JP2016070543A - 熱交換チューブ - Google Patents
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Abstract
【課題】燃焼器において燃焼する気体と接触する表面積を拡張し、熱交換率を高めることのできる熱交換チューブを提供する【解決手段】アルミ材をプレス加工して、断面に3つ、もしくはさらに多くの扇形部が出現するように形成してなる挿設体と、及び該挿設体を収納し、内周面が該挿設体の外周面に接触する収納体と、によって熱交換チューブを構成する。【選択図】図2
Description
この発明は、例えば蒸気ボイラーの燃焼器などから発生する熱を効率よく利用するために好適な熱交換チューブに関する。
従来の熱交換チューブは、例えば大韓民国特許公開10−2013−0098292号公報に見られるように、挿設体と該挿設体を挿設する収納部とを含んでなる。図1、1Aに開示するように従来の熱交換チューブにおける挿設体2は、断面に2つの半円形を呈する部分が出現し、かつ該2つの半円形を呈する部分を合わせて円形を呈する断面とし、この状態において円柱状となった挿設体2を結収納体1に収納する。
上述する構造の熱交換チューブは熱交換率が低いという欠点を有する。よって、挿設体の表面積を拡張し、燃焼器の燃焼する気体と接触させる必要がある。
大韓民国特許公開10−2013−0098292号公報
この発明は、燃焼器において燃焼する気体と接触する表面積を拡張し、熱交換率を高めることのできる熱交換チューブを提供することを課題とする。
そこで、本発明者は従来の熱交換チューブに見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、アルミ材をプレス加工で折り畳んで、断面に3つ、もしくはさらに多くの扇形部が出現するように形成してなる挿設体と、及び該挿設体を収納した収納体と、によってなり、かつ該挿設体の外周面が該収納体の内周面に接触する熱交換チューブによってなる熱交換チューブによって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づいて本発明を完成させた。以下この発明について説明する。
請求項1に記載する熱交換チューブは、請求項1におけるアルミ材をプレス加工で折り畳んで断面に3つ、もしくはさらに多くの扇形部が出現するように形成してなる挿設体と、該挿設体を収納した収納体と、によってなり、かつ該挿設体の外周面が該収納体の内周面に接触する。係る熱交換チューブは燃焼器から発生した熱を外部に伝導するために用いる。
請求項2記載する熱交換チューブは、請求項1における挿設体の断面に三つの扇形部が出現し、かつそれぞれの該扇形部が120度の中心角を有する。
請求項3記載する熱交換チューブは、請求項1における挿設体の断面に四つの扇形部が出現し、かつそれぞれの該扇形部が90度の中心角を有する。
請求項4に記載する熱交換チューブは、請求項1における挿設体の断面に中間部と、該中間部の左側に位置する左扇形部と、該中間部の右側に位置する右扇形部とが出現する。
請求項5に記載する熱交換チューブは、請求項1から請求項4の任意の1項における挿設体が内周面に複数の鰭部を具え、かつ該鰭部の外周面に複数の突起部を形成する。
請求項6記載する熱交換チューブは、請求項1における挿設体の断面に出現する複数の該扇形部がそれぞれ繋がり単一体に形成される。
この発明は燃焼器において燃焼する気体と接触する表面積を拡張し、熱交換率を高めることのできる熱交換チューブを提供するものであって、ルミ材をプレス加工で折り畳んで、断面に3つ、もしくはさらに多くの扇形部が出現するように形成してなる挿設体と、及び該挿設体を収納した収納体と、によってなり、かつ該挿設体の外周面が該収納体の内周面に接触する熱交換チューブによってなる。係る熱交換チューブの構造と特徴を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図面を参照にして以下に説明する。
図2に、この発明による熱交換チューブの断面を開示する。従来の熱交換機と同様に、図2に開示するこの発明の熱交換チューブは、挿設体100と挿設体100を挿入する収納体200とを含んでなる。
図2A、図3に開示するように実施例における熱交換チューブは、挿設体100の断面に中心角が120度の扇形を呈する部分が3つ出現する。この点において従来の熱交換チューブと異なる。3つの該扇形部はそれぞれ同様の構造を有する。
図2Aに開示する3つの扇形部110は、それぞれが合わさって円形の断面を呈し、この状態において挿設体100は円柱状になる。円柱状に形成された挿設体100は収納体200に挿入して収納し、挿設体100の外周面は、収納体200の内周面に接触する。
また、それぞれの扇形部110の内周面には複数の鰭部111を形成する。よって、内部空間Sにおいて、燃焼によって発生した熱が挿設体100に接触する収納体200に効率よく送られる。
また、挿設体100の鰭部111の外周面には、挿設体100から収納体200に送られる熱の伝導効率を高めるために複数の突起部112を形成する。
上述する挿設体100及び後述する挿設体100は、好ましい熱伝導効果を有するアルミ材をプレスして形成する。
図1に開示する従来の挿設体2は断面に半円形を呈する扇形部が出現し、かつ該扇形部はプレスしてそれぞれが分離した単独の2つの扇形部を形成する。但し、図2、4、5に開示するように、この発明の実施例における挿設体の断面に出現する扇形部は一体に形成される単一体である。
上述するように、従来の挿設体2の断面に出現する半円形の扇形部は、それぞれが分離した単独の扇形部を形成する。これは挿設体2を収納体1に挿入しやすくするためであるが、但し、断面に半円形の扇形部が出現する従来の挿設体は組立てにくい。これに対して実施例による挿設体の断面に出現する扇形部は、それぞれが繋がり、一体形成される単一体である。よって、挿設体100を円柱状にする作業が容易になり、かつ収納体200に容易に挿入することができる。
図4、4Aに、他の実施の形態を開示する。図4は他の実施の形態による熱交換チューブの断面図である。図面に開示するように、収納体200に挿入する挿設体100は断面に4つの扇形部が出現する。それぞれの扇形部は90度の中心角を有する。係る断面に4つの扇形部100が出現する挿設体100は、同様に円柱状にして収納体200に挿入する。
また、同様に扇形部110には複数の鰭部111を形成する。よって、熱が挿設体100から効率よく収納体200に伝わる。さらに、鰭部111の外周面には同様に複数の突起部112を形成する。
図5、5Aに、その他の実施の形態を開示する。図5は、その他の実施の形態による熱交換チューブの断面図である。図面の開示によれば、収納体200に挿入する挿設体100の断面には、中間に位置する中間部110aと、中間部110aの左側に位置する左扇状部110bと、中間部110aの右側に位置する右扇形部110cとが出現する。
また、同様に中間部110aと、左扇状部110bと、右扇形部110cとには、複数の鰭部111を形成する。よって、熱が挿設体100から効率よく収納体200に伝わる。さらに、鰭部111の外周面には同様に複数の突起部112を形成する。
この実施の形態においては、中間部110aと、左扇状部110bと、右扇形部110cとが合わさって円形の断面を呈し、この状態において円柱状となった挿設体100を収納体200に挿入する。よって収納体200への挿入が容易になる。
以上の実施例からわかるように、この発明による熱交換チューブは、挿設体の断面に3つ、もしくは更に多くの扇形部が出現し、係る構造の挿設体は表面積を最大化することができる。よって、燃焼器によって発生した熱の伝導効率を改善することができる。
以上はこの発明の好ましい実施の形態を示したものであって、この発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなしえる変更、修正などであって、この発明の精神の下においてなされ、この発明に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの発明の特許請求の範囲に含まれるものとする。
1 収納体
100 挿設体
110 扇形部
110a 中間部
110b 左扇形部
110c 右扇形部
111 鰭部
112 突起部
2 挿設体
200 収納体
S 内部空間
100 挿設体
110 扇形部
110a 中間部
110b 左扇形部
110c 右扇形部
111 鰭部
112 突起部
2 挿設体
200 収納体
S 内部空間
Claims (6)
- アルミ材をプレス加工で折り畳んで、断面に3つ、もしくはさらに多くの扇形部が出現するように形成してなる挿設体と、
該挿設体を収納した収納体と、によってなり、
該挿設体の外周面が該収納体の内周面に接触することを特徴とする熱交換チューブ。 - 前記挿設体の断面に3つの扇形部が出現し、かつそれぞれの該扇形部が120度の中心角を有することを特徴とする請求項1に記載の熱交換チューブ。
- 前記挿設体の断面に四つの扇形部が出現し、かつそれぞれの該扇形部が90度の中心角を有することを特徴とする請求項1に記載の熱交換チューブ。
- 前記挿設体の断面に、中間部と、該中間部の左側に位置する左扇形部と、該中間部の右側に位置する右扇形部とが出現することを特徴とする請求項1に記載の熱交換チューブ。
- 前記挿設体が内周面に複数の鰭部を具え、かつ該鰭部の外周面に複数の突起部を形成することを特徴とする請求項1から請求項4の任意の1項に記載の熱交換チューブ。
- 前記挿設体の断面に出現する複数の該扇形部が、それぞれが繋がって単一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載の熱交換チューブ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014197943A JP2016070543A (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | 熱交換チューブ |
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2014
- 2014-09-29 JP JP2014197943A patent/JP2016070543A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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