JP2016063435A - スキャンジョブ実行システム、画像処理装置、スキャンジョブ実行方法及びプログラム - Google Patents

スキャンジョブ実行システム、画像処理装置、スキャンジョブ実行方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末装置から画像処理装置にジョブ実行指示を送信してスキャンジョブを実行させる場合に、誤って他人の原稿に対して読み取りが実行される問題を解決できるスキャンジョブ実行システム及び該システムに用いられる画像処理装置等を提供する。
【解決手段】携帯端末装置1からスキャンジョブのジョブ設定情報とログイン情報とを含むジョブ実行指示が画像処理装置に送信される。画像処理装置は、原稿読み取り手段24により読み取られる原稿がセットされているかどうかを判定し、セットされているときに、原稿がログインした携帯端末装置のユーザーの原稿かどうかを確認するための確認情報を取得する。確認情報に基づき、セットされた原稿がスキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか判定され、ユーザーの原稿であると判定された場合、携帯端末装置からのジョブ設定情報に基づいてスキャンジョブが実行される。
【選択図】 図4

Description

この発明は、プリンタ機能、ファクシミリ機能、スキャン機能等の機能を備えた多機能デジタル画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherals)等の画像処理装置と、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末装置を備えたスキャンジョブ実行システム、画像処理装置、同システムで実行されるスキャンジョブ実行方法及びスキャンジョブ実行プログラムに関する。
画像処理装置と携帯端末装置間の無線通信技術とインターフェース技術の発展により、携帯端末装置から画像処理装置に対して、原稿の読み取りを含むスキャンジョブを始め、各種のジョブの実行を指示することが可能になっている。
ところで、パーソナルコンピュータから画像処理装置にTWAIN(Tool Without An Interesting Name)によってスキャンジョブを送信するときは、画像処理装置がスキャンジョブで占有されてしまい、他のユーザーに迷惑がかかる。また、携帯端末装置を使用して画像処理装置にスキャンジョブを送信する場合に、携帯端末装置で認証を行って画像処理装置の操作パネルでジョブ設定を行う方式においても、画像処理装置が占有されてしまう。さらに、割り込みにより画像処理装置の操作パネルからジョブ設定を行う場合も同様に画像処理装置が占有されてしまう。
そこで、画像処理装置の前でスキャンジョブの設定に時間をかけないように、読み取った原稿の画像データを記憶領域であるボックスに送信して保存するScanToBoxをデフォルト設定しておき、読み取った原稿の画像データをまずボックスに保存し、後からパーソナルコンピュータ等から画像処理装置にアクセスして、ボックスに保存した画像データに対して、画像変換設定や送信先設定を行うことも考えられるが、上位の解像度への変換等の上位の画像変換設定ができないという不都合がある。
そのため、携帯端末装置でスキャンジョブのジョブ設定をしておき、認証情報とジョブ設定を含むスキャンジョブの実行指示を画像処理装置に送信し、画像処理装置はこのジョブ実行指示を受信して認証を行うとともに、認証後直ちに設定された条件で読み取り(スキャン)を開始するのが望ましい。
なお、特許文献1には、画像処理装置と端末装置とが通信ネットワークを介して互いに接続され、複写条件を編集する際の操作性を向上させることができる複写システムであって、第1複写条件編集部が、ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集し、この複写条件に基づいて、複写処理部が原稿の複写を行い、第1複写条件送信部が、複写の実行に基づいて、複写に用いられた複写条件を端末装置へ送信し、更に、複写条件保持部が、端末装置から受信した複写条件を保持し、複写処理部が、複写条件保持部内の複写条件に基づいて、原稿の複写を行うシステムが開示されている。
特開2012−222759号公報
しかしながら、携帯端末装置からジョブ実行指示を画像処理装置に送信し、画像処理装置が認証成功と同時にスキャンを開始する場合に、認証後直ちに画像処理装置の原稿載置部にセットされた原稿に対してそのままスキャンを開始する構成にすると、次のような問題があった。
すなわち、他のユーザーが画像処理装置でスキャンジョブを実行するために原稿を原稿載置部にセットしてスキャンを開始する前に、携帯端末装置から異なるユーザーのジョブ実行指示が送信され認証が行われると、原稿載置部に既にセットされている他人の原稿がそのまま誤ってスキャンされてしまうという問題があった。
なお、上述の特許文献1に記載の技術は、このような問題に対して解決策を提供しうるものではなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、携帯端末装置から画像処理装置にジョブ実行指示を送信して、画像処理装置にスキャンジョブを実行させる場合に、誤って他人の原稿に対して読み取りが実行されてしまう問題を解決できるスキャンジョブ実行システム及び該システムに用いられる画像処理装置を提供し、さらに前記システムで実行されるスキャンジョブ実行方法及びスキャンジョブ実行プログラムを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)相互に接続可能な画像処理装置と携帯端末装置とを備えたスキャンジョブ実行システムであって、前記携帯端末装置は、前記画像処理装置の原稿読み取り手段により原稿を読み取るスキャンジョブについてのジョブ設定画面を表示する表示手段と、前記ジョブ設定画面で設定されたジョブ設定情報と、前記画像処理装置にログインするためのログイン情報とを含むジョブ実行指示を、前記画像処理装置に送信する送信手段と、を備え、前記画像処理装置は、原稿読み取り手段と、前記原稿読み取り手段により読み取られる原稿が原稿載置部にセットされているかどうかを判定する原稿セット判定手段と、前記携帯端末装置からの前記ジョブ実行指示を受信する受信手段と、前記原稿セット判定手段により原稿がセットされていると判定された後に、前記原稿が前記ログイン情報に基づいて自装置にログインした前記携帯端末装置のユーザーの原稿かどうかを確認するための確認情報を取得する確認情報取得手段と、前記確認情報取得手段により取得された前記確認情報に基づいて、前記セットされた原稿が前記スキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか否かを判定する原稿真偽判定手段と、前記原稿真偽判定手段により、前記ユーザーの原稿であると判定された場合は、前記ジョブ設定情報に基づいて前記スキャンジョブを実行し、前記ユーザーの原稿でないと判定された場合は、前記ジョブ実行指示を破棄するジョブ実行手段と、を備えたことを特徴とするスキャンジョブ実行システム。
(2)前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、無線通信手段により携帯端末装置を特定する情報を取得し、前記原稿真偽判定手段は、前記取得された携帯端末装置を特定する情報と、前記携帯端末装置からのジョブ実行指示に含まれる携帯端末装置を特定する情報とを比較し、一致すれば前記ユーザーの原稿であると判定する前項1に記載のスキャンジョブ実行システム。
(3)前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、原稿がセットされた時刻を取得し、前記原稿真偽判定手段は、前記取得された原稿セット時刻と、前記受信受信手段により受信された前記ジョブ実行指示の受信時刻とを比較し、その時間差が予め設定された時間以内である場合は、前記ユーザーの原稿であると判定する前項1に記載のスキャンジョブ実行システム。
(4)前記携帯端末装置の送信手段は、前記原稿に関連する情報を前記画像処理装置に送信し、前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、原稿から読み取られた原稿に関する情報を取得し、前記原稿真偽判定手段は、前記取得された原稿に関連する情報と、前記携帯端末装置から送信された原稿に関連する情報を比較し、一致する場合は、前記ユーザーの原稿であると判定する前項1に記載のスキャンジョブ実行システム。
(5)前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、前記画像処理装置と携帯端末装置との通信が近距離無線通信により行われているか否かについての情報を取得し、前記原稿真偽判定手段は、前記画像処理装置と携帯端末装置との通信が近距離無線通信により行われている場合は、前記ユーザーの原稿であると判定する前項1に記載のスキャンジョブ実行システム。
(6)前記画像処理装置はさらに、前記画像処理装置の受信手段により前記携帯端末装置からの前記ジョブ実行指示を受信したときに、前記原稿セット判定手段により原稿が原稿載置部にセットされていないと判定されたときに、原稿待受モードに移行可能か否かを判定する待受モード判定手段と、前記待受モード判定手段により、原稿待受モードに移行可能と判定された場合は、自装置を原稿待受モードに移行させるモード移行手段と、を備え、前記ジョブ実行手段は、前記モード移行手段により移行された原稿待受モード中に、前記原稿が原稿載置部にセットされたときは、前記スキャンジョブを実行する前項1〜5のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システム。
(7)前記待受モード判定手段は、画像処理装置の表示部にスキャン操作画面が表示されていないときは、原稿待受モードに移行可能と判定する前項6に記載のスキャンジョブ実行システム。
(8)前記待受モード判定手段は、前記画像処理装置と携帯端末装置との通信が近距離無線通信により行われている場合は、原稿待受モードに移行可能と判定する前項6に記載のスキャンジョブ実行システム。
(9)前記携帯端末装置の送信手段は、前記原稿に関連する情報を前記画像処理装置に送信し、前記待受モード判定手段は、前記携帯端末装置から前記原稿に関連する情報が送信されている場合は、原稿待受モードに移行可能と判定する前項6に記載のスキャンジョブ実行システム。
(10)前記原稿に関連する情報は、原稿の1ページ目に含まれている画像データまたはテキストデータである前項4または9に記載のスキャンジョブ実行システム。
(11)前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、自装置の近傍に存在するユーザーの人数についての情報を取得し、前記原稿真偽判定手段は、前記取得されたユーザーの人数についての情報を解析して、自装置の近傍に存在するユーザーが一人のみの場合は前記ユーザーの原稿であると判定する前項1、6〜9のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システム。
(12)前記原稿真偽判定手段は、自装置の近傍に存在するユーザーが一人のみの場合であって、かつ自装置が使用されていない場合に前記ユーザーの原稿であると判定する前項11に記載のスキャンジョブ実行システム。
(13)前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、自装置の近傍に存在する携帯端末装置の数についての情報を取得することによりユーザーの人数についての情報を取得するか、画像処理装置に備えられた、自装置に接近してくるユーザーを検知できる近接センサーの出力に基づいて、ユーザーの人数についての情報を取得する前項11または12に記載のスキャンジョブ実行システム。
(14)前記携帯端末装置の数についての情報取得は通信用音データを使用して行われる前項13に記載のスキャンジョブ実行システム。
(15)前記画像処理装置は、前記ジョブ実行手段によるスキャンジョブの実行後は、前記携帯端末装置のユーザーをログアウトさせる前項1〜14のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システム。
(16)前記画像処理装置にジョブ実行指示を送信したユーザーがパブリックユーザーである場合は、前記画像処理装置は前記セットされた原稿が前記スキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか否かを判定することなく、前記ジョブ実行手段は前記スキャンジョブを実行する前項1〜15のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システム。
(17)前記画像処理装置は、スリープモードにおいて、前記携帯端末装置との無線通信により携帯端末装置が自装置の近傍に存在していることを検知したときは、自装置に備えられた近接センサにより人が自装置に接近しても、前記スリープモードからの復帰を行わない前項1〜16のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システム。
(18)前項1〜17のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システムに用いられる画像処理装置。
(19)相互に接続可能な画像処理装置と携帯端末装置とを備えたスキャンジョブ実行システムで実行されるスキャンジョブ実行方法であって、前記携帯端末装置は、前記画像処理装置により原稿を読み取るスキャンジョブについてのジョブ設定画面を表示手段に表示するステップと、前記ジョブ設定画面で設定されたジョブ設定情報と、前記画像処理装置にログインするためのログイン情報とを含むジョブ実行指示を、前記画像処理装置に送信する送信ステップと、を備え、前記画像処理装置は、原稿読み取りステップと、前記原稿読み取りステップにより読み取られる原稿が原稿載置部にセットされているかどうかを判定する原稿セット判定ステップと、前記原稿セット判定ステップにより原稿がセットされていると判定された後に、前記原稿が前記ログイン情報に基づいて自装置にログインした前記携帯端末装置のユーザーの原稿かどうかを確認するための確認情報を取得する確認情報取得ステップと、前記携帯端末装置からの前記ジョブ実行指示を受信する受信ステップと、前記確認情報取得ステップにより取得された前記確認情報に基づいて、前記セットされた原稿が前記スキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか否かを判定する原稿真偽判定ステップと、前記原稿真偽判定ステップにより、前記ユーザーの原稿であると判定された場合は、前記ジョブ設定情報に基づいて前記スキャンジョブを実行し、前記ユーザーの原稿でないと判定された場合は、前記ジョブ実行指示を破棄するジョブ実行ステップと、を備えたことを特徴とするスキャンジョブ実行方法。
(20)相互に接続可能な画像処理装置と該画像処理装置にスキャンジョブを発行した携帯端末装置とを備えたスキャンジョブ実行システムに用いられる前記画像処理装置のコンピュータに、原稿読み取りステップと、前記原稿読み取りステップにより読み取られる原稿が原稿載置部にセットされているかどうかを判定する原稿セット判定ステップと、前記原稿セット判定ステップにより原稿がセットされていると判定された後に、前記原稿が前記ログイン情報に基づいて自装置にログインした前記携帯端末装置のユーザーの原稿かどうかを確認するための確認情報を取得する確認情報取得ステップと、前記携帯端末装置からの前記ジョブ実行指示を受信する受信ステップと、前記確認情報取得ステップにより取得された前記確認情報に基づいて、前記セットされた原稿が前記スキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか否かを判定する原稿真偽判定ステップと、前記原稿真偽判定ステップにより、前記ユーザーの原稿であると判定された場合は、前記携帯端末装置から送信されたジョブ設定情報に基づいて前記スキャンジョブを実行し、前記ユーザーの原稿でないと判定された場合は、前記ジョブ実行指示を破棄するジョブ実行ステップと、を実行させるためのスキャンジョブ実行プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、携帯端末装置からスキャンジョブのジョブ設定情報と、画像処理装置にログインするためのログイン情報とを含むジョブ実行指示が画像処理装置に送信される。画像処理装置は、原稿読み取り手段により読み取られる原稿が原稿載置部にセットされているかどうかを判定し、セットされていると判定されたときに、原稿が前記ログイン情報に基づいて自装置にログインした前記携帯端末装置のユーザーの原稿かどうかを確認するための確認情報を取得する。この取得された前記確認情報に基づいて、セットされた原稿がスキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか否かが判定され、ユーザーの原稿であると判定された場合は、携帯端末装置からのジョブ設定情報に基づいてスキャンジョブが実行され、ユーザーの原稿でないと判定された場合は、ジョブ実行指示は破棄される。
つまり、セットされた原稿がスキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であると判定された場合にのみ、携帯端末装置からのジョブ設定情報に基づいてスキャンジョブが実行されるから、誤って他人の原稿に対して読み取りが実行されてしまう問題を解消することができる。
前項(2)〜(5)に記載の発明によれば、セットされた原稿がスキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるかどうかを精度良く判定することができる。
前項(6)に記載の発明によれば、前記画像処理装置の受信手段により、前記携帯端末装置からの前記ジョブ実行指示を受信したときに、原稿が原稿載置部にセットされていなければ、原稿待受モードに移行可能か否かが判定され、原稿待受モードに移行可能と判定された場合には、画像処理装置は原稿待受モードに移行し、この移行された原稿待受モード中に、原稿が原稿載置部にセットされたときは、スキャンジョブが実行されるから、第三者の原稿をスキャンするおそれがあるような場合は原稿待受モードに移行しないようにすることで、第三者の原稿を誤ってスキャンする不都合をなくすことができる。
前項(7)〜(9)に記載の発明によれば、第三者の原稿を誤ってスキャンするおそれが少ない場合に、原稿待受モードに移行する。
前項(10)〜(14)に記載の発明によれば、セットされた原稿がスキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるかどうか、または原稿待受モードに移行可能か否かを精度良く判定することができる。
前項(15)に記載の発明によれば、画像処理装置によるスキャンジョブの実行後は、携帯端末装置のユーザーは自動的にログアウトとなる。
前項(16)に記載の発明によれば、ジョブ実行指示を送信したユーザーがパブリックユーザーである場合は、セットされた原稿がスキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか否かを判定することなく、スキャンジョブが実行される。パブリックユーザーに対するスキャンジョブが許可されている場合は、強固なセキュリティは確保されていないと判断されることから、パブリックユーザーに対する利便性を優先したものである。
前項(17)に記載の発明によれば、スリープモードにおいて、携帯端末装置との無線通信により携帯端末装置が画像処理装置の近傍に存在していることを検知したときは、画像処理装置に備えられた近接センサにより人が自装置に接近しても、スリープモードからの復帰は行われない。
前項(18)及び(19)に記載の発明によれば、セットされた原稿がスキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であると判定された場合にのみ、携帯端末装置からのジョブ設定情報に基づいてスキャンジョブが実行されるから、誤って他人の原稿に対して読み取りが実行されてしまう問題を解消することができる。
前項(20)に記載の発明によれば、セットされた原稿がスキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であると判定された場合にのみ、携帯端末装置からのジョブ設定情報に基づいてスキャンジョブを実行する処理を、画像処理装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係るスキャンジョブ実行システムの構成図である。 携帯端末装置の構成を示すブロック図である。 画像処理装置の構成を示すブロック図である。 画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 図4のステップS02の確認情報取得処理の一例を示すフローチャートである。 図4のステップS03の原稿真偽判定処理の一例を示すフローチャートである。 図4のステップS02の確認情報取得処理の他の例を示すフローチャートである。 図4のステップS03の原稿真偽判定処理の他の例を示すフローチャートである。 自装置の近傍に存在するユーザーについての説明図である。 画像処理装置の動作の他の例を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るスキャンジョブ実行システムの構成図である。
このスキャンジョブ実行システムは、スマートフォンやタブレット端末等からなる携帯端末装置1と画像処理装置2を備え、これらの携帯端末装置1と画像処理装置2は、無線LANルータ3、ネットワーク4あるいは近距離無線通信を介して相互に接続可能となされている。符号5はネットワーク4に接続されたパーソナルコンピュータである。
この実施形態では、画像処理装置2としてコピー機能、プリント機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を備えた前述のMFPが用いられている。以下、画像処理装置をMFPとも記す。また、携帯端末装置を携帯端末または単に端末とも記す。
図2は、前記携帯端末1の構成を示すブロック図である。
携帯端末1は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、記憶部14と、表示部15と、タッチパネル16と、通信インターフェース(通信IF)17と、カメラ18等を備えている。
前記CPU11は、オペレーティングシステム(単にOSともいう)、MFP2と接続するためのアプリケーション(単にアプリともいう)、その他各種のアプリ等に基づいて、携帯端末1の全体を統括的に制御する。
前記ROM12は、前記CPU11の動作プログラム等が格納されているメモリであり、RAM13は、前記CPU11が動作プログラムを実行する際の作業領域を提供するメモリである。
前記記憶部14は、前記OS、アプリ、MFP2にログインするためのログイン情報等を保存するメモリである。
表示部15は、ウェブページの画像またはカメラ撮影画像等の各種の画像、ユーザーに対する操作画面、メッセージ等を表示したり、ユーザー操作に使用されるものであり、液晶等の表示デバイスにより構成されている。また、タッチパネル16は表示部15の画面上に設けられ、ユーザーのジェスチャ操作を含むタッチ操作を検出して、タッチされた座標等を特定するものである。
前記通信インターフェース17は、電話回線を通じて通話を行ったり、アクセスポイントを介して無線通信によりMFP2等とデータの送受を行ったり、近距離無線通信によりMFP2と無線通信を行うためのものである。前記カメラ18は、各種の被写体を撮影するものである。
図3はMFP2の構成を示すブロック図である。MFP2は、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を有する多機能デジタル画像形成装置である前述のMFPが用いられており、CPU21と、ROM22と、RAM23と、スキャナ部24と、記憶部25と、プリンタ部26と、操作パネル27と、ネットワークコントローラ(N1C)28と、無線通信部29と、人検出装置30等を備えている。
前記CPU21は、MFP2の全体を統括制御し、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の基本機能を使用可能に制御する。特にこの実施形態では、原稿載置部にセットされたスキャン用の原稿が、携帯端末1のユーザーの原稿かどうかを判断するための処理や、その判断結果に応じた処理等を行うが、詳細な説明は後述する。
前記ROM22は、CPU21の動作プログラム等を格納するメモリである。
前記RAM23は、CPU21が動作プログラムに基づいて動作する際の作業領域を提供するメモリである。
前記スキャナ部24は、原稿台(図示せず)や原稿自動搬送装置(ADF)等の原稿載置部にセットされた原稿の画像を読み取り、画像データを出力する原稿読み取り手段である。
前記記憶部25は、例えばハードディスクドライブ(HDD)などの不揮発性の記憶デバイスにより構成されており、スキャナ部24で読み取られた原稿の画像データや、他のMFPあるいはユーザ端末等から送信されてきたデータ、その他のデータが記憶されている。
前記プリンタ部26は、前記スキャナ部24で読み取られた原稿の画像データやユーザ端末からのプリントデータ等を、指示されたモードに従って印刷するものである。
前記操作パネル27は、各種入力操作等のために使用されるものであり、メッセージや操作画面等を表示するタッチパネル式液晶等からなる表示部271と、テンキー、スタートキー、ストップキー等を備えたキー入力部272を備えている。
前記ネットワークコントローラ28は、ネットワーク上の他のMFPや、その他の外部機器例えばユーザ端末等との間での通信を制御することにより、データの送受信を行うものである。
前記無線通信部29は携帯端末1と直接に近距離無線通信を行うためのインターフェースである。
前記人検出装置30は、MFP2に接近してくる人を検出するものであり、人体からの赤外線を検出する1個または複数個の人体検知センサーを備えており、このセンサーの出力に基づいて人の接近を検出する。
次に、図1に示したスキャンジョブ実行システムの動作を説明する。
ユーザーはMFP1の原稿台や自動原稿搬送装置に原稿をセットしたのち、携帯端末1のMFP接続用アプリを立ち上げて、MFP2と無線接続するとともに、携帯端末1の表示部15に前記アプリに基づいてスキャンジョブ設定画面を表示させる。
そして、スキャンジョブ設定画面上でカラーまたはモノクロモードの設定、解像度の設定、スキャンされた画像データを送信する場合は送信宛先の設定等を行った後、実行ボタンを押す。すると、ジョブ設定内容を示すジョブ設定情報とユーザー認証のための認証情報、さらには携帯端末1を一意に識別できるマックアドレスや携帯端末の名称等の識別情報を含むスキャンジョブ実行指示がMFP2に送信される。携帯端末1からMFP2へのジョブ実行指示の送信は、NFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信や、Wi-FiDIRECT等の直接無線通信でMFP2のWebAPI(Web Application Programming Interface)やSOAP(Simple Object Access Protocol)通信等を用いて行えば良い。
図4は、MFP2の動作を示すフローチャートである。この動作は、MFP2のCPU21がROM22等の記憶媒体に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS01で原稿が原稿台または自動原稿搬送装置にセットされたことを検出すると、ステップS02で、セットされた原稿が自装置にログインした携帯端末1のユーザーの原稿かどうかを確認するための確認情報の取得処理を実施する。確認情報取得処理については後述する。
次に、ステップS03で、携帯端末1からのスキャンジョブの実行指示を受信したかどうかを判断する。受信していなければ(ステップS03でNO)、受信するのを待つ。受信していれば(ステップS03でYES)、ジョブ実行指示に含まれているログイン情報に基づいてログインを許可した後、ステップS04で、原稿が携帯端末1のユーザーの原稿かどうかの原稿真偽判定処理を実行したのち、ステップS05に進む。原稿真偽判定処理については後述する。
ステップS05では、原稿真偽判定処理の結果に基づき、原稿が携帯端末1のユーザーの原稿かどうかを判断し、原稿が携帯端末1のユーザーの原稿であれば(ステップS05でYES)、ステップS06で、携帯端末1からのジョブ設定情報に基づいて前記原稿のスキャンを開始した後、ステップS07で、得られた画像データを指定された送信先に送信し、ステップS08に進む。原稿が携帯端末1のユーザーの原稿でなければ(ステップS05でNO)、ステップS09で、ジョブ実行指示を破棄した後、ステップS08に進む。ステップS08では携帯端末1からのユーザーをログアウトする。
このように、この実施形態では、セットされた原稿がスキャンジョブを指示した携帯端末1のユーザーの原稿であると判定された場合にのみ、携帯端末1からのジョブ設定情報に基づいてスキャンジョブが実行されるから、誤って他人の原稿に対して読み取りが実行されてしまう問題を解消することができる。
なお、MFP2にジョブ実行指示を送信した携帯端末1のユーザーがパブリックユーザーである場合は、セットされた原稿が携帯端末1のユーザーの原稿であるか否かを判定することなく、スキャンジョブを実行しても良い。パブリックユーザーに対するスキャンジョブが許可されている場合は、強固なセキュリティは要求されていないと判断されることから、パブリックユーザーに対する利便性を優先したものである。
図5は、図4のステップS02の確認情報取得処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS0201で、Wi-FiDIRECT等の直接無線通信によりMFP2の周辺の携帯端末1を検索したのち、ステップS0202で、1以上の携帯端末1があるかどうかを判断する。携帯端末1があれば(ステップS0202でYES)、ステップS0203で、MACアドレス、携帯端末1の名称等の携帯端末1を一意に識別できる識別情報を、確認情報として取得したのち、ステップS0204で、取得した識別情報を記憶部25等に保存し、リターンする。携帯端末1がなければ(ステップS0202でNO)、ステップS0205で、識別情報なしを記憶部25等に保存したのち、リターンする。
図6は、図4のステップS03の原稿真偽判定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS0301で、記憶部25等に保存した携帯端末1の識別情報を読み出した後、ステップS0302で、携帯端末1からのジョブ実行指示に含まれている識別情報と比較する。
ステップS0303では、読み出した識別情報と携帯端末1からの識別情報が一致するかどうかを判断する。一致した場合は(ステップS0303でYES)、ステップS0304で、セットされた原稿は端末ユーザーの原稿であると判定したのち、リターンする。一致しなければ(ステップS0303でNO)、ステップS0305で、セットされた原稿は端末ユーザーの原稿ではないと判定したのち、リターンする。
なお、識別情報なしが保存されている場合は、一致しないものと判断され、ステップS0305でセットされた原稿は端末ユーザーの原稿ではないと判定される。
このように、無線通信により携帯端末1を特定する識別情報を取得し、この取得された識別情報と携帯端末1からのジョブ実行指示に含まれる携帯端末装置を特定する識別情報とを比較し、一致すれば携帯端末1のユーザーの原稿であると判定するから、ユーザーの原稿であるかどうかを精度良く判定することができる。
図7は、図4のステップS02の確認情報取得処理の他の例を示すフローチャートである。
ステップS0211で、原稿がセットされた時刻を確認情報として取得し、ステップS0212で、取得した時刻を記憶部25等に保存した後、リターンする。
図8は、図4のステップS03の原稿真偽判定処理の他の例を示すフローチャートである。
ステップS0311で、記憶部25等に保存した原稿セットの時刻を読み出した後、ステップS0312で、携帯端末1からのジョブ実行指示の受信時刻を取得する。
ステップS0313では、両時刻は予め設定された一定時間内かどうかを判断する。一定時間は、ユーザーが原稿をセットしたのち携帯端末1を操作してジョブ設定を行い、ジョブ実行指示を送信するまでに予測される時間を考慮して設定されている。一定時間内であれば(ステップS0313でYES)、ステップS0314で、セットされた原稿は端末ユーザーの原稿であると判定したのち、リターンする。一定時間内でなければ(ステップS03031NO)、ステップS0315で、セットされた原稿は端末ユーザーの原稿ではないと判定したのち、リターンする。
このように、原稿セット時刻とジョブ実行指示の受信時刻とを比較し、その時間差が予め設定された時間以内である場合は、携帯端末1のユーザーの原稿であると判定するから、ユーザーの原稿であるかどうかを精度良く判定することができる。
なお、ステップS02の確認情報取得処理及びステップS03の原稿真偽判定処理は、上述した例に限定されることはない。
例えば、携帯端末1は、原稿に関連する情報として例えば原稿の1ページ目に含まれる画像データや表題などのテキストデータを、ジョブ実行指示と共にMFP2に送信しておく。なお、画像データはユーザーが携帯端末1で原稿の1ページを予め撮影しておけば良い。一方、MFP2はセットされた原稿の1ページのみをスキャンし、読み取られた1ページ目に含まれる画像データやテキストデータを確認情報として取得する。そして、この取得された原稿に関連する情報と、携帯端末1から送信された原稿に関連する情報を比較し、一致する場合は携帯端末1のユーザーの原稿であると判定する構成としても良い。
また、さらに他の例として、MFP2は確認情報としてMFP2と携帯端末1との通信がNFC等の近距離無線通信により行われているか否かについての情報を取得し、近距離無線通信により行われている場合は、原稿をセットしたユーザーがMFP2の近くにいるものとして、携帯端末1のユーザーの原稿であると判定しても良い。
また、MFP2は自装置の近傍に存在するユーザーの人数についての情報を取得し、この取得されたユーザーの人数についての情報を解析して、自装置の近傍に存在するユーザーが一人のみの場合は、ユーザーの原稿であると判定する構成としても良い。つまり、図9に示すように、MFP2を操作可能なゾーンZ2内に複数のユーザーがいても、原稿のセットが可能なゾーン(原稿が置けるゾーン)Z1にユーザーが一人しかいない場合には、ユーザーの原稿であると判定する。また、自装置の近傍に存在するユーザーが一人のみの場合であって、自装置が使用されていない場合に、ユーザーの原稿であると判定する構成としても良い。
なお、MFP2は、自装置の近傍に存在する携帯端末1の数を取得することによりユーザーの人数についての情報を取得しても良いし、自装置に接近してくるユーザーを検知できる人検出装置30の検出結果に基づいて、ユーザーの人数についての情報を取得する構成であっても良い。
MFPの近傍に存在する携帯端末1の数は、携帯端末1との通信方式で判断し、近距離無線通信方式の場合はMFPの近傍に存在すると判断しても良い。また、GPSシステムを用いた位置情報により携帯端末1との距離を測定して判断しても良いし、通信用音データを使用して距離を測定し判断しても良い。
なお、MFP2は、自装置がスリープモードの場合、携帯端末1との無線通信により携帯端末1が自装置の近傍に存在していることをが検知したときは、人検出装置30により自装置に接近する人を検知しても、携帯端末1のユーザーの使用を優先するため、スリープモードからの復帰を行わない構成とするのが望ましい。
図10はMFP2の動作の他の例を示すフローチャートである。この動作も、MFP2のCPU21がROM22等の記憶媒体に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS11で、携帯端末1からジョブ実行指示を受信すると、ジョブ実行指示に含まれているログイン情報に基づいてログインを許可した後、ステップS12で、原稿が原稿台または自動原稿搬送装置にセットされたか否かを調べる。セットされていれば(ステップS12でYES)、ステップS13で、セットされた原稿が自装置にログインした携帯端末1のユーザーの原稿かどうかを確認するための確認情報の取得処理を実施する。確認情報取得処理は、図4のフローチャートのステップS02で説明した確認情報取得処理と同じである。
次に、ステップS14で、原稿が携帯端末1のユーザーの原稿かどうかの原稿真偽判定処理を実行したのち、ステップS15に進む。原稿真偽判定処理は、図4のフローチャートのステップS04で説明した原稿真偽判定処理と同じである。
ステップS15では、原稿真偽判定処理の結果に基づき、原稿が携帯端末1のユーザーの原稿かどうかを判断し、原稿が携帯端末1のユーザーの原稿であれば(ステップS15でYES)、ステップS16で、携帯端末1からのジョブ設定情報に基づいて前記原稿のスキャンを開始した後、ステップS17で、得られた画像データを指定された送信先に送信し、ステップS18に進む。原稿が携帯端末1のユーザーの原稿でなければ(ステップS15でNO)、ステップS19でジョブ実行指示を破棄した後、ステップS18に進む。ステップS18では携帯端末1からのユーザーをログアウトする。
ステップS12で、原稿がセットされていなければ(ステップS12でNO)、ステップS20で、待受モードに移行可能か否かを判定する。待受モードに移行可能であれば(ステップS20でYES)、ステップS21で待受モードに移行した後、ステップS12に戻る。従って、この場合は原稿がセットされると、セットされた原稿がユーザーのものと判定されると、スキャンジョブが実行される。一方、待受モードに移行可能でなければ(ステップS20でNO)、ステップS19でジョブ実行指示を破棄した後、ステップS18で携帯端末1からのユーザーをログアウトする。
ステップS20で待受モードへ移行可能と判定される場合の一例として、例えばMFP2の表示部271にスキャン操作画面が表示されていない場合を挙げることができる。表示部271にスキャン操作画面が表示されていれば、他のユーザーがスキャン操作中であると考えられることから、他人の原稿を誤ってスキャンしてしまうおそれがあるからである。また、携帯端末1との通信が近距離無線通信により行われている場合は、携帯端末1のユーザーがMFP2の近くにいると考えられるため、原稿待受モードに移行可能と判定される。また、自装置の近傍に存在するユーザーが一人のみの場合、あるいはさらにMFP2が使用されていない場合に、携帯端末1のユーザーである可能性が高いことから、原稿待受モードに移行可能と判定される。
また、携帯端末1から、原稿に関連する情報として例えば原稿の1ページ目に含まれる画像データや表題などのテキストデータをMFP2を受信している場合も、原稿待受モードに移行可能と判定される。
1 携帯端末装置
2 画像処理装置
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 スキャナ部
25 記憶部
26 プリンタ部
27 操作パネル
29 無線通信部
30 人検出装置

Claims (20)

  1. 相互に接続可能な画像処理装置と携帯端末装置とを備えたスキャンジョブ実行システムであって、
    前記携帯端末装置は、
    前記画像処理装置の原稿読み取り手段により原稿を読み取るスキャンジョブについてのジョブ設定画面を表示する表示手段と、
    前記ジョブ設定画面で設定されたジョブ設定情報と、前記画像処理装置にログインするためのログイン情報とを含むジョブ実行指示を、前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    原稿読み取り手段と、
    前記原稿読み取り手段により読み取られる原稿が原稿載置部にセットされているかどうかを判定する原稿セット判定手段と、
    前記携帯端末装置からの前記ジョブ実行指示を受信する受信手段と、
    前記原稿セット判定手段により原稿がセットされていると判定された後に、前記原稿が前記ログイン情報に基づいて自装置にログインした前記携帯端末装置のユーザーの原稿かどうかを確認するための確認情報を取得する確認情報取得手段と、
    前記確認情報取得手段により取得された前記確認情報に基づいて、前記セットされた原稿が前記スキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか否かを判定する原稿真偽判定手段と、
    前記原稿真偽判定手段により、前記ユーザーの原稿であると判定された場合は、前記ジョブ設定情報に基づいて前記スキャンジョブを実行し、前記ユーザーの原稿でないと判定された場合は、前記ジョブ実行指示を破棄するジョブ実行手段と、
    を備えたことを特徴とするスキャンジョブ実行システム。
  2. 前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、無線通信手段により携帯端末装置を特定する情報を取得し、
    前記原稿真偽判定手段は、前記取得された携帯端末装置を特定する情報と、前記携帯端末装置からのジョブ実行指示に含まれる携帯端末装置を特定する情報とを比較し、一致すれば前記ユーザーの原稿であると判定する請求項1に記載のスキャンジョブ実行システム。
  3. 前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、原稿がセットされた時刻を取得し、
    前記原稿真偽判定手段は、前記取得された原稿セット時刻と、前記受信受信手段により受信された前記ジョブ実行指示の受信時刻とを比較し、その時間差が予め設定された時間以内である場合は、前記ユーザーの原稿であると判定する請求項1に記載のスキャンジョブ実行システム。
  4. 前記携帯端末装置の送信手段は、前記原稿に関連する情報を前記画像処理装置に送信し、
    前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、原稿から読み取られた原稿に関する情報を取得し、
    前記原稿真偽判定手段は、前記取得された原稿に関連する情報と、前記携帯端末装置から送信された原稿に関連する情報を比較し、一致する場合は、前記ユーザーの原稿であると判定する請求項1に記載のスキャンジョブ実行システム。
  5. 前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、前記画像処理装置と携帯端末装置との通信が近距離無線通信により行われているか否かについての情報を取得し、
    前記原稿真偽判定手段は、前記画像処理装置と携帯端末装置との通信が近距離無線通信により行われている場合は、前記ユーザーの原稿であると判定する請求項1に記載のスキャンジョブ実行システム。
  6. 前記画像処理装置はさらに、
    前記画像処理装置の受信手段により前記携帯端末装置からの前記ジョブ実行指示を受信したときに、前記原稿セット判定手段により原稿が原稿載置部にセットされていないと判定されたときに、原稿待受モードに移行可能か否かを判定する待受モード判定手段と、
    前記待受モード判定手段により、原稿待受モードに移行可能と判定された場合は、自装置を原稿待受モードに移行させるモード移行手段と、
    を備え、
    前記ジョブ実行手段は、前記モード移行手段により移行された原稿待受モード中に、前記原稿が原稿載置部にセットされたときは、前記スキャンジョブを実行する請求項1〜5のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システム。
  7. 前記待受モード判定手段は、画像処理装置の表示部にスキャン操作画面が表示されていないときは、原稿待受モードに移行可能と判定する請求項6に記載のスキャンジョブ実行システム。
  8. 前記待受モード判定手段は、前記画像処理装置と携帯端末装置との通信が近距離無線通信により行われている場合は、原稿待受モードに移行可能と判定する請求項6に記載のスキャンジョブ実行システム。
  9. 前記携帯端末装置の送信手段は、前記原稿に関連する情報を前記画像処理装置に送信し、
    前記待受モード判定手段は、前記携帯端末装置から前記原稿に関連する情報が送信されている場合は、原稿待受モードに移行可能と判定する請求項6に記載のスキャンジョブ実行システム。
  10. 前記原稿に関連する情報は、原稿の1ページ目に含まれている画像データまたはテキストデータである請求項4または9に記載のスキャンジョブ実行システム。
  11. 前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、自装置の近傍に存在するユーザーの人数についての情報を取得し、
    前記原稿真偽判定手段は、前記取得されたユーザーの人数についての情報を解析して、自装置の近傍に存在するユーザーが一人のみの場合は前記ユーザーの原稿であると判定する請求項1、6〜9のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システム。
  12. 前記原稿真偽判定手段は、自装置の近傍に存在するユーザーが一人のみの場合であって、かつ自装置が使用されていない場合に前記ユーザーの原稿であると判定する請求項11に記載のスキャンジョブ実行システム。
  13. 前記画像処理装置の確認情報取得手段は、前記確認情報として、自装置の近傍に存在する携帯端末装置の数についての情報を取得することによりユーザーの人数についての情報を取得するか、画像処理装置に備えられた、自装置に接近してくるユーザーを検知できる近接センサーの出力に基づいて、ユーザーの人数についての情報を取得する請求項11または12に記載のスキャンジョブ実行システム。
  14. 前記携帯端末装置の数についての情報取得は通信用音データを使用して行われる請求項13に記載のスキャンジョブ実行システム。
  15. 前記画像処理装置は、前記ジョブ実行手段によるスキャンジョブの実行後は、前記携帯端末装置のユーザーをログアウトさせる請求項1〜14のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システム。
  16. 前記画像処理装置にジョブ実行指示を送信したユーザーがパブリックユーザーである場合は、前記画像処理装置は前記セットされた原稿が前記スキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか否かを判定することなく、前記ジョブ実行手段は前記スキャンジョブを実行する請求項1〜15のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システム。
  17. 前記画像処理装置は、スリープモードにおいて、前記携帯端末装置との無線通信により携帯端末装置が自装置の近傍に存在していることを検知したときは、自装置に備えられた近接センサにより人が自装置に接近しても、前記スリープモードからの復帰を行わない請求項1〜16のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システム。
  18. 請求項1〜17のいずれかに記載のスキャンジョブ実行システムに用いられる画像処理装置。
  19. 相互に接続可能な画像処理装置と携帯端末装置とを備えたスキャンジョブ実行システムで実行されるスキャンジョブ実行方法であって、
    前記携帯端末装置は、
    前記画像処理装置により原稿を読み取るスキャンジョブについてのジョブ設定画面を表示手段に表示するステップと、
    前記ジョブ設定画面で設定されたジョブ設定情報と、前記画像処理装置にログインするためのログイン情報とを含むジョブ実行指示を、前記画像処理装置に送信する送信ステップと、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    原稿読み取りステップと、
    前記原稿読み取りステップにより読み取られる原稿が原稿載置部にセットされているかどうかを判定する原稿セット判定ステップと、
    前記原稿セット判定ステップにより原稿がセットされていると判定された後に、前記原稿が前記ログイン情報に基づいて自装置にログインした前記携帯端末装置のユーザーの原稿かどうかを確認するための確認情報を取得する確認情報取得ステップと、
    前記携帯端末装置からの前記ジョブ実行指示を受信する受信ステップと、
    前記確認情報取得ステップにより取得された前記確認情報に基づいて、前記セットされた原稿が前記スキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか否かを判定する原稿真偽判定ステップと、
    前記原稿真偽判定ステップにより、前記ユーザーの原稿であると判定された場合は、前記ジョブ設定情報に基づいて前記スキャンジョブを実行し、前記ユーザーの原稿でないと判定された場合は、前記ジョブ実行指示を破棄するジョブ実行ステップと、
    を備えたことを特徴とするスキャンジョブ実行方法。
  20. 相互に接続可能な画像処理装置と該画像処理装置にスキャンジョブを発行した携帯端末装置とを備えたスキャンジョブ実行システムに用いられる前記画像処理装置のコンピュータに、
    原稿読み取りステップと、
    前記原稿読み取りステップにより読み取られる原稿が原稿載置部にセットされているかどうかを判定する原稿セット判定ステップと、
    前記原稿セット判定ステップにより原稿がセットされていると判定された後に、前記原稿が前記ログイン情報に基づいて自装置にログインした前記携帯端末装置のユーザーの原稿かどうかを確認するための確認情報を取得する確認情報取得ステップと、
    前記携帯端末装置からの前記ジョブ実行指示を受信する受信ステップと、
    前記確認情報取得ステップにより取得された前記確認情報に基づいて、前記セットされた原稿が前記スキャンジョブを指示した携帯端末装置のユーザーの原稿であるか否かを判定する原稿真偽判定ステップと、
    前記原稿真偽判定ステップにより、前記ユーザーの原稿であると判定された場合は、前記携帯端末装置から送信されたジョブ設定情報に基づいて前記スキャンジョブを実行し、前記ユーザーの原稿でないと判定された場合は、前記ジョブ実行指示を破棄するジョブ実行ステップと、
    を実行させるためのスキャンジョブ実行プログラム。
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