JP2016066262A - 遮光体検出装置および自動取引装置 - Google Patents

遮光体検出装置および自動取引装置 Download PDF

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小林 剛
Takeshi Kobayashi
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Abstract

【課題】遮光体を検知する精度を検知領域全体において平準化することが可能な、新規かつ改良された遮光体検出装置および自動取引装置を提供する。
【解決手段】拡散性を有する光線を発光する1つ以上の発光素子と光線を受光する1つ以上の受光素子からなる複数の素子列が枠状に配置された枠状領域と、前記発光素子が光線を発光した際に、前記受光素子による前記発光に対応する受光結果を取得する取得部と、前記受光結果に基づいて遮光体の位置を検出する検出部と、を備える遮光体検出装置が提供される。
【選択図】図3

Description

本発明は、遮光体検出装置および自動取引装置に関する。
近年、人による操作を検知するための多様な装置が使用されているが、その中でも画面を表示する機能を兼ね備えた操作表示装置であるタッチパネルが様々な機器に使用されている。そのようなタッチパネルの一例として光学式タッチパネルがあり、業務用ゲーム機やキオスク端末などの多様な機器に光学式タッチパネルが使用されている。
ここで、光学式タッチパネルは、発光素子が発光した光線が受光素子に受光されたか否かを示す受光結果によって遮光体の位置を検出する。例えば、特許文献1では、複数の発光素子からなる発光素子列と複数の受光素子からなる受光素子列とを互いに対向するように配設し、遮光体の位置を検出する技術が開示されている。
特開2014−49041号公報
しかし、従来の技術では、遮光体を検知する精度が検知領域全体において平準化されにくいという問題があった。例えば、発光素子列と受光素子列により形成される検知領域の角部の領域においては隣接する当該発光素子列と当該受光素子列を結ぶ光軸が存在するが、発光素子列どうしにより形成される検知領域の角部の領域においては隣接する当該発光素子列どうしを結ぶ光軸は存在しない。従って、発光素子列と受光素子列により形成される検知領域の角部の領域を通過する光軸の方向の分布と比べ、発光素子列どうしにより形成される検知領域の角部の領域を通過する光軸の方向の分布は狭い。結果として、発光素子列と受光素子列により形成される検知領域の角部の領域における遮光体を検知する精度と比べ、発光素子列どうしにより形成される検知領域の角部の領域における遮光体を検知する精度が下がるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、遮光体を検知する精度を検知領域全体において平準化することが可能な、新規かつ改良された遮光体検出装置および自動取引装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、拡散性を有する光線を発光する1つ以上の発光素子と光線を受光する1つ以上の受光素子からなる複数の素子列が枠状に配置された枠状領域と、前記発光素子が光線を発光した際に、前記受光素子による前記発光に対応する受光結果を取得する取得部と、前記受光結果に基づいて遮光体の位置を検出する検出部と、を備える遮光体検出装置が提供される。
前記複数の素子列は、交互に配置された前記発光素子と前記受光素子からなってもよい。
前記検出部は、前記発光素子が発光した光線が前記遮光体により遮られる遮光領域の位置及び形状を前記受光結果に基づいて検出してもよい。
前記検出部は、検出された前記遮光領域の面積が閾値以上である場合に、前記遮光領域の位置に前記遮光体が存在することを検出してもよい。
一の前記素子列を形成する前記発光素子が発光した光線は、他の全ての前記素子列各々において1つ以上の受光素子により受光されてもよい。
前記複数の素子列各々は複数の前記発光素子を備え、前記複数の発光素子各々は順に発光してもよい。
前記複数の素子列は多角形の枠状に配置されてもよい。
前記複数の素子列は長方形の枠状に配置されてもよい。
前記光線は赤外線であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、拡散性を有する光線を発光する1つ以上の発光素子と光線を受光する1つ以上の受光素子からなる複数の素子列が枠状に配置された枠状領域と、前記発光素子が光線を発光した際に、前記受光素子による前記発光に対応する受光結果を取得する取得部と、前記受光結果に基づいて遮光体の位置を検出する検出部と、を備える自動取引装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、遮光体を検知する精度を検知領域全体において平準化することができる。
本発明の実施形態に係る遮光体検出装置を含む自動取引装置の構成を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置を含む操作表示部の構成を断面図で示した説明図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置の外観構成を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置の動作を示すフローチャートである。 比較例に係る遮光体検出装置の外観構成を示した説明図である。 比較例に係る遮光体検出装置における、発光素子および受光素子による時系列の動作を説明するための説明図である。 比較例に係る遮光体検出装置における、発光素子および受光素子による時系列の動作を説明するための説明図である。 比較例に係る遮光体検出装置における、発光素子および受光素子による時系列の動作を説明するための説明図である。 比較例に係る遮光体検出装置における、発光素子および受光素子による時系列の動作を説明するための説明図である。 比較例に係る遮光体検出装置が検出した遮光体の位置の具体例を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置における、発光素子および受光素子による時系列の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置における、発光素子および受光素子による時系列の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置における、発光素子および受光素子による時系列の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置における、発光素子および受光素子による時系列の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置における、発光素子および受光素子による時系列の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置における、発光素子および受光素子による時系列の動作を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る遮光体検出装置が検出した遮光体の位置の具体例を示した説明図である。 第1の変形例に係る遮光体検出装置の外観構成を示した説明図である。 第2の変形例に係る遮光体検出装置の外観構成を示した説明図である。 第3の変形例に係る遮光体検出装置の外観構成を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<0.導入>
近年、人による操作を検知するための多様な装置が使用されているが、その中でも画面を表示する機能を兼ね備えた操作表示装置であるタッチパネルが様々な機器に使用されている。本発明の実施形態は、業務用ゲーム機やキオスク端末などの多様な機器に使用される光学式タッチパネルに適用される。
<1.遮光体検出装置および自動取引装置の構成>
以下では、まず、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置、および遮光体検出装置を含む自動取引装置の構成について、図1〜3を参照して説明する。なお、以下では遮光体検出装置が自動取引装置に含まれる例を説明するが、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置は、業務用ゲーム機やキオスク端末などの多様な機器に含まれてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置を含む自動取引装置の構成を示した説明図である。図1に示したように、自動取引装置1は、通帳挿入排出口10と、カード挿入排出口20と、硬貨投入口30と、紙幣投入口40と、操作表示部50と、を含む。
自動取引装置1は、金融機関の顧客による操作に基づいて金銭の取引を実行する顧客操作型端末である。この自動取引装置1は、金融機関の営業店、コンビニエンスストア、駅構内、ホテル、病院、アミューズメントパーク、飲食店、オフィスビルディングなどの多様な施設に設置される。
通帳挿入排出口10は、顧客の通帳の挿入および排出を行う。また、カード挿入排出口20は、顧客のカードの挿入および排出を行う。また、硬貨投入口30は、顧客による硬貨の入金口、および顧客への硬貨の出金口としての機能を有する。また、紙幣投入口40は、顧客による紙幣の入金口、および顧客への紙幣の出金口としての機能を有する。
操作表示部50は、顧客の指や指示棒などの遮光体による光線の遮光を検知することで、顧客の操作を検出する操作検出部としての機能、および各種画面を表示する表示部としての機能を包含する。そして、操作表示部50により検出された顧客操作に基づいて自動取引装置1は取引を行う。以下、図2を参照し、操作表示部50の構成を説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100を含む操作表示部50の構成を断面図で示した説明図である。図2に示したように、操作表示部50は、上記操作検出部としての機能を有する遮光体検出装置100および表示部200を備える。
遮光体検出装置100は、発光素子101と、受光素子102と、制御部110と、素子被覆部120と、透明パネル130と、を含み、表示部200に積層される。
発光素子101は、拡散性を有する光線を発光する素子である。例えば、発光素子101は、40°や140°の幅を有する方向に拡散する光線を発光する。なお、発光素子101は、赤外線や紫外線などの光線を発光してもよい。
受光素子102は、発光素子101が発光した光線を受光する素子である。また、受光素子102は、多様な方向からの光線を受光することができる。例えば、受光素子102は、40°や140°の幅を有する方向において光線を受光することができる。
制御部110は、発光素子101の発光および受光素子102の受光などを制御して顧客による操作を検出し、検出した顧客操作を自動取引装置1へ通知する。そして、自動取引装置1は、制御部110から通知された顧客操作に基づいて取引を行う。
素子被覆部120は、発光素子101および受光素子102を被覆する中空状のフレームである。例えば、素子被覆部120は、受光素子102を外来光から遮蔽する。なお、素子被覆部120は、発光素子101および受光素子102の配置に応じた形状に形成されてもよい。例えば、素子被覆部120は、多角形の枠状や円弧を有する枠状に形成されてもよい。
透明パネル130は、透明な板状部材であり、例えばガラスやプラスチックなどにより構成される。自動取引装置1を操作する顧客は、表示部200が表示する画面を、透明パネル130を通して見ることができる。なお、この透明パネル130により、素子被覆部120の変形が抑止される。
表示部200は、顧客の取引を誘導するための画面を表示する。例えば、表示部200は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。
以下、図3を参照し、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100の外観構成について説明する。遮光体検出装置100は、1つ以上の発光素子101と1つ以上の受光素子102からなる複数の素子列が枠状に配置された枠状領域を備える。例えば、図3に示したように、遮光体検出装置100は、横方向に配設された発光素子101−X1〜101−X4および受光素子102−X1〜102−X4からなる素子列と、縦方向に配設された発光素子101−Y1〜101−Y3および受光素子102−Y1〜102−Y3からなる素子列と、横方向に配設された発光素子101−X5〜101−X8および受光素子102−X5〜102−X8からなる素子列と、縦方向に配設された発光素子101−Y4〜101−Y6および受光素子102−Y4〜102−Y6からなる素子列と、が長方形の枠状に配置された枠状領域を備える。なお、図3に示したように、発光素子および受光素子は、例えば交互に配置される。また、複数の素子列は、多角形の枠状や円弧を有する枠状に配置されてもよい。加えて、本発明は素子列の形状に限定されず、素子列は図3に示したように直線状である以外に、円弧状であってもよく、凹凸を有する形状であってもよい。
ここで、発光素子101により発光される光線は拡散性を有するので、発光素子101により発光される光線が拡散する範囲内に配設された複数の受光素子102は、発光素子101により発光される光線を受光し得る。例えば、図3において、発光素子101−X2により発光された光線は、発光素子101−X2と相対する受光素子102−X6のみならず受光素子102−X5、102−Y7、102−Y8によっても受光され得る。さらに、発光素子101−X2により発光される光線は、発光素子101−X2が含まれる素子列と隣接する素子列に含まれる受光素子によっても受光され得る。例えば、発光素子101−X2により発光された光線は、受光素子102−Y2、102−Y3、102−Y5、102−Y6によって受光され得る。なお、発光素子101より発光される光線が拡散する範囲が広くなるほど、当該光線はより多くの受光素子102によって受光され得る。また、一の素子列を形成する発光素子101が発光した光線は、他の全ての素子列各々において1つ以上の受光素子102により受光されてもよい。
図4は、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100の構成を示す機能ブロック図である。図4に示したように、制御部110は、取得部112と、検出部114と、を含む。
取得部112は、発光素子101が光線を発光した際に、受光素子102による当該発光に対応する受光結果を取得する。例えば、取得部112は、図3において発光素子101−X2が発光した際に、発光素子101−X2による発光に対し各々の受光素子102が受光したか否かの結果を取得する。そして、取得部112は、取得した受光結果を検出部114に通知する。
検出部114は、取得部112により取得された受光結果に基づいて遮光体の位置を検出する。例えば、検出部114は、発光素子101が発光した光線が遮光体により遮られる遮光領域の位置及び形状を取得部112により取得された受光結果に基づいて検出してもよく、さらに、検出された遮光領域の面積が閾値以上である場合に、当該遮光領域の位置に遮光体が存在することを検出してもよい。そして、検出部114は検出された遮光体の位置を制御部110に通知し、制御部110は通知された遮光体の位置を顧客による操作として自動取引装置1の顧客操作情報取得部へ通知する。
<2.遮光体検出装置の動作>
以上、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100、および本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100を含む自動取引装置1の構成について説明した。以下では、図5を参照し、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100の動作について説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100の動作を示すフローチャートである。図5に示したように、まず、発光素子101が発光し(S702)、取得部112は、受光素子102による当該発光に対応する受光結果を取得する(S704)。ここで、S702およびS704の動作は、発光素子101−X1から発光素子101−X8まで順に繰り返され、続いて、発光素子101−Y1から発光素子101−Y6まで順に繰り返される。その後、検出部114は、取得部112により取得された受光結果に基づいて遮光体の位置を検出する(S706)。例えば、検出部114は、発光素子101が発光した光線が遮光体により遮られる遮光領域の位置及び形状を取得部112により取得された受光結果に基づいて検出してもよく、さらに、検出された遮光領域の面積が閾値以上である場合に、当該遮光領域の位置に遮光体が存在することを検出してもよい。
なお、本発明はS702およびS704の動作の繰り返しの順番に限定されず、例えば、S702およびS704の動作は発光素子101−X1から発光素子101−X8、発光素子101−Y1から発光素子101−Y6の順番と異なる順番で繰り返されてもよい。
<3.比較例>
以上、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100の動作について説明した。ここで、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100の技術的意義を明らかにするために、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100が行う遮光体検出処理の具体例の説明に先立ち、比較例に係る遮光体検出装置の外観構成および比較例に係る遮光体検出装置が行う遮光体検出処理の具体例を説明する。
(外観構成)
図6は比較例に係る遮光体検出装置の外観構成を示した説明図である。図6に示したように、比較例に係る遮光体検出装置は、横方向に配設された発光素子201−X1〜201−X8からなる発光素子列と、縦方向に配設された発光素子201−Y1〜201−Y6からなる発光素子列と、横方向に配設された受光素子202−X1〜202−X8からなる受光素子列と、縦方向に配設された受光素子202−Y1〜202−Y6からなる受光素子列と、が長方形の枠状に配置された枠状領域を備える。また、発光素子201は拡散性を有する光線を発光し、受光素子202は多様な方向からの光線を受光することができる。以下、図7〜11を参照して、比較例に係る遮光体検出装置が行う遮光体検出処理の具体例を説明する。
(遮光体検出処理の具体例)
図7〜11は、比較例に係る遮光体検出装置における、発光素子201および受光素子202による時系列の動作を説明するための説明図である。図7〜11において、投影面積が等しい遮光体3a〜3eが、遮光体検出装置上に存在する。なお、以下では、遮光体3a〜3e各々を特に区別する必要がない場合は、遮光体3a〜3e各々を単に遮光体3と呼称する。また、図7において、発光素子201と受光素子202を結ぶ実線は受光素子202に受光された光線を表す光軸を示し、発光素子201と受光素子202を結ぶ点線は遮光体3に遮られた光線を表す光軸を示す。以下、図8〜18において、発光素子201と受光素子202を結ぶ実線及び発光素子201と受光素子202を結ぶ点線が示す情報は図7における各情報と同様である。
まず、図7において、発光素子201−X1が発光すると、受光素子202−X1〜202−X5、202−Y1、202−Y2は発光素子201−X1により発光された光線を受光する。一方、受光素子202−X6〜202−X8は発光素子201−X1により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子202−X6〜202−X8各々に向かって発光される光線は遮光体3bまたは3cに遮られる。ゆえに、受光素子202−X6〜202−X8は当該光線を受光しない。また、受光素子202−Y3〜202−Y6は発光素子201−X1により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子202−Y3〜202−Y6各々について当該光線の方向は受光素子202−Y3〜202−Y6が受光可能な方向の範囲外である。ゆえに、受光素子202−Y3〜202−Y6は当該光線を受光しない。従って、発光素子201−X1による発光に対し受光素子202−X1〜202−X5、202−Y1、202−Y2が受光した、という受光結果が得られる。
その後、発光素子201−X2〜201−X8の順に発光および受光結果の取得の動作が繰り返される。図8において、発光素子201−X8が発光すると、受光素子202−X8、202−Y4、202−Y6は発光素子201−X1により発光された光線を受光する。一方、受光素子202−X1〜202−X7、202−Y5は発光素子201−X8により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子202−X1〜202−X7、202−Y5各々に向かって発光される光線は遮光体3b〜3d、または3eに遮られる。ゆえに、受光素子202−X1〜202−X7、202−Y5は当該光線を受光しない。従って、発光素子201−X8による発光に対し受光素子202−X8、202−Y4、202−Y6が受光した、という受光結果が得られる。
次に、図9において、発光素子201−Y1が発光すると、受光素子202−X5、202−Y1は発光素子201−Y1により発光された光線を受光する。一方、受光素子202−X1〜202−X4、202−X6、202−Y2〜202−Y6は発光素子201−Y1により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子202−X1〜202−X4、202−X6、202−Y2〜202−Y6各々に向かって発光される光線は遮光体3a〜3d、または3eに遮られる。ゆえに、受光素子202−X1〜202−X4、202−X6、202−Y2〜202−Y6は当該光線を受光しない。従って、発光素子201−Y1による発光に対し受光素子202−X5、202−Y1が受光した、という受光結果が得られる。
次に、図10において、発光素子201−Y2が発光すると、受光素子202−X2〜202−X4、202−Y1、202−Y3は発光素子201−Y2により発光された光線を受光する。一方、受光素子202−X1、202−X5、202−X6、202−Y2、202−Y4〜202−Y6は発光素子201−Y2により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子202−X1、202−X5、202−X6、202−Y2、202−Y4〜202−Y6各々に向かって発光される光線は遮光体3a、3d、または3eに遮られる。ゆえに、受光素子202−X1、202−X5、202−X6、202−Y2、202−Y4〜202−Y6は当該光線を受光しない。従って、発光素子201−Y2による発光に対し受光素子202−X2〜202−X4、202−Y1、202−Y3が受光した、という受光結果が得られる。
その後、発光素子201−Y3〜201−Y6の順に発光および受光結果の取得の動作が繰り返される。
そして、遮光体検出装置は、発光素子201が発光した光線が遮光体3により遮られる遮光領域の位置及び形状を取得された受光結果に基づいて検出し、検出された遮光領域の面積が閾値以上である場合に、当該遮光領域の位置に遮光体3が存在することを検出する。以下、図11を参照して、比較例に係る遮光体検出装置による遮光体の位置の検出の具体例について説明する。
図11は、比較例に係る遮光体検出装置が検出した遮光体の位置の具体例を示した説明図である。図11において、発光素子201と受光素子202を結ぶ実線及び点線は、取得部により取得された発光素子201−X1〜201−X8、201−Y1〜201−Y6各々による発光に対応する受光結果を光軸によって表したものである。
図11において、遮光体検出装置は、発光素子201と受光素子202を結ぶ複数の実線によって区切られた複数の範囲各々の位置及び形状を上記遮光領域の位置及び形状として検出する。次に、遮光体検出装置は、検出された遮光領域の面積が遮光体3の投影面積以上である場合に、当該遮光領域の位置に遮光体3が存在することを検出する。具体的には、図11において、遮光体検出装置は、遮光体3a〜3e各々の位置に対応する遮光領域の面積が遮光体3の投影面積以上であるため、当該遮光領域各々の位置に遮光体3a〜3eが存在することを検出する。
ここで、図11に示したように、横方向に配設された発光素子201−X1〜201−X8からなる発光素子列と縦方向に配設された受光素子202−Y1〜202−Y6からなる受光素子列により形成される検知領域の角部の領域においては隣接する当該発光素子列と当該受光素子列を結ぶ光軸が存在する。一方、横方向に配設された発光素子201−X1〜201−X8からなる発光素子と縦方向に配設された発光素子201−Y1〜201−Y6からなる発光素子列により形成される検知領域の角部の領域においては隣接する当該発光素子列どうしを結ぶ光軸は存在しない。従って、横方向に配設された発光素子201−X1〜201−X8からなる発光素子列と縦方向に配設された受光素子202−Y1〜202−Y6からなる受光素子列により形成される検知領域の角部の領域を通過する光軸の方向の分布と比べ、横方向に配設された発光素子201−X1〜201−X8からなる発光素子と縦方向に配設された発光素子201−Y1〜201−Y6からなる発光素子列により形成される検知領域の角部の領域を通過する光軸の方向の分布は狭い。結果として、遮光体検出装置は、図11において点線で示した円の位置に対応する遮光領域の面積が遮光体3の投影面積以上であるため、遮光体3が実際には存在しない当該遮光領域の位置に遮光体が存在することを検出する。
(課題の整理)
以上説明したように、比較例に係る遮光体検出装置では、遮光体を検知する精度が検知領域全体において平準化されにくいという問題があった。例えば、発光素子列と受光素子列により形成される検知領域の角部の領域における遮光体を検知する精度と比べ、発光素子列どうしにより形成される検知領域の角部の領域における遮光体を検知する精度が下がるという問題があった。
<4.本発明の実施形態に係る遮光体検出装置>
本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100によれば、上記問題を解決し、遮光体を検知する精度を検知領域全体において平準化することが可能である。以下、このような本実施形態に係る遮光体検出装置100が行う遮光体検出処理の具体例について順次詳細に説明する。
(遮光体検出処理の具体例)
図12〜18は、本実施形態に係る遮光体検出装置100における、発光素子101および受光素子102による時系列の動作を説明するための説明図である。なお、図12〜18において、遮光体3a〜3eの遮光体検出装置上における位置は図7〜11と同様である。
まず、図12において、発光素子101−X1が発光すると、受光素子102−X5〜102−X7、102−Y3、102−Y4は発光素子101−X1により発光された光線を受光する。一方、受光素子102−X8、102−Y2は発光素子101−X1により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−X8、102−Y2各々に向かって発光される光線は遮光体3aまたは3bに遮られる。ゆえに、受光素子102−X8、102−Y2は当該光線を受光しない。また、受光素子102−Y5、102−Y6は発光素子101−X1により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−Y5、102−Y6各々から見た当該光線の到来方向は受光素子102−Y5、102−Y6各々が受光可能な方向の範囲外である。ゆえに、受光素子102−Y5、102−Y6は当該光線を受光しない。従って、発光素子101−X1による発光に対し受光素子102−X5〜102−X7、102−Y3、102−Y4が受光した、という受光結果を取得部112が取得する。
その後、発光素子101−X2〜101−X4の順に発光および受光結果の取得の動作が繰り返される。図13において、発光素子101−X4が発光すると、受光素子102−X5、102−Y1、102−Y2は発光素子101−X4により発光された光線を受光する。一方、受光素子102−X6〜102−X8、102−Y5、102−Y6は発光素子101−X4により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−X6〜102−X8、102−Y5、102−Y6各々に向かって発光される光線は遮光体3a〜3d、または3eに遮られる。ゆえに、受光素子102−X6〜102−X8、102−Y5、102−Y6は当該光線を受光しない。また、受光素子102−Y3は発光素子101−X4により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−Y3から見た当該光線の到来方向は受光素子102−Y3が受光可能な方向の範囲外である。ゆえに、受光素子102−Y3は当該光線を受光しない。従って、発光素子101−X4による発光に対し受光素子102−X5、102−Y1、102−Y2が受光した、という受光結果を取得部112が取得する。
次に、図14において、発光素子101−X5が発光すると、受光素子102−X1、102−X3、102−Y1、102−Y2、102−Y5、102−Y6は発光素子101−X5により発光された光線を受光する。一方、受光素子102−X2、102−X4は発光素子101−X5により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−X2、102−X4各々に向かって発光される光線は遮光体3aまたは3cに遮られる。ゆえに、受光素子102−X2、102−X4は当該光線を受光しない。また、受光素子102−Y4は発光素子101−X5により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−Y4から見た当該光線の到来方向は受光素子102−Y4が受光可能な方向の範囲外である。ゆえに、受光素子102−Y4は当該光線を受光しない。従って、発光素子101−X5による発光に対し受光素子102−X1、102−X3、102−Y1、102−Y2、102−Y5、102−Y6が受光した、という受光結果を取得部112が取得する。
その後、発光素子101−X6〜101−X8の順に発光および受光結果の取得の動作が繰り返される。
次に、図15において、発光素子101−Y1が発光すると、受光素子102−X4、102−X7、102−Y4は発光素子101−Y1により発光された光線を受光する。一方、受光素子102−X5、102−X6、102−Y5、102−Y6は発光素子101−Y1により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−X5、102−X6、102−Y5、102−Y6各々に向かって発光される光線は遮光体3a、3b、または3dに遮られる。ゆえに、受光素子102−X5、102−X6、102−Y5、102−Y6は当該光線を受光しない。また、受光素子102−X1〜102−X3は発光素子101−Y1により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−X1〜102−X3各々から見た当該光線の到来方向は受光素子102−X1〜102−X3各々が受光可能な方向の範囲外である。ゆえに、受光素子102−X1〜102−X3は当該光線を受光しない。従って、発光素子101−Y1による発光に対し受光素子102−X4、102−X7、102−Y4が受光した、という受光結果を取得部112が取得する。
次に、図16において、発光素子101−Y2が発光すると、受光素子102−X1〜102−X3、102−X8は発光素子101−Y2により発光された光線を受光する。一方、受光素子102−X5〜102−X7、102−Y4〜102−Y6は発光素子101−Y2により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−X5〜102−X7、102−Y4〜102−Y6各々に向かって発光される光線は遮光体3c、3d、または3eに遮られる。ゆえに、受光素子102−X5〜102−X7、102−Y4〜102−Y6は当該光線を受光しない。従って、発光素子101−Y2による発光に対し受光素子102−X1〜102−X3、102−X8が受光した、という受光結果を取得部112が取得する。
その後、発光素子101−Y3、101−Y4の順に発光および受光結果の取得の動作が繰り返される。図17において、発光素子101−Y4が発光すると、受光素子102−X1、102−X2、102−X6〜102−X8は発光素子101−Y4により発光された光線を受光する。一方、受光素子102−Y1〜102−Y3は発光素子101−Y4により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−Y1〜102−Y3各々に向かって発光される光線は遮光体3a、3b、または3cに遮られる。ゆえに、受光素子102−Y1〜102−Y3は当該光線を受光しない。また、受光素子102−X3、102−X4は発光素子101−Y4により発光された光線が拡散する範囲内に配設されているが、受光素子102−X3、102−X4各々から見た当該光線の到来方向は受光素子102−X3、102−X4各々が受光可能な方向の範囲外である。ゆえに、受光素子102−X3、102−X4は当該光線を受光しない。従って、発光素子101−Y4による発光に対し受光素子102−X1、102−X2、102−X6〜102−X8が受光した、という受光結果を取得部112が取得する。
その後、発光素子101−Y5、101−Y6の順に発光および受光結果の取得の動作が繰り返される。
そして、検出部114は、発光素子101が発光した光線が遮光体3により遮られる遮光領域の位置及び形状を取得部112により取得された受光結果に基づいて検出し、検出された遮光領域の面積が閾値以上である場合に、当該遮光領域の位置に遮光体3が存在することを検出する。以下、図18を参照して、検出部114による遮光体の位置の検出の具体例について説明する。
図18は、本発明の実施形態に係る遮光体検出装置100が検出した遮光体3の位置の具体例を示した説明図である。図18において、発光素子101と受光素子102を結ぶ実線及び点線は、取得部112により取得された発光素子101−X1〜101−X8、101−Y1〜101−Y6各々による発光に対応する受光結果を光軸によって表したものである。
図18において、検出部114は、発光素子101と受光素子102を結ぶ複数の実線によって区切られた複数の範囲各々の位置及び形状を上記遮光領域の位置及び形状として検出する。次に、検出部114は、検出された遮光領域の面積が遮光体3の投影面積以上である場合に、当該遮光領域の位置に遮光体3が存在することを検出する。具体的には、図18において、検出部114は、遮光体3a〜3e各々の位置に対応する遮光領域の面積が遮光体3の投影面積以上であるため、当該遮光領域各々の位置に遮光体3a〜3eが存在することを検出する。
ここで、図18に示したように、横方向に配設された発光素子101−X1〜101−X4および受光素子102−X1〜102−X4からなる素子列と縦方向に配設された発光素子101−Y4〜101−Y6および受光素子102−Y4〜102−Y6からなる素子列により形成される検知領域の角部の領域においては隣接する当該素子列どうしを結ぶ光軸が存在する。さらに、横方向に配設された発光素子101−X1〜101−X4および受光素子102−X1〜102−X4からなる素子列と縦方向に配設された発光素子101−Y1〜101−Y3および受光素子102−Y1〜102−Y3からなる素子列により形成される検知領域の角部の領域においても隣接する当該素子列どうしを結ぶ光軸が存在する。従って、横方向に配設された発光素子101−X1〜101−X4および受光素子102−X1〜102−X4からなる素子列と縦方向に配設された発光素子101−Y4〜101−Y6および受光素子102−Y4〜102−Y6からなる素子列により形成される検知領域の角部の領域と、横方向に配設された発光素子101−X1〜101−X4および受光素子102−X1〜102−X4からなる素子列と縦方向に配設された発光素子101−Y1〜101−Y3および受光素子102−Y1〜102−Y3からなる素子列により形成される検知領域の角部の領域において、各々の領域を通過する光軸の方向の分布の幅は平準化されている。結果として、検出部114は、図11において点線で示した円の位置に対応する位置に遮光体が存在することを検出しない。なお、発光素子101が発光する光線の拡散する方向の範囲および受光素子102が受光可能な方向の範囲が広くなるほど、素子列により形成される検知領域の角部の領域を通過する光軸の方向の分布の幅が広がるため、当該領域における遮光体を検知する精度を向上させることができる。
(効果の説明)
以上説明したように、本実施形態に係る遮光体検出装置100は、1つ以上の発光素子101と1つ以上の受光素子102からなる複数の素子列が枠状に配置された枠状領域を備えることにより、素子列により形成される検知領域の複数の角部の領域において、当該領域を通過する光軸の方向の分布の幅を平準化することが可能である。結果として、遮光体を検知する精度を検知領域全体において平準化することが可能である。
<5.変形例>
(第1の変形例)
上記では、遮光体検出装置100において、枠状領域を形成する素子列が直線状である例を説明したが、枠状領域を形成する素子列は凹凸を有する形状であってもよい。以下、図19を参照して第1の変形例に係る遮光体検出装置100について説明する。
図19は、第1の変形例に係る遮光体検出装置の外観構成を示した説明図である。図19に示したように、第1の変形例に係る遮光体検出装置100において、枠状領域を形成する素子列は凹凸を有する形状である。具体的には、素子列を形成する受光素子302は、発光素子301と比較し枠状領域の外周に近い位置に配置される。例えば、発光素子301−X1〜301−X4と受光素子302−X1〜302−X4からなる素子列を形成する受光素子302−X1〜302−X4は、発光素子301−X1〜301−X4と比較し枠状領域の外周に近い位置に配置される。
以上説明したように、第1の変形例に係る遮光体検出装置において、素子列を形成する受光素子302は発光素子301と比較し枠状領域の外周に近い位置に配置される。従って、第1の変形例に係る遮光体検出装置は、素子列が直線状である場合と比較し、外来光が存在する環境下において受光素子302が素子被覆部120によって外来光から遮蔽される確実性を向上させることが可能である。
(第2の変形例)
上記では、遮光体検出装置100において、枠状領域を形成する素子列が直線状または凹凸を有する形状である例を説明したが、枠状領域を形成する素子列は円弧状であってもよい。以下、図20を参照して第2の変形例に係る遮光体検出装置100について説明する。
図20は、第2の変形例に係る遮光体検出装置の外観構成を示した説明図である。図20に示したように、第2の変形例に係る遮光体検出装置100において、枠状領域を形成する素子列は円弧状である。具体的には、枠状領域を形成する素子列は、枠状領域の外側に凸の円弧状である。例えば、発光素子401−X1〜401−X4と受光素子402−X1〜402−X4からなる素子列は、枠状領域の外側に凸の円弧上である。また、例えば、素子列を形成する発光素子401および受光素子402は、素子列のなす円弧の中心を向く姿勢で配置される。
以上説明したように、第2の変形例に係る遮光体検出装置において、枠状領域を形成する素子列は円弧状であり、素子列を形成する発光素子401および受光素子402は素子列のなす円弧の中心を向く姿勢で配置される。従って、第2の変形例に係る遮光体検出装置は、受光素子402に受光され得る光線を表す光軸の検知領域全体における本数を増加させることが可能である。
(第3の変形例)
上記では、遮光体検出装置100において、素子列を形成する発光素子および受光素子の比率が等しい例を説明したが、素子列を形成する発光素子および受光素子の比率は異なってもよい。以下、図21を参照して第3の変形例に係る遮光体検出装置100について説明する。
図21は、第3の変形例に係る遮光体検出装置の外観構成を示した説明図である。図21に示したように、第3の変形例に係る遮光体検出装置100において、素子列を形成する発光素子501の比率と受光素子502の比率は異なる。例えば、発光素子501−Y1〜501−Y2と受光素子502−Y1〜502−Y4からなる素子列において、発光素子501の比率は1/3であり受光素子502の比率は2/3であるため、発光素子501および受光素子502の比率は異なる。
<6.むすび>
以上のように、本発明の実施形態によれば、1つ以上の発光素子と1つ以上の受光素子からなる複数の素子列が枠状に配置された枠状領域を備えることにより、素子列により形成される検知領域の複数の角部の領域において、当該領域を通過する光軸の方向の分布の幅を平準化することが可能である。結果として、遮光体を検知する精度を検知領域全体において平準化することが可能である。
また、本発明の実施形態によれば、素子列を形成する受光素子を発光素子と比較し枠状領域の外周に近い位置に配置することにより、素子列が直線状である場合と比較し、外来光が存在する環境下において受光素子が素子被覆部によって外来光から遮蔽される確実性を向上させることが可能である。
さらに、本発明の実施形態によれば、枠状領域を形成する素子列を円弧状とし、素子列を形成する発光素子および受光素子を素子列のなす円弧の中心を向く姿勢で配置することにより、受光素子に受光され得る光線を表す光軸の検知領域全体における本数を増加させることが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 自動取引装置
3 遮光体
10 通帳挿入排出口
20 カード挿入排出口
30 硬貨投入口
40 紙幣投入口
50 操作表示部
100 遮光体検出装置
101、201、301、401、501 発光素子
102、202、302、402、502 受光素子
110 制御部
112 取得部
114 検出部
120 素子被覆部
130 透明パネル
200 表示部

Claims (10)

  1. 拡散性を有する光線を発光する1つ以上の発光素子と光線を受光する1つ以上の受光素子からなる複数の素子列が枠状に配置された枠状領域と、
    前記発光素子が光線を発光した際に、前記受光素子による前記発光に対応する受光結果を取得する取得部と、
    前記受光結果に基づいて遮光体の位置を検出する検出部と、
    を備える遮光体検出装置。
  2. 前記複数の素子列は、交互に配置された前記発光素子と前記受光素子からなる、請求項1に記載の遮光体検出装置。
  3. 前記検出部は、前記発光素子が発光した光線が前記遮光体により遮られる遮光領域の位置及び形状を前記受光結果に基づいて検出する、請求項1または2に記載の遮光体検出装置。
  4. 前記検出部は、検出された前記遮光領域の面積が閾値以上である場合に、前記遮光領域の位置に前記遮光体が存在することを検出する、請求項3に記載の遮光体検出装置。
  5. 一の前記素子列を形成する前記発光素子が発光した光線は、他の全ての前記素子列各々において1つ以上の受光素子により受光される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の遮光体検出装置。
  6. 前記複数の素子列各々は複数の前記発光素子を備え、
    前記複数の発光素子各々は順に発光する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の遮光体検出装置。
  7. 前記複数の素子列は多角形の枠状に配置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の遮光体検出装置。
  8. 前記複数の素子列は長方形の枠状に配置される、請求項7に記載の遮光体検出装置。
  9. 前記光線は赤外線である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の遮光体検出装置。
  10. 拡散性を有する光線を発光する1つ以上の発光素子と光線を受光する1つ以上の受光素子からなる複数の素子列が枠状に配置された枠状領域と、
    前記発光素子が光線を発光した際に、前記受光素子による前記発光に対応する受光結果を取得する取得部と、
    前記受光結果に基づいて遮光体の位置を検出する検出部と、
    を備える自動取引装置。
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