JP2016070558A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換用チューブの変形を抑制する。
【解決手段】熱交換用チューブの外壁を構成する両扁平面にV字形の波状凹凸34,36を形成すると共に、熱交換用チューブの波状凹凸34,36に対してその内側の間隔を振幅とし、同一の波長で、同一のV字形で、同一のV字形の繰り返し幅で、波長の位相がπ(半波長)だけ異なり、V字形の繰り返しの位相がπ(V字の半分)だけ異なる波状凹凸44が形成されたインナーフィンを配置し、インナーフィンの波状凹凸44と熱交換用チューブの両扁平面の波状凹凸34,36との当接部を接合して一方側接合部46aおよび他方側接合部46bとする。これにより、熱交換用チューブ内に作用する圧力に対して熱交換用チューブが変形するのを抑制することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、熱交換器に関し、詳しくは、扁平な中空管として形成された複数の熱交換用チューブを有する熱交換器に関する。
従来、この種の熱交換器としては、冷媒の入口タンクと出口タンクとに冷媒を流通させて外気と熱交換する複数のチューブを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この熱交換器では、入口タンクに流入した冷媒を複数のチューブを流通させて出口タンクに至らせる間に複数のチューブと略垂直にチューブ間を通過する外気との熱交換により冷却する。そして、熱交換効率を高めるために、複数のチューブ間に冷却フィンが取り付けられている。
また、エンジンから排気された排ガスと貯湯タンクから取り出した排熱回収媒体との熱交換により排ガスの潜熱を回収するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この熱交換器では、貯湯タンクの底部から取り出した低温の排熱回収媒体に対向して排ガスが流れるようにし、熱交換後の排熱回収媒体を貯湯タンクの上部に戻すことにより、排熱回収効率の向上を図っている。
特開2001−167782号公報 特開2011−7192号公報
扁平な複数の熱交換用チューブを積層してなる熱交換器では、小型化や軽量化の必要から、熱交換効率の向上が望まれると共に、熱交換用チューブを形成する金属板材の板厚を薄くすることが望まれる。しかし、熱交換用チューブを形成する金属板材の板厚を薄くすると、熱交換用チューブ内に流れる熱交換媒体に作用する圧力により、熱交換用チューブが変形してしまう場合が生じる。
本発明の熱交換器は、熱交換用チューブの変形を抑制することを主目的とする。
本発明の熱交換器は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の熱交換器は、
扁平な中空管として形成された熱交換用チューブを複数積層し、前記熱交換用チューブ内に流れる第1熱交換媒体と隣接する熱交換用チューブの間に流れる第2熱交換媒体との間で熱交換を行なう熱交換器であって、
前記熱交換用チューブの両側の扁平面は、頂部が連続する頂部線および底部が連続する底部線がV字形を横方向に1つまたは複数連ねた形状の複数の波状凹凸が略全面に形成されており、
金属製の単一の板材をプレス加工することによって形成されて前記熱交換用チューブの内側に配置され、該熱交換用チューブの一方の扁平面のチューブ内側に形成される前記複数の波状凹凸における内側に凸の一方側凸部に接合される複数の一方側接合部と、該熱交換用チューブの他方の扁平面のチューブ内側に形成される前記複数の波状凹凸における内側に凸の他方側凸部に接合される複数の他方側接合部と、を有するインナーフィンを備える、
ことを特徴とする。
この本発明の熱交換器では、熱交換用チューブの両側の扁平面は、頂部が連続する頂部線および底部が連続する底部線がV字形を横方向に1つまたは複数連ねた形状の複数の波状凹凸が略全面に形成されている。隣接する熱交換用チューブの間に流れる第2熱交換媒体には、熱交換用チューブの表面に形成された頂部線によるV字形を乗り越える際に、その主流な流れとは異なるV字形を乗り越える熱交換に有効な2次流れが生じる。このため、こうした複数の波状凹凸が形成されていないものに比して熱交換効率を向上させることができる。しかも、複数の波状凹凸は、扁平面の曲げや捩れに対する剛性を高くするから、熱交換用チューブを板厚を薄くすることができる。また、本発明の熱交換器では、金属製の単一の板材をプレス加工することによって形成されて熱交換用チューブの内側に配置されるインナーフィンを備える。このインナーフィンは、熱交換用チューブの一方の扁平面のチューブ内側に形成される複数の波状凹凸における内側に凸の一方側凸部に接合される複数の一方側接合部と、熱交換用チューブの他方の扁平面のチューブ内側に形成される複数の波状凹凸における内側に凸の他方側凸部に接合される複数の他方側接合部と、を有するように形成されている。こうしたインナーフィンは、一方側接合部と他方側接合部との引っ張り応力や圧縮応力により、熱交換用チューブ内に作用する圧力に対して熱交換用チューブが変形するのを抑制することができ、熱交換用チューブの板厚を薄くすることができる。これらの結果、熱交換器の小型化と軽量化を図ることができる。しかも、インナーフィンは、金属製の単一の板材をプレス加工することによって形成されるから、加工も比較的容易に行なうことができる。なお、熱交換用チューブの接合やインナーフィンの一方側接合部や他方側接合部の接合はロウ付けなどにより行なわれるが、組み付け性を良好なものとするために、ロウ材を基材にクラッドしたクラッド材を用いて熱交換用チューブやインナーフィンを形成するのが好ましい。
こうした本発明の熱交換器において、前記インナーフィンは、頂部が連続する頂部線および底部が連続する底部線がV字形を横方向に1つまたは複数連ねた形状で前記一方側凸部と前記他方側凸部との間隔が振幅となる複数の波状凹凸が略全面に形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、インナーフィンに形成した複数の波状凹凸と熱交換用チューブの両側の扁平面に形成された複数の波状凹凸との当接部が一方側接合部や他方側接合部として機能する。
この複数の波状凹凸を形成したインナーフィンを備える態様の本発明の熱交換器において、前記インナーフィンに形成された前記複数の波状凹凸は、前記熱交換用チューブの扁平面に形成された複数の波状凹凸に対して、同じ波長で、同じV字形で、且つ、波長の位相またはV字形の繰り返しの位相の少なくとも一方が異なるように形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、インナーフィンの複数の波状凹凸と熱交換用チューブの両側の扁平面に形成された複数の波状凹凸との交点を多数構成することができる。この場合、前記インナーフィンに形成された前記複数の波状凹凸は、前記熱交換用チューブの扁平面に形成された複数の波状凹凸に対して、波長の位相がπだけ異なると共にV字形の繰り返しの位相がπだけ異なるように形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、熱交換用チューブの一方側凸部のV字形とインナーフィンの凸部のV字形との交点とV字の屈曲点とを一方側接合部とし、熱交換用チューブの他方側凸部のV字形とインナーフィンの凹部のV字形との交点とV字の屈曲点とを他方側接合部とすることができ、一方側接合部や他方側接合部を幾何学的に均等に配置することができる。この結果、熱交換用チューブ内に作用する圧力に対して熱交換用チューブが変形するのを抑制することができる。
また、複数の波状凹凸を形成したインナーフィンを備える態様の本発明の熱交換器において、前記インナーフィンに形成された前記複数の波状凹凸は、前記熱交換用チューブの扁平面に形成された複数の波状凹凸に対して、同じ波長で、幅は同じで縦方向に僅かに長いV字形で、且つ、波長の位相がπだけ異なると共にV字形の繰り返しの位相がπだけ異なるように形成されている、ものとすることもできる。この場合も、上述したものと同様に、熱交換用チューブの一方側凸部のV字形とインナーフィンの凸部のV字形との交点とV字の屈曲点とを一方側接合部とし、熱交換用チューブの他方側凸部のV字形とインナーフィンの凹部のV字形との交点とV字の屈曲点とを他方側接合部とすることができる。しかもインナーフィンの複数の波状凹凸を、熱交換用チューブの複数の波状凹凸のV字形に対して幅は同じで縦方向に僅かに長いV字形としたので、製造誤差や組み付け時の若干の位置決め不足が生じても、V字の屈曲点を確実に一方側接合部または他方側接合部とすることができる。
本発明の熱交換器において、前記インナーフィンは、高さが前記一方側凸部と前記他方側凸部の間隔となるように形成されたオフセットフィンである、ものとすることもできる。こうすれば、オフセットフィンの一方側凸部側に形成された平坦面が一方側凸部に当接して一方側接合部を構成し、オフセットフィンの他方側凸部側に形成された平坦面が他方側凸部に当接して他方側接合部を構成する。この場合、前記インナーフィンは、前記一方側凸部に当接する第1頂部平坦面と前記他方側凸部に当接する第1底部平坦面とが交互に直線上に配列する第1凹凸と前記一方側凸部に当接する第2頂部平坦面と前記他方側凸部に当接する第2底部平坦面とが交互に直線上に配列する第2凹凸とが、交互に、且つ、前記第2凹凸が前記第1凹凸に対して1/4波長だけずれて配列するように形成されており、前記第1凹凸における前記第1頂部平坦面および前記第1底部平坦面の直線方向の長さ及び前記第2凹凸における前記第2頂部平坦面および前記第2底部平坦面の直線方向の長さは、V字形の繰り返し幅に一致するように形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、第1頂部平坦面や第1底部平坦面,第2頂部平坦面,第2底部平坦面を熱交換用チューブの両扁平面に形成された波状凹凸における内側に凸の一方側凸部や他方側凸部の頂部が連続するV字形の隣接する屈曲部に当接して一方側接合部や他方側接合部を構成することができる。この結果、熱交換用チューブ内に作用する圧力に対して熱交換用チューブが変形するのを良好に抑制することができる。
本発明の熱交換器において、前記インナーフィンは、前記一方側凸部に当接する一方側平面と、前記他方側凸部に当接する他方側平面と、前記一方側平面と前記他方側平面とを対称に斜めに支持する複数の支持斜面と、を有するように形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、一方側凸部が一方側平面に当接してV字形の一方側接合部を構成し、他方側接合部が他方側平面に当接してV字形の他方側接合部を構成する。この場合、第1熱交換媒体と第2熱交換媒体は直交流となるように熱交換器を構成するのが好ましい。即ち、隣接する熱交換用チューブの間の第2熱交換媒体については熱交換用チューブの両側の扁平面に形成された複数の波状凹凸のV字形を乗り越えるように流し、熱交換用チューブ内の第1熱交換媒体については熱交換用チューブの両側の扁平面に形成された複数の波状凹凸のV字形に沿ってジグザグ屈曲するように流すのである。こうした態様の本発明の熱交換器において、前記インナーフィンは、オフセットフィンの上部の複数の平坦面が連続して前記一方側平面となるように、且つ、オフセットフィンの下部の複数の平坦面が連続して前記他方側平面となるように、オフセットフィンを加工して形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、容易にインナーフィンを形成することができる。
本発明の熱交換器において、前記インナーフィンは、前記一方側接合部と前記他方側接合部との間に貫通孔または切り起こしが形成されている、ものとすることもできる。こうすれば、第1熱交換媒体の流通を良好なものとすることができる。
本発明の一実施例としての熱交換器20の構成の概略を示す説明図である。 実施例の熱交換器20に用いる複数の熱交換用チューブ30の外観を側面から示す側面図である。 熱交換用チューブ30の構成を説明するための説明図である。 図3の熱交換用チューブ30のA−A断面を説明する説明図である。 図3の熱交換用チューブ30のB−B断面を説明する説明図である。 熱交換用チューブ30の一方側の扁平面における波状凹凸34の底部線34bを示す説明図である。 インナーフィン40の波状凹凸44の頂部線44aを示す説明図である。 図6に図7を重ねることにより得られる一方側接合部46aを示す説明図である。 変形例のインナーフィン140の波状凹凸144の頂部線144aを説明する説明図である。 変形例のインナーフィン240の構成を説明するための説明図である。 変形例のインナーフィン340の波状凹凸344における頂部線344aを示す説明図である。 図6に図11を重ねることにより得られる一方側接合部346aを示す説明図である。 変形例のインナーフィン440の外観の一部を示す部分外観図である。 変形例のインナーフィン440を用いた熱交換用チューブの断面を示す断面図である。 変形例のインナーフィン540を用いた熱交換用チューブの断面を示す断面図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としての熱交換器20の構成の概略を示す説明図であり、図2は実施例の熱交換器20に用いる複数の熱交換用チューブ30の外観を側面から示す側面図である。実施例の熱交換器20は、図示するように、長手方向が鉛直方向となるように並列に配置した複数の熱交換用チューブ30と、この複数の熱交換用チューブ30を収納するシェル50と、を備える。
各熱交換用チューブ30は、金属材料(例えば、ステンレスやアルミニウムなど)による板材を用いて全体として略矩形形状の扁平な中空管となるようプレス加工により形成され、長手方向が鉛直方向となるように積層され、接触点がロウ付けにより接合されて構成されている。各熱交換用チューブ30の鉛直下方の下端近傍に形成された流入口31は、各熱交換用チューブ30を積層することにより隣接する熱交換用チューブ30の流入口31と接合され、各流入口31を連通する連絡管31aを形成する。また、各熱交換用チューブ30の鉛直上方の上端近傍に形成された流出口32も、流入口31と同様に、各熱交換用チューブ30を積層することにより隣接する熱交換用チューブ30の流出口32と接合され、各流出口32を連通する連絡管32aを形成する。したがって、水やオイルなどの第1熱交換媒体は、各熱交換用チューブ30の流入口31から流入して鉛直上方に流れ、各熱交換用チューブ30の流出口32から流出する。
シェル50は、各熱交換用チューブ30と同様に、金属材料(例えば、ステンレスやアルミニウムなど)による板材により、連絡管31a,32aにより連結された複数の熱交換用チューブ30を収納する略直方体形状のケースとして形成されている。シェル50の上方には流入口51が形成されており、シェル50の下方には流出口52が形成されている。したがって、空気や排ガスなどの第2熱交換媒体は、シェル50の上方に形成された流入口51から流入し、複数の熱交換用チューブ30の間を通り、シェル50の下方に形成された流出口52から流出する。
各熱交換用チューブ30の両扁平面には、滑らかな曲面により複数の波状凹凸34,36が形成されている。図1では、熱交換用チューブ30の両扁平面のうちの一方側の扁平面33の波状凹凸34を示しており、両扁平面のうちの他方側の扁平面35の波状凹凸36については括弧書きとした。波状凹凸34,36は、複数の実線で示す波の頂部が連続する頂部線34a,36aと、複数の破線で示す底部が連続する底部線34b,36bと、が交互に共にV字を横方向に連ねた形状となるように形成されている。ここで、波の頂部は、波の凸部と凹部とが正弦波で示されたときの90度の位置、即ち最大値の位置(凸部の頂)を意味しており、波の底部は、波の凸部と凹部とが正弦波で示されたときの270度の位置、即ち最小値の位置(凹部の底)を意味している。このように、各熱交換用チューブ30の両扁平面に波状凹凸34,36を形成するのは、第2熱交換媒体を流したときに、第2熱交換媒体の主要な流れの他に熱交換に有効な二次流れを生じさせるためである。なお、実施例の熱交換用チューブ30では、両扁平面のうちの一方側の扁平面の波状凹凸34と他方側の扁平面の波状凹凸36とが平行になるように、即ち、一方側の扁平面の波状凹凸34の頂部線34aと他方側の扁平面の波状凹凸36の底部線36bとが整合すると共に一方側の扁平面の波状凹凸34の底部線34bと他方側の扁平面の波状凹凸36の頂部線36aとが整合するように配置した。なお、熱交換用チューブ30の内側から見ると、一方側の扁平面33の波状凹凸34における底部線34bは内側に凸の一方側凸部の頂部が連続する線となり、他方側の扁平面35の波状凹凸36における底部線36bは内側に凸の他方側凸部の頂部が連続する線となる。
実施例の熱交換用チューブ30は、両扁平面33,35に形成された波状凹凸34,36と同様の波状凹凸44が形成されたインナーフィン40が内側に配置されている。インナーフィン40は、金属材料による板材をプレス加工により形成されている。インナーフィン40の波状凹凸44は、振幅が熱交換用チューブ30の一方側の扁平面33の波状凹凸34における底部線34bで表わされる一方側凸部の頂部と他方側の扁平面35の波状凹凸36における底部線36bで表わされる他方側凸部の頂部との間隔に一致するように、熱交換用チューブ30の両扁平面33,35に形成された波状凹凸34,36に対して、同じ波長で、頂部線44aおよび底部線44bが同じV字形となるように、且つ、一方側の扁平面33の波状凹凸34に対して、波長の位相がπ(半波長)だけ異なると共にV字形の繰り返しの位相がπ(V字の半分)だけ異なるように形成されている。図3は、熱交換用チューブ30の構成を説明するための説明図であり、図4は、図3の熱交換用チューブ30のA−A断面を説明する説明図であり、図5は図3の熱交換用チューブ30のB−B断面を説明する説明図である。図3中、太実線は一方側の扁平面33における波状凹凸34の底部線34b(一方側凸部の頂部が連続する線)を示し、太破線は他方側の扁平面35における波状凹凸36の底部線36b(他方側凸部の頂部が連続する線)を示し、細一点鎖線はインナーフィン40の波状凹凸44の頂部線44aを示し、細二点鎖線はインナーフィン40の波状凹凸44の底部線44bを示す。図4および図5中、太実線は一方側の扁平面33における波状凹凸34を示し、太破線は他方側の扁平面35における波状凹凸36を示し、細実線はインナーフィン40の波状凹凸44を示す。
インナーフィン40は、波状凹凸44の頂部線44aと一方側の扁平面33における波状凹凸34の底部線34bとが接触する接触点が一方側接合部46aとして接合されており、波状凹凸44の底部線44bと他方側の扁平面35における波状凹凸36の底部線36bとが接触する接触点が他方側接合部46bとして接合されている。これらの接合はロウ付けにより行なわれている。図3〜図5には、一方側接合部46aを黒丸印で示し、他方側接合部46bを黒四角印で示した。図6は一方側の扁平面33における波状凹凸34の底部線34bを示す説明図であり、図7はインナーフィン40の波状凹凸44の頂部線44aを示す説明図であり、図8は、図6に図7を重ねることにより得られる一方側接合部46aを示す説明図である。一方側接合部46aは、図6〜図8に示すように、インナーフィン40の波状凹凸44の頂部線44aと熱交換用チューブ30の一方側の扁平面33における波状凹凸34の底部線34bとの交点と、インナーフィン40の波状凹凸44の頂部線44aの屈曲部(一方側の扁平面33における波状凹凸34の底部線34bの屈曲部)と、に形成され、幾何学的に均等に配置されている。他方側接合部46bも同様に、インナーフィン40の波状凹凸44の底部線44bと熱交換用チューブ30の他方側の扁平面35における波状凹凸36の底部線36bとの交点と、インナーフィン40の波状凹凸44の底部線44bの屈曲部(他方側の扁平面35における波状凹凸36の底部線36bの屈曲部)と、に形成され、複数の一方側接合部46aと共に幾何学的に均等に配置されている。したがって、熱交換用チューブ30の流入口31から流入した第1熱交換媒体は、インナーフィン40により熱交換用チューブ30の一方側の扁平面33との間と他方側の扁平面35との間とに分かれて鉛直上方に流れ、合流して熱交換用チューブ30の流出口32から流出する。
実施例の熱交換器20では、熱交換用チューブ30の両扁平面33,35やインナーフィン40をロウ材がクラッドされたクラッド板材により形成し、インナーフィン40を挿入した状態の熱交換用チューブ30を隣接する熱交換用チューブ30と流入口31および流出口32が整合するように積層し、この積層体をロウ材が溶ける温度まで加熱する炉に入れてロウ付けを行なって積層体を形成し、この積層体を別に形成したシェル50に配置することによって組み付けられる。
こうして構成された熱交換器20に対して熱交換用チューブ30の内側に流れる第1熱交換媒体に圧力を作用させたときを考える。このとき、熱交換用チューブ30内の圧力は全体としては熱交換用チューブ30の外壁を形成する両扁平面33,35を膨らませるように作用するが、熱交換用チューブ30の両扁平面33,35は一方側接合部46aおよび他方側接合部46bによりインナーフィン40と接合されているため、インナーフィン40の一方側接合部46aと他方側接合部46bとの間に引っ張り応力が作用し、両扁平面33,35の変形を抑制する。
以上説明した実施例の熱交換器20によれば、熱交換用チューブ30の外壁を構成する両扁平面33,35にV字形を横方向に連ねた形状の波状凹凸34,36を形成すると共に、熱交換用チューブ30の波状凹凸34,36に対してその内側の間隔を振幅とし、同一の波長で、同一のV字形で、同一のV字形の繰り返し幅で、波長の位相がπ(半波長)だけ異なり、V字形の繰り返しの位相がπ(V字の半分)だけ異なる波状凹凸44が形成されたインナーフィン40を配置し、インナーフィン40の波状凹凸44と熱交換用チューブ30の両扁平面33,35における波状凹凸34,36との当接部を接合して一方側接合部46aおよび他方側接合部46bとすることにより、熱交換用チューブ30内に作用する圧力に対して熱交換用チューブ30が変形するのを抑制することができる。この結果、熱交換用チューブ30を形成する両扁平面33,35の板厚を薄くすることができ、熱交換器20の小型化と軽量化を図ることができる。しかも、熱交換用チューブ30の外壁を構成する両扁平面33,35にV字形の波状凹凸34,36を形成したので、隣接する熱交換用チューブ30の間に流れる第2熱交換媒体に主要な流れの他に熱交換に有効な二次流れを生じさせることができる。この結果、熱交換効率を高くすることができ、熱交換器20の小型化と軽量化を図ることができる。また、熱交換用チューブ30の両扁平面33,35やインナーフィン40をクラッド板材により形成するから、熱交換用チューブ30の積層体を高い精度で容易に構成することができる。
実施例の熱交換器20では、インナーフィン40の波状凹凸44を、熱交換用チューブ30の両扁平面33,35に形成された波状凹凸34,36に対して、頂部線44aおよび底部線44bが同じV字形となるように形成するものとしたが、頂部線44aおよび底部線44bによるV字形の縦方向の長さが熱交換用チューブ30の両扁平面に形成された波状凹凸34,36より若干長くなるように形成するものとしてもよい。図9は変形例のインナーフィン140の波状凹凸144の頂部線144aを説明する説明図である。図中、実線は変形例のインナーフィン140における波状凹凸144の頂部線144aを示し、一点鎖線は実施例のインナーフィン40における波状凹凸44の頂部線44aを示す。変形例のインナーフィン140における波状凹凸144の頂部線144aは、V字形の縦方向の長さが若干長くなるように形成したため、頂部線144aの屈曲点は、実施例に比して上下に若干量だけ突出する。実施例では、図8に示すように、インナーフィン40の波状凹凸44の頂部線44aの屈曲部と熱交換用チューブ30の一方側の扁平面における波状凹凸34の底部線34bの屈曲部とは一点で接触するが、実施例のインナーフィン40に代えて変形例のインナーフィン140を用いると、頂部線144aの屈曲点が実施例に比して上下に突出しているため、波状凹凸34における底部線34bの屈曲部との接触は厳密に解すれば2点の交点に生じる。ロウ付けによりある程度の接合面積を得ることができることを考慮すると、変形例のインナーフィン140を用いることにより、底部線34bの屈曲部における接合面積は、変形例の方が実施例より大きくなる。したがって、底部線34b,36bの屈曲部における接合の強度を高くすることができる。また、変形例のインナーフィン140を用いると、組み付け時に熱交換用チューブ内のインナーフィン140の位置が上下に若干ずれても、波状凹凸144の頂部線144aの屈曲部や底部線144bの屈曲部が底部線34bの屈曲部や底部線36bの屈曲部に整合するから、底部線34b,36bの屈曲部における接合をより確実に行なうことができる。
実施例の熱交換器20では、インナーフィン40に波状凹凸44を形成するものとしたが、インナーフィンに貫通孔を形成したり切り起こしを形成したりするものとしてもよい。図10は、変形例のインナーフィン240の構成の一例を説明するための説明図である。図中、太実線は熱交換用チューブ30の一方側の扁平面33における波状凹凸34の底部線34b(一方側凸部の頂部が連続する線)であり、太破線は熱交換用チューブ30の他方側の扁平面35における波状凹凸36の底部線36b(他方側凸部の頂部が連続する線)であり、細一点鎖線は変形例のインナーフィン240における波状凹凸244の頂部線244aを示し、細二点鎖線は変形例のインナーフィン240における波状凹凸244の底部線244bを示す。また、黒丸印は一方側接合部46aを示し、黒四角印は他方側接合部46bを示す。変形例のインナーフィン240の鉛直線上における一方側接合部46aと他方側接合部46bとの間には、三角形状の切り起こし248a,248bが形成されている。切り起こし248aは、鉛直下から上に向けて一方側接合部46a,他方側接合部46bの順になる両接合部46a,46bの間に配置されており、図10の紙面の表面側に切り起こされている。また、切り起こし248bは、鉛直下から上に向けて他方側接合部46b,一方側接合部46aの順になる両接合部46b,46aの間に配置されており、図10の紙面の裏面側に切り起こされている。実施例でも説明したように、熱交換用チューブ内の第1熱交換媒体は、鉛直下から鉛直上に向けて流れるから、切り起こし248a,248bを形成することにより形成される貫通孔をスムースに流れるようになる。このように、インナーフィンに貫通孔や切り起こしを形成することにより、第1熱交換媒体の流通を良好なものとすることができる。
実施例の熱交換器20では、インナーフィン40の波状凹凸44を、熱交換用チューブ30の両扁平面33,35に形成された波状凹凸34,36に対して、同じ波長で、頂部線44aおよび底部線44bが同じV字形となるように、且つ、一方側の扁平面33の波状凹凸34に対して、波長の位相がπ(半波長)だけ異なると共にV字形の繰り返しの位相がπ(V字の半分)だけ異なるように形成するものとしたが、インナーフィン40の波状凹凸44の頂部線44aと熱交換用チューブ30の一方側の扁平面33における波状凹凸34の底部線34b(一方側凸部の頂部が連続する線)とが交差すると共にインナーフィン40の波状凹凸44の底部線44bと他方側の扁平面35における波状凹凸36の底部線36b(他方側凸部の頂部が連続する線)とが交差すればよいから、インナーフィン40の波状凹凸44を、熱交換用チューブ30の両扁平面33,35に形成された波状凹凸34,36に対して、異なる波長としたり、頂部線および底部線が異なるV字形となるようにしたり、波長の位相かV字形の繰り返しの位相の何れか或いは双方が同一又は異なるように形成するものとしてもよい。図11は、変形例のインナーフィン340の波状凹凸344における頂部線344aを示す説明図であり、図12は、図6に図11を重ねることにより得られる一方側接合部346aを示す説明図である。変形例のインナーフィン340の波状凹凸344は、熱交換用チューブ30の一方側の扁平面33の波状凹凸34に対して、同じ波長で、頂部線44aおよび底部線44bが同じV字形となるように、且つ、波長の位相は同じで、V字形の繰り返しの位相をπ(V字の半分)だけ異なるように形成されている。この変形例のインナーフィン340を用いた場合、図12に示すように、インナーフィン340における波状凹凸344の頂部線344aと熱交換用チューブ30の一方側の扁平面33における波状凹凸34の底部線34b(一方側凸部の頂部が連続する線)との交点に一方側接合部346aが形成されるが、一方側接合部346aは、実施例に比して、その数と均等配置性に劣るものの、インナーフィンを用いないものに比して、熱交換用チューブ30内に作用する圧力に対して熱交換用チューブ30が変形するのを抑制することができる。
実施例の熱交換器20では、インナーフィン40に波状凹凸44を形成するものとしたが、インナーフィンをオフセットフィンとして形成するものとしてもよい。図13は、変形例のインナーフィン440の外観の一部を示す部分外観図であり、図14は、変形例のインナーフィン440を用いた熱交換用チューブの断面を示す断面図である。変形例のインナーフィン440は、図示するように、一方側の扁平面33に当接するように形成された第1頂部平坦面444aと他方側の扁平面35に当接するように形成された第1底部平坦面444bとが直線上に繰り返す第1凹凸444と、一方側の扁平面33に当接するように形成された第2頂部平坦面445aと他方側の扁平面35に当接するように形成された第2底部平坦面445bとが直線上に繰り返す第2凹凸445と、が交互に配列するように形成されている。そして、第2凹凸445は、第1凹凸444に対して1/4波長(第1頂部平坦面444aの直線方向の長さの半分)だけずれるように配列している。また、第1凹凸444における第1頂部平坦面444aや第1底部平坦面444b,第2凹凸445における第2頂部平坦面445aや第2底部平坦面445bの直線方向の長さ(図14における左右方向の長さ)は、両扁平面33,35の波状凹凸34,36のV字形の繰り返し幅に一致するように形成されている。このため、第1頂部平坦面444aや第1底部平坦面444b,第2頂部平坦面445a,第2底部平坦面445bは、適当に配置することにより波状凹凸34,36の底部線34b,36bのV字形の隣接する屈曲部に当接して一方側接合部446aや他方側接合部446bを構成する。図14はこの状態を示している。こうした変形例のインナーフィン440を用いた熱交換用チューブでも一方側接合部446aと他方側接合部446bとの間で引っ張り応力が作用し、熱交換用チューブの変形を抑制することができる。
図15は、変形例のインナーフィン540を用いた熱交換用チューブの断面を示す断面図である。変形例のインナーフィン540は、図13,図14に例示したインナーフィン440を図14中左右方向から押して隣接する第1頂部平坦面444aや第2頂部平坦面445aが連続して接合されて一方側平面544aを形成すると共に隣接する第1底部平坦面444bや第2底部平坦面445bが連続して接合されて他方側平面544bを形成することによって構成されている。この場合、図14における第1凹凸444の第1頂部平坦面444aと第1底部平坦面444bとを連結する垂直壁や第2凹凸445の第2頂部平坦面445aと第2底部平坦面445bとを連結する垂直壁は、一方側平面544aと他方側平面544bとを支持するよう交互に連続する斜壁となる。こうした構成はトラス構造となるため、熱交換用チューブの剛性を非常に高めることができ、その変形をより抑制することができる。ただし、この場合、第1熱交換媒体と第2熱交換媒体とを対向流とすると、第1熱交換媒体は一方側平面544aと他方側平面544bとの間にしか流れないため、各平坦面444a,444b,445a,445bに貫通孔や切り起こしを形成しておき、一方側平面544aや他方側平面544bに複数の貫通孔や切り起こしが形成されているものとするのが好ましい。また、第1熱交換媒体と第2熱交換媒体とが直交流となるように熱交換器を構成してもよい。即ち、隣接する熱交換用チューブの間の第2熱交換媒体については熱交換用チューブの両側の扁平面に形成された複数の波状凹凸34,36のV字形を乗り越えるように流し、熱交換用チューブ内の第1熱交換媒体については熱交換用チューブの両側の扁平面に形成された複数の波状凹凸34,36のV字形に沿ってジグザグ屈曲するように流すのである。
実施例の熱交換器20やその変形例では、第1熱交換媒体と第2熱交換媒体とを対向流とするものとしたが、第1熱交換媒体と第2熱交換媒体とを直交流とするものとしてもよいし、第1熱交換媒体や第2熱交換媒体の一方または双方が迂流するようにしても構わない。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、熱交換器の製造産業などに利用可能である。
20 熱交換器、30 熱交換用チューブ、31 流入口、32 流出口、31a,32a 連絡管、33 一方側の扁平面、34,36 波状凹凸、34a 頂部線、34b 底部線、35 他方側の扁平面、36a 頂部線、36b 底部線、40,140,340,440,540 インナーフィン、44,144,244,344 波状凹凸、44a,144a,344a 頂部線、44b 底部線、46a,346a,446a 一方側接合部、46b,446b 他方側接合部、50 シェル、51 流入口、52 流出口、248a,248b 切り起こし、444 第1凹凸、444a 第1頂部平坦面、444b 第1底部平坦面、445 第2凹凸、445a 第2頂部平坦面、445b 第2底部平坦面、544a 一方側平面、544b 他方側平面。

Claims (10)

  1. 扁平な中空管として形成された熱交換用チューブを複数積層し、前記熱交換用チューブ内に流れる第1熱交換媒体と隣接する熱交換用チューブの間に流れる第2熱交換媒体との間で熱交換を行なう熱交換器であって、
    前記熱交換用チューブの両側の扁平面は、頂部が連続する頂部線および底部が連続する底部線がV字形を横方向に1つまたは複数連ねた形状の複数の波状凹凸が略全面に形成されており、
    金属製の単一の板材をプレス加工することによって形成されて前記熱交換用チューブの内側に配置され、該熱交換用チューブの一方の扁平面のチューブ内側に形成される前記複数の波状凹凸における内側に凸の一方側凸部に接合される複数の一方側接合部と、該熱交換用チューブの他方の扁平面のチューブ内側に形成される前記複数の波状凹凸における内側に凸の他方側凸部に接合される複数の他方側接合部と、を有するインナーフィンを備える、
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1記載の熱交換器であって、
    前記インナーフィンは、頂部が連続する頂部線および底部が連続する底部線がV字形を横方向に1つまたは複数連ねた形状で前記一方側凸部と前記他方側凸部との間隔が振幅となる複数の波状凹凸が略全面に形成されている、
    熱交換器。
  3. 請求項2記載の熱交換器であって、
    前記インナーフィンに形成された前記複数の波状凹凸は、前記熱交換用チューブの扁平面に形成された複数の波状凹凸に対して、同じ波長で、同じV字形で、且つ、波長の位相またはV字形の繰り返しの位相の少なくとも一方が異なるように形成されている、
    熱交換器。
  4. 請求項3記載の熱交換器であって、
    前記インナーフィンに形成された前記複数の波状凹凸は、前記熱交換用チューブの扁平面に形成された複数の波状凹凸に対して、波長の位相がπだけ異なると共にV字形の繰り返しの位相がπだけ異なるように形成されている、
    熱交換器。
  5. 請求項2記載の熱交換器であって、
    前記インナーフィンに形成された前記複数の波状凹凸は、前記熱交換用チューブの扁平面に形成された複数の波状凹凸に対して、同じ波長で、幅は同じで縦方向に僅かに長いV字形で、且つ、波長の位相がπだけ異なると共にV字形の繰り返しの位相がπだけ異なるように形成されている、
    熱交換器。
  6. 請求項1記載の熱交換器であって、
    前記インナーフィンは、高さが前記一方側凸部と前記他方側凸部の間隔となるように形成されたオフセットフィンである、
    熱交換器。
  7. 請求項6記載の熱交換器であって、
    前記インナーフィンは、前記一方側凸部に当接する第1頂部平坦面と前記他方側凸部に当接する第1底部平坦面とが交互に直線上に配列する第1凹凸と前記一方側凸部に当接する第2頂部平坦面と前記他方側凸部に当接する第2底部平坦面とが交互に直線上に配列する第2凹凸とが、交互に、且つ、前記第2凹凸が前記第1凹凸に対して1/4波長だけずれて配列するように形成されており、
    前記第1凹凸における前記第1頂部平坦面および前記第1底部平坦面の直線方向の長さ及び前記第2凹凸における前記第2頂部平坦面および前記第2底部平坦面の直線方向の長さは、V字形の繰り返し幅に一致するように形成されている、
    熱交換器。
  8. 請求項1記載の熱交換器であって、
    前記インナーフィンは、前記一方側凸部に当接する一方側平面と、前記他方側凸部に当接する他方側平面と、前記一方側平面と前記他方側平面とを対称に斜めに支持する複数の支持斜面と、を有するように形成されている、
    熱交換器。
  9. 請求項8記載の熱交換器であって、
    前記インナーフィンは、オフセットフィンの上部の複数の平坦面が連続して前記一方側平面となるように、且つ、オフセットフィンの下部の複数の平坦面が連続して前記他方側平面となるように、オフセットフィンを加工して形成されている、
    熱交換器。
  10. 請求項1ないし9のうちのいずれか1つの請求項に記載の熱交換器であって、
    前記インナーフィンは、前記一方側接合部と前記他方側接合部との間に貫通孔または切り起こしが形成されている、
    熱交換器。
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