JP2016067918A - 履物及び履物の整列基材 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の履物を並べる際の作業の効率化を図る技術に関し、詳しくは、磁石の有する吸引力を利用して、所定のターゲット位置へ履物を誘導し磁着させることにより、複数の履物を美しく整然と配置することができる履物の整列基材技術の提供を課題とする。【解決手段】本発明は、履物をターゲット位置に整然と整列させる整列基材及び履物であって、永久磁石を備えた被磁着用基材と、永久磁石部材からなり、前記被磁着用基材に備えられている前記永久磁石と、前記履物部材に備えられた永久磁石が、磁性特性において、他方、又は双方の永久磁石の中心へ向かう吸引力が生ずる組合せから構成されることを特徴とする履物及び履物の整列基材とした。なお、磁石の位置、大きさ、全体に対する範囲、若しくは磁性の極性を特定することで所望するセンタリング効果を高める構成も採用することも可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の履物を並べる際の作業の効率化を図る技術に関し、詳しくは、磁石の有する吸引力を利用して、所定のターゲット位置へ履物を誘導し磁着させることにより、複数の履物を美しく整然と配置することができる履物の整列基材技術に関する。
わが国の文化的な特色として、冠婚葬祭や学校等の入学式などの式典において、或いは、催事場や体育館の入り口で履物を履き替える慣習がある。この場合、入場者のために多数の履物等を並べて出迎えることがある。係る準備は担当者が一足ずつ丁寧に並べていくため、時間と労力が大きいものである。特に、ホテルや旅館等の宿泊施設の提供をサービスとする業種においては、そのサービスの内容やクオリティーを象徴するものとして、常に玄関に並べられる履物等は細心の注意を払って並べられる。そのため、係る作業に対する労力の軽減や時間の短縮を図る技術が求められるところである。
また、トイレ等では、素足で歩かないよう、専用スリッパが用意されていることも多い。しかしながら、係るトイレ利用者の中には、脱ぎ散らかされている場合があり、次に利用する人への思い遣りや配慮に欠ける使用態様も残念ながら少なくない。また更に、このような脱ぎ散らかしのみならず、スリッパの左右が合っていなかったり、爪先の向きが逆になっていたりして、見栄えが悪くなったりすることも多い。更に付言すると、腰を曲げるのが困難な老人や、病気等の身体的理由により腰を曲げて履物等を揃えることが困難な方もいる。このような方々にまで履物の使用後の整頓を強制するのは酷な場合も存在する。
このような現状の下、従来からも種々の技術が提案されてきた。例えば、左右対象となる履物が一対となり、取扱いも容易な履物を提供する技術が提案され公知となっている(特許文献1)。より詳しくは、左右対となる履物において、それぞれの履物の向かい合う側部に永久磁石を対極状態で配置し、前記左右対となる履物を備えた状態では、前記対極する永久磁石によって、前記左右対となる履物が吸引し合っている履物の技術である。しかしながら、履物を脱いだときに、各々が近くになければ吸引せず、また、複数の履物を有する公共施設では、どの履物でも吸引する場合があり、また、所定の面積内に整然と整列させたり定めたい方向に履物の向きを特定したり、全ての履物の向き(例えばスリッパの爪先方向)を揃えた前記した課題の解決には至っていない。
また、玄関内部のスペースを有効利用するため、履物、壁双方に永久磁石を付けたスリッパ収納セットが提案され公知となっている(特許文献2)。より詳しくは、スリッパ収納セットは、板状のスリッパ保持ボードと、複数の吸着手段付きスリッパとを組み合わせたものからなり、スリッパ保持ボードは、壁面又はスリッパ収納箱等の開閉扉の前面に取り付け可能な寸法及び形状の軟磁性体の基板からなり、吸着手段付きスリッパは底板部の全面又は一部に永久磁石を設けたものからなる。しかしながら、本先行技術では、壁にスリッパを吸着することのみ記載されており、複数のスリッパ(履物)を整然と整列させることは記載されておらず、前記課題の解決には至っていない。
更に、特許文献3においては履物の底部に所定の間隔を離して埋設させた複数の永久磁石と、この永久磁石と吸着するためにこれと対応した間隔で履物に埋設された複数の磁性体片とからなる履物止め機構が記載され公知技術となっている。しかし、係る発明は、永久磁石と、磁性材料との組み合わせであり、磁性特性を利用して磁着させる点では共通するものの、永久磁石と磁性材料とでは、極性にかかわらず吸着してしまうため、磁極の特性を生かす利用はできない。従って、本願発明のように磁石の特性を利用して履物の向きを特定の方向に向ける等はできない。
また更に、特許文献4には、磁石の極性を利用し、履物の向きを特定する技術が開示され、公知技術となっている。係る技術によれば、磁石の極性を利用して履物の向きを特定して備えることも可能となる。しかしながら、係る記載された技術は衛生面を考慮してトイレ等の床の汚れが付着した底面同士で吸着させ、足挿入部に係る汚れを付着させないようにすることが主たる目的であると考えられ、所定の領域内に任意の方向に向けて正確に配置することまでできるものではない。
本発明者はそれらの問題を解決しようと、永久磁石等を用いて、履物をマットにずれ上に整列させることに着目し、「履物及び履物の整列基材」の提案に至るものである。なお、前記した特許文献、及びこれらの文献のみならず、先行する他の技術文献にも、永久磁石を用いた履物の技術に関して、種々の技術が提案されている。しかしながら、これらの技術において利用される磁石は、単に磁性による吸着特性や、配置位置による位置決めを目的としたもので、係る記載内容からは精度の高い位置決めや、方向性、更には、磁着エリア内から中心に磁着させる効果を発揮するものではなかった。これに対し本願発明では、対向させる永久磁石同士の形状と大きさによる磁着特性の相違に着目してこれを利用したものであり、従来技術に比較して着磁の際にズレがないように正確に履物を配置することが可能であり、両磁石の磁場が干渉し吸引される領域からその中心に引き寄せて磁着させるという、前記特許文献のいずれにも記載されていない有利な効果を発揮するものであって、前記特許文献において上位概念で示された発明が有する効果とは異質な効果、又は同質であるが際立って優れた効果を有しているものである。
特開平10−234404号 実用新案登録第3122235号 実願平4−33025号(実開平5−84202号) 実願昭55−146497号(実開昭57−68601号)
本発明は上記問題点に鑑み、履物を所定のマットに対して等間隔、又は前後左右に履物を正確に整列させるマットの提供を図る。
本発明に係る履物及び履物の整列基材は 履物をターゲット位置に整然と整列させる被磁着用基材及び履物であって、永久磁石を備えた非磁性素材からなる被磁着用基材と、永久磁石を備えた履物部材からなり、前記被磁着用基材に備えられている前記永久磁石と、前記履物部材に備えられた永久磁石とが、極性(N極とS極)による磁着又は反発、若しくはこれらの組合せによる磁性特性を利用すると供に、双方の永久磁石が其々の中心へと向かうような磁着特性を発揮するために必要な形状、大きさ、若しくは配置により、前記履物部材が前記被磁着用基材の所定位置に対し、方向性と位置を正確に磁着させる手段を採用した。
また、本発明は、前記被磁着用基材側と前記履物との組み合わせが2つ以上である場合において、前記履物の磁着方向を特定の方向に定めることを手段とすることもできる。
また、本発明は、前記被磁着用基材側の永久磁石と前記履物側の永久磁石とが同一形状かつ同一面積であることを手段とすることもできる。
また、本発明は、前記被磁着用基材側の永久磁石が広範囲の面積を有する永久磁石を用い、これに対し前記履物側の永久磁石はマットに垂直方向を長手とする棒状又は平板状の永久磁石であることを手段とすることもできる。
また、本発明は、前記被磁着用基材側の永久磁石と前記履物側の永久磁石とが同一面積の円形状であることを手段とする。
また、本発明は、前記被磁着用基材側の永久磁石と前記履物側の永久磁石とが同一面積のリング状であることを手段とする。
また、本発明は、前記被磁着用基材の複数の棒状又は平板状の永久磁石から構成され、該棒状又は平板状の一端の極性が、中心に向かうように放射状に配設され、該放射状に配列された中心側の極性を生ずるエリアよりも内側に多極の極性を履物側に備えたことを手段とする。
本発明に係る履物及び履物の整列基材によれば、手間をかけることなく多数の履物を整然と整列させることが可能であり、その際の整列状態における位置及び向きの精度が高く、例えば、冠婚葬祭や学校行事等で大人数の来客者を招く場合に、主催者側の歓迎の意を示す姿勢を表現できるという優れた効果を発揮するものである。
また、玄関先での履き替えは、わが国特有の文化であり、玄関先で履物をきちんと並べたり、向きを揃えるなどの道徳的行為を習慣化する効果が発揮され、係る意識の高まりは日本の生活文化をより良く継承する社会的貢献に資する効果を発揮する技術ともいえる。 特に、成長期において履物を揃える生活習慣を、家庭のみならず、教育現場や公共施設においても身に付けさせることは有効なものといえる。
更に、高齢者やハンディキャップを持つ方には、履物を履き替える際、腰や膝を曲げる動作が負担になる方や困難な方もいるため、係る負担の軽減といった有利な効果を奏するものである。
また、本発明に係る履物及び履物の整列基材によれば、玄関などの狭いスペースでも、縦配置の壁掛け型とすることで有効に備えることができ、集合住宅等のような狭い玄関等であっても、邪魔にならず有効である。
さらに、スリッパを重ねて収納する場合であると、重ね方によっては底面についた汚れを人の足が接触する部分に移してしまう場合があるが、本願発明ではそのような心配は無いという点において衛生的であるといった優れた効果を発揮する。
本発明に係る履物及び履物の整列基材の実施例1における、履物を整列させた図、履物の永久磁石位置を示す図、履物及びマットの吸着の様子を示す断面図である。 本発明に係る履物及び履物の整列基材の実施例2における、履物を整列させた図、履物の永久磁石位置を示す図、履物及びマットの吸着の様子を示す断面図である。 本発明に係る履物及び履物の整列基材の実施例3における、履物を整列させた図、履物の永久磁石位置を示す図、履物及び整列基材の吸着の様子を示す断面図である。 本発明に係る履物及び履物の整列基材の実施例4における、永久磁石の形状図である。 本発明に係る履物及び履物の整列基材の実施例5における、履物及び整列基材の吸着の様子を示す断面図、履物用永久磁石の形状図である。 本発明に係る履物及び履物の整列基材の永久磁石の吸着の様子を示す図である。 本発明に係る履物及び履物の整列基材の実施例6における、履物を整列させた図、履物の永久磁石位置を示す図である。 本発明に係る履物及び履物の整列基材の実施状態説明図である。 本発明に係る履物及び履物の整列基材の別の実施状態説明図である。
本発明である履物及び履物の整列基材1は、履物を整列基材に整列させる際、作業量を低減しつつ、整列の精度を上げることを最大の特徴とする。以下、実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本実施例で示される履物及び履物の整列基材1の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
(実施例1)
図1に従って、本発明を説明する。図1(a)は、本発明に係る履物及び履物の整列基材の実施例1における、履物2を整列させた図である。図1(b)は同実施例における履物2の永久磁石位置を示す図である。図1(c)は同実施例における本願発明に係る履物及び履物の整列基材1の吸着の様子を示す断面図である。
履物2及び履物の整列基材1は、病院や宿泊施設等の公共施設、及びトイレT等の履物を並べる必要のある整列基材3と並べられる履物2からなり、整列基材3の上に、履物2が並べられる。
また、履物2は、公共施設内を歩く際に、不特定多数の人が利用するものであり、一時的に使うものであるので、安価で単純な構造のものが求められる。履物2の底部201の前部分には第1の履物用永久磁石4が埋め込まれている状態を図1(b)に示すものである。
第1の履物用永久磁石4は、厚さが1〜2ミリ程度で直径が2〜3センチ程度のコイン型の永久磁石である。材質はネオジウム等であり、磁力が強いものが好適である。底部201は厚さが数ミリしかないので、このような形状でないと配置できない。また、極めて薄い形状でも強い磁力が必要なのでネオジウム等が好適である。
第1の履物用永久磁石4は、円形部分が磁極となっている。床に接触する方の円形部が吸着側磁極部401であり、整列基材3側に配置された永久磁石と対向して、吸着する側である。本例では、S極である。吸着側磁極部401の逆側の磁極部が非吸着側磁極部402であり、N極である。ただし、係る極性は、例示であって、この逆でもよい。
整列基材3は、履物等を並べる部分であり、ベース素材6と第1のマット用永久磁石7から成る。ベース素材6は、クッション性のある部材であり、靴から履物に履き替える際に、直接ベース素材6を踏んでも不快に感じない程度の弾力を持つことが望ましい。素材としては、一般的な玄関マット等を利用することが考えられるが、マット素材に限らず、樹脂、ビニール、金属、自然石等の非磁性材料であればよい。なお、等方性マグネットシートのように、全面が一つの極性を有するシート状の永久磁石を用いる場合は、この限りではない。
例えば、一般的なマットに、第1のマット用永久磁石7は、厚さが1〜2ミリ程度で直径が2〜3センチ程度のコイン型の永久磁石を用い、材質はネオジウム等の磁力が強い磁石を用いることが好適である。なお、ベース素材6は、数ミリメートル程度の薄いものから数センチメートル程度の厚くても埋め込む深さとの関係において、磁力の磁性特性に影響を与えないものであればよい。ベース素材6をくり貫いて、平坦な面状態を維持すれば違和感の無いものとなる。即ち、第1のマット用永久磁石7を配置したり、ベース素材6の上に第1のマット用永久磁石7を置いてもよい。
第1のマット用永久磁石7は、円形部分が磁極となっている。履物に接触する方の円形部が吸着側磁極部701であり、履物2側に配置された永久磁石と対向して、吸着する側である。本例では、N極である。吸着側磁極部701の逆側の磁極部が非吸着側磁極部702であり、S極である。
第1のマット用永久磁石7は、履物2を整列させたい方向に、直線的に配置する。第1の整列基材用永久磁石7の間隔は、履物2を整列した際の、第1の履物用永久磁石4の間隔程度が望ましい。そうすることで、履物2の第1の履物用永久磁石4が、この直線状に配置され、履物2が直線状に配置される。
また、第1の整列基材用永久磁石7の間隔を等間隔にしても良いが、履物2は2つ組で使用するものであるので、履物2が2つごとにまとまるように、第1の整列基材用永久磁石7の間隔を2つ置きに変えても良い。
次に、整列基材3に履物2を配置する際の動作について説明する。整列基材3上に履物2を滑らせる、又は、履物2を置いていく際、履物2の第1の履物用永久磁石4の吸着側磁極部401と、整列基材3の第1のマット用永久磁石7の吸着側磁極部701が引き合う(図1(c))。
吸着側磁極部401がS極、吸着側磁極部701がN極である場合を例示すると、履物2の第1の履物用永久磁石4と整列基材3の第1の整列基材用永久磁石7の位置は合致し、履物2は、整列基材3上に整然と整列される(図1(a))。
よって、履物2を配置する作業者は、履物2を整列基材3に対して、ラフに配置するだけで、後は第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の吸着力によって、手間無く履物2を整然と整列させることができる。
(実施例2)
実施例2について図2を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。図2(a)は、本発明に係る履物及び履物の整列基材1において履物の方向を特定の方向に整列させた図である。図2(b)は同実施例における履物の永久磁石位置を示す図である。図2(c)は同実施例における履物及び整列基材の吸着の様子を示す断面図である。
実施例1によって、手間無く履物2を整然と整列させることができるようになるが、整列基材3の第1の整列基材用永久磁石7へ履物2の第1の履物用永久磁石4の固定は一箇所であるので、場合によっては、履物2が第1の履物用永久磁石4を軸に回転してしまい、履物2同士がハの字やヘの字に配置されることがあり、分割される領域内に個々の履物2は配置できるものの、全体として見栄えの良い整列とならない場合もある。そこで、隣り合う履物2同士も精度よく整列するため、整列基材3への永久磁石を2列に配置し、履物2の永久磁石も2箇所にすることで、上記の問題を改善する。
即ち、履物2の底部201には2つの永久磁石を配置し、該底部201の前部分には第1の履物用永久磁石4を配置し、後ろ部分には第2の履物用永久磁石5を配置する(図2(b))。係る第1の履物用永久磁石4と第2の履物用永久磁石5の間隔は、後記する第1の整列基材用永久磁石7と第2の整列基材用永久磁石8の間隔と同一である。なお、図2(a)、図2(b)、図2(c)において、第1の履物用永久磁石4、及び第2の履物用永久磁石5とも整列基材3に当たるほうをS極として配置した場合は、爪先向きの特定はされないが、爪先と踵の2つの方向に正確に磁着できる。また、これとは異なり、第1の履物用永久磁石4と第2の履物用永久磁石5の極性をS極とN極とで各々異なるように配置するか、又は複数の履物2を一列に並べた場合は、常に全ての履物2の爪先を特定の方向に磁着可能となる。
整列基材3はベース素材6と第1の整列基材用永久磁石7と第2の整列基材用永久磁石8とから構成されている。ベース素材6は非磁性材料を用いることが原則であるが、玄関に用いられる一般的なマットを加工してもよく、柔軟な素材に限定されることなく、樹脂製や金属製でもよい。用いてもよく、材のように柔軟で第1の整列基材用永久磁石7の配置は、実施例1と同様である。第2の整列基材用永久磁石8は、第1の整列基材用永久磁石7を配置した直線に平行に配置される。2つの直線の間隔は、履物2の第1の履物用永久磁石4と第2の履物用永久磁石5の間隔と同一である。第1の整列基材用永久磁石7、第2の整列基材用永久磁石8は、実施例1の第1の整列基材用永久磁石7と同様にベース素材6をくり貫く、又はベース素材6の上に置く等の方法で配置される。前記の第1の整列基材用永久磁石7、第2の整列基材用永久磁石8とも履物2側をN極とするか、第1の整列基材用永久磁石7と第2の整列基材用永久磁石8との極性を、S極とN極とで各々異なるように配置するか、若しくは複数の履物2を一列に並べた場合は、常に全ての履物2の爪先を特定の方向に磁着可能となる。
次に動作について説明する。整列基材3上に履物2を滑らせる、又は、履物2を置いていく際、履物2の第1の履物用永久磁石4と整列基材3の第1の整列基材用永久磁石7、履物2の第2の履物用永久磁石5と整列基材3の第2の整列基材用永久磁石8が引き合う(図2(c))。
第1の履物用永久磁石4、第2の履物用永久磁石5の整列基材側の磁極がS極、第1の整列基材用永久磁石7、第2の整列基材用永久磁石8の履物側の磁極がN極であるためである。そのため、履物2の第1の履物用永久磁石4と整列基材3の第1の整列基材用永久磁石7の位置、履物2の第2の履物用永久磁石5と整列基材3の第2の整列基材用永久磁石8の位置は合致し、履物2は、整列基材3上に整然と整列される(図2(a))。
よって、履物2を配置する作業者は、履物2を整列基材3に対して、ラフに配置するだけで、後は第1の履物用永久磁石4・第2の履物用永久磁石5と第1の整列基材用永久磁石7・第2の整列基材用永久磁石8の吸着力によって、手間無く履物2を整然と整列させることができる。なお、係る説明は実施例であって、
(実施例3)
実施例3について図3を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。図3(a)は、本発明に係る履物及び履物の整列基材1の実施例3における、履物を整列させた図である。図3(b)は同実施例における履物の永久磁石位置を示す図である。図3(c)は同実施例における履物及び整列基材の吸着の様子を示す断面図である。
実施例1によって、手間無く履物2を整然と整列させることができるようになるが、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の距離が離れていると、吸着力が十分発揮できず、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7が吸着しない場合もある。そこで、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の距離がある程度離れていても、吸着する方法が求められていた。
そこで、第1の整列基材用永久磁石7の周囲を逆極性の磁石シートで覆うことで、上記の問題を改善する。
履物及び履物の整列基材1は履物2と整列基材3から構成される。履物2は、底部201に第1の履物用永久磁石4を配置する。実施例1と同様である(図3(b))。
整列基材3は、ベース素材6と第1の整列基材用永久磁石7と磁石シート9とから構成される。第1の整列基材用永久磁石7の位置は実施例1と同様である。磁石シート9は、履物2が整列される領域全面に配置される。ベース素材6は、磁石シート9が配置される部分で切除されている。磁石シート9は、ゴム等に磁性材を混ぜ、磁化したものである。磁化方法には、多極着磁方法と、2極両面着磁方法がある。本発明では、2極両面着磁方法によるシートを用いる。シートの一方の面全面にN極を着磁し、他方の面全面にS極を着磁したものである。磁石シート9の履物側磁極部901はS極、床材側磁極部902はN極になるように配置する。磁石シート9をくり貫き、第1の整列基材用永久磁石7を配置する。
次に動作について説明する。整列基材3上に履物2を滑らせる、又は、履物2を置いていく際、履物2の第1の履物用永久磁石4と整列基材3の磁石シート9は反発し、履物2の第1の履物用永久磁石4と整列基材3の第1の整列基材用永久磁石7が引き合う(図3(c))。
第1の履物用永久磁石4のマット側の磁極がS極、磁石シート9の履物側磁極部901はS極で反発し、第1の履物用永久磁石4の整列基材側の磁極がS極、第1の整列基材用永久磁石7の履物側の磁極がN極であるためである。
第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の距離が遠いと、第1の履物用永久磁石4と磁石シート9の反発のために、整列基材3と履物2間の摩擦が軽減し、より容易に第1の履物用永久磁石4が第1の整列基材用永久磁石7の方向に移動し、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7が吸着可能となる。よって履物2の第1の履物用永久磁石4と整列基材3の第1の整列基材用永久磁石7の位置は合致し、履物2は、整列基材3上に整然と整列される(図3(a))。
よって、履物2を配置する作業者は、履物2を整列基材3に対して、ラフに配置するだけで、後は第1の履物用永久磁石4と磁石シート9の反発力、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の吸着力によって、手間無く履物2を整然と整列させることができる。
(実施例4)
実施例4について図4、図6を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。図4(a)は第1の履物用永久磁石4及び第1の整列基材用永久磁石7の形状図の例である。図4(b)は第1の履物用永久磁石4及び第1の整列基材用永久磁石7の形状図の例である。図4(c)は第1の整列基材用永久磁石7の形状図の例である。図6(a)は第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の大きさが異なる場合の吸着の模式図である。図6(b)は第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の大きさが同一の場合の吸着の模式図である。図6(c)は第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の大きさが異なり、第1の履物用永久磁石4が棒状の場合の吸着の模式図である。
実施例1によって、手間無く履物2を整然と整列させることができるようになるが、より精度を上げるには第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7が吸着した際の位置関係が常に一定である必要がある。第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7が吸着しても、あるときは、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7のセンターが揃い、あるときは、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7がズレた状態で安定してしまっては、更なる精度アップができない。そこで、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7が吸着した際、常に第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の位置関係が一定となる方法が求められていた。
そこで、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の形状、面積を同一とすることで、上記の問題を改善する。
実施例1の第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の形状はコイン状である。両方の大きさが異なる場合の吸着時の配置を検討した。例として、第1の履物用永久磁石4が小さく、第1の整列基材用永久磁石7が大きい場合である。すると、図6(a)のように、大きいほうの円板である第1の整列基材用永久磁石7に対して、小さいほうの円板である第1の履物用永久磁石4は、ほとんどの場合、両方の縁が一部で接するように安定する。これは、円板状であるので、非吸着側の磁極同士が接近しており、非吸着側同士で引き合うためと思われる。非吸着側同士の距離が最短となるのは、縁が接する場合だからである(図6(a))。
次に、第1の履物用永久磁石4、第1の整列基材用永久磁石7とも同一の大きさの場合であるが、この場合は、ほとんどの場合、円板がずれなく吸着する。これは、吸着側がすべて接触したときが最も吸着力が大きいことと、ずれなく吸着した場合に非吸着側の縁も重なり、非吸着側同士の距離が最短となるためと考えられる。
従って、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7が同一形状で、かつ、同一面積である際に、吸着時の位置決め精度を最も高くすることができる。
また、第1の履物用永久磁石4又は第1の整列基材用永久磁石7の形状を円形状とすることで、一般的な形状であることから低コストで実施可能となる。
また、第1の履物用永久磁石4又は第1の整列基材用永久磁石7の形状をリング状とすることで、位置ずれ時の吸着力の変化が大きいことから、位置決め精度をさらに上げることができる(図4(b))。
また、図4(c)のように、第1の整列基材用永久磁石7に棒状の永久磁石を放射状に配置した形状とすることで、中心部に引き寄せる範囲を広くすることができる。但し、上記構成と比較するとコスト高となる(図4(b))。
(実施例5)
実施例5について図5、図6を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。図5(a)、図5(b)は実施例5における棒状の第1の履物用永久磁石11及び第1の整列基材用永久磁石7の位置を示す断面図である。図5(c)、図5(d)は棒状の第1の履物用永久磁石11の形状の例である。
実施例4によって、手間無く履物2を整然と整列させることができるようになるが、そのためには、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の形状が同一、面積が同一であることが必要である。しかしながら、履物2の形状によっては、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7を同一形状とできない場合がある。そこで、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7を同一形状とできない場合でも、常に第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の位置関係が一定となる方法が求められていた。
そこで、永久磁石の形状を整列基材に垂直方向に長手とする棒状又は平板状とすることで、上記の問題を改善する。この形状の永久磁石を棒状の第1の履物用永久磁石11とする。
実施例4において、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の大きさが異なる場合に、両方の縁が重なるように吸着することを説明した。これは、非吸着側の磁力が影響するからである。すると、非吸着側の磁力が影響しないようにすれば良いことになる。磁力が距離の2乗に反比例する。よって、吸着側の磁極間の距離を1mmとした場合に、非吸着側の磁極間の距離を10mm取れれば、非吸着側の磁力は1/100程度になり、影響は極めて少なくなる。形状としては、棒状(図5(c))、平板状(図5(d))が考えられる。
この条件を満たす形状として、整列基材に垂直方向に長手とする棒状又は平板状が考えられる。図6(c)に示すように、非吸着側磁極の影響は少なくなる。そうすると、吸着側のみの磁力によって、棒状の第1の履物用永久磁石11と第1の整列基材用永久磁石7の吸着時の位置は決まる。棒状の第1の履物用永久磁石11が第1の整列基材用永久磁石7に対して中央にあるときが最も吸着力が大きくなるので、常に棒状の第1の履物用永久磁石11は第1の整列基材用永久磁石7の中央に吸着される。
履物2の高さ方向に棒状の第1の履物用永久磁石11が突出することになるので、配置に工夫が必要である。棒状の第1の履物用永久磁石11の高さを10mmとすると、例えば、かかと部分が厚い履物であれば、かかと部202に棒状の第1の履物用永久磁石11を配置する(図5(a))。健康サンダルの形状であれば、土踏まずの突起部203に埋め込んでも良い(図5(b))。
このように、永久磁石の形状を整列基材に垂直方向に長手とする棒状又は平板状とすることで、第1の履物用永久磁石4と第1の整列基材用永久磁石7の形状を変えなければ成らない場合であっても、位置決め精度を上げることができる。
(実施例6)
実施例6について図7を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。図7(a)は、本発明に係る履物及び履物の整列基材1の実施例2における、履物を整列させた図である。図7(b)は同実施例における履物の永久磁石位置を示す図である。
実施例1によって、手間無く履物2を整然と整列させることができるようになるが、履物の種類によっては、左右の形状を変えたものもある。実施例1の方法では、左右の履物を合わせて整列させることができない。そこで、左右の形状が異なる履物であっても、左右の履物を合わせて整列させる方法が求められていた。
そこで、左右の履物で永久磁石の極性を変えることで、上記の問題を改善する。
履物及び履物の整列基材1は履物2と整列基材3から構成される。履物2は、底部201に2つの永久磁石を配置する。
履物2は左用履物210、右用履物220から成る。左用履物210の前部分には左用第1の履物用永久磁石13、後ろ部分には左用第2の履物用永久磁石15が配置される。右用履物220の前部分には右用第1の履物用永久磁石14、後ろ部分には右用第2の履物用永久磁石16が配置される(図7(b))。左用第1の履物用永久磁石13、右用第1の履物用永久磁石14と左用第2の履物用永久磁石15、右用第2の履物用永久磁石16の間隔は、後記する左用第1の整列基材用永久磁石17、右用第1の整列基材用永久磁石18と左用第2の整列基材用永久磁石19、右用第2の整列基材用永久磁石20の間隔と同一である。左用第1の履物用永久磁石13、左用第2の履物用永久磁石15は整列基材3に当たるほうをS極として配置されている。右用第1の履物用永久磁石14、右用第2の履物用永久磁石16は整列基材3に当たるほうをN極として配置されている。
整列基材3はベース素材6と左用磁石シート910と右用磁石シート920とから構成されている。左用履物210を整列させる際、左用第1の履物用永久磁石13に対応する位置に左用第1の整列基材用永久磁石17を配置し、左用第2の履物用永久磁石15に対応する位置に左用第2の整列基材用永久磁石19を配置している。右用履物220を整列させる際、右用第1の履物用永久磁石14に対応する位置に右用第1の整列基材用永久磁石18を配置し、右用第2の履物用永久磁石16に対応する位置に右用第2の整列基材用永久磁石20を配置している。左用第1の整列基材用永久磁石17、左用第2の整列基材用永久磁石19の履物側はN極である。右用第1の整列基材用永久磁石18、右用第2の整列基材用永久磁石20の履物側はS極である。左用磁石シート910、右用磁石シート920はそれぞれ、左用履物210、右用履物220の整列されるべき領域の大きさで、交互に配置されている。左用磁石シート910の履物側はS極である。右用磁石シート920の履物側はN極である。
次に動作について説明する。整列基材3上を左用履物210、右用履物220を滑らせる、又は、左用履物210、右用履物220を置いていく際、左用履物210の左用第1の履物用永久磁石13と整列基材3の左用第1の整列基材用永久磁石17、左用第2の履物用永久磁石15と整列基材3の左用第2の整列基材用永久磁石19が引き合う。また、右用履物220の右用第1の履物用永久磁石14と整列基材3の右用第1の整列基材用永久磁石18、右用第2の履物用永久磁石16と整列基材3の右用第2の整列基材用永久磁石20が引き合う(図7(a))。
左用第1の履物用永久磁石13、左用第2の履物用永久磁石15の整列基材側の磁極がS極、左用第1の整列基材用永久磁石17、左用第2の整列基材用永久磁石19の履物側の磁極がN極であり、左用磁石シート910の履物側の磁極がS極であるためである。そのため、左用第1の履物用永久磁石13は整列基材3の左用第1の整列基材用永久磁石17の位置、左用第2の履物用永久磁石15は整列基材3の左用第2の整列基材用永久磁石19の位置に吸着される。同様に、右用第1の履物用永久磁石14は整列基材3の右用第1の整列基材用永久磁石18の位置、右用第2の履物用永久磁石16は整列基材3の右用第2の整列基材用永久磁石20の位置で吸着される。履物2は、整列基材3上に整然と整列される(図7(a))。
また、左用第1の履物用永久磁石13と左用第1の整列基材用永久磁石17の距離が遠くても、左用第1の履物用永久磁石13は左用磁石シート910によって反発され、整列基材と履物底部の摩擦が軽減し、よい容易に左用第1の履物用永久磁石13と左用第1の整列基材用永久磁石17が吸着可能となる。他の永久磁石についても同様である。
そのため、履物2を配置する作業者は、履物2を整列基材3に対して、ラフに配置するだけで、手間無く履物2を整然と整列させることができる。
図8は、本発明に係る履物及び履物の整列基材1の実施状態説明図であり、例えば、図8に示すように、図面にも示して履物2を整然と整列させることができるものであることを示している。また、壁側に立てかける配置形状について示している。係る態様を採用する場合、きわめて狭い集合住宅などの玄関等出入り口においても、スペースを取ることなく、収納可能となる。
また、図9には、トイレT等において、常に一方向につま先が向かうような配置が望ましい場所での使用例を示している。例えば、トイレTに入るとき、つま先が前方を向いていると履きやすく、向きを変えると手でスリッパに触れることとなり、衛生的でない場合がある。
また更に、トイレTから出るときに玄関等と違って、向きを直さずに出てくる人が見られる。このような場所においても、意識的にスリッパの向きを変える習慣をつけるという意味で社会的なモラルの向上に資する効果を発揮し得るものである。
なお、履物の整列基材に整列を推奨する方向を意識させるための表示部Hを設け、例えば、「つま先を前方に」や「そろえて脱ぎましょう」等の表示をすることで、係る効果を発揮することが可能となり、次に使用する人が気持ちよく使用できる環境を提供することができる。
本発明に係る履物及び履物の整列基材1は、履物を整然と整列させる技術についての産業上の利用可能性は大きいと解する。
1 履物及び履物の整列基材
2 履物
3 整列基材
4 第1の履物用永久磁石
5 第2の履物用永久磁石
6 マットシート材
7 第1整列基材マット用永久磁石
8 第2整列基材のマット用永久磁石
9 磁石シート
10 床材
11 棒状の第1の履物用永久磁石
12 平板状の第1の履物用永久磁石
13 左用第1の履物用永久磁石
14 右用第1の履物用永久磁石
15 左用第2の履物用永久磁石
16 右用第2の履物用永久磁石
17 左用第1の整列基材マット用永久磁石
18 右用第1の整列基材
19 左用第2の整列基材
20 右用第2の整列基材
910 左用磁石シート
920 右用磁石シート
201 履物底部
202 かかと部
203 突起部
401 吸着側磁極部
402 非吸着側磁極部
701 吸着側磁極部
702 非吸着側磁極部
710 リング状の整列基材用永久磁石
720 放射状の整列基材用永久磁石
721 棒状永久磁石
722 反発用磁極部
723 吸着用磁極部
210 左用履物
220 右用履物
901 履物側磁極部
902 床材側磁極部
T トイレ
H 表示部

Claims (7)

  1. 履物をターゲット位置に整然と整列させる被磁着用基材及び履物であって、
    永久磁石を備えた非磁性素材からなる被磁着用基材と、
    永久磁石を備えた履物部材からなり、
    前記被磁着用基材に備えられている前記永久磁石と、前記履物部材に備えられた永久磁石とが、極性(N極とS極)による磁着又は反発、若しくはこれらの組合せによる磁性特性を利用すると供に、双方の永久磁石が其々の中心へと向かうような磁着特性を発揮するために必要な形状、大きさ、若しくは配置により、前記履物部材が前記被磁着用基材の所定位置に対し、方向性と位置を正確に磁着させることを特徴とする履物及び履物の整列基材。
  2. 前記被磁着用基材側と前記履物との組み合わせが2つ以上である場合において、前記履物の磁着方向を特定の方向に定めたことを特徴とする請求項1に記載の履物及び履物の整列基材。
  3. 前記被磁着用基材側の永久磁石と前記履物側の永久磁石とが同一形状かつ同一面積であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の履物及び履物の整列基材。
  4. 前記被磁着用基材側の永久磁石が広範囲の面積を有する永久磁石を用い、これに対し前記履物側の永久磁石は基材に垂直方向を長手とする棒状又は平板状の永久磁石であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の履物及び履物の整列基材。
  5. 前記被磁着用基材側の永久磁石と前記履物側の永久磁石とが同一面積の円形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の履物及び履物の整列基材。
  6. 前記被磁着用基材側の永久磁石と前記履物側の永久磁石とが同一面積のリング状であることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の履物及び履物の整列基材。
  7. 前記被磁着用基材の複数の棒状又は平板状の永久磁石から構成され、該棒状又は平板状の一端の極性が、中心に向かうように放射状に配設され、該放射状に配列された中心側の極性を生ずるエリアよりも内側に多極の極性を履物側に備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の履物及び履物の整列基材。


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