JP2016064338A - 廃水処理システムおよび廃水処理方法 - Google Patents

廃水処理システムおよび廃水処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1,4−ジオキサンを分解する生物処理の効率を上げることにより、大型化するのを抑制することが可能な廃水処理システムを提供する。
【解決手段】この廃水処理システムは、1,4−ジオキサンを含む廃水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により生物処理を行う第1生物処理槽2と、第1生物処理槽2からの一次処理水および活性汚泥が流入し、一次処理水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により生物処理を行うとともに、活性汚泥と処理水とを分離する膜33が設けられている第2生物処理槽3とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、廃水処理システムおよび廃水処理方法に関し、特に、1,4−ジオキサンを含む廃水を処理する廃水処理システムおよび廃水処理方法に関する。
従来、1,4−ジオキサンを含む廃水を処理する廃水処理方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、1,4−ジオキサンを含む廃水に対して、1,4−ジオキサン分解菌が担持された微生物担体を接触させて1,4−ジオキサンを分解する生物的分解処理工程と、オゾン、紫外線および過酸化水素のうちいずれか2つ以上を用いて1,4−ジオキサンを分解するAOP分解処理工程とを備える廃水処理方法が開示されている。
特開2014−097472号公報
しかしながら、上記特許文献1の廃水処理方法では、生物的分解処理工程において、1,4−ジオキサン分解菌を微生物担体に担持させて用いているため、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥の濃度を高めることが困難であり、生物的分解処理工程により1,4−ジオキサンの濃度を効果的に下げることが困難であるという不都合がある。このため、オゾン、紫外線および過酸化水素のうちいずれか2つ以上を用いるAOP分解処理工程において、1,4−ジオキサンを多く分解する必要があり、装置を大型化する必要があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、1,4−ジオキサンを分解する生物処理の効率を上げることにより、大型化するのを抑制することが可能な廃水処理システムおよび廃水処理方法を提供することである。
上記課題を解決するために本願発明者が鋭意検討した結果、1,4−ジオキサンを含む廃水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により生物処理を行う第1生物処理槽と、第1生物処理槽からの一次処理水および活性汚泥が流入し、一次処理水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により生物処理を行うとともに、活性汚泥と処理水とを分離する膜が設けられている第2生物処理槽とを設けることによって、1,4−ジオキサンを分解する生物処理の効率を上げることができるという知見を得た。これにより、装置が大型化するのを抑制することが可能である。すなわち、この発明の第1の局面による廃水処理システムは、1,4−ジオキサンを含む廃水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により生物処理を行う第1生物処理槽と、第1生物処理槽からの一次処理水および活性汚泥が流入し、一次処理水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により生物処理を行うとともに、活性汚泥と処理水とを分離する膜が設けられている第2生物処理槽とを備える。
この発明の第1の局面による廃水処理システムでは、上記のように、第2生物処理槽に活性汚泥と処理水とを分離する膜を設けることによって、第2生物処理槽の活性汚泥と処理水とが分離されるので、第2生物処理槽における1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥の濃度を高めることができる。これにより、第2生物処理槽において1,4−ジオキサンを分解する生物処理の効率を上げることができる。その結果、後段のオゾン処理などの装置が大型になるのを抑制することができるので、廃水処理システム全体が大型化するのを抑制することができる。また、第2生物処理槽の前段に1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により生物処理を行う第1生物処理槽を設けることによって、1,4−ジオキサン分解菌を第1生物処理槽において馴養することができるので、第2生物処理槽における1,4−ジオキサンの分解をより効果的に行うことができる。これらにより、廃水処理システムの小型化を図るとともに、1,4−ジオキサンを分解する処理時間を短縮することができる。
上記第1の局面による廃水処理システムにおいて、好ましくは、第2生物処理槽から第1生物処理槽に1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥を返送する返送ラインをさらに備える。このように構成すれば、第2生物処理槽において1,4−ジオキサンを分解することにより活性が下がった1,4−ジオキサン分解菌を第1生物処理槽に返送することができるので、第1生物処理槽により1,4−ジオキサン分解菌を再度馴養して再利用することができる。
上記第1の局面による廃水処理システムにおいて、好ましくは、第2生物処理槽は、活性汚泥浮遊物質が5000mg/L以上13000mg/L以下になるように管理されている。このように、第2生物処理槽の活性汚泥浮遊物質(MLSS)を5000mg/L以上13000mg/L以下の高濃度に維持することにより、1,4−ジオキサンを効率よく分解することができる。
上記第1の局面による廃水処理システムにおいて、好ましくは、第1生物処理槽および第2生物処理槽は、それぞれ、15℃以上40℃以下になるように管理されている。このように、第1生物処理槽および第2生物処理槽を、それぞれ、15℃以上40℃以下になるように管理することにより、1,4−ジオキサン分解菌が活性化するので、1,4−ジオキサンをより効率よく分解することができる。
上記第1の局面による廃水処理システムにおいて、好ましくは、第2生物処理槽の下流に配置されたオゾン処理槽または促進酸化処理槽をさらに備える。このように構成すれば、第1生物処理槽および第2生物処理槽において1,4−ジオキサンが生物処理により低減された後、オゾン処理槽または促進酸化処理槽によりさらに1,4−ジオキサンを低減させることができる。
本願発明者による上記第1の局面による廃水処理システムと同様の知見により、この発明の第2の局面による廃水処理方法は、第1生物処理槽において、1,4−ジオキサンを含む廃水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により廃水中のBODおよびCODを主に低減させるとともに、1,4−ジオキサン分解菌を馴養する第1生物処理工程と、馴養された1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥および第1生物処理工程による一次処理水を第2生物処理槽に移す工程と、第2生物処理槽において、移送された一次処理水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により廃水中の1,4−ジオキサンを主に低減させる第2生物処理工程と、第2生物処理工程の活性汚泥と処理水とを膜により分離する工程とを備える。
この発明の第2の局面による廃水処理方法では、上記のように、第2生物処理工程の活性汚泥と処理水とを膜により分離する工程を設けることによって、第2生物処理槽の活性汚泥と処理水とが分離されるので、第2生物処理槽における1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥の濃度を高めることができる。これにより、第2生物処理槽において1,4−ジオキサンを分解する生物処理の効率を上げることができる。その結果、後段のオゾン処理などの装置が大型になるのを抑制することができるので、廃水処理システム全体が大型化するのを抑制することが可能な廃水処理方法を提供することができる。また、第2生物処理工程の前に第1生物処理槽において1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により廃水中のBODおよびCODを主に低減させるとともに1,4−ジオキサン分解菌を馴養する第1生物処理工程を設けることによって、第2生物処理工程の前の第1生物処理工程において、効果的にBODおよびCODを低減し、かつ、1,4−ジオキサン分解菌を馴養することができるので、第2生物処理槽における1,4−ジオキサンの分解をより効果的に行うことができる。これらにより、廃水処理システムの小型化を図るとともに、1,4−ジオキサンを分解する処理時間を短縮することが可能な廃水処理方法を提供することができる。
本発明によれば、上記のように、1,4−ジオキサンを分解する生物処理の効率を上げることにより、システムが大型化するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による廃水処理システムを示した概略図である。 本発明の第2実施形態による廃水処理システムを示した概略図である。 実施例による廃水のBODの減少結果を説明するためのグラフである。 実施例による廃水のCODの減少結果を説明するためのグラフである。 実施例による廃水の1,4−ジオキサンの減少結果を説明するためのグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1を参照して、本発明の第1実施形態による廃水処理システム100の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による廃水処理システム100は、廃水(原水)に含まれる1,4−ジオキサンを所定の濃度以下(たとえば、0.5mg/L以下)になるように処理するように構成されている。また、廃水処理システム100は、廃水中のBODおよびCODを所定の値以下になるように処理するように構成されている。図1に示すように、廃水処理システム100は、貯留槽1と、第1生物処理槽2と、第2生物処理槽3と、AOP(促進酸化処理)槽4とを備えている。
貯留槽1には、配管11と、ポンプ11aとが設けられている。第1生物処理槽2には、エアレータ21と、温度調整部22と、配管23と、ポンプ23aと、配管24と、弁24aとが設けられている。第2生物処理槽3には、エアレータ31および32と、膜33と、温度調整部34と、配管35と、ポンプ35aと、配管36と、弁36aおよび36bと、配管37と、弁37aとが設けられている。AOP槽4には、オゾン発生装置41が設けられている。なお、配管36は、本発明の「返送ライン」の一例である。
また、廃水処理システム100の概略的な水処理プロセスとしては、廃水(原水)が貯留槽1に貯められる。貯められた廃水は、第1生物処理槽2に移送されて、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により1段目の生物処理(曝気処理)が行われる。第1生物処理槽2により処理された一次処理水は、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥とともに第2生物処理槽3に移送されて、2段目の生物処理(MBR曝気処理)が行われる。その後、AOP槽4において、過酸化水素およびオゾンにより促進酸化処理が行われる。このようにして、廃水(原水)が処理される。
貯留槽1は、1,4−ジオキサンを含む原水(廃水)が送り込まれて貯留されるように構成されている。また、貯留槽1に送り込まれる原水(廃水)は、1,4−ジオキサン以外のBODおよびCODをさらに含む。また、貯留槽1は、後段の生物処理槽(第1生物処理槽2および第2生物処理槽3)に移送される廃水の流量および水質を均一化するために設けられている。また、貯留槽1では、廃水のpHが調整される(たとえば、pHが6以上9以下に調整される)ように構成されている。貯留槽1は、後段の第1生物処理槽2と配管11により接続されている。配管11の途中には、ポンプ11aが設けられ、廃水が貯留槽1から第1生物処理槽2に移送されるように構成されている。
ここで、第1実施形態では、第1生物処理槽2は、廃水(原水)に対して活性汚泥を用いて生物処理を行い、廃水中のBODおよびCODを主に低減させるように構成されている。また、第1生物処理槽2では、活性汚泥中の1,4−ジオキサン分解菌が馴養されるように構成されている。エアレータ21は、第1生物処理槽2の廃水にエアを供給するように構成されている。これにより、第1生物処理槽2の活性汚泥に酸素が供給されるとともに、廃水および活性汚泥が混合される。
温度調整部22は、第1生物処理槽2の水温を維持する(たとえば、15℃以上40℃以下)ように設けられている。具体的には、温度調整部22には、水蒸気が流されて、第1生物処理槽2の水温を上げるように構成されている。これにより、第1生物処理槽2内の水温が活性汚泥の活性化する温度に保たれるとともに、1,4−ジオキサン分解菌の馴養に適した温度に保たれる。
配管23は、第1生物処理槽2と、後段の第2生物処理槽3とを接続している。また、配管23の途中には、ポンプ23aが設けられ、第1生物処理槽2により処理された一次処理水および1,4−ジオキサン分解菌が第1生物処理槽2から第2生物処理槽3に移送されるように構成されている。
配管24は、第1生物処理槽2の活性汚泥を排出するために設けられている。具体的には、弁24aを開にすることにより、活性汚泥が第1生物処理槽2から排出される。排出された活性汚泥は、脱水などの処理が行われて処分される。
また、第1実施形態では、第2生物処理槽3は、一次処理水に対して1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥を用いて生物処理を行い、廃水中の1,4−ジオキサンを主に低減させるように構成されている。つまり、第2生物処理槽3では、第1生物処理槽2において馴養された1,4−ジオキサン分解菌により1次処理水中の1,4−ジオキサンが主に分解される。
エアレータ31および32は、第2生物処理槽3の廃水(一次処理水)にエアを供給するように構成されている。これにより、第2生物処理槽3の活性汚泥に酸素が供給されるとともに、廃水および活性汚泥が混合される。膜33は、複数の中空糸膜により構成されている。また、膜33は、活性汚泥と処理水とを分離するように構成されている。つまり、膜33は、処理水を通過させて、中空状の内部を通すとともに、活性汚泥を通過させずに第2生物処理槽3に残留させるように構成されている。また、膜33は、エアレータ32の上方に設けられている。これにより、エアレータ32からのエアレーションにより、中空糸状の膜33の外側に活性汚泥が堆積されるのが抑制される。また、膜33は、定期的に逆洗が行われる。この際、たとえば、次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)を含む薬液により洗浄が行われる。
温度調整部34は、第2生物処理槽3の水温を維持する(たとえば、15℃以上40℃以下)ように設けられている。具体的には、温度調整部34には、水蒸気が流されて、第2生物処理槽3の水温を上げるように構成されている。これにより、第2生物処理槽3内の水温が1,4−ジオキサン分解菌の活性化する温度に保たれる。
配管35は、第2生物処理槽3と、後段のAOP槽4とを接続している。また、配管35の途中には、ポンプ35aが設けられ、第2生物処理槽3により処理された二次処理水が第2生物処理槽3からAOP槽4に移送されるように構成されている。つまり、第2次生物処理槽3により生物処理されるとともに、膜33によりろ過された二次処理水が第2生物処理槽3からAOP槽4に移送される。
配管36は、活性汚泥を返送するために設けられている。具体的には、配管36は、第2生物処理槽3の下流側から第1生物処理槽2に活性汚泥を返送させるように構成されている。また、配管36は、第2生物処理槽3の下流側から上流側に活性汚泥を返送させるように構成されている。配管36の途中には、弁36aおよび36bが設けられている。弁36aを開にすることにより、活性汚泥が第1生物処理槽2に返送されるように構成されている。また、弁36bを開にすることにより、活性汚泥が第2生物処理槽3の上流側に返送されるように構成されている。
配管37は、第2生物処理槽3の活性汚泥を排出するために設けられている。具体的には、弁37aを開にすることにより、活性汚泥が第2生物処理槽3から排出される。排出された活性汚泥は、脱水などの処理が行われて処分される。つまり、第1生物処理槽2から第2生物処理槽3に移送される活性汚泥と、第2生物処理槽3の生物処理により増減する活性汚泥と、第2生物処理槽3から第1生物処理槽2に返送される活性汚泥と、第2生物処理槽3から排泥される活性汚泥とを合わせた活性汚泥の量を調整することにより、第2生物処理槽3内の活性汚泥の量が所定の範囲内に調整される。
具体的には、第2生物処理槽3は、活性汚泥浮遊物質(MLSS)が5000mg/L以上13000mg/L以下になるように管理されている。つまり、第2生物処理槽3から第1生物処理槽2に返送される活性汚泥の量、および、第2生物処理槽3から排出される活性汚泥の量が調整されて、第2生物処理槽3内のMLSSが管理される。
AOP(促進酸化処理)槽4は、第2生物処理槽3により生物処理された二次処理水に残存するBOD源、COD源および1,4−ジオキサンを酸化して、二次処理水中のBOD、CODおよび1,4−ジオキサンの濃度を低減させるように構成されている。具体的には、AOP槽4は、二次処理水に対して過酸化水素(H)を流入させるとともに、オゾン(O)を反応させて、ヒドロキシルラジカル(・OH)を生成して、二次処理水中のBOD源、COD源および1,4−ジオキサンを酸化させるように構成されている。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、第2生物処理槽3に活性汚泥と処理水とを分離する膜33を設けることによって、第2生物処理槽3の活性汚泥と処理水とが分離されるので、第2生物処理槽3における1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥の濃度を高めることができる。これにより、第2生物処理槽3において1,4−ジオキサンを分解する生物処理の効率を上げることができる。その結果、後段のAOP槽4が大型になるのを抑制することができるので、廃水処理システム100全体が大型化するのを抑制することができる。また、第2生物処理槽3の前段に1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により生物処理を行う第1生物処理槽2を設けることによって、1,4−ジオキサン分解菌を第1生物処理槽2において馴養することができるので、第2生物処理槽3における1,4−ジオキサンの分解をより効果的に行うことができる。これらにより、廃水処理システム100の小型化を図るとともに、1,4−ジオキサンを分解する処理時間を短縮することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第2生物処理槽3から第1生物処理槽2に1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥を返送する返送ライン36を設ける。これにより、第2生物処理槽3において1,4−ジオキサンを分解することにより活性が下がった1,4−ジオキサン分解菌を第1生物処理槽2に返送することができるので、第1生物処理槽2により1,4−ジオキサン分解菌を再度馴養して再利用することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第2生物処理槽3を、活性汚泥浮遊物質が5000mg/L以上13000mg/L以下になるように管理する。このように、第2生物処理槽3の活性汚泥浮遊物質(MLSS)を5000mg/L以上13000mg/L以下の高濃度に維持することにより、1,4−ジオキサンを効率よく分解することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1生物処理槽2および第2生物処理槽3を、それぞれ、15℃以上40℃以下になるように管理する。このように、第1生物処理槽2および第2生物処理槽3を、それぞれ、15℃以上40℃以下になるように管理することにより、1,4−ジオキサン分解菌が活性化するので、1,4−ジオキサンをより効率よく分解することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第2生物処理槽3の下流に配置されたAOP(促進酸化処理)槽4を設ける。これにより、第1生物処理槽2および第2生物処理槽3において1,4−ジオキサンが生物処理により低減された後、AOP槽4によりさらに1,4−ジオキサンを低減させることができる。
(第2実施形態)
次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、第1生物処理槽に膜を設けていない上記第1実施形態とは異なり、第1生物処理槽にも膜を設けた構成の廃水処理システム200の例について説明する。
ここで、第2実施形態では、廃水処理システム200の第1生物処理槽5では、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により1段目の生物処理(MBR曝気処理)が行われる。第1生物処理槽5には、エアレータ31および32と、膜33と、温度調整部34と、配管51と、ポンプ51aと、配管52と、弁52aとが設けられている。また、第1生物処理槽5は、廃水(原水)に対して活性汚泥を用いて生物処理を行い、廃水中のBODおよびCODを主に低減させるように構成されている。また、第1生物処理槽5では、活性汚泥中の1,4−ジオキサン分解菌が馴養されるように構成されている。また、第1生物処理槽5で馴養された1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥は、定期的に第2生物処理槽3に移送されるように構成されている。
エアレータ31および32、膜33、および、温度調整部34は、それぞれ、第2生物処理槽3のエアレータ31および32、膜33、および、温度調整部34と同様の構成である。
配管51は、第1生物処理槽5と、後段の第2生物処理槽3とを接続している。また、配管51の途中には、ポンプ51aが設けられ、第1生物処理槽5により処理された一次処理水が第1生物処理槽5から第2生物処理槽3に移送されるように構成されている。
配管52は、第1生物処理槽5の活性汚泥を排出するために設けられている。具体的には、弁52aを開にすることにより、活性汚泥が第1生物処理槽5から排出される。排出された活性汚泥は、脱水などの処理が行われて処分される。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
上記のように、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、第2生物処理槽3に活性汚泥と処理水とを分離する膜33を設けることによって、第2生物処理槽3の活性汚泥と処理水とが分離されるので、第2生物処理槽3における1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥の濃度を高めることができる。これにより、第2生物処理槽3において1,4−ジオキサンを分解する生物処理の効率を上げることができる。その結果、後段のAOP(促進酸化処理)槽4が大型になるのを抑制することができるので、廃水処理システム200全体が大型化するのを抑制することができる。
また、第2実施形態では、第1生物処理槽5に活性汚泥と処理水とを分離する膜53を設けることによって、第1生物処理槽5の活性汚泥と処理水とが分離されるので、第1生物処理槽5における1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥の濃度を高めることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
次に、図3〜図5を参照して、図2に示した第2実施形態による廃水処理システム200を用いて実際に廃水に対して水処理を行った実験結果(本発明の一実施例によるBOD、CODおよび1,4−ジオキサンの減少結果)について説明する。
まず、図3を参照して、廃水のBODの減少結果について説明する。
図3に示すように、原水(廃水)のBODは、約400mg/L〜約6800mg/Lの範囲で、平均が約2000mg/Lであった。また、第1生物処理槽5および第2生物処理槽3は、20℃以上になるように管理した。また、第1生物処理槽5および第2生物処理槽3における水理学的滞留時間(HRT)は、1.7〜6.0日であった。また、第1生物処理槽5および第2生物処理槽3における活性汚泥浮遊物質(MLSS)は、9000±1000mg/Lになるように管理した。そして、生物処理の結果、第1生物処理槽5(生物処理1段目)の出口において、BODが平均で10mg/L以下となった。
次に、図4を参照して、廃水のCODの減少結果について説明する。
図4に示すように、原水(廃水)のCODは、約130mg/L〜約1500mg/Lの範囲で、平均が約800mg/Lであった。そして、生物処理の結果、第1生物処理槽5(生物処理1段目)の出口において、CODが平均で100mg/L以下となった。このように、BODおよびCODは、第1生物処理槽5(1段目の生物処理)により、大幅に低減していることが分かる。
次に、図5を参照して、廃水の1,4−ジオキサンの減少結果について説明する。
図5に示すように、原水(廃水)の1,4−ジオキサンの濃度は、約100mg/L〜約2000mg/Lの範囲で、平均が約900mg/Lであった。そして、生物処理の結果、第1生物処理槽5(生物処理1段目)の出口において、1,4−ジオキサンの濃度が約7mg/L〜約1200mg/Lの範囲に低減された。また、第2生物処理槽3(生物処理2段目)の出口において、1,4−ジオキサンの濃度が約0.05mg/L〜約8mg/Lの範囲にさらに低減された。このように、1,4−ジオキサンの濃度は、第1生物処理槽5(1段目の生物処理)に比べて、第2生物処理槽3(2段目の生物処理)により低減していることが分かる。また、AOP槽4の出口において、1,4−ジオキサンの濃度が約0.0015mg/L〜約0.09mg/Lの範囲にさらに低減された。つまり、2段階の生物処理およびAOPにより、1,4−ジオキサンの濃度が平均約900mg/L(最大約2000mg/L)の廃水を、1,4−ジオキサンの濃度が0.5mg/L未満に処理することが可能であることが分かった。
なお、今回開示された実施形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態および実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、廃水処理システムに2つの生物処理槽を設ける構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、廃水処理システムに3つ以上の生物処理槽を設けてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、生物処理槽の下流にAOP槽(促進酸化処理槽)を設ける構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、生物処理槽の下流にAOP槽の代わりにオゾン処理槽を設けてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、AOP槽(促進酸化処理槽)において、オゾンおよび過酸化水素を用いて促進酸化させる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、促進酸化処理槽において、オゾンおよび紫外線を用いて促進酸化させてもよいし、紫外線および過酸化水素を用いて促進酸化させてもよい。また、促進酸化処理槽において、オゾン、過酸化水素および紫外線を用いて促進酸化させてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、廃水処理システムに1つのAOP槽(促進酸化処理槽)を設ける構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、廃水処理システムに2つ以上の促進酸化処理槽またはオゾン処理槽を設けてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、生物処理槽において曝気を行う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、曝気を行わずに、嫌気または無酸素により生物処理を行う生物処理槽を設けてもよい。
2 第1生物処理槽
3 第2生物処理槽
4 AOP槽(促進酸化処理槽)
33 膜
36 配管(返送ライン)
100、200 廃水処理システム

Claims (6)

  1. 1,4−ジオキサンを含む廃水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により生物処理を行う第1生物処理槽と、
    前記第1生物処理槽からの一次処理水および活性汚泥が流入し、前記一次処理水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により生物処理を行うとともに、活性汚泥と処理水とを分離する膜が設けられている第2生物処理槽とを備える、廃水処理システム。
  2. 前記第2生物処理槽から前記第1生物処理槽に1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥を返送する返送ラインをさらに備える、請求項1に記載の廃水処理システム。
  3. 前記第2生物処理槽は、活性汚泥浮遊物質が5000mg/L以上13000mg/L以下になるように管理されている、請求項1または2に記載の廃水処理システム。
  4. 前記第1生物処理槽および前記第2生物処理槽は、それぞれ、15℃以上40℃以下になるように管理されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の廃水処理システム。
  5. 前記第2生物処理槽の下流に配置されたオゾン処理槽または促進酸化処理槽をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の廃水処理システム。
  6. 第1生物処理槽において、1,4−ジオキサンを含む廃水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により廃水中のBODおよびCODを主に低減させるとともに、1,4−ジオキサン分解菌を馴養する第1生物処理工程と、
    馴養された1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥および前記第1生物処理工程による一次処理水を第2生物処理槽に移す工程と、
    前記第2生物処理槽において、移送された前記一次処理水に対して、1,4−ジオキサン分解菌を含む活性汚泥により廃水中の1,4−ジオキサンを主に低減させる第2生物処理工程と、
    前記第2生物処理工程の活性汚泥と処理水とを膜により分離する工程とを備える、廃水処理方法。
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