JP2016066225A - 照明装置及び生体認証装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明装置及び生体認証装置において、被写体の照明領域が照明装置に比べて大きい場合でも省電力化を可能とすることを目的とする。【解決手段】基板の表面に設けられたM個の光源と、光源からの光を照明領域をN分割するN個の照明エリアを照射するように回折する回折光学素子と、第1乃至第Nの期間において、夫々L=M/N個の光源を有する第1乃至第Nの光源群を時分割で点灯して、第1乃至第Nの光源群の点灯した光源からの光を、照明領域を形成する第1乃至第Nの照明エリアに時分割で順次照射する制御部を備え、M,Nは2以上の自然数であり、Lは1以上の自然数であるように構成する。【選択図】図5B

Description

本発明は、照明装置及び生体認証装置に関する。
近年、手または指の静脈のパターン、指紋または掌紋のパターンなどの生体情報を表す生体画像に基づいて、システムの利用者を非接触で認証する生体認証技術が開発されている。生体認証技術を利用した生体認証装置は、利用者の生体情報を表す入力生体画像を、予め登録された登録利用者の生体画像を表す登録生体情報と照合する。生体認証装置は、照合処理の結果に基づき、登録生体情報と一致すると判定された入力生体情報で表される生体情報を持つ利用者を正当な権限を有する登録利用者として認証し、上記のシステムの利用を許可する。生体認証装置は、例えば上記のシステム内に組み込まれていても、或いは、上記のシステムに外部接続されていても良い。
生体認証装置は、例えばパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)へのログオン管理、銀行のATM(Automated Teller Machine)における本人確認、オフィスなどの入退室管理などの様々な分野で利用されている。また、生体認証装置の適用範囲の拡大に伴い、生体認証装置の小型化が求められている。
生体認証装置が高精度で利用者を照合するためには、生体画像上で生体情報の特徴的な構造が鮮明に写っていることが望ましい。そこで、生体情報を撮影して生体画像を生成する生体認証装置用センサは、生体情報を含む手などの被写体を結像レンズとCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子で撮影する撮影光学系に加え、被写体に照明光を照射する照明光学系を有していることもある。
照明光学系と撮影光学系を備えた生体認証装置用センサの技術が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2及び特許文献3)。一方、生体認証装置の適用範囲を拡大するため、生体認証装置の小型化への要求に加え、例えば生体認証装置が電池により駆動される場合を考慮して、生体認証装置の省電力化が望まれている。
認証を行う指などの被写体と同等或いはそれ以上の大きさとなる照明光学系と撮影光学系が一体型となった光学系を用い、生体情報を取得する薄型の生体認証装置が提案されている(例えば、特許文献1)。この提案されている生体認証装置では、生体画像の取得範囲に合わせて照明範囲を制御するため、省電力化は可能であるものの、例えば手のひらのように被写体となる生体部位が指などに比べて大きい場合には照明光学系が大型化してしまい、小型化は難しい。
また、認証を行う指などの被写体と同等或いはそれ以上の大きさとなる照明光学系と撮影光学系とで生体を挟み込む構造の生体認証装置が提案されている(例えば、特許文献2)。 この提案されている生体認証装置では、生体画像の取得範囲に合わせて照明範囲を制御するため、省電力化は可能であるものの、例えば手のひらのように被写体となる生体部位が指などに比べて大きい場合には照明光学系が大型化してしまい、小型化は難しい。
さらに、認証を行う指などの被写体に斜めから光を照射する照明光学系と正面から指紋などの被写体のパターンを撮影する撮影光学系を有するバイオメトリクスセンサが提案されている(例えば、特許文献3)。この提案されているバイオメトリクスセンサでは、被写体に斜めから光を照射する構成であるため、例えば手のひらのように被写体となる生体部位が指などに比べて大きい場合には、上記の場合と同様に照明光学系及び適用する生体認証装置が大型化してしまい、小型化は難しい。
特開2009−31903号公報 特開2013−130981号公報 特表2005−527874号公報
上記の提案されている生体認証装置及びバイオメトリックスセンサを含む、従来の照明装置を備えた生体認証装置では、被写体となる生体部位が照明装置の照明光学系に比べて大きい場合、即ち、被写体の照明領域が照明装置に比べて大きい場合、照明装置及び生体認証装置は大型化してしまい、小型化が難しい。
そこで、1つの側面では、被写体の照明領域が照明装置に比べて大きい場合でも省電力化が可能な照明装置及び生体認証装置を提供することを目的とする。
1つの案によれば、基板の表面に設けられたM個の光源と、前記光源からの光を、照明領域をN分割するN個の照明エリアを照射するように回折する回折光学素子と、第1乃至第Nの期間において、夫々L=M/N個の光源を有する第1乃至第Nの光源群を時分割で点灯して、前記第1乃至第Nの光源群の点灯した光源からの光を、前記照明領域を形成する第1乃至第Nの照明エリアに時分割で順次照射する制御部を備え、前記M,Nは2以上の自然数であり、前記Lは1以上の自然数である照明装置が提供される。
一態様によれば、被写体の照明領域が照明装置に比べて大きい場合でも省電力化が可能となる。
生体認証装置用センサの第1の例を示す平面図である。 生体認証装置用センサの第1の例を模式的に示す側面図である。 生体認識装置用センサの第1の例の照明光を模式的に示す図である。 生体認証装置用センサの第2の例を示す平面図である。 生体認証装置用センサの第2の例を模式的に示す側面図である。 生体認識装置用センサの第2の例の照明光を模式的に示す図である。 ローリングシャッタ方式のイメージセンサの一例を説明する図である。 第1実施例における照明エリアの切り替えの一例を説明する図である。 第1実施例における生体認証装置用センサの一例を示す平面図である。 第1実施例における生体認証装置用センサの一例を模式的に示す側面図である。 第1実施例における分割された照明領域の照明エリアを示す平面図である。 第2実施例における照明装置の一例を示す平面図である。 第2実施例における照明装置の一例を模式的に示す側面図である。 回折光学素子の配置の一例を示す平面図である。 回折光学素子の配置の他の例を示す平面図である。 回折光学素子の回折格子の一例を示す平面図である。 回折光学素子の構成の一例を説明する図である。 回折光学素子の評価結果の一例を模式的に示す図である。 照明エリアの切り替えの一例を説明する図である。 照明エリアの切り替えの一例を説明する図である。 照明エリアの切り替えの他の例を説明する図である。 照明エリアの切り替えの他の例を説明する図である。 照明エリアの切り替えの他の例を説明する図である。 照明エリアの切り替えの他の例を説明する図である。 照明エリアの切り替え処理の一例を説明するフローチャートである。 一実施例における生体認証装置の一例を示すブロック図である。 コンピュータの構成の一例を示すブロック図である。
開示の照明装置及び生体認証装置では、複数の光源に、照明領域を形成する複数の照明エリアを割り当て、割り当てられた照明エリアがイメージセンサの露光対象となるタイミングで発光するように各光源の点滅を制御する。
以下に、開示の照明装置及び生体認証装置の各実施例を図面と共に説明する。
図1A乃至図1Cは、生体認証装置用センサの第1の例を説明する図である。図1Aは生体認証装置用センサの第1の例を示す平面図(または、上面図)、図1Bは生体認証装置用センサの第1の例を模式的に示す側面図、図1Cは生体認証装置用センサの第1の例の照明光を模式的に示す図である。生体認証装置用センサ1Aは、カメラなどの撮影光学系2と、照明光学系3を有する。照明光学系3は、基板4上に設けられた複数(この例では8個)のLED5と、レンズアレイ6を有する。LED5は、光源の一例である。この例では、図1Aに示すように、LED5は撮影光学系2の外側にリング状に配置されており、レンズアレイ6はLED5と対向するようにリング状に設けられている。図1Cに示すように、各LED5からの照明光はレンズアレイ6により広がりを持たされて認証する生体部位の照明領域10に重ねて照射される。
図2A乃至図2Cは、生体認証装置用センサの第2の例を説明する図である。図2Aは生体認証装置用センサの第2の例を示す平面図(または、上面図)、図2Bは生体認証装置用センサの第2の例を模式的に示す側面図、図2Cは生体認識装置用センサの第2例の照明光を模式的に示す図である。図2A乃至図2C中、図1A乃至図1Cと同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図2A及び図2Bに示す生体認証装置用センサ1Bでは、図1A及び図1Bのレンズアレイ6の代わりに、拡散導光板7がLED5と対向するようにリング状に設けられている。図2Cに示すように、各LED5からの照明光は拡散導光板7により拡散されて照明領域10に重ねて照射される。照明光の強度は、図1Cの場合と比較すると、照明領域10上の位置にかかわらず略均一となる。しかし、拡散された照明光は、照明領域10より広い領域に照射され、照明領域10の外側では、図2Cにおいて楕円で囲んで示すように漏れ光による無駄が発生してしまう。
上記生体認識装置用センサの第1の例及び第2の例では、認証する生体部位(例えば、手のひら)の照明領域10の平面図上の面積が、図1Aまたは図2Aに示す平面図上の照明光学系3の面積より大きい場合でも、投射型の照明光学系3により照明装置を小型化できる。複数のLED5からの照明光を重ね合わせることで、照明領域10に均一で明るい照明光を照射できるが、複数のLED5を同時に駆動して照明光を重ね合わせるため、多くのLED5が必要となり、消費電力が増大する。
また、レンズアレイ6または拡散導光板7を介して照明領域10に照射される照明光の場合、照明光の照射パターンの形状や範囲を制御することは難しい。生体認識装置用センサの第1の例または第2の例に、例えば上記特許文献1または特許文献2で提案されている照明用LEDを点灯滅する手法を適用しても、照明領域10において重なり合った照明光の明るさが変化するだけであり、平面図上で、認証する生体部位の照明領域10の面積が照明光学系3の面積より大きい場合に、照明装置の小型化と省電力化の両立は難しい。
図3は、ローリングシャッタ方式のイメージセンサの一例を説明する図である。図3は、例えば上記生体認証装置用センサの第1の例または第2の例の撮影光学系2に用いるローリングシャッタ方式のイメージセンサ201の画像データの取得及び転送のイメージを示し、画像の各行(または、ライン)は、便宜上正方形で示す複数の画素で形成されている。イメージセンサ201は、低コスト化を図るためにデータを蓄えるバッファの記憶容量が比較的小さい場合などに、行毎に画像データを取得(即ち、カメラ露光)してバッファに転送する処理を順次実行する周知の構成を有する。このため、照明光は、イメージセンサ201で画像データを取得中ではない行に相当する照明領域10の部分にも常に照射されており、画像データを取得中ではない行に相当する照明領域10の部分を照射する照明光を発生するために無駄な電力を消費してしまう。このように、照明装置の小型化と省電力化の両立は難しい。なお、全ての行の画像データを同時に取得(即ち、カメラ露光)してバッファに転送するグローバルシャッタ方式のイメージセンサを用いた場合も、照明光は照明領域10の全部分に常に照射されるので、消費電力は上記ローリングシャッタ方式のイメージセンサ201を用いた場合と実質的に同じである。
図4は、第1実施例における照明エリアの切り替えの一例を説明する図である。認証する生体部位(例えば、手のひら)の照明領域10は、複数の照明エリアに分割され、光源からの照明光が照射される照明エリアを順次切り替える。図4は、ローリングシャッタ方式のイメージセンサ201の領域が、照明領域10を2分割する2個の照明エリアに対応する2個の露光エリア2−1,2−2に分割され、1個以上の第1の光源からの照明光が第1の照明エリアに照射される時に第1の露光エリア2−1を露光する第1の期間と、1個以上の第1の光源とは異なる第2の光源からの照明光が第2の照明エリアに照射される時に第2の露光エリア2−2を露光する第2の期間とが交互に繰り返される場合を示す。この場合、第1の期間では、図4の左側にハッチングで示す第1の露光エリア2−1内で例えば矢印で示す順で行毎に画像データが取得(即ち、カメラ露光)されてバッファに転送され、第2の期間では、図4の右側にハッチングで示す第2の露光エリア2−2内で例えば矢印で示す順で行毎に画像データが取得(即ち、カメラ露光)されてバッファに転送される。照明装置による第1の期間中の第1の照明エリアへの照明光の照射と、第1の露光エリア2−1内での行毎の画像データの取得及びバッファへの転送とは、同期している。同様に、照明装置による第2の期間中の第2の照明エリアへの照明光の照射と、第2の露光エリア2−2内での行毎の画像データの取得及びバッファへの転送とは、同期している。照明装置からの照明光を、照明領域の第1及び第2の照明エリアに時分割で照射することで、一度に照明領域10全体に照射する場合と比較すると、同時に駆動する光源の数を減らすことができるので省電力化が可能となる。
なお、図4の例では照明領域10を2個の照明エリアに分割しているが、照明領域10を分割する照明エリアの数は2個に限定されず、複数個であれば良いので、対応する露光エリアの数も複数個であれば良い。また、1個の照明エリアに対応する1個の露光エリアは、イメージセンサ201の1行に相当する面積以上であれば、大きさは特に限定されない。なお、照明領域10は複数個の照明エリアに分割され、対応する露光エリアの数も複数個であるため、1個の照明エリアに対応する1個の露光エリアは、イメージセンサ201の1行に相当する面積以上、且つ、イメージセンサ201の総露光エリアの1/2以下の面積であれば良い。
図5A乃至図5Cは、第1実施例における生体認証装置用センサの一例を説明する図である。図5Aは第1実施例における生体認証装置用センサの一例を示す平面図、図5Bは第1実施例における生体認証装置用センサの一例を模式的に示す側面図、図5Cは第1実施例における分割された照明領域の照明エリアを示す平面図である。
図5A及び図5Bに示す生体認証装置用センサ11は、カメラなどの撮影光学系12と、照明光学系13を有する。照明光学系13は、基板14上に設けられた複数(この例では8個)のLED15と、回折光学素子16とを有する。この例では、図5Aに示すように、光源の一例であるLED15は撮影光学系12の外側にリング状に配置されており、回折光学素子16はLED15と対向するように、LED15の光出射面側にリング状に設けられている。また、この例では生体認証装置用センサ11を手のひらの静脈認証に適用するため、LED15は単一色と見なせる波長帯域を持ち、生体への透過率が高い近赤外線で静脈パターンを撮影するが、光源が出力する光の波長または特性は、照明装置の用途に応じて適宜選定すれば良い。
図5Bに示すように、回折光学素子16は、例えばガラスまたはプラスチックの基板161の表面に形成されている。基板161がガラス基板の場合は、エッチングなどでガラスを直接加工する方法、フォトポリマー紫外線硬化樹脂を転写してパターニングする方法などを用いて回折光学素子16形成することができる。一方、基板161がプラスチック基板の場合、インジェクションモールド成形、ホットエンボス成形などで成型と同時に直接加工する方法、フォトポリマー紫外線硬化樹脂を転写してパターニングする方法などを用いて回折光学素子16を形成することができる。さらに、薄いフィルムの場合、ホットエンボス成形で成形と同時に直接加工する方法、フォトポリマー紫外線硬化樹脂を転写してパターニングする方法などを用いて回折光学素子16を形成し、フィルム状の回折光学素子16をガラスまたはプラスチック基板に貼り付けても良い。
この例では、回折光学素子16は、LED15からの光が入射される基板161の光入射面とは反対側(図5Bの上側)の、LED15からの光を出射する基板161の光出射面に形成されているが、基板161の光入射面に形成されていても良い。回折光学素子16は、基板161の材料及び厚みによって決まる屈折率の影響を考慮して設計可能である。LED15の発光面と回折光学素子16の光入射面(即ち、基板161の光入射面)との間隔は、ゼロ(0)より大きいことが望ましいが、ゼロ(0)であっても良い。
図5Aにおいて、8個のLED15のうち、例えば上半分の4個のLED15からの照明光は、回折光学素子16を介して図5Cに示す照明領域10の上半分の第1の照明エリア10−1だけを照射する。一方、8個のLED15のうち、例えば下半分の4個のLED15からの照明光は、回折光学素子16を介して図5Cに示す照明領域10の下半分の第2の照明エリア10−2だけを照射する。第1の期間中は上半分の4個のLED15だけを点灯することで、照明光が第1の照明エリア10−1だけに照射される。また、第1の期間に続く第2の期間中は下半分の4個のLED15だけを点灯することで、照明光が第2の照明エリア10−2だけに照射される。従って、上半分の4個のLED15と、下半分の4個のLED15を交互に点灯することで、照明光を、照明領域10の第1及び第2の照明エリア10−1,10−2に時分割で照射することができる。この例では、一度に8個(即ち、全て)のLED15を点灯して照明光を照明領域10全体に照射する場合と比較すると、同時に駆動するLED15の数を半分に減らすことができるので、その分省電力化が可能となる。
また、この例では、図5Cに示すように、第1及び第2の照明エリア10−1,10−2のパターン形状は、夫々例えば長方形であり、第1及び第2の照明エリア10−1,10−2を合わせて正方形の照明領域10を形成している。各照明エリアのパターン形状は、画像取得するイメージセンサ201の各露光エリアに応じて決定しても良い。例えば、被写体となる生体部位の形状が指のように長方形であれば、各照明エリアのパターン形状を正方形とし、例えば2個の照明エリアを合わせて長方形の照明領域10を形成するようにしても良い。回折光学素子16を適切に設計することで、種々の照明エリアのパターン形状を被写体に合わせて形成することができる。
図6A及び図6Bは、第2実施例における照明装置一例を説明する図である。図6Aは第2実施例における照明装置の一例を示す平面図、図6Bは第2実施例における照明装置の一例を模式的に示す側面図である。図6A及び図6B中、図5A及び図5Bと同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図6A及び図6Bに示す照明装置21は、基板14上に設けられた複数(この例では8個)のLED15と、回折光学素子16とを有する。
図7A及び図7Bは、回折光学素子の配置の例を示す平面図である。回折光学素子16は、図7Aに示すように基板161の全面に対して形成されても、図7Bに示すようにLED15からの光が照射される基板161の部分だけに形成されても良い。
なお、上記の各実施例では、LED15及び回折光学素子16をリング状に配置しているが、例えば格子状に配置しても良く、LED15及び回折光学素子16の配置は、照明装置21大きさ、形状などに応じて適宜変更可能である。また、図7Bに示すように回折光学素子16が部分的に形成されている場合も、回折光学素子16の配置はLED15の配置に合わせた配置である。
図8は、回折光学素子の回折格子の一例を示す平面図である。この例では、回折光学素子16は、マトリクス状に2次元配置された複数(この例では25個)の回折格子(以下、「セル」とも言う)163の集合体で形成されている。回折光学素子16に2次元配置されるセル163の数は、照明領域10の面積に応じて設定可能である。各セル163のピッチ(即ち、格子ピッチ)及び回転方向(または、回転角度)は、例えば図6A中の上半分の4個のLED15からの照明光が図5Cの第1の照明エリア10−1に照射され、下半分の4個のLED15からの照明光が図5Cの第2の照明エリア10−2に照射されるように設計すれば良い。セル163の形状は矩形に限定されず、セル163の2次元配置はマトリクス状に限定されず、セル163の数も特に限定されない。以下の説明では、回折光学素子16の一辺に沿ったセル163の数のことを「ピクセル数PIX」とも言う。
図9Aは回折光学素子の構成の一例を説明する図であり、図9Bは、回折光学素子の評価結果の一例を模式的に示す図である。図9AはLED15と回折光学素子16と照明領域10の位置関係を示し、図9Bは照明領域10の測定結果を示す。この例では、照明領域10は110mm×110mmの大きさの矩形であり、LED15の発光面は3mm×3mmの大きさの矩形であり、発光波長は545nmである。また、LED15と回折光学素子16との間隔は5mmであり、回折光学素子16の基板161は合成石英であり、厚みは2mmである。回折光学素子16と照明領域10との間隔は50mmである。さらに、回折光学素子16は5mm×5mmの大きさの矩形であり、回折光学素子16のピクセル数PIXは250個であり、セル163は0.02mm×0.02mmの大きさの矩形である場合、図9Bにハッチングで示すように、照明装置21の平面図上の面積(即ち、基板14または基板161の表面と平行な平面上の照明装置21の占有面積)より大きく、時分割で照明光が照射される第1及び第2の照明エリア10−1,10−2を合わせて形成される照明領域10における光強度分布は均一である。図9BのY(m)は例えば図9Aの上下方向上の位置に相当し、X(m)は例えば図9Aの紙面と垂直な方向上の位置に相当する。なお、LED15の発光中心波長は、生体認証装置や生体認証装置用センサに一般的に使用される近赤外の波長であっても良く、発光中心波長を基に必要な照明領域10の各照明エリア10−1,10−2を得る回折光学素子16のピクセル数PIX及び、セル163を設計すれば良い。撮影光学系12及び照明光学系13を含む光学系全体を構成する条件を基に、必要な照明領域10の各照明エリア10−1,10−2を得る回折光学素子16のピクセル数PIX及び、セル163を設計すれば良い。各セル163のピッチ及び回転方向を適切に設計することで、時分割で照明光が照射される第1及び第2の照明エリア10−1,10−2を合わせて形成される照明領域10における光強度分布を均一に制御することができる。
なお、図5Cにおいて、第1及び第2の照明エリア10−1,10−2における光強度は同じであっても、互いに隣接する第1及び第2の照明エリア10−1,10−2の境界部分では光強度にグラデーションを設けて第1及び第2の照明エリア10−1,10−2を境界部分で一部オーバーラップさせても良い。
後者の場合、各セル163のピッチ及び回転方向を適切に設計することで、第1の照明エリア10−1の光強度が境界部分に向かって徐々に減少し、第2の照明エリア10−2の光強度が境界部分に向かって徐々に減少すると共に、第1及び第2の照明エリア10−1,10−2がオーバーラップする境界部分での合計の光強度が、第1及び第2の照明エリア10−1,10−2の境界部分以外の部分における光強度と同じと見なせるようにすれば良い。この場合、第1及び第2の照明エリア10−1,10−2がオーバーラップする境界部分での合計の光強度が、第1及び第2の照明エリア10−1,10−2の境界部分以外の部分における光強度と同じと見なせるように、第1及び第2の照明エリア10−1,10−2の切り替え速度を適切に設定すれば良い。また、この場合、隣接する照明エリアのオーバーラップ部分に対応する露光エリアのオーバーラップ部分は、イメージセンサ201の1行以上に相当すれば良い。上記の如きオーバラップ部分を設けることで、回折光学素子16の製造バラツキなどにより、第1及び第2の照明エリア10−1,10−2の境界部分で照明光が照射されない領域または光強度が他の部分と比べて低い領域が発生することを確実に防止できる。
次に、上記各実施例における照明エリアの切り替えの例を説明する。
図10A及び図10Bは、照明エリアの切り替えの一例を説明する図である。図10A及び図10Bは、照明領域10を2分割する第1及び第2の照明エリア10−1,10−2の切り替えを説明する図である。図10A及び図10B中、図5A乃至図5C、図6A及び図6Bと同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図10A及び図10Bにおいて、点灯されるLED15はハッチングで示す。
第1の期間では、図10Aに示すように、上半分の4個のLED15を点灯すると共に、下半分の4個のLED15を消灯する。これにより、点灯した4個のLED15からの照明光が、ハッチングで示す照明エリア10−1に照射される。第1の期間に続く第2の期間では、図10Bに示すように、下半分の4個のLED15を点灯すると共に、上半分の4個のLED15を消灯する。これにより、点灯した4個のLED15からの照明光が、ハッチングで示す照明エリア10−2に照射される。以下、同様にして、第1の期間及び第2の期間を交互に繰り返すことで、時分割で照明光が照射される第1及び第2の照明エリア10−1,10−2を合わせて照明領域10が形成される。また、第1の期間中の第1の照明エリア10−1への照明光の照射と、上記ローリングシャッタ方式のイメージセンサ201における第1の露光エリア2−1内での行毎の画像データの取得及びバッファへの転送とは、同期している。同様に、第2の期間中の第2の照明エリア10−2への照明光の照射と、イメージセンサ201における第2の露光エリア2−2内での行毎の画像データの取得及びバッファへの転送とは、同期している。照明光を照明領域10の第1及び第2の照明エリア10−1,10−2に時分割で照射することで、一度に照明領域10全体に照射する場合と比較すると、同時に駆動(即ち、点灯)するLED15の数を1/2に減らすことができるので、LED15による消費電力も1/2に減らすことができて省電力化が可能となる。第1及び第2の照明エリア10−1,10−2の形状及び面積は、同じであることが好ましい。
図11A乃至図11Dは、照明エリアの切り替えの他の例を説明する図である。図11A乃至図11Dは、照明領域10を4分割する第1乃至第4の照明エリア10−1〜10−4の切り替えを説明する図である。図11A乃至図11D中、図5A乃至図5C、図6A及び図6Bと同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図11A乃至図11Dにおいて、点灯されるLED15はハッチングで示す。
第1の期間では、図11Aに示すように、上部分の2個のLED15を点灯すると共に、残りの6個のLED15を消灯する。これにより、点灯した2個のLED15からの照明光が、ハッチングで示す照明エリア10−1に照射される。第1の期間に続く第2の期間では、図11Bに示すように、右部分の2個のLED15を点灯すると共に、残りの6個のLED15を消灯する。これにより、点灯した2個のLED15からの照明光が、ハッチングで示す照明エリア10−2に照射される。第2の期間に続く第3の期間では、図11Cに示すように、下部分の2個のLED15を点灯すると共に、残りの6個のLED15を消灯する。これにより、点灯した2個のLED15からの照明光が、ハッチングで示す照明エリア10−3に照射される。第3の期間に続く第4の期間では、図11Dに示すように、左部分の2個のLED15を点灯すると共に、残りの6個のLED15を消灯する。これにより、点灯した2個のLED15からの照明光が、ハッチングで示す照明エリア10−4に照射される。以下、同様にして、第1の期間乃至第4の期間をこの順番で繰り返すことで、時分割で照明光が照射される第1乃至第4の照明エリア10−1〜10−4を合わせて照明領域10が形成される。また、第1の期間中の第1の照明エリア10−1への照明光の照射と、上記ローリングシャッタ方式のイメージセンサ201における第1の露光エリア内での行毎の画像データの取得及びバッファへの転送とは、同期している。同様に、第2乃至第4の期間中の第2の照明エリア乃至第4の照明エリア10−2〜10−4への照明光の照射と、イメージセンサ201における対応する第2の露光エリア乃至第4の露光エリア内での行毎の画像データの取得及びバッファへの転送とは、同期している。照明光を照明領域10の第1乃至第4の照明エリア10−1〜10−4に時分割で照射することで、一度に照明領域10全体に照射する場合と比較すると、同時に駆動(即ち、点灯)するLED15の数を1/4に減らすことができるので、LED15による消費電力も1/4に減らすことができて省電力化が可能となる。第1乃至第4の照明エリア10−1〜10−4の形状及び面積は、同じであることが好ましい。
このように、照明領域10の分割数がN(Nは2以上の自然数)、即ち、照明領域10を形成する照明エリアの個数がNであるとすると、照明光学系13が有するLED15の個数M(Mは2以上の自然数)は、NのL(Lは自然数)倍の数、即ち、M=L×Nである。また、同時に駆動(即ち、点灯)するLED15の個数(または、同時に駆動されるLED群に属するLED15の個数)は、M/N=Lである。第1乃至第Nの期間中の第1の照明エリア乃至第Nの照明エリア10−1〜10−Nへの照明光の照射と、イメージセンサ201における対応する第1の露光エリア乃至第Nの露光エリア2−1〜2−N(図4では第1及び第2の露光エリア2−1,2−2のみを示す)内での行毎の画像データの取得及びバッファへの転送とは、同期している。照明光を照明領域10の第1乃至第Nの照明エリア10−1〜10−Nに時分割で照射する処理を順次繰り返すことで、一度に照明領域10全体に照射する場合と比較すると、同時に駆動(即ち、点灯)するLED15の数を1/Nに減らすことができ、LED15による消費電力も1/Nに減らすことができて省電力化が可能となる。第1乃至第Nの照明エリア10−1〜10−Nは、好ましくは同じ面積を有する矩形状である。
図12は、照明エリアの切り替え処理の一例を説明するフローチャートである。図12に示す切り替え処理は、例えば後述するコンピュータ(または、プロセッサ)により実行可能である。
図12において、ステップS1では、コンピュータが、M個のLED15のうち同時に点灯するM/N=L個のLED15が属する1組目のLED群を点灯する。ステップS2では、コンピュータが、撮影光学系12のイメージセンサ201により画像取得を開始する。ステップS3では、コンピュータが、イメージセンサ201により取得された画像の各行をバッファに転送して蓄積すると共に、ステップS4では、コンピュータが、バッファに蓄積(または、転送)した画像の行数をカウントする。ステップS5では、コンピュータが、カウントした行数が所定数に達したか否かを判定し、判定結果がNOであれば処理はステップS2へ戻り、判定結果がYESであれば処理はステップS6へ進む。所定数とは、1個の露光エリア内に存在する行数である。ステップS6では、コンピュータが、点灯するLED群を、同時に点灯するM/N=L個のLED15が属する次の組のLED群に切り替える制御を行い、処理はステップS2へ戻る。
一方、ステップS3の後、ステップS7では、コンピュータが、画像の行数がイメージセンサ201の全行数(即ち、全ての露光エリア内に存在する行数の合計)に達したか否かを判定する終了判定を行い、判定結果がNOであれば処理はステップS8へ進み、判定結果がYESであれば処理は終了する。ステップS8では、コンピュータが、点灯するLED群を、同時に点灯するM/N=L個のLED15が属する次の組のLED群に切り替える制御を行い、処理はステップS2へ戻る。
図13は、一実施例における生体認証装置の一例を示すブロック図である。図13に示す生体認証装置50は、撮影光学系12、照明光学系13、照明光学系の制御部51、撮影光学系の制御部52、生体情報検出部53、照合部54、記憶部55、及び画像表示部56を有する。照明光学系の制御部51は、LED点灯制御部511及びLED切替部512を有する。撮影光学系の制御部52は、画像ライン取得部521、画像ライン転送部522、画像ラインカウント部523、画像ライン判定部524、及び画像ライン蓄積部525を有する。
利用者が生体の一例である手のひらを照明光学系23の照明領域10を含む領域内にかざすと、生体認証装置50は周知の方法で認証対象を非接触で検知し、LED点灯制御部511が図12の上記ステップS1を実行して照明光学系13の1個のLED群に属するLED15を点灯する。これにより、点灯したLED15からの照明光は、回折光学素子16により例えば図10A及び図10Bに示す照明エリア10−1,10−2の一方、或いは、図11A乃至図11Dに示す照明エリア10−1〜10−4のいずれかを照射するよう回折される。撮影光学系12は、照明領域10を含む生体(この例では手のひら)を撮影し、画像ライン取得部521が例えば上記ステップS2を実行して撮影された入力画像を取得すると共に、画像表示部56が取得された入力画像を表示部(図示せず)に表示する。
画像ライン転送部522及び画像ライン蓄積部525が上記ステップS3を実行すると、画像ライン転送部522は画像ライン取得部521が取得した画像の各行をバッファに転送し、画像ライン蓄積部525は転送されてくる画像の各行をバッファに蓄積する。画像ラインカウント部523が上記ステップS4を実行すると、バッファに蓄積した画像の行数、即ち、バッファに転送された画像の行数をカウントする。画像ライン判定部524が上記ステップS5を実行すると、画像ラインカウント部523がカウントした行数が所定数に達したか否かを判定し、判定結果がNOであれば処理はステップS2へ戻り、判定結果がYESであれば処理はステップS6へ進む。LED切替部512が上記ステップS6を実行すると、点灯するLED群を、同時に点灯するM/N=L個のLED15が属する次の組のLED群に切り替える制御が行われ、処理はステップS2へ戻る。
一方、ステップS3の後、画像ラインカウント部523が上記ステップS7を実行すると、画像の行数がイメージセンサ201の全行数(即ち、全ての露光エリア内に存在する行数の合計)に達したか否かを判定する終了判定が行われ、判定結果がNOであれば処理はステップS8へ進み、判定結果がYESであれば処理は終了する。LED切替部512が上記ステップS8を実行すると、点灯するLED群を、同時に点灯するM/N=L個のLED15が属する次の組のLED群に切り替える制御が行われ、処理はステップS2へ戻る。
なお、第1乃至第Nの期間中の第1の照明エリア乃至第Nの照明エリア10−1〜10−Nへの照明光の照射と、イメージセンサ201における対応する第1の露光エリア乃至第Nの露光エリア内での行毎の画像データの取得及びバッファへの転送とは、同期している。この同期を制御する同期部は、撮影光学系の制御部52内の例えば画像ラインカウント部523及び画像ライン判定部524により形成可能である。
図12の処理が終了すると、生体情報検出部53は、画像ライン取得部521により取得した入力画像から生体情報を検出する。照合部54は、検出された生体情報を、記憶部55に予め記憶されている生体テンプレートと照合し、画像表示部56は、照合部54における照合結果を表示部に表示する。画像表示部56は、例えば検出された生体情報が生体テンプレートと一致したか否かを示す照合結果のメッセージなどを表示部に表示する。画像表示部56は、照合部54における照合結果を出力する出力部の一例である。照合結果を出力する出力部は、照合結果を表示する画像表示部56に限定されず、例えば照合結果を音声で出力する音声合成部などで形成されても良い。また、画像表示部56は、照合部54の照合結果または生体画像を表示しても良い。
図14は、コンピュータの構成の一例を示すブロック図である。図13に示す生体認証装置50は、図14に示すコンピュータ100により形成しても良い。図14に示すコンピュータ100は、例えばパーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータであっても良い。コンピュータ100は、プロセッサの一例であるCPU(Central Processing Unit)101、記憶部102、入力部の一例であるキーボード103、インターフェイス105、及び出力部の一例である表示部106を有しても良い。この例では、CPU101、記憶部102、キーボード103、インターフェイス105、及び表示部106がバス107により接続されているが、コンピュータ100はバス107により接続された構成に限定されない。撮影光学系12及び照明光学系13は、例えばインターフェイス105に接続される。
記憶部102は、CPU101が実行するプログラム、生体テンプレートを含む各種データなどを格納する。記憶部102は、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置で形成しても良い。CPU101は、記憶部102に格納されたプログラムを実行することにより、コンピュータ100全体の制御を司る。CPU101は、プログラムを実行することで、図13のLED点灯制御部511、LED切替部512、画像ライン取得部521、画像ライン転送部522、画像ラインカウント部523、画像ライン判定部524、画像ライン蓄積部525、生体情報検出部53、照合部54、及び画像表示部56の全てまたは一部の機能を実現できる。CPU101は、プログラムを実行して例えば図12の処理を実行することで、図13の上記照明光学系の制御部51及び上記撮影光学系の制御部52の機能を実現できる。記憶部102は、図13の記憶部55の機能、バッファの機能などを実現できる。
キーボード103は、CPU101にコマンド及びデータを入力するのに用いられる。インターフェイス105は、コンピュータ100と外部装置との接続に使用される。表示部106は、CPU101の制御下で、コンピュータ100の利用者(または、オペレータ)に対して各種データを表示する。表示部106が表示する各種データは、取得した入力画像、照合結果のメッセージなどを含んでも良い。
照明光学系が有する複数のLEDからの光は、回折光学素子により複数の照明エリアに回折可能であるため、LEDの位置は特に限定されず、複数のLEDを設ける際の配置が規則性または対称性を有する必要はない。このため、上記の各実施例を例えばカメラと光源を有する生体認証装置用センサなどの電子装置に適用した場合、取り外し可能なアダプタに上記の如き回折光学素子を設け、光源部分にこのアダプタを装着することで、電子装置におけるカメラのレンズと光源との位置関係に依存することなく、光源からの光を回折光学素子を介して所定の照明エリアに照射し、照明エリア内の画像をカメラにより撮影することも可能である。この場合、例えば電子装置の光源が白色LEDであれば、アダプタにより照明の効率化を図って撮影画像を顔認証などに使用しても良い。また、アダプタ側に、用途に応じて選定された波長または特性の光を出力する光源を設けても良い。
上記の各実施例によれば、被写体の照明領域が照明装置に比べて大きい場合でも、省電力化が可能となる。このため、照明装置及び生体認証装置の小型化と省電力化の両立が可能となり、手のひら静脈認証などの生体認証を実現できる。従って、照明装置または生体認証装置は、例えば携帯型の電子装置などのように電池で駆動される電子装置にも適用可能である。
また、上記の各実施例において、生体認証は、手のひらの静脈パターンの認証に限定されず、指の静脈パターン、指紋パターン、掌紋パターン、目の虹彩パターンなどの生体情報の認証であっても良い。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
基板の表面に設けられたM個の光源と、
前記光源からの光を、照明領域をN分割するN個の照明エリアを照射するように回折する回折光学素子と、
第1乃至第Nの期間において、夫々L=M/N個の光源を有する第1乃至第Nの光源群を時分割で点灯して、前記第1乃至第Nの光源群の点灯した光源からの光を、前記照明領域を形成する第1乃至第Nの照明エリアに時分割で順次照射する制御部を備え、
前記M,Nは2以上の自然数であり、前記Lは1以上の自然数であることを特徴とする、照明装置。
(付記2)
前記照明領域の面積は、前記基板の表面と平行な平面上の前記回折光学素子及び前記光源の占有面積より大きいことを特徴とする、付記1記載の照明装置。
(付記3)
前記第1乃至第Nの照明エリアを合わせて形成される前記照明領域における光強度分布は均一であることを特徴とする、付記1または2記載の照明装置。
(付記4)
前記第1乃至第Nの照明エリアの形状及び面積は同じであることを特徴とする、付記1乃至3のいずれか1項記載の照明装置。
(付記5)
前記第1乃至第Nの照明エリアは矩形状であることを特徴とする、付記4記載の照明装置。
(付記6)
前記回折光学素子は、ピッチ及び回転方向が異なる複数の回折格子が2次元配置された回折格子の集合体であることを特徴とする、付記1乃至5のいずれか1項記載の照明装置。
(付記7)
前記回折光学素子に2次元配置される回折格子の数は、前記照明領域の面積に応じて設定されていることを特徴とする、付記6記載の照明装置。
(付記8)
各回折格子のピッチ及び回転方向は、互いに隣接する2個の照明エリアの一方の光強度が前記2個の照明エリアの境界部分に向かって徐々に減少し、前記2個の照明エリアの他方の光強度が前記境界部分に向かって徐々に減少すると共に、前記2個の照明エリアが前記境界部分でオーバーラップして前記境界部分での合計の光強度が前記境界部分以外の部分における光強度と同じとなるように設定されていることを特徴とする、付記6または7記載の照明装置。
(付記9)
前記光源は、単一色と見なせる波長帯域を持つことを特徴とする、付記1乃至8のいずれか1項記載の照明装置。
(付記10)
請求項1乃至9のいずれか1項記載の照明装置と、
前記照明領域を含む認証対象の生体画像を撮影する撮影光学系と、
撮影された前記生体画像を生体テンプレートと照合して生体認証を行う照合部とを備えたことを特徴とする、生体認証装置。
(付記11)
前記撮影光学系は、ローリングシャッタ方式のイメージセンサを有し、
前記第1乃至第Nの期間中の前記第1の照明エリア乃至第Nの照明エリアへの光の照射と、前記イメージセンサにおける対応する第1の露光エリア乃至第Nの露光エリア内での行毎の画像データの取得及びバッファへの転送とを同期する同期部をさらに備えたことを特徴とする、付記10記載の生体認証装置。
(付記12)
前記第1乃至第Nの露光エリアは、夫々前記イメージセンサの1行に相当する面積以上、且つ、前記イメージセンサの総露光エリアの1/2以下の面積を有することを特徴とする、付記11記載の生体認証装置。
(付記13)
互いに隣接する2個の照明エリアのオーバーラップ部分に対応する露光エリアのオーバーラップ部分は、前記イメージセンサの1行以上に相当することを特徴とする、付記11または12記載の生体認証装置。
(付記14)
前記同期部は、取得して前記バッファに転送した画像データの行数をカウントするカウント部と、転送した画像データの行数が1個の露光エリア内に存在する行数に達したか否かを判定する判定部を含むことを特徴とする、付記11乃至13のいずれか1項記載の生体認証装置。
(付記15)
前記制御部は、転送した画像データの行数が前記イメージセンサの全行数に達したことを前記カウント部が判定するまで、前記第1乃至第Nの光源群のうち点灯する光源群を順次切り替えることを特徴とする、付記10乃至14のいずれか1項記載の生体認証装置。
以上、開示の照明装置及び生体認証装置を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
2−1〜2−N 露光エリア
10 照明領域
10−1〜10−4 照明エリア
11 生体認証装置用センサ
12 撮影光学系
13 照明光学系
14 基板
15 LED
16 回折光学素子
21 照明装置
50 生体認証装置
51 照明光学系の制御部
52 撮影光学系の制御部
100 コンピュータ
101 CPU
102 記憶部
201 イメージセンサ

Claims (5)

  1. 基板の表面に設けられたM個の光源と、
    前記光源からの光を、照明領域をN分割するN個の照明エリアを照射するように回折する回折光学素子と、
    第1乃至第Nの期間において、夫々L=M/N個の光源を有する第1乃至第Nの光源群を時分割で点灯して、前記第1乃至第Nの光源群の点灯した光源からの光を、前記照明領域を形成する第1乃至第Nの照明エリアに時分割で順次照射する制御部を備え、
    前記M,Nは2以上の自然数であり、前記Lは1以上の自然数であることを特徴とする、照明装置。
  2. 前記照明領域の面積は、前記基板の表面と平行な平面上の前記回折光学素子及び前記光源の占有面積より大きいことを特徴とする、請求項1記載の照明装置。
  3. 前記第1乃至第Nの照明エリアを合わせて形成される前記照明領域における光強度分布は均一であることを特徴とする、請求項1または2記載の照明装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の照明装置と、
    前記照明領域を含む認証対象の生体画像を撮影する撮影光学系と、
    撮影された前記生体画像を生体テンプレートと照合して生体認証を行う照合部とを備えたことを特徴とする、生体認証装置。
  5. 前記撮影光学系は、ローリングシャッタ方式のイメージセンサを有し、
    前記第1乃至第Nの期間中の前記第1の照明エリア乃至第Nの照明エリアへの光の照射と、前記イメージセンサにおける対応する第1の露光エリア乃至第Nの露光エリア内での行毎の画像データの取得及びバッファへの転送とを同期する同期部をさらに備えたことを特徴とする、請求項4記載の生体認証装置。
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