JP2016063676A - 回転電機 - Google Patents

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Hiroki Tachiki
宏紀 立木
祥子 川崎
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祥子 川崎
達生 川島
Tatsuo Kawashima
達生 川島
橋本 昭
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昭 橋本
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Abstract

【課題】多極機や、分布巻に用いてティースの数が増えても、ティース部とバックヨーク部をしっかりと嵌合し、かつ圧入力を低減できる電機子を備えた回転電機を提供する。【解決手段】鉄心41は鋼板を積層して構成され、複数のティース部を備える内側鉄心41aとティース部を磁気的に接続する外側鉄心41bとを備え、内側鉄心41aと外側鉄心41bは組立時に合わさる分割面を有し、スロットにコイルを挿入した後に内側鉄心41aと外側鉄心41bとを嵌合してできる電機子を備え、分割面に接触面と非接触面が交互に電機子の軸方向に配置されている。【選択図】図2

Description

この発明は、内外分割構造の電機子を備えた回転電機に関するものである。
低振動、高出力モータを実現するための1つの方法として、電機子のスロット開口幅を狭める方法がある。スロットの開口幅を狭めると、電機子の突極性を減らして振動を抑制し、かつ磁束を発生させる面が増えるため、等価的に電機子と回転子の間のギャップを縮め、出力を上げることができる。しかし、スロット開口幅は巻線を挿入する必要があるため、少なくともコイルの線径の2倍以上あける必要がある。
この問題に対し、鉄心のティース先端のつば部を連結し、ティース部とバックヨーク部を分割した内外分割コアを用い、外径側からコイルを挿入して構成する回転電機が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−55879公報(段落[0038]〜[0045]、図1〜図3)
しかし、先行技術文献発明の鉄心は、極数が少なく、比較的ティースの数が少ない集中巻であるため、コイルを挿入した後にバックヨークをティースに圧入するとき大きな加重がかからなかった。しかし、これを多極の回転電機や、分布巻に用いた場合、ティースの数が増え、圧入力が増加し、巨大なプレス機が必要となり、製造できない場合もあるという問題がある。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、多極の回転電機や、分布巻に用いてティースの数が増えても、ティース部とバックヨーク部をしっかりと嵌合し、かつ圧入力を低減できる電機子を備えた回転電機を提供することを目的とする。
この発明に係る回転電機は、鉄心は鋼板を積層して構成され、複数のティース部を備える内側鉄心とティース部を磁気的に接続し円環状のバックヨーク部を構成する外側鉄心とを備え、内側鉄心と外側鉄心は組立時に合わさる分割面を有し、ティース部間のスロットにコイルを挿入した後に内側鉄心と外側鉄心とを嵌合してできる電機子を備え、分割面に接触面と非接触面が交互に電機子の軸方向に配置されているものである。
この発明に係る回転電機によれば、内側鉄心と外側鉄心は組立時に合わさる分割面を有し、ティース部間のスロットにコイルを挿入した後に嵌合してできる電機子を備え、分割面に接触面と非接触面が交互に電機子の軸方向に配置されているものであるため、圧入時にかかる圧入力は接触面で発生する摩擦力のみとなり、ティース部とバックヨーク部をしっかりと嵌合し、かつ圧入力が低減し、生産性の良い鉄心構造とすることができる。
この発明の実施の形態1の回転電機に係る全体模式図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の斜視図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の内側鉄心の斜視図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の外側鉄心の斜視図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の外側鉄心の部分拡大図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の嵌合方法を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の嵌合方法を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の嵌合状態を示す詳細図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の分割断面の断面図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の鉄心の断面拡大図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の鉄心の断面拡大図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の断面図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る電機子の詳細図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る変形例の電機子の内側鉄心の斜視図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る変形例の電機子の外側鉄心の斜視図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る変形例の電機子の嵌合状態を示す部分拡大図である。 この発明の実施の形態1の回転電機に係る変形例の電機子の断面図である。 この発明の実施の形態2の回転電機に係る電機子の外側鉄心の斜視図である。 この発明の実施の形態2の回転電機に係る電機子の外側鉄心を構成する鋼板の平面図である。 この発明の実施の形態2の回転電機に係る電機子の外側鉄心を構成する鋼板の部分拡大図である。 この発明の実施の形態2の回転電機に係る電機子の外側鉄心の製造方法を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2の回転電機に係る電機子の外側鉄心の製造方法を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2の回転電機に係る電機子の嵌合状態を示す詳細図である。 この発明の実施の形態2の回転電機に係る電機子の断面図である。
実施の形態1.
実施の形態1は、鉄心は鋼板を積層して構成され、複数のティース部を備える内側鉄心とティース部を磁気的に接続し円環状のバックヨーク部を構成する外側鉄心とを備え、内側鉄心と外側鉄心は組立時に合わさる分割面を有し、ティース部間のスロットにコイルを挿入した後に内側鉄心と外側鉄心とを嵌合してできる電機子を備え、外側鉄心の分割面に接触面と非接触面が交互に電機子の軸方向に配置されている回転電機に関するものである。なお、実施の形態1の変形例の回転電機では、内側鉄心の分割面に接触面と非接触面が交互に電機子の軸方向に配置されている。
以下、本願発明の実施の形態1に係る回転電機の構造および電機子の製造方法について、回転電機の全体模式図である図1、電機子の斜視図である図2、電機子の内側鉄心の斜視図である図3、電機子の外側鉄心の斜視図である図4、電機子の外側鉄心の部分拡大図である図5、電機子の嵌合方法を示す斜視図である図6、図7、電機子の嵌合状態を示す詳細図である図8、電機子の分割断面の断面図である図9、電機子の鉄心の断面拡大図である図10、図11、電機子の断面図である図12、および電機子の詳細図である図13に基づいて説明する。
また、実施の形態1に係る回転電機の変形例について、電機子の内側鉄心の斜視図である図14、電機子の外側鉄心の斜視図である図15、電機子の嵌合状態を示す部分拡大図である図16、および電機子の断面図である図17に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、「周方向」、「径方向」、「軸方向」、「内側」、「外側」というときは、回転電機の電機子の「周方向」、「径方向」、「軸方向」、「内側」、「外側」をいうものとする。
まず、図1に基づき、本発明の実施の形態1の回転電機1の全体構成を説明する。図1は、回転電機1の片側断面正面模式図である。
回転電機1は、有底円筒状のフレーム3およびフレーム3の開口部を塞口する端板4からなるハウジング2と、フレーム3の円筒部に内嵌状態に固着された電機子10と、フレーム3の底部および端板4にベアリング5を介して回転可能に支持され、電機子10の内周側に配設された回転子30とを備えている。
回転子30は、回転軸31に固着された回転子鉄心32と、回転子鉄心32の外周面側に周方向に所定のピッチで埋設され、磁極を構成する永久磁石33とを備えた永久磁石型回転子である。
なお、回転子30は、永久磁石型回転子に限定されない。例えば、絶縁しない回転子導体を回転子鉄心のスロットに収納して、両側を短絡環で短絡したかご形回転子や、絶縁した導体線を回転子鉄心のスロットに装着した巻線形回転子を用いてもよい。
次に、この発明の実施の形態1に係る回転電機1の電機子10の構造について、図2から図4に基づいて説明する。
図2は、回転電機1の電機子10の斜視図である。電機子10は、鉄心41と、鉄心41に装着されたコイル20と、コイル20と鉄心41を電気的に絶縁するスロットセル42とを備えている。また、鉄心41は、内側鉄心41aと、外側鉄心41bとで構成されている。
図3は、回転電機1の電機子10の内側鉄心41aの斜視図である。内側鉄心41aは、軸方向に積層された磁性体の鋼板で構成される。鋼板は磁極を構成する複数のティース部43で構成され、カシメ部44で軸方向に連結されている。また、内側鉄心41aは、内周側の先端部を薄肉部45で軸方向に部分的に接続されて、円環状に配置されている。そして、隣り合うティース部43の間には、区切られたスロット46が形成されている。
図4は、回転電機1の電機子10の外側鉄心41bの斜視図であり、図5は、電機子10の外側鉄心41bの部分拡大図である。外側鉄心41bはカシメ部44で軸方向に積層して連結された磁性体の鋼板で構成され、内側鉄心41aの各ティース部43を磁気的に接続するバックヨーク部となる。内側鉄心41aを外側鉄心41bの内側に嵌合することにより、内側鉄心41aのティース分割面47と外側鉄心41bのヨーク分割面48とが磁気的に接続される。
ヨーク分割面48にはティース分割面47と接触する接触面48aと接触しない非接触面48bが軸方向に交互に存在する。
なお、ティース分割面とヨーク分割面を総称していう場合、また区別する必要がない場合は、分割面と記載する。
また、図5はティース部43の側面と接する外側鉄心41bの周方向側面49と、回転子30の回転中心からティース部の中心を通る直線80との関係を示している。外側鉄心41bの周方向側面49は、ティース部が挿入されるアリ溝の開口部が狭くなるような鋭角の角度θで構成されており、ティース部43が嵌合したときに、ティース部43が内径側に飛び出さない構造となっている。
次に、電機子10の製造方法、具体的には内側鉄心41aを外側鉄心41bに嵌合する工程を図6から図9に基づいて説明する。図6、7は、電機子10の嵌合方法を示す斜視図である。
内側鉄心41aのスロット46に、シート状のスロットセル42を取り付けたコイル20を挿入した状態で、軸方向から外側鉄心41bを相対移動させ、内側鉄心41aのティース分割面47と外側鉄心41bのヨーク分割面48と嵌合し、電機子10を製造する。
なお、スロットセル42は、例えばメタ系アラミド繊維や、ポリエチレンテレフタレートのような絶縁材で造られている。
図8は、電機子10の嵌合状態を示す詳細図であり、嵌合後の鉄心41の状態を示す。図9は、電機子10の分割断面の断面図である。
このときティース部43と外側鉄心41bの分割面の断面は、図9のように、外側鉄心41bに非接触面48bを構成することで、ティース分割面47の全面がヨーク分割面48と接触しなくなる。
図では構造をわかりやすくするために隙間を大きく図示しているが、非接触面48bとティース分割面47の間隔は10〜30μm程度である。これは、金型を作成した際に、作成公差等の制約により現実的に造ることのできる最少の隙間である。
以上説明したように、実施の形態1の回転電機1は、図6、図7に示した嵌合工程において、内側鉄心41aと外側鉄心41bの間で発生する摩擦力が軽減され、圧入力が低下し、生産性の良い鉄心構造となる。
周方向側面49に非接触面を設けた場合、非接触面と同じ軸高さに配置されたティース部は、構造上内径側に飛び出してしまう可能性があるため、運転中にティース部と回転子が接触する危険がある。しかし、非接触面を外側鉄心41bの周方向側面49に設けるのではなく、バックヨーク側の面に構成することで、運転中のティース部の脱落を抑制し、より品質のよい回転電機となる。
また、非接触面と同じ軸高さに配置されたティース部は、接触面と同じ軸高さに配置されたティース部と軸方向にカシメで連結されているものの、径方向外側に変位することができる空間を持つことになる。そこで、接触面と非接触面を交互に配置することでティース部を安定させることができ、径方向外側への変位を抑制することができる。
次に、さらに鉄心挿入性の改善について、図10、図11に基づいて説明する。
図10に示すように、接触面48aと内側鉄心41aのティース分割面47において、鉄心挿入側の面に金型のプレス工程にて面打ちをしてテーパ70、71を形成してもよい。このようなテーパを形成することで、鉄心の挿入性が改善される。
図11に示すようにテーパ70、71を構成する鋼板のすべてに形成してもよい。すべての鋼板にテーパを構成することで、金型の工数を低減するため、よりコストの低い鉄心となる。
また、非接触面の別の配置例について、図12、図13に基づいて説明する。
以上の実施の形態1の説明では、非接触面48bが軸方向に2か所ある構造として説明したが、図12のように分割して数を増やして配置してもよい。
図示していないが、積層した鋼板毎に接触面、非接触面を交互に構成してもよい。
また、図13(a)のように、あり溝構造として、非接触面48bを構成してもよいし、図13(b)のように、三角形状としてもよい。
以上の実施の形態1の説明では、回転電機1の電機子10の外側鉄心41bに非接触面48bを構成した。
次に、実施の形態1の変形例を図14から図17に基づいて説明する。この変形例では、回転電機1の電機子10の内側鉄心41aに非接触面48bを構成する。
図14は、回転電機1の電機子10の内側鉄心41aの斜視図であり、図15は、外側鉄心41bの斜視図である。この変形例では、内側鉄心41aのティース分割面47に接触面47aと非接触面47bを構成しており、外側鉄心41bには非接触面を構成していない。
図16は、回転電機1の電機子10の嵌合状態を示す鉄心41の部分拡大図である。このような構成で製造した鉄心41は、図17の断面図に示すように内側鉄心41aに非接触面47bを構成することで、ヨーク分割面48の全面がティース分割面47と接触しなくなる。
このように内側鉄心41aに非接触面47bを構成することで、外側鉄心41bに非接触面47bを構成する実施の形態1と同様に、嵌合工程において、内側鉄心41aと外側鉄心41bの間で発生する摩擦力が軽減され、圧入力が低下し、生産性の良い鉄心構造となる。
以上説明したように、実施の形態1の回転電機は、鉄心は鋼板を積層して構成され、
複数のティース部を備える内側鉄心とティース部を磁気的に接続し円環状のバックヨーク部を構成する外側鉄心とを備え、内側鉄心と外側鉄心は組立時に合わさる分割面を有し、ティース部間のスロットにコイルを挿入した後に内側鉄心と外側鉄心とを嵌合してできる電機子を備え、外側鉄心の分割面に接触面と非接触面が交互に電機子の軸方向に配置されているものである。したがって、圧入時にかかる圧入力は接触面で発生する摩擦力のみとなり、内側鉄心と外側鉄心、すなわちティース部とバックヨーク部をしっかりと嵌合し、かつ圧入力が低減し、生産性の良い鉄心構造とすることができる。
また、実施の形態1の回転電機の基本構成では、外側鉄心に非接触面を構成するが、実施の形態1の変形例の回転電機の構成のように、内側鉄心に非接触面を構成しても、同様の効果を奏することができる。
なお、実施の形態1の回転電機は、内外分割構造の電機子を備えることで、小型化でき、省エネルギーの効果があり、生産工程の改善が図れる。
実施の形態2.
実施の形態2の回転電機は、外側鉄心の分割面に接触面と非接触面を構成する際、周方向にも交互に構成し、1種類の鋼板で積層して外側鉄心を製造するものである。なお、変形例の回転電機は、内側鉄心の分割面に接触面と非接触面を構成する際、周方向にも交互に構成し、1種類の鋼板で積層して内側鉄心を製造するものである。
以下、実施の形態2の回転電機の構造について、電機子の外側鉄心の斜視図である図18、外側鉄心を構成する鋼板の平面図である図19、外側鉄心を構成する鋼板の部分拡大図である図20、電機子の外側鉄心の製造方法を示す斜視図ある図21、図22、電機子の嵌合状態を示す詳細図である図23、および電機子の断面図である図24に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。図18から図24において、実施の形態1の図と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
図18は、本発明の実施の形態2の回転電機1の電機子10の外側鉄心41bの斜視図である。実施の形態2では接触面48aと非接触面48bが周方向にも交互に構成されている。
図19は、鋼板の平面図であり、外側鉄心41bを構成する磁性体の鋼板41b1を1枚取出したものである。図20は、鋼板41b1の部分拡大図である。
外側鉄心41bのヨーク分割面48に対応して、外側鉄心41bの中心からの距離がAである分割部481aと中心からの距離がBである分割部481bが周方向に交互に存在している。
この鋼板41b1を複数枚積層した後、図21のように1ティース分のピッチ周方向に回転させ、積層する。その後、図22のように回転させたピッチと同じ周方向位置で複数毎積層した後、同様に周方向に1ティース分ピッチを回転させ積層する。これを繰り返し実施の形態2の外側鉄心41bを構成する。
なお、1枚の鋼板41b1の分割部481aを積層して、接触面48aを構成し、分割部481bを積層して、非接触面48bを構成する。
図23は、嵌合した状態の鉄心41の部分拡大図であり、図24(a)はA−A断面図、図24(b)はB−B断面図である。このような構成で製造した鉄心41は図24の断面図に示すようにA断面の構成とB断面の構成が周方向に交互に配置される。
このような構成とすることで、実施の形態1と同様に、嵌合工程において、内側鉄心41aと外側鉄心41bの間で発生する摩擦力が軽減され、圧入力が低下し、生産性の良い鉄心構造となる。
さらに、外側鉄心41bを1種類の鋼板41b1で製造することが可能であるため、鋼板を打ち抜く金型の工数を減らすことができる。
以上では、実施の形態1の基本構成である外側鉄心に非接触面を構成する回転電機への適用について説明した。実施の形態1の変形例の回転電機の構成のように、内側鉄心に非接触面を構成しても、同様にこの鋼板製造および鉄心組み立ての考え方を適用することができる。
具体的には、図示しないが、内側鉄心41aの中心からの距離が異なる分割部が周方向に交互に存在している内側鉄心41a用の鋼板を製作する。この鋼板を複数枚積層した後、1ティース分のピッチ周方向に回転させ、積層する。その後、回転させたピッチと同じ周方向位置で複数毎積層した後、同様に周方向に1ティース分ピッチを回転させ積層する。これを繰り返し、内側鉄心41aを構成する。
以上説明したように、実施の形態2の回転電機は、外側鉄心の分割面に接触面と非接触面を構成する際、周方向にも交互に構成し、1種類の鋼板で積層して外側鉄心を製造するものである。したがって、圧入時にかかる圧入力は接触面で発生する摩擦力のみとなり、内側鉄心と外側鉄心、すなわちティース部とバックヨーク部とをしっかりと嵌合し、かつ圧入力が低減し、生産性の良い鉄心構造とすることができる。
さらに、実施の形態2の回転電機は、外側鉄心を1種類の鋼板で製造することが可能であるため、製造工程において、更なる省力化を図ることができる。
変形例の回転電機は、内側鉄心の分割面に接触面と非接触面を構成する際、周方向にも交互に構成し、1種類の鋼板で積層して内側鉄心を製造するものである。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 回転電機、2 ハウジング、3 フレーム、4 端板、5 ベアリング、
10 電機子、20 コイル、30 回転子、31 回転軸、32 回転子鉄心、
33 永久磁石、41 鉄心、41a 内側鉄心、41b 外側鉄心、
42 スロットセル、43 ティース部、44 カシメ部、45 連結部、
46 スロット、47 ティース分割面、48 ヨーク分割面、
47a,48a 接触面、47b,48b 非接触面、49 周方向側面、
70,71 テーパ、80 中心線、41b1 鋼板、481a,481b 分割部。

Claims (8)

  1. 鉄心は鋼板を積層して構成され、複数のティース部を備える内側鉄心と前記ティース部を磁気的に接続し円環状のバックヨーク部を構成する外側鉄心とを備え、
    前記内側鉄心と前記外側鉄心は組立時に合わさる分割面を有し、前記ティース部間のスロットにコイルを挿入した後に前記内側鉄心と前記外側鉄心とを嵌合してできる電機子を備え、
    前記分割面に接触面と非接触面が交互に前記電機子の軸方向に配置されている回転電機。
  2. 前記コイルは絶縁被覆された導体線を複数回巻回して造られ、2つの前記スロットに複数の磁極を構成する前記ティース部を跨いで装着する請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記非接触面が、前記外側鉄心に構成されている請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記外側鉄心の前記分割面において、1枚の前記鋼板で接触部と非接触部が構成されており、前記鋼板を回転積層することで、前記接触面と前記非接触面を前記軸方向に交互に構成する請求項3に記載の回転電機。
  5. 前記非接触面が、前記内側鉄心に構成されている請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  6. 前記内側鉄心の前記分割面において、1枚の前記鋼板で接触部と非接触部が構成されており、前記鋼板を回転積層することで、前記接触面と前記非接触面を前記軸方向に交互に構成する請求項5に記載の回転電機。
  7. 前記内側鉄心を構成する積層された前記鋼板は、少なくとも1つ以上のカシメ部により前記軸方向に接合されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転電機。
  8. 前記外側鉄心を構成する積層された前記鋼板は、少なくとも1つ以上のカシメ部により前記軸方向に接合されている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022249238A1 (ja) * 2021-05-24 2022-12-01 三菱電機株式会社 インナーロータ型電動機および送風機

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