JP2016066635A - 発光モジュール、ランプ装置及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色ムラのない照明光を出射可能でかつ製造時間の短い発光モジュール、ランプ装置及び照明装置を提供する。
【解決手段】ランプ装置1の発光モジュール12は、基板51と、基板51上に実装された複数の発光素子61と、複数の発光素子61を囲むように、基板51上に突設された土手部62と、土手部62内に第1の発光領域53aとなる凹部領域と第2の発光領域53bとなる凹部領域を形成するように、基板51上にクランク状に突設された隔壁部63と、第1の発光領域53a上に塗布された第1の蛍光体樹脂81と、第2の発光領域53b上に塗布された第2の蛍光体樹脂82と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、発光モジュール、ランプ装置及び照明装置に関する。
LED(Light Emitting Diode)等の省電力の発光素子を利用した照明装置が広く普及してきている。そのような発光素子を利用した照明装置は、単一色用の蛍光体が発光素子に塗布され、単一の色温度の照明光を出射する。
さらに、近年は、2色用の蛍光体が塗布され、異なる2つの色温度の照明光を出射するLEDモジュールを有する照明装置も実用化されている。
しかし、互いに異なる蛍光体が塗布された2つの蛍光体領域は、互いに独立した領域であるため、照明光に色ムラが生じる場合がある。
発光面を多数の領域に分割し、同色用の蛍光体塗布領域が一部に集まらないように、複数の領域に2種類の蛍光体を塗布することも考えられるが、各蛍光体を領域毎に塗布するために、ディスペンサーを何回も駆動させなければならず、発光モジュールの製造時間が長くなってしまうという問題がある。さらに、各領域に対して、個別に蛍光体を塗布するため、領域間で蛍光体の厚さが異なり、同色領域間で照明光の色温度が微妙に異なってしまうという問題もある。
特開2008−218485号公報
そこで、本実施形態は、色ムラのない照明光を出射可能でかつ製造時間の短い発光モジュール、ランプ装置及び照明装置を提供することを目的とする。
実施形態の発光モジュールは、基板と、前記基板上に実装された複数の発光素子と、前記複数の発光素子を囲むように、前記基板上に突設された土手部と、前記土手部内に第1の凹部領域と第2の凹部領域を形成するように、前記基板上に非直線状に突設された隔壁部と、前記第1の凹部領域上に塗布された第1の蛍光体と、前記第2の凹部領域上に塗布された第2の蛍光体と、を有する。
実施形態によれば、色ムラのない照明光を出射可能でかつ製造時間の短い発光モジュール、ランプ装置及び照明装置を提供することができる。
実施形態に関わる、斜め下側から見たランプ装置1の斜視図である。 実施形態に関わるランプ装置1の側面図である。 実施形態に関わる、斜め上側から見たランプ装置1の斜視図である。 実施形態に関わるランプ装置1の分解組立図である。 実施形態に関わるランプ装置1が搭載される照明装置100の断面図である。 実施形態に関わる発光モジュール12の平面図である。 実施形態に関わる発光モジュール12の斜視図である。 実施形態に関わる発光モジュール12の側面図である。 図9は、図6におけるIX−IX線に沿った断面図である。 隔壁部の変形例を示す、発光部52Aの平面図である。
本実施形態の発光モジュールは、基板と、前記基板上に実装された複数の発光素子と、前記複数の発光素子を囲むように、前記基板上に突設された土手部と、前記土手部内に第1の凹部領域と第2の凹部領域を形成するように、前記基板上に非直線状に突設された隔壁部と、前記第1の凹部領域上に塗布された第1の蛍光体層と、前記第2の凹部領域上に塗布された第2の蛍光体層と、を有する。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(構成)
はじめに、ランプ装置の構成について説明する。
図1は、実施形態に関わる、斜め下側から見たランプ装置1の斜視図である。図2は、実施形態に関わるランプ装置1の側面図である。図3は、実施形態に関わる、斜め上側から見たランプ装置1の斜視図である。図4は、実施形態に関わるランプ装置1の分解組立図である。
ランプ装置1は、照明装置内に配設される。以下、ランプ装置1の照明光の照射方向である前側を下側とし、照明光の照射方向の反対方向である後側を上側として、ランプ装置1の構成を説明する。
ランプ装置1は、筐体11と、筐体11内に収容された発光モジュール12(図4、図6)とを有している。後述するように、ランプ装置1は、2色の蛍光体を有し、それぞれに配置された複数の発光素子の光出射量を変化させることにより、照明光の色を可変とすることができる装置である。
筐体11は、例えば合成樹脂などの絶縁材料で円筒形に形成されたケース21と、ケース21の下側を覆うカバー22と、ケース21の上側に取り付けられた放熱部23を備えている。
ケース21の上面中央部に筒状の壁部21aが突出しており、放熱部23は、壁部21aを貫通するように取り付けられている。壁部21aと放熱部23により、筐体11の上面中から突出する突出部11aが構成されている。
図4に示すように、ケース21下側の内側と、壁部21a下側の内側には、それぞれ、カバー22を係止するための複数の爪部21bと複数の爪部21cが形成されている。
ケース21の周辺部には、ケース21の上面から突出する電極24が取り付けられる複数の取付孔21dが形成されている。
カバー22には、透光板31と弾性体32と支持体33が組み込まれ、一体化されたカバーユニットとして構成されている。
カバー22は、中央部に開口部22aが開口された環状のカバー本体22bを備えている。
カバー本体22bの上面周辺部には、ケース21の内側に嵌まり込む外側壁部22cが突設されていると共に、外側壁部22cの一部にケース21の爪部21bに係止される爪部22dが設けられている。
カバー本体22bの開口部22aの内側周縁部には、透光板31の下面周縁部を保持する内向フランジ部22eが形成されている。内向フランジ部22eの外径側には、上側に突設された内側壁部22fが設けられている。
内側壁部22fには、ケース21の爪部21cに係止される複数の係止孔22gが設けられていると共に、支持体33を係止する複数の係止孔22hが設けられている。
透光板31は、透光性を有する、例えばガラスあるいは樹脂材料で、円板状に形成されている。なお、透光板31は、光を拡散させる曇りガラスのようなものでもよい。
弾性体32は、例えばシリコーンゴムなどの、弾性を有すると共に、耐熱性を有する材料で円筒状に形成されている。
円筒状の弾性体32は、上端から下端へ向けて拡開するように形成されている。弾性体32の上端は発光モジュール12に当接し、弾性体32の下端は透光板31に当接し、弾性体32は、発光モジュール12と透光板31との間に挟み込まれて弾性変形し、その反発力により透光板31に対して発光モジュール12を放熱部23に押圧している。
弾性体32の下端周辺部には、透光板31と支持体33との間に挟み込まれて保持される外向フランジ部32aが形成されている。
支持体33は、筒状に形成されており、透光板31の周囲を嵌め込む枠部33a、及び枠部33aの上側に形成された内向フランジ部である押え部33bを有している。枠部33aは、カバー22の内側壁部22fの内側に嵌合可能であり、外周面には、内側壁部22fの各係止孔22hに係止される複数の爪部33cが突設されている。
支持体33に弾性体32の外向フランジ部32aを介して透光板31を嵌合し、支持体33を内側壁部22fの内側に嵌合させると共に、各爪部33cを各係止孔22hに係止することにより、透光板31、弾性体32及び支持体33がカバー22に取り付けられる。この状態では、支持体33の押え部33bとカバー22の内向フランジ部22eとの間で、透光板31及び弾性体32の外向フランジ部32aが、挟み込まれている。
放熱部23は、例えばアルミダイカストなどの金属材料で形成されている。放熱部23の下側が筐体11内に突出し、放熱部23の平面状の下面に、発光モジュール12が、熱伝導シート34を介して熱的に接続された状態で取り付けられている。放熱部23の上側周辺部には、壁部21aの上側に配置されると共に、壁部21aよりも径方向に突出する縁部23aが形成されている。
縁部23aには、複数の溝23bが形成されている。さらに、縁部23aには、複数のキー23cが径方向に突設している。また、放熱部23の上面には、熱伝導シート35が取り付けられている。
各電極24は、導電性を有する金属性で、ピン状に形成されている。各電極24は、ケース21の取り付け孔21dに挿通されて取り付けされ、突出部11aの周囲であるケース21の上面周辺部から上方に突出している。
図5は、ランプ装置1が搭載される照明装置100の断面図である。照明装置100は、例えばダウンライトである。照明装置100は、ランプ装置1及び器具101を備えている。
さらに、照明装置100は、器具101に配置された電源回路102及びソケット103を備えている。なお、電源回路102は、器具101に配置せず、別置きでもよい。
器具101は、器具本体としての放熱体104と、この放熱体104の下側に取り付けられた反射体105と、ソケット103を有している。さらに、器具101の周囲には、天井取り付け用の複数の取付ばね(図示せず)が取り付けられている。
放熱体104は、例えばアルミダイキャストなどの金属材料によって形成されている。放熱体104には、円板状の基部104aと、この基部104aの上面から突出する複数の放熱フィン104bが形成されている。基部104aの下面には、平面状の接続面が形成されている。放熱体104には、側方へ突出するブラケット106が取り付けられ、このブラケット106に電源回路102が取り付けられている。
反射体105は、下方に向けて拡開する円筒状に形成されている。
ソケット103は、ソケット本体103aと、ソケット本体103aに配置された複数の端子103bを備えている。ソケット本体103aは、絶縁性を有する合成樹脂製で環状に形成されている。
ソケット本体103aの中央部には、ランプ装置1の口金としての突出部11aが挿通する円形の挿通孔が形成されている。すなわち、ランプ装置1の筐体11の上側の突出部11aが、ソケット103に対して着脱可能に装着される口金として構成されている。筐体11は、ソケット103に対して着脱可能でかつソケット103に対して一定の向きで組み合わされるように構成されている。
電源回路102は、商用交流電源を整流平滑して、直流電源に変換する変換回路、その直流電源をスイッチング素子のスイッチングにより所定の直流出力として、負荷であるランプ装置1の複数の発光素子61に供給するDC/DCコンバータ、及びスイッチング素子の発振を制御する制御ICなどを備えている。
次に発光モジュール12の構成について説明する。
図6は、発光モジュール12の平面図である。図7は、発光モジュール12の斜視図である。図8は、発光モジュール12の側面図である。図9は、図6におけるIX−IX線に沿った断面図である。
発光モジュール12は、長方形の基板51と、基板51上の設けられた発光部52を備えている。発光部52は、基板51上に実装された複数の発光素子61を有している。ここでは、発光素子61は、LED素子である。基板51の周辺部の四隅がケース21に形成された4つの位置決め部21eに嵌め込まれ、基板51の面に平行な方向の位置が位置決めされ、発光モジュール12は保持される。
発光モジュール12は、4つの電源入力部71を有している。4つの電源入力部71は、基板51と弾性体32との接触位置よりも外側に配置されている。一対の電源入力部71間に、発光部52の第1の発光領域53aに配置される複数の発光素子61が電気的に接続され、他の一対の電源入力部71間に、発光部52の第2の発光領域53bに配置される複数の発光素子61用が電気的に接続される。なお、図8は、2つの電源入力部71のみを示している。
各接続線71aが、対応する電源入力部71と電極24とを電気的に接続する。各接続線71aは、より線又は単線で構成される導電線を被覆材で被覆した被覆電線である。接続線71aと電源入力部71との接続は例えばコネクタを用いて電気的、機械的に接続してもよいし、被覆材の一部を取り除いて導電線を露出させ、はんだ付け等で電気的な接続を行ってもよい。
発光モジュール12は、基板51上に複数の発光素子61がCOB(Chip On Board)構造で実装されたモジュールである。すなわち、発光モジュール12の基板51上には、複数のLED素子が直接実装され、ワイヤーボンディングにより基板51上の配線パターンと電気的に接続されている。
発光モジュール12は、異なる蛍光体を含む樹脂が塗布された、異なる2つの色温度の照明光を出射するLEDモジュールである。発光部52は、基板51上に形成された円形の発光領域を有し、発光領域は、第1の色温度の照明光を出射する第1の発光領域53aと、第2の色温度の照明光を出射する第2の発光領域53bとを有している。
図6と図7に示すように、複数の発光素子61は、基板51上の円形の発光部52内にマトリックス状に配置されている。
リング状の土手部62が、複数の発光素子61を囲むように、基板51上に突設するように形成されている。
さらに、リング状の土手部62内を仕切る隔壁部63が、基板51上に上面側に突設するように形成されている。隔壁部63は、土手部62の一端から他端に向かって形成されている。隔壁部63により仕切られた土手部62内の2つの領域が、第1の発光領域53aと第2の発光領域53bである。
すなわち、隔壁部63は、土手部62内を仕切るよう形成されている。そして、隔壁部63は、土手部62内に、第1の発光領域53aとなる第1の凹部領域と、第2の発光領域53bとなる第2の凹部領域を形成するように、基板51上に突設され、かつ図6に示すように、基板51を正対視したときに、非直線状に形成されている。
土手部62と隔壁部63は、樹脂材を基板51上に、基板51の表面から所定の高さになるように、塗布することにより形成される。樹脂材は、例えば透光性を有するシリコン樹脂である。所定の高さと幅は、例えば1mm程度である。
言い換えれば、隔壁部63は、土手部62内を第1の発光領域53aと第2の発光領域53bに仕切り、かつ第1の発光領域53aと第2の発光領域53bのそれぞれに凹部が形成されるように、基板51上に突設するように形成されている。
隔壁部63は、マトリックス状の複数の発光素子61の隣り合う発光素子列間に沿って、非直線状に、ここではクランク状に、形成されている。
具体的には、隔壁部63は、土手部62のある位置P1から他の位置P2に向かって形成される。図6と図7の例では、マトリックス状の複数の発光素子61は、8列の発光素子群c1からc8を含んでいる。隔壁部63の一端は、土手部62の位置P1から内側へ延出し、隣り合う発光素子群間を、一筆書きでなぞるように、クランク状に形成される。そして、隔壁部63の他端は、土手部62の位置P2と接続される。すなわち、隔壁部63は、基板51を正対視したときにクランク状に形成されている。
図6に示すように、隔壁部63は、土手部62の中心点に対して点対称となるように、形成される。発光部52内の複数の発光素子61の半分は、第1の発光領域53aに配置され、残りの半分は、第2の発光領域53bに配置される。すなわち、第1の発光領域53a内に配置される発光素子61の数と、第2の発光領域53b内に配置される発光素子61の数は等しい。
図9に示すように、土手部62の内側に形成された領域は、隔壁部63により2分される。2分された一方の領域には、第1の蛍光体樹脂81が塗布され第1の発光領域53aとなり、他方の領域には、第2の蛍光体樹脂82が塗布され第2の発光領域53bとなる。第1の蛍光体樹脂81は、例えば電球色用の蛍光体層であり、第2の蛍光体樹脂82は、例えば昼光色用の蛍光体層である。つまり、第1の発光領域53aと第2の発光領域53bとでは出射光の色温度が異なる。
図6及び図7に示すように、隔壁部63はクランク状に形成されるので、第1の発光領域53aと第2の発光領域53bは、共に、お互いに凸部が凹部に入り込む櫛歯状部分を有する。その結果、互いに色が異なる照明光を出射する第1の発光領域53aと第2の発光領域53bが、基板51上において、交互に配置される部分を有することになるので、照明光の色ムラが低減される。
また、図9に示すように、蛍光体が含有する液状の樹脂として構成された第1の蛍光体樹脂81を、土手部62の内壁と、基板51の上面51aと、隔壁部63の一方の壁面63aとに囲まれた凹部54内に流し込むと、凹部54内で拡がると共に、蛍光体樹脂81の表面81aは、重力により平坦になる。同様に、第1の蛍光体樹脂81に含有する蛍光体とは異なる蛍光体が含有する液状の樹脂として構成された第2の蛍光体樹脂82を、土手部62の内壁と、基板51の上面51aと、隔壁部63の他方の壁面63bとに囲まれた凹部55内に流し込むと、凹部55内で拡がると共に、重力で、表面82aが平坦になる。
その結果、第1の発光領域53aの第1の蛍光体樹脂81の厚さ、及び第2の発光領域53bの第2の蛍光体樹脂82の厚さは、それぞれ均一になる。このため、複数の発光素子61に別々に蛍光体樹脂を形成する場合に比べ、光色のムラを低減させることができる。ここで、第1の蛍光体樹脂81および第2の蛍光体樹脂82の厚さは、上面51aの傾きと平滑度に依存して異なる場所が存在し得るが、この厚さの差は凹部55内に流し込む蛍光体樹脂の量とは関係ない。つまり、製造誤差による色ムラを低減させることができる。
また、少なくとも隔壁部63を透光性の樹脂で構成することによって、第1の発光領域53aおよび第2の発光領域53bから出射した光を互いに混光することでき、色ムラを少なくすることができる。つまり、第1の蛍光体樹脂81に実装された発光素子61から出射した光の一部は第1の蛍光体樹脂81および隔壁部63を透過し、隣接する第2の蛍光体樹脂82に入射する。このとき、第1の蛍光体樹脂81で変換された光も同様に隔壁部63を透過し、隣接する第2の蛍光体樹脂82に入射する。同様に第2の蛍光体樹脂82に実装された発光素子61から出射した光および第2の蛍光体樹脂82で変換された光も隣接する第1の蛍光体樹脂81に入射する。このように互いの発光領域の光が境界である隔壁部63周辺で混光することになる。このため、第1の蛍光体樹脂81および第2の蛍光体樹脂82の上方で互いの光を混合させる場合に比べて色ムラを低減することができる。特に本実施形態のように異なる光色が出射する発光領域が交互に形成される場合には隣接する発光色が混合しやすくなるため、色ムラ低減の効果が大きくなる。
なお、透光性の隔壁部63は透明または拡散性を有する半透明で構成されてもよい。
図10は、隔壁部の変形例を示す、発光部52Aの平面図である。土手部62は、基板51上に形成されており、土手部62の内側に形成される隔壁部63Aは、渦巻き状に形成されている。リング状の土手部62内を仕切る隔壁部63Aが、基板51上に上面側に突設するように形成されている。
隔壁部63Aは、二重螺旋状に形成されており、その結果、第1の発光領域53aと第2の発光領域53bも、二重螺旋状に形成される。第1の発光領域53aには、第1の蛍光体樹脂81が塗布され、第2の発光領域53bには、第2の蛍光体樹脂82が塗布される。
図10に示すような発光部52Aによっても、上述した実施形態の発光部52と同様の効果を生じる。
図10に示す発光部52を有する発光モジュール12によっても、色ムラのない可変色の照明光を出射可能となる。
上述した実施形態によれば、色ムラのない照明光を出射可能でかつ製造時間の短い発光モジュール、ランプ装置及び照明装置を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 ランプ装置、11 筐体、11a 突出部、12 発光モジュール、21 ケース、21a 壁部、21b 爪部、21c 爪部、21d 取付孔、21d 孔、21e 位置決め部、22 カバー、22a 開口部、22b カバー本体、22c 外側壁部、22d 爪部、22e 内向フランジ部、22f 内側壁部、22g 係止孔、22h 係止孔、23 放熱部、23a 縁部、23b 溝、23c キー、24 電極、31 透光板、32 弾性体、32a 外向フランジ部、33 支持体、33a 枠部、33b 押え部、33c 爪部、34 熱伝導シート、35 熱伝導シート、51 基板、52 発光部、52A 発光部、53a 発光領域、53b 発光領域、54 凹部、55 凹部、61 発光素子、62 土手部、63 隔壁部、63A 隔壁部、71 電源入力部、71a 接続線、81 蛍光体樹脂、82 蛍光体樹脂、100 照明装置、101 器具、102 電源回路、103 ソケット、103a ソケット本体、103b 端子、104 放熱体、104a 基部、104b 放熱フィン、105 反射体、106 ブラケット。

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に実装された複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子を囲むように、前記基板上に突設された土手部と、
    前記土手部内に第1の凹部領域と第2の凹部領域を形成するように、前記基板上に非直線状に突設された隔壁部と、
    前記第1の凹部領域上に塗布された第1の蛍光体層と、
    前記第2の凹部領域上に塗布された第2の蛍光体層と、
    を有する発光モジュール。
  2. 前記隔壁部は、前記土手部内を仕切るよう形成されている請求項1に記載の発光モジュール。
  3. 前記隔壁部は、前記基板を正対視したときにクランク状又は渦巻き状に形成されている請求項2に記載の発光モジュール。
  4. 第1の凹部領域および第2の凹部領域から互いに異なる色の光を発するように構成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  5. 前記隔壁部は透光性を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の発光モジュール。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の発光モジュールを有するランプ装置。
  7. 請求項6に記載のランプ装置を搭載した照明装置。
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