JP2016066304A - 給湯器用操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】温度設定画面をタッチ操作することにより希望する給湯温度を選択可能な給湯器用操作装置において、誤操作によって給湯温度が不慮に高温に設定されてしまうことを防止する。
【解決手段】複数の設定可能温度値のいずれかをタッチ操作によって選択可能な所定の温度設定画面を表示可能なタッチパネルと、温度設定値設定手段とを備え、該温度設定値設定手段は、温度設定画面の表示中にタッチ操作によって選択された設定可能温度値が所定の閾値未満であるときは当該設定可能温度値を所定の温度設定値として設定するとともに、選択された設定可能温度値が前記閾値以上であるときは所定の許可操作がなされた場合に当該設定可能温度値を前記温度設定値として設定するよう構成する。
【選択図】図3
【解決手段】複数の設定可能温度値のいずれかをタッチ操作によって選択可能な所定の温度設定画面を表示可能なタッチパネルと、温度設定値設定手段とを備え、該温度設定値設定手段は、温度設定画面の表示中にタッチ操作によって選択された設定可能温度値が所定の閾値未満であるときは当該設定可能温度値を所定の温度設定値として設定するとともに、選択された設定可能温度値が前記閾値以上であるときは所定の許可操作がなされた場合に当該設定可能温度値を前記温度設定値として設定するよう構成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、給湯器用リモコンなどの給湯器用操作装置に関する。
本願出願人は、表示画面をタッチパネルにより構成し、給湯温度の設定操作をタッチパネルのタッチ操作によって行うことのできる給湯器用リモコンの開発を行っており、例えば下記の特許文献1に開示している。
この特許文献1に記載の給湯器用リモコンでは、複数の設定可能温度値をドーナツ状に昇順あるいは降順に配列した給湯温度選択画面を表示画面に表示させ、表示画面の一部をタッチすることにより希望する給湯温度を選択できるように構成している。
上記従来の給湯器用リモコンでは、例えば45℃以上の高温に設定する際も、かかる高温の設定可能温度値の表示部分をタッチ操作することにより給湯温度として設定されるが、操作ミス等により誤って給湯温度が高温に設定されてしまうことがあるという問題がある。
そこで、本発明は、温度設定画面のタッチ操作によってダイレクトに希望の設定温度を選択できる給湯器用操作装置において、誤操作により高温設定がなされてしまうことを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明の第1の給湯器用操作装置は、複数の設定可能温度値のいずれかをタッチ操作によって選択可能な所定の温度設定画面を表示可能なタッチパネルと、温度設定値設定手段とを備え、該温度設定値設定手段は、前記温度設定画面の表示中にタッチ操作によって選択された設定可能温度値が所定の閾値未満であるときは当該設定可能温度値を所定の温度設定値として設定するとともに、選択された設定可能温度値が前記閾値以上であるときは所定の許可操作がなされた場合に当該設定可能温度値を前記温度設定値として設定するよう構成されていることを特徴とするものである(請求項1)。
かかる本発明の給湯器用操作装置によれば、温度設定画面の表示中に、閾値未満(例えば45℃未満)のいずれかの設定可能温度値がタッチ操作により選択されたときは、選択された設定可能温度値が即座に温度設定値として設定されるので、少ない操作回数で希望の温度に設定できる。一方、閾値以上のいずれかの設定可能温度値が選択されたときは、所定の許可操作がなされた場合にのみ当該設定可能温度値を温度設定値として設定するように構成したので、閾値以上の設定可能温度値の選択操作が誤操作であった場合でも、許可操作を行われなければ受付けられず、誤操作があったことをユーザーに喚起できる。
なお、上記タッチ操作は、温度設定画面に複数の設定可能温度値を整列表示させて、いずれかの設定可能温度値を指や適宜のポインティングデバイスによって直接タッチする操作であってもよく、また、指やポインティングデバイスを画面上でタッチしたままスライド操作することによって複数の設定可能温度値のいずれかを選択可能なスライダーを温度設定画面に表示させて、このスライダーをスライドさせる操作であってもよく、その他、ワンタッチ操作(画面を指などで触れてからその指などを画面から離す操作)でいずれかの選択可能温度値を選択可能な適宜の画面構成とすることができる。
上記本発明の給湯器用操作装置において、前記温度設定値設定手段は、選択された設定可能温度値が前記閾値以上であるとき、所定の高温設定許可画面を前記タッチパネルに表示させるとともに当該高温設定許可画面内に含まれる許可ボタンがタッチ操作されると前記所定の許可操作がなされたと判定するものとすることができる(請求項2)。これによれば、高温設定をしようとしていることを分りやすく表示して注意喚起することができる。
さらに、前記許可ボタンの画面表示位置が、前記複数の設定可能温度値のいずれかを選択するためのタッチ操作領域とは異なる位置となされているものとすることができる(請求項3)。これによれば、閾値以上の高温を設定するためには、タッチパネルの異なる位置に設けられた許可ボタンをタッチ操作することが必要となるため、許可操作をも誤操作により入力してしまうことを回避できる。
また、上記本発明の給湯器用操作装置において、前記温度設定値設定手段は、選択された設定可能温度値が前記閾値以上であるとき、当該設定可能温度値が所定時間以上継続してタッチ操作されていた場合に前記所定の許可操作がなされたと判定するものとすることができる(請求項4)。これによれば、閾値以上の設定可能温度値については、意識的に長い時間タッチ操作し続けなければ許可操作がなされたと判定されず、これにより誤操作によって高温設定されてしまうことを回避できる。
また、上記本発明の給湯器用操作装置において、前記温度設定画面には、前記複数の設定可能温度値のいずれかを選択するためのタッチ操作領域とは異なる位置に表示される許可ボタンが含まれており、前記温度設定更新手段は、前記閾値以上の設定可能温度値が選択される前に前記許可ボタンがタッチ操作されている場合に前記所定の許可操作がなされたと判定するものとすることができる(請求項5)。これによれば、閾値以上の設定可能温度値の選択操作が受付けられるようにするためには、予め許可ボタンをタッチ操作する必要があり、且つ、許可ボタンの表示位置が、複数の設定可能温度値のいずれかを選択するためのタッチ操作領域とは異なる位置とされているため、誤操作によって高温設定されてしまうことを回避できる。
上記本発明の第1の給湯器用操作装置においては、温度設定値設定手段は、閾値未満であるか閾値以上であるかにかかわらずタッチ操作された設定可能温度値が選択されたこと自体は検出した上で、閾値未満であるか閾値以上であるかによって温度設定値の設定処理を異ならせる制御構成としたが、所定の許可操作がなされた場合にのみ閾値以上の設定可能温度値の選択操作を検出するように構成することも可能である。すなわち、本発明の第2の給湯器用操作装置は、複数の設定可能温度値のうち所定の閾値未満のもののいずれかをタッチ操作によって選択可能な第1の温度設定画面及び前記複数の設定可能温度値のいずれかをタッチ操作によって選択可能な第2の温度設定画面を切り替えて表示可能なタッチパネルと、温度設定値設定手段とを備え、前記第1の温度設定画面には、前記複数の設定可能温度値のいずれかを選択するためのタッチ操作領域とは異なる位置に表示される許可ボタンが含まれており、前記温度設定値設定手段は、前記第1又は第2の温度設定画面の表示中にタッチ操作によって選択された設定可能温度値を所定の温度設定値として設定するとともに、前記第1の温度設定画面の表示中に前記許可ボタンがタッチ操作された場合には前記第2の温度設定画面に切り替えるように構成されているものとすることができる(請求項6)。かかる構成によれば、第1の温度設定画面の表示中に許可ボタンがタッチ操作がなされていない状態では閾値以上の設定可能温度値はタッチ操作によって選択できないので、誤操作によって高温設定されてしまうことを回避でき、意識的に許可ボタンをタッチ操作することにより第2の温度設定画面に切り替わった状態でのみ、閾値以上の高温の設定可能温度値をタッチ操作により選択可能となる。
なお、上記第1及び第2の温度設定画面の技術的な違いは、閾値以上の設定可能温度値をタッチ操作により選択できるか否かという点であり、複数の設定可能温度値に関する画面表示内容自体は全く同一であっても構わないが、第1の温度設定画面において閾値以上の設定可能温度値はタッチ操作により選択できないことを示すために、第1の温度設定画面においては閾値以上の設定可能温度値をグレーアウト表示しておくことができ、このように第2の温度設定画面において選択可能となる設定可能温度値を第1の温度設定画面においても表示(好ましくは同じ位置に表示)しておくことにより、ユーザーにとって分りやすいユーザーインターフェースとすることができる。
また、上記いずれの給湯器用操作装置においても、前記閾値を記憶する閾値記憶手段と、前記閾値記憶手段に記憶された閾値を変更する閾値変更操作手段とをさらに備えることができる(請求項7)。これによれば、ユーザーの要望に応じて許可操作が必要となる閾値を変更操作することができる。
なお、本発明は、給湯温度のみならず、風呂温度や、暖房機能を具備する給湯器の場合には室温設定に用いるなど、給湯器において設定される適宜の温度設定値を変更するための制御構成に適用できる。
以上説明したように、本発明の請求項1に係る給湯器用操作装置によれば、温度設定画面の表示中に、閾値未満(例えば45℃未満)のいずれかの設定可能温度値がタッチ操作により選択されたときは、選択された設定可能温度値が即座に温度設定値として設定されるので、少ない操作回数で希望の温度に設定できる。一方、閾値以上のいずれかの設定可能温度値が選択されたときは、所定の許可操作がなされた場合にのみ当該設定可能温度値を温度設定値として設定するように構成したので、閾値以上の設定可能温度値の選択操作が誤操作であった場合でも、許可操作を行われなければ受付けられず、誤操作があったことをユーザーに喚起できる。
また、本発明の請求項2に係る給湯器用操作装置によれば、高温設定をしようとしていることを分りやすく表示して注意喚起することができる。
また、本発明の請求項3に係る給湯器用操作装置によれば、閾値以上の高温を設定するためには、タッチパネルの異なる位置に設けられた許可ボタンをタッチ操作することが必要となるため、許可操作をも誤操作により入力してしまうことを回避できる。
また、本発明の請求項4に係る給湯器用操作装置によれば、閾値以上の設定可能温度値については、意識的に長い時間タッチ操作し続けなければ許可操作がなされたと判定されず、これにより誤操作によって高温設定されてしまうことを回避できる。
また、本発明の請求項5に係る給湯器用操作装置によれば、閾値以上の設定可能温度値の選択操作が受付けられるようにするためには、予め許可ボタンをタッチ操作する必要があり、且つ、許可ボタンの表示位置が、複数の設定可能温度値のいずれかを選択するためのタッチ操作領域とは異なる位置とされているため、誤操作によって高温設定されてしまうことを回避できる。
また、本発明の請求項6に係る給湯器用操作装置によれば、第1の温度設定画面の表示中に許可ボタンがタッチ操作がなされていない状態では閾値以上の設定可能温度値はタッチ操作によって選択できないので、誤操作によって高温設定されてしまうことを回避でき、意識的に許可ボタンをタッチ操作することにより第2の温度設定画面に切り替わった状態でのみ、閾値以上の高温の設定可能温度値をタッチ操作により選択可能となる。
また、本発明の請求項7に係る給湯器用操作装置によれば、ユーザーの要望に応じて許可操作が必要となる閾値を変更操作することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る給湯器用操作装置としてのリモコン1と、このリモコン1により遠隔操作される遠隔操作対象としての風呂用給湯器2の概略構成を示している。この給湯器2は、給湯配管3への給湯機能、及び、フロ往き管4a及びフロ戻り管4bを介して浴槽4の湯張り並びに追い焚きを行う機能を有しており、内蔵コントローラ5により給湯動作や湯張り動作や追い焚き動作が制御されるように構成されている。
コントローラ5はリモコン1と互いに有線若しくは無線により通信接続されて、リモコン1からの遠隔操作に係る制御信号や設定信号等がコントローラ5に送出され、コントローラ5はこれらの制御信号や設定信号に基づいて給湯器2の作動制御を行うように構成されている。具体的には、例えば、後述する給湯温度設定画面によって設定された温度などの給湯器2の作動制御に必要な情報がコントローラ5に送信される。
リモコン1は、主制御手段としてのマイクロプロセッサ10(制御部)と、該マイクロプロセッサ10に接続された書き換え可能不揮発性メモリなどからなる記憶手段11と、マイクロプロセッサ10にタッチパネルコントローラ12を介して接続されたタッチパネル13と、マイクロプロセッサ10がコントローラ5との通信を行うための通信インターフェース14(通信手段)とを備えている。
マイクロプロセッサ10としては汎用マイコンなどを用いることができる。記憶手段11には、マイクロプロセッサ10に各種制御を行わせるためのプログラム及びデータや、給湯温度、風呂温度及び高温設定閾値などの各種設定値が記憶される。而して、給湯温度を記憶する記憶手段11内の記憶領域により給湯温度設定値記憶手段が構成され、風呂温度を記憶する記憶手段11内の記憶領域により風呂温度設定値記憶手段が構成され、高温設定閾値を記憶する記憶手段11内の記憶領域により閾値記憶手段が構成されている。
タッチパネル13は、マイクロプロセッサ10によって表示制御が行われる液晶ディスプレイ表面に静電式パネルセンサが一体に積層されたものであり、指先やポインティングデバイス(タッチペンなど)によるタッチ座標がタッチパネルコントローラ12によって検出され、該検出座標情報がマイクロプロセッサ10によって取得されるようになっている。さらに、タッチパネルコントローラ12は、タッチしていた時間を計測し、タッチ座標とともにタッチ持続時間をマイクロプロセッサ10に送信するように構成されている。なお、上記ディスプレイとしては、ドットマトリクスカラー液晶ディスプレイを用いることが好ましい。また、リモコン1は、タッチパネル13以外の入力操作部が設けられていてもよい。
図2は、マイクロプロセッサ10によってタッチパネル13に表示されるメイン画面の一例を示している。メイン画面中央部には、現在の給湯温度設定値(例えば40℃)が表示され、メイン画面下部には、「ふろ自動」ボタン表示、「追い焚き」ボタン表示、「通話」ボタン表示、「メニュー」ボタン表示がなされている。各ボタンをタッチ操作すると、各ボタンに対応する操作画面が表示されるようプログラム構成されている。例えば、「メニュー」ボタンをタッチ操作すると、各種設定値を変更操作するメニュー画面(図示せず)を表示させて、このメニュー画面の操作によって、例えば上記閾値記憶手段に記憶された閾値を変更できるようにプログラム構成することができる。而して、閾値を変更するためのプログラムによって閾値変更操作手段が構成されている。
また、メイン画面に表示されている現在の給湯温度設定値をタッチ操作すると、図3に示す給湯温度設定変更処理が開始されるようプログラム構成されており、当該プログラムを実行するマイクロプロセッサ10によって温度設定値設定手段が構成される。
給湯温度設定変更処理について説明すると、まず、閾値記憶手段から設定されている閾値を読み出し(ステップS1)、図4に示す給湯温度設定画面をタッチパネル13に表示させて温度設定操作がなされるまで待機する(ステップS2)。而して、給湯温度設定画面をタッチパネル13に表示させるプログラムにより温度設定画面表示手段が構成されている。
給湯温度設定画面には、中央部に現在の設定温度が表示されるとともに、現在の設定温度表示の周囲には、画面のタッチ操作により選択操作可能な複数の設定可能温度値が円弧状に昇順に整列表示される。各設定可能温度値は、円形状等の適宜のアイコン表示の内部に数値が表示されたものとすることができる。図示実施例では、一般的な給湯温度である38℃〜45℃の範囲では1℃刻みで計8つの設定可能温度値の表示を行い、低温設定値として35℃と32℃の2つの設定可能温度値の表示を行い、高温設定値として50℃、55℃及び60℃の3つの設定可能温度値の表示を行っている。また、設定可能温度値のうち現在の温度設定値に対応するもの(図示例では40℃)は色を反転させて表示するなど、他の設定可能温度値とは異なる表示を行うことによって、現在の温度設定値の位置を分りやすく表示している。さらに、閾値(図示例では44℃)未満の設定可能温度値の表示と、閾値以上の設定可能温度値の表示とは、色を変えるなど表示態様を異ならせている。好ましくは、閾値未満の設定可能温度値の表示は白色や薄赤色などとすることができ、閾値以上の設定可能温度値の表示は濃赤色などとすることができる。
給湯温度設定画面においていずれかの設定可能温度値の表示部分をタッチ操作すると、マイクロプロセッサ10はタッチパネルコントローラ12から取得する検出座標情報に基づいてどの設定可能温度値が選択操作されたかを検出する(ステップS3)。而して、かかる検出処理を行うプログラムによって温度選択操作検出手段が構成されている。なお、温度設定処理を中断できるようにするために、例えば中央部の現在設定温度をタッチ操作するとメイン画面に戻るようにプログラム構成することができ、また、給湯温度設定画面内にキャンセルボタン表示を行っておき、このキャンセルボタンをタッチ操作することによって温度設定処理を中断してメイン画面に戻るように構成しておくこともできる。
マイクロプロセッサ10は、いずれかの設定可能温度値がタッチ操作により選択されたことを検出すると、次に、選択操作されたことを検出した設定可能温度値が閾値未満であるか否かを判定し(ステップS4)、検出した設定可能温度値が閾値未満であれば何らの許可操作を行うことなく当該設定可能温度値を給湯温度設定値として上記給湯温度設定値記憶手段に更新記憶するとともに(ステップS6)、更新された給湯温度設定値を給湯器2のコントローラ5に送信した後、給湯温度設定処理を終了してメイン画面に戻るようプログラムされている。一方、検出した設定可能温度値が閾値以上であれば、所定の許可操作がなされたか否かを判定し(ステップS5)、所定の許可操作がなされた場合にのみ上記ステップS6へ移行して給湯温度設定値の更新設定処理を行い、所定の許可操作がなされなかった場合には上記ステップS3へ戻って設定可能温度値の選択操作を再度待機するよう構成されている。而して、上記ステップS4〜S6を実行するプログラムによって、温度設定値更新手段が構成されている。
上記許可操作は適宜のものであってよい。上記許可操作の一態様において、ステップS5において温度設定画面に代えて図5に示す高温設定警告画面をタッチパネル13に表示させ、この高温設定警告画面に含まれるOKボタン(許可ボタン)がタッチ操作されると上記許可操作がなされたものと判定する一方、高温設定警告画面に含まれるキャンセルボタンがタッチ操作されると上記許可操作がなされなかったものと判定させて、温度設定画面を再表示させて設定可能温度値のタッチ操作の待機処理(ステップS3)に戻るよう構成できる。上記OKボタンは、いずれの設定可能温度値の表示位置とも異なる位置に表示されており、これにより誤ってOKボタンをタッチ操作してしまうことを防止している。
上記許可操作の別の態様において、閾値以上の設定可能温度値の選択操作を検出したとき、タッチパネルコントローラ12から取得した当該設定可能温度値のタッチ持続時間が所定時間以上(例えば3秒以上)であるときに上記許可操作がなされたものと判定する一方、タッチ持続時間が所定時間未満であるときは図6に示すように画面下部などの適宜の画面領域に選択操作が受け付けられるための操作方法を促す表示を行って、設定可能温度値のタッチ操作の待機処理(ステップS3)に戻るよう構成できる。
上記許可操作のさらに別の態様においては、図7に示すように給湯温度設定画面に「高温設定」許可ボタンを表示しておき、上記ステップS3において「高温設定」許可ボタンがタッチ操作された場合に高温設定許可フラグを立てておく。そして、閾値以上の設定可能温度値の選択操作が検出された場合に、高温設定許可フラグが立っていれば(すなわち、設定可能温度値の選択操作の検出前に「高温設定」許可ボタンがタッチ操作されていれば)上記許可操作がなされたものとして当該設定可能温度値を給湯温度設定値として設定し、高温設定許可フラグが立っていなければ(すなわち設定可能温度値の選択操作の検出前に「高温設定」ボタンがタッチ操作されていなければ)上記許可操作がなされなかったものとして上記ステップS3に戻る。上記「高温設定」許可ボタンは、いずれの設定可能温度値の表示位置とも異なる位置に表示されており、これにより「高温設定」許可ボタンを誤ってタッチ操作してしまった場合に、そのまま続けていずれかの設定可能温度値をタッチ操作されてしまうことを回避している。
上記実施形態によれば、閾値以上の設定可能温度値の選択操作の検出処理をも常時行っているため、かかる高温設定のための操作方法を誤って閾値以上の設定可能温度値の選択操作がなされた場合に、正しい操作方法を画面表示等によってユーザーに案内する処理を行うことができ、ユーザーフレンドリーなユーザーインターフェースを提供できる。
図8〜図10は、給湯温度設定処理(給湯温度設定手段)及び温度設定画面の他の実施形態を示している。本実施形態では、図3に示す実施形態と同様に、まず閾値を閾値記憶手段から読み出して(ステップS7)、図9に示すように読み出した閾値に応じた第1の温度設定画面をタッチパネル13に表示させる(ステップS8)。本実施形態の第1の温度設定画面には、いずれの設定可能温度値の表示位置とも異なる位置、図示実施例では複数の設定可能温度値の円弧状配置の右上コーナー部に、「高温設定」許可ボタンが表示されている。第1の温度設定画面表示中に「高温設定」許可ボタンがタッチ操作されたことを検出すると(ステップS9)、図10に示す第2の温度設定画面をタッチパネル13に表示する(ステップS11)。また、第2の温度設定画面にも、いずれの設定可能温度値の表示位置とも異なる位置、図示実施例では複数の設定可能温度値の円弧状配置の右上コーナー部に、「戻る」ボタン(高温設定キャンセルボタン)が表示されており、第2の温度設定画面表示中に「戻る」ボタンがタッチ操作されたことを検出すると(ステップS12)、上記ステップS8に戻って再度第1の温度設定画面をタッチパネル13に表示する。
第1の温度設定画面では、図9に示すように閾値以上の設定可能温度値はグレーアウトさせた状態で単なる図形乃至文字として表示され、グレーアウト表示された設定可能温度値のタッチ操作の検出処理は行わず、閾値未満の設定可能温度値の選択操作のみの検出処理を行う(ステップS10)ようにプログラム構成されている。一方、第2の温度設定画面では、閾値以上の設定可能温度値のグレーアウト表示を解除して、選択操作可能であることを示すために例えば赤色で当該設定可能温度値をタッチ操作可能なアイコンとして表示させた上で、すべての設定可能温度値のタッチ操作の検出処理を行う(ステップS13)ようにプログラム構成されている。而して、上記ステップS8〜S13を処理するプログラムによって、温度選択操作検出手段が構成されている。
上記ステップS10又はステップS13において、タッチ操作の検出処理を行っているいずれかの設定可能温度値のタッチ操作による選択が検出されると、温度設定値更新手段を構成するステップS14において、選択されたことを検出した設定可能温度値を即座に給湯温度設定値として給湯温度設定値記憶手段に更新記憶するとともに、更新された給湯温度設定値を給湯器2のコントローラ5に送信した後、給湯温度設定処理を終了してメイン画面に戻るようプログラムされている。
かかる制御構成によれば、「高温設定」許可ボタンがタッチ操作されていない第1の温度設定画面の表示中は、閾値以上の設定可能温度値の選択操作の検出を行わないので、閾値以上の設定可能温度値の表示位置を誤ってタッチ操作してしまった場合でも何らの検出処理もなされず、不慮に高温設定されてしまうことを確実に回避できる。また、グレーアウト表示しておくことにより、許可操作をすれば設定可能な温度であることをユーザーに喚起でき、分りやすいユーザーインターフェースを提供できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更できる。例えば、上記閾値は固定値であってよく、また、閾値自体を記憶しておく必要はなく、所定の閾値以上の設定可能温度値については許可操作がなされることを必要条件としておけばよい。また、複数の設定可能温度値は固定値であっても可変値であってもよく、例えば現在の温度設定値に応じて温度設定画面に表示させる設定可能温度値を変更してもよい。また、上記実施形態では給湯温度設定値の変更操作を行うものとして説明したが、風呂温度設定値の変更操作や、その他給湯器の制御に用いる適宜の温度設定値の変更操作に本発明を適用することができる。また、温度選択操作検出手段や温度設定値設定手段は、所定のプログラムを実行するマイクロプロセッサ10により実現したが、専用のロジック回路等によって構成することも可能である。また、上記実施形態では温度設定画面に複数の設定可能温度値を整列表示させたが、これに代えて複数の設定可能温度値のいずれかをスライド操作によって選択可能なスライダーを温度設定画面に表示させるとともに、数値表示としてはスライダーによって選択されている温度値のみ或いは選択されている温度値と上限値と下限値などの一部の設定可能温度値のみを温度設定画面に表示させたりすることが可能であり、この場合はスライダーの表示領域が、複数の設定可能温度値のいずれかを選択するためのタッチ操作領域となる。また、温度設定値設定手段は、給湯温度やふろ温度等の設定値を記憶手段11に記憶するものではなく、温度設定値をリモコン装置1から給湯装置2側で通信によりデータ送信する構成を採用して、給湯装置2に備えられた図示しない給湯装置用記憶手段に温度設定値が記憶されるものとすることもできる。
1 給湯器用操作装置
10 制御部(マイクロプロセッサ)
13 タッチパネル
10 制御部(マイクロプロセッサ)
13 タッチパネル
Claims (7)
- 複数の設定可能温度値のいずれかをタッチ操作によって選択可能な所定の温度設定画面を表示可能なタッチパネルと、温度設定値設定手段とを備え、該温度設定値設定手段は、前記温度設定画面の表示中にタッチ操作によって選択された設定可能温度値が所定の閾値未満であるときは当該設定可能温度値を所定の温度設定値として設定するとともに、選択された設定可能温度値が前記閾値以上であるときは所定の許可操作がなされた場合に当該設定可能温度値を前記温度設定値として設定するよう構成されていることを特徴とする給湯器用操作装置。
- 請求項1に記載の給湯器用操作装置において、前記温度設定値設定手段は、選択された設定可能温度値が前記閾値以上であるとき、所定の高温設定許可画面を前記タッチパネルに表示させるとともに当該高温設定許可画面内に含まれる許可ボタンがタッチ操作されると前記所定の許可操作がなされたと判定することを特徴とする給湯器用操作装置。
- 請求項2に記載の給湯器用操作装置において、前記許可ボタンの画面表示位置が、前記複数の設定可能温度値のいずれかを選択するためのタッチ操作領域とは異なる位置となされていることを特徴とする給湯器用操作装置。
- 請求項1に記載の給湯器用操作装置において、前記温度設定値設定手段は、選択された設定可能温度値が前記閾値以上であるとき、当該設定可能温度値が所定時間以上継続してタッチ操作されていた場合に前記所定の許可操作がなされたと判定することを特徴とする給湯器用操作装置。
- 請求項1に記載の給湯器用操作装置において、前記温度設定画面には、前記複数の設定可能温度値のいずれかを選択するためのタッチ操作領域とは異なる位置に表示される許可ボタンが含まれており、前記温度設定更新手段は、前記閾値以上の設定可能温度値が選択される前に前記許可ボタンがタッチ操作されている場合に前記所定の許可操作がなされたと判定することを特徴とする給湯器用操作装置。
- 複数の設定可能温度値のうち所定の閾値未満のもののいずれかをタッチ操作によって選択可能な第1の温度設定画面及び前記複数の設定可能温度値のいずれかをタッチ操作によって選択可能な第2の温度設定画面を切り替えて表示可能なタッチパネルと、温度設定値設定手段とを備え、前記第1の温度設定画面には、前記複数の設定可能温度値のいずれかを選択するためのタッチ操作領域とは異なる位置に表示される許可ボタンが含まれており、前記温度設定値設定手段は、前記第1又は第2の温度設定画面の表示中にタッチ操作によって選択された設定可能温度値を所定の温度設定値として設定するとともに、前記第1の温度設定画面の表示中に前記許可ボタンがタッチ操作された場合には前記第2の温度設定画面に切り替えることを特徴とする給湯器用操作装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の給湯器用操作装置において、前記閾値を記憶する閾値記憶手段と、該閾値記憶手段に記憶された閾値を変更する閾値変更操作手段とをさらに備えていることを特徴とする給湯器用操作装置。
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