JP2016063257A - 携帯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動センサが一時的に固着したとしても、携帯機本体に内蔵された電池の寿命を低下させないようにした携帯機を提供する。【解決手段】受信部12と振動検出部13と制御部15と電池19とを備えた携帯機10であって、振動検出部13は、振動センサ1を内蔵し、振動検出部13に電池19から電力が供給され、携帯機10本体の状態を示す検出電圧Voutを制御部15に出力するように構成されており、制御部15は、検出電圧Voutが所定の第1の時間以上振動センサ1のオフ状態を示す第1の電圧V1である時には受信部12への電力の供給を遮断し、検出電圧Voutが振動センサ1のオン状態を示す第2の電圧V2になった時には受信部12への電力の供給を行ない、検出電圧が第2の時間以上第2の電圧V2のままである時には、振動検出部13への電力の供給を遮断すると共に、受信部12への電力供給を維持する。【選択図】図4

Description

本発明は、車載機との間で無線通信を行なうことで車両のドアを施錠又は解錠するキーレスエントリーシステムに使用される携帯機に関し、特に車載機との間で自動的に通信がなされる機能を有したパッシブキーレスエントリーシステムに使用される携帯機に関する。
自動車等の移動車両においては、自動車の不使用時に当該自動車が盗難にあったり、当該自動車内に侵入されて内部の装置が破損されたりすることを防止するために自動車のドアにドアロックを設けている。従来、当該ドアロックの施錠あるいは解錠は、エンジン始動のためのキーをドアに設けられたキー孔に挿入することによって行われていたが、利便性の面から、キーをキー孔に挿入することなく携帯機のスイッチを操作することによってドアロックの解錠・施錠を行ういわゆるキーレスエントリーシステムが用いられている。さらに、近年では、携帯機のスイッチを操作しなくても携帯機を所持した状態で手による車両への接触等を行うことによって、自動的にドアロックの解錠・施錠を行ういわゆるパッシブキーレスエントリーシステムが用いられている。
キーレスエントリーシステムの動作としては、当該自動車に搭載された車載機に既登録されている携帯機を携帯保持した者が当該自動車に近接し、車載機から定期的に送信されている起動信号を含んだ低周波信号であるリクエスト信号を受信した後、携帯機が応答して指令信号を含んだ高周波信号であるアンサー信号を送信する。そして、車載機がそのアンサー信号を受信すると、車載機がアンサー信号に含まれる指令信号に従った被制御機器の制御を行う。その制御は、例えば、当該自動車のドアのロックを解除したり、当該自動車のエンジンを起動したりするもので、それにより運転者が当該自動車を運転することができるようになる。
従来、これらのキーレスエントリーシステムにおける携帯機では、車載機から送信されるリクエスト信号を必ず検出できるようにするために、携帯機をスタンバイ状態に設定していた。従って、携帯機内のマイクロコンピュータ及び受信回路には、常時携帯機内の電池から電力が供給され、その結果暗電流が流れていた。そのため、携帯機を使用せずに自宅等で保管している場合においても常に暗電流が流れ、その結果、余分な電力が消費されて、携帯機に内蔵されている電池の消費が多くなってしまうという問題があった。
この問題を解決するため、携帯機の振動を感知する振動センサを用いることによって電池寿命の低下を抑えるようにしたキーレスエントリーシステム(車両用遠隔操作装置)の発明が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載された車両用遠隔操作装置901に使用される携帯機911の概略構成を図11に、また、携帯機911に内蔵された状態変化検出手段(振動センサ)915の概略構成を図12に示す。
車両用遠隔操作装置901は、図11に示すように、車両のユーザ(運転者)に所有される携帯機911と、車両に搭載される通信制御装置921とを備えている。携帯機911は、通信制御装置921からリクエスト信号が送信された後にリクエスト信号に対するアンサー信号を送信して通信制御装置921との間で無線通信を行う。
携帯機911は、受信手段としての受信回路912、マイクロコンピュータ914、状態変化検出手段としての振動センサ915、及び内部電源としての電池919等を備えており、振動センサ915は、マイクロコンピュータ914に接続されている。
振動センサ915は、図12に示すような構成が採用されており、ケース体930、振動子931、バネ932、第1電極933a、及び第2電極933bとから構成されている。振動子931は、導電性を有する球体にて構成されており、ケース体930内に配置されている。一対のバネ932は、その一端がケース体930の内壁に取着されており、振動子931を両側から挟むように、それらの他端が振動子931に接続されている。また、第1電極933a及び第2電極933bは互いに所定のギャップを介してケース体930の内部に配置されている。
携帯機911では、振動センサ915内の振動子931が揺動することにより、振動子931が第1電極933aと第2電極933bとの間を閉成し、振動センサ915を介して形成される電池919、及びマイクロコンピュータ914間の回路を導通させる。従って、携帯機911が持ち上げられたり、持ち歩かれたりして、その状態に変化があると、振動子931が揺れ、状態変化検出電圧がマイクロコンピュータ914に出力されるようになっている。即ち、振動子931が揺動して、第1電極933aと第2電極933bとの間を閉成した時が、携帯機911の状態変化が発生した時である。
このような車両用遠隔操作装置901においては、携帯機911が使用されず、車両のユーザの自宅等で静止したまま保管されているような時、例えば予備の携帯機等では、振動センサ915が携帯機911の状態変化を検出しない。そのような場合には、電池919から受信回路912への電力供給の遮断状態を維持する。そして、振動センサ915が携帯機911の状態変化を検出した場合にだけ、電池919から受信回路912への電力供給を許容する。その結果、携帯機911に内蔵された電池919の寿命低下を抑制することができる。
特開2002−320287号公報
しかしながら、特許文献1に記載された携帯機911では、以下のような問題があった。携帯機911内の振動センサ915は、振動子931が揺動することにより、振動子931が第1電極933aと第2電極933bとの間を閉成させるが、揺動のタイミングによっては、振動子931が第1電極933aと第2電極933bとに一時的に固着してしまい、第1電極933aと第2電極933bとが導通したままになってしまうことがある。その結果、振動センサ915を流れる暗電流が不必要に流れ続けてしまうことになる。そのため、携帯機911に内蔵された電池919の寿命をかえって低下させてしまうという問題があった。
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、振動センサが一時的に固着したとしても、携帯機本体に内蔵された電池の寿命を低下させないようにした携帯機を提供することにある。
この課題を解決するために、本発明の携帯機は、ユーザにより所持され、車両に搭載された車載機からのリクエスト信号を受信した後に前記リクエスト信号に対するアンサー信号を送信して前記車載機との間で無線通信を行うキーレスエントリーシステム用の携帯機であって、前記リクエスト信号を受信する受信部と、前記アンサー信号を送信する送信部と、携帯機本体の振動の有無を検出する振動検出部と、前記受信部、前記送信部、及び前記振動検出部を制御する制御部と、前記受信部と前記送信部と前記制御部と前記振動検出部とに電力を供給する電池と、を備え、前記振動検出部は、振動センサを内蔵し、前記携帯機本体の状態を示す検出電圧を前記制御部に出力するように構成されており、前記制御部は、前記検出電圧が所定の第1の時間以上前記振動センサのオフ状態を示す第1の電圧である時には前記受信部への電力の供給を遮断し、前記検出電圧が前記振動センサのオン状態を示す第2の電圧になった時には、前記受信部への電力の供給を行ない、前記検出電圧が第2の時間以上前記第2の電圧のままである時には、前記振動検出部への電力の供給を遮断すると共に、前記受信部への電力供給を維持する、という特徴を有する。
このように構成された携帯機は、振動センサ内の振動子が第1電極及び第2電極に固着して振動センサが導通した状態になっても、その後振動検出部への電力の供給を遮断するので、振動検出部に暗電流が流れなくなる。その結果、携帯機内の電池の寿命を低下させないようにすることができる。
また、上記の構成において、前記振動検出部への電力の供給を遮断した後、所定の第3の時間が経過した時に前記振動検出部への電力の供給を開始する、という特徴を有する。
このように構成された携帯機は、振動センサ内の振動子の一時的な固着の後、所定時間(第3の時間)後に、再び振動検出部への電力の供給を開始するので、振動検出部による消費電力低減効果を復帰させることができる。
また、上記の構成において、前記振動検出部への電力の供給を遮断した後、前記リクエスト信号を受信した時に前記振動検出部への電力の供給を開始する、という特徴を有する。
このように構成された携帯機は、振動センサ内の振動子の一時的な固着の後、車載機からのリクエスト信号を受信した時に再び振動検出部への電力の供給を開始するので、振動検出部による消費電力低減効果をより効果的に復帰させることができる。
また、上記の構成において、前記振動センサとして接点式振動センサを用いた、という特徴を有する。
このように構成された携帯機は、振動センサとして接点式振動センサを用いたので、待ち受けのための電力を供給するために暗電流が流れる他の方式の振動センサに比較して、消費電力をより減少させることができる。
本発明の携帯機は、振動センサ内の振動子が第1電極及び第2電極に固着して振動センサが導通した状態になっても、その後振動検出部への電力の供給を遮断するので、振動検出部に暗電流が流れなくなる。その結果、携帯機内の電池の寿命を低下させないようにすることができる。
キーレスエントリーシステムの概略構成を示す平面図である。 車載機と携帯機それぞれの各要部の構成を示すブロック図である。 振動センサの構造を示す構造図である。 携帯機の主要部間の接続関係を示すブロック図である。 通常時の場合の各要部の状態を示す表である。 振動センサが固着した場合の各要部の状態を示す表である。 通常時の場合の携帯機のブロック図である。 通常時の場合の携帯機のブロック図である。 振動センサが固着した場合の携帯機のブロック図である。 振動センサが固着した場合の携帯機のブロック図である。 従来例に係る車両用遠隔操作装置の構成を示すブロック図である。 従来例に係る振動センサの構造を示す構造図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、携帯機10を含むキーレスエントリーシステム100の概略構成について、図1を用いて説明する。また、車載機20と携帯機10それぞれの各要部の構成、及びその働きについて、図2を用いて説明する。
図1は、キーレスエントリーシステム100の概略的な構成を示す図であり、車載機20を備えた車両50及び携帯機10を所持したユーザ55を上方から見た時の平面図である。
車載機20は、車両50に搭載され、車載機本体20aと車両側送信アンテナ21aと車両側受信アンテナ22aとで構成されている。キーレスエントリーシステム100では、車両側送信アンテナ21aが車両50内の所定の位置に配置された4本のアンテナで構成され、1本の車両側受信アンテナ22aが車載機本体20aの近辺に配置されている。但し、ここで挙げた4本の車両側送信アンテナ21a及び車両側受信アンテナ22aの配置は一例であり、その他の配置であってもよい。また、車両側送信アンテナ21aは、1本以上あれば良く、好ましくは3本以上が良い。上述した車両側送信アンテナ21aや車両側受信アンテナ22aは、図示しない配線を通じて車載機本体20aに接続されている。
携帯機10は、ユーザ55により所持されると共に内蔵された電池19によって動作する。キーレスエントリーシステム100では、携帯機10が、車両50に搭載された車載機20からのリクエスト信号を受信した後に該リクエスト信号に対するアンサー信号を送信して車載機20との間で無線通信を行う機能を有している。携帯機10側では、該リクエスト信号を受信できるようにしておくため、待ち受け用の電力が必要となる。
キーレスエントリーシステム100は、上記のように車載機20と携帯機10との間で無線通信を行ない、IDコード等を用いた認証を行うことでドアのロック(施錠)・アンロック(解錠)を自動的に行う機能(いわゆるパッシブ機能)を有している。またキーレスエントリーシステム100は、携帯機10を所持したユーザ55(運転者)が車室内51に入ると、キーシリンダにキーを差し込むことなくメインスイッチの操作を許可することもできる。また最近では、車載機20からIDコードと共に距離測定用信号を周期的に送信して、その距離測定用信号の携帯機10における受信強度によって距離を算出し、その距離情報を車載機20へ送り返して、車載機20側で所定の距離に近づいたと判断したら、解錠するという方法もある。この場合にも、携帯機10側では待ち受けのための電力が必要となる。尚、このような機能は公知であるため、その詳細については説明を省略する。
図2は、キーレスエントリーシステム100に用いられる車載機20及び携帯機10それぞれの要部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、前述した車両側送信アンテナ21aと車両側受信アンテナ22aと車載機本体20aとで、車載機20が構成される。車載機本体20aは、車両側送信部21(LF−TX)と、車両側受信部22(RF−RX)と、車両側制御部25(CPU)と、車両側発振部26(LF−OSC)と、車両側記憶部27(MEM)と、駆動信号送信部28(DS−TX)とから構成されている。車載機本体20aの中で、車両側制御部25がその中央に位置し、車両側制御部25に接続される各部を制御している。
車両側送信部21の内部には、図示せぬ車両側送信回路が複数設けられており、それぞれの車両側送信回路が複数の車両側送信アンテナ21aそれぞれに接続されていて、それぞれの入力端が車両側制御部25に接続されている。車両側受信部22は、入力端が車両側受信アンテナ22aに接続され、出力端が車両側制御部25に接続されている。車両側発振部26は低周波信号を生成させるものであり、この低周波信号を出力する出力端が車両側制御部25に接続されている。車両側記憶部27は、車載機20に割り当てられた第1のIDと、この車載機20とともに使用される携帯機10に割り当てられた第2のIDとを格納していて、入出力端が車両側制御部25に接続されている。また、駆動信号送信部28は、入力端が車両側制御部25に接続されている。
車両側発振部26から出力された低周波信号は、車両側制御部25に供給される。車両側制御部25は、低周波信号が供給された時、車両側記憶部27から第1のIDを読み出し、読み出した第1のIDを含む必要な情報を低周波信号に付加してリクエスト信号を形成する。次に、リクエスト信号の送信タイミングが設定されると、車両側制御部25の制御により、このリクエスト信号が車両側送信部21に供給される。車両側送信部21内の各車両側送信回路は、供給されたリクエスト信号を送信に適した信号レベルまで増幅し、増幅されたリクエスト信号を各車両側送信アンテナ21aに供給する。そして、リクエスト信号は各車両側送信アンテナ21aから無線送信される。尚、複数本の車両側送信アンテナ21aからの無線送信は、1本ずつ交互に行われることもあり、2本以上の車両側送信アンテナ21aから同時に行なわれることもある。
車両側受信部22は、携帯機10から無線送信された当該携帯機10の第2のIDや指令信号を含んだ高周波信号(アンサー信号)を、車両側受信アンテナ22aを介して受信し、受信したアンサー信号を増幅回路(図示せず)で所定信号レベルに増幅し、増幅したアンサー信号を車両側制御部25に供給する。車両側制御部25は、アンサー信号に含まれた第2のIDを、車両側記憶部27から読み出した第2のIDを用いて認証し、その認証が成立すると、アンサー信号に含まれた指令信号から駆動信号を形成し、この駆動信号を駆動信号送信部28に供給する。駆動信号送信部28は、駆動信号が供給されると、対応するドアロックの施錠及び解錠を行うモータ(図示せず)、あるいはエンジン始動回路等の被制御機構(図示せず)にその駆動信号を伝送し、その被制御機構を駆動信号に従って制御する。
尚、上記のリクエスト信号としては、例えば125KHzの低周波信号が使用され、アンサー信号としては、例えば315MHzの高周波信号が使用される。また、リクエスト信号の通信距離、即ちリクエスト信号の検出領域は、車両側送信アンテナ21aから1〜2m程度であり、アンサー信号の通信距離、即ちアンサー信号の検出領域は、送信アンテナ11aから5〜20m程度である。
一方、携帯機10には、図2に示すように、送信アンテナ11aを含む送信部11(RF−TX)と、受信アンテナ12aを含む受信部12(LF−RX)と、制御部15(CPU)と、発振部16(RF−OSC)と、記憶部17(MEM)と、電源用の電池19(BAT)とが備えられている。携帯機10には、更に携帯機10本体の振動の有無を検出する振動検出部13(VIB)とスイッチ部14(SW)とが備えられている。携帯機10の中では、制御部15がその中央に位置し、制御部15に接続された各部を制御している。
送信部11は、入力端が制御部15に接続され、出力端が送信アンテナ11aに接続されている。受信部12は、入力端が受信アンテナ12aに接続され、出力端が制御部15に接続されている。発振部16は、出力端が制御部15に接続されている。記憶部17は、入出力端が制御部15に接続されている。また、振動検出部13(VIB)はその検出端子5が制御部15に接続されていると共に、スイッチ部14(SW)を介して電池19に接続されている。電池19は上述した携帯機10内の各部に接続されており、送信部11、受信部12、制御部15、振動検出部13、及びその他各部に電力を供給している。電池19の電圧即ち電源電圧はVbbである。
発振部16は、高周波信号を発振するもので、発振した高周波信号が制御部15に供給される。この時、制御部15は、この高周波信号を搬送波とし、第2のIDや指令信号等の必要な情報信号を周波数変調により付加してアンサー信号を形成する。このアンサー信号は、送信部11を介して送信アンテナ11aに供給され、無線送信される。記憶部17には、車載機20に割り当てられた第1のIDや自己の携帯機10に割り当てられた第2のID、それに各種の指令信号が記憶されているもので、制御部15の制御により、第1のID又は第2のIDや各種の指令信号が適宜読み出される。
送信部11は、制御部15から第2のIDや指令信号を含んだ高周波信号(アンサー信号)が供給されると、そのアンサー信号を無線送信に適した信号レベルまで増幅し、増幅したアンサー信号を、送信アンテナ11aを介して無線送信する。受信部12は、車載機20から無線送信された第1のIDを含んだリクエスト信号を、受信アンテナ12aを介して受信し、受信したリクエスト信号を制御部15に供給する。
携帯機10では、前述したように、車載機20からのリクエスト信号が送信された時そのリクエスト信号を確実に受信できるようにするため、待ち受け用の電力を供給する必要がある。その結果として、暗電流と呼ばれる電流が定期的に携帯機10内の各部に流れることになる(スタンバイ状態)。そして、リクエスト信号内の起動信号を受信した際には携帯機10を起動し、受信部12や送信部11等に本格的に電流を流せるように構成されている。
一般的に、上記暗電流自体は数μA程度の非常に小さな電流であるが、携帯機を使用していない時間が使用している時間に比べて非常に長いため、スタンバイ状態での暗電流は、電池の消費電流に大きく係わってくることになる。例えば、携帯機を使用せずに自宅等で保管している場合等においても暗電流が流れ、余分な電力が消費されることになる。このような問題を防ぐため、携帯機10を使用していない状態ではスタンバイ状態よりも暗電流の小さいスリープ状態に設定するようにしている。そのために、携帯機10には振動センサ1を有した振動検出部13が設けられている。
図3を用いて、振動検出部13内の振動センサ1の構造について説明する。また、図4を用いて、振動検出部13及びスイッチ部14の構成について、更に制御部15を中心とした、振動検出部13、スイッチ部14、及び受信部12との接続関係と、その働きについて説明する。
本発明の携帯機10においては、振動センサ1として図3(a)に示す接点式振動センサ1fを採用している。接点式振動センサ1fは、オフ時に回路が切断されるためにオフ時には電流が流れない。そのため、他の方式の振動センサに比較して、消費電力に関して有利になる。例えば、振動センサ1として加速度センサや、静電方式又は磁気方式の振動センサを採用することも考えられるが、これらの振動センサでは、振動を検出するために電力が必要となるため、オフ時に暗電流が流れることになる。その結果、消費電力を増加させてしまうことになる。従って、接点式振動センサ1fを用いた本発明の携帯機10における振動センサ1は、他の方式の振動センサより消費電力を減少させることができる。
図3(a)に、振動検出部13内の振動センサ1の構造を示す。振動センサ1は、第1電極1a、第2電極1b、振動子1c、バネ1d、及び箱体1eから構成されている。箱体1eは、合成樹脂等で形成されており、外部から埃等が侵入しないように密閉されている。第1電極1a及び第2電極1bは、導電性を有する金属で構成されていると共に、それぞれ箱体1eに固定されている。第1電極1aと第2電極1bとは、金メッキ等の腐食しない金属でそれぞれ形成されている。第1電極1aと第2電極1bとは、それらの間にギャップGが設けられており、ギャップGを挟んで半球形状に形成されている。振動センサ1は、第1電極1aに接続された入力端と第2電極1bに接続された出力端とによって外部の回路に接続される。
図3(a)に示すように、振動子1cは球体で構成されており、その球体の表面の一点及びその一点の反対側に位置する一点が、それぞれ弾力性を有する一対のバネ1dによって支えられた状態で箱体1e内に配置されている。一対のバネ1dは、それぞれの一端が箱体1eの内壁に取着されており振動子1cを両側から挟むように振動子1cを支持している。振動子1cの表面は、前述した第1電極1a及び第2電極1bと同様に、金メッキ等の腐食しない金属で形成されている。従って、振動子1c、第1電極1a及び第2電極1bのそれぞれの表面は、同一の金属で形成されている。
携帯機10では、振動センサ1内の振動子1cが揺動した時に、振動子1cが第1電極1aと第2電極1bとの間を閉成させる。振動子1cは、静止時においては図3(a)に示すように、一対のバネ1dによる弾性力を持った状態で箱体1e内に保持され、第1電極1a及び第2電極1bには接触していない。一方、振動時においては、図3(b)に示すように、箱体1e内で第1電極1a及び第2電極1bそれぞれに接触する。この時、振動センサ1は第1電極1aと振動子1cと第2電極1bとを介して導通する。
振動子1cは、振動時に第1電極1a及び第2電極1bそれぞれに一瞬接触する。しかし、その後一対のバネ1dの弾性力によって、図3(a)に示す元の状態に戻る。携帯機10が振動している間は、振動センサ1内において、振動子1cと第1電極1a及び第2電極1bとの間の接触・非接触が繰り返される。即ち、振動センサ1は、携帯機10が持ち上げられたり持ち歩かれたりして、その状態に変化があると、その度に導通するスイッチ装置と考えることができる。
図4に示すように、振動検出部13は、上述した振動センサ1と、抵抗3と、抵抗4と、検出端子5とで構成されており、電池19にスイッチ部14を介して接続されている。振動検出部13内では、抵抗3と抵抗4それぞれの一端同士が互いに接続され、抵抗3と抵抗4との接続点が検出端子5に接続されている。抵抗3の他端はスイッチ部14に接続され、抵抗4の他端は振動センサ1の第1電極1aに接続されている。また、振動センサ1の第2電極1bは接地されている。即ち、携帯機10本体の状態を示す検出電圧Voutを、検出端子5を介して制御部15に出力するように構成されている。スイッチ部14は、図4に示すように、一端が電池19の出力端に接続され、他端が振動検出部13に接続され、制御端が制御部15に接続されている。従って、スイッチ部14がオンの時、振動センサ1に電池19から電圧が供給される。本発明の携帯機10においては、抵抗3及び抵抗4それぞれの抵抗値は同一の値に設定されている。尚、抵抗3及び抵抗4それぞれの抵抗値は、条件によっては同一値に限らず適宜変更されても良い。
スイッチ部14は、制御部15からの制御信号によってオン・オフが制御され、振動検出部13への電力の供給又は遮断を行うように構成されている。振動センサ1がオフの時には、検出電圧Voutとして第1の電圧V1が出力され、振動センサ1がオンの時には、検出電圧Voutとして第2の電圧V2が出力される。ここで、スイッチ部14がオンの時には、第1の電圧V1はV1=Vbbとなり、第2の電圧V2は、前述したように抵抗3及び抵抗4の抵抗値が同一の値に設定されているため、V2=Vbb/2となる。尚、スイッチ部14がオフの時には、第1の電圧V1は不定となり、第2の電圧V2は0Vとなる。
制御部15には受信部12が接続されており、制御部15からの制御信号によって受信部12への電力の供給を行なったり遮断したりするように構成されている。
前述したように、本発明の携帯機10では、携帯機10を使用せずに自宅等で保管している場合等において暗電流が制御部15や受信部12に流れ、電力が余分に消費されることを防ぐために、携帯機10が一定時間以上静止している状態であれば、スリープ状態に設定するようにしている。そのために、制御部15によって受信部12への電力の供給を制御するようにした。具体的には、通常時において、制御部15は、図4に示す検出電圧Voutが所定の第1の時間T1以上振動センサ1のオフ状態を示す第1の電圧V1である時には、受信部12への電力の供給を遮断する。また、検出電圧Voutが振動センサ1のオン状態を示す第2の電圧V2となった時には、受信部12への電力の供給を行う。
しかしながら、図3(a)に示す接点式振動センサ1fである振動センサ1では、振動子1cの揺動のタイミングによっては、図3(b)のように、振動子1cが第1電極1aと第2電極1bとに固着してしまい、第1電極1aと第2電極1bとが導通したままになってしまって、暗電流が流れてしまうことがある。特に、前述したように、振動子1c、第1電極1a及び第2電極1bのそれぞれの表面が同一の金属で形成されている場合は、振動子1cが第1電極1aと第2電極1bとに固着しやすくなる。また、一般的に携帯機の小型化に伴って振動センサも小型化されるため、その振動センサに使用される振動子も小さくなる。振動子が小さくなることによっても、振動子が電極に固着しやすくなる。
しかし、振動子1cの第1電極1aと第2電極1bへの固着は、通常、図3(a)及び図3(b)に示したバネ1dの弾性力によって、又は新たな振動が加わること等によって解除される。従って、振動子1cの固着は一時的である。だが、一時的にも振動検出部13で不要な暗電流が流れることは、携帯機10に内蔵された電池19にとっては電池寿命に関わる重要な問題である。
この問題を防止するため、本発明では、図4に示す検出電圧Voutが所定の第2の時間T2以上第2の電圧V2のままである時にはスイッチ部14をオフすることとし、そのことによって振動検出部13への電力の供給を遮断するようにした。その結果、振動子1cが第1電極1aと第2電極1bとに固着した場合においても、振動センサ1に暗電流を流さなくすることができる。また、この時、受信部12への電力供給を維持するようにした。このように、振動センサ1に暗電流を流さなくすることによって、振動センサ1に固着が起っても携帯機10本体に内蔵された電池19の寿命を低下させないようにすることができる。
次に、振動子1cが第1電極1aと第2電極1bとに固着した場合においても、振動センサ1に暗電流を流さなくすることを示すため、携帯機10の各要部の実際の動作について、上述した通常時及び一時的固着時それぞれに対し、図3、及び図5乃至図10を用いて説明する。
図5は、通常時の場合の各要部の状態を示す表であり、図6(a)は、振動センサ1が一時的に固着した場合の第1実施例の各要部の状態を示す表であり、図6(b)は、振動センサ1が一時的に固着した場合の第2実施例の各要部の状態を示す表である。また、図7及び図8は、通常時の状態を示す携帯機10のブロック図であり、図9及び図10は、振動センサ1が固着した場合の携帯機10のブロック図である。
[通常時−実施例]
最初に、通常時(固着が発生しない状態)における携帯機10の各構成要部の動作の一般的な例について、図3、図5、図7及び図8を用いて説明する。
図5の(1)に示す、携帯機10本体が静止している状態においては、図7に示すように、振動センサ1がオフとなっており、検出電圧Voutが第1の電圧V1=Vbbとなる。この時、制御部15からの制御によってスイッチ部14をオンとしている。また、受信部12は、車載機20からのリクエスト信号を確実に受信できるようにするために、スタンバイ状態に置かれている。
次に、図5の(2)に示すように、携帯機10本体の静止が所定の第1の時間T1以上経過した状態、即ち、検出電圧Voutが第1の時間T1以上、第一の電圧V1=Vbbのままである場合、制御部15からの制御によって受信部12への電力の供給を遮断し、受信部12をスタンバイ状態からスリープ状態に切り替える。
次に、図5の(3)に示すように、携帯機10本体が振動状態になった時、即ち、振動センサ1において振動子1cが揺動し、図3(b)に示すように、一度でも第1電極1aと第2電極1bとを導通させると、図8に示すように、その瞬間に振動センサ1がオンとなり、検出電圧Voutが第2の電圧V2=Vbb/2となる。その時、制御部15から受信部12への電力供給を行ない、受信部12をスタンバイ状態とする。この後、携帯機10と車載機20との間で通信が行なわれる。
その後、図5の(4)に示すように、携帯機10本体が静止状態に戻った時、即ち、振動センサ1において図3(a)に示すように、振動子1cが第1電極1a及び第2電極1bから離れると検出電圧Voutが第1の電圧V1=Vbbとなり、図5の(1)の状態に戻る。(図7参照)尚、図5の(1)から(4)の間において、スイッチ部14は常にオンである。
上記の説明においては、通常時における携帯機10の各構成要部の動作の一般的な例として、図5に示す(1)から(4)の項目の順番で説明したが、他の例も考えられる。例えば、携帯機10を使用中であり、携帯機10本体の静止が第1の時間T1未満であれば、図5の(2)が省略され、図5の(1)、(3)、(4)の順となる。その他の動作の例についても同様に考えることができる。
尚、検出電圧Voutが第1の電圧V1であるか第2の電圧V2であるかの電圧判定は、例えば、VbbとVbb/2の間に第1の閾値電圧V11を設け、Vbb/2と0Vとの間に第2の閾値V22を設けることにより行う。例えば、第1の閾値電圧V11をVbbの3/4の電圧とし、第2の閾値電圧V22をVbbの1/4の電圧とする。そして、検出電圧Voutが第1の閾値電圧V11以上であれば、検出電圧Voutが第1の電圧V1であると判定し、検出電圧Voutが第1の閾値電圧V11未満で第2の閾値電圧V22以上であれば、検出電圧Voutが第2の電圧V2であると判定する。
[一時的固着時−第1実施例]
次に、一時的固着状態になった場合の第1実施例における携帯機10の各構成要部の動作について、図3、図6(a)、及び図7乃至図10を用いて説明する。尚、前述した通常時の実施例と同一の動作については、説明を一部省略することがある。
図6(a)の(1)に示す、携帯機10本体が静止している状態においては、通常時における携帯機10の各構成要部の状態と同一である。図6(a)の(2)に示すように、携帯機10本体が振動状態になった時、即ち、図3(b)に示すように、振動センサ1において振動子1cが揺動し、第1電極1aと第2電極1bとを導通させると、図8に示すように、その瞬間に振動センサ1がオンとなり、検出電圧Voutが第2の電圧V2=Vbb/2となる。ここまでは、通常時における携帯機10の各構成要部の動作と同一であるが、その後、携帯機10本体が静止状態に戻ったとしても、振動センサ1の振動子1cが、一時的に第1電極1a及び第2電極1bに固着することが考えられる。
振動センサ1の振動子1cが第1電極1a及び第2電極1bに固着した状態となった場合、携帯機10本体が静止状態であるにも関わらず、図6(a)の(3)に示すように、検出電圧Voutは第2の電圧V2=Vbb/2となったままである。
ここで、図8に示すような検出電圧Voutが第2の電圧V2=Vbb/2となった状態が、所定の第2の時間T2以上経過した場合、制御部は、携帯機10本体の状態にかかわらず、振動センサ1の振動子1cが第1電極1a及び第2電極1bに固着していると判断する。
制御部15が振動子1cの第1電極1a及び第2電極1bへの固着を判断した場合、図6(a)の(4)に示すように、制御部15は、スイッチ部14をオフとするように制御する。従って、振動センサ1が固着の状態、即ちオンの状態であっても、振動検出部13には暗電流が流れない。この時、図9に示すように検出電圧Voutは0Vとなる。また、受信部12はスタンバイ状態に維持される。
その後、図6(a)の(5)に示すように、振動子1cの第1電極1a及び第2電極1bへの一時的な固着が一対のバネ1dの復元力等によって解除されて、振動センサ1が静止すると、振動センサ1は図10に示すようにオフになる。この時の検出電圧Voutは不定の状態となる。
次に、制御部15がスイッチ部14をオフとしてから所定の第3の時間T3以上経過した場合、制御部15は、図6(a)の(6)に示すように、スイッチ部14をオンとするように制御する。即ち、振動検出部13への電力の供給を遮断した後、所定の第3の時間T3が経過した時に、振動検出部13への電力の供給を開始する。従って、振動検出部13に再び電圧が供給されるので、振動検出部13による消費電力低減効果が復帰する。この時、振動センサ1はオフ又はオンであり、検出電圧VoutはVbb又はVbb/2である。
その後、図6(a)の(7)に示すように、携帯機10本体の静止状態となり、元の状態に戻る(図7参照)。尚、図6(a)の(1)から(7)の間において、受信部12の状態はスタンバイ状態のままである。
このように、振動センサ1内の振動子1cが第1電極1a及び第2電極1bに固着して振動センサ1が導通した状態になっても、その後振動検出部13への電力の供給を遮断するので、振動検出部13に暗電流が流れなくなる。その結果、携帯機10内の電池19の寿命を低下させないようにすることができる。
また、振動センサ1内の振動子1cの一時的な固着の後、所定時間(第3の時間)後に、再び振動検出部13への電力の供給を開始するので、振動検出部13による消費電力低減効果を復帰させることができる。
[一時的固着時−第2実施例]
次に、一時的固着状態になった場合の第2実施例における携帯機10の各構成要部の動作について、図3、図6(b)、及び図7乃至図10を用いて説明する。尚、前述した一時的固着状態の第1実施例と同一の動作については、説明を一部省略することがある。
図6(b)の(1)に示す携帯機10本体が静止している状態から図6(b)の(5)に示すスイッチ部14がオフとされるまでは、一時的固着時の第1実施例と同一である。また、図6(b)の(1)から図6(b)の(7)に亘って、受信部はスタンバイ状態に設定されている。
前述した一時的固着時の第1実施例では、制御部15がスイッチ部14をオフとしてから所定の第3の時間T3以上経過した場合、制御部15は、スイッチ部14をオンとするように制御していた。これに対し、一時的固着時の第2実施例では、図6(b)の(6)に示すように、携帯機10の受信部12が、車載機20からのリクエスト信号を受信し、制御部15がこのリクエスト信号の受信を確認した後に、制御部15は、スイッチ部14をオンとするように制御し、振動検出部13への電力の供給を開始する。
この時、振動センサ1はオフ又はオンであり、検出電圧VoutはVbb又はVbb/2となる。尚、前述したように、図6(b)の(1)から図6(b)の(7)に亘って受信部12がスタンバイ状態に設定されているため、このような操作が可能となる。その後、図6(b)の(7)に示すように、携帯機10本体が静止状態となり元の状態に戻る。(図7参照)
このように、振動センサ1内の振動子1cの一時的な固着の後、車載機20からのリクエスト信号を受信した時に、再び振動検出部13への電力の供給を開始するため、振動検出部13による消費電力低減効果を、より効果的に復帰させることができる。
以上述べたように、携帯機10は、振動センサ1内の振動子1cが第1電極1a及び第2電極1bに固着して振動センサ1が導通した状態になっても、その後振動検出部13への電力の供給を遮断するので、振動検出部13に暗電流が流れなくなる。その結果、携帯機10内の電池19の寿命を低下させないようにすることができる。
また、振動センサ1内の振動子1cの一時的な固着の後、所定時間(第3の時間)後に、再び振動検出部13への電力の供給を開始することにより、振動検出部13による消費電力低減効果を復帰させることができる。
また、振動センサ1内の振動子1cの一時的な固着の後、車載機20からのリクエスト信号を受信した時に、再び振動検出部13への電力の供給を開始するため、振動検出部13による消費電力低減効果を、より効果的に復帰させることができる。
また、振動センサ1として接点式振動センサ1fを用いたので、待ち受けのための電力を供給するために暗電流が流れる他の方式の振動センサに比較して、消費電力をより減少させることができる。
以上説明したように、本発明の携帯機は、振動センサ内の振動子が第1電極及び第2電極に固着して振動センサが導通した状態になっても、その後振動検出部への電力の供給を遮断するので、振動検出部に暗電流が流れなくなる。その結果、携帯機内の電池の寿命を低下させないようにすることができる。
本発明は上記の実施形態の記載に限定されず、その効果が発揮される態様で適宜変更して実施することができる。
1 振動センサ
1a 第1電極
1b 第2電極
1c 振動子
1d バネ
1e 箱体
1f 接点式振動センサ
3 抵抗
4 抵抗
5 検出端子
10 携帯機
11 送信部
11a 送信アンテナ
12 受信部
12a 受信アンテナ
13 振動検出部
14 スイッチ部
15 制御部
19 電池
20 車載機
50 車両
55 ユーザ
100 キーレスエントリーシステム
Vout 検出電圧
Vbb 電源電圧
V1 第1の電圧
V2 第2の電圧
V11 第1の閾値電圧
V22 第2の閾値電圧
T1 第1の時間
T2 第2の時間
T3 第3の時間

Claims (4)

  1. ユーザにより所持され、車両に搭載された車載機からのリクエスト信号を受信した後に前記リクエスト信号に対するアンサー信号を送信して前記車載機との間で無線通信を行うキーレスエントリーシステム用の携帯機であって、
    前記リクエスト信号を受信する受信部と、前記アンサー信号を送信する送信部と、携帯機本体の振動の有無を検出する振動検出部と、前記受信部、前記送信部、及び前記振動検出部を制御する制御部と、前記受信部と前記送信部と前記制御部と前記振動検出部とに電力を供給する電池と、を備え、
    前記振動検出部は、振動センサを内蔵し、前記携帯機本体の状態を示す検出電圧を前記制御部に出力するように構成されており、
    前記制御部は、前記検出電圧が所定の第1の時間以上前記振動センサのオフ状態を示す第1の電圧である時には前記受信部への電力の供給を遮断し、前記検出電圧が前記振動センサのオン状態を示す第2の電圧になった時には、前記受信部への電力の供給を行ない、前記検出電圧が第2の時間以上前記第2の電圧のままである時には、前記振動検出部への電力の供給を遮断すると共に、前記受信部への電力供給を維持することを特徴とする携帯機。
  2. 前記振動検出部への電力の供給を遮断した後、所定の第3の時間が経過した時に前記振動検出部への電力の供給を開始することを特徴とする請求項1に記載の携帯機。
  3. 前記振動検出部への電力の供給を遮断した後、前記リクエスト信号を受信した時に前記振動検出部への電力の供給を開始することを特徴とする請求項1に記載の携帯機。
  4. 前記振動センサとして接点式振動センサを用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の携帯機。
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