JP2016069204A - 充填装置 - Google Patents
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Abstract
Description
一端側に円形の開口部を有しかつ他端側が閉止された円筒形容器内に上記開口部と略同一の形状を有する円形板材と定量の粉末を交互に投入して各円形板材間に略等量の粉末を介在させながら円形板材を粉末内に埋め込む充填装置において、
上記円筒形容器を水平方向へ搬送する搬送手段と、
上記円筒形容器の搬送路上に設けられかつ円筒形容器内に定量の粉末を投入する粉末投入手段と、
上記円筒形容器の搬送路上に設けられかつ均し具と該均し具を回転させながら下方向へ移動させる回転移動部材を有すると共に、円筒形容器内に投入された粉末の均し高さ位置において粉末を水平方向へ平坦に均す粉末均し手段と、
上記円筒形容器の搬送路上に設けられかつ先端側に1枚の円形板材を保持する保持具と該保持具を下方向へ移動させる移動部材を有すると共に、上記保持具が円筒形容器内の粉末上に到達するタイミングに同期させて円形板材の保持を開放する円形板材投入手段と、
上記搬送手段を制御して、粉末投入手段、粉末均し手段および円形板材投入手段が設けられた搬送路上の各設置箇所に円筒形容器を繰り返し搬入させると共に、上記粉末投入手段、粉末均し手段および円形板材投入手段をそれぞれ制御して、粉末投入、粉末均しおよび円形板材投入を繰り返させる制御手段、
を具備することを特徴とするものである。
第1の発明に記載の充填装置において、
上記粉末均し手段の均し具が円筒形容器の閉止面より小径の円盤状底面を有し、該均し具の中心部から離れた部位に上記回転移動部材が取付けられており、上記均し具を均し高さ位置へ移動させながら回転させて粉末を平坦に均すと共に、平坦に均された円筒形容器内の粉末を均し具の上記円盤状底面で押圧するようになっていることを特徴とし、
第3の発明は、
第2の発明に記載の充填装置において、
上記粉末均し手段における円盤状均し具の外周面に、円筒形容器の内壁面に付着した粉末を削り落とためのスクレーパが付設されていることを特徴とし、
第4の発明は、
第1の発明に記載の充填装置において、
上記粉末均し手段と円形板材投入手段との間の搬送路上に円筒形容器の閉止面と略同径の円盤状底面を有する圧縮具とこの圧縮具を下方向へ移動させる移動材を有する圧縮手段が付設され、かつ、上記粉末均し手段の均し具が細長で矩形状の底面を有し、該均し具の略中央部に上記回転移動部材が取付けられており、上記粉末均し手段における均し具の矩形状底面を均し高さ位置へ移動させながら回転させて粉末を平坦に均すと共に、上記圧縮手段における圧縮具を粉末圧縮位置へ移動させて平坦に均された円筒形容器内の粉末を上記圧縮具の円盤状底面で押圧するようになっていることを特徴とし、
第5の発明は、
第4の発明に記載の充填装置において、
上記粉末均し手段における矩形状均し具の両端に、円筒形容器の内壁面に付着した粉末を削り落とためのスクレーパが付設されていることを特徴とする。
第1の発明〜第3の発明のいずれかに記載の充填装置において、
上記円形板材投入手段の移動部材に保持具先端の移動距離を計測する計測手段が付設されており、計測された保持具先端の移動距離、および、上記円筒形容器の内径と該容器に投入される粉末の投入量と嵩密度から事前に算出された円筒形容器内における粉末層の厚み寸法に基づいて、粉末均し手段における均し高さ位置が設定されることを特徴とし、
第7の発明は、
第4の発明または第5の発明に記載の充填装置において、
上記円形板材投入手段の移動部材に保持具先端の移動距離を計測する計測手段が付設されており、計測された保持具先端の移動距離、および、上記円筒形容器の内径と該容器に投入される粉末の投入量と嵩密度から事前に算出された円筒形容器内における粉末層の厚み寸法に基づいて、粉末均し手段における均し高さ位置と圧縮手段における粉末圧縮位置がそれぞれ設定されることを特徴とし、
第8の発明は、
第1の発明〜第7の発明のいずれかに記載の充填装置において、
上記粉末がAlとAl2O3の混合粉末で構成され、上記円形板材がタンタル酸リチウム結晶から成るウエハであることを特徴とし、
第9の発明は、
第1の発明〜第8の発明のいずれかに記載の充填装置において、
上記円筒形容器の開口縁部に嵌合され、円筒形容器内に投入された粉末の飛散を防止する円筒形アタッチメントが取付けられていることを特徴とするものである。
円筒形容器を水平方向へ搬送する「搬送手段」と、
上記円筒形容器の搬送路上に設けられかつ円筒形容器内に定量の粉末を投入する「粉末投入手段」と、
上記円筒形容器の搬送路上に設けられかつ均し具と該均し具を回転させながら下方向へ移動させる回転移動部材を有すると共に円筒形容器内に投入された粉末の均し高さ位置において粉末を水平方向へ平坦に均す「粉末均し手段」と、
上記円筒形容器の搬送路上に設けられかつ先端側に1枚の円形板材を保持する保持具と該保持具を下方向へ移動させる移動部材を有すると共に上記保持具が円筒形容器内の粉末上に到達するタイミングに同期させて円形板材の保持を開放する「円形板材投入手段」と、
上記搬送手段を制御して粉末投入手段、粉末均し手段および円形板材投入手段が設けられた搬送路上の各設置箇所に円筒形容器を繰り返し搬入させると共に、上記粉末投入手段、粉末均し手段および円形板材投入手段をそれぞれ制御して粉末投入、粉末均しおよび円形板材投入を繰り返させる「制御手段」、
を具備することを特徴とする。
本発明に係る充填装置の搬送手段は、図1に示すように、図示外のモータにより反時計回りで回転する搬送テーブル1により構成され、搬送テーブル1は90°回転する毎に停止するように制御されている。また、搬送テーブル1は、粉末投入部2、粉末均し部3、粉末圧縮部4、円形板材(ウエハ)投入部5の各工程ステージを有しており、上記粉末投入部2には後述する粉末投入手段(粉末供給機)が設けられ、上記粉末均し部3には後述する粉末均し手段が設けられ、上記粉末圧縮部4には後述する圧縮手段が設けられ、かつ、上記円形板材(ウエハ)投入部5には後述する円形板材投入手段が設けられている。
本発明に係る充填装置の粉末投入手段(粉末供給機)は、上記粉末投入部2において円筒形容器8内に定量の粉末7を投入するもので、図2に示すように、スクリューフィーダー(図示せず)を具備する粉末供給機9が例示される。図2中、符号6は、円筒形容器8内に投入された円形板材(ウエハ)を示している。
本発明に係る充填装置の粉末均し手段は、図3に示すように、円筒形容器内に投入された粉末を「粉末の均し高さ位置」において水平方向へ平坦に均す均し具10と、該均し具10を回転させながら下方向へ移動させる回転移動部材11とで構成されている。
この粉末均し手段は、図4〜図5に示すように、均し具10が円筒形容器8の閉止面(底面)より小径の円盤状底面を有し、かつ、均し具10の中心部から離れた部位Aに上記回転移動部材11の先端が取付けられており、図5に示すように、円盤状均し具10を偏心させることにより均し具10に粉末均し機能が具備され、図6に示すように、均し具10の円盤状底面で粉末7を押圧することにより粉末圧縮機能が具備されている。
この粉末均し手段は、図7〜図8に示すように、均し具10が細長で矩形状の底面を有し、かつ、均し具10の略中央部に回転移動部材11が取付けられており、図8に示すように矩形状均し具10の作用により粉末均し機能が具備されている。
円筒形アタッチメント17は、図10〜図11に示すように、円筒形容器8の開口縁部に嵌合されて円筒形容器8内に投入された粉末7の飛散を防止する部材である。
本発明に係る充填装置の円形板材投入手段は、図12〜図13に示すように、先端側に1枚の円形板材(ウエハ)6を真空吸引により保持する保持具18と、該保持具18を下方向へ移動させる移動部材19を有しており、上記保持具18が円筒形容器8内の粉末7上に到達したタイミングに同期させて上記真空吸引を停止し、円形板材(ウエハ)6の保持が開放されるように構成されている。
本発明に係る充填装置の制御手段は少なくとも以下の2つの制御系を備えている。
2 粉末投入部
3 粉末均し部
4 粉末圧縮部
5 円形板材(ウエハ)投入部
6 円形板材(ウエハ)
7 粉末
8 円筒形容器
9 粉末供給機
10 均し具
11 回転移動部材
12 スクレーパ
13 回転移動部材本体
13a 空洞部
13b 「ドグ」と称される金属板
13c 本体ハウジング
13d シャフト
13e 篏合係止部材
13f バネ材
14 駆動系移動部材
14a センサ
14b モータ
15 圧縮具
16 移動材
17 円筒形アタッチメント
18 保持具
19 移動部材
20 移動部材本体
20a 空洞部
20b 「ドグ」と称される金属板
20c 本体ハウジング
20d シャフト
20e 篏合係止部材
21 駆動系部材
21a センサ
Claims (9)
- 一端側に円形の開口部を有しかつ他端側が閉止された円筒形容器内に上記開口部と略同一の形状を有する円形板材と定量の粉末を交互に投入して各円形板材間に略等量の粉末を介在させながら円形板材を粉末内に埋め込む充填装置において、
上記円筒形容器を水平方向へ搬送する搬送手段と、
上記円筒形容器の搬送路上に設けられかつ円筒形容器内に定量の粉末を投入する粉末投入手段と、
上記円筒形容器の搬送路上に設けられかつ均し具と該均し具を回転させながら下方向へ移動させる回転移動部材を有すると共に、円筒形容器内に投入された粉末の均し高さ位置において粉末を水平方向へ平坦に均す粉末均し手段と、
上記円筒形容器の搬送路上に設けられかつ先端側に1枚の円形板材を保持する保持具と該保持具を下方向へ移動させる移動部材を有すると共に、上記保持具が円筒形容器内の粉末上に到達するタイミングに同期させて円形板材の保持を開放する円形板材投入手段と、
上記搬送手段を制御して、粉末投入手段、粉末均し手段および円形板材投入手段が設けられた搬送路上の各設置箇所に円筒形容器を繰り返し搬入させると共に、上記粉末投入手段、粉末均し手段および円形板材投入手段をそれぞれ制御して、粉末投入、粉末均しおよび円形板材投入を繰り返させる制御手段、
を具備することを特徴とする充填装置。 - 上記粉末均し手段の均し具が円筒形容器の閉止面より小径の円盤状底面を有し、該均し具の中心部から離れた部位に上記回転移動部材が取付けられており、上記均し具を均し高さ位置へ移動させながら回転させて粉末を平坦に均すと共に、平坦に均された円筒形容器内の粉末を均し具の上記円盤状底面で押圧するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の充填装置。
- 上記粉末均し手段における円盤状均し具の外周面に、円筒形容器の内壁面に付着した粉末を削り落とためのスクレーパが付設されていることを特徴とする請求項2記載の充填装置。
- 上記粉末均し手段と円形板材投入手段との間の搬送路上に円筒形容器の閉止面と略同径の円盤状底面を有する圧縮具とこの圧縮具を下方向へ移動させる移動材を有する圧縮手段が付設され、かつ、上記粉末均し手段の均し具が細長で矩形状の底面を有し、該均し具の略中央部に上記回転移動部材が取付けられており、上記粉末均し手段における均し具の矩形状底面を均し高さ位置へ移動させながら回転させて粉末を平坦に均すと共に、上記圧縮手段における圧縮具を粉末圧縮位置へ移動させて平坦に均された円筒形容器内の粉末を上記圧縮具の円盤状底面で押圧するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の充填装置。
- 上記粉末均し手段における矩形状均し具の両端に、円筒形容器の内壁面に付着した粉末を削り落とためのスクレーパが付設されていることを特徴とする請求項4記載の充填装置。
- 上記円形板材投入手段の移動部材に保持具先端の移動距離を計測する計測手段が付設されており、計測された保持具先端の移動距離、および、上記円筒形容器の内径と該容器に投入される粉末の投入量と嵩密度から事前に算出された円筒形容器内における粉末層の厚み寸法に基づいて、粉末均し手段における均し高さ位置が設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の充填装置。
- 上記円形板材投入手段の移動部材に保持具先端の移動距離を計測する計測手段が付設されており、計測された保持具先端の移動距離、および、上記円筒形容器の内径と該容器に投入される粉末の投入量と嵩密度から事前に算出された円筒形容器内における粉末層の厚み寸法に基づいて、粉末均し手段における均し高さ位置と圧縮手段における粉末圧縮位置がそれぞれ設定されることを特徴とする請求項4または5に記載の充填装置。
- 上記粉末がAlとAl2O3の混合粉末で構成され、上記円形板材がタンタル酸リチウム結晶から成るウエハであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の充填装置。
- 上記円筒形容器の開口縁部に嵌合され、円筒形容器内に投入された粉末の飛散を防止する円筒形アタッチメントが取付けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の充填装置。
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