JP2016069808A - 鋼床版の補強構造体 - Google Patents

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【課題】鋼床版について、デッキプレートに貫通孔を形成することなく、補強をおこなうこと。【解決手段】鋼床版のデッキプレート11の下面およびUリブ12の側面にスタッドボルト13を溶接する。デッキプレート11の下面およびUリブ12の側面に当てたくの字型に屈曲する補強板14のボルト挿通孔14aにこのスタッドボルト13を挿通する。スタッドボルト13にナット15をねじ込んで、補強板14を鋼床版に対して固定する。デッキプレート11にボルトを挿通させるための貫通孔を形成することが不要となる。そのため、鋼床版の補強時に、デッキプレート11の上面の舗装を剥がす必要がなく、作業の省力化が図られ、また車両を通行させたままで補強作業をおこなうことができる。デッキプレート11に貫通孔をあけないため、デッキプレート自体の強度が低下することも防止できる。【選択図】図1

Description

本発明は、鋼床版の補強構造体および鋼床版の補強方法に関する。
橋梁に用いられる床版として、鋼製のフラットなデッキプレートの下面に、同じく鋼製の縦リブや横リブなどのリブを溶接することで補強した鋼床版が知られている。
このような鋼床版は、コンクリートの打設が不要なことや軽量であること等の理由から鉄筋コンクリート床版等に比べて現場施工が簡便であり、汎用されている。
ところで、鋼床版が橋梁上を通行する車両の荷重や地震により疲労損傷し、デッキプレートとリブとの溶接部がひび割れ、その亀裂がデッキプレートや溶接ビード内に進展する現象が生じており、これを補強する必要がある。
そこで特許文献1のように、鋼床版のデッキプレートの下面に鋼製の補強板を当接させるとともに、デッキプレートおよび補強板に貫通孔を形成し、この貫通孔に通したボルトによって、前記補強板をデッキプレートに対して固定する補強方法がおこなわれている。
しかし、この種の補強方法では、既設のデッキプレートにボルトを通す貫通孔を形成するために、デッキプレートの上面に設けられた舗装を撤去して、穴あけ作業をおこなう必要があり、作業に手間や時間がかかる。
また、舗装を除去した範囲で橋梁の交通規制をおこなう必要があるため、交通の妨げともなる。さらに、デッキプレートに貫通孔を形成することから、デッキプレート自体の強度が低下するおそれもある。
特開2008‐50774号公報
そこで本発明の解決すべき課題は、鋼床版について、デッキプレートに貫通孔を形成することなく、補強をおこなうことである。
上記した課題を解決するため、本発明は、鋼床版のデッキプレートの下面にスタッドボルトを溶接し、デッキプレートの下面に当てた補強板をこのスタッドボルトにより固定することにしたのである。
すなわち、本発明にかかる鋼床版の補強構造体を、鋼製のデッキプレートと、前記デッキプレートの下方に配置された鋼製のリブと、前記デッキプレートの下面および前記リブの側面のうちの少なくともデッキプレートの下面に溶接部を介して連結されたスタッドボルトと、厚み方向に貫通するボルト連通孔を有し、このボルト連通孔に前記スタッドボルトが挿通され、かつその上面が前記デッキプレートの下面に当接される鋼製の補強板と、前記スタッドボルトにねじ込まれ、前記補強板を前記デッキプレートの下面に押し付けるナットと、を備えるものとしたのである。
ここでスタッドボルトは、デッキプレートの下面のみならずリブの側面にも溶接部を介して連結されていてもよい。
前記鋼床版の補強構造体において、前記補強板は、前記デッキプレートとの当接面に前記ボルト挿通孔と連通する座ぐり部を有し、前記ボルト連通孔の径は、前記スタッドボルトの溶接部の径よりも小さく、前記座ぐり部の径は、前記スタッドボルトの溶接部の径よりも大きいのが好ましい。
前記鋼床版の補強構造体において、前記リブの側面に溶接部を介して連結されたスタッドボルトを備え、前記補強板は、くの字型(L字型)に屈曲しており、前記デッキプレートの下面および前記リブの側面に当接しており、前記補強板が有する複数のボルト挿通孔には、前記デッキプレートの下面に溶接部を介して連結されたスタッドボルトおよび前記リブの側面に溶接部を介して連結されたスタッドボルトがそれぞれ挿通しているのが好ましい。
または前記鋼床版の補強構造体において、前記リブは、切欠き部を有し、前記スタッドボルトは、前記リブの切欠き部を間に挟んで前記デッキプレートの下面に溶接部を介して複数連結されており、前記補強板は、切欠き部を挿通して前記デッキプレートの下面に当接しており、前記補強板が有する複数のボルト挿通孔には、前記複数のスタッドボルトがそれぞれ挿通しているのが好ましい。この場合において、前記補強板は、その板面から垂下する分岐部を有し、この分岐部は前記リブの切欠き部を閉鎖しているのがより好ましい。
前記鋼床版の補強構造体において、スタッドボルトは、所定の軸力が負荷されるとピンテールが破断するトルシア型ボルトであるのが好ましい。
また、本発明にかかる鋼床版の補強方法を、既設の鋼床版の鋼製のデッキプレートの下面および鋼製のリブの側面のうちの少なくともデッキプレートの下面に、スタッドボルトを溶接する工程と、厚み方向に貫通するボルト挿通孔を有する鋼製の補強板を、そのボルト挿通孔に前記スタッドボルトを挿通させつつ前記デッキプレートの下面に当接させる工程と、前記各スタッドボルトにナットをねじ込んで前記補強板を前記デッキプレートの下面に固定する工程と、を含むものとしたのである。
鋼床版の補強時に、デッキプレートの下面に当てた補強板の固定をデッキプレートの下面に溶接したスタッドボルトにより行うことにしたので、デッキプレートにボルトを挿通させるための貫通孔を形成することが不要となる。
そのため、鋼床版の補強時に、デッキプレートの上面の舗装を剥がす必要がなく、作業の省力化が図られ、また車両を通行させたままで補強作業をおこなうことができる。
デッキプレートに貫通孔をあけないため、デッキプレート自体の強度が低下することも防止できる。
(a)は第一実施形態の鋼床版の補強構造体の横断面図、(b)は亀裂箇所の拡大横断面図 (a)は第二実施形態の鋼床版の補強構造体の横断面図、(b)は亀裂箇所の拡大横断面図 鋼床版の補強構造体の要部拡大横断面図
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、第一の実施形態にかかる鋼床版の補強構造体10は、デッキプレート11と、デッキプレート11の下面に溶接された縦リブとしてのUリブ12とを備えて橋梁として用いられる既設の鋼床版を補強したものである。
その補強構造体10として新たに付加された構成として、デッキプレート11の下面およびUリブ12の側面に溶接されたスタッドボルト13と、デッキプレートの下面に当てられた補強板14と、スタッドボルト13にねじ込まれたナット15と、を備えている。
デッキプレート11は、その下面に縦リブのほかにも補強のために多数の横リブが配設されており、主桁等の桁により下方から支持されているが、これらの構造は従来の鋼床版と同様である(図示省略)。また、縦リブの構造についてもUリブ12に限定されることはない。
またデッキプレート11は、鋼床版の設置状態でそのフラットな上面がアスファルト等により舗装されて舗装部11aとなっており、この上を自動車等の車両が通行するようになっている。
なお舗装部11aの両側は、車両の逸脱を防止するために突出して地覆となっている(図示省略)。
デッキプレート11は、鋼板から形成されている。その鋼の種類は特に限定されないが、普通鋼や耐疲労鋼が例示できる。デッキプレート11の厚みも特に限定されないが、12mm〜16mmが例示できる。デッキプレート11の引張強さ、ビッカース硬さも特に限定されないが、450〜550N/mm、130〜200Hvであることが例示できる。
Uリブ12は、デッキプレート11の下面において幅方向に多数が並列して配設され、デッキプレート11の長手方向に平行に延びている。このUリブ12によりデッキプレート11は補強されているが、これらの構造は従来の鋼床版と同様である。
Uリブ12は鋼製であり、ボトムパネル12aとボトムパネル12aの両側から広がって立ち上がるサイドパネル12bとからなり、その長手方向に垂直な断面がほぼU字型の外観を呈している。
Uリブ12は、たとえば長尺の鋼板の幅方向の中央に対して両側を折り曲げ加工することで形成され、鋼板の中央がボトムパネル12aとなり両側がサイドパネル12bとなる。
Uリブ12は、デッキプレート11の下面に両サイドパネル12bの先端部(上端部)がそれぞれ当接して溶接され、リブ溶接部12cが形成されている。
本実施形態では、このリブ溶接部12cの溶接ビード内に亀裂などの損傷部12dが生じており、これを補強している。
図1および図3のように、複数のスタッドボルト13は、デッキプレート11の下面およびUリブ12側面(サイドパネル12b)で、損傷部12dを有するリブ溶接部12cの周囲にボルト溶接部13aによって溶接されている。
ボルト溶接部13aはいわゆる溶接カラーの状態となって、スタッドボルトの径よりも拡がっている。溶接カラーの寸法は、溶接作業時に溶接個所に被せられるフェルールの寸法により定まる。
その溶接条件は特に限定されないが、溶接電流が1600〜1800A、通電時間が1〜2秒であることが例示できる。溶接作業は、作業車が溶接ガンを上向きに把持して手作業で行ってもよいし、溶接装置を用いて自動的または半自動的に行ってもよい。
図3のように、スタッドボルト13としては、所定の軸力が負荷されると破断するピンテール13bを有するトルシア型ボルトが用いられている。トルシア型ボルトは、ピンテール13bの破断の有無を観察することで、軸力の管理が容易である。なお図1は、ピンテール13bの破断後のスタッドボルト13を示している。
またスタッドボルト13の強度は、デッキプレート11と補強板14を摩擦接合法により連結するのに好適なものとして、引張強さが600〜1000N/mmであるのが好ましい。
引張強さ600N/mmを下回ると、強度が不十分となり、スタッドボルト13の本数が増加してしまうからである。また、引張強さが1000N/mmを上回ると、スタッドボルトの本体部よりもボルト溶接部13aのほうが先に破断するおそれがあり、スタッドボルト13の性能を十分に発揮できなくなるからである。
スタッドボルト13の径は特に限定されないが、引張強さなどとの関係から、太径のものが好ましく、18〜22mmが例示できる。
ボルト溶接部13aの寸法も特に限定されないが、スタッドボルト13のデッキプレート11からの脱落等を防止するために十分な大きさである必要があり、スタッドボルト13の径が22mmの場合、外径が24〜27mm、高さが7〜9mmであることが例示できる。
スタッドボルト13のビッカース硬さは、引張強さなどとの関係から、硬すぎても柔らかすぎても強度やじん性に影響があるため、250〜370Hvであることが例示できる。
スタッドボルト13のビッカース硬さ等は、熱処理(QT処理:焼き入れおよび焼き戻し処理)により調節可能であるため、熱処理が施されたスタッドボルトが好適に用いられる。
スタッドボルト13の組成も特に限定されないが、引張強さ、ビッカース硬さなどとの関係から、炭素当量が0.35〜0.45重量%の炭素鋼であることが例示できる。またホウ素が0.0005〜0.0020重量%含まれているのが好ましい。
図1のように、くの字型に屈曲する補強板14は、デッキプレート11の下面からUリブ12の側面(サイドパネル12b)にかけて、損傷が生じたリブ溶接部12cを取り囲むように当接されている。
補強板14には、その厚み方向に貫通する円孔である、複数のボルト挿通孔14aが形成されており、このボルト挿通孔14aの径はスタッドボルト13の径よりも大径でかつスタッドボルト13のボルト溶接部13aの径よりも小径となっている。
このボルト挿通孔14aには、スタッドボルト13が挿通している。スタッドボルト13の径が22mmである場合、ボルト挿通孔14aは、23〜24mmであることが例示できる。
また、補強板14のデッキプレート11およびUリブ12との当接面には、ボルト挿通孔14aに連通する円柱形の座ぐり部14bが形成されている。
この座ぐり部14bの径および高さは、スタッドボルト13のボルト溶接部13aの外径および高さよりも大きくなっており、この座ぐり部14bにスタッドボルト13のボルト溶接部13aが収容されている。たとえばスタッドボルト13のボルト溶接部13aの寸法が上記に例示したものである場合、座ぐり部14bの寸法は、径が27〜30mm、高さが9〜11mmであることが例示できる。
このようにボルト溶接部13aが収まる座ぐり部14bを設けることで、ボルト挿通孔14aの径をスタッドボルト13の座ぐり部14b以外の箇所の径に近づけて小径化することができる。このため、デッキプレート11と補強板14を摩擦接合法で連結する際に、所望の軸力や摩擦力を確保することが可能である。
断面がくの字型の補強板14は、鋼板を折り曲げ加工することで形成されている。その鋼の種類は特に限定されないが、普通鋼や耐疲労鋼が例示できる。補強板14の厚みも特に限定されないが、デッキプレート11と同程度が例示できる。
図1および図3のように、ナット15は、いわゆるシャーレンチを用いて補強板14の下からスタッドボルト13にねじ込まれており、ワッシャ15aを介して補強板14をデッキプレート11へと押し付けて固定している。
ナット15の締め付け時に、スタッドボルト13に所定の軸力が負荷されると、ピンテール13bが破断することで、軸力の管理が行われている。
図2に、第二の実施形態にかかる鋼床版の補強構造体10を示し、この実施形態では、リブ溶接部12cに生じた亀裂が、デッキプレート11の内部へと進展し、損傷部11bを構成している。
以下、第一の実施形態と同様の構成については、詳細な説明は省略する。
補強の際には、損傷部11bの直下に位置するUリブ12のサイドパネル12bからボトムパネル12aにかけてはU字型に部分切除されて切欠き部が形成される。
図示のように、補強板14としては、平坦な補強板本体の板面から斜めに垂下する分岐部14cを溶接などにより連結してなるものが用いられている。
この補強板14の分岐部14cの下端近傍にも、スタッドボルト13が溶接されている。
補強板本体をデッキプレート11の下面に当接させ、分岐部14cをUリブ12のサイドパネル12bと同一平面を構成するように位置させた状態で、デッキプレート11の下面に溶接されたスタッドボルト13へナット15がねじ込まれている。これにより、補強板14は、デッキプレート11に対して固定されている。
Uリブ12の切欠き部の一部には、U字片16がはめ込まれている。補強板14の分岐部14cとU字片16により、Uリブ12の切欠き部は、ほぼ完全に閉鎖される。なお、このようにU字片16によって、Uリブ12の内部空間は閉鎖されることから、Uリブ12の内部空間において補強板本体をデッキプレート11に対して固定する作業は、U字片16を取り付ける作業の前におこなう必要がある。
U字片16は、ボトム部16aとボトム部16aの両側から広がって立ち上がるサイド部16bとを有し、全体として断面がU字型をなしている。
またU字片16の両サイド部16bの上端近傍にも、スタッドボルト13が溶接されている。
このU字片16の一方のサイド部16bのスタッドボルト13とUリブ12のサイドパネル12bのスタッドボルト13には、添え板17が架け渡され、ナット15がねじ込まれている。これにより、U字片16はUリブ12に対して固定されている。
さらにU字片16の他方のサイド部16bのスタッドボルト13と補強板14の分岐部14cのスタッドボルト13には、添え板17が架け渡され、ナット15がねじ込まれている。これにより、U字片16は補強板14に対して固定されている。これにより、U字片16は、補強板14の分岐部14cと一体化する。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものであることが意図される。
実施形態では、座ぐり部14bの形状を円柱形としているが、ボルト溶接部13aを収容できる限りにおいて、形状はこれに限定されず、半球形、楕円柱形などでもよい。また座ぐり部14bを省略することもできる。
また、スタッドボルト13は、トルシア型でないものも使用することができる。
縦リブとしては、実施形態のUリブ12に限定されず、例えば断面がI字型のリブなどでもよく、補強板14はこれに対応して、リブに切欠き部を形成しない場合には、L字型に屈曲するもの、リブに切欠き部を形成する場合には、T字型に分岐するもの、を使用することができる。
また本実施形態では、縦リブとデッキプレート11との溶接部から損傷が生じる場合のみを例示したが、横リブとデッキプレート11との溶接部に損傷が生じた場合にも、本発明の補強構造を適用することができることは無論である。
10 鋼床版の補強構造体
11 デッキプレート
11a 舗装部
11b 損傷部
12 Uリブ
12a ボトムパネル
12b サイドパネル
12c リブ溶接部
12d 損傷部
13 スタッドボルト
13a ボルト溶接部
13b ピンテール
14 補強板
14a ボルト挿通孔
14b 座ぐり部
14c 分岐部
15 ナット
15a ワッシャ
16 U字片
16a ボトム部
16b サイド部
17 添え板

Claims (7)

  1. 鋼製のデッキプレートと、
    前記デッキプレートの下方に配置された鋼製のリブと、
    前記デッキプレートの下面および前記リブの側面のうちの少なくともデッキプレートの下面に溶接部を介して連結されたスタッドボルトと、
    厚み方向に貫通するボルト挿通孔を有し、このボルト挿通孔に前記スタッドボルトが挿通され、かつその上面が前記デッキプレートの下面に当接される鋼製の補強板と、
    前記スタッドボルトにねじ込まれ、前記補強板を前記デッキプレートの下面に固定するナットと、を備える鋼床版の補強構造体。
  2. 前記補強板は、前記デッキプレートとの当接面に前記ボルト挿通孔と連通する座ぐり部を有し、
    前記ボルト挿通孔の径は、前記スタッドボルトの溶接部の径よりも小さく、
    前記座ぐり部の径は、前記スタッドボルトの溶接部の径よりも大きい、請求項1に記載の鋼床版の補強構造体。
  3. 前記リブの側面に溶接部を介して連結されたスタッドボルトを備え、
    前記補強板は、くの字型に屈曲しており、前記デッキプレートの下面および前記リブの側面に当接しており、
    前記補強板が有する複数のボルト挿通孔には、前記デッキプレートの下面に溶接部を介して連結されたスタッドボルトおよび前記リブの側面に溶接部を介して連結されたスタッドボルトがそれぞれ挿通している請求項1または2に記載の鋼床版の補強構造体。
  4. 前記リブは、切欠き部を有し、
    前記スタッドボルトは、前記リブの切欠き部を間に挟んで前記デッキプレートの下面に溶接部を介して複数連結されており、
    前記補強板は、前記切欠き部を挿通して前記デッキプレートの下面に当接しており、
    前記補強板が有する複数のボルト挿通孔には、前記複数のスタッドボルトがそれぞれ挿通している請求項1または2に記載の鋼床版の補強構造体。
  5. 前記補強板は、その板面から垂下する分岐部を有し、この分岐部は前記リブの切欠き部を閉鎖している請求項4に記載の鋼床版の補強構造体。
  6. 前記スタッドボルトは、所定の軸力が負荷されるとピンテールが破断するトルシア型ボルトである請求項1から5のいずれかに記載の鋼床版の補強構造体。
  7. 既設の鋼床版の鋼製のデッキプレートの下面および鋼製のリブの側面のうちの少なくともデッキプレートの下面に、スタッドボルトを溶接する工程と、
    厚み方向に貫通するボルト挿通孔を有する鋼製の補強板を、そのボルト挿通孔に前記スタッドボルトを挿通させつつ前記デッキプレートの下面に当接させる工程と、
    前記各スタッドボルトにナットをねじ込んで前記補強板を前記デッキプレートの下面に固定する工程と、を含む鋼床版の補強方法。
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