JP2016059010A - 情報処理装置、情報処理プログラム、記録媒体、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理プログラム、記録媒体、及び情報処理方法 Download PDF

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岸本 康成
Yasunari Kishimoto
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Abstract

【課題】出力媒体の特性に合わせた特殊な色情報を表現可能な色情報を得ることを目的とする。【解決手段】RGB色空間の色情報を出力媒体に依存しないXYZ色空間の色情報に変換する第1変換部14と、特殊な色情報をXYZ色空間の色情報で生成する表面反射成分生成部16と、第1変換部14の変換結果と表面反射成分生成部16の生成結果とを合成する合成部18と、出力媒体の特性に合わせた補正を行うためのキャリブレーション情報を用いて、合成部18の合成結果を出力媒体が対応するRGB色空間の色情報に変換する第2変換部22と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理プログラム、記録媒体、及び情報処理方法に関する。
特許文献1では、入力部を介して表面の材質及び表面の状態に関する情報を受け付けるパラメータ入力手段と、入力された表面の材質及び表面の状態に基づき、変換式を用いて光学特性を求めるパラメータ変換手段と、物体の表面における光学特性に基づき、物体の表面の質感を決定して画像を生成する画像生成部と、を備えることが提案されている。
特許文献2では、入力されたビデオ信号から輝度信号を抽出する輝度信号抽出手段と、画像変換を行うためのパラメータを設定するパラメータ設定手段と、輝度信号抽出手段で抽出された輝度信号と、パラメータ設定手段からの各パラメータとから、入力ビデオ信号の画像に対して金属光沢を発生させるような演算を行う演算手段と、を備えて、入力ビデを信号の画像を金属光沢が生じているような画像に変換することが提案されている。
特許文献3では、対象物を含む画像を取り込む画像入力装置と、取り込まれた画像を入力し、画像を再現したモニタ表示画面内で、任意に照明環境を設定し、その環境下で対象物を3次元的に移動・回転させて所望する方向から観察できるように対象物の画像を変更する再現環境変換部と、表示及び印刷出力する画像出力装置とで構成される画像処理装置が提案されている。
特許文献4では、人が光沢感を知覚する傾向を主観評価実験により測定し、傾向に対する知覚的特性と物理的特性を結びつけることにより定量化を行い、光沢感モデルに基づく等光沢感曲線を得て、該等光沢感曲線に基づきデバイスの輝度に合わせて表面反射成分を変化させる表示デバイスの特性に依存しない光沢感再現方法が提案されている。
特許文献5では、所定の正面条件に応じた鏡面反射ルックアップテーブルを選択し、変換された物体の画像データで鏡面反射ルックアップテーブルを参照することにより、正反射方向における物体の鏡面反射色を算出する。次に、正反射方向における物体の鏡面反射色と無色の光源色とに基づいて視線方向における物体の鏡面反射色を算出し、物体の拡散反射色と物体の鏡面反射色とを合成して物体の反射色を算出する色処理装置が提案されている。
特許平07−320090号公報 特開平10−285459号公報 特許2000−90233号公報 特開2003−281565号公報 特開2011−23834号公報
本発明は、出力媒体の特性に合わせた特殊な色情報を表現可能な色情報を得ることを目的とする。
請求項1に記載の情報処理装置は、予め定めた色空間の色情報と、前記色情報と異なる特殊な色情報とを含む入力情報を、前記特殊な色情報を反映し、かつ出力媒体に対応する色空間の色情報に変換する色変換部を備えている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記色変換部は、予め定めた色空間としての第1色空間の色情報を出力媒体に依存しない第2色空間の色情報に変換する第1変換部と、前記特殊な色情報を前記第2色空間の色情報で生成する生成部と、前記第1変換部の変換結果と前記生成部の生成結果とを合成する合成部と、出力媒体の特性に合わせた補正を行うための補正情報を用いて、前記合成部の合成結果を出力媒体が対応する第3色空間の色情報に変換する第2変換部と、を備えている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記生成部は、双方向反射率分布関数モデルの表面反射成分で前記第2色空間の色情報を生成する。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記第1変換部によって変換された前記第2色空間の色情報における背景領域を、出力媒体の表面の質感を表す質感色情報に置き換える置換部を更に備え、前記合成部が前記第1変換部の変換結果としての前記置換部の置換結果と前記生成部の生成結果とを合成する。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか1項に記載の発明において、前記第2変換部が、出力媒体の特性に合わせた補正を行うための補正情報を用いて、前記合成部の合成結果を前記第3色空間の色情報に変換する変換方法の他に、出力媒体の特性に合わせた補正を行うための補正情報を用いて、前記第1変換部によって変換された前記第2色空間の色情報を前記第3色空間の色情報に変換する変換方法を含む少なくとも2種類以上の変換方法を有し、前記2種類以上の変換方法の中から前記第3色空間の色情報に変換する変換方法を選択する選択部を更に備えている。
請求項6に記載の情報処理プログラムは、コンピュータを、請求項1〜5の何れか1項に記載の情報処理装置を構成する各部として機能させる。
請求項7に記載の記録媒体は、コンピュータを、請求項1〜5の何れか1項に記載の情報処理装置を構成する各部として機能させるための情報処理プログラムを記録している。
請求項8に記載の情報処理方法は、予め定めた色空間の色情報と、特殊な色情報とを含む入力情報を、前記特殊な色情報を反映し、かつ出力媒体に対応する色空間の色情報に変換する色変換ステップを含む。
請求項1に記載の発明によれば、出力媒体の特性に合わせた特殊な色情報を表現可能な色情報を得ることができる情報処理装置を提供することができる、という効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、第1色空間の色情報と特殊な色情報とを含む入力情報を、特殊な色情報を反映しかつ出力媒体の特性に合わせた色情報に変換することができる、という効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、反射に関する色情報を出力媒体の特性に合わせて表現可能な色情報を得ることができる、という効果がある。
請求項4に記載の発明によれば、出力媒体の質感も出力媒体の特性に合わせて表現可能な色情報を得ることができる、という効果がある。
請求項5に記載の発明によれば、複数種類の出力媒体に対応した色情報を得ることが可能となる、という効果がある。
請求項6に記載の発明によれば、出力媒体の特性に合わせた特殊な色情報を表現可能な色情報を得ることができる情報処理プログラムを提供することができる、という効果がある。
請求項7に記載の発明によれば、出力媒体の特性に合わせた特殊な色情報を表現可能な色情報を得ることができる記録媒体を提供することができる、という効果がある。
請求項8に記載の発明によれば、出力媒体の特性に合わせた特殊な色情報を表現可能な色情報を得ることができる情報処理方法を提供することができる、という効果がある。
第1実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態に係る情報処理装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 入力ファイルの背景や白色部分を媒体画像に変更する例を示す模式図である。 第2実施形態に係る情報処理装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 第3実施形態に係る情報処理装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る情報処理装置について説明する。図1は、第1実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。なお、図1の各部は、コンピュータがプログラムを実行することにより実現するソフトウエア構成としてもよいし、各種回路等によって実現するハードウエア構成としてもよい。或いは、一部がソフトウエア構成として残りをハードウエア構成としてもよい。
本実施形態に係る情報処理装置10は、図1に示すように、入力ファイル取得部12、第1色変換部14、表面反射成分生成部16、合成部18、キャリブレーション情報取得部20、及び第2色変換部22を備えている。
入力ファイル取得部12は、色情報としての入力ファイル(RGB+α)を取得する。取得する入力ファイルは、本実施形態では、RGB色空間の色情報とαチャンネルの色情報とを含んでいる。αチャンネルは、例えば、透明色、光沢色、及び特色の何れか1つの特殊な色情報とされており、画像ではないベクター情報を保持しているレイヤーであってもよい。なお、入力ファイルは、グレー、CMYK等のRGB色空間以外の色空間としてもよい。また、入力ファイルは、色情報のファイルと特殊な色情報を保持したファイルの2種類であってよい。
第1色変換部14は、入力ファイルを出力媒体に依存しない色空間(XYZ1)に変換する。本実施形態では、RGB色空間の入力ファイル(RGB+α)を三刺激値(CIEXYZ、以降では、XYZ色空間という)に変換するが、L*a*b*等の他の色空間に変換するようにしてもよい。なお、RGB色空間からXYZ色空間へ変更する際の拘束条件としては、相対モード(用紙などの相対的に明るいところが白基準)ではなく、絶対モード(予め定めた基準光源が白基準)が望ましく絶対モードと相対モードの中間でもよい。
表面反射成分生成部16は、αチャンネル値に応じて表面反射率に相当する反射率レートを求めて、既定の照明情報を含めたBRDF(Bidirectional Reflectance Distribution Function:双方向反射率分布関数)モデルの表面反射成分(例えば、Phongの反射モデルや、Cook-Torranceモデルなど)で生成した表面反射成分(XYZ2)を生成する。なお、表面反射成分は、XYZ色空間で生成する。
合成部18は、第1色変換部14によって変換された入力ファイル(XYZ1)と、表面反射成分生成部16によって生成された表面反射成分(XYZ2)を合成する。合成部18では、出力媒体に依存しないXYZ色空間で合成されるため、入力ファイルに特殊な色が反映される。
キャリブレーション情報取得部20は、出力媒体(例えば、表示装置)の特性に合わせた補正を行うためのキャリブレーション情報を取得する。
第2色変換部22は、合成部18によって表面反射成分が合成された入力ファイルの色空間を、出力媒体に依存しない色空間から出力媒体に対応する色空間に変換することにより出力データを得る。このとき、キャリブレーション情報取得部20によって取得したキャリブレーション情報に基づいて、出力媒体の特性に合わせた補正を行いつつ、出力媒体に対応する色空間に変換する。本実施形態では、XYZ色空間からRGB色空間に変換するが、出力媒体の色空間がCMYK色空間等の他の色空間の場合には、XYZ色空間からCMYK色空間等の他の色空間に変換して出力データを得るようにしてもよい。
続いて、上述のように構成された第1実施形態に係る情報処理装置10で行われる具体的な処理について説明する。図2は、第1実施形態に係る情報処理装置10で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ100では、入力ファイル取得部12が、RGB+αの色情報を持つ入力ファイルを取得してステップ102へ移行する。
ステップ102では、第1色変換部14がRGB色情報を出力媒体に依存しない色空間であるXYZ色空間の色情報に変換してステップ104へ移行する。
ステップ104では、表面反射成分生成部16が、入力ファイル取得部12が取得した入力ファイルに含まれるαチャンネル値に基づいて、表面反射成分を算出してステップ106へ移行する。すなわち、αチャンネル値に応じて表面反射率に相当する反射率レートを求めて、既定の照明情報を含めたBRDFで生成した表面反射成分(XYZ2)を生成する。
ステップ106では、合成部18が、第1色変換部14によって色空間が変換された色情報(XYZ1)に、表面反射成分生成部16によって生成された表面反射成分(XYZ2)を合成してステップ108へ移行する。これにより、特殊な色情報を反映したXYZ色空間の色情報が得られる。
ステップ108では、キャリブレーション情報取得部20が、出力媒体のキャリブレーション情報を取得してステップ110へ移行する。
ステップ110では、第2色変換部22が、キャリブレーション情報に基づいてXYZ色空間からRGB色空間の色情報に変換して一連の処理を終了する。すなわち、特殊な色情報が反映されたXYZ色空間の色情報がRGB色空間の色情報に変換されるので、RGB色空間の色情報に特殊な色情報が反映される。また、このとき、出力媒体のキャリブレーション情報が反映されるので、出力媒体の特性に合わせた出力データが得られる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態に係る情報処理装置について説明する。図3は、第2実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。なお、図3の各部は、第1実施形態と同様に、プログラムを実行することにより実現するソフトウエア構成としてもよいし、各種回路等によって実現するハードウエア構成としてもよい。或いは、一部がソフトウエア構成として残りをハードウエア構成としてもよい。
第1実施形態では、特殊な色情報を反映した色情報が得られるようにしたが、第2実施形態では、出力媒体の表面の質感等の二次元情報を反映した色情報を得られるようにしたものである。なお、第1実施形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
本実施形態に係る情報処理装置11は、図3に示すように、入力ファイル取得部12、媒体画像選択部24、第1色変換部14、背景変更部26、表面反射成分生成部16、合成部18、キャリブレーション情報取得部20、及び第2色変換部22を備えている。すなわち、第1実施形態に対して媒体画像選択部24及び背景変更部26を更に備えている。
入力ファイル取得部12は、色情報としての入力ファイル(RGB+α)を取得する。取得する入力ファイルは、本実施形態では、RGB色空間の色情報とαチャンネルの色情報とを含んでいる。αチャンネルは、例えば、透明色、光沢色、及び特色の何れか1つの特殊な色情報とされている。なお、入力ファイルは、CMYK等のRGB色空間以外の色空間としてもよい。
媒体画像選択部24は、出力媒体のテクスチャ(表面の質感や手触り)としての二次元情報を表す媒体画像を選択する。媒体画像は複数種類を予め登録しておき、選択するようにしてもよいし、画像読取装置等によって読み取るようにしてもよい。
第1色変換部14は、入力ファイルを出力媒体に依存しない色空間(XYZ1)に変換する。本実施形態では、RGB色空間の入力ファイル(RGB+α)を三刺激値(CIEXYZ)に変換するが、L*a*b*等の他の色空間に変換するようにしてもよい。なお、RGB色空間からXYZ色空間へ変更する際の拘束条件としては、相対モード(用紙などの明るいところが白基準)ではなく、絶対モード(予め定めた基準の白値が基準)が望ましく絶対モードと相対モードの中間でもよい。また、本実施形態では、入力ファイルの他に、媒体画像選択部24によって選択された媒体画像の色空間もRGB色空間からXYZ色空間に変換する。
背景変更部26は、第1色変換部14によってXYZ色空間に変換された入力ファイルの色情報(XYZ1)の背景部分が、媒体画像選択部24によって選択されて第1色変換部14によってXYZ色空間の色情報に変換された媒体画像(XYZ3)に変更された色情報(XYZ1+3)を生成する。すなわち、入力ファイルの背景や白部分を出力媒体の媒体画像に置換した色情報を生成する。例えば、図4に示すように、入力ファイルの背景や白色部分を媒体画像に変更することにより、出力媒体の質感等が反映される。また、別の方法として、媒体画像(XYZ3を元にした法線アップ画像)と画像部(XYZ1+3)をディスプレイスメントマッピング、バンプマッピングのようにレンダリングによって合成してもよい。
表面反射成分生成部16は、αチャンネル値に応じて表面反射率に相当する反射率レートを求めて、既定の照明情報を含めたBRDF(Bidirectional Reflectance Distribution Function:双方向反射率分布関数)モデルの表面反射成分(例えば、Phongの反射モデルや、Cook-Torranceモデルなど)で生成した表面反射成分(XYZ2)を生成する。なお、表面反射成分は、XYZ色空間で生成する。
合成部18は、第1色変換部14によって変換されて背景が変更された色情報(XYZ1+3)と、表面反射成分生成部16によって生成された表面反射成分(XYZ2)を合成する。合成部18では、出力媒体に依存しないXYZ色空間で合成されるため、入力ファイルに特殊な色が反映される。
キャリブレーション情報取得部20は、出力媒体(例えば、表示装置)の特性に合わせた補正を行うためのキャリブレーション情報を取得する。
第2色変換部22は、合成部18によって表面反射成分が合成された入力ファイルの色空間を、出力媒体に依存しない色空間から出力媒体に対応する色空間に変換することにより出力データを得る。このとき、キャリブレーション情報取得部20によって取得したキャリブレーション情報に基づいて、出力媒体の特性に合わせた補正を行いつつ、出力媒体に対応する色空間に変換する。本実施形態では、XYZ色空間からRGB色空間に変換するが、出力媒体の色空間がCMYK色空間等の他の色空間の場合には、XYZ色空間からCMYK色空間等の他の色空間に変換して出力データを得るようにしてもよい。
続いて、上述のように構成された第2実施形態に係る情報処理装置11で行われる具体的な処理について説明する。図5は、第2実施形態に係る情報処理装置11で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ200では、入力ファイル取得部12が、RGB+αの色情報を持つ入力ファイルを取得してステップ202へ移行する。
ステップ202では、第1色変換部14がRGB色情報を出力媒体に依存しない色空間であるXYZ色空間の色情報に変換してステップ204へ移行する。
ステップ204では、表面反射成分生成部16が、入力ファイル取得部12が取得した入力ファイルに含まれるαチャンネル値に基づいて、表面反射成分を算出してステップ206へ移行する。すなわち、αチャンネル値に応じて表面反射率に相当する反射率レートを求めて、既定の照明情報を含めたBRDFで生成した表面反射成分(XYZ2)を生成する。
ステップ206では、第1色変換部14が、媒体画像選択部24によって選択された媒体画像をXYZ色空間に変換してステップ208へ移行する。
ステップ208では、背景変更部26が、色空間が変換された色情報の背景画像を媒体画像に変更してステップ210へ移行する。すなわち、第1色変換部14によってXYZ色空間に変換された入力ファイルの色情報(XYZ1)の背景部分が、媒体画像選択部24によって選択されて第1色変換部14によってXYZ色空間の色情報に変換された媒体画像(XYZ3)に変更された色情報(XYZ1+3)が生成される。これにより、出力媒体の質感等が色情報に反映される。
ステップ210では、合成部18が、第1色変換部14によって色空間が変換されて背景変更部26によって背景が変更された色情報(XYZ1+3)に、表面反射成分生成部16によって生成された表面反射成分(XYZ2)を合成してステップ212へ移行する。これにより、特殊な色情報を反映したXYZ色空間の色情報が得られる。
ステップ212では、キャリブレーション情報取得部20が、出力媒体のキャリブレーション情報を取得してステップ214へ移行する。
ステップ214では、第2色変換部22が、キャリブレーション情報に基づいてXYZ色空間からRGB色空間の色情報に変換して一連の処理を終了する。すなわち、特殊な色情報が反映されると共に、出力媒体の質感等が反映されたXYZ色空間の色情報がRGB色空間の色情報に変換されるので、変換後のRGB色空間の色情報に特殊な色情報及び出力媒体の質感等が反映される。また、このとき、出力媒体のキャリブレーション情報が反映されるので、出力媒体の特性に合わせた出力データが得られる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る情報処理装置について説明する。図6は、第3実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。なお、図6の各部は、第1実施形態と同様に、プログラムを実行することにより実現するソフトウエア構成としてもよいし、各種回路等によって実現するハードウエア構成としてもよい。或いは、一部がソフトウエア構成として残りをハードウエア構成としてもよい。
本実施形態に係る情報処理装置13は、図6に示すように、モード選択部30、第1モード処理部32、第2モード処理部34、及び第3モード処理部36を備えている。
モード選択部30は、複数のモード(本実施形態では、第1〜第3モード)のうち何れかをユーザの指示によって選択する。
第1モード処理部32は、本実施形態では、第1実施形態に係る情報処理装置10で行われる処理を行い、第2モード処理部34は、第2実施形態に係る情報処理装置11で行われる処理を行うようになっているので、詳細な説明は省略する。
第3モード処理部36は、入力ファイルを出力媒体に依存しない色空間(XYZ色空間)に変換して、出力媒体の特性に合わせた補正を行いつつ、出力媒体に対応する色空間に変換することにより出力データを得る処理を行う。
次に、第3実施形態に係る情報処理装置13で行われる処理について説明する。図7は、第3実施形態に係る情報処理装置13で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、第2実施形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
ステップ200では、入力ファイル取得部12が、RGB+αの色情報を持つ入力ファイルを取得してステップ202へ移行する。
ステップ202では、第1色変換部14がRGB色情報を出力媒体に依存しない色空間であるXYZ色空間の色情報に変換してステップ203へ移行する。
ステップ203では、ユーザの指示によって第2又は第3モードが選択されたか否かをモード選択部30が判定する。第1又は第2モードが選択されて判定が肯定された場合にはステップ204へ移行し、第3モードが選択されて判定が否定された場合にはステップ212へ移行する。
ステップ204では、表面反射成分生成部16が、入力ファイル取得部12が取得した入力ファイルに含まれるαチャンネル値に基づいて、表面反射成分を算出してステップ205へ移行する。すなわち、αチャンネル値に応じて表面反射率に相当する反射率レートを求めて、既定の照明情報を含めたBRDFで生成した表面反射成分(XYZ2)を生成する。
ステップ205では、ユーザの指示によって第1モードが選択されたか否かをモード選択部30が判定する。第1モードが選択されて判定が肯定された場合にはステップ206へ移行し、第2モードが選択されて判定が否定された場合にはステップ210へ移行する。
ステップ206では、第1色変換部14が、媒体画像選択部24によって選択された媒体画像をXYZ色空間に変換してステップ208へ移行する。
ステップ208では、背景変更部26が、色空間が変換された色情報の背景画像を媒体画像に変更してステップ210へ移行する。すなわち、第1色変換部14によってXYZ色空間に変換された入力ファイルの色情報(XYZ1)の背景部分が、媒体画像選択部24によって選択されて第1色変換部14によってXYZ色空間の色情報に変換された媒体画像(XYZ3)に変更された色情報(XYZ1+3)が生成される。これにより、出力媒体の質感等が色情報に反映される。
ステップ210では、合成部18による合成が行われてステップ212へ移行する。なお、合成部18による合成は、第1モードの場合には、第1色変換部14によって色空間が変換されて背景変更部26によって背景が変更された色情報(XYZ1+3)に、表面反射成分生成部16によって生成された表面反射成分(XYZ2)を合成する。また、第2モードの場合には、第1色変換部14によって色空間が変換されて背景変更部26によって背景が変更された色情報(XYZ1+3)に、表面反射成分生成部16によって生成された表面反射成分(XYZ2)を合成する。これにより、特殊な色情報を反映したXYZ色空間の色情報が得られる。
ステップ212では、キャリブレーション情報取得部20が、出力媒体のキャリブレーション情報を取得してステップ214へ移行する。
ステップ214では、第2色変換部22が、キャリブレーション情報に基づいてXYZ色空間からRGB色空間の色情報に変換して一連の処理を終了する。すなわち、特殊な色情報が反映されたXYZ色空間の色情報がRGB色空間の色情報に変換されるので、変換後のRGB色空間の色情報に特殊な色情報が反映される。また、第2モードの場合には、出力媒体の質感等も反映さえる。さらに、このとき、出力媒体のキャリブレーション情報が反映されるので、出力媒体の特性に合わせた出力データが得られる。
なお、上記の各実施形態では、入力ファイルの色空間と出力データの色空間を同じ色空間に変換する例を説明したが、これに限るものではなく、異なる色空間に変換するようにしてもよい。例えば、入力ファイルの色空間をRGB色空間とし、出力データの色空間をCMYK色空間としてもよい。
また、上記の各実施形態に係る情報処理装置によって行われる各処理は、コンピュータに実行させるためのプログラムとして記憶媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10、11、13 情報処理装置
14 第1色変換部
16 表面反射成分生成部
18 合成部
22 第2色変換部
26 背景変更部
30 モード選択部
32 第1モード処理部
34 第2モード処理部
36 第3モード処理部

Claims (8)

  1. 予め定めた色空間の色情報と、前記色情報と異なる特殊な色情報とを含む入力情報を、前記特殊な色情報を反映し、かつ出力媒体に対応する色空間の色情報に変換する色変換部を備えた情報処理装置。
  2. 前記色変換部は、
    予め定めた色空間としての第1色空間の色情報を出力媒体に依存しない第2色空間の色情報に変換する第1変換部と、
    前記特殊な色情報を前記第2色空間の色情報で生成する生成部と、
    前記第1変換部の変換結果と前記生成部の生成結果とを合成する合成部と、
    出力媒体の特性に合わせた補正を行うための補正情報を用いて、前記合成部の合成結果を出力媒体が対応する第3色空間の色情報に変換する第2変換部と、
    を備えた請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生成部は、双方向反射率分布関数モデルの表面反射成分で前記第2色空間の色情報を生成する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1変換部によって変換された前記第2色空間の色情報における背景領域を、出力媒体の表面の質感を表す質感色情報に置き換える置換部を更に備え、
    前記合成部が前記第1変換部の変換結果としての前記置換部の置換結果と前記生成部の生成結果とを合成する請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2変換部が、出力媒体の特性に合わせた補正を行うための補正情報を用いて、前記合成部の合成結果を前記第3色空間の色情報に変換する変換方法の他に、出力媒体の特性に合わせた補正を行うための補正情報を用いて、前記第1変換部によって変換された前記第2色空間の色情報を前記第3色空間の色情報に変換する変換方法を含む少なくとも2種類以上の変換方法を有し、
    前記2種類以上の変換方法の中から前記第3色空間の色情報に変換する変換方法を選択する選択部を更に備えた請求項2〜4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、請求項1〜5の何れか1項に記載の情報処理装置を構成する各部として機能させるための情報処理プログラム。
  7. コンピュータを、請求項1〜5の何れか1項に記載の情報処理装置を構成する各部として機能させるための情報処理プログラムを記録した記録媒体。
  8. 予め定めた色空間の色情報と、特殊な色情報とを含む入力情報を、前記特殊な色情報を反映し、かつ出力媒体に対応する色空間の色情報に変換する色変換ステップを含む情報処理方法。
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