JP2016066024A - 転写装置およびそれを備える画像形成装置 - Google Patents
転写装置およびそれを備える画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016066024A JP2016066024A JP2014195975A JP2014195975A JP2016066024A JP 2016066024 A JP2016066024 A JP 2016066024A JP 2014195975 A JP2014195975 A JP 2014195975A JP 2014195975 A JP2014195975 A JP 2014195975A JP 2016066024 A JP2016066024 A JP 2016066024A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- reference potential
- floating state
- transfer belt
- secondary transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
【構成】 二次転写ユニット10は、二次転写ベルト50、転写ローラ52およびバックアップローラ60等を含み、中間転写ベルト32に形成されたトナー像を用紙に転写する。また、転写装置の配置位置を接触位置と離間位置とに変位可能なカム68を備える。接触位置ではバックアップローラはフローティング状態に設定され、離間位置では、バックアップローラは基準電位端子72に接続されて非フローティング状態に設定される。
【効果】 像形成位置ではフローティング状態なので転写電流が外部に流れることがなく、転写性を損なうことがない。また、バックアップローラが非フローティング状態のとき転写ベルトに蓄積している電荷を放電するので、トナー飛散などを生じることがない。
【選択図】 図2
【効果】 像形成位置ではフローティング状態なので転写電流が外部に流れることがなく、転写性を損なうことがない。また、バックアップローラが非フローティング状態のとき転写ベルトに蓄積している電荷を放電するので、トナー飛散などを生じることがない。
【選択図】 図2
Description
この発明は転写装置およびそれを備える画像形成装置に関し、特にたとえば、像担持体に形成されたトナー像を用紙に転写する、転写装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
像形成装置においては転写ローラに正の高圧電圧がかかるので、その転写装置を搭載しているドアなどの周辺の金属部品はグランドに接続することが望ましい。しかしながら、これらの周辺の金属部品をグランドに接続すると転写電流がその金属部品に逃げる可能性があるため、周辺の金属部品は通常フローティング状態(電気的に浮いている状態)にされている。
そのため、ユーザの安全のためには、これらの金属部品は、転写ローラと十分大きな間隔を隔てて設けることが望ましいが、小型化が進む近年では、大きい間隔を設けることが困難な場合が多い。また、金属部品をフローティング状態に設定すると、転写装置から電荷の放電がないので、長時間稼働させている間に電荷が転写ベルトに蓄積され、画像に不具合が生じることがある。
特許文献1では、転写上流にある押圧ローラがフローティング状態を維持する技術が開示され、特許文献2では、転写上流にある押圧ローラが接地状態を維持する技術が開示される。
特許文献1では、長時間稼働させている間に電荷が転写ベルトに蓄積される課題は解決されず、特許文献2では、転写時に転写電流がグランドに逃げてしまうため、転写性が悪くなってしまうという課題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、転写装置およびそれを備える画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、転写性を損なうことなくかつ電荷の蓄積を防止できる、転写装置およびそれを備える画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、トナー像が形成される像担持体から転写されたトナー像を搬送するための転写ベルト、像担持体に転写ベルトを介して対向して配置され、像担持体との間に電流を流すことで、像担持体からトナー像を転写ベルト上に転写する転写ローラ、転写ローラの、紙の進行方向の上流側に配置したバックアップローラ、およびバックアップローラを画像形成時のフローティング状態と非画像形成時の非フローティング状態に切り換える切り換え手段を備える、転写装置である。
第1の発明では、転写装置(10:実施例において相当する部分を例示する参照符号。以下同様。)は、たとえば中間転写ベルトのようなトナー像を担持する像担持体(22、32)から転写したトナー像を搬送するための転写ベルト(50)およびその転写ベルトを介して像担持体と対向する転写ローラ(52)を含み、転写ローラと像担持体との間に電流を流すことで、像担持体からトナー像を転写ベルト上に転写する。転写ローラ(52)より上流側にはバックアップローラ(60)が配置される。切り換え手段(68、70、72、74、75、78)は、バックアップローラをフローティング状態と非フローティング状態に切り換える。つまり、切り換え手段は、画像形成時にはバックアップローラ(60)をフローティング状態とし、非画像形成時にはバックアップローラ(60)を非フローティング状態とする。
第1の発明によれば、バックアップローラを、画像形成時にはフローティング状態とし、非画像形成時には非フローティング状態とすることによって、画像形成時には転写電流が外部に逃げず、非画像形成時には、画像形成時にベルトに蓄積した電荷をたとえば基準電位に放電することができる。したがって、画像形成時の転写性が損なわれることがなく、しかも非画像形成時における、蓄積した電荷によるトナー飛散などの問題も生じない。
第2の発明は、第1の発明に従属し、像担持体に対して転写ベルトを接離させる離接手段をさらに備え、切り換え手段は、離接手段により転写装置が像担持体と接している状態でバックアップローラをフローティング状態とし、転写ベルトが像担持体と離れている状態で非フローティング状態とする、転写装置である。
第2の発明では、接離手段(64、68)が設けられ、この接離手段によって、転写装置すなわち転写ベルトが像担持体に圧接されまたはそれから離間される。切り換え手段は、転写ベルトが像担持体に圧接されているときにバックアップローラ(60)をフローティング状態とし、転写ベルトが像担持体から離間されているとき、バックアップローラ(60)を非フローティング状態とする。
第2の発明によれば、フローティング状態および非フローティング状態が転写装置の像担持体への接離に連動して切り換えられるので、像形成時には確実にフローティング状態にすることができる。
第3の発明は、第2の発明に従属し、切り換え手段は、バックアップローラを非フローティング状態にするときバックアップローラを基準電位に接続し、バックアップローラをフローティング状態にするとき基準電位との接続を解除する接続手段を含む、転写装置である。
第3の発明では、接続手段(70、72、75)は、非フローティング状態にするときバックアップローラを基準電位に接続し、フローティング状態にするときその基準電位との接続を解除する。
第3の発明によれば、非フローティング状態のときバックアップローラを基準電位たとえばグランドに接続するので、蓄積した電荷を確実に放電することができる。
第4の発明は、第3の発明に従属し、接続手段は、基準電位端子を含み、前記バックアップローラのローラ軸を直接または間接に基準電位端子に接続する、転写装置である。
第5の発明は、第1ないし第4の発明のいずれかの転写装置を備える、画像形成装置である。
この発明によれば、画像形成時にフローティング状態とし、非画像形成時には非フローティング状態とすることによって、画像形成時の転写性が損なわれることがなく、しかも非画像形成時の蓄積した電荷によるトナー飛散などの問題も生じない。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
[第1実施例]
図1を参照して、この実施例の画像形成装置100の基本構成について概略的に説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、カラープリンタであって、用紙に多色または単色の画像を形成する。ただし、画像形成装置は、モノクロプリンタであってもよい。また、この発明に係る転写装置が適用される画像形成装置は、プリンタに限定される必要はなく、コピー機またはファクシミリ或いはこれらの機能を備えた複合機であってもよい。
図1を参照して、この実施例の画像形成装置100の基本構成について概略的に説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、カラープリンタであって、用紙に多色または単色の画像を形成する。ただし、画像形成装置は、モノクロプリンタであってもよい。また、この発明に係る転写装置が適用される画像形成装置は、プリンタに限定される必要はなく、コピー機またはファクシミリ或いはこれらの機能を備えた複合機であってもよい。
画像形成装置100は、感光体ドラム12、現像装置14、帯電器16、クリーニングユニット18、露光装置20、中間転写ユニット22、二次転写ユニット10および定着ユニット24等のコンポーネントを備え、給紙トレイ26から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ28に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、外部コンピュータから入力される画像データが利用される。ただし、画像形成装置100がスキャナ機能を備える場合には、外部から入力される画像データのみならず、スキャナによって原稿から読み取った画像データを利用することもできる。
上述の各コンポーネントは、画像形成装置100の筐体102内に収容される。また、筐体102内には、CPUおよびメモリ等を含む制御部30が設けられる。制御部30は、画像形成装置100の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置100に種々の動作を実行させる。
ここで、画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、感光体ドラム12、現像装置14、帯電器16およびクリーニングユニット18のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。4つの画像ステーションは、中間転写ベルト32の表面の走行方向(周回移動方向)に沿って一列に並んで配置され、中間転写ベルト32の走行方向における下流側から、つまり二次転写ユニット10に近い側から、ブラック用、マゼンタ用、シアン用およびイエロー用の順に配置される。
感光体ドラム12は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体であり、帯電器16は、この感光体ドラム12の表面を所定の電位に帯電させる部材である。また、露光装置20は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム12の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム12の表面に形成する。現像装置14は、感光体ドラム12の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化するものである。また、クリーニングユニット18は、現像および画像転写後における感光体ドラム12の表面に残留したトナーを除去する。
中間転写ユニット(一次転写ユニット)22は、中間転写ベルト32、駆動ローラ34、従動ローラ36および4つの中間転写ローラ38等を備え、感光体ドラム12の上方に配置される。
中間転写ベルト32は、駆動ローラ34および従動ローラ36等の複数のローラによって張架される無端帯状のベルトであって、その表面(外周面)が感光体ドラム12の表面に当接するように配置される。中間転写ベルト32は、駆動ローラ34の回転駆動に伴い、所定方向(図1では反時計回り)に回転(周回移動)する。そして、中間転写ベルト32の表面には、感光体ドラム12に形成されたトナー像が転写(一次転写)されることによって、トナー像が形成される。すなわち、中間転写ベルト32は、その表面にトナー像が形成される像担持体として機能する。
駆動ローラ34は、図示しない駆動部によってその軸線回りに回転可能に設けられる。従動ローラ36は、中間転写ベルト32の周回移動に伴って回転すると共に、中間転写ベルト32に一定の張力を与えて中間転写ベルト32の弛みを防止する。
中間転写ローラ38は、中間転写ベルト32を挟んで各感光体ドラム12と対向する位置のそれぞれに配置され、中間転写ベルト32の内周面に圧接されて中間転写ベルト32の周回移動に伴い回転する。図示は省略するが、この中間転写ローラ38には、転写バイアスを印加する転写電源が接続される。画像形成時には、感光体ドラム12の表面に形成されたトナー像を構成するトナーの帯電極性とは逆極性の電圧が中間転写ローラ38に印加される。これによって、感光体ドラム12と中間転写ベルト32との間に転写電界が形成され、この転写電界の作用によって、感光体ドラム12に形成されたトナー像が中間転写ベルト32の外周面に転写される。たとえば、カラー画像を形成する場合には、各感光体ドラム12に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト32に順次重ねて転写されて、中間転写ベルト32の外周面に多色のトナー像が形成される。
また、駆動ローラ34の近傍には、二次転写ベルト50および二次転写ローラ52等を備える二次転写ユニット10が配置される。筐体102の背面側(図1では右側)の壁には、筐体102内を点検等するためのドアユニット104が開閉自在に設けられており、二次転写ユニット10は、このドアユニット104に設けられた支持フレーム106に対して変位可能に取り付けられる。そして、この二次転写ユニット10(厳密には二次転写ベルト50)と中間転写ベルト32との間に形成されるニップ部(転写ニップ域)を用紙が通過することによって、中間転写ベルト32に形成されたトナー像が用紙に転写される。二次転写ユニット10の具体的構成については後述する。
定着ユニット24は、ヒートローラおよび加圧ローラ等を備え、二次転写ユニット10の上方に配置される。ヒートローラは、所定の定着温度となるように設定されており、ヒートローラと加圧ローラとの間の定着ニップ域を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
また、画像形成装置100の筐体102内には、給紙トレイ26に載置された用紙を二次転写ユニット10および定着ユニット24を経由させて排紙トレイ28に送るための用紙搬送路が形成される。この用紙搬送路には、搬送ローラ40、42、44およびレジストローラ46等の用紙搬送手段が適宜配置される。
画像形成時には、給紙トレイ26に載置された用紙が図示しないピックアップローラによって1枚ずつ用紙搬送路に導かれ、搬送ローラ42によってレジストローラ46まで搬送される。そして、レジストローラ46によって、用紙の先端と中間転写ベルト32上のトナー像の先端とが整合するタイミングで、中間転写ベルト32と二次転写ベルト50との間のニップ部に用紙が搬送され、用紙上にトナー像が転写される。その後、定着ユニット24を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融して固着され、搬送ローラ42、44を経て排紙トレイ28上に用紙が排出される。
続いて、この発明の第1実施例に従った二次転写ユニット(転写装置)10の構成について具体的に説明する。図2に示すように、二次転写ユニット10は、二次転写ベルト50、二次転写ローラ52、駆動ローラ54、従動ローラ56、テンションローラ58およびバックアップローラ60を備える。二次転写ローラ52、駆動ローラ54、従動ローラ56、テンションローラ58およびバックアップローラ60のそれぞれは、二次転写フレーム62によって軸支される。
二次転写ベルト50は、二次転写ローラ52、駆動ローラ54、従動ローラ56、テンションローラ58およびバックアップローラ60に張架される無端帯状のベルトである。二次転写ベルト50は、中間転写ベルト32との間でニップ部を形成し、駆動ローラ54の回転駆動に伴い、所定方向(図2では時計回り)に回転(周回移動)する。
駆動ローラ54は、図示しない駆動部によってその軸線回りに回転可能に設けられる。従動ローラ56およびテンションローラ58は、二次転写ベルト50の周回移動に伴って回転すると共に、二次転写ベルト50に一定の張力を与えて二次転写ベルト50の弛みを防止する。
二次転写ローラ52は、二次転写ベルト50を挟んで中間転写ベルト32に対向して配置される。二次転写ローラ52が二次転写ベルト50の内周面を押圧することにより、二次転写ベルト50の外周面と中間転写ベルト32の外周面とが所定圧で接触される。また、二次転写ローラ52には、図示しない転写電源が接続される。画像形成時には、この転写電源によって二次転写ローラ52に電圧(二次転写電圧)が印加される。これによって、ニップ部に転写電界が形成され、この転写電界の作用によって、中間転写ベルト32の外周面に形成されたトナー像がニップ部を通過する用紙に転写される。
また、バックアップローラ60は、転写前ローラとも呼ばれる金属ローラであり、二次転写ローラ52の用紙搬送方向における上流側において二次転写ベルト50を張架する。このバックアップローラ60は、ニップ部の幅(用紙搬送方向の長さ)を拡張する機能を有し、これによって転写性が向上される。
このような二次転写ユニット10は、上述のように、中間転写ベルト32に対する自身の配置位置を変位可能な変位機構を備える。具体的には、二次転写ユニット10の二次転写フレーム62が、駆動ローラ54を支点(回転軸)として、つまり二次転写ローラ52を挟んでバックアップローラ60と反対側の部分を支点として、駆動ローラ54の軸回りに回転移動(揺動)可能な状態で、支持フレーム106によって支持される。
そして、二次転写フレーム62から図2における下方に延びる作用片64が、この二次転写フレーム62と一体的に設けられる。作用片64の近傍に、カム軸66に固着された長円形のカム68が設けられる。このカム軸66はモータ(図示せず)によって回転され、図2(A)に示す垂直状態と図2(B)に示す水平状態をとる。カム68は板カムまたは周縁カムであり、その回転に伴って、カム68の周縁に接触するカムフォロワとして機能する作用片64を図2に示す左右方向すなわち矢印AまたはB方向に変位させる。
図2(A)は、像形成時の二次転写ユニット10の状態を示し、像形成時においては、カム68は垂直状態にされる。したがって、作用片64は矢印A方向に変位した状態となり、それに伴って、二次転写フレーム62も駆動ローラ54を回転軸として矢印A方向に回転される。他方、支持フレーム106と二次転写フレーム62との間には、圧縮ばね(図示せず)が設けられ、それによって、二次転写ユニット10は、中間転写ベルト32側に向かって付勢される。つまり、変位機構の一例であるカム68によって、二次転写ユニット10は、像形成時には、像担持体である中間転写ベルト32に接触した状態とされる。
図2(B)は、非像形成時の二次転写ユニット10の状態を示し、非像形成時においては、カム68が水平状態にされる。したがって、作用片64は矢印B方向に変位した状態となり、それに伴って、支持フレーム106と二次転写フレーム62との間の圧縮ばねに抗して、二次転写フレーム62が駆動ローラ54を回転軸として矢印B方向に回転される。それによって、二次転写ユニット10は、図2(B)に示すように、中間転写ベルト32から離間した状態にされる。つまり、変位機構の一例であるカム68によって、二次転写ユニット10は、非像形成時には、像担持体である中間転写ベルト32から離間した状態とされる。
そして、この実施例では、バックアップローラ60のローラ軸70の近傍に、たとえば筐体102内の適宜の位置の基準電位、たとえばアース電位(グランド)に接続された導電材料、たとえば金属からなる基準電位端子72が固定的に設けられる。基準電位端子72は、たとえば支持フレーム106のような固定部材の上に支持され、二次転写ユニット10の変位に関係なく、所定の固定位置にとどまる。換言すれば、二次転写ユニット10は、基準電位端子72に対して、相対的に変位する。
そして、図2(A)の状態では、二次転写ユニット10は、カム68が垂直状態にされるため、圧縮ばね(図示せず)によって中間転写ベルト32の方向に押され、転写ベルト50が中間転写ベルト32に接触した状態になる。この状態は、上述のように、像形成時の状態であり、バックアップローラ60のローラ軸70は、基準電位端子72とは間隔を隔てており、フローティング状態にある。
そして、この状態で二次転写ローラ52に電圧(二次転写電圧)が印加されると、ニップ部に転写電界が形成され、この転写電界の作用によって、中間転写ベルト32の外周面に形成されたトナー像がニップ部を通過する用紙に転写される。つまり、二次転写ユニット10のバックアップローラ60はフローティング状態にあるので、転写電流が外部に流れるということはなく、転写性が損なわれることはない。
これに対して、図2(B)の状態では、二次転写ユニット10は、カム68が水平状態とされ、このカム68によって作用片64が、圧縮ばね(図示せず)に抗して、支持フレーム106側すなわち矢印B方向に押される。したがって、二次転写ベルト50と中間転写ベルト32とは離間した状態になる。この状態は、非像形成時の状態である。二次転写ユニット10のこのような変位に伴って、バックアップローラ60のローラ軸70も支持フレーム106の方向(矢印B方向)に変位する。
したがって、ローラ軸70が、このローラ軸70と所定の位置関係にある固定の基準電位端子72に接触する。つまり、ローラ軸70すなわちバックアップローラ60が基準電位に接続され、ローラ軸70すなわちバックアップローラ60は非フローティング状態となる。そのため、二次転写ベルト50上の電荷が、ローラ軸70から基準電位端子72を経て、基準電位たとえばグランド電位に放電される。つまり、二次転写ベルト50に蓄積されている電荷が、基準電位に放電される。そのため、非像形成時には二次転写ユニット10上に電荷がなくなり或いは大幅に低減されるので、このような蓄積電荷に起因するトナー飛散などが生じない。
このように、この実施例によれば、二次転写ユニット10は、像形成位置ではフローティング状態なので転写ローラ52に印加した電圧による転写電流が外部に流れることがなく、転写性を損なうことはない。他方、非像形成時にはバックアップローラが非フローティング状態となるので、二次転写ベルトに蓄積している電荷が放電される。したがって、二次転写ユニット10の残留電荷や蓄積電荷による、トナー飛散などを生じることがない。
この第1実施例の場合、基準電位端子72にローラ軸70が直接接続されるので、ローラ軸70自体が基準電位端子72とともに接続部(接続手段)の一部を形成することになる。
[第2実施例]
図3を参照して、第2実施例では、バックアップローラ60のローラ軸70の、基準電位端子72の側の端部に、導電材料、たとえば金属からなる接点部材74が固着される。接点部材74の下部には、凹部74aが形成される。そして、この実施例における基準電位端子72は導電材料たとえば金属からなる円柱状に形成され、接点部材74の凹部74aはその円柱形状を確実に受容できるように、頂部が半円形にされる。
[第2実施例]
図3を参照して、第2実施例では、バックアップローラ60のローラ軸70の、基準電位端子72の側の端部に、導電材料、たとえば金属からなる接点部材74が固着される。接点部材74の下部には、凹部74aが形成される。そして、この実施例における基準電位端子72は導電材料たとえば金属からなる円柱状に形成され、接点部材74の凹部74aはその円柱形状を確実に受容できるように、頂部が半円形にされる。
図3(A)および図3(B)では、先に説明したカム68が図2(A)に示すような垂直状態にされているので、二次転写ユニットは図2(A)のように中間転写ベルトに圧接された状態にある。したがって、ローラ軸70すなわち接点部材74は、基準電位端子72と非接続の状態にある。そのため、この状態ではバックアップローラ60はフローティング状態となり、先に図2(A)で説明したように、二次転写ユニットは中間転写ベルトから用紙へのトナー像の転写が確実に行われ得る。
そして、カム68が図2(B)のような水平状態にされると、二次転写ユニットは
図2(B)に示すように矢印B方向に変位して、中間転写ベルトとは離間した状態となる。つまり、ローラ軸70が図3(A)および図3(B)に示すように矢印B方向に変位する。そのため、ローラ軸70に固着された接点部材74も同じ方向に変位し、やがて凹部74aが基準電位端子72にかぶさり、図3(C)および図3(D)に示すように、接点部材74が基準電位端子72と接続される。基準電位端子72は筐体内の基準電位に接続されているので、ローラ軸70すなわちバックアップローラ60が非フローティング状態となる。したがって、二次転写ユニットに蓄積した電荷が放電される。
図2(B)に示すように矢印B方向に変位して、中間転写ベルトとは離間した状態となる。つまり、ローラ軸70が図3(A)および図3(B)に示すように矢印B方向に変位する。そのため、ローラ軸70に固着された接点部材74も同じ方向に変位し、やがて凹部74aが基準電位端子72にかぶさり、図3(C)および図3(D)に示すように、接点部材74が基準電位端子72と接続される。基準電位端子72は筐体内の基準電位に接続されているので、ローラ軸70すなわちバックアップローラ60が非フローティング状態となる。したがって、二次転写ユニットに蓄積した電荷が放電される。
この第2実施例では、ローラ軸70に設けた接点部材74を基準電位端子72を接続するようにしたので、ローラ軸が直接基準電位端子72に接続される第1実施例に比べて、両者の接続が安定する。したがって、安定かつ確実に非フローティング状態を設定することができる。しかも、接点部材74を介してローラ軸70を基準電位端子72に接続するようにしているので、基準電位端子72との接離によるローラ軸70の摩耗などが生じない。そして、もし接点部材74が摩耗しても、それを容易に取り換えることができる。さらに、接点部材74が基準電位端子72を受容する凹部74aを有するので、両者の接続部分が多くなり、電荷の放電が迅速確実に行われ得る。
この第2実施例の場合、基準電位端子72にはローラ軸70に固着された接点部材74が接続されるので、ローラ軸70は間接的に基準電位端子72に接続される。そのため、この第2実施例では、接点部材74が基準電位端子72とともに接続部(接続手段)の一部を形成することになる。
[第3実施例]
図4を参照して、第3実施例では、基準電位端子72として板ばねを用い、端部を上に向かって折り曲げ、さらに先端に受け部72aを形成した。そして、図4(A)および図4(B)に示す二次転写ユニットの像担持体(中間転写ユニット)との接触状態では、板ばねすなわち基準電位端子72の受け部72aはローラ軸70と非接続の状態である。そのため、バックアップローラ60すなわち二次転写ユニットはフローティング状態となる。
[第3実施例]
図4を参照して、第3実施例では、基準電位端子72として板ばねを用い、端部を上に向かって折り曲げ、さらに先端に受け部72aを形成した。そして、図4(A)および図4(B)に示す二次転写ユニットの像担持体(中間転写ユニット)との接触状態では、板ばねすなわち基準電位端子72の受け部72aはローラ軸70と非接続の状態である。そのため、バックアップローラ60すなわち二次転写ユニットはフローティング状態となる。
これに対して、変位機構によって二次転写ユニットが図2(B)の矢印B方向に変位すると、図4(C)および図4(D)に示すように、ローラ軸70が、板ばねすなわち基準電位端子72の受け部72aに当接し、基準電位に接続される。つまり、バックアップローラ60すなわち二次転写ユニットが非フローティング状態にされる。
第3の実施例によれば、基準電位端子72を板ばねのような弾性を有する素材で形成したので、ローラ軸70と基準電位端子72との電気的接続が一層安定する。しかも、板ばねの弾性が基準電位端子72のある程度の位置ずれを吸収するので、ローラ軸70に対する基準電位端子72の位置決めが容易になる。
第3実施例の場合、基準電位端子72にローラ軸70が直接接続されるので、ローラ軸70自体が基準電位端子72とともに接続部(接続手段)の一部を形成することになる。
[第4実施例]
図5を参照して、第4実施例の接続部75は、筐体内の任意の位置に固定された上端開放の下円筒部76と、この下円筒部76の上端開口から下円筒部76内に嵌入される、下端開放の上円筒部78を含む。下円筒部76の上端には基準電位端子72が形成され、この基準電位端子72が基準電位に接続されている。上円筒部78の軸方向の所定位置には、鍔部78aがその周側面上に外方に突出して形成される。
[第4実施例]
図5を参照して、第4実施例の接続部75は、筐体内の任意の位置に固定された上端開放の下円筒部76と、この下円筒部76の上端開口から下円筒部76内に嵌入される、下端開放の上円筒部78を含む。下円筒部76の上端には基準電位端子72が形成され、この基準電位端子72が基準電位に接続されている。上円筒部78の軸方向の所定位置には、鍔部78aがその周側面上に外方に突出して形成される。
そして、下円筒部76内の底部にはポスト80が直立して設けられ、このポスト80がコイルばね82に緩挿される。コイルばね82の下端は下円筒部76の中空部底部に当接し、上端は上円筒部78の中空部底部に当接する。つまり、コイルばね82は、ポスト80で保持されて下円筒部76と上円筒部78の中空部に配置される。したがって、上円筒部78はコイルばね82に押し上げられて、定常的には、それの上端位置にあり、その状態で、上円筒部78の上端外面がバックアップローラ60のローラ軸70に接触している状態である。
上円筒部78は、この実施例では導電材料、たとえば金属で形成される。ただし、基準電位端子72を形成するので下円筒部76の材料は導電材料でなくてもよい。
図5(A)および図5(B)に示す状態は、図2に示すカム68が図2(A)に示すような垂直状態にされているので、二次転写ユニットは中間転写ユニットに圧接された状態にある。この状態においてもローラ軸70は、接続部75を構成する上円筒部78の上端外面に接触した状態である。しかしながら、コイルばね82によって上円筒部78が最上位位置に押し上げられているので、上円筒部78の鍔部78aは下円筒部76上の基準電位端子72とは間隔を隔てられたままであり、鍔部78aは基準電位端子72と非接続の状態にある。そのため、この状態ではバックアップローラ60はフローティング状態となり、先に図2(A)で説明したように、二次転写ユニットは中間転写ベルトから用紙へのトナー像の転写が確実に行われ得る。
そして、カム68が図2(B)のような水平状態にされると、二次転写ユニットは図2(B)に示すように矢印B方向に変位して、中間転写ベルトとは離間した状態となる。つまり、ローラ軸70が図5(A)および図5(B)に示すように矢印B方向に変位する。そのため、ローラ軸70が矢印B方向に変位し、上円筒部78をコイルばね82の弾発力に抗して押し下げる。したがって、上円筒部78の鍔部78aが下円筒部76の基準電位端子72と接触する。基準電位端子72は筐体内の基準電位に接続されているので、ローラ軸70すなわちバックアップローラ60が非フローティング状態となる。したがって、二次転写ユニットに蓄積した電荷が放電される。
なお、この第4実施例では、下円筒部76の上端の開口周縁に基準電位端子72を形成し、その基準電位端子72を基準電位に接続した。したがって、下円筒部76はプラスチックのような非導電材料で形成されてもよい。しかしながら、下円筒部76自体を導電材料で形成すれば、基準電位端子72を形成する必要はない。ただし、この場合には、下円筒部76を基準電位に接続する必要がある。つまり、下円筒部76が基準電位端子として機能する。
この第4実施例においては、コイルばね82によって上円筒部78が常にローラ軸70に安定的に接触するので、非フローティング状態におけるローラ軸70と基準電位端子72との接続が安定する。しかも、コイルばね82が位置ずれを吸収するので、ローラ軸70に対する接続部75の位置決めが容易になる。
第4実施例の場合、ローラ軸70は接続部75を形成する上円筒部78の鍔部78aを介して基準電位端子72に間接的に接続される。
[第5実施例]
図6を参照して、第5実施例の接続部75は、筐体内の任意の位置に固定された、たとえばプラスチックのような非導電材料からなる矩形のフレーム84を含む。このフレーム84の両側辺(縦辺)の内側には、たとえば金属のような導電材料からなる摺動片86が、フレーム84の縦方向に摺動可能に取り付けられる。たとえば、フレーム84の縦辺内面に縦方向に延びる溝(または突条)を形成し、摺動片86のそれに対向する面上に上記の溝(または突条)に嵌り合う突条(または溝)を形成すればよい。
[第5実施例]
図6を参照して、第5実施例の接続部75は、筐体内の任意の位置に固定された、たとえばプラスチックのような非導電材料からなる矩形のフレーム84を含む。このフレーム84の両側辺(縦辺)の内側には、たとえば金属のような導電材料からなる摺動片86が、フレーム84の縦方向に摺動可能に取り付けられる。たとえば、フレーム84の縦辺内面に縦方向に延びる溝(または突条)を形成し、摺動片86のそれに対向する面上に上記の溝(または突条)に嵌り合う突条(または溝)を形成すればよい。
摺動片86の上部には、バックアップローラ60のローラ軸70を受け入れる凹部88が形成される。
そして、摺動片86の下端とフレーム84の下辺内面との間にコイルばね82が介装され、このコイルばね82はその弾発力によって摺動片86を定常的に上方向に押し上げる。ただし、コイルばね82は、たとえば図5に示すポスト80のようなポスト(図示せず)によってフレーム84の下辺内面に支持されるようにしてもよい。
フレーム84の下辺内面の適宜の位置には、所定の高さ位置に基準電位端子72が設けられる。この基準電位端子72は基準電位に接続されている。
図6(A)および図6(B)に示す状態は、図2に示すカム68が図2(A)に示すような垂直状態にされているので、二次転写ユニットは中間転写ユニットに圧接された状態にある。この状態においてもローラ軸70は、接続部75を形成する摺動片86の凹部86aに嵌り合い、それと接触した状態である。しかしながら、コイルばね82によって摺動片86が最上位位置に押し上げられているので、摺動片86の下端面はフレーム84の下辺内面の基準電位端子72とは間隔を隔てられたままであり、摺動片86は基準電位端子72と非接続の状態にある。そのため、この状態ではバックアップローラ60はフローティング状態となる。
そして、カム68が図2(B)のような水平状態にされると、二次転写ユニットは図2(B)に示すように矢印B方向に変位して、中間転写ベルトとは離間した状態となる。つまり、ローラ軸70が図5(A)および図5(B)に示すように矢印B方向に変位する。そのため、ローラ軸70が矢印B方向に変位し、摺動片86をコイルばね82の弾発力に抗して押し下げる。したがって、摺動片86の下端がフレーム84の下辺内面上の基準電位端子72と接触する。基準電位端子72は筐体内の基準電位に接続されているので、ローラ軸70すなわちバックアップローラ60が非フローティング状態となる。
なお、この第5実施例では、フレーム84の下辺内面に基準電位端子72を形成、その基準電位端子72を基準電位に接続した。しかしながら、フレーム84の下辺だけを導電材料で形成し、それを基準電位に接続するようにしてもよい。その場合、この下辺が基準電位端子を形成し、摺動片86の下端面がフレーム84の下辺内面に接触することによって、非フローティング状態が設定される。
この実施例でも、コイルばね82によって摺動片86が常にローラ軸70に安定的に接触するので、非フローティング状態におけるローラ軸70と基準電位との接続が安定する。しかも、コイルばね82が位置ずれを吸収するので、ローラ軸70に対する接続部75の位置決めが容易になる。
第5実施例の場合、ローラ軸70は接続部75を形成する摺動片86を介して基準電位端子72に間接的に接続される。
第1実施例ないし第5実施例では、カム68によって二次転写ユニット10を中間転写ユニット22に接離し、その接離に連動して二次転写ユニット10のフローティング状態および非フローティング状態を切り換えた。したがって、カム68およびそれを変位させるモータ(図示せず)が切り換え手段を構成することになる。
ただし、二次転写ベルト50(二次転写ユニット10)を中間転写ベルト32(中間転写ユニット22)に対して接離する構造ないし機構は上述の実施例のものに限定されない。
たとえば、上述の各実施例では、駆動ローラ54を支点(回転軸)として二次転写ユニット10を回転移動させて変位させたが、二次転写ユニット10を回転移動させる際の支点は、特に限定されない。たとえば、テンションローラ58を支点として二次転写ユニット10を回転移動させることもできる。
また、二次転写ユニット10の全体を回転移動させて変位させる代わりに、或いは回転移動させると共に、二次転写ユニット10の全体を水平移動させて変位させることもできる。また、二次転写ローラ52およびバックアップローラ60を個別に変位させることによって、二次転写ユニット10を変位させることも可能である。
さらに、上述の各実施例では、二次転写ユニット10の中間転写ユニット22への接離に連動して、フローティング状態および非フローティング状態を切り換えた。しかしながら、必ずしも連動する必要はなく、二次転写ユニット10が中間転写ユニット22へ圧接されているときでも、二次転写プロセスの直前または直後にたとえばバックアップローラ60のローラ軸70を一時的に非フローティング状態にするだけでも、電荷を放電することができ。
また、バックアップローラ60のローラ軸70を直接または間接に基準電位に接続することによって、二次転写ユニット10を基準電位に接続して電荷を放電させるようにした。しかしながら、基準電位に接続する箇所はバックアップローラ60のローラ軸70に限られず、転写性に影響を与えず、電荷放電に効果がある箇所であれば、任意に選定可能である。
10 …二次転写ユニット(転写装置)
22 …中間転写ユニット
32 …中間転写ベルト(像担持体)
50 …二次転写ベルト(転写ベルト)
60 …バックアップローラ
68 …カム
72 …基準電位端子
72a …受け部
74 …接点部材
74a、76a …凹部
75 …接続部
76 …下円筒部
78 …上円筒部
78a …鍔部
82 …コイルばね
84 …フレーム
86 …摺動片
100 …画像形成装置
22 …中間転写ユニット
32 …中間転写ベルト(像担持体)
50 …二次転写ベルト(転写ベルト)
60 …バックアップローラ
68 …カム
72 …基準電位端子
72a …受け部
74 …接点部材
74a、76a …凹部
75 …接続部
76 …下円筒部
78 …上円筒部
78a …鍔部
82 …コイルばね
84 …フレーム
86 …摺動片
100 …画像形成装置
Claims (5)
- トナー像が形成される像担持体から転写されたトナー像を搬送するための転写ベルト、
前記像担持体に前記転写ベルトを介して対向して配置され、前記像担持体との間に電流を流すことで、前記像担持体からトナー像を前記転写ベルト上に転写する転写ローラ、
前記転写ローラの、紙の進行方向の上流側に配置したバックアップローラ、および
前記バックアップローラを画像形成時のフローティング状態と非画像形成時の非フローティング状態に切り換える切り換え手段を備える、転写装置。 - 前記像担持体に対して前記転写ベルトを接離させる離接手段をさらに備え、
前記切り換え手段は、前記離接手段により前記転写装置が前記像担持体と接している状態で前記バックアップローラをフローティング状態とし、前記転写ベルトが前記像担持体と離れている状態で非フローティング状態とする、請求項1記載の転写装置。 - 前記切り換え手段は、前記バックアップローラを前記非フローティング状態にするとき前記バックアップローラを基準電位に接続し、前記バックアップローラを前記フローティング状態にするとき前記基準電位との接続を解除する接続手段を含む、請求項1または2記載の転写装置。
- 前記接続手段は、基準電位端子を含み、前記バックアップローラのローラ軸を直接または間接に基準電位端子に接続する、請求項3記載の転写装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の転写装置を備える、画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014195975A JP2016066024A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 転写装置およびそれを備える画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014195975A JP2016066024A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 転写装置およびそれを備える画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016066024A true JP2016066024A (ja) | 2016-04-28 |
Family
ID=55805501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014195975A Pending JP2016066024A (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 転写装置およびそれを備える画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016066024A (ja) |
-
2014
- 2014-09-26 JP JP2014195975A patent/JP2016066024A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011191445A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
US20110311252A1 (en) | Image forming apparatus, resistance measuring device of recording medium, and resistance measuring method | |
JP2004252258A (ja) | 画像形成装置 | |
US8909112B2 (en) | Image forming apparatus having support members with predetermined electric potentials | |
KR20180123094A (ko) | 중간 전사 유닛 및 화상 형성 장치 | |
US7266321B2 (en) | Apparatus for supplying voltage to developing device | |
US11474472B2 (en) | Image carrying member unit and image forming apparatus therewith | |
JP2005156776A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2005331606A (ja) | 画像形成装置の転写材搬送ガイド機構 | |
JP2016066024A (ja) | 転写装置およびそれを備える画像形成装置 | |
US10114317B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP5483017B2 (ja) | ベルト装置及び画像形成装置 | |
JP4445347B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US9851653B2 (en) | Charging device and image forming apparatus including movable member to which cleaning member is attached | |
JP2014059471A (ja) | 画像形成装置 | |
EP2746861B1 (en) | Fixing device and image forming apparatus | |
JP6237184B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP7224895B2 (ja) | 画像形成装置、電流経路形成ユニット | |
JP2007114523A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6169039B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6609936B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4505203B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004184847A (ja) | 定着装置、画像形成装置およびカラー画像形成装置 | |
KR20140079256A (ko) | 정착 장치 및 화상 형성 장치 | |
JP2007017779A (ja) | カラー画像形成装置 |