JP2016064115A - 粒度調整機構を有する粒状食品用ミル - Google Patents

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【課題】簡易な構成部品で生産時やセット時のコスト削減を可能とした、排出口以外に粒度調整機構を有する粒状食品ミルを提供する。【解決手段】容器接続部7と、粒状食品を排出する開口部を有し、前記容器接続部7に回転自在に接続された粉砕部2と、前記粉砕部2に固定された回転刃3と、前記容器接続部7および前記粉砕部2に内接し前記開口部との距離を可変自在に摺動する可動部5と、前記可動部5に固定された可動刃4と、前記可動部5に接続された調整部6とを備え、前記調整部6で前記可動部5を駆動することで前記回転刃3と前記可動刃4との間隔を調整し、粒状食品が前記回転刃3と前記可動刃4との間を通過することにより所望の粒度に粉砕されることを特徴とする粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。【選択図】図1

Description

本発明は、調味料、ゴマ、岩塩、コーヒー豆等の粒状の食品を所望の粒度に粉砕する機能を有する、粒度調整機構を有する粒状食品用ミルに関する。
食品を粉砕するミルは様々な構造を有するものが提案されている。特許文献1では粉砕する量を容易に確認できる調味料用手動ミルが記載されている。これは容器から通路を通じて調味料が粉砕室に運ばれ、2つの歯で調味料を粉砕する構造となっている。
また、所望の粒度に調節する機能が付いたミルも提案されている。特許文献2では、ねじ部材を使って外刃と内刃の隙間を調整することにより、粒度を調整することが記載されている。
実用新案登録第3190010号公報 特開2007−29714号公報
しかしながら、特許文献2記載のミルは、ねじ部材が排出口に形成されているため、排出口付近に残っていた粉砕された調味料が手に付いたりするなど衛生面上の問題が生じる。また、粒度の調整をする際に、排出口に調整部材があると、所望の粒度になるまで、何度もミルを上下に返して調整しなくてはならず不便である。
本発明の目的は、簡易な構成部品で生産時やセット時のコスト削減を可能とした、排出口以外に粒度調整機構を有する粒状食品用ミルを提供することである。
(1) 容器接続部7と、
粒状食品を排出する開口部を有し、前記容器接続部7に回転自在に接続された粉砕部2と、
前記粉砕部2に固定された回転刃3と、
前記容器接続部7および前記粉砕部2に内接し、前記開口部との距離を可変自在に摺動する可動部5と、
前記可動部5に固定された可動刃4と、
前記可動部5に接続された調整部6とを備え、
前記調整部6で前記可動部5を駆動することで前記回転刃3と前記可動刃4との間隔を調整し、粒状食品が前記回転刃3と前記可動刃4との間を通過することにより所望の粒度に粉砕されることを特徴とする粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。
(2)前記調整部6は、前記可動部5に対して螺動自在に接続され、前記調整部6を回転することにより前記可動部5が前記粉砕部2との距離を可変自在に摺動することを特徴とする(1)の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。
(3)前記調整部6は、前記容器接続部7と当接する位置に突起65を備え、前記容器接続部7は、前記突起65と接触する凹凸部72を備えることを特徴とする(1)または(2)の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。
(4)前記回転刃3と前記可動刃4との間隔が広くなるに従い、前記突起65と接触する前記凹凸部72の凹凸の間隔が広くなることを特徴とする(3)の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。
(5)前記可動部5は前記容器接続部7と当接する外周面に係合突起52を備え、
前記容器接続部7は前記可動部5の係合突起52が差し込まれる縦溝74を備え、
これにより前記可動部5は前記容器接続部7に対して回転不可であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかの粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。
本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルによれば、簡易な構成部品によって構成されることでコスト削減ができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される本発明を実施するための最良の形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書において、粉砕前の食品を粒状食品、粉砕後の食品を粉末食品と定義する。
本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの容器以外の部品を分解した場合の斜視図である 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルを組み立てた場合に、可動刃が最も回転刃と離れているときの縦断面図である。 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルを組み立てた場合に、可動刃が最も回転刃に近づいているときの縦断面図である。 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの粉砕部の開口部の一例である。 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの粉砕部の縦断面図である。 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの可動部を上方から見た場合の図である。 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの可動部の縦断面図である。 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの可動部の側面図である。 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの調整部を上方から見た場合の図である。 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの調整部の縦断面図である。 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの容器接続部の縦断面図である。 本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの容器接続部の好ましい形態における側面図である。
本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル1は粉砕部2、回転刃3、可動刃4、可動部5、調整部6、容器接続部7、容器8と、必須の構造ではないが蓋9で構成される。実施形態の一例として、容器8以外の部品は図1のように組み合わせて使用される。
粉砕部2は、回転刃3を取り付ける回転刃取付部22と、粉末食品を排出する開口部21を備える。粉砕部2は容器接続部7に回転自在に取り付けられる。粉砕部2を回転させることで、粉砕部2に取り付けられた回転刃3と、可動部5に取り付けられた可動刃4によって粒状食品が粉砕され、粉砕部2の開口部21から外部に排出される。
可動部5は可動刃4を取り付ける可動刃取付部51と、調整部6により可動させるための傾斜凸部56を備える。可動部5が上下に動くことで回転刃3と可動刃4の間の隙間を調整し、粉末食品の粒度を変更することができる。
調整部6は、リング形状をしており、外側リング61と内側リング62を有し、接続部63でつながっている。内側リングのレール64上と可動部5の傾斜凸部56が保持される構成となっている。外側リングを回すことで可動部5が上下に動くように装着される。
容器接続部7は、容器8と上記した各構成パーツを接続する役割を有している。容器8に入れた食品が容器接続部7を通過して粉砕部2へ送られる。容器接続部7には組立時に調整部6の接続部63や係合突起52が通過する縦溝74及び調整部6の接続部63が回転する際に移動する横溝75が形成されている。横溝75の形成方向は特に限定されないが、調整部6によって可動部5が上方向に動く方向、つまり隙間10が狭くなる方向に動く方向に形成することが好ましい。その理由は、以下のとおりである。まず、隙間10が狭い時に食品が通過すると、隙間10が広い時に比べて食品が回転刃3と可動刃4とを押し広げようとする力が大きい。回転刃3が固定された粉砕部2と容器接続部7とは容器接続部7の嵌合部71と粉砕部2の嵌合部24とで嵌合している。そのため、粉砕部2を容器接続部7に対して回転させると、前述の力は、容器接続部7の嵌合部71と粉砕部2の嵌合部24との嵌合を外す方向に作用する。特に、食品が回転刃3と可動刃4の一部に挟まると、容器接続部7と粉砕部2とのそれぞれの嵌合部の一部に嵌合を外す力が集中して作用する。隙間10が狭い場合、調整部6の接続部63は、容器接続部7の横溝75の上部(縦溝74に近い箇所)を粉砕部2の方向に持ち上げるように作用する。
これらの現象を考慮すると、隙間10が狭くなる方向に横溝75が形成されていれば、隙間10が狭い場合において調整部6の接続部63によって横溝75の上部を持ち上げる動きが作用したとしても、接続部63が接触する横溝75の上部は縦溝74から遠く、粉砕部2の方向に持ち上げられることが抑制されるため、粉砕部2と容器接続部7とはそれぞれの嵌合部から外れにくいと考えられる。
本発明の容器8は、透明であっても着色されていてもよいが、透明であれば、容器内の食品の量を外部から確認しやすい。また、容器の材質はガラス製であることが好ましい。ガラスとしては、ホウケイ酸ガラス、ソーダライムガラスが挙げられる。ガラスであると、材質の特性上、変質や臭い移り、色移りなどが無いため好ましい。割れや軽さを考慮する場合は、プラスチック製としてもよい。
本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル1は、以上の構成を図1のように装着し、使用時は、粉砕部2の開口部21を下向きにして、容器接続部7及び容器8を回転させることによって、粉砕された食品が開口部21から排出される。未使用時は、開口部21を上向きにして保管する。
続いて、本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル1を動作させる上で、必須となる各パーツの働きについて説明する。
本発明の食品粉砕は、回転刃3及び可動刃4によって行われる。開口部21を下方向に向けると、粒状食品が回転刃3と可動刃4の隙間に入り込む。そこで粉砕部を水平方向に回転させると、回転刃3が回転し、回転刃3と可動刃4によって粒状食品が粉砕される。
回転刃3及び可動刃4の組立て方法は以下のとおりである。回転刃3は、開口部21の容器内部側に形成された、回転刃取付部22に取り付けられる。これは、開口部21の中心部分に位置することが好ましい。回転刃取付部22は例えば、芯状に形成して、その外周壁側に回転刃3を取り付けてもよく、また、同位置にボルトとナットによって回転刃3を取り付けてもよい。ここで、回転刃取付部22を芯状に形成する場合は、回転刃取付部22の容器内部側の部分には、回転刃3が容器内部に落下することを防止するために、突起等を形成してもよい。
回転刃3は、中心に穴が形成されたすり鉢型の形状を有することが好ましい。本発明において、回転刃3は例えば、セラミック製を用いる。セラミック製の場合、硬く摩耗しにくいため、刃が傷みにくく、長期間の使用においても切断力が落ちないため、好ましい。また、刃の形成形状はこれに限定されないが、斜めに形成することが好ましい。斜めに形成することで、切断力を向上させることができる。
可動刃4は可動部5に形成された可動刃取付部51に取り付けられる。可動刃4の外周壁に形成された凸部41が、可動刃取付部51の内周壁に形成された可動刃保持部53に挟持されることによって、可動刃4が固定される。可動刃保持部53は凸部41を挟持できる形状に形成することで、可動刃4を外れにくくすることができる。
可動刃4は可動刃取付部51の内周壁に接するように、輪状に形成することが好ましい。可動刃4は例えば、セラミック製を用いる。セラミック製の場合、硬く摩耗しにくいため、刃が傷みにくく、長期間の使用においても切断力が落ちないため、好ましい。また、刃の形成形状はこれに限定されないが、斜めに形成することが好ましい。斜めに形成することで、切断力を向上させることができる。
次に本発明の粒度調整機構について説明する。本発明の粒度調整は、調整部6によって行われる。可動部5に形成された傾斜凸部56が、調整部6の内側リング62の上部に形成されたレール64に係合する。傾斜凸部56及びレール64はネジ山のように傾斜形状に形成する。これにより、傾斜凸部56とレール64が螺動することができる。傾斜角度は特に限定されないが、可動刃4が必要分回転刃3の方向へ可動すればよく、2°〜30°が好ましい。傾斜凸部56及びレール64は、それぞれ連動部55の外周壁及び内側リングの上部に、部分的に1つ以上形成してもよく、全周に形成してもよい。
調整部6は、容器接続部7に形成された縦溝74から装着される。これにより、外側リング61が容器接続部7の外側に位置される。調整部6は縦溝74を通過後、縦溝74と直結して形成された横溝75に装着される。調整部6は横溝75の範囲内で回転することができる。接続部63の幅や数は図面に限定されず、1つ以上形成すればよい。成形時の強度を考慮した場合2つ以上形成することが好ましい。縦溝74は接続部63の数と同数以上形成する必要がある。
容器接続部7の外側に位置した調整部6の外側リング61を回転すると、内側リング62と係合した傾斜凸部56が螺動することによって、調整部6に可動部5とが連動し、上下運動する。
可動部5が上下運動すると、可動部5に装着された可動刃4と粉砕部2に取り付けられた回転刃3との間の隙間10が広くなったり狭くなったりする。これにより、隙間10に入った食品が粉砕される大きさが異なってくる。隙間10が狭くなると、細かい粒度の食品が得られる。隙間10が広くなると、粗い粒度の食品を得ることができる。
また、調整部6を用いて粒度を調整する際に、粉砕後の食品の粒度を感覚で確認できるように、容器接続部7の内周壁側に、凹凸部72を形成することが好ましい。凹凸部72は、凹凸の間隔が狭い場所と広い場所を形成する。これは調整部6の動く範囲と同範囲に形成し、内側リングの外周壁に形成された突起65と接触するように構成される。可動刃4が回転刃3に最も近づいているときに凹凸の間隔が狭い側、可動刃4が回転刃3から最も離れているときに凹凸の間隔が広い側に突起が当たるように位置する。この構成により、外側リングを回した時、粒度が粗い時は大きく動き、粒度が細かい時は小さく動くことで、粉砕後の粒度を感覚で確認することが可能となる。
粉砕した食品の排出方法について説明する。本発明の粉砕部2に形成された開口部21は、粉砕された食品の排出口の役割を有する。使用時には開口部21を下向きにして、容器接続部7及び容器8を回転させることで、粒状食品が粉砕され、開口部21から粉末食品が排出される。開口部21に形成される穴形状及び穴数は図面に限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更できる。
続いて、本発明の食品粒度調整機構を有する粒状食品用ミルの組立てにおいて、重要となる構成について説明する。なお、各パーツの形状及び構成は一例であり、同様の働きを有することができれば、これに限定されない。
容器接続部7は容器8に直接取り付けられる。容器接続部7の容器8と接する内周壁部分には、螺合部73を形成することが好ましい。螺合部73と容器8が接することにより、容器接続部7と容器8のずれを防止することができる。螺合部73は、容器接続部7の内周壁全体に形成してもよく、部分的に形成してもよい。
次に調整部6を取り付ける。容器接続部7に形成された縦溝74に調整部6の接続部63を通すことで取り付けできる。縦溝74の少なくとも1つは、調整部6を水平方向に可動できるように、横溝75と繋がっていることが好ましい。また、縦溝74から可動部5が抜けてしまうことを防止するために、縦溝74の途中に、段差部76を形成してもよい。段差部76によって、可動部5の安定性が向上する。
続いて、可動部5を取り付ける。可動刃取付部51の外周壁に形成された係合突起52を容器接続部7に形成された縦溝74に嵌合させる。これは可動部5を容器接続部7に対して回転不可とする役割をしている。縦溝74の数は特に限定されないが、ここで、縦溝74は調整部6が通過する部分以外に1つ以上形成することができる。係合突起52数は特に限定されないが、縦溝74の数と同数以上形成することが好ましい。また、調整部63を通す縦溝74に係合突起52を通してもよい。調整部63が通る縦溝74に段差部76を形成する場合は、係合突起52を通す縦溝74は、これと別に形成することが好ましい。また、係合突起の形状は特に限定されないが、縦溝74の壁と接するように、2つの係合突起52を形成することが好ましい。縦溝74は可動部5が動くこと及び、接続部63が通過する役割も有していることを考慮し、縦溝74は容器接続部7の最上部まで形成していることが好ましい。このように取り付けると、可動部5の外周壁に形成された傾斜凸部56は、調整部6の内側リング62上とレール64の間に保持される。
次に、粉砕部2を取り付ける。本発明の一例として、粉砕部は容器接続部7に回転自在に取り付けられる。粉砕部2の緩みを防止するために、容器接続部7の外周壁に形成された容器接続部の嵌合部71が粉砕部の内周壁に形成された粉砕部の嵌合部24と嵌合することで、粉砕部2は容器接続部7に固定される。各嵌合部の位置及び数は図面に限定されない。
粉砕部2は可動部5とも接続される。粉砕部2の開口部21の内側面の内周に形成した溝部23を、可動部5の上端部に形成した溝係合部54と係合させる。これは、可動部5のがたつきを防止するためである。本発明においては、粉砕部2の溝の大きさと上端部の大きさを一致させるために、可動刃4が取り付けられる部分に比べ、上端部は幅が広くなっている。上端部の溝係合部54は可動部5が上下に動くと、粉砕部の溝部23の範囲内で動く構成となっている。溝係合部54を溝部23の範囲内で動作させることで、がたつき防止ができるだけでなく、溝部23の中に食品が入ることを防止することもできる。
本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル1を使用しないで卓上に置いておく場合には、開口部21には蓋9を取り付けてもよい。蓋9をしておくことで、未使用時の食品の劣化を防止することができる。開口部21の外周部及び蓋9の外周部には、蓋9が外れることを防止するために、凹凸状の接続部を形成して、互いを嵌合又は係合する構造としてもよい。
本発明の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル1は上記したような構造を有し、使用者が所望とする粒度で食品を粉砕することが可能である。また、本発明の機構で粉砕可能な粒状食品としては、一例として、コショウ、山椒等の調味料や、ゴマ、岩塩、コーヒー豆等があげられる。粉砕する物質の種類によって、回転刃3や可動刃4の大きさや、可動部5の位置を修正することにより隙間10の大きさを変更することで、粒度をより細かくしたり、粗くしたりすることも可能である。これらは、粉砕する食品によって適宜調整すればよい。
1:食品粒度調整機構を有する粒状食品用ミル
2:粉砕部、21:開口部、22:回転刃取付部、23:溝部、24:粉砕部の嵌合部
3:回転刃
4:可動刃、41:凸部
5:可動部、51:可動刃取付部、52:係合突起、53:可動刃保持部、54:溝係合部、55:連動部、56:傾斜凸部
6:調整部、61:外側リング、62:内側リング、63:接続部、64:レール、65:突起
7:容器接続部、71:容器接続部の嵌合部、72:凹凸部、73:螺合部、74:縦溝、75:横溝、76:段差部
8:容器
9:蓋
10:隙間

Claims (5)

  1. 容器接続部と、
    粒状食品を排出する開口部を有し、前記容器接続部に回転自在に接続された粉砕部と、
    前記粉砕部に固定された回転刃と、
    前記容器接続部および前記粉砕部に内接し前記開口部との距離を可変自在に摺動する可動部と、
    前記可動部に固定された可動刃と、
    前記可動部に接続された調整部とを備え、
    前記調整部で前記可動部を駆動することで前記回転刃と前記可動刃との間隔を調整し、粒状食品が前記回転刃と前記可動刃との間を通過することにより所望の粒度に粉砕されることを特徴とする粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。
  2. 前記調整部は、前記可動部に対して螺動自在に接続され、前記調整部を回転することにより前記可動部が前記粉砕部との距離を可変自在に摺動することを特徴とする請求項1に記載の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。
  3. 前記調整部は、前記容器接続部と当接する位置に突起を備え、前記容器接続部は、前記突起と接触する凹凸部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。
  4. 前記回転刃と前記可動刃との間隔が広くなるに従い、前記突起と接触する前記凹凸部の凹凸の間隔が広くなることを特徴とする請求項3に記載の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。
  5. 前記可動部は前記容器接続部と当接する外周面に係合突起を備え、
    前記容器接続部は前記可動部の係合突起が差し込まれる縦溝を備え、
    これにより前記可動部は前記容器接続部に対して回転不可であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の粒度調整機構を有する粒状食品用ミル。


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