JP2016066166A - 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】依頼した処理の結果通知を表示する表示装置(ユーザ装置)において、処理結果を通知する情報処理装置の通知処理制御に起因して通知を受けることができない期間を短くする。【解決手段】ユーザ装置20は、ユーザの操作に応じた要求をHTTPリクエストにより行う要求手段402と処理の結果を表示する表示手段401とを備える。情報処理装置10は、ユーザ装置20からHTTPリクエストにより処理が要求されると、処理手段103を制御して、要求された処理を実行させる制御手段105と、処理の結果をユーザ装置20に通知する通知手段104とを備える。通知手段104は、その処理に要する時間が閾値以上である場合には、その処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスとは別の通信によりその処理の結果を通知する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム及びプログラムに関する。
特許文献1には、タスクの処理負荷を予測し、予測した処理負荷に対応付けられた実行方式でタスクを実行する技術が記載されている。
特開2014−016966号公報
本発明は、依頼した処理の結果が通知されるとその結果を表示する表示装置において、依頼された処理の結果を通知する情報処理装置の通知処理の制御に起因して通知を受けることができなくなる期間が長くなりすぎないようにすることを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、処理を実行する処理手段と、前記処理の結果を表示する表示装置からHTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストにより前記処理が要求されると、要求された当該処理を、前記処理手段を制御して実行させる制御手段と、前記処理の結果を前記表示装置に通知する通知手段であって、当該処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスとは別の通信により当該処理の結果を通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記通知手段は、要求された前記処理に要する時間が閾値以上である場合には、前記別の通信により前記処理の結果を通知し、当該時間が当該閾値未満である場合には、当該処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスにより当該処理の結果を通知することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項2に記載の構成において、前記通知手段は、予め決められた処理が要求された場合には、当該処理に要する時間が前記閾値以上であっても、当該処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスにより当該処理の結果を通知することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構成において、前記通知手段は、HTTPレスポンス以外の通信による通知を受け取る機能を前記表示装置が有している場合には、前記処理が完了したときに当該処理の結果を当該機能で受け取れるように当該表示装置に通知することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る情報処理システムは、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置と、ユーザの操作に応じてHTTPリクエストによる要求を行う要求手段であって、当該要求に対するHTTPレスポンスを受け取るまでは前記操作を受け付けない要求手段と、前記処理の結果を表示する表示手段とを備える表示装置とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に係るプログラムは、コンピュータを、処理を実行する処理手段と、前記処理の結果を表示する表示装置からHTTPリクエストにより前記処理が要求されると、要求された当該処理を、前記処理手段を制御して実行させる制御手段と、前記処理の結果を前記表示装置に通知する通知手段であって、当該処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスとは別の通信により当該処理の結果を通知する通知手段として機能させることを特徴とする。
請求項1、5、6に係る発明によれば、依頼した処理の結果が通知されるとその結果を表示する表示装置において、HTTPレスポンスでしか通知が行われない場合に比べて、依頼された処理の結果を通知する情報処理装置の通知処理の制御に起因して通知を受けることができなくなる期間が長くなりすぎないようにすることができる。
請求項2に係る発明によれば、表示装置で操作が受け付けられない期間が長くなりすぎないようにしつつ、処理の結果がより早くユーザに伝わるようにすることができる。
請求項3に係る発明によれば、表示装置が通知を受け取る機能を有するか否かを考慮しない場合に比べて、処理の結果をより確実に通知することができる。
請求項4に係る発明によれば、どの処理でも一様に処理に要する時間に基づく通知を行う場合に比べて、処理の結果をより確実にユーザに伝えることができる。
実施形態の情報処理システムの全体構成の一例を示すブロック図 ユーザ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図 操作装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図 情報処理システムの機能構成の一例を示すブロック図 表示された操作画像データの一例を示す図 表示された状況情報の例を示す図 表示された状況情報の例を示す図 表示された状況情報の別の例を示す図 情報処理システムの構成を表す階層構造の一例を示す図 機能部に含まれるモジュール群の一例を示す図 第1の通知方法が用いられる場合の各装置の動作の一例を示すシーケンス図 第2の通知方法が用いられる場合の各装置の動作の一例を示すシーケンス図 第3の通知方法が用いられる場合の各装置の動作の一例を示すシーケンス図 第4の通知方法が用いられる場合の各装置の動作の一例を示すシーケンス図 処理時間テーブルの一例を示す図 通知方法を決定する手順の一例を示すフロー図 変形例の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図 変形例の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図 変形例の通知方法を決定する手順の一例を示すフロー図
[1]実施形態
まず、図1から図11までを参照して、実施形態の情報処理システムの全体構成、ハードウェア構成及び機能構成について説明する。
[1−1]全体構成
図1は、情報処理システムの全体構成の一例を示すブロック図である。図1では、通信回線2と、通信機器3と、情報処理装置10と、複数のユーザ装置20とを備える情報処理システム1が示されている。情報処理システム1は、本実施形態では、コピーやスキャン、FAX(ファクシミリ)、プリント(画像データの媒体への出力)などの機能をユーザに提供するシステムである。
通信回線2は、例えばインターネットや移動体通信網、電話回線などのうちの少なくとも1つ以上を含む通信のためのシステムである。通信回線2は、自システムに接続された装置同士の通信を仲介する。通信回線2には、情報処理装置10及び通信機器3が接続されている。通信機器3は、通信機能を有する装置であり、本実施形態では無線LANの規格に準拠して無線通信を行う。通信機器3は、ユーザ装置20と無線通信を行う一方、通信回線2を介して情報処理装置10と通信する。つまり、情報処理装置10は、通信回線2及び通信機器3を介してユーザ装置20と通信する。なお、情報処理装置10とユーザ装置30は、通信機器3を介することなく、直接通信するように構成してもよい。
情報処理装置10は、媒体に画像を形成する画像形成処理や、媒体に形成された画像を読み取る画像読取処理などの処理を行う装置である。これらの処理は、前述したコピーやスキャン、FAX、プリントなどの機能がユーザに提供される際に行われる。情報処理装置10は、自装置の操作に用いられる操作装置30を有する。操作装置30は、情報処理装置10を操作するための装置である。操作装置30は、情報処理装置10の筐体に固定されており、情報処理装置10が設置されている場所に来たユーザによって用いられる。操作装置30は、例えば液晶ディスプレイ等を有し、情報処理装置10を操作するための画像データ(以下「操作画像データ」という)を表示する。操作画像データについて、図6を参照して説明する。
図6は、表示された操作画像データの一例を示す図である。図6の例では、コピー機能を利用するための操作画像データ群A1が表示されている。操作画像データ群A1には、コピーを開始させるための操作画像データA11などが含まれている。ユーザは、この操作画像データA11をタップする(軽く叩く)ことで、操作画像データA11に対応する操作、すなわちコピーを開始させる操作を行う。操作装置30は、表示した操作画像データに対して操作が行われると、その操作に対応した処理の要求を情報処理装置10に対して行う。操作画像データA11が操作された場合であれば、操作装置30は、コピー機能を提供するための処理(具体的には画像読取処理及び画像形成処理を含む一連の処理。以下「コピー処理」という)を情報処理装置10に要求する。
ユーザ装置20は、操作画像データを表示し、表示した操作画像データに対して操作が行われると、その操作に対応した処理の要求を情報処理装置10に対して行うという点で、操作装置30と共通している。ユーザ装置20は、例えばタブレット端末やパーソナルコンピュータなどであり、ユーザによって持ち運ばれて利用されるものでもよいし、机に設置されて利用されるものでもよい。また、情報処理装置10の操作に限らず、他の用途(会社の業務など)にも用いられてもよい。
情報処理装置10は、操作装置30やユーザ装置20からの要求に基づいて処理を実行すると、実行している処理の状況を表す情報(以下「状況情報」という)をこれらの装置に送信することで、これらの装置に対して処理の状況を通知する。
図7は、表示された状況情報の例を示す図である。情報処理装置10は、例えばコピー処理を実行した場合であれば、図7(a)に示すように、コピーが完了した枚数(部数及びページ数)を表す枚数情報C11や「コピーしています。」という文字列、「白黒」、「A4」、「100%」及び「ソート」というコピーのパラメータなどを含む状況情報C1を送信する。
また、情報処理装置10は、コピー処理が進んで要求された枚数のコピーが完了すると、図7(b)に示すように、要求された枚数の分のコピーが完了したことを表す枚数情報C21や「コピーが完了しました。」という文字列などを含む状況情報C2を送信する。なお、枚数情報C11及びC21は、コピーを要求された枚数を分母とし、そのうちコピーが完了した枚数を分子とする分数で表されている。このように、状況情報には、処理の進捗を表す情報や処理の結果を表す情報、処理に用いられるパラメータの情報などが含まれる。操作装置30及びユーザ装置20は、いずれも、通知された状況を図7に示すように表示する表示装置でもある。以下では、操作装置30及びユーザ装置20を区別しない場合には表示装置4という。
[1−2]ハードウェア構成
図2は、ユーザ装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。ユーザ装置20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24と、操作部25とを備えるコンピュータである。制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びリアルタイムクロックを備え、CPUが、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部22に記憶されたプログラムを実行することによって各部の動作を制御する。リアルタイムクロックは、現在の日時を算出してCPUに通知する。
記憶部22は、ハードディスク等を備え、制御部21が制御に用いるデータやプログラム、画像データなどを記憶する。通信部23は、無線LAN(Local Area Network)の規格に準拠して無線通信を行う通信回路及びアンテナを備える通信手段であり、例えば図1に示す通信機器3と無線通信を行う。表示部24は、例えば液晶ディスプレイを有し、制御部21により制御されて表示面に画像を表示する。操作部25は、例えば自装置がタブレット端末である場合には、表示面に重ねて設けられたタッチセンサ(タッチスクリーンやタッチパネルともいう)や筐体に設けられたボタン等を備え、上述したタップ等のユーザの操作を受け付けてその操作の内容を示す操作データを制御部21に供給する。なお、自装置がパーソナルコンピュータである場合には、操作部25はキーボードやマウスを備えていてもよい。制御部21は、供給された操作データに応じた制御を行う。
図3は、操作装置30のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。操作装置30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部34と、操作部35とを備えるコンピュータである。以下、図2に示すブロックと共通のハードウェアを表すブロック(通信部33以外の各部)には、共通の名称を付して説明を省く。通信部33は、有線LANの規格に準拠して通信を行う通信回路と、通信用のケーブル(具体的にはLANケーブル)が有するコネクタを差し込むポートとを備える通信手段である。
図4は、情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置10は、制御部11と、記憶部12と、画像読取部13と、画像形成部14と、第1通信部15と、第2通信部16と、接続部17とを備えるコンピュータである。以下、図2及び図3に示すブロックと共通のハードウェアを表すブロック(制御部11及び記憶部12)には、共通の名称を付して説明を省く。また、情報処理装置10は、UI(User Interface)部として機能する前述した操作装置30を備えている。制御部11は、本実施形態では、操作装置30以外の各部を制御する。
画像読取部13は、例えばCCD(Charge Coupled Devices)方式を用いて、原稿に描かれた画像を読み取る画像読取処理を行う。画像読取部13は、用紙等の媒体に形成されたコンテンツの画像を光学的に読み取って、読み取った画像を表す画像データを制御部11に供給する。画像形成部14は、例えば電子写真方式を用いて、媒体に画像を形成する画像形成処理を行う。画像形成部14は、制御部11から供給される画像データが示す画像を用紙等の媒体に形成する。なお、画像の読み取り及び画像の形成に用いられる前述した方式は、それぞれ一例であり、他の方式であってもよい。
第1通信部15は、通信用のケーブルやデータバスを介して操作装置30の通信部33と接続され、前述した外部装置を介さずに操作装置30と通信する。つまり、通信部33も、前述した外部装置を介さずに情報処理装置10と通信する。
第2通信部16は、通信用のインターフェースとして有線LANまたは無線LANの規格に準拠して通信を行う通信回路と、通信用のケーブル(LANケーブル)が有するコネクタを差し込むポートや無線LANの規格に準拠した無線の送受信装置を備え、このインターフェースを介して接続される装置と通信する通信処理を行う。第2通信部16は、図1に示す通信回線2に接続されて、外部装置(情報処理装置10にとっての外部装置であり、例えば通信機器3)を介して例えばユーザ装置20と通信する。接続部17は、SDメモリーカード等の記憶媒体を接続するスロット等を有し、それらの記憶媒体と接続する。制御部11は、接続部17を介して、それらの記憶媒体に記憶されているデータの読み出しや記憶媒体へのデータの書き込みを行う。操作装置30は、図3の説明で述べた構成を備え、第1通信部15と通信する。操作装置30は、この通信を行うことで、例えば制御部11から送信されてくるデータが示す画像を表示したり、情報処理装置10を操作するためのデータを制御部11に送信したりするユーザインターフェース部(UI部)として機能する。
[1−3]機能構成
情報処理装置10、ユーザ装置20及び操作装置30の各制御部が各記憶部に記憶されているプログラムを実行して各部を制御することで、以下に述べる機能が実現される。
図5は、情報処理システム1の機能構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置10は、仲介手段101と、提供手段102と、処理手段103と、通知手段104と、制御手段105とを備える。操作装置30は操作手段300を備え、ユーザ装置20は操作手段200を備える。
[1−3−1]仲介手段
情報処理装置10の仲介手段101は、自装置(情報処理装置10)と表示装置4との通信を仲介する手段である。より詳細には、仲介手段101は、通信機能を有する外部装置(例えば通信機器3)を介して自装置に接続される表示装置(すなわちユーザ装置20)との通信を仲介する。また、仲介手段101は、通信機能を有する外部装置(例えば通信機器3)を介さず自装置に接続される表示装置(すなわち操作装置30)との通信を仲介する。仲介手段101が用いる通信の手順(いわゆる通信プロトコル)について以下に説明する。
仲介手段101は、各種の通信プロトコルを用いた通信を仲介することが可能に構成されている。仲介手段101は、例えば表示装置4から送信されてくるユーザインターフェースを構成するための情報を取得する要求であるHTTPリクエストを受け取って後述する提供手段102に供給したり、その応答で後述する提供手段102から供給されるHTML(Hyper Text Markup Language)形式で記述されたユーザインターフェースを構成する情報をHTTPレスポンスとして表示装置4に向けて送信する制御を仲介する。
また、仲介手段101は、表示装置4から送信されてくる処理要求をHTTPリクエストとして受け取り、後述する制御手段105へ渡し、処理手段103で処理された結果に基づき生成される通知情報や自装置10で発生したイベントに基づき生成される通知情報を、通知手段104から受け取り、一例としてHTTPレスポンスとして表示装置に渡す制御を仲介する。また、仲介手段101は、WebSocketの規格にも準拠した通信の制御も可能である。仲介手段101は、例えばTCP(Transmission Control Protocol)のハンドシェイク手続きで表示装置4が一度接続されたあとは、HTTPリクエスト及びHTTPレスポンスを示すXMLデータの通信だけでなく、例えば通知手段104から任意のタイミングで行われる通知情報を表示装置4へ送信する処理を仲介する。これにより、情報処理システム1においては、表示装置4が発信するHTTPリクエストによるいわゆるプル型の通信だけでなく、情報処理装置10から発信するプッシュ型の通知処理の通信も行われるようになっている。
仲介手段101は、以下に述べる提供手段102、通知手段104、制御手段105、表示手段201及び301(以下、それぞれを区別しない場合は「表示手段401」という)、要求手段202及び302(以下、それぞれを区別しない場合は「要求手段402」という)の通信を仲介する。詳細には、仲介手段101は、情報処理装置10の提供手段102及び通知手段104が表示装置4の表示手段401と行う通信をそれぞれ仲介し、表示装置4の要求手段402が情報処理装置10の制御手段105と行う通信をそれぞれ仲介する。
[1−3−2]提供手段
情報処理装置10の提供手段102は、上述した操作画像データを、仲介手段101を介して表示装置4に提供する手段である。提供手段102は、ユーザが操作するための画像データである操作画像データを記憶しており、操作画像データを要求するHTTPリクエストが仲介手段101を介して送信されてくると、この要求に対応する操作画像データを含むHTTPレスポンスを要求元に対して仲介手段101を介して送信する。この操作画像データは、例えばHTML形式で記述された情報である。
提供手段102は、ユーザ装置20から操作画像データを要求するデータが送信されてきた場合には、それに応答してユーザ装置20に操作画像データとしてのHTML形式のデータを送信する。また、提供手段102は、操作装置30から操作画像データ要求データが送信されてきた場合には、それに応答して操作装置30に操作画像データとしてのHTML形式のデータを送信する。このように操作画像データの要求元(ユーザ装置20及び操作装置30)に操作画像データを送信することで、提供手段102は、それらの要求元に操作画像データとしてのHTML形式のデータをそれぞれ提供する。
[1−3−3]処理手段
情報処理装置10の処理手段103は、処理を実行する手段である。処理手段103は、上述したコピー処理の他、スキャン処理、FAX処理、プリント処理(それぞれスキャン機能、FAX機能、プリント機能を提供するための処理)などを実行する。コピー処理には、図4に示す画像読取部13による画像読取処理及び画像形成部14による画像形成処理が含まれる。スキャン処理には画像読取処理が含まれ、FAX処理には第2通信部16によるFAX通信処理が含まれる。また、プリント処理には、第1通信部15による通信処理及び画像形成処理が含まれる。スキャン処理及びFAX処理には、他にも、データの取得及び出力の方法に応じて、第2通信部16を用いたデータ通信処理やデータを記憶部12に書き込む書込処理、記憶されたデータを記憶部12から読み出す読出処理などが含まれる。処理手段103は、処理を実行すると、上述した状況情報(実行している処理の状況を表す情報)を通知手段104に供給する。
[1−3−4]通知手段
情報処理装置10の通知手段104は、処理手段103が実行する処理の状況を、仲介手段101を介して表示装置4に通知する手段である。通知手段104は、本実施形態では、第1から第4までの4つの通知方法を用いて通知を行う。第1及び第2の通知方法では、通知手段104は、表示装置4からの要求に対する応答で処理の状況を通知する。具体的には、通知手段104は、表示装置4からHTTPリクエストが仲介手段101を介して送信されてきた場合に、そのHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスに処理手段103から供給された状況情報を記述し、仲介手段101を介してそのHTTPレスポンスを表示装置4に送信することで、処理の状況を通知する。
通知手段104は、第1の通知方法では、表示装置4からHTTPリクエストによる処理の要求(以下「処理要求」という)があった場合に、まず、処理手段103により実行されるその処理が完了するまで待つ。つまり、ここで要求されている「処理」は、処理手段103が行う処理である。そして、通知手段104は、処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスにその処理が完了したときの状況、すなわち処理の結果を記述して送信することで、記述した処理の結果を表示装置4に通知する。
通知手段104は、第2の通知方法では、表示装置4からHTTPリクエストによる処理要求があった場合に、要求された処理の完了を待たずに、そのHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスにより、まずは処理要求が受け付けられた旨を通知する。それ以降、通知手段104は、表示装置4からその処理の状況の通知を求める要求(以下「通知要求」という)を記述したHTTPリクエストが送信されてきたときに、そのHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスに状況情報を記述して送信することで、処理の状況を通知する。表示装置4は、このHTTPリクエストによる通知要求を一定周期で繰り返し行い(いわゆるポーリングを行い)、通知手段104は、ポーリングによる通知要求を受ける度にその応答で処理の状況を通知する。本実施形態では、表示装置4は、処理の完了や処理の途中で障害が発生しして処理を中止した等の結果が通知されるまでポーリングを行い、通知手段104は、処理の結果を通知するまで処理の状況を繰り返し通知する。
まとめると、通知手段104は、第1の通知方法を用いた場合には、処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスにより、要求された処理の結果を要求元の表示装置4に通知する。また、通知手段104は、第2の通知方法を用いた場合には、処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスとは別の通信、すなわち、通知を要求するHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスにより、処理の結果及びそれ以外の処理の状況を要求元の表示装置4に通知する。このように、通知手段104は、第1及び第2の通知方法を用いた場合には、表示装置4からの要求(処理要求または通知要求)があったときにその要求に対する応答で通知(いわゆるプル型の通知)を行う。
第3及び第4の通知方法は、仲介手段101が、TCPのハンドシェイク手続きを行って自装置(情報処理装置10)とその表示装置4と接続させた状態で行われる。この状態で、通知手段104は、例えば処理手段103から状況情報が供給されると、WebSocketの規格に準拠するプロトコルを用いて、状況情報として記述された通知データを生成する。通知手段104は、この通知データを、仲介手段101を介して表示装置4に送信することで、処理の状況を通知する。
通知手段104は、第3の通知方法では、表示装置4からHTTPリクエストによる処理要求があったときに、第2の通知方法のように、要求された処理の完了を待たずにまずは処理要求が受け付けられた旨をそのHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスにより通知する。それ以降、通知手段104は、処理手段103から状況情報が供給されたときに、HTTPリクエストによる通知要求を受け取っていなくても、供給された状況情報を記述した通知データを表示装置4に送信して、処理の結果及びそれ以外の処理の状況を要求元の表示装置4に通知する。
つまり、通知手段104は、第3の通知方法を用いた場合には、処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスとは別の通信(具体的にはWebSocketの規格に準拠した通信)により、その処理の結果及びそれ以外の処理の状況を通知する。
通知手段104は、第4の通知方法では、表示装置4からのHTTPリクエストによる処理要求の有無に関係なく、処理手段103から状況情報を供給されたときに、供給された状況情報を記述した通知データを表示装置4に送信して、その状況情報が表す状況を要求元の表示装置4に通知する。通知手段104は、第4の通知方法を用いた場合には、例えば「トナー切れ」や「用紙切れ」、「画像形成部の故障」など、予め定められた状況を通知する。なお、通知手段104は、各表示装置4について個別に定められた処理の状況を通知してもよい。
このように、通知手段104は、第3及び第4の通知方法を用いた場合、表示装置4からのHTTPリクエストに含まれる要求(処理要求及び通知要求)の有無に関係なく、能動的な通知(いわゆるプッシュ型の通知)を行う。
第1、第2及び第3の通知方法は、いずれも、表示装置4から要求された処理の結果を通知する際に用いられる。通知手段104がこれら3通りの通知方法から通知に用いるものを決定する手順については、のちほど詳しく説明する。
[1−3−5]操作手段
ユーザ装置20の操作手段200及び操作装置30の操作手段300(これらを区別しない場合は「操作手段400」という)は、情報処理装置10を操作するための手段である。操作手段400は、例えば表示装置4がブラウザのプログラムを実行することで実現される。操作手段200は、表示手段201と、要求手段202とを有し、操作手段300は、表示手段301と、要求手段302とを有する。それぞれユーザ装置20及び操作装置30を区別しない場合には、「表示手段401」及び「要求手段402」という。
[1−3−5−1]表示手段
表示手段401(ユーザ装置20の表示手段201及び操作装置30の表示手段301)は、情報処理装置10から送信されてきた情報や画像を表示する手段である。表示手段401は、例えば、情報処理装置10の通知手段104から送信されてきたXMLデータに記述された状況情報(処理の結果やそれ以外の処理の状況などを表す情報)を表示する。表示手段401は、例えば前述した図7に示す状況情報C1やC2を表示する。また、状況情報の他の例について図8及び図9を参照して説明する。
図8は、表示された状況情報の例を示す図である。この例では、トナーがなくなった場合に表示される状況情報が表示されている。具体的には、「トナーが切れました。交換してください。」という文字列を含む状況情報C3が表示されている。
図9は、表示された状況情報の別の例を示す図である。この例では、複数の画像を記憶したSDメモリーカード等の記憶媒体が図4に示す情報処理装置10の接続部17に接続されたときに、その記憶媒体に記憶された画像のサムネイル画像の一覧を表示する処理の状況及び結果が表示されている。図9(a)では、「画像一覧を表示しています。」という文字列と、読み込みが済んだ画像から生成したサムネイル画像(この例では10個のサムネイル画像)とを含む状況情報C4が示されている。図9(b)では、「画像一覧を表示しました。」という文字列と、記憶媒体から読み出した全画像から生成したサムネイル画像の一覧とを含む状況情報C5が示されている。
また、表示手段401は、例えば情報処理装置10のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスする操作をユーザが行うことで、前述した操作画像データ要求データを情報処理装置10に送信し、その応答で情報処理装置10の提供手段102から送信されてきた操作画像データを表示する。具体的には、表示手段401は、操作画像データに含まれるHTML形式で記述された配置や大きさなどのパラメータに基づいて、操作画像データを表示する。こうして表示された操作画像データが例えば図6に示す操作画像データ群A1である。
操作画像データ群A1には、コピーする画像の倍率、コピーした画像を形成する用紙及びコピーした画像のカラーモードというパラメータをそれぞれ選択させるための操作画像データが含まれている。表示手段401は、ユーザがこれらの操作画像データを操作することで、選択されるパラメータの内容をユーザに伝達するための画像に表示態様を変えて表示する。図6の例では、現在選択されているコピーの倍率(この例では「110%」)を表す文字列を含む画像と、現在選択されている用紙及びカラーモードを表す操作画像データ(この例では「他の倍率」、「A4普通紙」、「白黒」という文字列が描かれたもの)を、選択されていない選択画像とは異なる態様(この例では線を太くする態様。ハイライトやラジオボタンなどの態様でもよい。)で表した画像である。
操作画像データ群A1には、コピーを開始させるための操作画像データA11が含まれている。操作画像データA11が操作されると、その時点で選択されているパラメータを用いたコピーの処理が情報処理装置10に対して要求される。表示手段401は、表示した操作画像データに関してユーザにより選択や設定が行われたパラメータの処理要求を指示するためのデータとして要求手段402に供給する。
[1−3−5−2]要求手段
要求手段402(ユーザ装置20の要求手段202及び操作装置30の要求手段302)は、操作画像データに対する操作がユーザにより行われると、そのユーザの操作に応じた要求を、HTTPリクエストにより情報処理装置10に対して行う手段である。要求手段402は、処理手段103が実行する処理の要求(上述した処理要求)やその処理の状況及び結果の通知の要求(上述した通知要求)などをユーザの操作に応じて行う。
要求手段402は、例えばユーザが操作部のタッチセンサをタップした場合に、表示手段401から供給されたデータに基づき、タップされた位置が操作画像領域(例えばボタン画像の表示領域内)に含まれているか否かを判断する。要求手段402は、操作画像領域に含まれていると判断した場合に、その操作画像領域に表示されている操作画像データへの操作を受け付ける。要求手段402は、上述した要求内容決定画像(図6の例であれば操作画像データA11)への操作を受け付けた場合に、表示手段401から供給されたユーザ操作の結果得られるパラメータを用いて、その要求内容決定画像が示す処理を情報処理装置10に対して要求する。図6に示す状態で操作画像データA11に対する操作が行われた場合であれば、要求手段402は、110%の倍率でA4普通紙に白黒でコピーするための処理を情報処理装置10に要求する。
具体的には、要求手段402は、操作された要求画像データに対応する処理(この例ではコピー処理)を、ユーザ操作の結果得られるパラメータを用いて行うという指示を記述した指示データを生成し、この指示データを含むHTTPリクエストを生成する。要求手段402は、生成したHTTPリクエストを情報処理装置10に送信することで、情報処理装置10に対して指示データに記述された処理を要求する。このように要求手段402が処理を要求するために送信する指示データのことを以下では「処理要求データ」という。
なお、コピー処理が要求される場合には、コピー処理の指示データを含む処理要求データが生成されるが、要求される処理によっては、処理要求データに指示データが含まれない場合もある。例えば情報処理装置10の電源を落とす処理が要求される場合には処理要求データに指示データが含まれない。
要求手段402がHTTPリクエストを送信すると、その応答でHTTPレスポンスが送信されてくる。要求手段402は、これらHTTPリクエストの送信とHTTPレスポンスの受信とを含む一連の処理を実行し、それらの処理の実行中はユーザの操作を受け付けない。例えば図6に示す操作画像データ群A1が表示されている場合であれば、それらの操作画像データをユーザがタップしても、上述したタップした位置などの判断が行われない。つまり、要求手段402は、自手段が送信したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスを受け取るまでは、ユーザによる操作を受け付けない状態となる。要求手段402は、HTTPレスポンスを受け取ったあとは、再びユーザの操作を受け付ける状態になる。この状態においても、ユーザによる処理の中止の指示の操作は受け付けるようにしてもよい。
[1−3−6]制御手段
情報処理装置10の制御手段105は、表示装置4からの処理要求データが仲介手段101を介して送信されてきた場合に、処理手段103を制御して、その処理要求データにより要求された処理を実行させる。つまり、制御手段105は、表示装置4からHTTPリクエストにより処理が要求されると、処理手段103を制御して要求された処理を実行させる手段である。表示装置4からHTTPリクエストとして送信されてきたでXMLデータある処理要求データは、仲介手段101によって仲介されて制御手段105に供給される。
制御手段105は、例えば、処理要求データに含まれている指示データを解析し、解析した指示の内容のとおりに処理が実行されるように、処理手段103を制御する。具体的には、制御手段105は、指示された処理(例えばコピー処理)を指示データに記述されたパラメータで実行させる。これにより、処理手段103は、例えばユーザの操作によって定められた画質及び読取方法で媒体から画像を読み取り、読み取った画像を、ユーザの操作によって定められた出力形式、倍率、用紙及びカラーモードで形成する。
制御手段105は、処理を実行させる際に、実行させる処理を識別する情報として、トランザクションIDを発行する。制御手段105は、発行したトランザクションIDと、要求元の表示装置4の通信の宛先を互いに対応付けて記憶部12に記憶させる。制御手段105は、処理を実行させる際に、発行したトランザクションIDを処理手段103に供給し、処理手段103は、通知手段104に対して、上述した状況情報とともにトランザクションIDを供給する。
[1−4]階層構造
情報処理システム1の構成について、その構成を階層構造で表した図10及び図11を参照して説明する。
図10は、情報処理システム1の構成を表す階層構造の一例を示す図である。情報処理システム1は、プレゼンテーション層40と、インターフェース50と、ファンクション層60と、ミドルウェア層70と、ハードウェア層80とを備える。プレゼンテーション層40は、ユーザによる操作を受け付ける機能(いわゆるユーザインターフェース)を実現する層であり、図5に示す操作手段400として機能する。
プレゼンテーション層40は、UI制御部41と、デバイス制御部42と、通信部43とを備える。UI制御部41は、ユーザインターフェースを制御する部分であり、上述した操作画像データや状況情報を表示したり、ユーザの操作を受け付けたりする。UI制御部41は図5に示す表示手段401によって実現される。デバイス制御部42は、ユーザの操作に基づいて情報処理装置10に対して上記のとおり処理を要求し、後述するファンクション層60を制御する。デバイス制御部42は、要求手段402によって実現される。通信部43は、UI制御部41及びデバイス制御部42が情報処理装置10と行う通信を制御する。
インターフェース50は、プレゼンテーション層40とファンクション層60との接続を仲介する機能を実現する層である。プレゼンテーション層40とインターフェース50との接続は、図1に示す通信機器3等の通信機能を有する外部装置を介する場合(ユーザ装置20との接続)と、そういった外部装置を介さない場合(操作装置30との接続)とがある。ファンクション層60は、コピー機能やスキャン機能など、目的とする用途に沿ってデータを加工する機能を実現する層である。ミドルウェア層70は、ファンクション層60とハードウェア層80との中間で汎用的な処理を実行する層である。ハードウェア層80は、画像読み取りや画像形成などの処理を物理的に実現する層である。
ファンクション層60は、受付・応答部61と、イベント通知部62と、操作画像データ管理部63と、操作画像データDB(Data Base:データベース)64と、コピー機能やスキャン機能などを提供する機能部65とを備える。受付・応答部61は、プレゼンテーション層40からインターフェース50を介して送信されてくる処理要求データが示す処理の要求を受け付け、機能部65に処理を依頼する。このとき、受付・応答部61は、上述したトランザクションIDの発行も行う。また、受付・応答部61は、受け付けた要求に対する応答を示す応答データを、インターフェース50を介してプレゼンテーション層40に送信する。応答データは、要求を受け付けた旨を示すだけの場合もあれば、状況情報を示す場合もある。つまり、受付・応答部61は、処理の状況の通知を行うこともあり、その通知は、上述した第1及び第2の通知方法によるプル型の通知となる。
イベント通知部62には、機能部65を介して状況情報が供給される。イベント通知部62は、供給された状況情報を、通知データとして記述し、その通知データを、インターフェース50を介してWebSocketに準拠した通信プロトコルを用いてプレゼンテーション層40に送信する。つまり、イベント通知部62が行う通知は、上述した第3及び第4の通知方法によるプッシュ型の通知である。操作画像データ管理部63は、プレゼンテーション層40に送信する操作画像データの管理を行う。操作画像データDB64は、操作画像データを格納するデータベースである。機能部65は、情報処理装置10がユーザに提供する機能を実現するためのモジュール群である。
図11は、機能部65に含まれるモジュール群の一例を示す図である。機能部65には、コピー機能、スキャン機能、FAX機能、プリント機能、宛先表管理機能(宛先情報を管理する機能)、デバイス管理機能(画像読取部13の原稿セット状態や画像形成部14の媒体、消耗品の状態などを管理する機能)、認証機能、親展ボックス機能(情報処理装置10に記憶されている電子文書を管理する機能)、プレビュー機能、ダウンロード機能(プログラムの更新を制御する機能)、保守機能(リモートからの要求に従いハードウェアをメンテナンスする機能)、診断機能(ハードウェアを診断する機能)をそれぞれ実現するためのモジュールが含まれている。
図10に示すインターフェース50は、図5に示す仲介手段101として機能する。操作画像データ管理部63及び操作画像データDB64が協働することで提供手段102として機能し、ミドルウェア層70及びハードウェア層80が協働することで処理手段103として機能する。また、受付・応答部61及びイベント通知部62が協働することで通知手段104として機能し、受付・応答部61及び機能部65が協働することで制御手段105として機能する。
[1−5]動作
以下、情報処理装置10の通知手段104が上述した第1から第4までの4つの通知方法で状況を通知する際に各装置が行う動作について、図12から図15までを参照して説明する。図12から図14までにおいては、表示装置4のデバイス制御部42と、情報処理装置10の受付・応答部61、イベント通知部62、ミドルウェア層70及びハードウェア層80とが動作の主体としてそれぞれ示す。図15においては、それらの動作の主体のうち、受付・応答部61をインターフェース50に代えて示す。
図12は、第1の通知方法が用いられる場合の各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。図12に示す動作は、例えば、ユーザがコピーを行う前に、コピーのためのパラメータ(倍率や用紙のサイズ、カラーモードなど)を変更する操作を行うことを契機に開始される。まず、表示装置4のデバイス制御部42が、パラメータを変更する操作を受け付けると(ステップS111)、パラメータの変更の要求を記述した指示データをHTTPリクエストに含めて情報処理装置10に対して送信する(ステップS112)。情報処理装置10の受付・応答部61は、そのHTTPリクエストを受信すると、そこに記述された要求の内容を解釈し(ステップS113)、解釈した内容での処理の実行を情報処理装置10のミドルウェア層70に指示する(ステップS114)。
ミドルウェア層70は、ハードウェア層80と協働して、指示された処理、すなわちパラメータの変更を実行し(ステップS115)、その結果を表す情報を状況情報として受付・応答部61に供給する(ステップS116)。受付・応答部61は、供給された状況情報(この例ではパラメータの変更結果)を記述した通知データを生成し(ステップS117)、処理の要求元である表示装置4へのHTTPレスポンスに含めて送信する(ステップS118)。表示装置4のデバイス制御部42は、送信されてきた通知データに記述された状況情報を自装置の表示部に表示させる(ステップS119)。
図13は、第2の通知方法が用いられる場合の各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。図13に示す動作は、例えば、ユーザが情報処理装置10の画像読取部13に原稿をセットし、表示装置4に対してコピーを開始させる操作を行うことを契機に開始される。まず、表示装置4のデバイス制御部42は、コピーを開始させる操作を受け付けると(ステップS121)、受け付けた操作に応じた指示データを作成する(ステップS122)。デバイス制御部42は、作成した指示データを含む処理要求データを、図10に示す通信部43を介して情報処理装置10に送信する(ステップS123)。情報処理装置10の受付・応答部61は、図10に示すインターフェース50を介して処理要求データを受け取ると、要求に含まれる指示データに基づいて要求された処理の内容を解釈し(ステップS124)、その処理に対応するトランザクションIDを発行する(ステップS125)。
受付・応答部61が、解釈した処理の内容に基づいて処理の指示を表す情報(この例ではコピージョブ。以下「指示情報」という)を生成してトランザクションIDとともにミドルウェア層70に供給すると(ステップS125)、ミドルウェア層70及びハードウェア層80が協働して、供給された指示情報に基づく処理(コピー処理)を実行する(ステップS127)。受付・応答部61は、指示情報を供給したあと、コピー処理の要求を受け付けたことを表す情報(例えば「コピーを受け付けました。」という文字列)と発行したトランザクションIDとを記述した通知データをHTTPレスポンスに含めて表示装置4に送信する(ステップS131)。なお、ステップS131の動作は、ステップS126の動作と並行してまたはそれよりも前に行われてもよい。表示装置4のデバイス制御部42は、HTTPレスポンスを参照し、要求が受け付けられた旨を表す情報を自装置の表示部に表示させるとともに(ステップS132)、トランザクションIDを自装置の記憶部に記憶させる(ステップS133)。
表示装置4のデバイス制御部42は、コピー処理の要求に対する応答を受け取ったあと、そのコピー処理の状況の通知を求める通知要求と、ステップS133において記憶させたトランザクションIDとを記述した処理要求データをHTTPリクエストに含めて送信する(ステップS141)。情報処理装置10の受付・応答部61は、そのトランザクションIDに対応付けられたコピー処理の状況情報がまだ供給されていなければ、その旨を記述した通知データを含むHTTPレスポンスを表示装置4に送信する(ステップS142)。ステップS141及びS142の動作は繰り返し行われる。
情報処理装置10のミドルウェア層70は、コピー(読み取った原稿を示す画像)を媒体に出力すると、それを検知して(ステップS151)、コピーが媒体に出力されたという状況を示す状況情報を、ステップS126に供給されたトランザクションIDに対応付けて受付・応答部61に供給する(ステップS152)。受付・応答部61は、供給された状況情報及びトランザクションIDを記憶部12に記憶させておく(ステップS153)。受付・応答部61は、ステップS153以降に通知要求及びトランザクションIDが記述された処理要求データを含むHTTPリクエストを受信すると(ステップS141)、HTTPリクエストに含まれる処理要求データに記述されたトランザクションIDに対応付けられた状況情報を記憶部12から読み出し、その状況情報を記述した通知データを含むHTTPレスポンスを生成する(ステップS154)。
受付・応答部61が生成した通知データを含むHTTPレスポンスを表示装置4に送信すると(ステップS155)、表示装置4のデバイス制御部42は、ステップS132のように、HTTPレスポンスに含まれる通知データに記述された状況情報を自装置の表示部に表示させる(ステップS156)。以上のとおり表示装置4が要求した処理に関する情報がトランザクションIDによって対応付けられることで、処理の状況がその処理の要求元である表示装置4に対して通知される。以降、コピー処理が完了したときに処理の結果が通知されるまで、ステップS151からS156までの動作が繰り返し行われる。
図14は、第3の通知方法が用いられる場合の各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。図14に示す動作は、図13のように、コピーを開始させる操作をユーザが行うことを契機に開始される。まず、表示装置4のデバイス制御部42が、コピーを開始させる操作を受け付けると(ステップS121)、イベント通知部62によるプッシュ型の通知を申し込む旨を記述した通知要求データを情報処理装置10に送信する(ステップS161)。情報処理装置10の受付・応答部61は、その通知要求データを受信すると、そこに記述された申込みの内容をミドルウェア層70に伝達する(ステップS162)。ミドルウェア層70は、伝達された申込みを受け付け、表示装置4に対して今後イベント通知部62によるプッシュ型の通知を行うための設定を行う(ステップS163)。ミドルウェア層70は、例えばその通知を行うか否かを表すフラグをONにする。
次に、図13に示すステップS122からS127までの動作と、ステップS131からS133までの動作が行われる。続いて、情報処理装置10のミドルウェア層70及びハードウェア層80は、ステップS151(コピー出力の検知)の動作を行うと、前述したフラグがONになっているため、コピーが媒体に出力されたという状況を示す状況情報とトランザクションIDとを受付・応答部61ではなく、イベント通知部62に供給する(ステップS172)。イベント通知部62は、供給された状況情報(コピー枚数等)とトランザクションIDとを記述した通知データを生成して(ステップS173)、表示装置4に送信する(ステップS174)。表示装置4のデバイス制御部42は、通知データに記述された内容(例えば図7(a)に示す状況情報C1)を自装置の表示部に表示させる(ステップS175)。以降、コピー処理が完了したときに処理の結果が通知されるまで、ステップS151及びステップS172からS175までの動作が繰り返し行われる。
図15は、第4の通知方法が用いられる場合の各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。図15に示す動作は、表示装置4においてブラウザが起動され、情報処理装置10にアクセスする操作(URLの入力やブックマークの選択など)が行われることを契機に開始される。まず、表示装置4のデバイス制御部42が、そのアクセスのための操作を受け付けて(ステップS191)、通信部43と協働して、情報処理装置10のインターフェース50とWebSocketの規格に準拠した接続を行う(ステップS192)。
それ以降に、情報処理装置10において予め定められた状況(トナー切れや用紙切れなど)が発生すると、情報処理装置10のミドルウェア層70及びハードウェア層80が協働して、その定められた状況を検知し(ステップS201)、検知した状況を表す状況情報をイベント通知部62に供給する(ステップS202)。イベント通知部62は、供給された状況情報を記述した通知データを生成し(ステップS203)、その通知データを、WebSocketの接続をしている表示装置4にインターフェース50を介して送信する(ステップS204)。表示装置4のデバイス制御部42は、ステップS204で受信した通知データに記述された状況情報を自装置の表示部に表示させる(ステップS205)。
なお、上述したように、各表示装置4について個別に定められた処理の状況を通知する場合には、ステップS192のあとに、デバイス制御部42が、自装置に通知すべき状況を記述した通知要求データを情報処理装置10に通信部43を介して送信する。インターフェース50を介してそれを受け取ったイベント通知部62は、その通知すべき状況を、表示装置4の宛先に対応付けて記憶しておく。イベント通知部62は、ステップS202で供給された状況情報が、記憶しておいた通知すべき状況を表している場合に、その状況の通知を行う。
[1−6]通知方法の決定
以下、通知手段104が第1、第2及び第3の通知方法から通知に用いるものを決定する手順について説明する。通知手段104は、本実施形態では、表示装置4がプッシュ型の通知を受け取る機能、すなわち、HTTPレスポンス以外の通信による通知を受け取る機能を有しているか否かによって、異なる通知方法を用いる。
通知手段104は、表示装置4がWebSocketに準拠した通信を行う機能を有する場合に、プッシュ型の通知を受け取る機能を有すると判断する。例えば、表示装置4の要求手段402は、処理要求データに実行中のブラウザがWebSocketの規格に対応しているか否かを表す情報を記述する。この情報は、「対応有り」や「対応無し」といった文字列でもよいし、「1」及び「0」のフラグ(「1」は対応することを表す)でもよい。また、ブラウザの名称及びバージョンの情報であってもよい。各ブラウザは、バージョンによってWebSocketに対応しているか否かが決まっているからである。
通知手段104は、仲介手段101を介して制御手段105が受け取った処理要求データやブラウザ種別情報を解析し、WebSocketの規格に対応していることを表す情報が記述されていれば、表示装置4がプッシュ型の通知を受け取る機能を有していると判断し、WebSocketの規格に対応していないことを表す情報が記述されていれば、表示装置4がプッシュ型の通知を受け取る機能を有していないと判断する。なお、通知手段104は、WebSocketの規格に基づいた接続が実際にされていれば表示装置4がこの機能を有し、接続されていなければ表示装置4がこの機能を有しないと判断してもよい。
通知手段104は、表示装置4がプッシュ型の通知を受け取る機能を有していない場合には、上述した第1及び第2の通知手段のいずれかを用いて、表示装置4からの要求(処理要求や通知要求など)に対する応答で、処理の結果をその表示装置4に通知する。なお、第2の通知方法を選択する場合は、通知内容に、ポーリング間隔に関する情報を含めるようにしてもよい。また、通知手段104は、表示装置4がプッシュ型の通知を受け取る機能を有している場合には、第1から第3までのどの通知方法を用いても通知可能であるが、本実施形態では、上述した第3の通知手段を用いて、処理が完了したときにその処理の結果をその機能で受け取れるように表示装置4に通知する。
また、通知手段104は、表示装置4から処理を要求された場合に、要求された処理に要する時間(処理が要求されてから処理が完了するまでに要する時間。以下「処理時間」という)によっても、異なる通知方法を用いる。具体的には、通知手段104は、処理時間が閾値(例えば0.5秒や1秒など)以上であれば、第2の通知方法(処理要求に対する応答後のプル型の通知)または第3の通知方法(処理要求に対する応答後のプッシュ型の通知)を用いて、処理の結果(及び他の処理の状況)を通知する。また、通知手段104は、処理時間が閾値未満であれば、第1の通知方法(処理要求に対する応答による通知)を用いて、処理の結果を通知する。
通知手段104は、例えば次のようにして処理時間を算出する。通知手段104は、各処理とそれらの処理時間の平均とを対応付けた処理時間テーブルを記憶している。
図16は、処理時間テーブルの一例を示す図である。この処理時間テーブルでは、例えば「コピー処理」であれば、「2秒+枚数×2秒」という処理時間の平均が対応付けられている。これは、コピー処理を開始してから原稿が読み取られて1枚目の画像の形成が開始されるまでに2秒を要し、そのあと1枚の媒体に画像を形成するのに2秒ずつ要することを表している。
「原稿データのFAX処理」という処理は、原稿を読み取らなくとも既に原稿データがある場合にその原稿データをFAXする処理を表している。この処理には、FAX回線が接続されるまでの平均時間(この例では3秒)と、1枚分のデータを送信するのに要する時間(この例では0.5秒)とを合計した「3秒+枚数×0.5秒」という処理時間の平均が対応付けられている。
「原稿の読み取り及びFAX処理」という処理には、原稿の読取処理を行う必要があることから、1枚分の原稿を読み取るのに要する時間(この例では0.5秒)も合計した「3秒+枚数×1.0秒」という処理時間の平均が対応付けられている。また、「SDメモリーカード内の画像の読み出し処理」には「画像数×0.05秒」が、「パラメータの変更処理」には「0.1秒」という処理時間の平均が対応付けられている。通知手段104は、例えば、初めは予めテストして求められた処理時間の平均を用いるが、これらの処理を実際に行ったときの処理時間を測定しておき、その結果をもとに平均を更新してもよい。
通知手段104は、例えば「原稿データのFAX処理」で用いる原稿の「枚数」を、処理要求データに記述されたパラメータから取得する。また、通知手段104は、「コピー処理」や「原稿の読み取り及びFAX処理」で用いる「枚数」は、処理を開始したあとに図4に示す画像読取部13が画像の読み取りを完了したときに画像読取部13から取得する。また、通知手段104は、「SDメモリーカード内の画像の読み出し処理」で用いる「画像数」は、図4に示す接続部17を介してSDメモリーカード(またはその中のいずれかのフォルダ)にアクセスしたときに取得する。通知手段104は、処理要求データに記述された処理と、こうして取得した各情報と、処理時間テーブルとに基づいて処理時間を算出し、閾値以上であるか否かを判断する。
通知手段104が通知方法を決定する手順を以下でまとめて説明する。
図17は、通知方法を決定する手順の一例を示すフロー図である。表示装置4から処理が要求されると、通知手段104は、まず、その処理の処理時間が閾値以上であるか否かを判断し(ステップS11)、閾値未満(NO)である場合には、第1の通知方法(処理要求に対する応答での通知)で通知を行う(ステップS12)。通知手段104は、処理時間が閾値以上(YES)である場合には、処理を要求してきた表示装置4がプッシュ型の通知を受け取る機能を有しているか否かを判断し(ステップS13)、有している(YES)と判断した場合には第3の通知方法(処理要求に対する応答後のプッシュ型の通知)で通知を行う(ステップS14)。また、通知手段104は、その機能を有していない(NO)と判断した場合には、第2の通知方法(処理要求に対する応答後のプル型の通知)で通知を行う(ステップS15)。
第1の通知方法が用いられると、処理要求から処理の結果の通知まで要求手段402が操作を受け付けなくなる。一方、第2及び第3の通知方法が用いられると、処理要求に対して処理が完了していなくても一旦応答するため、第1の通知方法が用いられる場合に比べて、要求手段402が操作を受け付けない期間が短くなりやすい。本実施形態では、HTTPリクエストにより要求された処理の結果を通知する場合に、その処理の処理時間が閾値以上の場合には第1の通知方法が用いられないため、処理の要求元の装置(表示装置4)においてHTTPレスポンス待ちで操作が受け付けられない期間が長くなりすぎない。
第1の通知方法が用いられると、例えばコピー処理が実行された場合、図7(b)に示す状況情報C2のように処理の結果が表示されるまで、処理の状況が表示され続けることになる。その結果、処理の結果が通知されれば、すぐにそれが表示され、ユーザに処理の結果が伝わることになる。これに対し、例えば第2の通知方法では、処理が完了しても、表示装置4が通知要求を行ったときにしか通知がされない。また、第3の通知方法でも、処理が完了したときに処理の結果を通知手段104が通知したとしても、表示装置4がユーザの操作等により状況情報以外の画像(例えば図6に示す操作画像データ群A1)を表示させていた場合、通知された処理の結果がユーザにすぐに伝わらない。
このように、第1の通知方法が用いられると、第2及び第3の通知方法が用いられる場合に比べて、処理の結果がユーザに伝わるまでの期間は短くなりやすい。本実施形態では、要求された処理の処理時間が閾値未満の場合には第1の通知方法が用いられるため、前述したように、処理の要求元の装置(表示装置4)においてHTTPレスポンス待ちで操作が受け付けられない期間が長くなりすぎないようにしつつ、処理の結果がより早くユーザに伝わるようになる。
また、HTTPレスポンスによるプル型の通知が行われる第2の通知方法に比べると、HTTPレスポンス以外の通信によるプッシュ型の通知が行われる第3の通知方法が用いられた場合の方が、処理の結果が早く通知される。ただし、その機能を有していない装置に対して第3の通知方法を用いても、通知が受け取られずに終わってしまうが、本実施形態では、その機能を有していない装置への通知では第3の通知方法を用いないようにすることで、通知が受け取られないという事態を防いでいる。このように、本実施形態によれば、表示装置4がHTTPレスポンス以外の通信による通知を受け取る機能を有するか否かを考慮しない場合に比べて、処理の結果がより確実に通知されることになる。
また、図17に示すフフローチャートで示す通知方法を決定する手順では、通知手段104は、最初に処理時間が閾値以上であるか否かを判断し、閾値未満である場合には、第1の通知方法(処理要求に対する応答での通知)で通知を行うという判断を行ったが、この判断を行わず、処理を要求してきた表示装置4がプッシュ型の通知を受け取る機能を有しているか否かを判断し、有していると判断した場合には第3の通知方法(処理要求に対する応答後のプッシュ型の通知)で通知を行い、その機能を有していないと判断した場合には、第2の通知方法(処理要求に対する応答後のプル型の通知)で通知を行う判断のみを構成するようにしてもよい。また、通知手段104は、最初に処理を要求してきた表示装置4がプッシュ型の通知を受け取る機能を有しているか否かを判断し、その後処理要求の処理に要する時間が閾値以上であるか否かを判断するように構成してもよい。
[2]変形例
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[2−1]通信の規格
実施形態では、ユーザ装置20は、無線LANの規格に準拠する無線通信を行う通信部を備えていたが、これに限らず、例えば操作装置30の通信部33のように有線LANの規格に準拠する通信を行う通信部を備えていてもよい。この場合、ユーザ装置20は、有線LANのルータやハブなどに通信用のケーブルを介して接続される。この場合のユーザ装置20の通信部も、上述した他の通信機器(ルータやハブなど)と通信する通信手段として機能する。また、無線通信を行う通信部として、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near field communication)などの規格に準拠する無線通信を行う通信部を備えるようにしてもよい。
また、実施形態では、情報処理装置10の第1通信部と操作装置30の通信部が有線LANの規格に準拠して通信を行ったが、これに限らず、例えば、USB(Universal Serial Bus)やHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)などの規格に準拠する通信を行ってもよいし、他にも、無線LANやBluetooth(登録商標)、NFC(Near field communication)などの規格に準拠する無線通信を行ってもよい。いずれの場合も、操作装置30の通信部は、他のルータはハブなどの通信機器を介さずに情報処理装置10の第1通信部と通信する。このように、操作装置30の通信部は、他の通信機器を介さず情報処理装置10と通信する通信手段として機能する。
[2−2]操作装置の構成
操作装置30は、実施形態では図2に示すように制御部や記憶部、通信部を備えていたが、これらを備えていなくてもよい。
図18は、本変形例の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図18の例では、図4に示す各部のうち、表示部以外の各部を備える情報処理装置10aと、操作装置30aとが示されている。本変形例でも、操作装置30aは情報処理装置10aの筐体に固定されている。操作装置30aは、図3に示す通信部33と、UI部36とを備える。
通信部33及びUI部36は、情報処理装置10a内のバスに接続され、制御部11によって制御されるようになっている。また、通信部33は、第1通信部15とも接続されている。UI部36は、表示面と表示面に重ねられたタッチセンサとを備え、ユーザからの操作を受け付けるとともに画像を表示する。UI部36は、受け付けたユーザの操作に応じた操作データを制御部11に供給し、制御部11は、この操作データに応じた処理を行う。
本変形例では、制御部11がブラウザのプログラムを実行することで図5に示す操作手段300の機能を実現する。例えば表示手段301は、第1通信部15を介して送信されてきた操作画像データを通信部33を介して受信し、UI部36に表示する。また、要求手段302は、UI部36がタップされることで操作画像データへの操作を受け付ける。また、要求手段302は、そうして受け付けた操作により定められた指示を示す指示データを、通信部33及び第1通信部15を介して送信する。このように、本変形例においても、情報処理装置と操作用装置との通信が、他の通信機器を介す場合も介さない場合も共通の仲介手段を介して行われることになる。
[2−3]操作装置の設置
操作装置30は、実施形態や上記変形例では情報処理装置の筐体に固定されていたが、固定されていなくてもよい。
図19は、本変形例の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図19の例では、図4に示す各部のうち、表示部以外の各部を備える情報処理装置10bと、操作装置30bとが示されている。操作装置30bは、図3に示す各部を備え、図5に示す操作手段200として機能する装置である。
操作装置30bは、通信用のケーブルまたはデータバスケーブルを介して第1通信部15に接続されており、情報処理装置10bの筐体上またはその周囲の机等に設置された状態でユーザにより使用される。この操作装置30bは、実施形態の操作装置30のように、通信機能を有する外部装置(例えば図1に示す通信機器3)を介さずに情報処理装置10と通信を行う。なお、操作装置30bは、通信用のケーブルまたはデータバスケーブルを取り外して、別の場所に持って行き別の用途に用いてもよい。なお、図19の例では、操作装置30bに代えて、操作手段として機能する他の装置(例えば図1等に示したユーザ装置20)が接続されてもよい。また、操作装置30bを、通信機器3に接続させて、通信機器3及び通信回線2を介して情報処理装置10bと通信させてもよい。
[2−4]処理手段
処理手段103が行う処理は、実施形態で述べたものに限らず、どういった処理であってもよい。例えば、処理手段103は、情報処理装置が工場の機械とそれを制御する装置とを有するものである場合に、その機械で材料を搬送したり加工したりする処理を行う。この場合も、ユーザ装置20及び操作装置30のどちらからでも共通の仲介手段を介した通信が行われることによって情報処理装置が操作されるようになる。
[2−5]要求手段
要求手段402は、実施形態では、タッチセンサで操作を受け付けたが、これに限らず、自装置がタブレット端末であれば筐体に設けられたボタンで操作を受け付けてもよいし、自装置がパーソナルコンピュータであればキーボードやマウスなどで操作を受け付けてもよい。
[2−6]仲介手段
仲介手段101は、実施形態では、SOAPの規格に準拠していたが、これに限らず、例えばREST(Representational State Transfer)やSGML(Standard Generalized Markup Language)などの規格に準拠して通信を仲介してもよい。要するに、仲介手段101は、ウェブで用いられる規格に準拠して通信を仲介するものであればよい。これにより、ブラウザを実行可能な大半の装置が操作用装置として利用可能となる。
[2−7]処理時間の算出
通知手段104は、実施形態とは異なる方法で処理時間を算出してもよい。通知手段104は、例えば、自装置のCPUの状態(使用率や使用可能なコア数など)やRAMの状態(使用率など)に応じて、実施形態のとおり算出した処理時間を補正する。具体的には、通知手段104は、CPUの使用率が20%未満なら処理時間を0.8倍し、80%以上なら1.2倍する、という具合である。
また、情報処理装置10でのテスト等による処理時間の測定が行えない場合には、平均的な処理能力を有する情報処理装置での測定結果に基づいて作成された処理時間テーブルを用いて算出した処理時間に、情報処理装置10のCPUの能力(コア数や周波数)やRAMの容量に応じた係数を乗じて処理時間を算出してもよい。その場合、要求された処理がユーザ認証のように外部装置での処理の結果を用いるものである場合には、さらに決められた時間を加えるようにしてもよい。
[2−8]通知方法の指定
通知手段104は、実施形態では、処理の結果の通知する際に、上記のとおり決定した通知方法を用いたが、表示装置4から通知方法を指示された場合には、その指示された通知方法を用いるようにしてもよい。例えば表示装置4の要求手段402が指定する通知方法を処理要求データに記述し、通知手段104は、その記述に基づいて、指定された通知方法を用いる。
図20は、本変形例の通知方法を決定する手順の一例を示すフロー図である。この例では、表示装置4から処理が要求されると、通知手段104は、まず、その要求において、通知方法の指定があるか否かを判断し(ステップS21)、指定がある(YES)と判断した場合には、その指定された通知方法で通知を行う(ステップS22)。通知手段104は、指定がない(NO)と判断した場合には、図17に示すステップS11に進み、実施形態と同様の動作を行う。この通知方法の指定を例えばユーザの操作に応じて行うようにしておけば、ユーザが望む通知方法で処理の結果が通知されることになる。
なお、通知手段104は、プッシュ型の通知である第3の通知方法が指定された場合には、ステップS13と同様に表示装置4がプッシュ型の通知の機能を有するか否かを判断し、その機能を有する場合に指定された通知方法を用いるようにし、その機能を有しない場合には第1または第2の通知方法を用いる(例えば処理時間が閾値未満なら第1の通知方法、閾値以上なら第2の通知方法を用いる)ようにしてもよい。また、通知手段104は、第1の通知方法が指定された場合には、ステップS11と同様に処理時間が閾値以上であるか否かを判断し、閾値未満であれば指定された通知方法を用いるようにし、閾値以上であれば第2または第3の通知方法を用いるようにしてもよい。また、通知手段104は、例えば情報処理装置10の処理の負荷(例えばCPUの使用率)が閾値以上であるか否か、表示装置4が操作装置かユーザ装置か(通信機器3を介して通信するものか否か)、といった条件を用いて通知方法を決定してもよい。
例えば依頼した処理の結果が通知されるとその結果を表示する装置である表示装置4からのHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスでしか通知が行われない場合には、情報処理装置10の通知処理の制御に起因して表示装置4が通知を受けることができなくなる期間が長くなることがある。本変形例では、上記のとおり通知方法が指示されたり、依頼された処理の結果を通知する情報処理装置10が処理時間以外の条件に基づく判断を先に行ったりするが、いずれの場合もHTTPレスポンスによるプル型の通知だけでなく、プッシュ型の通知も行われるようになっている。これにより、HTTPレスポンスでしか通知が行われない場合に比べて、表示装置4において前述した通知を受けることができなくなる期間が長くなりすぎないようになる。
[2−9]例外的な通知
通知手段104は、処理時間が閾値以上または閾値未満である場合に、例外的に実施形態とは異なる通知方法を用いてもよい。例えば、通知手段104は、予め決められた処理が要求された場合には、その処理の処理時間が閾値以上であっても、第1の通知方法を用いて処理の結果を通知する。具体的には、通知手段104は、例えばコピー処理やプリント処理を中止する処理(いわゆるキャンセルをする処理)が要求された場合に、本変形例の通知を行う。
第1の通知方法が用いられると、表示装置4の要求手段402が操作を受け付けない期間は長くなりやすいが、第2及び第3の通知方法が用いられたときのように状況情報以外の画像が表示されていて処理の結果が表示されないということがないため、これらの通知方法に比べて、処理の結果がより確実にユーザに伝えられる。前述したキャンセルの処理は、その結果、すなわちキャンセルがされたか否かがユーザに伝わらなければ、キャンセルされていないのに再びその処理をユーザが要求するといったことが起こり得る。そのため、処理の結果がより確実にユーザに伝わることが望ましい。本変形例では、上記のとおり処理時間に関係なく例外的に第1の通知方法で通知を行う処理を決めておくことで、どの処理でも一様に処理時間に基づく通知を行う場合に比べて、処理の結果がより確実にユーザに伝わることになる。
[2−10]通知手段
通知手段104は、実施形態では、処理時間が閾値未満である場合に第1の通信方法を用いたが、これに限らない。通知手段104は、例えば、要求された処理が完了するまで待ったあと、HTTPレスポンスでは処理を受け付けた旨を通知し、それとともにWebSocketの通信で処理の結果を通知してもよい。この場合、表示装置4は、処理の要求後にユーザの操作を受け付けない状態を経たあと、処理を受け付けた旨と処理の結果とを合わせて表示するとともに、ユーザの操作を受け付ける状態になる。これにより、他の画像が表示されるなどして通知された処理の結果がユーザにすぐに伝わらないという事態が生じにくくなり、例えば第2及び第3の通知方法が用いられる場合に比べて、処理の結果がより早くユーザに伝わるようになる。
また、通知手段104は、HTTPレスポンス以外の通信による通知を受け取る機能を表示装置4が有しているか否かを考慮しなくてもよい。その場合でも、この機能を有する表示装置4だけを情報処理装置10に接続するようにすれば、プッシュ型の通知が受け取られないという事態は生じない。
[2−11]発明のカテゴリ
本発明は、情報処理装置、表示装置、通信機器及びこれらの装置を備える情報処理システムの他にも、これらの装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるものである。また、本発明は、情報処理装置及び表示装置というコンピュータを、上述した各手段として機能させるためのプログラムとしても捉えられるものである。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等の通信回線を介して、コンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりしてもよい。
1…情報処理システム、2…通信回線、3…通信機器、10…情報処理装置、20…ユーザ装置、30…操作装置、11、21、31…制御部、12、22、32…記憶部、13…画像読取部、14…画像形成部、15…第1通信部、16…第2通信部、17…接続部、23、33…通信部、24、34…表示部、25、35…操作部、101…仲介手段、102…提供手段、103…処理手段、104…通知手段、105…制御手段、200、300…操作手段、201、301…表示手段、202、302…要求手段

Claims (6)

  1. 処理を実行する処理手段と、
    前記処理の結果を表示する表示装置からHTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストにより前記処理が要求されると、要求された当該処理を、前記処理手段を制御して実行させる制御手段と、
    前記処理の結果を前記表示装置に通知する通知手段であって、当該処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスとは別の通信により当該処理の結果を通知する通知手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記通知手段は、要求された前記処理に要する時間が閾値以上である場合には、前記別の通信により前記処理の結果を通知し、当該時間が当該閾値未満である場合には、当該処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスにより当該処理の結果を通知する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知手段は、予め決められた処理が要求された場合には、当該処理に要する時間が前記閾値以上であっても、当該処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスにより当該処理の結果を通知する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知手段は、HTTPレスポンス以外の通信による通知を受け取る機能を前記表示装置が有している場合には、前記処理が完了したときに当該処理の結果を当該機能で受け取れるように当該表示装置に通知する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    ユーザの操作に応じた要求をHTTPリクエストにより行う要求手段であって、当該要求に対するHTTPレスポンスを受け取るまでは前記操作を受け付けない要求手段と、
    前記処理の結果を表示する表示手段と
    を備える表示装置と
    を備える情報処理システム。
  6. コンピュータを、
    処理を実行する処理手段と、
    前記処理の結果を表示する表示装置からHTTPリクエストにより前記処理が要求されると、要求された当該処理を、前記処理手段を制御して実行させる制御手段と、
    前記処理の結果を前記表示装置に通知する通知手段であって、当該処理を要求したHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスとは別の通信により当該処理の結果を通知する通知手段
    として機能させるためのプログラム。
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