JP2016067163A - パワーコンディショナ - Google Patents

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若山  義洋
善彦 前川
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善彦 前川
恭平 山口
Kyohei Yamaguchi
恭平 山口
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Abstract

【課題】筐体4内に、電力変換部2と、制御部3と、循環ファン27と、IPM温度センサ25とを備えたパワーコンディショナ1において、循環ファン27の撹拌能力が低下したことを検出可能にする。
【解決手段】系統連系動作制御中に循環ファン27の回転数が異常に低速となったことを検出するとファン故障状態であると判定するとともに、系統連系動作制御中にIPM温度センサ25の検出値に基づく出力抑制処理が頻発するとファン要点検状態であると判定するように制御部3を構成することにより、確実に故障状態である場合とは異なるエラーコードを記録可能とし、点検時の故障原因の特定や点検すべき箇所の確認を容易なものとする。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池パネルなどの発電部から入力する発電電力を変換するためのパワーコンディショナに関する。
一般的に、屋外用の太陽光発電用パワーコンディショナは防水・防塵仕様とするために密閉構造となっており、密閉された内部空間に収容された回路部品が過熱状態となることを防止するために従来より種々の提案がなされている。
例えば下記の特許文献1には、筐体内部のパワーデバイスを冷却体で冷却し、冷却体に熱的に接続した冷却フィンにファンが筐体内部の空気を循環通風して筐体内部の空気を冷却する閉鎖型の電力変換装置において、筐体内部の空気温度の異常を検出する温度監視部と、温度監視部による空気温度の異常検出に応じて装置出力を制限する制御部とを備えることによって、温度監視部が筐体内部の空気温度を監視し、ファンの故障停止により空気温度の異常が検出されると、制御部が装置出力を制限するように動作し、これにより筐体内部の空気中に放熱される発熱部品の発熱量が低減されるので、筐体内部の空気温度を下げることができる電力変換装置(パワーコンディショナ)が開示されている。
特許第5287365号公報
一方、本願出願人は、パワーデバイスとして発熱量の多いIPM(インテリジェントパワーモジュール)を用い、このIPMからの熱が密閉された回路収容空間内にできるだけ伝達されないようにするためにIPMの冷却用のヒートシンクを回路収容空間外に設け、IPMから回路収容空間側に伝達されてきた熱が回路収容空間の一部に滞留することを防止するように筐体内部の空気を循環させる循環ファンを設けたパワーコンディショナの開発を行っている。IPM自体には温度保護回路が設けられており、IPMが上限温度に達するとその動作を自己停止するように構成されているが、IPMの温度保護回路が動作すると発電(コンバータおよびインバータの動作)が完全に停止してしまうため、本願出願人はIPM温度を検出するサーミスタなどの温度センサをIPMの表面或いはIPMを冷却するためのヒートシンクに取り付け、該温度センサの検出値が所定の閾値を超えると出力抑制制御を行うことによって、IPMが過熱状態となることを防止するようにしている。
しかし、循環ファンの経年劣化等によって、循環ファンに所定の駆動電圧を印加しても設計上のファン回転数が得られなくなることがあるが、循環ファンは発電動作に直接関係あるものではないため、単にファン回転数が低下したことをもってパワーコンディショナを停止すると、実用上は支障なくパワーコンディショナを運転可能であるにもかかわらず発電出力が停止し、当該パワーコンディショナを利用するユーザーの経済的利益を損なうという問題がある。
そこで、本発明は、ファン回転数が経年劣化等によって低下しても、可能な限り異常報知をすることなく発電出力を行うことができ、実際に動作に支障が生じるおそれのある場合に異常報知をすることができるパワーコンディショナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、発電部から入力する電力を系統電力に連系する電力に変換する電力変換部と、該電力変換部の系統連系動作を制御する制御部と、前記電力変換部及び前記制御部を収容する筐体と、該筐体内部の空気を循環するための若しくは前記電力変換部を構成する一部の構成部品を冷却するためのファンと、前記筐体内の所定温度を検出する温度センサとを備え、前記制御部は、前記ファンの動作を制御するとともに前記ファンの回転数を検出可能であるパワーコンディショナにおいて、前記制御部は、前記温度センサの検出値に基づいて前記電力変換部の出力抑制処理を行う出力抑制手段と、系統連系動作制御中に前記ファンの回転数が所定の正常範囲外となったときにファン故障状態であると判定する第1異常判定手段と、系統連系動作制御中に前記温度センサの検出値に基づく出力抑制処理が頻発するとファン要点検状態であると判定する第2異常判定手段とを備えていることを特徴とするものである(請求項1)。
かかる本発明のパワーコンディショナによれば、温度センサの検出値が所定の閾値を超えた場合などに電力変換部を構成する回路部品を保護するために出力抑制手段によって出力抑制処理を行うことができる。また、系統連系動作制御中に制御部がファンに駆動電圧を印加してもファンの回転数が異常値となった場合には、第1異常判定手段によってファン故障状態であると判定され、ファン故障状態であることを制御部内のメモリに記憶したり、所定の報知を行うことができる。また、ファン回転数が正常範囲内であっても、上記出力抑制処理が頻発したときは、ファンの何らかの異常によって温度センサの検出値が上昇していることが疑われるため、第2異常判定手段によってファン要点検状態であると判定させて、ファン要点検状態であることを制御部内のメモリに記憶したり、所定の報知を行うことによって、ユーザーに点検修理をすべきことを促すことができる。このように、ファンの回転数が異常値となったとはいえないけれども、実際に出力抑制処理が頻発したことによってファン要点検状態であると判定させることによって、実用上は支障なくパワーコンディショナを運転継続できる場合に無用な報知が行われることを回避し、継続して発電運転を行うことでユーザーの経済的利益を向上できる。
なお、「頻発」の基準は設計上の適宜のものであってよく、所定時間内(例えば数十分や数時間など)に所定回数以上出力抑制処理が発生したか否かや、前回の出力抑制処理が終了してさほど時間経過していないにも拘わらず再度の出力抑制処理が行われるということが数回連続しているなどであってよい。
上記本発明のパワーコンディショナにおいて、前記制御部の前記第2異常判定手段は、前記ファンの回転数が基準回転数から所定量以上低下していなければ前記ファン要点検状態であるとの判定を行わないように構成できる(請求項2)。これによれば、ファン回転数が十分に速い場合はファンが原因で出力抑制処理が頻発しているとは考えにくいため、ファン要点検状態であるとの判定を行わないことにより、故障原因を誤認させてしまうことを防止できる。
さらに、前記制御部は、前記基準回転数を記憶する記憶手段を備えるとともに、検出したファン回転数の最大値を前記記憶手段に記憶するように構成できる(請求項3)。これによれば、実際の稼働時のファン回転数の最大値を基準として、最大値と現在のファン回転数との差分若しくは割合に応じて上記判定を行わせることができる。
また、前記制御部は、前記ファンの積算動作時間を計測する積算動作時間計測手段をさらに備え、前記第2異常判定手段は、前記積算動作時間が所定時間を超え且つ系統連系動作制御中に前記温度センサの検出値に基づく出力抑制処理が頻発するとファン要点検状態であると判定するように構成できる(請求項4)。これによれば、ファンの積算動作時間が、ファンの耐用年数に応じて設定された所定時間(例えば数万時間など)に至っていなければ、経年劣化によるファンの異常発生は考え難いため、第2異常判定手段によるファン要点検状態であるとの判定が行われないようにすることにより、故障原因の特定を容易にすることができる。
また、前記制御部は、前記ファン要点検状態であると判定したとき、前記電力変換部の系統連系動作を継続したまま所定の異常報知を行うように構成することができる(請求項5)。より好ましくは、出力抑制状態で上記系統連系動作を継続するのがよい。これによれば、系統連系動作に直接的に関係のないファンの異常発生によって発電出力が停止することを回避できる。
本発明の請求項1に係るパワーコンディショナによれば、温度センサの検出値が所定の閾値を超えた場合などに電力変換部を構成する回路部品を保護するために出力抑制手段によって出力抑制処理を行うことができる。また、系統連系動作制御中に制御部がファンに駆動電圧を印加してもファンの回転数が異常値となった場合には、第1異常判定手段によってファン故障状態であると判定され、ファン故障状態であることを制御部内のメモリに記憶したり、所定の報知を行うことができる。また、ファン回転数が正常範囲内であっても、上記出力抑制処理が頻発したときは、ファンの何らかの異常によって温度センサの検出値が上昇していることが疑われるため、第2異常判定手段によってファン要点検状態であると判定させて、ファン要点検状態であることを制御部内のメモリに記憶したり、所定の報知を行うことによって、ユーザーに点検修理をすべきことを促すことができる。このように、ファンの回転数が異常値となったとはいえないけれども、実際に出力抑制処理が頻発したことによってファン要点検状態であると判定させることによって、実用上は支障なくパワーコンディショナを運転継続できる場合に無用な報知が行われることを回避し、継続して発電運転を行うことでユーザーの経済的利益を向上できる。
本発明の請求項2に係るパワーコンディショナによれば、ファン回転数が十分に速い場合はファンが原因で出力抑制処理が頻発しているとは考えにくいため、ファン要点検状態であるとの判定を行わないことにより、故障原因を誤認させてしまうことを防止できる。
本発明の請求項3に係るパワーコンディショナによれば、実際の稼働時のファン回転数の最大値を基準として、最大値と現在のファン回転数との差分若しくは割合に応じて上記判定を行わせることができる。
本発明の請求項4に係るパワーコンディショナによれば、ファンの積算動作時間が、ファンの耐用年数に応じて設定された所定時間(例えば数万時間など)に至っていなければ、経年劣化によるファンの異常発生は考え難いため、第2異常判定手段によるファン要点検状態であるとの判定が行われないようにすることにより、故障原因の特定を容易にすることができる。
本発明の請求項5に係るパワーコンディショナによれば、系統連系動作に直接的に関係のないファンの異常発生によって発電出力が停止することを回避できる。
本発明の一実施形態に係るパワーコンディショナの概略正面図である。 同パワーコンディショナの概略縦断面図である。 同パワーコンディショナの回路構成ブロック図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施形態に係るパワーコンディショナ1を示しており、該パワーコンディショナ1は太陽電池パネルなどの発電部Pから入力する直流電力を系統電力に連系する交流電力に変換・調整する電力変換部2と、該電力変換部2の系統連系動作(電力変換動作)を制御する制御部3と、これら電力変換部2及び制御部3を収容する筐体4とを備えている。
筐体4は、略方形筺状であって、図2に示すように前後方向中途部には仕切壁41が設けられ、この仕切壁41の前面側が電力変換部2及び制御部3を収容するための密閉された回路収容空間とされ、仕切壁41の裏面側には後述するヒートシンク24を収容する放熱通路が形成されており、IPM23から放熱された熱の多くは回路収容空間外のヒートシンク24及び放熱通路を介して筐体4外に放熱されるようになっている。
電力変換部2は、図3に示すように、発電部Pから入力する直流の発電電力を系統電圧に対応する所定電圧に昇圧するコンバータ5と、コンバータ5によって昇圧された発電電力を系統電力に連系する交流電力に変換するインバータ6によって主構成されている。電力変換部2を構成する回路部品は、板面が縦方向となるように筐体4内に取り付けられた主基板21上や主基板21の周囲に配置されている。
コンバータ5は、一般的には、スイッチング素子のオンデューティ比を変化させることにより昇圧比を制御可能な昇圧チョッパ回路により構成され、該昇圧チョッパ回路はIGBTなどのパワーデバイス及びリアクトル22を有している。このリアクトル22は、図1に示すように、主基板21の左右側方に配設されている。インバータは、一般的には、フルブリッジ形の電圧形ブリッジインバータであり、4つのIGBTなどのパワーデバイスからなるスイッチング素子をHブリッジ形に接続するとともに各スイッチング素子に帰還ダイオードを並列接続することにより構成され、いわゆる電流モード制御(電圧形インバータの電流制御)を行うことによって出力電流が制御されて、交流電力を出力する。これらインバータ及びコンバータを構成するパワーデバイス及び上記駆動回路はIPM(インテリジェントパワーモジュール)23に集約され、図1及び図2に示すように、該IPM23は電力変換部2の主基板21の裏面側の中央部に実装されている。
また、IPM23の裏面側にはIPM23を冷却するためのヒートシンク24が設けられ、該ヒートシンク24には、IPM23の温度を検出するためのIPM温度センサ25が設けられている。該温度センサ25は、適宜の信号入力回路を介して制御部3のマイコンのアナログ入力ポートに接続されるか、或いは、A/D変換回路を介してマイコンのデジタル入力ポートに接続されている。
一方、主基板21の前面側の上部領域には、電力変換部2に含まれるキャパシタを構成する複数の電解コンデンサ26が実装されているとともに、主基板21の前面側の中央部には、回路収容空間内の空気を循環させる循環ファン27が取り付けられている。
この循環ファン27は、回路収容空間内の下部側の空気を上方に向けて送風するものであり、該循環ファン27の上方には上記電解コンデンサ26が配置され、この電解コンデンサ26の左右側方に上記リアクトル22が配置されている。また、上記IPM23の上方に上記電解コンデンサ26が配置され、循環ファン27は、回路収容空間内の下部側の空気を電解コンデンサ26に向けて送風するように構成され、これにより、熱に弱い電解コンデンサ26を積極的に冷却しつつ、回路収容空間内の空気を循環させて、温度の均一化を図っている。
制御部3は、主基板21の前面側中央部の下部寄りの位置に板面を水平方向として取り付けられた制御基板により構成されており、該制御基板には、雰囲気温度センサ31及びマイコンその他の回路部品(図示せず)が実装されている。該制御部3は、MPPT制御により発電電力が最大となるようコンバータ5及びインバータ6の動作を制御する。また、制御部3は、IPM23や電解コンデンサ26などの回路部品を保護するために、IPM温度センサ25が検出するIPM温度(パワーモジュールの温度)が予め設定された第1の閾値を超えると電力変換部2の出力抑制処理を行うとともに、雰囲気温度センサ31が検出する雰囲気温度が予め設定された第2の閾値を超えた場合にも電力変換部2の出力抑制処理を行う制御プログラム乃至制御回路(出力抑制手段32)を備えている。なお、出力抑制処理は、一時的に出力を完全に停止させるものであってもよいが、各閾値を超過した量に応じて徐々に出力を絞っていくよう制御するものであってよく、さらに、各閾値を超過した量にかかわらず各閾値を超過している間は徐々に出力を絞っていく制御であってもよい。
また、上記循環ファン27を動作させるか停止させるかも制御部3によって制御され、電力変換部2の系統連系動作中は循環ファン27を動作させることによって回路収容空間内の空気を循環させることにより温度の均一化を図る。また、循環ファン27のホール素子などの回転検出センサの出力が制御部3に入力されて、制御部3に備えられたカウンター(ファン回転数検出手段33)によって循環ファン27の回転数が検出されるとともに、循環ファン27の積算動作時間を計測する時間計測プログラム乃至回路(積算動作時間計測手段34)をも制御部3に具備されている。
さらに、制御部3は、系統連系動作制御中に循環ファン27を回転動作制御しているにもかかわらず循環ファン27の回転数が所定値未満の異常値(例えば、新品時3000rpmの設計回転数の場合には500rpm未満)であることを制御部3が検出すると、循環ファン27の故障状態であると判定する制御プログラム乃至制御回路(第1異常判定手段35)を備えているとともに、系統連系動作制御中に上記出力抑制手段32による出力抑制処理が頻発すると循環ファン27の点検が必要なファン要点検状態であると判定する制御プログラム乃至制御回路(第2異常判定手段36)を備えている。制御部3は、循環ファン27の故障状態であると判定すると、記憶手段の所定の領域により構成されるファン故障フラグを立てる(故障状態である旨を記憶する)とともに、点検修理が必要であることをユーザに促すための所定の報知、例えば、表示装置による警告表示や警告音の出力など、を行う。
上記第2異常判定手段36の一態様において、基準回転数を書き換え可能に記憶する記憶手段(RAMやフラッシュメモリなど)を備え、ファン回転数検出手段33が検出する最大回転数(検出したファン回転数の最大値)を基準回転数として記憶手段に随時記憶更新しておき、ファン回転数検出手段33が検出するファン回転数が、記憶手段に記憶された基準回転数から所定量以上低下しており、且つ、上記出力抑制手段32による出力抑制処理が頻発すると、ファン要点検状態であると判定するように構成できる。より具体的には、ファン最大回転数が例えば3000rpmであるとき、現在のファン回転数が2000rpm以下で、且つ、前回の出力抑制処理が終了してからさほど時間経過していない(例えば30分未満)にも拘わらず再度出力抑制処理が行われることが数回(例えば3回)連続した場合に、ファン要点検状態であると判定させることができる。
上記第2異常判定手段36の別の態様においては、積算動作時間計測手段34が計測する循環ファン27の積算動作時間が所定時間(例えば1万時間)を超え、且つ、系統連系動作制御中に上記出力抑制手段32による出力抑制処理が頻発すると、ファン要点検状態であると判定するものとすることができる。かかる態様において、さらに、ファン回転数が基準回転数から所定量以上低下している場合にのみ、ファン要点検状態であると判定するように構成することもできる。
上記いずれの態様においても、第2異常判定手段36がファン要点検状態であると判定すると、記憶手段の所定の領域により構成されるファン要点検フラグを立てる(ファン要点検状態であることを記憶する)などの所定の処理を行うように制御構成できる。これにより、修理業者やメーカーサポートがファン要点検フラグの状態を確認することによって、異常原因を容易に特定乃至推定することが可能となる。また、ファン要点検状態であると判定した以降、制御部3に備えられた適宜の表示装置に「要点検状態」であることを示す所定の異常報知を行うことによって、ユーザーに対して点検が必要な状態であることを認識させることができる。
第2異常判定手段36がファン要点検状態であると判定しても、制御部3は出力抑制状態のまま電力変換部2の系統連系動作制御を継続させることができ、これにより、IPM23自体の保護回路が作動するまで発電によるメリットをユーザーに享受させることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更できる。例えば、上記実施形態ではIPM温度センサ25及び雰囲気温度センサ31の両方の検出値に基づいて出力抑制処理を行うものとしたが、いずれか一方の温度センサ25,31のみに基づいて出力抑制処理を行うものであってもよい。また、上記実施形態では循環ファン27の異常判定を行うものとしたが、IPM放熱用ヒートシンク24を冷却するための冷却ファンを設けて、この冷却ファンの異常判定に本発明を適用することができる。
1 パワーコンディショナ
2 電力変換部
23 パワーモジュール
25 IPM温度センサ
27 循環ファン
3 制御部
31 雰囲気温度センサ
32 出力抑制手段
33 ファン回転数検出手段
34 積算動作時間計測手段
35 第1異常判定手段
36 第2異常判定手段
4 筐体

Claims (5)

  1. 発電部から入力する電力を系統電力に連系する電力に変換する電力変換部と、該電力変換部の系統連系動作を制御する制御部と、前記電力変換部及び前記制御部を収容する筐体と、該筐体内部の空気を循環するための若しくは前記電力変換部を構成する一部の構成部品を冷却するためのファンと、前記筐体内の所定温度を検出する温度センサとを備え、前記制御部は、前記ファンの動作を制御するとともに前記ファンの回転数を検出可能であるパワーコンディショナにおいて、
    前記制御部は、前記温度センサの検出値に基づいて前記電力変換部の出力抑制処理を行う出力抑制手段と、系統連系動作制御中に前記ファンの回転数が所定の正常範囲外となったときにファン故障状態であると判定する第1異常判定手段と、系統連系動作制御中に前記温度センサの検出値に基づく出力抑制処理が頻発するとファン要点検状態であると判定する第2異常判定手段とを備えていることを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 請求項1に記載のパワーコンディショナにおいて、前記制御部の前記第2異常判定手段は、前記ファンの回転数が基準回転数から所定量以上低下していなければ前記ファン要点検状態であるとの判定を行わないことを特徴とするパワーコンディショナ。
  3. 請求項2に記載のパワーコンディショナにおいて、前記制御部は、前記基準回転数を記憶する記憶手段を備えるとともに、検出したファン回転数の最大値を前記記憶手段に記憶することを特徴とするパワーコンディショナ。
  4. 請求項1,2又は3に記載のパワーコンディショナにおいて、前記ファンの積算動作時間を計測する積算動作時間計測手段をさらに備え、前記第2異常判定手段は、前記積算動作時間が所定時間を超え且つ系統連系動作制御中に前記温度センサの検出値に基づく出力抑制処理が頻発するとファン要点検状態であると判定することを特徴とするパワーコンディショナ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のパワーコンディショナにおいて、前記制御部は、前記ファン要点検状態であると判定したとき、前記電力変換部の系統連系動作を継続したまま所定の異常報知を行うことを特徴とするパワーコンディショナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018097217A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機、及び遊技用装置

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