JP2016065860A - 振動デバイス、電子機器および移動体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】振動デバイス1は、固定部20と、固定部20に接続されている可動部40と、を有する基台10と、第1基部110と、第2基部120と、第1基部110に一端が接続され第2基部120に他端が接続されている振動腕130を有し、且つ、第1基部110が固定部20に固定され、第2基部120が可動部40に固定されている振動素子100と、可動部40上に接続されている錘部90と、錘部90の接続領域94と振動腕130との間に設けられている応力緩和部80と、を備えている。
【選択図】図1
Description
特許文献1では、継手部を挟んで固定部と可動部を備えたカンチレバー(基台)と、固定部と可動部に跨って基台上に固定された物理量検出素子(振動素子)とを備えた物理量検出デバイス(振動デバイス)において、検出感度を向上させるために、基台の可動部上に錘を搭載した構造の振動デバイスが開示されている。
[第1実施形態]
先ず、本発明の第1実施形態に係る振動デバイスの一例として、基台の主面に交差する方向の加速度を双音叉型振動素子の共振周波数変化から検出する加速度センサーを挙げ、その概略構成について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動デバイスの模式平面図である。図2は、図1中のA−A線での模式断面図である。
なお、図1では、振動デバイス1の内部の構成を説明する便宜上、リッド160を取り外した状態を図示している。また、説明の便宜のため、以降の図では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、Z軸を図示しており、X軸に沿った方向をX軸方向、Y軸に沿った方向をY軸方向、Z軸に沿った方向をZ軸方向とし、XY面を主面という。なお、Z軸は、加速度が印加する方向を示す軸である。
本実施形態の振動デバイス1は、図1および図2に示すように、固定部20、可動部40、および固定部20と可動部40との間に継手部30を有する基台10と、第1基部110、第2基部120、および第1基部110に一端が接続され第2基部120に他端が接続されている振動腕130を有し、第1基部110が固定部20に固定され、第2基部120が可動部40に固定されている振動素子100と、可動部40上に接続されている錘部90と、錘部90の接続領域94と振動腕130との間に設けられている応力緩和部80と、パッケージ140と、を含み構成されている。
基台10は、図2に示すように、一端に固定部20を、他端に可動部40を有しており、固定部20と可動部40との間に、固定部20や可動部40よりも厚み(Z軸方向の長さ)の薄い継手部30を備えている。固定部20からは、図1に示すように、継手部30が接続されている方向と交差する方向、つまり、振動素子100の振動腕130が延出する方向(Y軸方向)と交差する第1方向(X軸方向)の+X軸方向と−X軸方向とにそれぞれ連結部50が延出している。連結部50は、X軸方向に延出し曲部を介しY軸方向に延出している。連結部50からは、2本の支持腕60が複数の曲部を介して延出し、支持腕60の先端部に支持部70が設けられている。
また、支持腕60に複数の曲部が設けられていることで、基台10とパッケージ140との線膨張係数の違いにより生じる熱応力の影響を低減することができる。
可動部40は、振動デバイス1をパッケージ140(後述するパッケージベース150)の開口部側(リッド160側)からみた平面視で、振動腕130の延出する方向(Y軸方向)に沿って、第2基部120の固定領域と、貫通孔の応力緩和部80と、錘部90を接続する接続領域94と、が配置されている。接続領域94には、接続部材92を介して錘部90が接続されている。
次に、振動素子100の構成について、図1および図2を参照して説明する。
振動素子100は、図1および図2に示すように、第1基部110と、第2基部120と、第1基部110に一端が接続され第2基部120に他端が接続されている一対の振動腕130と、を備えている。第1基部110は、基台10の固定部20上に接合部材112を介して固定され、第2基部120は、基台10の可動部40上に接合部材112を介して固定されている。振動素子100用の接合部材112としては、例えば、低融点ガラスや、共晶接合可能な金(Au)と錫(Sn)との合金被膜を用いることができる。
錘部90は、図1に示すように、平面視で、接続領域94の位置に接続部材92を介して接続されており、図2に示すように、可動部40の+Z軸方向の主面と、−Z軸方向の主面と、に設けられている。より詳細には、錘部90は、接続部材92を介して可動部40のそれぞれの主面に接続されている。錘部90の材質としては、例えば、銅(Cu)、金(Au)などの金属が挙げられる。また、錘部90用の接続部材92の材質としては、例えば、シリコーン樹脂を含む熱硬化型接着剤を用いることができる。
応力緩和部80は、基台10に設けられ、より詳しくは基台10の可動部40に設けられており、錘部90を接続する接続領域94と振動腕130との間に配置されている。図2に示すように、応力緩和部80は、可動部40を貫通している貫通孔であり、フォトリソグラフィー技術、およびエッチング技術によってパターニングすることにより基台10の各種部位と同時に形成されている。
応力緩和部80は、貫通孔で、接続領域94と振動腕130との間に配置されることにより、錘部90を接続する接続部材92の硬化収縮時に生じるY軸方向の応力が、可動部40に固定されている第2基部120を介して振動腕130に、伝達し難くすることができる。そのため、振動腕130の周波数変化などの出力に、接続部材92の硬化収縮により生じる応力に伴う誤差成分の重畳を低減することができ、高精度な特性を有する振動デバイス1を得ることができる。
パッケージ140は、容器状のキャビティー190を有するパッケージベース150と、パッケージベース150の開口側の周縁部においてパッケージ140の内部空間であるキャビティー190を気密封止するリッド160とから構成されている。
また、錘部90と底部154との距離(Z軸方向の長さ)や錘部90とリッド160との距離(Z軸方向の長さ)を許容加速度値における可動部40の変位量(Z軸方向の長さ)以内とすることで、許容加速度値より大きい加速度が加わった場合に、底部154とリッド160とがストッパーの働きをし、振動素子100の破損を防止することができる。
リッド160には、パッケージベース150と同材料、または、コバール、42アロイ、ステンレス鋼などの金属が用いられる。パッケージベース150とリッド160との固定には、パッケージベース150上に形成されているシームリング、低融点ガラス、無機系接着剤などのリッド160接合用の接合部材162を用いて固定することが可能で、陽極接合を用いることも可能である。
なお、パッケージ140の内部空間(キャビティー190)は、窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスが充填されていてもよい。
次に、振動デバイス1の動作について説明する。
図2に示すように、振動デバイス1は、−Z軸方向に加速度α1が加わると、加速度α1に応じて、可動部40が継手部30を支点にして−Z軸方向に変位する。これにより、振動素子100には、Y軸に沿って第2基部120が矢印β1方向の力が加わり、第1基部110と第2基部120とが互いに離れる張力が生じ振動腕130には矢印β1方向の引っ張り応力が生じる。そのため、振動腕130の振動周波数(共振周波数)は、高くなる。
本実施形態の振動デバイス1は、振動素子100の第2基部120と錘部90とが固定されている可動部40において、錘部90の接続されている接続領域94と振動腕130との間に応力緩和部80が設けられているため、錘部90を接続する接続部材92の硬化収縮により生じる応力が、振動腕130に伝達し難くなるので、振動腕130の周波数変化などの出力に応力に伴う誤差成分の重畳を低減することができる。従って、高精度な特性を有する振動デバイス1を得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る振動デバイス1aについて、図3および図4を参照して説明する。
図3は、本発明の第2実施形態に係る振動デバイスの可動部の概略構成を示す模式平面図である。図4は、図3中のB−B線での模式断面図である。
第2実施形態に係る基台10aの可動部40aは、第1実施形態で説明した基台10の可動部40とは、応力緩和部80の構成が異なる。
その他の構成等は、第1実施形態で上述した可動部40と略同じであるため、同様の構成には同じ符号および符番を付して説明を一部省略して可動部40aについて説明する。
次に、本発明の第3実施形態に係る振動デバイス1bについて、図5を参照して説明する。
図5は、本発明の第3実施形態に係る振動デバイスの可動部の概略構成を示す模式平面図である。
第3実施形態に係る基台10bの可動部40bは、第1実施形態で説明した基台10の可動部40とは、応力緩和部80の形状の大きさが異なる。
その他の構成等は、第1実施形態で上述した可動部40と略同じであるため、同様の構成には同じ符号および符番を付して説明を一部省略して可動部40bについて説明する。
なお、応力緩和部80bの形状は、可動部40bの強度が十分確保できる範疇であれば、振動素子100の振動腕130が延出する方向と交差する第1方向(X軸方向)に更に長くして、応力緩和部80bの両側に形成される梁状部の幅を狭くするほど、接合部材の硬化収縮により生じる応力を振動腕130に更に伝達し難くすることができる。
また、本実施形態の応力緩和部80bの形状にて、第2実施形態の応力緩和部80aの様な有底の溝で応力緩和部80bを構成してもよいことは勿論である。
次に、本発明の第4実施形態に係る振動デバイス1cについて、図6を参照して説明する。
図6は、本発明の第4実施形態に係る振動デバイスの可動部の概略構成を示す模式平面図である。
第4実施形態に係る基台10cの可動部40cは、第1実施形態で説明した基台10の可動部40とは、応力緩和部80の形状が異なる。
その他の構成等は、第1実施形態で上述した可動部40と略同じであるため、同様の構成には同じ符号および符番を付して説明を一部省略して可動部40cについて説明する。
次に、本発明の第5実施形態に係る振動デバイス1dについて、図7を参照して説明する。
図7は、本発明の第5実施形態に係る振動デバイスの可動部の概略構成を示す模式平面図である。
第5実施形態に係る基台10dの可動部40dは、第1実施形態で説明した基台10の可動部40とは、接続領域94の周辺に突起部200が設けられている点が異なる。
その他の構成等は、第1実施形態で上述した可動部40と略同じであるため、同様の構成には同じ符号および符番を付して説明を一部省略して可動部40dについて説明する。
次に、本発明の第5実施形態の変形例に係る振動デバイス1d1,1d2について、図8および図9を参照して説明する。
図8は、第5実施形態の変形例1に係る振動デバイスの可動部の概略構成を示す模式平面図である。図9は、第5実施形態の変形例2に係る振動デバイスの可動部の概略構成を示す模式平面図である。
変形例1および変形例2に係る基台10d1,10d2の可動部40d1,40d2は、第5実施形態で説明した可動部40dとは、突起部200の形状が異なる。
その他の構成等は、第5実施形態で上述した可動部40dと略同じであるため、同様の構成には同じ符号および符番を付して説明を一部省略して可動部40d1,40d2について説明する。
次に、本発明の第6実施形態に係る振動デバイス1eについて、図10を参照して説明する。
図10は、本発明の第6実施形態に係る振動デバイスの可動部の概略構成を示す模式平面図である。なお、上記実施形態と同様の構成には同じ符号および同じ付番を付して詳細な説明は省略する。
図10において、第6実施形態に係る基台10eの可動部40eは、第3実施形態で説明した基台10bの可動部40bとは、応力緩和部が一つの貫通孔ではなく、複数の貫通孔が並べて形成されている点で異なる。本実施形態の可動部40eにおいて、応力緩和部80eは複数の貫通孔であり、振動素子100の振動腕130が延出する方向と交差する第1方向(X軸方向)に並べて形成されている。本実施形態では、二つの貫通孔である応力緩和部80eが並べて形成されているが、これに限らず、三つ以上の貫通孔を並べて応力緩和部を構成してもよい。また、応力緩和部80eは貫通孔に限らず、例えば第2実施形態の応力緩和部80aのような有底の溝を複数並べた構成としてもよい。ここで、複数の貫通孔または有底の溝からなる応力緩和部80eには、開口部が極めて小さな貫通孔または有底の溝が多数並んで形成された態様を含む。
なお、複数(あるいは多数)の応力緩和部80eを並べて形成する本実施形態においては、基台10eの可動部40eにおいてバランスよく応力緩和がなされるように、可動部40eの振動素子100の振動腕130が延出する方向に沿った中心線に対して線対称に複数の応力緩和部80eを配置することが好ましい。
次に、本発明の第7実施形態に係る振動デバイス1fについて、図11を参照して説明する。図11は、本発明の第7実施形態に係る振動デバイス1fの可動部40fの模式平面図である。なお、上記実施形態と同様の構成には同じ符号および同じ付番を付して詳細な説明は省略する。
第7実施形態に係る基台10fの可動部40fにおいて、応力緩和部80fは、可動部40fの振動素子100の振動腕130が延出する方向に沿った中心線に対して線対称に形成された二つの括れ部である。即ち、可動部10fの接続領域94と第2基部120の接続領域である接合部材112との間に、上記線対称の形状に括れた応力緩和部80fが形成されることにより、各応力緩和部80fを挟んだ中央に可動部40fの幅狭部分が形成されている。
なお、各応力緩和部80fの形状は、可動部40fの強度が十分確保できる範疇であれば、振動素子100の振動腕130が延出する方向と交差する第1方向(X軸方向)の中央側へ長くして、応力緩和部80fに挟まれた可動部40fの幅狭部の幅を狭くするほど、接合部材の硬化収縮により生じる応力を振動腕130に更に伝達し難くすることができる。
また、本実施形態の応力緩和部80fの形状にて、第2実施形態の応力緩和部80aの様な有底の溝で応力緩和部80fを構成してもよいことは勿論である。
次に、本発明の第8実施形態に係る振動デバイス1gについて、図12を参照して説明する。図12は、本発明の第8実施形態に係る振動デバイス1gの可動部40gの模式平面図である。なお、上記実施形態と同様の構成には同じ符号および同じ付番を付して詳細な説明は省略する。
図12に示す第8実施形態の可動部40gにおいて、応力緩和部80gは円弧状の複数の貫通孔からなり、可動部40gの主面上で接続領域94の回りを囲むように配置されている。本実施形態の応力緩和部80gは、接続領域94を囲むように3つの貫通孔が配置されているが、これに限らず、応力緩和部80gの円弧状の貫通孔は、接続領域94に錘部90が接合された状態で(図1、図2を参照)十分な強度が確保できる範疇であれば、1つの円弧状の貫通孔により構成してもよく、また、二つ、あるいは四つ以上の円弧状の貫通孔により構成してもよい。ただし、応力緩和部80gは、接続領域94から振動素子100の振動腕130への応力の伝播経路をなるべく少なくするために、接続領域94の周縁をなるべく広く包囲するように設けられることが好ましい。
なお、応力緩和部80gについても、貫通孔に限らず、例えば第2実施形態の応力緩和部80aのような有底の円弧状の溝を複数並べた構成としてもよいし、有底の溝であれば、円形や多角形などの形状にて接続領域94の周縁を囲む一つの応力緩和部80gとすることもできる。
次に、第8実施形態の変形例に係る振動デバイス1hについて、図13を参照して説明する。図13は、第8実施形態の変形例に係る振動デバイス1hの可動部40hの模式平面図である。なお、上記第8実施形態と同様の構成には同じ符号および同じ付番を付して詳細な説明は省略する。
図13に示すように、第8実施形態の変形例に係る振動デバイス1hは、その可動部40hに、上記実施形態7と同じ応力緩和部80gと、第5実施形態およびその変形例1、変形例2と同じ突起部200(200a,200b)とを備えている。図13では、第5実施形態と同じ形状の突起部200を図示しているが、第5実施形態の変形例1の形状の突起部200a(図8を参照)や、第5実施形態の変形例2の形状の突起部200b(図9)であってもよい。
可動部40hにおいて、接続領域94を囲むように突起部200(200a,200b)が配置され、その突起部200(200a,200b)を囲むように応力緩和部80gが配置されている。
また、接合部材112´を複数に分割し、分割された各接合部材を隙間を介して配置させて、可動部40fと振動素子100(第2基部120)とを接合することにより、接続領域94から振動素子100の振動腕130への応力の伝播を抑える応力緩和部として接合部材を機能させることが可能である。
次いで、本発明の一実施形態に係る振動デバイス1を備えた実施例について、図14から図17に基づき説明する。
先ず、本発明の一実施形態に係る振動デバイス1を備えた電子機器について、図14から図16に基づき、詳細に説明する。
デジタルスチールカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCD等を含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、このデジタルスチールカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1330が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1340が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1330や、パーソナルコンピューター1340に出力される構成になっている。このようなデジタルスチールカメラ1300には、被写体像を水平に撮影するため、撮影者にデジタルスチールカメラ1300の傾きを知らせるため傾斜センサー等として機能する振動デバイス1が内蔵されている。
図17は、移動体の一例としての自動車を概略的に示す斜視図である。自動車1400には本発明に係る振動デバイス1が搭載されている。例えば、同図に示すように、移動体としての自動車1400には、当該自動車1400の傾きを検知する振動デバイス1を内蔵してサスペンション1402を駆動させて車体の姿勢制御をする電子制御ユニット1403が車体1401に搭載されている。また、振動デバイス1は、他にも、アンチロックブレーキシステム(ABS:Antilock Brake System)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール等の電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)に広く適用できる。
例えば、上記実施形態および変形例では、振動デバイスの可動部に応力緩和部を設ける構成について説明した。また、可動部40上に振動素子100を接合する接合部材112を応力緩和部とする構成について説明した。これらに限らず、応力緩和部は、可動部の接続領域94から、振動素子100の振動腕130への応力の伝播を抑制するために機能すればよい。例えば、振動素子100の基部(第2基部120、第1基部110)から振動腕130までの間の領域に、スリット、小孔、有底の溝、あるいは括れ(幅狭部)などを設ける構成とすれば、接続領域94から振動腕130への応力の伝播を抑えることができる。
Claims (7)
- 固定部と、前記固定部に接続されている可動部と、を有する基台と、
第1基部と、第2基部と、前記第1基部に一端が接続され前記第2基部に他端が接続されている振動腕と、を有し、且つ、前記第1基部が前記固定部に固定され、前記第2基部が前記可動部に固定されている振動素子と、
前記可動部上に接続されている錘部と、
前記錘部の接続領域と前記振動腕との間に設けられている応力緩和部と、
を備えていることを特徴とする振動デバイス。 - 前記応力緩和部は、溝および貫通孔の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の振動デバイス。
- 前記応力緩和部は、前記基台に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の振動デバイス。
- 前記応力緩和部は、前記第2基部の回りに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の振動デバイス。
- 前記振動腕が延出する方向と直交する方向を第1方向としたときに、
前記応力緩和部の前記第1方向の長さは、前記第2基部の前記第1方向の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の振動デバイス。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の振動デバイスを備えていることを特徴とする電子機器。
- 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の振動デバイスを備えていることを特徴とする移動体。
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- 2015-07-29 JP JP2015149338A patent/JP2016065860A/ja not_active Withdrawn
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