JP2016062512A - プログラマブルコントローラシステム、プログラマブル表示器 - Google Patents

プログラマブルコントローラシステム、プログラマブル表示器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016062512A
JP2016062512A JP2014191993A JP2014191993A JP2016062512A JP 2016062512 A JP2016062512 A JP 2016062512A JP 2014191993 A JP2014191993 A JP 2014191993A JP 2014191993 A JP2014191993 A JP 2014191993A JP 2016062512 A JP2016062512 A JP 2016062512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
item
operability
touch panel
display
programmable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014191993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6309408B2 (ja
Inventor
孝博 一色
Takahiro Isshiki
孝博 一色
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAKKO ELECTRIC
Hakko Electronics Co Ltd
Original Assignee
HAKKO ELECTRIC
Hakko Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAKKO ELECTRIC, Hakko Electronics Co Ltd filed Critical HAKKO ELECTRIC
Priority to JP2014191993A priority Critical patent/JP6309408B2/ja
Priority to CN201510163664.4A priority patent/CN106155386B/zh
Priority to TW104111249A priority patent/TWI559106B/zh
Publication of JP2016062512A publication Critical patent/JP2016062512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6309408B2 publication Critical patent/JP6309408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】誤動作の防止と操作性を両立させるプログラマブル表示器等を提供する。【解決手段】操作性関連設定データ記憶部11は、予め、タッチパネル上での操作性に係わる設定情報等である操作性関連設定データを記憶する。操作判別制御部12は、タッチパネル監視部16による検出結果と画面データとから、操作された可能性があるアイテムである操作候補アイテムを判別し、該操作候補アイテム又はそのアイテム種別に対応する上記操作性設定情報に基づいて、該操作候補アイテムに対する操作確定か否かを判別する。【選択図】図1

Description

本発明は、特にプログラマブル表示器の操作性に関する。
現在、プログラマブル表示器には、タッチパネルが備えられている場合が多い。タッチパネルは、例えばマトリクス方式、抵抗膜方式、静電容量方式等の各種方式によって形成されるものを使用することができる。
例えば、特許文献1には、マトリックス方式タッチパネル装置及びこれを用いたプログラマブル表示器に関する発明が開示されている。
引用文献1の発明では、タッチパネルのマトリクス領域A〜LをX,Y方向に沿って4分割することにより、ミニマトリクス領域が定義される。タッチスイッチTS1,TS2の操作を判定するための操作判定用タッチスイッチ領域DA1,DA2が、ミニマトリクス領域に整合するように定められる。操作判定用タッチスイッチ領域DA1,DA2内において、1つの頂点を共有して隣接する4つのミニマトリクス領域がそれぞれ属するマトリクス領域の全ての操作が検出されると、当該領域DA1,DA2に対応したタッチスイッチTS1,TS2が有効に操作されたと判定される。このように構成することで、タッチスイッチの誤操作を確実に防止できる。
また、特許文献2の発明は、誤操作であることが判明した時点でユーザ自身の任意の操作により容易に実行途中の処理を無効化するものである。
その為に、特許文献2の発明では、所定の回数未満のスイッチに対する操作が成された場合、所定の回数に応じて表示デバイス11上に表示させるスイッチの表示形態を変化させるよう制御する。そして、所定の回数のスイッチに対する操作が成された場合、スイッチに割り付けられた機能を実行するための制御信号を出力し、表示デバイス11上の“スイッチが定義された領域”以外に対する操作に応じて、現在、表示デバイス11上に表示されているスイッチの表示を無効化するよう制御する。
また、例えば、よく知られているように、静電容量方式のタッチパネルの場合にはマルチタッチ(2点以上の多点検出)が出来るが、抵抗膜方式のタッチパネルの場合にはマルチタッチが実現困難である。マルチタッチは、例えば、地図の拡大/縮小表示操作等に利用されている。
また、静電容量方式のタッチパネルは、ノイズや使用環境の変化によって影響を受け易いことが知られている。この為、この様な環境下で使用した場合には、タッチパネルが誤動作する場合がある。一方で、プログラマブル表示器は、ノイズが多い場所で使用される場合が多い。
特開2002−297315号公報 特開2009−20585号公報
上述したように、静電容量方式のタッチパネルを備えるプログラマブル表示器を使用する場合、特にノイズが多い使用環境においては、誤動作する場合がある。これは、例えば、1点しか押下していないのに、多点押しと検出される場合がある。この場合、ユーザは1つのスイッチを操作しただけであるのに、複数のスイッチが操作されたものと誤判定される可能性がある。あるいは、例えば、未だスイッチを押下していない状態(指先をタッチパネルに近づけただけ)であるのに、スイッチと押下したものと誤判定される場合がある。スイッチは、何等かの制御対象機器の起動/停止等の操作に用いられる場合が多く、上記誤判定によって制御対象機器が誤動作する可能性がある。
この様な誤判定/誤動作を抑止するための従来手法としては、操作性関連設定を変更する場合がある。操作性関連設定とは、例えば、“多点押しの有効上限数”(有効同時操作点数)やONディレイやプレッシャー値等であり、これらについて何等かのデフォルト値が設定されている場合が多い。そして、誤判定を抑止する為に、例えば“多点押しの有効上限数”を減らしたり、パネル全体の反応感度(ONディレイ等)を低下させる等という調整を行う方法等が一般的である。
しかしながら、この様な従来手法では、パネル全体の操作性を一律に変化させる為、設定値に依存してパネルの操作制限が発生するという問題があった。例えば、仮に、“多点押しの有効上限数”を‘1’とした場合、すなわち実質的に多点押しを禁止した場合、スイッチ操作に係わる誤動作は抑止できる。例えばユーザは任意の1つのスイッチのみを操作したのに、複数のスイッチ操作があったものと誤検出された場合、すなわち例えば2点押しが検出された場合、“多点押しの有効上限数”が‘1’であることから、この操作は無効と判定されることになる。
しかしながら、プログラマブル表示器の画面上には、スイッチのようなアイテムが配置されているだけではなく、地図などの何等かの画像を表示するアイテム等も配置されている場合があり、画像の拡大/縮小操作の為に多点押し(2点押しなど)の操作が必要となる。しかしながら、“多点押しの有効上限数”を‘1’とした場合、この様な操作が出来なくなってしまう。
ここで、図8に示す例では、プログラマブル表示器の画面上には、複数の押しボタンスイッチ1,2と、フリック操作動作領域(例えば地図の表示領域)、メモ帳機能動作領域等の各種アイテムが配置されている。
そして、例えば、通常の設定値(デフォルト設定値)としては、この画面全体に対して、図8(a)に示すような下記の設定が行われているものとする。尚、この設定は画面全体に対して一律に有効となる。
有効同時操作点数 ; 5点
パネルのONディレイ; 5(ms)
プレッシャー値 ; 2
これに対して、上記ノイズが多い場所で使用する場合等には、例えば、図8(b)に示すような下記の設定が行われる。尚、この設定も画面全体に対して一律に有効となる。
有効同時操作点数 ; 2点
パネルのONディレイ; 30(ms)
プレッシャー値 ; 4
図8の例の場合、プログラマブル表示器の画面上に押しボタンスイッチが存在する為、ノイズが多い場所で使用する場合等には、安全動作の為に、例えば図8(b)のような設定にする必要がある。この例では、例えば、パネルのONディレイが、通常時の5(ms)に対して30(ms)となっており、応答性が悪くなっている。これは、押しボタンスイッチに関しては仕方が無いことであるが、フリック操作動作領域(例えば地図の表示領域)やメモ帳機能動作領域等までもが、応答性が悪くなってしまう。この為、例えば地図表示に係わる操作(拡大/縮小や、スクロール等)について、ユーザ操作に対する反応が鈍くなり、操作性が悪くなってしまう。
一方で、よく知られているように、押しボタンスイッチは、制御対象機器の起動/停止等の操作に用いられる場合が多く、その為、誤動作すると作業員等に危険が生じる可能性がある。この為、従来では、上記のように応答性が悪くなっても、図8(b)のような設定とする必要があった。
本発明の課題は、プログラマブル表示器の画面上に配置される各アイテム毎又はその種別毎に、タッチパネルの操作性に係わる設定値を設定することができ、以って誤動作の防止と操作性を両立させるプログラマブル表示器等を提供することである。
本発明のプログラマブル表示器は、複数のアイテムが表示される操作表示画面が表示され、タッチパネルを有するプログラマブル表示器であって、下記の各構成を有する。
・前記各アイテム毎に、そのアイテム種別、表示位置情報を含むデータである画面データを記憶する画面データ記憶手段;
・該画面データを用いて前記操作表示画面を表示する表示制御手段;
・前記タッチパネル上での操作を検出するタッチパネル監視手段;
・予め、前記各アイテム種別毎または前記各アイテム毎に対応して、前記タッチパネル上での操作性に係わる設定情報である操作性設定情報が記憶された操作性関連設定データ記憶手段;
・前記タッチパネル監視手段による検出結果と前記画面データとから、操作された可能性があるアイテムである操作候補アイテムを判別し、該操作候補アイテム又はそのアイテム種別に対応する前記操作性設定情報に基づいて、該操作候補アイテムに対する操作確定か否かを判別する操作判別制御手段:
本発明のプログラマブルコントローラシステム、そのプログラマブル表示器等によれば、プログラマブル表示器の画面上に配置される各アイテム毎又はその種別毎に、タッチパネルの操作性に係わる設定値を設定することができ、以って誤動作の防止と操作性を両立させることができる。
本例のプログラマブルコントローラシステムの機能構成図である。 (a)は画面データ、(b)は操作性関連設定データのデータ構成例である。 プログラマブル表示器におけるタッチパネル制御に係わる構成の簡略構成図である。 操作判別制御部の処理フローチャート図である。 (a)は任意の操作表示画面上での任意のユーザ操作例、(b)は(a)の例に応じた処理例である。 アイテム種別毎の操作性関連設定の具体例である。 プログラマブル表示器のハードウェア構成の一例である。 (a)、(b)は、従来の操作性関連設定の一例である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本例のプログラマブルコントローラシステムの機能構成図である。
図示のプログラマブルコントローラシステムは、プログラマブル表示器10を有し、更に作画エディタ装置20を有するものであってもよい。
作画エディタ装置20は、基本的にはよく知られている既存機能である「プログラマブル表示器の操作表示画面をユーザに任意に作成させる」機能を有するものである。この様な既存機能により作成された操作表示画面のデータ(画面データなどと呼ばれる)は、プログラマブル表示器10にダウンロードされて保持される。そして、プログラマブル表示器10は、この画面データを用いて、例えば上記図8に示すような操作表示画面を表示する。
プログラマブル表示器10は、単に操作表示画面を表示するだけでなく、随時、この画面上でのユーザ操作を受け付けている。つまり、プログラマブル表示器10は、例えば静電容量方式のタッチパネルを備えており、ユーザは、操作表示画面上の任意のアイテムの表示位置を、タッチ等する操作を行う。このタッチ操作をタッチパネル等によって検出することで、ユーザ操作内容を認識している。尚、本例では、静電容量方式のタッチパネルを例にして説明するが、この例に限らず、例えばマトリクス方式のタッチパネルにも、本手法は適用可能である。
この様なタッチパネル上のユーザ操作検出処理の際には、設定されている「タッチパネルの操作性に係わる設定値」(上記“操作性関連設定”)を参照している。従来では、この操作性関連設定値は、上述したように画面全体に対して適用されるものである。
これに対して、本手法による操作性関連設定データは、例えば、操作表示画面上の各アイテム種別毎に(あるいは各アイテム毎に)対応して設定・適用されるものである。この設定作業は、ユーザ等が任意に行うことができ、その為の設定機能は、作画エディタ装置20が備えていてもよいし(設定入力部21)、プログラマブル表示器10が備えていても良い(設定入力部13)。
何れにしても、プログラマブル表示器10は、上記操作性関連設定データを記憶しており、ユーザ操作検出時に、この操作性関連設定データを参照して、ユーザ操作判別に係わる処理を実行する。
すなわち、プログラマブル表示器10は、図示の操作性関連設定データ記憶部11、操作判別制御部12、設定入力部13等を有する。
また、プログラマブル表示器10は、プログラマブル表示器としての一般的な既存機能も有している。すなわち、図示の画面データ記憶部14、表示制御部15、タッチパネル監視部16の各既存の機能部も有している。ここでは、まず、これらの既存機能部について、簡単に説明しておく。
画面データ記憶部14は、アイテム毎に、そのアイテム種別、表示位置情報を含むデータである上記画面データを記憶する。尚、画面データの一例を図2(a)に示してある。
表示制御部15は、この画面データ等を用いて上記操作表示画面をディスプレイ等に表示する。
タッチパネル監視部16は、上記タッチパネル上での操作を検出する。タッチパネル監視部16の一例が、後述するタッチパネルコントローラ52であり、その処理機能は後述する。タッチパネル監視部16は、例えば、定周期で、操作検出に係わる所定情報を上記操作判別制御部12へ通知する。
以上、既存機能について簡単に説明した。
以下、上記操作性関連設定データ記憶部11、操作判別制御部12について、説明する。
操作性関連設定データ記憶部11は、予め、タッチパネル上での操作性に係わる設定情報等である操作性関連設定データを記憶する。本例では、特に、各アイテム種別毎又は各アイテムに対応付けて、操作性関連設定データを記憶する。
操作判別制御部12は、タッチパネル監視部16による検出結果と画面データとから、操作された可能性があるアイテムである操作候補アイテムを判別し、該操作候補アイテム又はそのアイテム種別に対応する上記操作性設定情報に基づいて、該操作候補アイテムに対する操作確定か否かを判別する。
尚、上記“操作された可能性がある”とは、例えば、ユーザによってタッチパネル上で任意のタッチ操作が行われた可能性があること等を意味している。但し、タッチパネル監視部16は、ノイズ等の影響によって、ユーザが操作していないにも係わらず操作検出したものと誤検出する場合がある。
操作判別制御部12は、例えば、上記タッチパネル監視部16から定周期で通知される上記所定情報に基づいて、上記操作候補アイテムを判別すると共に操作確定か否かを判別する。この所定情報には、例えば、少なくとも操作検出位置座標の情報が含まれる。
また、上記操作性設定情報は、例えば、ONディレイ、操作点数上限数等である。
そして、操作判別制御部12は、例えば、操作検出位置座標と画面データに基づいて、操作候補アイテムを判別する。
操作判別制御部12は、例えば、操作候補アイテムまたはそのアイテム種別に対応する操作性設定情報に含まれるONディレイを用いて、上記操作検出が、該ONディレイの時間以上継続した場合に、操作候補アイテムについて操作確定と判定する。
あるいは、操作判別制御部12は、例えば、操作候補アイテムまたはそのアイテム種別に対応する操作性設定情報に含まれる上記操作点数上限数を用いて、上記操作確定と判定したアイテムの数が、該操作点数上限数を越えた場合には、操作確定と判定された全てアイテムについて操作無効とする。尚、この判定は、アイテム種別毎に行うようにしてもよい。
また、例えば、アイテム種別がスイッチである場合に対応する上記ONディレイは、他のアイテム種別に比べて長くなるように設定されている。
あるいは、例えば、アイテム種別がスイッチである場合に対応する上記操作点数上限数は、他のアイテム種別に比べて少なくなるように設定されている。
ここで、図2(b)には、操作性関連設定データ記憶部11に記憶される操作性関連設定データの具体例を示す。但し、この説明の前に、図2(a)に示す画面データの具体例について説明する。
まず、操作表示画面上には、スイッチ、ボタン、メモ帳、地図等やグラフ、メータ、ランプの様々なアイテムの画像が表示される。これらのアイテムの中には、所定のイベント(時間や、ユーザ操作等)に応じて、割当てられたメモリアドレスのデータを読み出して表示する処理や、メモリアドレスへのデータ書込みを行うものがある。これより、上記画面データは、操作表示画面上の各アイテム毎に、その表示位置座標や割当メモリアドレス等の情報が格納されて成るものである。そして、この様な既存の画面データの一例を、図2(a)に示す。
図2(a)に示す例の画面データ30は、アイテム名31、アイテムタイプ32、座標33、サイズ34、アドレス35、アイテムタイプ毎のデータ36等から成る。
画面データ30の各レコードは、操作表示画面上の各アイテムに対応する。アイテム名31は、そのアイテムの識別情報であり、ここで「スイッチA」、「トレンドc」等の名称を例にするが、番号等であっても構わない。各アイテム名31のアイテム毎に、そのアイテムに関する各種情報(アイテムタイプ32〜アイテムタイプ毎のデータ36)が登録されている。
アイテムタイプ32は、そのアイテムの種別(スイッチ、ランプ、数値表示、フリック等)である。例えば、図示のアイテム「スイッチA」やアイテム「スイッチB」のアイテム種別は、「スイッチ」である。
座標33とサイズ34は、そのアイテムの操作表示画面上での表示位置と大きさを示す。つまり、座標33とサイズ34とによって、そのアイテムの表示領域が規定される。タッチ操作が検出された座標が、任意のアイテムの表示領域内であった場合、このアイテムが操作された可能性があることになる。但し、ノイズなどの影響により誤検出する場合もあるので、後述するONディレイ等の条件を満たした場合に、このアイテムが操作されたものと判定するようにしている。
アドレス35は、そのアイテムに割当てられたメモリアドレスである。ここでは特に関係ないので詳しい説明は省略するが、例えば図1に示す接続機器1に係わるメモリアドレス等である。尚、プログラマブル表示器10が通信ライン6を介して接続している接続機器1は、プログラマブル表示器10による監視/制御対象の各種機器であり、ここでは関係ないので特に説明しない。
アイテムタイプ毎のデータ36は、そのアイテムのアイテムタイプに応じた情報であり、ここでは特に説明しない。
尚、上記画面データ30は、例えば図1に示す作画エディタ装置20上で開発者等によって任意に作成されて、図示の通信ライン3を介してプログラマブル表示器10にダウンロードされる。その際、操作性関連設定データ40も一緒にダウンロードされてもよい。尚、設定入力部21は、開発者等が所望の操作性関連設定データ40を入力・設定できる設定画面(不図示)等を、表示する機能部である。
図2(b)に示す例の操作性関連設定データ40は、各アイテムタイプ41に対応付けて、各種操作性関連設定情報が登録されている。図示の例では、各種操作性関連設定情報の一例として、ONディレイ42、操作点数上限数43、プレッシャー閾値44を示すが、これらの例に限らない。アイテムタイプ41は、上記アイテムタイプ32と同様であり、例えばスイッチ、フリック等であるが、これらの例に限らない。尚、ここでは、地図表示アイテムのアイテムタイプは、フリックであるものとする。
ここで、上記の操作性関連設定情報自体は、図8等で説明したように従来より存在していた。従来と本手法との違いは、従来では操作性関連設定情報は画面全体に対して設定されていたのに対して、本手法では各アイテム種別毎に操作性関連設定情報が設定される点である。但し、これは一例であり、この様な「各アイテム種別毎」に限らず、例えば「各アイテム毎」等としてもよい。但し、ここでは「各アイテム種別毎」に操作性関連設定情報が設定される例を用いて説明するものとする。
上記各種操作性関連設定情報については、以下、簡単に説明するものとする。この説明の為に、プログラマブル表示器10におけるタッチパネル制御に係わる構成の簡略構成図を、図3に示す。
図3に示す例では、タッチパネル本体51、タッチパネルコントローラ52、CPU53等を示す。タッチパネルコントローラ52は、例えば700kHz(1/(700×10)周期)でタッチパネル本体51に対するユーザ操作(指先によるタッチ操作)を監視している。また、タッチパネルコントローラ52は、この検出結果を例えば1(ms)周期でCPU53に通知している。但し、上述したように、これが誤検出である可能性はある。すなわち、ユーザがタッチパネルに触れていなくても、上記タッチ操作があったものと誤検出する場合がある。あるいは、ユーザがタッチパネルに触れた位置以外の場所にも上記タッチ操作があったものと誤検出する場合がある。この様な誤検出があっても、CPU53による後述する処理によって無効と判定することで、誤った動作が行われる事態を防止することができる。
尚、CPU53は、上記操作判別制御部12等のプログラマブル表示器10の各種機能を実現する演算プロセッサである。尚、プログラマブル表示器10は、不図示の記憶部(メモリ等)も有しており、この記憶部には予め所定のアプリケーションプログラムが記憶されている。CPU53が、このアプリケーションプログラムを実行することで、プログラマブル表示器10の図1に示す各種処理機能部11,12,13,14,15,16等を実現する。一例として、CPU53は、例えば後述する図4に処理等を実行する。
タッチパネルコントローラ52は、タッチパネル本体51に対するタッチ操作を検出すると、タッチ(押下)位置の座標、スロット番号、プレッシャー値等を、CPU53に通知する。
ここで、上記スロット番号は、新たなタッチ操作検出毎にタッチパネルコントローラ52が任意に割当てる番号である。例えば、ユーザが2点押し操作を行った場合、当該2点の一方にはスロット番号=‘1’が割当てられ、他方にはスロット番号=‘2’が割当てられる。
割当てられたスロット番号は、離上操作(指を離す)が検出されるまで、用いられる。つまり、例えば仮にユーザが自己の親指と人差指によって上記2点押し操作を行ったものとし、親指によるタッチに対して上記スロット番号=‘1’が割当てられ、人差指によるタッチに対して上記スロット番号=‘2’が割当てられたものとする。この例の場合、ユーザが親指を離すまで、タッチパネルコントローラ52は、例えば1(ms)周期で、親指のタッチ位置座標やプレッシャー値等を、スロット番号=‘1’と共に、CPU53に通知し続ける。これは、ユーザが親指の位置を移動させた場合でも同じである(親指を離さない限りは、タッチ位置が変わってもスロット番号=‘1’で管理し続ける)。
尚、人差指に関しても、上記親指と略同様となる(勿論、この場合は、スロット番号=‘2’で管理される)。
また、尚、上記タッチ操作検出や離上操作検出が、ノイズ等の影響による誤検出である可能性は常にある。この問題に対して、本手法では、例えば、地図やメモ帳等のような比較的危険性が低いアイテムに関しては操作性が損なわれないようにし、且つ、スイッチのような危険性が高いアイテムに関しては、誤検出があってもスイッチ操作確定にはならないようにすることができる。詳しくは後述する。
また、上記プレッシャー値は、タッチパネルコントローラ52の実際の製品において出力されるものであり、基本的には、ユーザによるタッチの仕方(指がタッチパネルに触れている面積や強弱など)を示す数値であり、ここでは例えば、1,2,3,4,5等であるものとする。通常、ユーザが任意のアイテムを操作する意図があって当該アイテムの表示位置をタッチした場合には、ある程度しっかり押下するはずであり、それによって指がタッチパネルに触れている面積は大きくなるはずである。その逆に、ユーザが例えばうっかりタッチパネル本体51の表面に指先を触れてしまった場合等には、指がタッチパネルに触れている面積は非常に小さいはずである。
上記プレッシャー値は、例えば、指がタッチパネルに触れている面積が小さいほど小さくなる値と見做してよい。これより、上記CPU53は、例えば、任意の操作検出に係わり上記タッチパネルコントローラ52から通知されたプレッシャー値が、該当するプレッシャー閾値44未満である場合には、この操作検出は無効であると見做す。尚、該当するプレッシャー閾値44とは、上記タッチパネルコントローラ52から通知された座標に表示されているアイテムのアイテム種別(アイテムタイプ41)に対応するプレッシャー閾値44である。
また、CPU53は、たとえ通知されたプレッシャー値が、該当するプレッシャー閾値44以上であったとしても、それによって直ちに上記通知された座標に表示されているアイテムが、操作されたものと判定するものではない。ユーザが、このアイテムの表示位置を、所定時間以上押下し続けた場合に、このアイテムが操作されたものと判定する。つまり、タッチパネルコントローラ52からの上記1(ms)周期での操作検出通知が、所定回数以上連続した場合に(つまり、所定時間以上続いた場合に)、そのアイテムが操作されたものと判定する。本手法では、この所定時間が上記ONディレイ42となる。尚、ここでは、上記プレッシャー値の条件は満たしているものとして説明するものとする。
ユーザによる任意のアイテムに対するタッチ操作が、このアイテムのアイテム種別に応じたONディレイ42の時間以上続いた場合には、CPU53は、このアイテムに対するユーザ操作が行われたものと判定する。そして、基本的には、このアイテムの処理を実行する。但し、操作点数が、このアイテムのアイテム種別に対応する上記操作点数上限数43を越えた場合には、操作キャンセルと判定し、このアイテムの処理を実行しないようにする。
例えば、図2(b)に示す例の場合、スイッチ種別「スイッチ」に対応する操作点数上限数43は‘1’である。そして、まず、スイッチAに対するユーザ操作があったと判定された場合、この時点ではスイッチに係わる操作点数は‘1’であるので、特に問題はない。しかしながら、続いて、更にスイッチBに対するユーザ操作があったと判定された場合、この時点ではスイッチに係わる操作点数は‘2’となるので、操作キャンセルと判定する。この場合、スイッチA、スイッチBのどちらも、操作無効と見做され動作しないことになる。
上記のように「スイッチ」に対応する操作点数上限数43を‘1’とする場合、ユーザは、スイッチに関しては多点押しは禁じられていることを認識しているはずである。よって、上記操作キャンセルと判定される場合とは、例えば、スイッチA、Bのどちらか一方は、ノイズの影響等により、ユーザは操作していないにも係わらず、操作されたものと誤検出した場合等である。この様な場合でも、上記のようにキャンセルされることで、例えば重大な事故が生じることを防止できる。
但し、基本的には、それ以前に、ONディレイ42によって対応できる。すなわち、図2(b)に示す例のように、スイッチ種別「スイッチ」に対応するONディレイ42の設定値を、比較的長くすることで(図示の例では30ms)、対応可能である。基本的に、ノイズによる操作誤検出は、短時間となるので、この検出時間が例えば30ms以上となる確率は、非常に小さいものと考えてよい。よって、スイッチ操作があったものと判定される確率も、非常に小さくなると考えてよい。
また、上記操作性関連設定データ40は、ユーザが任意に設定できるものであってよい。そして、その為の機能は、プログラマブル表示器10が有していてもよいし、作画エディタ装置20が有していてもよく、何れか一方のみ若しくは両方が有していてよい。この機能部が、プログラマブル表示器10の設定入力部13や作画エディタ装置20の設定入力部21である。これら設定入力部13、21は、特に図示しない設定入力画面を、ディスプレイ上に表示して、この画面上でユーザに所望のデータを入力させる機能を有する。
図4は、操作判別制御部12の処理フローチャート図である。
図4の処理は、例えば、上記タッチパネルコントローラ52から検出結果の通知がある毎に実行される。よって、上記の例では基本的に1(ms)毎に実行されることになる。また、図4の処理は、上記スロット番号毎に例えばマルチタスクで実行される。例えば、後述する図5(b)に示すように、スロット番号‘1’に対応する図4の処理と、スロット番号‘2’に対応する図4の処理とが、並行して実行されることになる。尚、上記タッチパネルコントローラ52からの通知には、上記のように例えば、スロット番号、検出座標、プレッシャー値等の情報が含まれる。
図4の処理では、上記タッチパネルコントローラ52から通知された検出座標を取得して(ステップS11)、上記画面データ30を参照することで当該検出座標の位置にあるアイテムを判別する(ステップS12)。そして、判別したアイテムのアイテム種別(アイテムタイプ32)に基づいて、上記操作性関連設定データ40を参照して、このアイテム種別(アイテムタイプ41)に応じた各種設定値を読み出す(ステップS13)。各種設定値とは、例えば上述したONディレイ42、操作点数上限値43、プレッシャー閾値44等である。
そして、ステップS13で読み出した各種設定値を用いて、所定の判定を行う(ステップS14)。所定の判定とは、例えば、まず、通知されたプレッシャー値が、上記プレッシャー閾値44以上であるか否かを判定し、閾値以上である場合には変数「操作時間」を更新(+1インクリメント等)した上でこの「操作時間」が上記ONディレイ42の値に達したか否かを判定する。尚、変数「操作時間」の初期値は‘0’であるものとする。
尚、通知されたプレッシャー値が、プレッシャー閾値44未満である場合には、変数「操作時間」を更新せずに処理を続行してもよいし、上記ステップS12で判別されたアイテム操作は無効(無かったもの;誤検出と見做す等)と見做して、本処理を終了するようにしてもよい。
そして、「操作時間」が未だONディレイ42の値に達していない場合には、操作未確定と判定して(ステップS15、NO)、本処理を終了する。その後も例えば1(ms)周期で本処理を実行して変数「操作時間」を更新し続けることで、何れは「操作時間」がONディレイ42の値に達することになる。但し、その前に操作検出されなくなった場合には、変数「操作時間」の更新が無くなり、「操作時間」がONディレイ42の値に達することはない。この場合には、上記ステップS12で判別したアイテムへの操作は無かったものと見做される(ユーザが誤って少し触れてしまっただけ。あるいは、ノイズ等による誤検出など)。
一方、「操作時間」がONディレイ42の値に達した場合には、操作確定と判定する(ステップS15,YES)。つまり、ステップS12で判別したアイテムに対する操作があったものと判定する。
そして、続いて、総合判定を行う(ステップS16)。統合判定は、上記操作確定の判定結果に加えて、他のスロットに係わる図4の処理結果も用いて、操作確定と判定されたアイテムに係わる処理を動作させるべきか否かを、最終的に判断するものである。
ここで、既に述べたように、各スロット番号毎に個別に図4の処理が実行される。よって、上記操作確定の判定は、任意のスロット番号に係わるアイテムに関する判定を意味する。これについて、図5に示す一例も用いて更に説明する。
まず、図5(a)は、任意の操作表示画面上での任意のユーザ操作例を示す。
この例では、ユーザは、図示のスイッチAとスイッチBの2点押しのタッチ操作を行ったものとする。そして、スイッチAに対するタッチ検出に対してはスロット番号‘1’が割当てられ、スイッチBに対するタッチ検出に対してはスロット番号‘2’が割当てられたものとする。この場合、図5(b)に示すように、スロット番号‘1’に対応する図4の処理と、スロット番号‘2’に対応する図4の処理とが、ほぼ同時に実行されることになる。但し、実際には、2点押しのタイミングは多少ズレるはずであるので、ここではまずスロット番号‘1’に対応する図4の処理が開始され、数m秒後にスロット番号‘2’に対応する図4の処理が開始されたものとする。
これによって、図5(b)に示すように、スロット番号‘1’に対応する図4の処理と、スロット番号‘2’に対応する図4の処理とが、実行されることになる。
図2(b)の例であればアイテム種別「スイッチ」に対応するONディレイ42は30(ms)であり、また図4の処理は1(ms)周期で実行されるので、まず、図5(b)に示すスロット番号‘1’に対応する図4の処理が、30回繰り返された時点で(開始から30msの時点で)、スイッチAの操作確定と判定されることになる。尚、ここでは、常に、通知されたプレッシャー値が、プレッシャー閾値44以上であるものとして説明する。そして、上記総合判定を行うことになる。
総合判定は、例えば、操作確定したアイテムのアイテム種別に対応する変数「操作点数」を更新(+1インクリメント)したうえで、この「操作点数」が、操作確定したアイテムのアイテム種別に対応する上記操作点数上限値43以下であるか否かを判定する。そして、この判定結果に応じて、操作確定したアイテムに係わる処理に関する動作を決定する(ステップS17)。「操作点数」が上限値43以下であれば、操作確定したアイテムに係わる処理を開始させる(動作OKとする)。
ここで、上記操作点数の初期値は‘0’であるので、スイッチAに関しては「操作点数」は‘1’になることになる。また、図2(b)の例であればアイテム種別「スイッチ」に対応する操作点数上限値43は‘1’である。よって、スロット番号‘1’に対応する図4の処理における上記総合判定の結果は、「操作点数」が上限値43以下となることから動作OKとなり、スイッチAに係わる処理を実行開始することになる。
しかしながら、その後、図5(b)に示すスロット番号‘2’に対応する図4の処理が、30回繰り返された時点で、スイッチBの操作確定と判定されることになる。そして、上記総合判定を行うことになる。この場合、上記変数「操作点数」は、‘1’となっている状態で+1インクリメントされることで‘2’となる。よって、スロット番号‘2’に対応する図4の処理における上記総合判定の結果は、「操作点数」が上限値43以下となることから動作NGとなる。つまり、スイッチBの処理実行は、認められない。
この様に総合判定がNGとなった場合、スイッチBの処理が実行されないことは勿論のこと、既に実行開始されているスイッチAの処理も中断(キャンセル)されるように制御してもよい。
ここで、図5の例に関して、上記のようにユーザが2点押しを行った場合について説明したが、ユーザが1点押しを行った場合でも、上記図5で説明した状態となる場合はあり得る。例えば、ユーザは、スイッチAのみ操作したものとする。しかしながら、ノイズ等の影響により、スイッチBに対するタッチ検出(誤検出)もされたものとする。この場合、スイッチBに係わる処理が実行されると、大きな問題が生じる可能性がある。すなわち、上述したように、スイッチの場合、例えば接続機器1の制御(起動/停止など)を行う場合がある。スイッチBが、仮にプレス装置の起動スイッチであった場合、ユーザが操作していないにも係わらず突然プレス装置が動き出すことになり、近くの作業員に危険が及ぶ可能性がある。
これに対して、上述したように本処理によれば、スイッチBの処理が実行されないので、この様な問題が生じることはない。尚、この例の場合、スイッチAの処理は実行されても問題ないことになるが、スイッチA、スイッチBのどちらが誤検出であるのか分からないのであるから、上記のように、全てのスイッチの処理は実行させないようにすることが望ましい。
また、上記の一例ではノイズによる誤検出の場合でもスイッチBの操作確定と判定されるケースを例にして説明したが、本手法によればこの様なケースとなる可能性は低いものと考えられる。すなわち、誤検出があっても、それは極く短時間である場合が多い。これに応じて、本手法では、例えばアイテム種別「スイッチ」に関してはONディレイ42が比較的長くなるように設定されているので、上記「操作時間」がONディレイ42の値に達する前に、誤検出状態が終了する可能性が高いと考えられる。
また、通知されたプレッシャー値が、該当アイテムのアイテム種別のプレッシャー閾値44未満である場合には、例えば上記「操作時間」を更新しないで本処理を終了してもよい。あるいは、この場合には、このスロット番号に係わる処理は無効と判定し、その後に同じスロット番号の検出値の通知があっても図4の処理を実行しないようにしてもよい。
尚、例えば図5の「地図」アイテムのアイテムタイプが「フリック」であるとすると、図2(b)に示すように、フリックに対する操作確定条件は、スイッチに比べれば緩い(ONディレイ42=‘10’、操作点数上限値=‘2’、プレッシャー値=‘2’)。よって、仮に、図5の「地図」アイテムに対してユーザがスクロール操作(1点押し)を行ったが、ノイズ等により誤検出が生じて2点押し操作確定となる可能性が、「スイッチ」よりも高いことになる。しかしながら、それによってユーザが意図しない状況(スクロールのはずが、拡大など)となったとしても、安全上の問題が生じるわけではない。それよりも快適な操作性を優先させることになる。
この様に、アイテム種別「スイッチ」に関しては、操作確定条件を厳しく設定することで、ノイズ等の影響によってタッチ誤検出があった場合でも、スイッチを動作させないようにでき、事故を防止することができる。その一方で、アイテム種別「フリック」に関しては、快適な操作性を維持することができる。
図6に、アイテム種別毎の操作性関連設定の具体例を示す。
図6については特に詳細には説明しないが、図示の通り、各アイテム種別毎にそれぞれ異なる内容の操作性関連設定値を、設定することができる。例えば、スイッチに関しては快適な操作性よりも安全性を優先させる設定とし、それ以外のアイテム種別に関しては安全性よりも快適性を優先させる設定を行うことになる。尚、快適な操作性よりも安全性を優先させる設定とは、例えば、ユーザ操作に対する反応が鈍くなり(応答性が悪くなり)、操作性が悪くなる設定である。
図7に、プログラマブル表示器10のハードウェア構成の一例を示す。
図示のプログラマブル表示器10は、制御部60と、タッチパネル68、ディスプレイ69、上記通信インタフェース2等を有する。
制御部60は、CPU61、ROM62(フラッシュメモリ等)、RAM63、通信コントローラ64、グラフィックコントローラ65、タッチパネルコントローラ66等より成り、これらがバス67に接続されている。
CPU61は、制御部60全体を制御する中央処理装置(演算プロセッサ)である。CPU61は、ROM62に予め格納されているプログラムを実行することで、所定の演算動作(処理)を行う。例えば上記図4等で説明した処理を実行する。各種の演算結果は、例えばRAM63やROM62に格納される。
また、ROM62には、上記画面データ30や操作性関連設定データ40等も格納されている。上記のように、画面データ30は、例えば上述したスイッチ、ランプ等の各アイテム毎に、そのアイテムの画像や表示位置座標や大きさ等の表示に係わるデータや、上記割当メモリアドレス(割当メモリ領域)等のメモリアクセスに係わるデータ等を有する。
また、上記CPU61の処理によって、例えば上記画面データ30等に基づく表示対象データが、例えばRAM63(あるいは不図示のビデオRAM)上に展開(描画)される。この描画に基づいてグラフィックコントローラ65が、ディスプレイ69上に上述した操作表示画面等を表示する。
ディスプレイ69は、例えば液晶パネル等より成り、この液晶パネル上に重ねるようにしてタッチパネル68が設けられる。ディスプレイ69上には、基本的には、複数のアイテム画像が所定位置に配置されて成る上記操作表示画面が表示される。
また、通信コントローラ64は、通信インタフェース2を介して、不図示のPLC本体等や温調装置等である接続機器1や作画エディタ装置20との通信(データ送受信等)を行う。
オペレータ等によるタッチパネル68上での押圧操作(タッチ)位置の検知結果は、タッチパネルコントローラ66を介してCPU61等に取り込まれて解析される。例えば各アイテムの上記表示位置座標や大きさのデータ等に基づいて、解析することになる。例えば、上記スイッチの画像の表示位置をオペレータ等がタッチすると、タッチパネルコントローラ66は、この表示位置座標等をCPU61に通知する。
尚、図3に示すタッチパネル本体51、タッチパネルコントローラ52、CPU53が、これらタッチパネル68、タッチパネルコントローラ66、CPU61に相当すると見做しても構わない。
1 接続機器
2 通信インタフェース
3 通信ライン
6 通信ライン
10 プログラマブル表示器
11 操作性関連設定データ記憶部
12 操作判別制御部
13 設定入力部
20 作画エディタ装置
21 設定入力部
30 画面データ
31 アイテム名
32 アイテムタイプ
33 座標
34 サイズ
35 アドレス
36 アイテムタイプ毎のデータ
40 操作性関連設定データ
41 アイテムタイプ
42 ONディレイ
43 操作点数上限数
44 プレッシャー閾値
51 タッチパネル本体
52 タッチパネルコントローラ
53 CPU
61 CPU
62 ROM(フラッシュメモリ等)
63 RAM
64 通信コントローラ
65 グラフィックコントローラ
66タッチパネルコントローラ
67 バス
68 タッチパネル
69ディスプレイ

Claims (11)

  1. 複数のアイテムが表示される操作表示画面が表示され、タッチパネルを有するプログラマブル表示器であって、
    前記各アイテム毎に、そのアイテム種別、表示位置情報を含むデータである画面データを記憶する画面データ記憶手段と、
    該画面データを用いて前記操作表示画面を表示する表示制御手段と、
    前記タッチパネル上での操作を検出するタッチパネル監視手段と、
    予め、前記各アイテム種別毎または前記各アイテム毎に対応して、前記タッチパネル上での操作性に係わる設定情報である操作性設定情報が記憶された操作性関連設定データ記憶手段と、
    前記タッチパネル監視手段による検出結果と前記画面データとから、操作された可能性があるアイテムである操作候補アイテムを判別し、該操作候補アイテム又はそのアイテム種別に対応する前記操作性設定情報に基づいて、該操作候補アイテムに対する操作確定か否かを判別する操作判別制御手段と、
    を有することを特徴とするプログラマブル表示器。
  2. 前記タッチパネル監視手段は、定周期で、操作検出に係わる所定情報を前記操作判別制御手段へ通知し、
    該操作判別制御手段は、該所定情報に基づいて前記操作候補アイテムを判別すると共に前記操作確定か否かを判別することを特徴とする請求項1記載のプログラマブル表示器。
  3. 前記操作性設定情報には、ONディレイの情報が含まれ、
    前記操作判別制御手段は、前記操作候補アイテムまたはそのアイテム種別に対応する前記操作性設定情報に含まれる前記ONディレイを用いて、前記操作検出が、該ONディレイの時間以上継続した場合に、前記操作候補アイテムについて操作確定と判定することを特徴とする請求項1または2記載のプログラマブル表示器。
  4. 前記操作性設定情報には、操作点数上限数の情報が含まれ、
    前記操作判別制御手段は、前記操作候補アイテムまたはそのアイテム種別に対応する前記操作性設定情報に含まれる前記操作点数上限数を用いて、前記操作確定と判定したアイテムの数が、該操作点数上限数を越えた場合には、操作確定と判定された全てアイテムについて操作無効とすることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のプログラマブル表示器。
  5. 前記所定情報には、操作検出位置座標の情報が含まれ、
    前記操作判別制御手段は、前記操作検出位置座標と前記画面データに基づいて前記操作候補アイテムを判別することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のプログラマブル表示器。
  6. 前記タッチパネル監視手段は、ユーザが操作していないにも係わらず前記操作検出したものと誤検出する場合があることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のプログラマブル表示器。
  7. 前記アイテム種別がスイッチである場合に対応する前記ONディレイは、他のアイテム種別に比べて長くなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のプログラマブル表示器。
  8. 前記アイテム種別がスイッチである場合に対応する前記操作点数上限数は、他のアイテム種別に比べて少なくなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のプログラマブル表示器。
  9. 前記操作性設定情報を任意に設定させる設定手段を更に有することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のプログラマブル表示器。
  10. 複数のアイテムが表示される操作表示画面が表示され、タッチパネルを有するプログラマブル表示器と、作画エディタ装置を有するプログラマブルコントローラシステムであって、
    前記プログラマブル表示器は、
    前記各アイテム毎に、そのアイテム種別、表示位置情報を含むデータである画面データを記憶する画面データ記憶手段と、
    該画面データを用いて前記操作表示画面を表示する表示制御手段と、
    前記タッチパネル上での操作を検出するタッチパネル監視手段と、
    予め、前記各アイテム種別毎または前記各アイテム毎に対応して、前記タッチパネル上での操作性に係わる設定情報である操作性設定情報が記憶された操作性関連設定データ記憶手段と、
    前記タッチパネル監視手段による検出結果と前記画面データとから、操作された可能性があるアイテムである操作候補アイテムを判別し、該操作候補アイテム又はそのアイテム種別に対応する前記操作性設定情報に基づいて、該操作候補アイテムに対する操作確定か否かを判別する操作判別制御手段と、
    を有することを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  11. 前記プログラマブル表示器または前記作画エディタは、前記操作性設定情報を任意に設定させる設定手段を更に有することを特徴とする請求項10記載のプログラマブルコントローラシステム。
JP2014191993A 2014-09-19 2014-09-19 プログラマブルコントローラシステム、プログラマブル表示器 Active JP6309408B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191993A JP6309408B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 プログラマブルコントローラシステム、プログラマブル表示器
CN201510163664.4A CN106155386B (zh) 2014-09-19 2015-04-08 可编程控制器系统、可编程显示器
TW104111249A TWI559106B (zh) 2014-09-19 2015-04-08 Programmable controller system, programmable display

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191993A JP6309408B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 プログラマブルコントローラシステム、プログラマブル表示器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016062512A true JP2016062512A (ja) 2016-04-25
JP6309408B2 JP6309408B2 (ja) 2018-04-11

Family

ID=55797896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014191993A Active JP6309408B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 プログラマブルコントローラシステム、プログラマブル表示器

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6309408B2 (ja)
CN (1) CN106155386B (ja)
TW (1) TWI559106B (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008003888A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Matsushita Electric Works Ltd 表示器および作画プログラム
JP2010176174A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Fujifilm Corp 電子機器および電子機器の操作入力制御方法、並びに電子機器の操作入力制御プログラム
US20120105368A1 (en) * 2010-10-29 2012-05-03 Minebea Co., Ltd. Data input device of electronic device and input control method
JP2013012046A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Fujitsu Component Ltd マルチタッチパネル装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297315A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Patoraito:Kk マトリクス方式タッチパネル装置およびそれを用いたプログラマブル表示器
JP2009020585A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Panasonic Electric Works Co Ltd プログラマブル表示器
TW201039210A (en) * 2009-04-24 2010-11-01 Wintek Corp Touch-sensing device and procession method for man-machine interface
JP5095013B2 (ja) * 2010-01-20 2012-12-12 三菱電機株式会社 プログラマブルコントローラシステムおよび開発システム
JP5556423B2 (ja) * 2010-01-29 2014-07-23 ブラザー工業株式会社 入力装置および入力制御プログラム
TW201128198A (en) * 2010-02-10 2011-08-16 Nas Technologies Corps Touch panel testing equipment
EP2793111A4 (en) * 2011-12-15 2014-11-26 Toyota Motor Co Ltd OPERATING APPARATUS
US20130246402A1 (en) * 2012-03-19 2013-09-19 Tomohiro Iwaki Screen data generating apparatus for programmable display device

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008003888A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Matsushita Electric Works Ltd 表示器および作画プログラム
JP2010176174A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Fujifilm Corp 電子機器および電子機器の操作入力制御方法、並びに電子機器の操作入力制御プログラム
US20120105368A1 (en) * 2010-10-29 2012-05-03 Minebea Co., Ltd. Data input device of electronic device and input control method
JP2013012046A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Fujitsu Component Ltd マルチタッチパネル装置

Also Published As

Publication number Publication date
TWI559106B (zh) 2016-11-21
TW201612665A (en) 2016-04-01
CN106155386B (zh) 2019-01-22
CN106155386A (zh) 2016-11-23
JP6309408B2 (ja) 2018-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8976131B2 (en) Information processing device, display control method, and program
JP5957834B2 (ja) 携帯情報端末、タッチ操作制御方法、及びプログラム
EP3025218B1 (en) Multi-region touchpad
CA2883845C (en) Executing secondary actions with respect to onscreen objects
US10007382B2 (en) Information processing apparatus and information processing method
KR20080050895A (ko) 제스처 기반 사용자 인터페이스 방법 및 장치
KR20150012300A (ko) 터치 스크린의 오조작 방지방법, 터치 스크린, 이동단말장치, 프로그램 및 기록매체
EP3100151B1 (en) Virtual mouse for a touch screen device
JP2012043180A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
CN104423836A (zh) 信息处理装置
KR20160068623A (ko) 아이콘의 위치를 재배치하는 방법 및 장치
JP6370118B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
US10642481B2 (en) Gesture-based interaction method and interaction apparatus, and user equipment
WO2018160258A1 (en) System and methods for extending effective reach of a user's finger on a touchscreen user interface
KR20140067861A (ko) 터치 스크린 디스플레이 상에서의 객체 스크롤 방법 및 장치
JP6309408B2 (ja) プログラマブルコントローラシステム、プログラマブル表示器
KR20150111651A (ko) 즐겨찾기모드 조작방법 및 이를 수행하는 터치 스크린을 포함하는 장치
KR102296968B1 (ko) 즐겨찾기모드 조작방법 및 이를 수행하는 터치 스크린을 포함하는 장치
JP6380331B2 (ja) 操作入力装置及び操作入力方法
KR20150098366A (ko) 가상 터치패드 조작방법 및 이를 수행하는 단말기
KR20140070264A (ko) 터치 스크린 디스플레이 입력을 통한 객체 스크롤 방법 및 장치
JP5992900B2 (ja) 情報処理装置、そのタッチイベント処理方法、及びコンピュータが実行可能なプログラム
KR102205235B1 (ko) 즐겨찾기모드 조작방법 및 이를 수행하는 터치 스크린을 포함하는 장치
JP6801590B2 (ja) タッチパネル装置
JP2017084172A (ja) 情報処理装置、タッチパネルの操作管理方法、コンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20170214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6309408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250