吹出口(26)から吹き出し風速が高まって吹き出される調和空気は、室内空間(R)における到達距離が長くなり、室内空間(R)のペリメータゾーンまで到達し易くなる。また、運転制御部(70)の気流制御部は、風量調整運転を行う際に、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更するので、吹き出し風速が高まって吹き出される吹き出し方向も周期的に変更される。これにより、吹出口(26)から吹き出される調和空気が室内空間(R)のペリメータゾーンまで到達し易くなるので、室内空間(R)の温度ムラを抑制することができる。
また、本実施形態の空気調和装置(1)の室内ユニット(11)によれば、室内ユニット(11)の負荷検知部(71)は、室内空間(R)のペリメータゾーンのうち、空調負荷が相対的に大きな高負荷エリア(Ac)と、その高負荷エリア(Ac)よりも空調負荷が小さな低負荷エリア(Ah)とを調和空気の各吹き出し方向毎に検知する。さらに、運転制御部(70)の気流制御部は、風量調整運転を行う際に、高負荷エリア(Ac)への吹き出し風量の所定の基準時間当たりの積算値が、低負荷エリア(Ah)への吹き出し風量のその基準時間当たりの積算値よりも大きくなるように、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更する。これにより、空調対象空間(R)において、高負荷エリア(Ac)への吹き出し風量が増えて、低負荷エリア(Ah)への吹き出し風量が減るので、空調対象空間(R)の温度ムラをいっそう抑制することができる。
一般的に、暖房運転においては、暖気の調和空気を複数の吹き出し方向の全ての方向へ吹き出すと、過剰な暖房になり易いものの、本実施形態の空気調和装置(1)の室内ユニット(11)によれば、複数の吹き出し方向のうちの一部への暖気の調和空気の吹き出しを抑制するので、過剰な暖房を抑制することができる。そのため、暖房運転においては、過剰な暖房を抑制しながら、室内空間(R)の温度ムラを抑制することができる。また、暖房運転においては、暖気の調和空気が室内空間(R)のペリメータゾーンまで到達し易くなることにより、その暖気の気流が循環し易くなるので、室内空間(R)を速やかに暖めることができる。
また、本実施形態の空気調和装置(1)の室内ユニット(11)によれば、運転制御部(70)の気流制御部は、風量調整運転によって吹き出し風速が高くなる吹き出し方向へ調和空気が水平吹き出しモードで吹き出されるように、調和空気の流れを制御する。そのため、天井(U)に設置された室内ユニット(11)の吹出口(26)から吹き出される調和空気が、例えば、空調対象空間(R)の壁面に当たった後に、その壁面及び床面(F)に順に沿って流れ、室内ユニット(11)に吸い込まれるように、室内空間(R)を循環する調和空気の気流を形成することができる。
また、本実施形態の空気調和装置(1)の室内ユニット(11)によれば、吹出口(26)は、互いに異なる方向へ調和空気を吹き出す複数の主吹出口(24)を備え、室内ユニット(11)のケーシング(20)には、複数の主吹出口(24)に隣接して配置されて室内空気を吸い込む吸込口(23)が設けられている。そして、運転制御部(70)の気流制御部は、風量調整運転において、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向に対応する主吹出口(24)から吹き出される調和空気の流れを、調和空気が吸込口(23)へ向かって吹き出され吸込口(23)へ吸い込まれるように制御する。そのため、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向に対応する主吹出口(24)では、風ブロックモードにおいて、調和空気が室内空間(R)の空間へ吹き出されないでそのまま隣接する吸込口(23)へ吸い込まれる、気流のショートサーキットを生じさせることができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態では、調和空気を吹き出す4つの吹き出し方向のうち、2つの吹き出し方向への調和空気の吹き出しを抑制する室内ユニット(11)を例示したが、本発明は、調和空気を吹き出す4つの吹き出し方向のうち、1つ又は3つの吹き出し方向への調和空気の吹き出しを抑制する室内ユニットにも適用することができる。
また、上記実施形態では、室内ユニット(11)の暖房運転時において、複数の吹き出し方向のうちの一部への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの吹き出し方向への吹き出し風速を高める風量調整運転を例示したが、本発明は、冷房運転時における風量調整運転にも適用することができる。
また、上記実施形態では、ケーシング(20)に高負荷エリア(Ac)及び低負荷エリア(Ah)を検知する負荷検知部(71)が設けられた室内ユニット(11)を例示したが、本発明は、負荷検知部(71)が省略された室内ユニットにも適用することができる。なお、負荷検知部(71)が省略された場合には、各吹き出し方向の吹き出し風量の積算値を考慮せずに、複数の吹き出し方向のうちの一部への調和空気の吹き出しを抑制して残りの吹き出し方向への吹き出し風速を高める風量調整運転を、調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更しながら行うことになる。
上記実施形態では、空気調和装置(1)の室内ユニット(11)は、天井(U)の開口部に嵌め込まれる天井埋込式に構成されている。しかしながら、室内ユニット(11)は、ケーシング(20)が天井に吊り下げられて、室内空間(R)に配置される天井吊下式の室内ユニットであってもよい。また、室内ユニット(11)の吹き出し方向は、ペリメータゾーンの高負荷エリアと低負荷エリアに対応する方向であればよく、4方向や8方向などに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、水平吹き出しモードと下吹き出しモードとが可能な室内ユニットについて例示したが、本発明は、室内ユニットの吹き出しモードを水平吹き出しモードと下吹き出しモードとに限定するものではない。例えば、風向調節羽根(51)がスイングする吹き出しモードを備えた室内ユニットであっても、水平吹き出しモードが可能であれば、本発明を適用することができ、場合によっては、水平吹き出しモードのみが可能な構成でも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、風向調整羽根(51)で負荷エリア(Ac)への風量と低負荷エリア(Ah)への風量とを異ならせる室内ユニット(11)を例示したが、本発明は、風向調整羽根(51)以外の構成で負荷エリア(Ac)への風量と低負荷エリア(Ah)への風量とを異ならせる室内ユニットにも適用することができる。
なお、上記実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物又はその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、天井に設置される空気調和装置の室内ユニットにおける暖房運転時の気流を制御する技術について有用である。
R 室内空間(空調対象空間)
U 天井
1 空気調和装置
11 室内ユニット
20 ケーシング
23 吸込口
24 第1吹出口(主吹出口)
26 吹出口
70 運転制御部
71 負荷検知部

Claims (6)

  1. 空調対象空間(R)の天井(U)に設置されるケーシング(20)を備え、該ケーシング(20)に互いに異なる複数の吹き出し方向へ調和空気を吹き出し可能な吹出口(26)が設けられた空気調和装置の室内ユニットであって、
    空調対象空間(R)のペリメータゾーンのうち、空調負荷が相対的に大きな高負荷エリアと、該高負荷エリアよりも空調負荷が小さな低負荷エリアとを上記各吹き出し方向毎に検知する負荷検知部(71)と、
    上記複数の吹き出し方向のうちの一部への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの吹き出し方向への吹き出し風速を高める風量調整運転を、上記高負荷エリアへの吹き出し風量の所定の基準時間当たりの積算値が上記低負荷エリアへの吹き出し風量の上記基準時間当たりの積算値よりも大きくなるように、上記調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向を周期的に変更しながら行うための運転制御部(70)とを備えていることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  2. 請求項1において、
    上記運転制御部(70)は、上記風量調整運転によって吹き出し風速が高くなる吹き出し方向へ調和空気が水平吹き出しモードで吹き出されるように、該調和空気の流れを制御することを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  3. 請求項1又は2において、
    90°ずつ異なる4つの吹き出し方向に調和空気を吹き出し可能に構成され、
    上記運転制御部(70)は、上記風量調整運転において上記4つの吹き出し方向のうち2つの吹き出し方向への調和空気の吹き出しを抑制することによって残りの2つの吹き出し方向への吹き出し風速を高めることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  4. 請求項3において、
    上記運転制御部(70)は、上記低負荷エリアが1つであって上記高負荷エリアが3つである場合に、上記風量調整運転において上記1つの低負荷エリアと上記3つの高負荷エリアのうちの1つとへの調和空気の吹き出しを抑制すると共に、上記1つの低負荷エリアへの調和空気の吹き出しを常に抑制し且つ上記3つの高負荷エリアのうち調和空気の吹き出しが抑制される吹き出し方向を周期的に変更しながら上記風量調整運転を行うことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  5. 請求項3において、
    上記運転制御部(70)は、上記低負荷エリアが3つであって上記高負荷エリアが1つである場合に、上記風量調整運転において上記3つの低負荷エリアのうちの2つへの調和空気の吹き出しを抑制すると共に、上記3つの低負荷エリアのうち調和空気の吹き出しが抑制される吹き出し方向を周期的に変更しながら上記風量調整運転を行うことによって、上記高負荷エリアへの吹き出し風速を常に高く保つことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  6. 請求項1〜5の何れか1つにおいて、
    上記吹出口(26)は、互いに異なる方向へ調和空気を吹き出す複数の主吹出口(24)を備え、
    上記ケーシング(20)には、上記複数の主吹出口(24)に隣接して配置されて室内空気を吸い込む吸込口(23)が設けられ、
    上記運転制御部(70)は、上記風量調整運転において調和空気の吹き出しを抑制する吹き出し方向に対応する主吹出口(24)から吹き出される調和空気の流れを、該調和空気が上記吸込口(23)へ向かって吹き出され該吸込口(23)へ吸い込まれるように制御することを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
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