JP2016058605A - 部品実装方法 - Google Patents

部品実装方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016058605A
JP2016058605A JP2014184957A JP2014184957A JP2016058605A JP 2016058605 A JP2016058605 A JP 2016058605A JP 2014184957 A JP2014184957 A JP 2014184957A JP 2014184957 A JP2014184957 A JP 2014184957A JP 2016058605 A JP2016058605 A JP 2016058605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
mounting
suction nozzle
positional deviation
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014184957A
Other languages
English (en)
Inventor
東 雅之
Masayuki Azuma
雅之 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014184957A priority Critical patent/JP2016058605A/ja
Publication of JP2016058605A publication Critical patent/JP2016058605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】狭隣接実装における生産性の低下を抑制することができる。
【解決手段】狭隣接部品を対象とする部品実装方法において、吸着ノズル9aの吸着面における部品Pの直交方向および回転方向の位置ずれを含む位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)を測定し、この位置ずれ量に基づいて部品Pの搭載位置を補正した場合に吸着ノズル9aと既実装部品P*とが干渉するか否かを判定し、既実装部品P*と吸着ノズル9aとが干渉すると判定されたならば、位置ずれ量のうち直交方向の位置ずれ量(Δx,Δy)のみに基づいて部品Pの搭載位置を補正した場合に、吸着ノズル9aと既実装部品P*とが干渉するか否かをさらに判定し、干渉しないならば回転方向の位置ずれ量Δθを補正対象とせずに部品Pを基板3に実装し、回転方向の位置ずれについてはリフロー過程におけるセルフアライメント作用により位置ずれを解消する。
【選択図】図5

Description

本発明は、吸着ノズルにより部品を吸着して基板に実装する部品実装方法に関するものである。
近年携帯型端末など電子機器の小型化に伴い、これらの電子機器に用いられる回路基板における実装部品の微小化・狭隣接化が進展している。このような狭隣接実装の場合には、部品を保持した吸着ノズルを回路基板上に既に実装された部品(以後、既実装部品と称す。)に極めて近接した位置まで移動させる必要があることから、以下に説明するように、既実装部品と吸着ノズルとの干渉に起因する不具合が生じやすい。すなわち、吸着ノズルの吸着面において部品が正規の位置に吸着されてなく、位置ずれした状態にある場合には位置ずれ方向や位置ずれ量などによっては、部品を正しい位置に搭載するための補正動作において吸着ノズルが隣接する既実装部品と干渉する虞がある。
このような干渉を避けるため、従来より、吸着ノズルに保持された状態における位置ずれ量を検出し、検出結果に基づいて当該部品の基板への実装可否を判定することが行われている(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す先行技術では、検出された位置ずれ量が予め定められた許容値以上である場合には、当該部品の基板への装着を禁止するようにしている。
特開2004−207372号公報
しかしながら上述の先行技術を含め、吸着ノズルにおける部品の位置ずれ量の許容値を設定することにより既実装部品と吸着ノズルとの干渉を回避する従来技術においては、許容値の設定如何によっては生産性を低下させる場合があった。すなわち位置ずれの許容値を過度に緩く設定すると、部品搭載動作において吸着ノズルが既実装部品と干渉して、既実装部品の位置ずれなどの不具合が増大する。これに対し、位置ずれの許容値を過度に厳しく設定すると、干渉が実際には発生しないにもかかわらず吸着エラーとなる頻度が増大する。いずれの場合も狭隣接実装における部品実装作業の生産性を低下させる結果となり、新たな対処策が求められていた。
そこで本発明は、狭隣接実装における生産性の低下を抑制することができる部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装方法は、吸着ノズルにより部品を吸着して基板に実装する部品実装方法であって、前記吸着ノズルの吸着面における部品の直交方向および回転方向の位置ずれを含む位置ずれ量を測定する工程と、前記位置ずれ量に基づいて部品の搭載位置を補正した場合に、前記吸着ノズルと既実装部品とが干渉するか否かを判定する第1の干渉判定工程と、前記第1の干渉判定工程において既実装部品と干渉すると判定されたならば、前記位置ずれ量のうち回転方向の位置ずれ量を除いた直交方向の位置ずれ量に基づいて部品の搭載位置を補正した場合に、前記吸着ノズルと既実装部品とが干渉するか否かを判定する第2の干渉判定工程とを含み、前記第2の干渉判定工程において既実装部品と干渉しないと判定されたならば、前記直交方向の位置ずれ量に基づいて部品を基板に実装する。
本発明によれば、狭隣接実装における生産性の低下を抑制することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装装置による部品実装動作フローの説明図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における実装位置補正の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における半田接合過程の説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1、図2を参照して、基板に電子部品を実装する部品実装装置1の構成を説明する。部品実装装置1は、基板に電子部品(以下、単に「部品」と略記する。)を実装する機能を有するものであり、図2は、図1におけるA−A断面を部分的に示している。
図1において基台1aの中央にはX方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は上流側から搬入された基板3を搬送し、部品実装作業を実行するために設定された実装ステージに位置決めして保持する。基板搬送機構2の両側方には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並列に装着されている。
テープフィーダ5は、部品を収納したキャリアテープをテープ送り方向、すなわち部品供給部4の外側から基板搬送機構2に向かう方向にピッチ送りすることにより、以下に説明する部品実装機構の実装ヘッドによる部品取り出し位置に部品を供給する。本実施の形態において実装対象となる部品には、基板3において近接した実装位置に隣接して実装されるいわゆる狭隣接部品が含まれている。
基台1a上面においてX方向の一方側の端部には、リニア駆動機構を備えたY軸ビーム7がY方向(X方向と直交する方向)に配設されており、Y軸ビーム7には、同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸ビーム8が、Y方向に移動自在に結合されている。2基のX軸ビーム8には、それぞれ実装ヘッド9がX方向に移動自在に装着されている。
実装ヘッド9は複数の保持ヘッドを備えた多連型ヘッドであり、それぞれの保持ヘッドの下端部には、図2に示すように、部品を吸着して保持し個別に昇降可能な吸着ノズル9aが装着されている。実装ヘッド9は吸着ノズル9aを昇降させるZ軸昇降機構9Zおよび吸着ノズル9aをノズル軸廻りに回転させるθ軸回転機構9θを備えている。
狭隣接実装の対象となる部品が微小部品の場合、吸着ノズル9aの吸着面のサイズは微小部品よりも大きく、適正位置を吸着保持していても吸着ノズル9aが部品からはみ出す。このため、微小部品が狭隣接実装される場合には、位置ずれによって既実装部品と吸着ノズル9aとが干渉する事態が生じやすい。本実施の形態では、吸着ノズル9aの吸着面における部品の位置ずれ状態に応じて適切な位置ずれ補正を選択的に実行することにより、既実装部品と吸着ノズル9aとの干渉を防止するようにしている。
Y軸ビーム7、X軸ビーム8を駆動することにより、実装ヘッド9はX方向、Y方向に移動する。これにより2つの実装ヘッド9は、それぞれ対応した部品供給部4のテープフィーダ5の部品取り出し位置から部品を吸着ノズル9aによって取り出して、基板搬送機構2に位置決めされた基板3の実装点に移送搭載する。Y軸ビーム7、X軸ビーム8および実装ヘッド9は、部品を保持した実装ヘッド9を移動させることにより、部品を基板3に移送搭載する部品実装機構10を構成する。
部品供給部4と基板搬送機構2との間には、部品認識カメラ6が配設されている。部品供給部4から部品を取り出した実装ヘッド9が部品認識カメラ6の上方を移動する際に、部品認識カメラ6は実装ヘッド9に保持された状態の部品を撮像して認識する。実装ヘッド9にはX軸ビーム8の下面側に位置して、それぞれ実装ヘッド9と一体的に移動する基板認識カメラ11が装着されている。実装ヘッド9が移動することにより、基板認識カメラ11は基板搬送機構2に位置決めされた基板3の上方に移動し、基板3を撮像して認識する。
実装ヘッド9による基板3への部品実装動作においては、部品認識カメラ6による部品の認識結果と、基板認識カメラ11による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。この搭載位置補正では、Y軸ビーム7、X軸ビーム8によって実装ヘッド9の位置を直交方向であるX方向、Y方向に調整することにより、部品Pの直交方向の位置ずれを補正するとともに、θ軸回転機構9θによって吸着ノズル9aを回転させることにより部品Pのθ方向,すなわち回転方向の位置ずれを補正することができるようになっている。
図2に示すように、部品供給部4にはフィーダベース12aに予め複数のテープフィーダ5が装着された状態の台車12がセットされる。基台1aに設けられた固定ベース1bに対してフィーダベース12aをクランプすることにより、部品供給部4において台車12の位置が固定される。台車12には、部品を保持したキャリアテープ14を巻回状態で収納する供給リール13が保持されている。供給リール13から引き出されたキャリアテープ14は、テープフィーダ5によって吸着ノズル9aによる部品取り出し位置までピッチ送りされる。
次に、図3を参照して部品実装装置1の制御系の構成を説明する。図3において、制御部20はCPU機能を有する処理演算部であり、記憶部21に記憶された各種のプログラムを実行することにより、以下に説明する各部を制御する。これにより、部品実装装置1における基板搬送作業や部品実装作業に必要な各種の作業・処理が実行される。制御部20による制御に際しては、記憶部21に記憶された実装データ21a、部品データ21b、ノズルデータ21c,許容値データ21dが参照される。
実装データ21aは、実装ヘッド9によって部品供給部4から取り出した部品を基板3に実装する際の実装位置を示す実装座標データや、実装順序を規定する実装シーケンスデータである。部品データ21bは実装される部品を特定するデータであり、部品の種類、形状・サイズデータなどを含む。ノズルデータ21cは、部品の保持に用いられる吸着ノズルの種類や形状・サイズを特定するデータである。許容値データ21dは、部品認識による位置ずれ測定の結果が、部品搭載動作における位置補正の対象とすることが可能な許容範囲であるか否かを判定するためのデータである。
機構駆動部22は、制御部20に制御されて基板搬送機構2、X軸ビーム8、Y軸ビーム7、実装ヘッド9を駆動する。これにより、搬入された基板3の搬送や位置決めが行われ、また位置決めされた基板3を対象とする部品実装作業が実行される。認識処理部23は基板認識カメラ11、部品認識カメラ6による撮像結果を認識処理することにより、位置決めされた状態における基板3の位置を認識するとともに、実装ヘッド9に保持された状態における部品Pの位置を認識する。
これにより、吸着ノズル9aの吸着面における部品Pの正規吸着位置からの位置ずれ量が測定される。これらの位置ずれ量はX方向、Y方向(直交方向)、およびθ方向(回転方向)の位置ずれ量を含んでおり、基板3へ部品Pを実装する際の部品搭載動作においては、これらの位置ずれ量に基づいて搭載位置補正が行われる。
次に図4,図5を参照して、部品実装装置1による部品実装動作およびこれら部品実装動作に伴う演算処理について説明する。ここでは、前述のように微小部品を高実装密度で実装する場合などのように、狭隣接部品を対象として吸着ノズル9aにより部品Pを吸着して基板3に実装する場合を示しており、制御部20が記憶部21に記憶されたデータを参照して各部を制御することにより実行される。この部品実装動作では、部品認識カメラ6による部品認識結果により測定された位置ずれ量の状態に基づいて、部品搭載時の位置補正形態を適宜選択するようにしている。
部品実装の開始に際しては、まず実装ヘッド9を部品供給部4に移動させて、吸着ノズル9aによって部品Pを吸着する(ST1)。そして吸着ノズル9aによって部品Pを保持した実装ヘッド9を部品認識カメラ6の上方に移動させて、部品認識を実行する(ST2)。これにより、図5(a)に示す認識画像が取得される。次いで取得された認識画像に基づき、認識処理部23の認識機能により位置ずれ量の算出が行われる(ST3)。すなわち、この工程では、吸着ノズル9aの吸着面における正規吸着位置からの直交方向(X方向、Y方向)および回転方向(θ方向)の位置ずれを含む位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)を測定する。
この後、(ST3)にて測定された位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)は、部品搭載動作における位置補正の対象とすることが可能な許容範囲であるか否かを、判定する(ST4)。ここで位置ずれ量が過大で位置補正の対象とすることができないと判断された場合には、部品搭載不可能と判断されてエラー報知がなされる(ST7)。そして(ST4)にて位置ずれ量は許容範囲内であると判定された場合には、以下に説明するように当該部品の位置ずれ状態に則し適正な位置補正形態を選択する処理が行われる。
ここでは、(ST3)にて測定された位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)に基づいて部品Pの搭載位置を補正した場合に、吸着ノズル9aと既実装部品P*とが干渉するか否かを判定する(第1の干渉判定工程)。すなわち直交方向・回転方向の位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)のいずれも位置ずれの補正対象とすると、吸着ノズル9aと既実装部品P*との干渉が発生するか否かを判断する(ST5)。
図5(b)は、部品Pの部品中心PCが基板3の実装点3aと一致するように位置合わせするとともに、部品Pの部品基準方向を基板3の方向基準線と一致させた状態を示している。この場合には、直交方向・回転方向の位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)のいずれもが、位置ずれの補正対象となっている。
このような直交方向・回転方向の位置ずれを対象とする位置補正は、既実装部品P*が当該部品Pに隣接して存在しないか、存在する場合にあっても吸着ノズル9aとの干渉発生の虞がない間隔で隔てられている場合に適用される。すなわち(ST5)において、吸着ノズル9aと既実装部品P*との干渉発生が生じない場合には、図5(b)に示す位置補正例のように、直交方向・回転方向のいずれも位置ずれを補正して部品実装する(ST9)。なお、既実装部品P*の存否、吸着ノズル9aとの間隔は、記憶部21に記憶された実装データ21aを参照することにより取得される。
(ST5)にて位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)に基づいて部品Pの搭載位置を補正した場合に、第1の干渉判定工程において吸着ノズル9aが既実装部品P*と干渉すると判定されたならば、位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)のうち回転方向の位置ずれ量Δθを除いた直交方向の位置ずれ量(Δx,Δy)に基づいて部品Pの搭載位置を補正した場合に、吸着ノズル9aと既実装部品P*とが干渉するか否かを判定する(第2の干渉判定工程)。
すなわち図5(c)に示すように、部品Pの部品中心PCが基板3の実装点3aと一致するように位置合わせして直交方向の位置ずれ量(Δx,Δy)を補正するのみで、回転方向の位置ずれ量Δθは補正しないままにした状態で、吸着ノズル9aと既実装部品P*との干渉を回避可能か否かを判定する(ST6)。そして第2の干渉判定工程において吸着ノズル9aと既実装部品P*との干渉が回避可能で干渉が発生しないと判定されたならば、直交方向の位置ずれ量(Δx,Δy)のみに基づいて補正して部品実装を行う(ST8)。また回転方向の位置ずれ量Δθを補正対象外としてもなお吸着ノズル9aと既実装部品P*との干渉が回避できないと判断されたならば、搭載位置補正は不可能であると判断して、エラー報知を行う(ST7)。
図5(c)に示す例では、位置補正動作においてノズル軸廻りのθ回転が伴わないことから、吸着ノズル9aがθ回転によって既実装部品P*側に部分的に旋回近接する事態が生じにくい。このため、回転方向の位置ずれ量Δθを補正対象から除外することにより、多くの場合吸着ノズル9aと既実装部品P*との干渉を防止することができる。
上述のように、本実施の形態に示す部品実装方法では、狭隣接部品が実装対象となる場合において、吸着ノズル9aの吸着面における位置ずれ状態によっては、回転方向の位置ずれ量Δθを補正対象から除外したまま部品Pが搭載される事態が予め想定されている。
図6は、このように回転方向の位置ずれ量Δθが補正されないまま基板3に搭載された部品Pの半田接合過程における挙動を示すものである。まず図6(a)に示すように、基板3において各部品の実装位置を示す実装点3aの近傍には、部品Pの接続用端子Paが接続されるランドLが形成されている。それぞれのランドLには前工程にて半田接合用のはんだペーストSが印刷により供給されている。
図6(b)は、このようにはんだ印刷後のランドLに、回転方向の位置ずれ量Δθが補正されないままの部品Pが搭載された状態を示している。この状態では、部品Pの部品中心PCは基板3の実装点3aと一致するものの、部品Pの方向基準線は基板3の方向基準線とは一致しておらず、回転方向の位置ずれ量Δθは依然残留したままとなっている。そしてこの状態で、部品Pの接続用端子PaはランドL上のはんだペーストSに着地する。
この後部品Pが搭載された基板3はリフロー工程に送られて、加熱される。これにより、はんだペーストSが溶融した後に固化することにより接続用端子PaをランドLに半田接合するはんだ接合部S*が形成される。この半田接合過程においては、はんだペーストSが溶融した溶融はんだの表面張力により接続用端子PaをランドLの中央部に向けて吸い寄せるセルフアライメント作用が働く。このため、リフロー工程前に存在した回転方向の位置ずれ量Δθは、このセルフアライメント作用によってほぼ解消される。
上記説明したように、本実施の形態に示す狭隣接部品を対象とする部品実装方法においては、吸着ノズル9aにおける部品Pの直交方向および回転方向の位置ずれを含む位置ずれ量を測定し、この位置ずれ量に基づいて部品Pの搭載位置を補正した場合に吸着ノズル9aと既実装部品P*とが干渉するか否かを判定し、既実装部品P*と吸着ノズル9aとが干渉すると判定されたならば、位置ずれ量のうち直交方向の位置ずれ量のみに基づいて部品Pの搭載位置を補正した場合に、吸着ノズル9aと既実装部品P*とが干渉するか否かをさらに判定するようにしている。
そしてこの干渉判定において既実装部品P*と干渉しないと判定されたならば、直交方向の位置ずれ量のみに基づいて部品Pを基板3に実装し、位置補正の対象とならなかった回転方向の位置ずれについてはリフロー過程におけるセルフアライメント作用により位置ずれを解消するようにしている。
これにより、吸着ノズルにおける部品の位置ずれ量の許容値を設定することにより既実装部品と吸着ノズルとの干渉を回避する従来技術における課題、すなわち許容値の設定適否によって、部品搭載動作において吸着ノズルが既実装部品と干渉して、既実装部品の位置ずれなどの不具合が増大し、または干渉が実際には発生しないにもかかわらず吸着エラーとなる頻度が増大するなどの課題を解決して、生産性の低下抑制することが可能となっている。
本発明の部品実装方法は、狭隣接実装における生産性の低下を抑制することができるという効果を有し、微少部品を高実装密度で実装する狭隣接実装分野において有用である。
1 部品実装装置
3 基板
3a 実装点
6 部品認識カメラ
9 実装ヘッド
9a 吸着ノズル
S はんだペースト
P 部品
P* 既実装部品
PC 部品中心
Δx,Δy,Δθ 位置ずれ量

Claims (1)

  1. 吸着ノズルにより部品を吸着して基板に実装する部品実装方法であって、
    前記吸着ノズルの吸着面における部品の直交方向および回転方向の位置ずれを含む位置ずれ量を測定する工程と、
    前記位置ずれ量に基づいて部品の搭載位置を補正した場合に、前記吸着ノズルと既実装部品とが干渉するか否かを判定する第1の干渉判定工程と、
    前記第1の干渉判定工程において既実装部品と干渉すると判定されたならば、前記位置ずれ量のうち回転方向の位置ずれ量を除いた直交方向の位置ずれ量に基づいて部品の搭載位置を補正した場合に、前記吸着ノズルと既実装部品とが干渉するか否かを判定する第2の干渉判定工程とを含み、
    前記第2の干渉判定工程において既実装部品と干渉しないと判定されたならば、前記直交方向の位置ずれ量に基づいて部品を基板に実装することを特徴とする部品実装方法。
JP2014184957A 2014-09-11 2014-09-11 部品実装方法 Pending JP2016058605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014184957A JP2016058605A (ja) 2014-09-11 2014-09-11 部品実装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014184957A JP2016058605A (ja) 2014-09-11 2014-09-11 部品実装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016058605A true JP2016058605A (ja) 2016-04-21

Family

ID=55757170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014184957A Pending JP2016058605A (ja) 2014-09-11 2014-09-11 部品実装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016058605A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016129694A (ja) * 2016-03-14 2016-07-21 株式会社大一商会 遊技機
JP2017224662A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装方法
JP2019520224A (ja) * 2016-06-14 2019-07-18 トーマス マグネーテ ゲーエムベーハーThomas Magnete Gmbh 組立装置および組立装置の制御方法
WO2022186022A1 (ja) * 2021-03-01 2022-09-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 実装システム、及び実装方法
WO2023148957A1 (ja) * 2022-02-07 2023-08-10 株式会社Fuji 対基板作業機、および部品装着方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002176299A (ja) * 2000-09-26 2002-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装装置、部品実装方法、および記録媒体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002176299A (ja) * 2000-09-26 2002-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装装置、部品実装方法、および記録媒体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016129694A (ja) * 2016-03-14 2016-07-21 株式会社大一商会 遊技機
JP2017224662A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装方法
JP2019520224A (ja) * 2016-06-14 2019-07-18 トーマス マグネーテ ゲーエムベーハーThomas Magnete Gmbh 組立装置および組立装置の制御方法
WO2022186022A1 (ja) * 2021-03-01 2022-09-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 実装システム、及び実装方法
WO2023148957A1 (ja) * 2022-02-07 2023-08-10 株式会社Fuji 対基板作業機、および部品装着方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4751948B1 (ja) 部品実装装置および部品実装方法
JP4793187B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP2016058605A (ja) 部品実装方法
WO2014076968A1 (ja) 電子部品装着システム
US9629292B2 (en) Electronic component mounting system and electronic component mounting method
JP2008270696A (ja) 部品搭載位置補正方法及び部品実装装置
JP5358494B2 (ja) 基板搬送装置、基板搬送方法および表面実装機
JP2011029254A (ja) 電子部品実装方法
JP2012064831A (ja) 基板検査管理方法および装置
US9661793B2 (en) Electronic component mounting system and electronic component mounting method
JP2009054759A (ja) 異常検出方法及び装置
JP2008198730A (ja) 表面実装機、スクリーン印刷装置及び実装ライン
JP5927504B2 (ja) 部品実装システムおよび部品実装方法
US20120272510A1 (en) Mounting system, electronic component mounting method, substrate production method, and program
JP6010760B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP2007053272A (ja) 電子部品実装方法
JP2007189101A (ja) 電子部品実装方法
JP2007235018A (ja) 実装ヘッドの位置補正方法および電子部品実装装置
JP5408148B2 (ja) 部品実装装置及び部品実装方法
CN114303451B (zh) 元件安装机
US9615495B2 (en) Electronic component mounting system and electronic component mounting method
JP4743059B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP3727473B2 (ja) 部品装着装置および部品装着方法
JP6318367B2 (ja) 部品実装方法および部品実装装置
JP2003092496A (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160520

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180529