JP2016059111A - セル多重電圧形インバータ - Google Patents

セル多重電圧形インバータ Download PDF

Info

Publication number
JP2016059111A
JP2016059111A JP2014181824A JP2014181824A JP2016059111A JP 2016059111 A JP2016059111 A JP 2016059111A JP 2014181824 A JP2014181824 A JP 2014181824A JP 2014181824 A JP2014181824 A JP 2014181824A JP 2016059111 A JP2016059111 A JP 2016059111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell unit
voltage
output
unit
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014181824A
Other languages
English (en)
Inventor
信貴 毛塚
Nobutaka Kezuka
信貴 毛塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP2014181824A priority Critical patent/JP2016059111A/ja
Publication of JP2016059111A publication Critical patent/JP2016059111A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】多重形インバータでの過電圧、不足電圧発生時における故障停止の発生抑制が要望されている。【解決手段】各セルユニットの直流電圧を検出し、検出電圧と閾値を比較してセルユニット毎の出力判定信号をCPS制御部に出力する出力判定信号生成部を設ける。CPS制御部は、出力判定信号が、検出電圧>閾値のとき過電圧有りと判定し、力行動作には当該セルユニットがゼロスイッチング状態であれば当該セルユニットの出力をスイッチング状態にする。また、回生動作時には、当該セルユニットの出力電圧判定がゼロスイッチング状態であれば当該セルユニットのスイッチング状態は変化させず、ゼロスイッチング以外のときに当該セルユニットをゼロスイッチングに移行する。【選択図】 図2

Description

本発明は、セル多重電圧形インバータに係わり、特にインバータ各セルユニットの直流電圧の平衡制御を行うことにより、過電圧・不足電圧の防止装置に関するものである。
インバータを構成する回路方式の一つとして直列多重方式がある。直列多重方式は、従来の2レベルや3レベルなどのように直流リンク部が一つのインバータでなく、入力トランスで絶縁された複数の直流リンク部を持ち、セルユニットと呼ばれる単相インバータを多段に接続することで、接続した段数分の直流電圧の合計を出力することが出来る。
図8は直列3段3相の例を示したもので、各セルユニットの直流電圧をVdc、U,V,W相のセルユニットをそれぞれU1,U2,U3,V1,V2,V3,W1,W2,W3、インバータの負荷をLoadとし、Load端子電圧をVu,Vv,Vwとすると、VuはU1,U2,U3の電圧の和になるので下式となる。
Vu=Vu1+Vu2+Vu3
図9にセルユニットの主回路構成例を示す。Uは上段と接続されるレグの上アームのスイッチング素子、Xは上段と接続されるレグの下アームのスイッチング素子、Vは下段と接続されるレグの上アームのスイッチング素子、Yは下段と接続されるレグの下アームのスイッチング素子である。
インバータ装置においては、一般に過電圧や過電流を防止する機能が付加されている。例えば、特許文献1には、3相交流入力電圧を検出してそれぞれ直流入力電圧信号と直流出力電圧信号に変換し、この2つの信号を比較して減速レートの補正係数を求めて減速時の過電圧を防止することが記載されている。
また、特許文献2には、過電流を防止するためにセルユニット単位での電力変換動作を停止することが記載されている。これは、セルユニット毎に電流を検出し、検出値がある閾値を超えた場合に現在出力しているセルユニットと同じ組のセルユニットにスイッチングの状態を変更するよう制御するものである。なお、特許文献2には過電圧については触れられていない。
特開2008−271728 特開2012−231599
特許文献1には、過電圧を防止することについては記載されているが、その過電圧防止制御は各セルユニット個別の直流電圧を制御しているものではない。スイッチング素子には固体差があり、この固体差によって各セルユニットには直流電圧にバラツキが生じる。このため、あるセルユニットの直流電圧が閾値を超過すると過電圧発生として装置を停止させることになる。このことは、インバータの故障停止を頻繁に発生させることで信頼性を低下させることになる。
また、過電流防止に関する特許文献2では、ある閾値を超えたときにセルユニットの出力電圧の状態を変えることについての記述はあるが、その具体的手段については示されていない。
よって、本発明が目的とするところは、過電圧による停止を防止するセル多重電圧形インバータを提供することにある。
本発明は、複数のセルユニットを直列接続した3相インバータであって、CPS制御方式を用いたCPS制御部を介して出力セル判定部によりセルユニットのスイッチングパターンを選択し、選択信号を各セルユニットのゲートに出力して各セルユニットを制御するものにおいて、
前記各セルユニットの直流電圧を検出し、検出電圧と予め設定された閾値を比較してセルユニット毎の出力判定信号を前記CPS制御部に出力する出力判定信号生成部を設け、
CPS制御部において、前記検出電圧と閾値との比較結果に応じて当該セルユニットの出力電圧判定がゼロスイッチング以外のときに、当該セルユニットをゼロスイッチングの状態に移行するよう制御することを特徴としたものである。
本発明のCPS制御部は、
前記出力判定信号生成部の出力判定信号が、検出電圧>閾値のとき過電圧有りとして負荷が力行動作か回生動作かを判定し、
力行動作時には、当該セルユニットがゼロスイッチング状態であれば当該セルユニットの出力をスイッチング状態とし、
回生動作時には、当該セルユニットの出力電圧判定がゼロスイッチング状態であれば当該セルユニットのスイッチング状態は変化させず、ゼロスイッチング以外のときに当該セルユニットをゼロスイッチングに移行させることを特徴としたものである。
また、本発明のCPS制御部は、
前記出力判定信号生成部の出力判定信号が、検出電圧<閾値のとき不足電圧有りとして負荷が力行動作か回生動作かを判定し、
回生動作時には、当該セルユニットがゼロスイッチング状態であれば当該セルユニットを出力のスイッチングの状態とし、
力行動作時には、当該セルユニットの出力電圧判定がゼロスイッチング状態であれば当該セルユニットのスイッチング状態は変化させず、ゼロスイッチング以外のときに当該セルユニットをゼロスイッチングに移行させることを特徴としたものである。
本発明の出力判定信号生成部は、各セルユニットの検出電圧と、予め過電圧防止制御判定値に設定された第1の閾値を比較し、各セルユニットの出力判定信号を出力する第1の比較部と、各セルユニットの検出電圧と、予め不足電圧防止制御判定値に設定された第2の閾値を比較し、各セルユニットの出力判定信号を出力する第2の比較部を備えたことを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、インバータに過電圧、もしくは不足電圧が発生した場合でもインバータの故障停止動作の抑制が可能となるため、インバータの信頼性が向上するものである。
本発明の実施形態を示すセルユニットと電圧検出回路図。 本発明の実施形態を示すCPS方式によるPWM制御装置の構成図。 出力判定信号生成部の構成図。 U相とV相のオン時における電流経路図。 X相とY相のオン時における電流経路図。 過電圧防止制御フローチャート。 不足電圧防止制御フローチャート。 セル多重電圧形インバータの構成図。 セルユニットの構成図。
本発明では、例えば直列3段3相の各セルユニットそれぞれに、図1で示すように電圧検出回路10が設けられ、a,b間の直流電圧を検出する。
図2は、本発明が適用されるセル多重電圧形インバータ制御装置の部分図で、1はU,V,Wの相電圧指令とキャリア周波数指令を発生するCPU、2は電圧領域を判定する電圧領域判定部で、後述の表2の電圧領域の情報をキャリアフェイズセレクト(搬送波位相選択方式で以下CPSという)制御部4に出力する。
このCPS制御部4は、相電圧指令に基づきCPS方式における電圧指令の領域とレベルが定義されて例えば6つの領域に区分された各相の領域を判定する。
3はキャリア信号生成部で、CPU1からのキャリア周波数指令に基づく周波数の三角波キャリア信号を、3段の各セルユニットのU,X素子用、およびV,Y素子用に各々生成して各相のCPS制御部4へそれぞれ入力する。CPS制御部4では、各キャリア信号と電圧指令を比較した信号、および電圧領域判定部2からの電圧領域情報を入力してオン・オフ信号を生成し、出力セル判定部5へ入力する。
6はq軸電流演算部で、図8で示すインバータ出力電流Iu,Iv,Iwを検出し、q軸電流を3相/2相変換手法を用いて演算し、出力セル判定部5へ入力する。8は負荷であるモータ速度検出器、9はモータ速度検出器8の検出値を用いてモータ速度を演算する速度検出処理部で、得られた速度検出値からモータの回転方向を判別し、その回転方向情報を、出力セル判定部5へ入力する。9はデットタイム生成部である。
電圧検出回路10により検出された各セルユニットの直流電圧検出信号は、出力判定信号生成部11に入力して過電圧もしくは不足電圧の有無が判定される。出力判定信号生成部11は図3で示すように、第1の比較部12と第2の比較部13よりなり、比較部12では予め設定された過電圧防止制御判定値が第1の閾値として入力され、直流電圧検出信号との比較演算が行われる。また、比較部13では予め設定された不足電圧防止制御判定値が第2の閾値として入力され、直流電圧検出信号との比較演算が行われる。この比較演算は、各セルユニットそれぞれに行われることで、出力判定信号生成部11からはU1〜W3までの過電圧判定信号9本と、不足電圧判定信号9本からの信号がそれぞれ出力セル判定部5に出力される。
出力判定信号生成部11における過電圧防止時の動作としては、比較部12において、直流電圧検出信号と第1の閾値を比較する。比較結果、検出値>閾値の場合に比較部12は論理1を出力する。論理1の信号はスイッチングをゼロスイッチングの状態にするための信号として使用する。
電圧検出回路10で検出した値と予め設定しておく第1の閾値を出力セル判定部5に入力する。
出力判定信号生成部11における不足電圧防止時の動作としては、比較部13において、直流電圧検出信号と第2の閾値を比較する。検出値<閾値の場合に比較部13は論理1を出力する。論理1の信号はスイッチングをゼロスイッチングの状態にするための信号として使用する。
電圧検出回路10で検出した値と予め設定しておく第2の閾値を出力セル判定部5に入力する。
ここで、セルユニット毎の出力電圧を考える。
セルユニットにおいて、素子UとYがオンの時にはEの電圧が出力され、素子VとXがオンの時には−Eの電圧が出力される。素子UとV、素子XとVがオンの時には電圧が出力されず、出力電圧=0となる。この二通りの組み合わせは電圧が出力されないことからゼロスイッチングと呼ばれている。
各相セルユニットが3段の場合の多重型インバータの出力電圧における電圧パターンは表1のようになる。なお、表1はU相のみを示したもので、V,W相も同様のパターンを持つ。
Figure 2016059111
相電圧としては表1の出力電圧が選択される。ここで、出力電圧が−2Vdc,
−Vdc,Vdc,2Vdcに注目すると、これら出力電圧の状態時には、Vu1,Vu2,Vu3の何れかのセルユニットがゼロスイッチングの状態となっている。
本発明では、出力判定信号生成部11より出力された信号を用いてゼロスイッチングに移行するセルユニットを変更するものである。
セル多重形インバータの負荷であるモータを減速させると、回生動作となってエネルギーの流れがモータからインバータへと向きが変わる。その際、セルユニットの直流電圧Vdcが上昇して過電圧になりやすい。この時の過電圧防止について図4,5を用いて説明する。
図4で示すU相とV相、および図5で示すX相とY相の各素子がオンの場合におけるゼロスイッチング時での電流経路を考えると、電流の向きが矢印のように上段から下段に流れる向きが正で、下段から上段に流れる場合は負である。このように、ゼロスイッチングの状態ではセルユニットのコンデンサCに電流が流れることがない。よって、モータ減速時などの回生動作にもコンデンサCの電圧Vdcが変動しないゼロスイッチングの状態に移行すれば過電圧の発生が防止できる。
以下具体的に説明する。
(1)出力電圧の判定について
出力電圧の判定には、図2で示すCPU1からの電圧指令Vu*,Vv*,Vw*の大きさを使用する。電圧指令の大きさが分れば表1の出力電圧を判定することができる。
電圧指令の大きさと出力電圧の関係は表2のようになる。ここでの電圧指令は正弦波形とし、電圧指令がインバータ定格電圧であるときの正弦波形の波高値を100%基準とする。なお、ここでは可変可能なインバータの出力電圧において出力可能な最大電圧をインバータ定格電圧と呼ぶ。
Figure 2016059111
表2のように、セルユニットが直列3段の場合には電圧指令に基づいて出力電圧の大きさを6段階(領域)に分割して考えることができる。また、各領域にはそれぞれ2種類の出力電圧がある。どちらの出力電圧を選択するかは、CPS制御部4に入力されるキャリア信号と電圧指令との比較により決まる。例えば領域6では、電圧指令≧キャリア信号の場合に3Vdcが、電圧指令<キャリア信号の場合に2Vdcが選択される。
出力電圧が分れば各セルユニットの電圧指令の更新を判定することができる。説明の簡易化のために領域を表2のように定義する。
(2)領域1の場合について
領域1の場合には電圧指令が−3Vdcもしくは−2Vdcとなる。−2Vdcの場合は表1に示す3種類の出力電圧パターンから1種類を選択すればよい。また、3種類のパターンでゼロスイッチングが何れかのセルユニットで発生する。電圧指令が−3Vdcの時には、全てのセルユニットで電圧を出力するようなスイッチングの状態となるが、−2Vdcの状態に移行する際に過電圧の閾値を超えたセルユニットを優先的に、その直流電圧を低下させるスイッチング状態にする。
例えば、力行運転状態において、U1セルユニットの直流電圧のみが閾値を超過した場合には、U2セルユニットを零スイッチングさせるパターンもしくはU3セルユニットを零スイッチングさせるパターンを選択する。U1セルユニットの直流電圧、およびU2セルユニットの直流電圧が閾値を超過した場合には、U3セルユニットを零スイッチングさせるパターンを選択する。これは、領域6の場合も同様に考えることができる。
(3)領域2,3,4,5の場合について
領域2,3,4,5の場合には電圧指令が変わる場合に閾値を超えたセルユニットを優先的に、その直流電圧を低下させるスイッチング状態にする。例として、回生状態ではゼロスイッチング状態に固定とし、閾値を超えていない他のセルユニットでスイッチング出力を行う。
出力セル判定部5では、電圧検出回路10からの出力電圧の判定と出力判定信号生成部11による出力判定信号の出力、およびCPS制御部4からの電圧指令とキャリア信号を比較した後の信号を使用してゼロスイッチング状態への移行セルユニットを判定し、デットタイム生成部9を経て最終的なゲート信号をゲート信号生成部において生成する。
図6は過電圧防止制御のフローチャートを示したものである。
ステップS1で電圧指令の大きさから領域を判定する。ステップS2では出力判定信号生成部11でセルユニット毎の出力判定において、検出値<閾値と判定されたとき、論理0が出力セル判定部5に入力される。論理0が入力されたときには過電圧無しとされて出力セル判定部5はCPS制御部4からの信号をそのまま使用する。一方、出力判定信号生成部11において検出値>閾値と判定されたときには過電圧有りと判定され、論理1が出力セル判定部5に入力されてステップS3の処理へ移行する。
S3で出力セル判定部5は、速度検出処理部7によるモータの回転方向情報とq軸電流演算部6からの入力信号より、力行動作/回生動作の判定を行う。モータの回転方向が正転のときq軸電流検出値Iqが正ならば力行動作、負ならば回生動作と判定する。回転方向が逆転の場合には、q軸電流検出値Iqが負ならば力行動作、正ならば回生動作と判定する。
なお、回転方向の判定方法については、モータ速度検出器8の検出信号を用いるとは限らず、他の方法でもよい。
ステップS3での判定において力行動作と判定された場合、ステップS4でゼロスイッチング状態であれば、優先的に当該セルユニットの出力をゼロスイッチング以外の電圧を出力するスイッチング状態として直流電圧を下げる。
S3で回生動作と判定した場合にはS5の処理に移行する。
ステップS5では、当該セルユニットの出力電圧を判定し、当該セルユニットの出力状態がゼロスイッチングか否かを前回のゲート信号より判断する。既にゼロスイッチング状態であれば、S6でそのまま出力の状態は変化させず、他のスイッチングを行う。ゼロスイッチング以外の電圧を出力している状態であれば、S7でゼロスイッチングの状態に移行する。
この実施例によれば、過電圧の発生時におけるインバータの故障停止動作の抑制が可能となるものである。
図7は瞬低や急加速時等に、あるセルユニットにおいて不足電圧が発生する場合の不足電圧防止制御のためのフローチャートを示したものである。
ステップS10で電圧指令の大きさから領域を判定する。ステップS11では出力判定信号生成部11でセルユニットごとの出力判定において、電圧検出値と第2の閾値との比較時に検出値>閾値と判定されたとき、論理0が出力セル判定部5に入力される。論理0が入力されたときには不足電圧無しとされてCPS制御部4からの信号をそのまま使用する。
一方、出力判定信号生成部11において検出値<閾値と判定されたときには不足電圧有りと判定され、論理1が出力セル判定部5に入力されてステップS12の処理へ移行する。S12では、速度検出処理部7によるモータの回転方向情報とq軸電流演算部6からの入力信号より、力行動作/回生動作の判定を行う。モータの回転方向が正転のときq軸電流検出値Iqが正ならば力行動作、負ならば回生動作と判定する。回転方向が逆転の場合には、q軸電流検出値Iqが負ならば力行動作、正ならば回生動作と判定する。
S12で回生動作と判定した場合、S13において当該セルユニットはゼロスイッチング以外の電圧を出力するスイッチング状態として直流電圧を上昇させる。ステップS12での判定において力行動作と判定された場合、ステップS14で、当該セルユニットの出力電圧を判定し、当該セルユニットの出力状態がゼロスイッチングか否かを前回のゲート信号より判断する。既にゼロスイッチング状態であれば、S15においてそのままの出力状態として変化させず、他のスイッチングを行う。ゼロスイッチング以外の電圧を出力している状態であれば、S16でゼロスイッチングの状態に移行する。
この実施例によれば、不足電圧の発生時におけるインバータの故障停止動作の抑制が可能となるものである。
なお、本発明においては、実施例1で示す過電圧抑制機能と、実施例2で示す不足電圧抑制機能を各別に設けてもよく、両方の機能を同時に持たせてもよいことは勿論で、両機能を同時に持たせた場合には過電圧と不足電圧の発生時におけるインバータの故障停止動作の抑制が同時に可能となる効果を発生する。
また、上記ではセルユニットの直列接続数を3とした場合について説明してきたが、本発明では、セルユニットの直列接続数は2以上である3相出力インバータに適用できるものである。
1… CPU
2… 電圧領域判定部
3… キャリア信号生成部
4… キャリアフェイズセレクト制御部(CPS制御部)
5… 出力セル判定部
6… q軸電流演算部
7… 速度検出処理部
8… モータ速度検出部
9… デットタイム生成部
10… 電圧検出部
11… 出力判定信号生成部

Claims (4)

  1. 複数のセルユニットを直列接続した3相インバータであって、CPS制御方式を用いたCPS制御部を介して出力セル判定部によりセルユニットのスイッチングパターンを選択し、選択信号を各セルユニットのゲートに出力して各セルユニットを制御するものにおいて、
    前記各セルユニットの直流電圧を検出し、検出電圧と予め設定された閾値を比較してセルユニット毎の出力判定信号を前記CPS制御部に出力する出力判定信号生成部を設け、
    CPS制御部において、前記検出電圧と閾値との比較結果に応じて当該セルユニットの出力電圧判定がゼロスイッチング以外のときに、当該セルユニットをゼロスイッチングの状態に移行するよう制御することを特徴としたセル多重電圧形インバータ。
  2. 前記CPS制御部は、
    前記出力判定信号生成部の出力判定信号が、検出電圧>閾値のとき過電圧有りとして負荷が力行動作か回生動作かを判定し、
    力行動作時には、当該セルユニットがゼロスイッチング状態であれば当該セルユニットを出力のスイッチング状態とし、
    回生動作時には、当該セルユニットの出力電圧判定がゼロスイッチング状態であれば当該セルユニットのスイッチング状態は変化させず、ゼロスイッチング以外のときに当該セルユニットをゼロスイッチングに移行させることを特徴とした請求項1記載のセル多重電圧形インバータ。
  3. 前記CPS制御部は、
    前記出力判定信号生成部の出力判定信号が、検出電圧<閾値のとき不足電圧有りとして負荷が力行動作か回生動作かを判定し、
    回生動作時には、当該セルユニットがゼロスイッチング状態であれば当該セルユニットを出力のスイッチングの状態とし、
    力行動作時には、当該セルユニットの出力電圧判定がゼロスイッチング状態であれば当該セルユニットのスイッチング状態は変化させず、ゼロスイッチング以外のときに当該セルユニットをゼロスイッチングに移行させることを特徴とした請求項1記載のセル多重電圧形インバータ。
  4. 前記出力判定信号生成部は、各セルユニットの検出電圧と、予め過電圧防止制御判定値に設定された第1の閾値を比較し、各セルユニットの出力判定信号を出力する第1の比較部と、各セルユニットの検出電圧と、予め不足電圧防止制御判定値に設定された第2の閾値を比較し、各セルユニットの出力判定信号を出力する第2の比較部を備えたことを特徴とした請求項1乃至3記載の何れか1項であるセル多重電圧形インバータ。
JP2014181824A 2014-09-08 2014-09-08 セル多重電圧形インバータ Pending JP2016059111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014181824A JP2016059111A (ja) 2014-09-08 2014-09-08 セル多重電圧形インバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014181824A JP2016059111A (ja) 2014-09-08 2014-09-08 セル多重電圧形インバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016059111A true JP2016059111A (ja) 2016-04-21

Family

ID=55759104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014181824A Pending JP2016059111A (ja) 2014-09-08 2014-09-08 セル多重電圧形インバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016059111A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020523967A (ja) * 2017-06-12 2020-08-06 ティーエーイー テクノロジーズ, インコーポレイテッド マルチレベルマルチ象限ヒステリシス電流コントローラおよびその制御のための方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020523967A (ja) * 2017-06-12 2020-08-06 ティーエーイー テクノロジーズ, インコーポレイテッド マルチレベルマルチ象限ヒステリシス電流コントローラおよびその制御のための方法
JP7398961B2 (ja) 2017-06-12 2023-12-15 ティーエーイー テクノロジーズ, インコーポレイテッド マルチレベルマルチ象限ヒステリシス電流コントローラおよびその制御のための方法
US11973436B2 (en) 2017-06-12 2024-04-30 Tae Technologies, Inc. Multi-level multi-quadrant hysteresis current controllers and methods for control thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6180693B1 (ja) 電力変換装置
JP6545425B1 (ja) 電力変換装置
WO2015178376A1 (ja) 直流送電電力変換装置および直流送電電力変換方法
US10003273B2 (en) Power conversion device
JP5223711B2 (ja) 無停電電源装置
US20160294276A1 (en) Power conversion device
CN109769404B (zh) 系统互连逆变器装置及其运转方法
JPWO2017006427A1 (ja) 無停電電源装置
JP5145124B2 (ja) 電力変換装置
US11005404B2 (en) Motor driving apparatus
US20160006368A1 (en) Power Converter
JP2013215043A (ja) マルチレベル電力変換装置
US9685884B2 (en) Seven-level inverter apparatus
JP2015144551A (ja) インバータ装置
JP2003169480A (ja) 中性点クランプ式電力変換器の制御装置
EP2975752B1 (en) Current-source power conversion apparatus
JP2012257361A (ja) 電力変換装置
WO2016163066A1 (ja) 電力変換装置
JP2016059111A (ja) セル多重電圧形インバータ
JP5302905B2 (ja) 電力変換装置
JPH06319263A (ja) インバータ装置
WO2020136698A1 (ja) 電力変換装置
JP4726624B2 (ja) インバータシステム
JP6070430B2 (ja) 直列多重インバータ制御装置の2段変化防止方法とその装置
WO2019186752A1 (ja) 電力変換装置