JP2016063502A - 検出装置、検出方法及びプログラム - Google Patents

検出装置、検出方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016063502A
JP2016063502A JP2014192130A JP2014192130A JP2016063502A JP 2016063502 A JP2016063502 A JP 2016063502A JP 2014192130 A JP2014192130 A JP 2014192130A JP 2014192130 A JP2014192130 A JP 2014192130A JP 2016063502 A JP2016063502 A JP 2016063502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
setting
predetermined
face
person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014192130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6492483B2 (ja
JP2016063502A5 (ja
Inventor
将幸 遠藤
Masayuki Endo
将幸 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2014192130A priority Critical patent/JP6492483B2/ja
Publication of JP2016063502A publication Critical patent/JP2016063502A/ja
Publication of JP2016063502A5 publication Critical patent/JP2016063502A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6492483B2 publication Critical patent/JP6492483B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】撮像画像内における物体の検出に際して誤検出を減らす。
【解決手段】撮像装置100において、所定対象物(人の顔)を判別する判別手段(判別部4b)と、前記判別手段により複数の所定対象物が判別された場合に、撮像画像内における物体の検出領域Tを設定する際の位置の基準となる所定対象物を特定する特定手段(特定部4d)と、前記特定手段により特定された所定対象物の状態に応じて、所定位置に検出領域Tを設定する設定手段(設定部4e)と、を備えるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出装置、検出方法及びプログラムに関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置に設けられる機能として、撮像画像内の所定の領域(検出領域)で被写体の動きを検出して自動的にシャッタを切る自動撮影機能(以下、モーションシャッタという)が知られている。
しかしながら、上記モーションシャッタでは、例えば、被写体となる人と所定の領域とが離れている場合、この所定の領域に被写体となる人の手が届かず手の動きを検出することができないため、手の動きを検出することができる位置に所定の領域を設定し直す必要があり手間がかかるという問題があった。
そこで、特許文献1には、被写体となる人の顔を検出し、その人に対して、手が届く位置(例えば、胸の辺り)に所定の領域を自動的に設定する技術が開示されている。
特開2011−97502号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術では、モーションシャッタを知らない人(例えば、子供など)に対しても所定の領域が設定されてしまうため、この人が何も知らずに動いてしまうことにより、意図しないタイミングで自動撮影が行われてしまう虞があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、撮像画像内における物体の検出に際して誤検出を減らすことを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る検出装置は、
撮像画像から物体を検出する検出装置であって、
所定対象物を判別する判別手段と、
前記判別手段により複数の所定対象物が判別された場合に、撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する際の位置の基準となる所定対象物を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された所定対象物の状態に応じて、所定位置に前記検出領域を設定する設定手段と、
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、撮像画像内における物体の検出に際して誤検出を減らすことができる。
本発明を適用した一実施形態の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置を模式的に示す斜視図である。 図1の撮像装置の顔画像データファイルの一例を示す図である。 図1の撮像装置によるモーションシャッタ処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図4のモーションシャッタ処理における検出領域設定処理1に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図4のモーションシャッタ処理における検出領域設定処理2に係る動作の一例を示すフローチャートである。 検出領域の設定の一例を説明するための図である。 検出領域の設定の一例を説明するための図である。 検出領域の設定の一例を説明するための図である。 検出領域の設定の一例を説明するための図である。 検出領域の設定の一例を説明するための図である。 検出領域の設定の一例を説明するための図である。 図1の撮像装置の設定条件テーブルの一例を示す図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明の検出装置を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。また、図2(a)は、図1の撮像装置100を模式的に示す斜視図であり、図2(b)は、撮像装置100の表示パネル8aを180°回動させた状態を模式的に示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の撮像装置100は、中央制御部1と、メモリ2と、撮像部3と、撮像制御部4と、画像データ生成部5と、記憶部6と、画像記録部7と、表示部8と、操作入力部9とを備えている。
また、中央制御部1、メモリ2、撮像部3、撮像制御部4、画像データ生成部5、記憶部6、画像記録部7及び表示部8は、バスライン10を介して接続されている。
また、撮像装置100は、図2(a)及び図2(b)に示すように、撮像部3(特に、レンズ部3a;後述)を具備する装置本体部100Aに表示部8の表示パネル8aが所定の回動機構(例えば、ヒンジ機構等)を介して取りつけられている。具体的には、表示パネル8aは、光軸X方向に略直交する一の軸(例えば、水平方向の軸等)周りに略180°回動自在に装置本体部100Aに軸支されている。つまり、表示パネル8aを装置本体部100Aに対して相対的に略180°回動させることで、表示パネル8aの表示方向を撮像部3の撮像方向と略等しくするように、すなわち、表示パネル8aをレンズ部3aの露出面と同様に被写体側に臨むように配置することができるようになっている(図2(b)参照)。そして、表示パネル8aをレンズ部3aの露出面と同じ側とした状態では、ユーザが表示パネル8aに表示されるユーザ自身を含む画像を視認しながら、所謂、自分撮りを行うことができる。
なお、表示パネル8aは、例えば、装置本体部100Aに対して光軸X方向に略直交する垂直方向の軸周りに略180°回動自在に軸支されていても良く、この場合も、表示パネル8aをレンズ部3aの露出面と同じ側とした状態では、所謂、自分撮りを行うことができる。
中央制御部(制御手段)1は、撮像装置100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部1は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、撮像装置100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
メモリ2は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部1や撮像制御部4等の各部によって処理されるデータ等を一時的に記憶するものである。
撮像部(撮像手段)3は、被写体を撮像する。具体的には、撮像部3は、レンズ部3aと、電子撮像部3bとを備えている。
レンズ部3aは、例えば、レンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。
電子撮像部3bは、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサから構成され、レンズ部3aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
なお、図示は省略するが、撮像部3は、レンズ部3aを通過する光の量を調整する絞りを備えていても良い。
撮像制御部4は、撮像部3による被写体の撮像を制御する。
撮像制御部4は、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。撮像制御部4は、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部3bを走査駆動して、所定周期毎に光学像を電子撮像部3bにより二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部3bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像を読み出して画像データ生成部5に出力させる。また、撮像制御部4は、AF(自動合焦処理)、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス調整処理)等の被写体を撮像する際の条件の調整制御を行う。
また、本実施形態において、撮像制御部4は、状態判定部4aと、判別部4bと、認証部4cと、特定部4dと、設定部4eと、検出部4fと、開始制御部4gとを具備している。
なお、撮像制御部4の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
状態判定部4aは、撮像装置100の状態を判定する。
すなわち、状態判定部4aは、撮像部3により撮像されて表示部8に表示される被写体の画像を当該被写体自身に視認させることが可能な所定の状態(所謂、自分撮りの状態)であるか否かを判定する。
具体的には、状態判定部4aは、撮像部3による被写体の撮像の際に、撮像部3の撮像方向(レンズ部3aの露出方向)と表示パネル8aの表示方向が略等しくなっている状態であるか否かを判定する。例えば、状態判定部4aは、装置本体部100Aに対して表示パネル8aが略180°回動したことを機械的に検出するスイッチ(図示略)の検出信号や、表示パネル8aの重力方向に対する傾きを検出するセンサ(例えば、加速度センサ等;図示略)の検出信号の入力に基づいて、撮像部3の撮像方向と表示パネル8aの表示方向が略等しくなっているか否かを判定する。
そして、状態判定部4aは、撮像部3の撮像方向と表示パネル8aの表示方向が略等しくなっていると判定した場合に、撮像部3により撮像されて表示部8に表示される被写体の画像を当該被写体自身に視認させることが可能な所定の状態であると特定する。
判別部(判別手段)4bは、表示パネル8aに表示されるライブビュー画像Lから人の顔(所定対象物)を判別する。
本実施形態において、判別部4bは、所定の顔検出処理を行い、逐次表示されるライブビュー画像L内から不特定の人の顔が含まれる顔領域を検出する。顔領域が検出された場合、判別部4bは、人の顔を判別したこととなる。
なお、顔検出処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
認証部(認証手段、物体検出手段)4cは、判別部4bにより判別された人の顔が顔画像データファイル6a(後述する図3参照)に予め登録されている特定の人の顔であるか否かを判定する。
具体的には、判別部4bによってライブビュー画像L内から人の顔が判別された場合、認証部4cは、この人の顔の画像データを顔画像データファイル6aに登録されている特定の人の顔に係る認証用特徴情報と照合し、この人の顔が特定の人の顔であるか否かを判定する。そして、この人の顔の画像データと一致する認証用特徴情報が検出された場合、認証部4cは、当該認証用特徴情報を有するID番号の人の顔を認証したこととなる。
特定部(特定手段、判定手段)4dは、検出領域Tを設定する際の位置の基準となる人の顔を特定する。検出領域Tとは、例えば、図7(a)に示すように、表示パネル8aに表示されるライブビュー画像L内において物体(例えば、被写体となる人の手)を検出する領域をいう。また、図7(a)のように斜線が施されている検出領域Tは、物体を検出する領域として最も適した位置に設定された領域を意味している。例えば、被写体となる人の手を検出する場合にあっては、被写体となる人がスムーズに手を出すことができる位置である。
本実施形態において、特定部4dは、認証部4cにより特定の人の顔が複数認証された場合、これらの特定の人の顔のうち優先順位が最も高い人の顔を特定する。例えば、図3に示すように、認証部4cによりID番号「0001」と「0002」の人の顔が認証された場合、特定部4dは、優先順位が1位であるID番号「0001」の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定する。ただし、優先順位が最も高い人の顔の位置を基準とした検出領域Tの設定が不可能であると設定部4e(後述)により判定された場合、特定部4dは、次に優先順位が高い人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定する。そして、優先順位が最も低い人の顔の位置を基準としても検出領域Tの設定が不可能であると設定部4eにより判定された場合、特定部4dは、優先順位が最も高い人の顔を再度特定することとなる。かかる場合、設定部4eは、所定条件(設定条件3;後述)の下、検出領域Tを設定することとなる。
なお、認証部4cにより認証された特定の人の顔が何れも検出領域Tの設定対象外(モーションシャッタ設定対象外)の場合(図3のID番号「0003」参照)、特定部4dは、認証部4cにより認証された何れの人の顔も、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定しない。かかる場合、設定部4eは、所定条件(設定条件4;後述)の下、検出領域Tを設定することとなる。
また、特定部4dは、認証部4cにより認証された特定の人の顔が一つの場合、この特定の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定する。なお、この特定の人が、例えば、図3のID番号「0003」の人である場合、特定部4dは、この特定の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定しない。かかる場合、設定部4eは、所定条件(設定条件4;後述)の下、検出領域Tを設定することとなる。
また、特定部4dは、認証部4cにより特定の人の顔が認証されなかったものの判別部4bにより複数の人の顔が判別された場合、ライブビュー画像L内の左右両端に存する人の顔のうち、当該人の顔以外の人の顔が存しない側のライブビュー画像Lの端までの距離が長い方の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定する。
例えば、図11(a)に示すように、判別部4bにより3人の顔Ia,Ib,Icが判別された場合、特定部4dは、ライブビュー画像L内の左右両端に存する人の顔Ia,Icのそれぞれについて、当該人の顔Ia,Ic以外の人の顔Ibが存しない側のライブビュー画像Lの端までの距離d1,d2を算出する。かかる場合、距離d1よりも距離d2の方が長いため、当該距離が長い方の人の顔Icを、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定する。
また、特定部4dは、認証部4cにより特定の人の顔が認証されなかったものの判別部4bにより人の顔が一つ判別された場合、当該人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定する。
設定部(設定手段)4eは、特定部4dにより特定された人の顔の状態に応じて、所定位置に検出領域Tを設定する。
本実施形態において、特定部4dにより特定された人の顔が認証部4cにより認証された特定の人の顔(認証部4cにより認証された特定の人の顔が複数ある場合には優先順位が最も高い人の顔)である場合、設定部4eは、当該特定の人の顔の大きさが検出領域Tを設定可能な大きさであるか否かを判定する。具体的には、設定部4eは、当該特定の人の顔の顔画像の縦方向の長さと所定の比率とを乗算することに導出された値を半径とする円であって、その円の中心が当該特定の人の顔の中心と一致するようにした円を設定する。そして、この円の円周が一部でもライブビュー画像Lの領域に掛かる場合(図7(a),(b)参照)は、設定部4eは、検出領域Tを設定可能な大きさであると判定する。ここで、設定部4eは、この円の円周上を、手を動かしやすい位置とみなし当該円周上の何れかに検出領域Tを設定することとなる。
一方、この円の円周が一部でもライブビュー画像Lの領域に掛からない場合(図10(c)参照)は、設定部4eは、検出領域Tを設定可能な大きさでないと判定する。かかる場合、設定部4eは、後述する記憶部6に含まれる設定条件テーブル6b(図13参照)のうちの設定条件5の下、検出領域Tを設定する。
具体的には、設定部4eは、例えば、図10(d)に示すように、上述した円の半径を小さくしていき、ライブビュー画像Lの領域に円周の一部が最初に掛かった位置、すなわち当該特定の人の顔から最も離れた位置に検出領域Tを設定する。
また、当該特定の人の顔の大きさが検出領域Tを設定可能な大きさであると判定された場合、設定部4eは、設定条件テーブル6b(図13参照)のうち設定条件2を満たすか否かを判定する。
具体的には、設定部4eは、上述した円周上において、検出部4bにより検出されたライブビュー画像L内の他の人の顔と重ならないことを条件に、(1)当該特定の人の利き腕側(図3参照)であり、かつ、当該特定の人の顔の中心に対して所定の角度(仰角)をなす位置、(2)真上よりは下側の利き腕側、(3)真下よりは上側の利き腕側、(4)利き腕でない側であり、かつ、当該特定の人の顔の中心に対して所定の角度(仰角)をなす位置、(5)真上よりは下側の利き腕でない側、(6)真下よりは上側の利き腕でない側、の上記(1)〜(6)の順に検出領域Tを設定可能な領域を検索する。なお、特定の人の利き腕がどちらであるかは、図3に示すように、当該特定の人のID番号と対応付けられて顔画像データファイル6aに登録されている利き腕に係る情報に基づき判断することができるようになっている。
検索の結果、例えば、図8(a)〜(f)に示すように、検出領域Tを設定可能な領域が検出された場合、設定部4eは、設定条件2を満たすと判定し、当該領域に検出領域Tを設定する。ここで、図8(a),(b)は、上記(1)の当該特定の人の利き腕側であり、かつ、当該特定の人の顔の中心に対して所定の角度(仰角)をなす位置で検出領域Tを設定することができたときの一例を示す図である。また、同図(c)は、上記(2)の真上よりは下側の利き腕側で検出領域Tを設定することができたときの一例を示す図である。また、同図(d)は、上記(4)の利き腕でない側であり、かつ、当該特定の人の顔の中心に対して所定の角度(仰角)をなす位置で検出領域Tを設定することができたときの一例を示す図である。また、同図(e)は、上記(3)の真下よりは上側の利き腕側で検出領域Tを設定することができたときの一例を示す図である。また、同図(f)は、上記(6)の真下よりは上側の利き腕でない側で検出領域Tを設定することができたときの一例を示す図である。なお、所定の角度(仰角)は、例えば、45°で、人が自然に手を上げることができる角度に設定されているが、任意に変更できるようにしてもよい。
一方、検索の結果、例えば、図9に示すように、認証部4cにより認証された特定の人の顔Aを中心とする上述した円周上において検出領域Tを設定しようとすると他の人の顔と重なってしまい、検出領域Tを設定可能な領域が検出されなかった場合、設定部4eは、認証部4cにより認証された特定の人の顔がまだあるか判定する。そして、認証部4cにより認証された特定の人の顔がまだあると判定された場合、特定部4dは、次に優先順位が高い特定の人の顔(例えば、図9の特定の人の顔B)を特定する。そして、設定部4eは、この特定の人の顔に対しても検出領域Tを設定するための上記判定処理を行い、検出領域Tが設定することができると判定された場合、図9のように検出領域Tが設定される。一方、検出領域Tが設定されない場合、特定部4dは、次に優先順位が高い特定の人の顔を特定する。そして、優先順位が最も低い特定の人の顔の位置を基準としても検出領域Tの設定が不可能であると設定部4eにより判定された場合(図10(a)参照)、特定部4dは、優先順位が最も高い特定の人の顔を再度特定する。かかる場合、設定部4eは、設定条件テーブル6b(図13参照)のうちの設定条件3の下、検出領域Tを設定する。
具体的には、上述した円周上において、ライブビュー画像L内の他の人の顔と重なっても良いことを条件に、設定条件2の(1)〜(6)の順に検出領域Tを設定可能な領域を検索する。そして、検索の結果、例えば、図10(b)に示すように、検出領域Tを設定可能な領域が検出された場合、設定部4eは、当該領域に検出領域Tを設定する。ここで、図10(b)は、ライブビュー画像L内の他の人の顔と重なっても良いことを条件に、設定条件2の上記(1)の当該特定の人の利き腕側であり、かつ、当該特定の人の顔の中心に対して所定の角度(仰角)をなす位置で検出領域Tを設定することができたときの一例を示す図である。
また、特定部4dにより特定された人の顔が認証部4cにより認証された特定の人の顔であっても、当該特定の人の顔が検出領域Tの設定対象外(モーションシャッタ設定対象外;特別対象物)の場合(図3のID番号「0003」参照)、設定部4eは、設定条件テーブル6b(図13参照)のうちの設定条件4の下、検出領域Tを設定する。
具体的には、図12(a),(b)に示すように、設定部4eは、認証部4cにより認証された特定の人の顔M,Nの位置によらず、予め決められた特定位置(例えば、ライブビュー画像L内の右上の角)に検出領域Tを設定する。
また、特定部4dにより特定された人の顔が、認証部4cにより特定の人の顔が認証されず、判別部4bにより判別された不特定の他の人の顔から特定された場合も、設定部4eは、上述した特定部4dにより特定された人の顔が認証部4cにより認証された特定の人の顔であるときと同様、当該特定された人の顔の大きさが検出領域Tを設定可能な大きさであるか否かを判定する。
そして、特定部4dにより特定された人の顔の大きさが検出領域Tを設定可能な大きさであると判定された場合、設定部4eは、設定条件テーブル6b(図13参照)のうちの設定条件1の下、検出領域Tを設定する。
具体的には、設定部4eは、特定部4dにより特定された人の顔を中心とする上述の円周上において、ライブビュー画像L内の他の人の顔と重ならないことを条件に、(1)当該人の顔以外の人の顔が存しない側であり、かつ、当該人の顔の中心に対して所定の角度(仰角)をなす位置、(2)真上よりは下側、(3)真下よりは上側、の上記(1)〜(3)の順に検出領域Tを設定可能な領域を検索する。当該検索の結果、検出領域Tを設定可能な領域が検出された場合、当該領域に検出領域Tを設定する。より具体的には、例えば、図11(b)に示すように、設定部4eは、特定部4dにより特定された人の顔Icを中心とする上述の円周上において、上記(1)〜(3)の順に検出領域Tを設定可能な領域を検索する。かかる場合、当該人の顔Ic以外の人の顔Ia,Ibが存しない側(Icの右側)であり、かつ、当該人の顔Icの中心に対して所定の角度(仰角)をなす位置に検出領域Tを設定可能であるため、この位置に検出領域Tを設定することとなる。一方、検出領域Tを設定可能な領域が検出されなかった場合、設定部4eは、当該人の顔を中心とする上述の円周上において、ライブビュー画像L内の他の人の顔と重なっても良いことを条件に、当該人の右側(利き腕側とみなす)であり、かつ、当該人の顔の中心に対して所定の角度(仰角)をなす位置を最優先とし、次いで、設定条件1の(2)〜(3)の順に検出領域Tを設定可能な領域を検索する。そして、設定部4eは、検索された領域に検出領域Tを設定する。
一方、当該人の顔の大きさが検出領域Tを設定可能な大きさでないと判定された場合、設定部4eは、設定条件テーブル6b(図13参照)のうちの設定条件5の下、検出領域Tを設定する。なお、設定条件5の下になされる検出領域Tの設定方法は、上述した特定部4dにより特定された人の顔が認証部4cにより認証された特定の人の顔であるときと同様であるため、その説明は省略する。
検出部(移動検出手段)4fは、設定部4eにより設定された検出領域Tにおいて物体を検出する。
具体的には、検出部4fは、逐次表示されるライブビュー画像L内の検出領域T内の画素値の変動に基づいて画像の変化を検出することにより物体を検出する。
なお、図示は省略するが、検出領域Tにはモーションシャッタを開始するための開始指標がOSD(On Screen Display)表示される。
開始制御部4gは、撮像部3による被写体の撮像画像の撮影処理を実行する。
本実施形態において、開始制御部4gは、設定部4eにより設定された検出領域Tにおいて、検出部4fにより物体(例えば、被写体となる人の手)が検出された場合、撮像部3による被写体の撮像画像の撮影処理を実行する。
画像データ生成部5は、電子撮像部3bから転送されたフレーム画像のアナログ値の信号に対してRGBの色成分毎に適宜ゲイン調整した後に、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。
また、画像データ生成部5は、生成した画像データをバッファメモリとして使用されるメモリ2や画像記録部7に転送する。
記憶部6は、読み書き可能な不揮発性のメモリであり、例えば、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。この記憶部6には、顔画像データファイル6a、設定条件テーブル6b等が格納されている。
顔画像データファイル6aには、図3に示すように、特定の人のID番号と、当該特定の人の認証用特徴情報と、優先順位に係る情報と、当該特定の人の利き腕に係る情報とが対応付けられて予め記憶されている。本実施形態では、判別部4bで判別された人の顔の画像データと顔画像データファイル6aに記憶されている認証用特徴情報を認証部4cによって照合することにより、判別部4bで判別された人の顔が特定の人の顔であるか否かを判定することができるようになっている。
設定条件テーブル6bは、上述したように検出領域Tを設定する際の設定条件を定義したものである。具体的には、図13に示すように、設定条件テーブル6bには、設定条件1〜5の5つの条件が定義されている。
画像記録部7は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成されている。また、画像記録部7は、画像データ生成部5の符号化部(図示略)により所定の符号化方式で符号化された各種の画像の画像データを記録する。
本実施形態では、画像記録部7は、例えば、開始制御部4gにより撮影処理を実行した際に撮像された画像の画像データ等を記録する。
なお、画像記録部7は、例えば、記録媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記録媒体からのデータの読み出しや記録媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
表示部8は、静止画像や動画像を表示する。具体的には、表示部8は、表示パネル8aと、表示制御部8bとを具備している。
表示パネル8aは、表示領域内に画像を表示する。具体的には、表示パネル8aは、静止画撮像モードや動画撮像モードにて、撮像部3による被写体の撮像により生成された複数の画像フレームを所定の再生フレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像Lを表示する。
なお、表示パネル8aとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
表示制御部8bは、メモリ2や画像記録部7から読み出され復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル8aの表示画面に表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部8bは、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、中央制御部1の制御下にてメモリ2から読み出されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示パネル8aに出力する。
また、表示制御部8bは、本実施形態において、撮像部3の撮像方向と表示パネル8aの表示方向が略等しくなっていると状態判定部4aにより判定されると、撮像部3により撮像されて画像データ生成部5により生成された複数の画像フレームを所定の再生フレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像Lを表示パネル8aに表示させるとともに、所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に格納されている、撮像開始を指示する開始指標等の画像データを読み出して取得し、ライブビュー画像L内の検出領域Tに重畳させてOSD表示させる。
操作入力部9は、装置本体に対して各種指示を入力するためのものである。
具体的には、操作入力部9は、例えば、シャッタボタン、動作モードや機能等の選択指示に係る上下左右のカーソルボタン、決定ボタン等を具備する操作部(図示略)を備えている。
そして、ユーザにより操作部の各種ボタンが操作されると、操作入力部9は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部1に出力する。中央制御部1は、操作入力部9から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、被写体の撮像等)を各部に実行させる。
なお、操作入力部9は、表示部8の表示パネル8aと一体となって設けられたタッチパネル(図示略)を有して構成されていても良い。
<モーションシャッタ処理>
次に、本実施形態の撮像装置100によるモーションシャッタ処理について図4を参照して説明する。
図4は、モーションシャッタ処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、先ず、状態判定部4aは、撮像部3の撮像方向と表示パネル8aの表示方向が略等しくなっている状態であるか否かを判定する(ステップS1)。すなわち、状態判定部4aは、装置本体部100Aに対して表示パネル8aが略180°回動した状態とされているか否かを判定する。
ステップS1にて、撮像部3の撮像方向と表示パネル8aの表示方向が略等しくなっていないと判定されると(ステップS1;NO)、モーションシャッタ処理を終了する。
一方、ステップS1にて、撮像部3の撮像方向と表示パネル8aの表示方向が略等しくなっていると判定されると(ステップS1;YES)、表示制御部8bは、撮像部3により撮像されて画像データ生成部5により生成された複数の画像フレームを所定の再生フレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像Lを表示パネル8aに表示させる(ステップS2)。
次いで、判別部4bは、顔検出処理(ステップS3)を行い、逐次表示されるライブビュー画像L内から人の顔を検出する。
そして、ステップS4において、人の顔が検出(判別)されない場合(ステップS4;NO)、モーションシャッタ処理を終了する。
一方、ステップS4において、人の顔が検出(判別)された場合(ステップS4;YES)、認証部4cは、顔認証処理(ステップS5)を行い、ライブビュー画像L内において検出された人の顔が予め顔画像データファイル6aに登録されている特定の人の顔であるか否かを判定する。
そして、ステップS6において、登録されている顔(特定の人の顔)を認証できない、すなわち、ライブビュー画像L内において検出された人の顔が予め顔画像データファイル6aに登録されている特定の人の顔でないと判定された場合(ステップS6;NO)、特定部4d及び設定部4eは、検出領域設定処理1(ステップS7)を行い、ステップS9へ移行する。なお、検出領域設定処理1については、後述する。
一方、ステップS6において、登録されている顔(特定の人の顔)を認証できた、すなわち、ライブビュー画像L内において検出された人の顔が予め顔画像データファイル6aに登録されている特定の人の顔であると判定された場合(ステップS6;YES)、特定部4d及び設定部4eは、検出領域設定処理2(ステップS8)を行い、ステップS9へ移行する。なお、検出領域設定処理2については、後述する。
次いで、検出部4fは、設定部4eにより設定された検出領域Tにおいて物体を検出する(ステップS9)。
次いで、開始制御部4gは、検出領域Tにおいて物体が検出されたことに応じて、撮像部3による被写体の撮像画像の撮影処理(ステップS10)を行い、モーションシャッタ処理を終了する。
<検出領域設定処理1>
次に、検出領域設定処理1について、図5を参照して詳細に説明する。
図5は、検出領域設定処理1に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、先ず、特定部4dは、ライブビュー画像L内において判別部4bにより検出(判別)された人の顔が複数であるか否かを判定する(ステップS101)。
ステップS101において、ライブビュー画像L内において判別部4bにより検出(判別)された人の顔が複数であると判定された場合(ステップS101;YES)、特定部4dは、当該複数の人の顔のうち、ライブビュー画像L内の左右両端に存する人の顔を特定する(ステップS102)。
次いで、特定部4dは、左右両端に存する人の顔のそれぞれに対して、当該人の顔以外の人の顔が存しない側のライブビュー画像Lの端までの距離を算出する(ステップS103)。
次いで、特定部4dは、左右両端に存する人の顔のうち、当該人の顔以外の人の顔が存しない側のライブビュー画像Lの端までの距離が長い方の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定し(ステップS104)、ステップS106へ移行する。
また、ステップS101において、ライブビュー画像L内において判別部4bにより検出(判別)された人の顔が複数でないと判定された場合(ステップS101;NO)、特定部4dは、ライブビュー画像L内において検出(判別)された人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定し(ステップS105)、ステップS106へ移行する。
次いで、設定部4eは、特定された人の顔が検出領域Tを設定可能な大きさであるか否かを判定する(ステップS106)。
ステップS106において、特定された人の顔が検出領域Tを設定可能な大きさであると判定された場合(ステップS106;YES)、設定部4eは、設定条件1に応じて、検出領域Tを設定し(ステップS107)、検出領域設定処理1を終了する。
一方、ステップS106において、特定された人の顔が検出領域Tを設定可能な大きさでないと判定された場合(ステップS106;NO)、設定部4eは、設定条件5に応じて、検出領域Tを設定し(ステップS108)、検出領域設定処理1を終了する。
<検出領域設定処理2>
次に、検出領域設定処理2について、図6を参照して詳細に説明する。
図6は、検出領域設定処理2に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、先ず、特定部4dは、ライブビュー画像L内において認証部4cにより認証された特定の人の顔が複数であるか否かを判定する(ステップS201)。
ステップS201において、ライブビュー画像L内において認証部4cにより認証された特定の人の顔が複数であると判定された場合(ステップS201;YES)、特定部4dは、当該複数の特定の人の顔のうち、操作対象(モーションシャッタ設定対象)の顔があるか否かを判定する(ステップS202)。
ステップS202において、操作対象(モーションシャッタ設定対象)の顔がないと判定された場合(ステップS202;NO)、設定部4eは、設定条件4に応じて、検出領域Tを設定し(ステップS208)、検出領域設定処理2を終了する。
一方、ステップS202において、操作対象(モーションシャッタ設定対象)の顔があると判定された場合(ステップS202;YES)、特定部4dは、優先順位の最も高い特定の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定する(ステップS203)。
次いで、設定部4eは、特定された特定の人の顔が検出領域Tを設定可能な大きさであるか否かを判定する(ステップS204)。
ステップS204において、特定された特定の人の顔が検出領域Tを設定可能な大きさでないと判定された場合(ステップS204;NO)、設定部4eは、設定条件5に応じて、検出領域Tを設定し(ステップS214)、検出領域設定処理2を終了する。
一方、ステップS204において、特定された特定の人の顔が検出領域Tを設定可能な大きさであると判定された場合(ステップS204;YES)、設定部4eは、設定条件2の下、検出領域Tの設定が可能であるか否かを判定する(ステップS209)。
ステップS209において、設定条件2の下、検出領域Tの設定が可能であると判定された場合(ステップS209;YES)、設定部4eは、設定条件2に応じて、検出領域Tを設定し(ステップS210)、検出領域設定処理2を終了する。
一方、ステップS209において、設定条件2の下、検出領域Tの設定が可能でないと判定された場合(ステップS209;NO)、特定部4dは、認証部4cにより認証された特定の人の顔がまだ他にもあるか否かを判定する(ステップS211)。
ステップS211において、認証部4cにより認証された特定の人の顔がまだ他にもあると判定された場合(ステップS211;YES)、特定部4dは、優先順位が次に高い特定の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定し(ステップS212)、ステップS204へ移行する。
一方、ステップS211において、認証部4cにより認証された特定の人の顔が他にはないと判定された場合(ステップS211;NO)、設定部4eは、設定条件3に応じて、検出領域Tを設定し(ステップS213)、検出領域設定処理2を終了する。
また、ステップS201において、ライブビュー画像L内において認証部4cにより認証された特定の人の顔が複数でない、すなわち単数であると判定された場合(ステップS201;NO)、特定部4dは、当該特定の人の顔が操作対象(モーションシャッタ設定対象)の顔であるか否かを判定する(ステップS205)。
ステップS205において、当該特定の人の顔が操作対象(モーションシャッタ設定対象)の顔であると判定された場合(ステップS205;YES)、特定部4dは、当該特定の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定する(ステップS206)。
次いで、設定部4eは、特定された特定の人の顔が検出領域Tを設定可能な大きさであるか否かを判定する(ステップS207)。
ステップS207において、特定された特定の人の顔が検出領域Tを設定可能な大きさでないと判定された場合(ステップS207;NO)、設定部4eは、設定条件5に応じて、検出領域Tを設定し(ステップS214)、検出領域設定処理2を終了する。
一方、ステップS207において、特定された特定の人の顔が検出領域Tを設定可能な大きさであると判定された場合(ステップS207;YES)、ステップS209へ移行する。
また、ステップS205において、当該特定の人の顔が操作対象(モーションシャッタ設定対象)の顔でないと判定された場合(ステップS205;NO)、設定部4eは、設定条件4に応じて、検出領域Tを設定し(ステップS208)、検出領域設定処理2を終了する。
以上のように、本実施形態の撮像装置100によれば、判別部4bによって、人の顔を判別し、特定部4dによって、判別部4bにより複数の人の顔が判別された場合に、ライブビュー画像L内における物体の検出領域Tを設定する際の位置の基準となる人の顔を特定し、設定部4eによって、特定部4dにより特定された人の顔の状態に応じて、所定位置に検出領域Tを設定することとなる。
従って、判別部4bにより複数の人の顔が判別された場合に、当該複数の人の顔に応じて検出領域Tがそれぞれ設定されることがないので、検出領域Tが無闇に設定されることを防止することができ、検出領域Tにおける物体の誤検出を減らすことができる。また、特に、検出領域Tは、特定部4dにより特定された人の顔の状態に応じて、所定位置に設定されることとなるので、好適な位置に検出領域Tを設定することができ、ユーザ所望の物体の検出のみを確実に行うことができる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、判別部4bにより判別された人の顔が予め登録されている特定の人の顔であるか否かを判定する認証部4cを更に備え、認証部4cにより当該人の顔が予め登録されている特定の人の顔であると判定された場合に、特定部4dによって、当該人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定することとなる。
従って、予め登録されている特定の人の顔に対してのみ検出領域Tが設定されるので、検出領域Tが無闇に設定されることを防止することができ、検出領域Tにおける物体の誤検出を減らすことができる。また、特に、検出領域Tは、特定部4dにより特定された特定の人の顔の状態に応じて、所定位置に設定されることとなるので、より好適な位置に検出領域Tを設定することができ、ユーザ所望の物体の検出のみをより確実に行うことができる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、特定の人の顔に係る情報には、優先順位に係る情報が対応付けられて登録されているものがあり、認証部4cにより特定の人の顔であると判定された人の顔が複数ある場合に、特定部4dによって、当該複数の人の顔のうち、優先順位に応じて特定の人の顔であると判定された人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定することとなる。
従って、優先順位が最も高い特定の人の顔を優先し、当該特定の人の顔の状態に応じて、所定位置に検出領域Tが設定されることとなるので、より好適な位置に検出領域Tを設定することができ、ユーザ所望の物体の検出のみをより確実に行うことができる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定されないようにしたモーションシャッタ設定対象外の特定の人の顔があり、認証部4cにより特定の人の顔であると判定された人の顔がモーションシャッタ設定対象外の特定の人の顔である場合に、設定部4eによって、当該人の顔の状態によらない特定位置に検出領域Tを設定することとなる。
従って、モーションシャッタ設定対象外の特定の人の顔の状態に応じて、所定位置に検出領域Tが設定されることを防止することができるので、検出領域Tにおける物体の誤検出を減らすことができる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、設定部4eによって、認証部4cにより特定の人の顔であると判定された人の顔の位置に対して、その人が手を動かしやすい位置、具体的には、当該人の顔の位置に対して、所定の距離離れ且つ所定の角度をなす位置に検出領域Tを設定することとなる。
従って、当該特定の人は検出領域Tに向けて手をスムーズに移動させることができるので、モーションシャッタの使い勝手が向上することとなる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、検出領域Tが認証部4cにより特定の人の顔であると判定された人の顔以外の人の顔と重なる場合に、設定部4eによって、当該人の顔と重ならない位置に検出領域Tを設定することとなるので、検出領域Tにおける物体の誤検出を減らすことができる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、特定の人の顔に係る情報には、当該特定の人の利き腕に係る情報が対応付けられて登録されているものがあり、設定部4eによって、当該特定の人の利き腕側に検出領域Tを設定することとなるので、当該特定の人は検出領域Tに向けて手をよりスムーズに移動させることができるので、モーションシャッタの使い勝手がより一層向上することとなる。
また、本実施形態の撮像装置100によれば、判別部4bにより判別された人の顔が何れも予め登録されている特定の人の顔であると判定されなかった場合に、特定部4dによって、ライブビュー画像L内の左右両端に存する人の顔のうち、当該人の顔以外の人の顔が存しない側のライブビュー画像Lの端までの距離が長い方の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定することとなる。
従って、判別部4bにより複数の人の顔が判別された場合に、当該複数の人の顔に応じて検出領域Tがそれぞれ設定されることがないので、検出領域Tが無闇に設定されることを防止することができ、検出領域Tにおける物体の誤検出を減らすことができる。また、特に、ライブビュー画像L内の左右両端に存する人の顔のうち、当該人の顔以外の人の顔が存しない側のライブビュー画像Lの端までの距離が長い方の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定することとなる。これにより、当該人の顔以外の人の顔が存しない好適な位置に検出領域Tを設定し易くなる。
また、設定部4eによって、特定部4dにより特定された人の顔の位置に対して、その人が手を動かしやすい位置、具体的には、当該人の顔の位置に対して、所定の距離離れ且つ所定の角度をなす位置に検出領域Tを設定することとなる。これにより、特定部4dにより特定された人は検出領域Tに向けて手をスムーズに移動させることができるので、モーションシャッタの使い勝手が向上することとなる。
また、設定部4eによって、特定部4dにより特定された人の顔の位置に対して、その人の顔以外の人の顔が存しない側に検出領域Tを設定するので、当該人の顔以外の人の顔と重ならない位置に検出領域Tを設定することができることとなり、検出領域Tにおける物体の誤検出を減らすことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、特定部4dは、認証部4cにより特定の人の顔が認証されなかったものの判別部4bにより複数の人の顔が判別された場合、ライブビュー画像L内の左右両端に存する人の顔のうち、当該人の顔以外の人の顔が存しない側のライブビュー画像Lの端までの距離を算出し、この距離が長い方の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定するようにしたが、これに限らず、ライブビュー画像L内の左右両端に存する人の顔のうち、当該人の顔以外の人の顔が存しない側のライブビュー画像Lの端までの領域の面積を算出し、この面積が大きい方の人の顔を、検出領域Tを設定する際の位置の基準として特定するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、判別部4bにより人の顔が判別されなかった場合であっても、予め決められた位置に検出領域Tを設定し、例えば、人を撮影対象としない自動撮影を行えるようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、認証部4cにより認証された特定の人の顔がモーションシャッタの対象外である場合、特定位置としてライブビュー画像L内の右上の角に検出領域Tを設定するようにしたが、これに限らず、例えば、当該特定の人の顔の位置からライブビュー画像Lの端(左端及び右端)までの長さを算出し、この長さが長い方の端に検出領域Tを設定するようにしても良い。また、かかる場合、自動撮影後、当該特定の人の顔の範囲のみを自動的に切り出す切出し処理を実行可能としても良い。また、認証部4cにより認証された特定の人の顔がモーションシャッタの対象であっても、撮影されることを好まない人の場合、自動撮影後、当該特定の人の顔が入らない範囲を自動的に切り出す切出し処理を実行可能としても良い。なお、当該切出し処理は、公知の技術を利用することにより実現可能となる。
また、上記実施形態にあっては、検出領域Tにおける物体の検出として、当該物体が移動した際の画素値の変化により当該物体の検出、すなわちモーションの検出を行ったが、これに限らず、例えば、物体の移動ではなく、特定の物体の形状を認識することにより当該物体の検出を行うようにしても良い。かかる場合、特定の物体の形状認識は、公知の技術を利用することにより実現可能となる。
また、上記実施形態にあっては、撮像部3の撮像方向と表示パネル8aの表示方向が略等しくなっていると判定された場合に、所定の物体の状態変化を検出するようにしているが、これに限らず、物体を検出するか否かを任意に設定可能としても良い。
また、上記実施形態の撮像装置100の構成は一例であり、これに限られるものではない。例えば、撮像機能を具備するスマートフォン等の携帯端末から構成されていても良い。具体的には、例えば、携帯端末を用いて本実施形態の自分撮りを行う場合には、当該携帯端末の表示パネル側に露出されている撮像部のレンズ部(所謂、インカメラ)を利用することで、撮像部により撮像されて表示パネルに表示される被写体の動画像を当該被写体自身に視認させることが可能な状態となる。
また、上記実施形態にあっては、判別手段、特定手段、設定手段としての機能を、中央制御部1の制御下にて、判別部、特定部、設定部が駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
すなわち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、判別処理ルーチン、特定処理ルーチン、設定処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、判別処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、所定対象物を判別する手段として機能させるようにしても良い。また、特定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、判別処理ルーチンにより複数の所定対象物が判別された場合に、撮像画像内における物体の検出領域を設定する際の位置の基準となる所定対象物を特定する手段として機能させるようにしても良い。また、設定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、特定処理ルーチンにより特定された所定対象物の状態に応じて、所定位置に検出領域を設定する手段として機能させるようにしても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
撮像画像から物体を検出する検出装置であって、
所定対象物を判別する判別手段と、
前記判別手段により複数の所定対象物が判別された場合に、撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する際の位置の基準となる所定対象物を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された所定対象物の状態に応じて、所定位置に前記検出領域を設定する設定手段と、
を備えることを特徴とする検出装置。
<請求項2>
前記設定手段は、前記特定手段により特定された所定対象物の状態に応じて、撮像画像内で当該所定対象物に近接する位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
<請求項3>
前記判別手段により判別された所定対象物が予め登録されている特定対象物であるか否かを判定する認証手段を更に備え、
前記特定手段は、前記認証手段により前記所定対象物が予め登録されている特定対象物であると判定された場合に、当該所定対象物を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の検出装置。
<請求項4>
前記特定対象物に係る情報には、優先順位に係る情報が対応付けられて登録されているものがあり、
前記特定手段は、前記認証手段により前記特定対象物であると判定された所定対象物が複数ある場合に、当該複数の所定対象物のうち、前記優先順位に応じて特定対象物であると判定された所定対象物を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定することを特徴とする請求項3に記載の検出装置。
<請求項5>
前記特定対象物には、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定されないようにした特別対象物があり、
前記設定手段は、前記認証手段により前記特定対象物であると判定された所定対象物が前記特別対象物である場合に、当該所定対象物の状態によらない特定位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項3又は4に記載の検出装置。
<請求項6>
前記所定対象物は、人の顔であり、
前記判別手段は、人の顔を判別し、
前記認証手段は、前記判別手段により判別された人の顔が予め登録されている特定の人の顔であるか否かを判定し、
前記特定手段は、前記認証手段により前記人の顔が予め登録されている特定の人の顔であると判定された場合に、当該人の顔を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定し、
前記設定手段は、前記認証手段により前記特定の人の顔であると判定された人の顔の位置に対して、その人が手を動かしやすい位置に前記検出領域を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載の検出装置。
<請求項7>
前記設定手段は、前記人の顔の位置に対して、所定の距離離れ且つ所定の角度をなす位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項6に記載の検出装置。
<請求項8>
前記設定手段は、前記検出領域が前記認証手段により前記特定の人の顔であると判定された人の顔以外の人の顔と重なる場合に、当該人の顔と重ならない位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項6又は7に記載の検出装置。
<請求項9>
前記特定の人の顔に係る情報には、当該特定の人の利き腕に係る情報が対応付けられて登録されているものがあり、
前記設定手段は、前記特定の人の利き腕側に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項6〜8の何れか一項に記載の検出装置。
<請求項10>
前記判別手段により判別された所定対象物が予め登録されている特定対象物であるか否かを判定する認証手段を更に備え、
前記特定手段は、前記認証手段により、前記判別手段により判別された前記所定対象物が何れも予め登録されている特定対象物であると判定されなかった場合に、当該所定対象物のうち、撮像画像内の左右両端に存する何れか一方の所定対象物を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の検出装置。
<請求項11>
前記特定手段は、前記撮像画像内の左右両端に存する所定対象物のうち、当該所定対象物以外の所定対象物が存しない側の撮像画像の端までの距離が長い方の所定対象物を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定することを特徴とする請求項10に記載の検出装置。
<請求項12>
前記設定手段は、前記特定手段により特定された所定対象物の位置に対して、当該所定対象物以外の所定対象物が存しない側に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項11に記載の検出装置。
<請求項13>
前記所定対象物は、人の顔であり、
前記判別手段は、人の顔を判別し、
前記認証手段は、前記判別手段により判別された人の顔が予め登録されている特定の人の顔であるか否かを判定し、
前記特定手段は、前記判別手段により判別された人の顔が何れも予め登録されている特定の人の顔であると判定されなかった場合に、当該人の顔のうち、撮像画像内の左右両端に存する何れか一方の人の顔を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定し、
前記設定手段は、前記特定手段により特定された人の顔の位置に対して、その人が手を動かしやすい位置に前記検出領域を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項10〜12の何れか一項に記載の検出装置。
<請求項14>
前記設定手段は、前記人の顔の位置に対して、所定の距離離れ且つ所定の角度をなす位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項13に記載の検出装置。
<請求項15>
撮像画像から物体を検出する検出装置であって、
所定対象物が予め登録されている特定対象物であるか否かを判定する認証手段と、
前記認証手段により前記所定対象物が予め登録されている特定対象物であると判定された場合に、当該所定対象物の状態に応じて、所定位置に撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する設定手段と、
を備えることを特徴とする検出装置。
<請求項16>
前記所定対象物は、人の顔であり、
前記認証手段は、前記人の顔が予め登録されている特定の人の顔であるか否かを判定し、
前記設定手段は、前記認証手段により前記人の顔が予め登録されている特定の人の顔であると判定された場合に、当該人の顔の位置に対して、その人が手を動かしやすい位置に前記検出領域を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項15に記載の検出装置。
<請求項17>
前記設定手段は、前記人の顔の位置に対して、所定の距離離れ且つ所定の角度をなす位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項16に記載の検出装置。
<請求項18>
撮像手段により逐次撮像される画像内から移動し得る物体である特定対象物の位置を検出する物体検出手段と、
前記物体検出手段により検出された前記特定対象物の位置に基づいて物体の移動を検出する検出領域を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された検出領域内で物体の移動を検出する移動検出手段と、
前記物体検出手段により検出された前記特定対象物が移動を検出する対象であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に応じて、前記特定対象物の位置と前記検出領域の位置との関係が変化するように前記設定手段による検出領域の設定を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする検出装置。
<請求項19>
前記制御手段は、前記判定手段により前記特定対象物が移動を検出する対象でないと判定された場合には、当該特定対象物が移動を検出する対象であると判定された場合と比較して、前記移動し得る物体の位置と前記検出領域の位置とがより離れるように前記設定手段による検出領域の設定を制御することを特徴とする請求項18に記載の検出装置。
<請求項20>
前記制御手段は、前記物体検出手段により前記特定対象物が複数検出された場合には、前記判定手段による各々の特定対象物に対する判定結果に応じて、各々の特定対象物の位置と前記検出領域の位置との関係が変化するように前記設定手段による検出領域の設定を制御することを特徴とする請求項18又は19に記載の検出装置。
<請求項21>
撮像画像から物体を検出する検出方法であって、
所定対象物を判別する処理と、
複数の所定対象物が判別された場合に、撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する際の位置の基準となる所定対象物を特定する処理と、
前記検出領域を設定する際の位置の基準となる所定対象物として特定された所定対象物の状態に応じて、所定位置に前記検出領域を設定する処理と、
を含むことを特徴とする検出方法。
<請求項22>
撮像画像から物体を検出する検出装置のコンピュータに、
所定対象物を判別する判別機能、
前記判別機能により複数の所定対象物が判別された場合に、撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する際の位置の基準となる所定対象物を特定する特定機能、
前記特定機能により特定された所定対象物の状態に応じて、所定位置に前記検出領域を設定する設定機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
<請求項23>
撮像画像から物体を検出する検出方法であって、
所定対象物が予め登録されている特定対象物であるか否かを判定する処理と、
前記所定対象物が予め登録されている特定対象物であると判定された場合に、当該所定対象物の状態に応じて、所定位置に撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する処理と、
を含むことを特徴とする検出方法。
<請求項24>
撮像画像から物体を検出する検出装置のコンピュータに、
所定対象物が予め登録されている特定対象物であるか否かを判定する認証機能、
前記認証機能により前記所定対象物が予め登録されている特定対象物であると判定された場合に、当該所定対象物の状態に応じて、所定位置に撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する設定機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
<請求項25>
撮像手段により逐次撮像される画像内から移動し得る物体を検出する検出方法であって、
前記物体である特定対象物の位置を検出する処理と、
検出された前記特定対象物の位置に基づいて物体の移動を検出する検出領域を設定する処理と、
設定された検出領域内で物体の移動を検出する処理と、
検出された前記特定対象物が移動を検出する対象であるか否かを判定する処理と、
判定結果に応じて、前記特定対象物の位置と前記検出領域の位置との関係が変化するように前記設検出領域の設定を制御する処理と、
を含むことを特徴とする検出方法。
<請求項26>
撮像手段により逐次撮像される画像内から移動し得る物体を検出する検出装置のコンピュータに、
前記物体である特定対象物の位置を検出する物体検出機能、
前記物体検出機能により検出された前記特定対象物の位置に基づいて物体の移動を検出する検出領域を設定する設定機能、
前記設定機能により設定された検出領域内で物体の移動を検出する移動検出機能、
前記物体検出機能により検出された前記特定対象物が移動を検出する対象であるか否かを判定する判定機能、
前記判定機能による判定結果に応じて、前記特定対象物の位置と前記検出領域の位置との関係が変化するように前記設定機能による検出領域の設定を制御する制御機能、
を実現させることを特徴とするプログラム。
100 撮像装置
1 中央制御部
3 撮像部
4 撮像制御部
4a 状態判定部
4b 判別部
4c 認証部
4d 特定部
4e 設定部
4f 検出部
4g 開始制御部
6 記憶部
6a 顔画像データファイル
6b 設定条件テーブル
8 表示部
8a 表示パネル
8b 表示制御部
T 検出領域

Claims (26)

  1. 撮像画像から物体を検出する検出装置であって、
    所定対象物を判別する判別手段と、
    前記判別手段により複数の所定対象物が判別された場合に、撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する際の位置の基準となる所定対象物を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された所定対象物の状態に応じて、所定位置に前記検出領域を設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする検出装置。
  2. 前記設定手段は、前記特定手段により特定された所定対象物の状態に応じて、撮像画像内で当該所定対象物に近接する位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記判別手段により判別された所定対象物が予め登録されている特定対象物であるか否かを判定する認証手段を更に備え、
    前記特定手段は、前記認証手段により前記所定対象物が予め登録されている特定対象物であると判定された場合に、当該所定対象物を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の検出装置。
  4. 前記特定対象物に係る情報には、優先順位に係る情報が対応付けられて登録されているものがあり、
    前記特定手段は、前記認証手段により前記特定対象物であると判定された所定対象物が複数ある場合に、当該複数の所定対象物のうち、前記優先順位に応じて特定対象物であると判定された所定対象物を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定することを特徴とする請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記特定対象物には、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定されないようにした特別対象物があり、
    前記設定手段は、前記認証手段により前記特定対象物であると判定された所定対象物が前記特別対象物である場合に、当該所定対象物の状態によらない特定位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項3又は4に記載の検出装置。
  6. 前記所定対象物は、人の顔であり、
    前記判別手段は、人の顔を判別し、
    前記認証手段は、前記判別手段により判別された人の顔が予め登録されている特定の人の顔であるか否かを判定し、
    前記特定手段は、前記認証手段により前記人の顔が予め登録されている特定の人の顔であると判定された場合に、当該人の顔を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定し、
    前記設定手段は、前記認証手段により前記特定の人の顔であると判定された人の顔の位置に対して、その人が手を動かしやすい位置に前記検出領域を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載の検出装置。
  7. 前記設定手段は、前記人の顔の位置に対して、所定の距離離れ且つ所定の角度をなす位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項6に記載の検出装置。
  8. 前記設定手段は、前記検出領域が前記認証手段により前記特定の人の顔であると判定された人の顔以外の人の顔と重なる場合に、当該人の顔と重ならない位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項6又は7に記載の検出装置。
  9. 前記特定の人の顔に係る情報には、当該特定の人の利き腕に係る情報が対応付けられて登録されているものがあり、
    前記設定手段は、前記特定の人の利き腕側に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項6〜8の何れか一項に記載の検出装置。
  10. 前記判別手段により判別された所定対象物が予め登録されている特定対象物であるか否かを判定する認証手段を更に備え、
    前記特定手段は、前記認証手段により、前記判別手段により判別された前記所定対象物が何れも予め登録されている特定対象物であると判定されなかった場合に、当該所定対象物のうち、撮像画像内の左右両端に存する何れか一方の所定対象物を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の検出装置。
  11. 前記特定手段は、前記撮像画像内の左右両端に存する所定対象物のうち、当該所定対象物以外の所定対象物が存しない側の撮像画像の端までの距離が長い方の所定対象物を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定することを特徴とする請求項10に記載の検出装置。
  12. 前記設定手段は、前記特定手段により特定された所定対象物の位置に対して、当該所定対象物以外の所定対象物が存しない側に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項11に記載の検出装置。
  13. 前記所定対象物は、人の顔であり、
    前記判別手段は、人の顔を判別し、
    前記認証手段は、前記判別手段により判別された人の顔が予め登録されている特定の人の顔であるか否かを判定し、
    前記特定手段は、前記判別手段により判別された人の顔が何れも予め登録されている特定の人の顔であると判定されなかった場合に、当該人の顔のうち、撮像画像内の左右両端に存する何れか一方の人の顔を、前記検出領域を設定する際の位置の基準として特定し、
    前記設定手段は、前記特定手段により特定された人の顔の位置に対して、その人が手を動かしやすい位置に前記検出領域を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項10〜12の何れか一項に記載の検出装置。
  14. 前記設定手段は、前記人の顔の位置に対して、所定の距離離れ且つ所定の角度をなす位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項13に記載の検出装置。
  15. 撮像画像から物体を検出する検出装置であって、
    所定対象物が予め登録されている特定対象物であるか否かを判定する認証手段と、
    前記認証手段により前記所定対象物が予め登録されている特定対象物であると判定された場合に、当該所定対象物の状態に応じて、所定位置に撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする検出装置。
  16. 前記所定対象物は、人の顔であり、
    前記認証手段は、前記人の顔が予め登録されている特定の人の顔であるか否かを判定し、
    前記設定手段は、前記認証手段により前記人の顔が予め登録されている特定の人の顔であると判定された場合に、当該人の顔の位置に対して、その人が手を動かしやすい位置に前記検出領域を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項15に記載の検出装置。
  17. 前記設定手段は、前記人の顔の位置に対して、所定の距離離れ且つ所定の角度をなす位置に前記検出領域を設定することを特徴とする請求項16に記載の検出装置。
  18. 撮像手段により逐次撮像される画像内から移動し得る物体である特定対象物の位置を検出する物体検出手段と、
    前記物体検出手段により検出された前記特定対象物の位置に基づいて物体の移動を検出する検出領域を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された検出領域内で物体の移動を検出する移動検出手段と、
    前記物体検出手段により検出された前記特定対象物が移動を検出する対象であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に応じて、前記特定対象物の位置と前記検出領域の位置との関係が変化するように前記設定手段による検出領域の設定を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする検出装置。
  19. 前記制御手段は、前記判定手段により前記特定対象物が移動を検出する対象でないと判定された場合には、当該特定対象物が移動を検出する対象であると判定された場合と比較して、前記移動し得る物体の位置と前記検出領域の位置とがより離れるように前記設定手段による検出領域の設定を制御することを特徴とする請求項18に記載の検出装置。
  20. 前記制御手段は、前記物体検出手段により前記特定対象物が複数検出された場合には、前記判定手段による各々の特定対象物に対する判定結果に応じて、各々の特定対象物の位置と前記検出領域の位置との関係が変化するように前記設定手段による検出領域の設定を制御することを特徴とする請求項18又は19に記載の検出装置。
  21. 撮像画像から物体を検出する検出方法であって、
    所定対象物を判別する処理と、
    複数の所定対象物が判別された場合に、撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する際の位置の基準となる所定対象物を特定する処理と、
    前記検出領域を設定する際の位置の基準となる所定対象物として特定された所定対象物の状態に応じて、所定位置に前記検出領域を設定する処理と、
    を含むことを特徴とする検出方法。
  22. 撮像画像から物体を検出する検出装置のコンピュータに、
    所定対象物を判別する判別機能、
    前記判別機能により複数の所定対象物が判別された場合に、撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する際の位置の基準となる所定対象物を特定する特定機能、
    前記特定機能により特定された所定対象物の状態に応じて、所定位置に前記検出領域を設定する設定機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  23. 撮像画像から物体を検出する検出方法であって、
    所定対象物が予め登録されている特定対象物であるか否かを判定する処理と、
    前記所定対象物が予め登録されている特定対象物であると判定された場合に、当該所定対象物の状態に応じて、所定位置に撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する処理と、
    を含むことを特徴とする検出方法。
  24. 撮像画像から物体を検出する検出装置のコンピュータに、
    所定対象物が予め登録されている特定対象物であるか否かを判定する認証機能、
    前記認証機能により前記所定対象物が予め登録されている特定対象物であると判定された場合に、当該所定対象物の状態に応じて、所定位置に撮像画像内における前記物体の検出領域を設定する設定機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  25. 撮像手段により逐次撮像される画像内から移動し得る物体を検出する検出方法であって、
    前記物体である特定対象物の位置を検出する処理と、
    検出された前記特定対象物の位置に基づいて物体の移動を検出する検出領域を設定する処理と、
    設定された検出領域内で物体の移動を検出する処理と、
    検出された前記特定対象物が移動を検出する対象であるか否かを判定する処理と、
    判定結果に応じて、前記特定対象物の位置と前記検出領域の位置との関係が変化するように前記設検出領域の設定を制御する処理と、
    を含むことを特徴とする検出方法。
  26. 撮像手段により逐次撮像される画像内から移動し得る物体を検出する検出装置のコンピュータに、
    前記物体である特定対象物の位置を検出する物体検出機能、
    前記物体検出機能により検出された前記特定対象物の位置に基づいて物体の移動を検出する検出領域を設定する設定機能、
    前記設定機能により設定された検出領域内で物体の移動を検出する移動検出機能、
    前記物体検出機能により検出された前記特定対象物が移動を検出する対象であるか否かを判定する判定機能、
    前記判定機能による判定結果に応じて、前記特定対象物の位置と前記検出領域の位置との関係が変化するように前記設定機能による検出領域の設定を制御する制御機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
JP2014192130A 2014-09-22 2014-09-22 検出装置、検出方法及びプログラム Active JP6492483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014192130A JP6492483B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 検出装置、検出方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014192130A JP6492483B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 検出装置、検出方法及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016063502A true JP2016063502A (ja) 2016-04-25
JP2016063502A5 JP2016063502A5 (ja) 2017-11-02
JP6492483B2 JP6492483B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=55796247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014192130A Active JP6492483B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 検出装置、検出方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6492483B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107707815A (zh) * 2017-09-26 2018-02-16 北京金山安全软件有限公司 一种图像处理方法、装置、电子设备及存储介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117975A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Oki Electric Ind Co Ltd 撮影装置および撮影方法
JP2013183185A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、撮影制御方法及びプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117975A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Oki Electric Ind Co Ltd 撮影装置および撮影方法
JP2013183185A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Casio Comput Co Ltd 撮像装置、撮影制御方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107707815A (zh) * 2017-09-26 2018-02-16 北京金山安全软件有限公司 一种图像处理方法、装置、电子设备及存储介质
CN107707815B (zh) * 2017-09-26 2019-10-15 北京金山安全软件有限公司 一种图像处理方法、装置、电子设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP6492483B2 (ja) 2019-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6106921B2 (ja) 撮像装置、撮像方法および撮像プログラム
JP4264663B2 (ja) 撮影装置、画像処理装置、および、これらにおける画像処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP5251215B2 (ja) デジタルカメラ
US9584713B2 (en) Image capturing apparatus capable of specifying an object in image data based on object detection, motion detection and/or object recognition, communication apparatus communicating with image capturing apparatus, and control method therefor
JP6024728B2 (ja) 検出装置、検出方法及びプログラム
US10158798B2 (en) Imaging apparatus and method of controlling the same
JP2008197837A (ja) 画像処理装置
US9628700B2 (en) Imaging apparatus, imaging assist method, and non-transitory recoding medium storing an imaging assist program
US11496670B2 (en) Electronic device with display screen capable of reliable detection of a user selected displayed eye region in a scene to be captured, and region selection method
US9992405B2 (en) Image capture control apparatus and control method of the same
JP2014146989A (ja) 撮像装置、撮像方法および撮像プログラム
JP5880135B2 (ja) 検出装置、検出方法及びプログラム
JP6270578B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
US8866934B2 (en) Image pickup apparatus capable of deleting video effect superimposed on moving image, method of controlling the apparatus, and moving image-recording apparatus, as well as storage medium
KR102497526B1 (ko) 검출 장치, 검출 제어 방법 및 컴퓨터 프로그램
JP6693071B2 (ja) 撮像装置、撮像制御方法及びプログラム
JP6492483B2 (ja) 検出装置、検出方法及びプログラム
JP2014067315A (ja) 認証装置、認証方法、および、そのプログラム
JP5228927B2 (ja) 電子機器、動作制御方法及びプログラム
JP6432290B2 (ja) 撮像装置、撮像制御方法、及びプログラム
JP2020115679A (ja) 物体検出装置、検出制御方法及びプログラム
JPWO2020129620A1 (ja) 撮像制御装置、撮像装置、撮像制御方法
JP6443156B2 (ja) 検出装置、検出制御方法、及びプログラム
JP6497887B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム
JP2010171841A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170921

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6492483

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150