JP2016057931A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷する可能性のある文書であって、その文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、その文書を中間情報に変換するにあたって、スケジュールに関する情報と既に行った処理に関する情報を通知するようにした情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置の第1の変換手段は、印刷する可能性のある文書を印刷するための中間情報に変換し、第2の変換手段は、前記中間情報を印刷装置が印刷可能な情報に変換し、制御手段は、印刷する可能性のある文書について、該文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、前記第1の変換手段による処理を行わせ、前記第2の変換手段による処理を行わせないように制御し、通知手段は、前記制御手段による制御のスケジュールに関する情報と既に行った処理に関する情報を、管理者又は前記文書の印刷を指示した操作者に合わせて、該管理者又は該操作者が操作する端末に通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、既存の印刷ジョブのスケジュールを変更しないで新たな印刷ジョブを追加することができ、かつすべての印刷ジョブを期限までに処理することが可能な印刷システムを提供することを課題とし、印刷スケジュールを記憶する印刷スケジュールテーブルと、新たな印刷ジョブの処理に要する印刷時間を算出する印刷時間算出部と、当該ジョブを処理すべき印刷期限を算出する印刷期限算出部と、印刷時間及び印刷期限に基づいて、当該ジョブを印刷期限までに処理できるだけの空き時間を、上記印刷スケジュールテーブルから検索する空き時間検索部と、検索された空き時間に当該ジョブを登録する印刷ジョブスケジュール登録部とを備えることが開示されている。
特許文献2には、印刷中間データと文書データを混在して管理することにより、より効果的に印刷データの作成を行う印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的とし、文書データを管理するデータ管理モジュールを備え、文書データを印刷装置に印刷する場合に該文書データから該印刷装置に対応した印刷データを生成して該印刷装置に送信する印刷制御装置であって、前記データ管理モジュールは、さらに、文書データから印刷データを生成する過程において生成される印刷中間データを管理し、当該印刷制御装置は、既に生成された印刷中間データ、及び、前記データ管理手段により管理された文書データから新たに生成された印刷中間データをまとめて1つの印刷データを生成して前記印刷装置に送信することが開示されている。
特許文献3には、電子文書を印刷する手法によって、電子文書の印刷のスケジュール化が行えるようになることを課題とし、印刷装置は、電子文書を印刷する対象の時点を示すスケジュール・データに基づいて電子文書を印刷するよう構成され、スケジュール・データは、特定の電子文書に特有のものであってよく、複数の電子文書にあてはまるものであってもよく、スケジュール・データは、クライアント装置で生成し、印刷装置に供給してもよく、印刷装置で生成及び/又は管理を行ってもよいことが開示されている。
特開2001−306655号公報 特開2008−234221号公報 特開2006−285986号公報
本発明は、印刷する可能性のある文書であって、その文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、その文書を中間情報に変換するにあたって、スケジュールに関する情報と既に行った処理に関する情報を通知するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、印刷する可能性のある文書を印刷するための中間情報に変換する第1の変換手段と、前記中間情報を印刷装置が印刷可能な情報に変換する第2の変換手段と、印刷する可能性のある文書について、該文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、前記第1の変換手段による処理を行わせ、前記第2の変換手段による処理を行わせないように制御する制御手段と、前記制御手段による制御のスケジュールに関する情報と既に行った処理に関する情報を、管理者又は前記文書の印刷を指示した操作者に合わせて、該管理者又は該操作者が操作する端末に通知する通知手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記通知手段は、前記操作者が操作する端末に通知する場合、推奨するスケジュールを通知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記通知手段は、前記管理者が操作する端末に通知する場合、状態変化の予測結果を通知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記通知手段は、前記第1の変換手段による処理経過と、可能な変更を通知することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、コンピュータを、印刷する可能性のある文書を印刷するための中間情報に変換する第1の変換手段と、前記中間情報を印刷装置が印刷可能な情報に変換する第2の変換手段と、印刷する可能性のある文書について、該文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、前記第1の変換手段による処理を行わせ、前記第2の変換手段による処理を行わせないように制御する制御手段と、前記制御手段による制御のスケジュールに関する情報と既に行った処理に関する情報を、管理者又は前記文書の印刷を指示した操作者に合わせて、該管理者又は該操作者が操作する端末に通知する通知手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、印刷する可能性のある文書であって、その文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、その文書を中間情報に変換するにあたって、スケジュールに関する情報と既に行った処理に関する情報を通知することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、操作者が操作する端末に通知する場合、推奨するスケジュールを通知することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、管理者が操作する端末に通知する場合、状態変化の予測結果を通知することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、第1の変換手段による処理経過と、可能な変更を通知することができる。
請求項5の情報処理プログラムによれば、印刷する可能性のある文書であって、その文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、その文書を中間情報に変換するにあたって、スケジュールに関する情報と既に行った処理に関する情報を通知することができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を実現した場合のシステム構成例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 属性テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 ジョブID−中間データ又はラスターイメージ対応表のデータ構造例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
まず、本実施の形態を説明する前に、その前提又は本実施の形態を利用する印刷サービスについて説明する。なお、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものである。
顧客から印刷ジョブとして、PS(PostScript)やPDF(Portable Document Format)などのPDL(Page Description Language)ファイル、又は各種フォーマットのファイルを預かって、期日までに印刷するプリントサービスを行う商業印刷がある。
また、企業などの内部においても、期日までに印刷を行う部門があり、少部数からマニュアルなどの多部数印刷まで行っている。
これらのプリントサービス業務においては、指定の納期に指定の量だけの印刷物が納入されることが重要であり、期日よりも前に印刷するのは当然のことである。
しかしながら、納期前に処理されることについても不都合が存在する。すなわち、印刷を依頼した顧客がさらにその顧客に最終配布するまでの間の保管に関するコストと保全責任が誰かに発生するということである。指定納期よりも早く顧客に納入する場合、大量の印刷物を顧客が配布時期までの期間保管しなければならなくなり、場所の確保の問題が発生する。出力業者が保管することもありうるが、保管場所の確保については同様の問題が存在する。
よって、このような観点から、ジョブを出力する最適なタイミングは、納期にちょうど間に合う形で出力を終了させることであるが、商業印刷や社内印刷においては、要求される期日が重なる場合も多く、特に請求書発送などにともない、月末に印刷要求が集中するという場合も多く見られる。
印刷ジョブは、その内容によって、入稿(印刷する可能性のある文書の受付であって、完成版の文書である必要はない)から納期(印刷物の引き渡し)までの間に、依頼側から原稿の修正等がある場合もあり、文書によっては、以下のような点を考慮する必要がある。
・印刷期日直前まで、内容が修正される可能性がある。
・印刷期日直前まで、ページ単位の差し替えが要求されることがある。
・印刷期日直前まで、色合いなどドキュメントの内容にかかわらないが、ドキュメントの仕上がりに影響する要素を変更する可能性がある。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、すべての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である文書管理装置100、画像形成装置150、印刷装置195によるシステム構成は、文書102又は文書104を印刷装置195に印刷させるものであって、図1の例に示すように、文書管理装置100は、文書受入モジュール105、文書管理モジュール110、保管モジュール115、文書保持モジュール120、投入モジュール125を有しており、画像形成装置150は、ジョブ受入モジュール155、ジョブ保持モジュール160、判定モジュール165、ジョブ管理モジュール170、中間データ作成モジュール175、ラスターイメージ作成モジュール180、データ記憶モジュール185、返還モジュール190を有している。文書管理装置100は、画像形成装置150に対して印刷ジョブ(印刷物の納期を含む文書の入稿処理、又は印刷指示)を行うものであればよい。
なお、後述する実施の形態におけるモジュール構成は、図1の例に示すモジュール構成と同等のものである。第1の実施の形態の例を用いて、本構成における文書を保持する処理について説明する。第2の実施の形態の例を用いて、本構成における文書を編集する処理について説明する。第3の実施の形態の例を用いて、本構成における文書を印刷する処理について説明する。
画像形成装置150は、印刷ジョブに関して、文書の構造解析を行って、ページを構成するオブジェクトに分解したデータを作成し、それを中間データとして保持しておく。つまり、納期までの間(例えば、画像形成装置150に処理性能の余裕があるとき)に、予め画像生成処理の全部(後述するラスターイメージの生成)、又は、一部(中間データの生成)を実施しておくものである。
画像形成装置150に保持される印刷ジョブの態様は以下のいずれかになる。
・印刷ジョブが納入された状態のまま保持する。この場合、その後に、納期にしたがって印刷処理を行う場合、印刷対象である文書から中間データの生成処理、その中間データからラスターイメージの生成処理が必要となる。
・印刷物のラスターイメージまで作成して保持する。この場合、その後に、納期にしたがって印刷処理を行う場合、そのラスターイメージを用いてすぐに印刷を開始することができる。ただし、ラスターイメージを保持するための保持領域が大きくなる場合が多い。また、容量が大きい場合は、文書管理装置100に転送する場合も、転送コストも高くなる。
・印刷ジョブを解析して、ラスターイメージにする前のオブジェクトによって構成される中間データまで作成して保持する。この場合、その後に、納期にしたがって印刷処理を行う場合、印刷するためにはその中間データからラスターイメージを生成する処理が必要であるが、一般的にその処理にかかる時間は短い。また、中間データはオブジェクトのため、容量が小さく、保持しておくコスト(前述の転送コストを含む)は、ラスターイメージの場合に比べて低くなる。
ラスターイメージと中間データの対比について説明する。
ラスターイメージはデータ量が多いために保持するためのコストが高い一方、印刷時は単に印刷装置195にデータを転送するだけなので、保持しているデータ(ラスターイメージ)を読み出して、印刷出力までの処理時間は短い。
中間データはデータ量が少ないために保持するためのコストが低い一方、印刷時は時間のかかる重いラスタ化処理を行った上で、ラスタ化したデータ(ラスターイメージ)を印刷装置195に転送する必要があるので、保持しているデータ(中間データ)を読み出して、印刷出力までの処理時間は長い(正確には、同じ印刷ジョブにおいて、ラスターイメージを作成した場合と比較して長い)。
文書受入モジュール105は、文書管理モジュール110、画像形成装置150の返還モジュール190と接続されており、文書102a、文書102b等を受け入れる。文書受入モジュール105は、外部(図2で後述するユーザー端末210等)から入稿される文書102(文書データ)を受け入れ、文書管理装置100の保管モジュール115に登録する。また、文書受入モジュール105は、画像形成装置150の返還モジュール190から渡される、画像形成装置150によって処理された文書データ(後述する中間データ又はラスターイメージ)とその文書データに関する情報を受け取り、文書管理モジュール110に渡す。
文書管理モジュール110は、文書受入モジュール105、保管モジュール115、文書保持モジュール120と接続されている。文書管理モジュール110は、文書受入モジュール105が受け入れた文書データをその文書に関する属性データと共に保管モジュール115に保持する。また、文書管理モジュール110は、保管モジュール115に保持された文書を文書保持モジュール120に渡す。そして、画像形成装置150の返還モジュール190から文書受入モジュール105を経て渡された処理済み文書データとその文書データに関する情報を保管モジュール115にある、元の文書データと結びつけ保管モジュール115に保管する。
保管モジュール115は、文書管理モジュール110と接続されている。保管モジュール115は、文書データとその文書データに関する属性データを保持する。属性データとして、例えば、印刷納期、印刷仕様、画像生成処理済データ等がある。
文書保持モジュール120は、文書管理モジュール110、投入モジュール125と接続されている。文書保持モジュール120は、文書管理モジュール110から渡されたデータを一時的に保持し、投入モジュール125に空き(実質的に画像形成装置150のジョブ受入モジュール155の空き)ができるのを監視し、空きができたら投入モジュール125に文書データを渡す。
投入モジュール125は、文書保持モジュール120、画像形成装置150のジョブ受入モジュール155と接続されている。投入モジュール125は、画像形成装置150のジョブ受入モジュール155に文書データを投入する。
ジョブ受入モジュール155は、ジョブ保持モジュール160、文書管理装置100の投入モジュール125と接続されている。ジョブ受入モジュール155は、文書管理装置100の投入モジュール125から文書データ、又は、外部(図2で後述するユーザー端末210等)からの文書104(PDLデータ等)を受け付け、印刷ジョブとして画像形成装置150に登録する。なお、外部から文書104を受け入れた場合は、すぐに印刷する印刷ジョブ(印刷納期無しの指定であってもよい)である。
ジョブ保持モジュール160は、ジョブ受入モジュール155、ジョブ管理モジュール170、中間データ作成モジュール175と接続されている。ジョブ保持モジュール160は、登録された印刷ジョブを保持する。なお、印刷ジョブには、文書データ(ここでは、投入された文書102、文書104そのもの、後述する中間データ、ラスターイメージ)が含まれる。
判定モジュール165は、ジョブ管理モジュール170と接続されている。判定モジュール165は、文書管理装置100から投入され、ジョブ受入モジュール155を経てジョブ保持モジュール160に保持されている文書データを解析し、その性質によって実施すべき処理を判定する。
判定モジュール165は、印刷ジョブの属性によって、それぞれの印刷ジョブの保持状態を決定する。判定に使用する属性は、以下の通りである。なお、この属性は、入稿時(印刷ジョブの投入時)から納期時までの間に行われる、変更の可能性を示したものである。
・完成版(アクセス権としての「読み取り専用(ReadOnly)」であってもよい。)
文書データは編集されることがないので、ラスターイメージまで生成しておいてもよい。
・ページ単位の差し替え可
ラスターイメージまで生成しておいてもよい。ページを差し替える場合は、ページ単位で再度処理し、差し替えるページのみラスターイメージを更新すればよい。
・コンテンツ(文書の内容)変更可
コンテンツの変更により再処理が必要となるため、前処理せずに(中間データ作成モジュール175、ラスターイメージ作成モジュール180による処理を行うことなく)、印刷ジョブをそのまま保持する。
・構成変更可
インポジション(面付け)やページ割り付けを変更する可能性があることを意味する。中間データまで作成しておいてもよい。
・設定調整可
印刷ジョブのコンテンツや構造に関しての変更はないが、色に関する処理(例えば、色合いの設定(例えば、赤みを強くする、セピア色にする等)、2値化等)を変更する可能性があることを意味する。中間データまで作成しておいてもよい。
なお、文書102、文書104の投入の指示を行った者の操作によって、文書を入稿する時に、これらの属性について情報を付加する必要がある。
また、「ページ単位の差し替え可」の属性は、第1の実施の形態では判断対象として用いないが、第2の実施の形態、第2−2の実施の形態では用いるものである。
ジョブ管理モジュール170は、ジョブ保持モジュール160、判定モジュール165、データ記憶モジュール185と接続されている。ジョブ管理モジュール170は、印刷する可能性のある文書について、その文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、中間データ作成モジュール175による処理を行わせ、ラスターイメージ作成モジュール180による処理を行わせないように制御する。「印刷する可能性のある文書に内容を変更する可能性がない場合」として、例えば、「印刷する可能性のある文書に、その文書の内容(以下、コンテンツともいう)を変更する可能性がないことを示す情報(属性、フラグ等とも言われる)が対応付けられている場合」がある。
また、ジョブ管理モジュール170は、印刷する可能性のある文書が完成版である場合は、中間データ作成モジュール175による処理を行わせ、ラスターイメージ作成モジュール180による処理を行わせるように制御するようにしてもよい。
また、ジョブ管理モジュール170は、印刷する可能性のある文書について、その文書は完成版ではなく、面付け又はページ割り付けの変更の可能性がある場合は、中間データ作成モジュール175による処理を行わせ、ラスターイメージ作成モジュール180による処理を行わせないように制御するようにしてもよい。
また、ジョブ管理モジュール170は、印刷する可能性のある文書について、その文書は完成版ではなく、色に関する処理の変更の可能性がある場合は、中間データ作成モジュール175による処理を行わせ、ラスターイメージ作成モジュール180による処理を行わせないように制御するようにしてもよい。
具体的には、ジョブ管理モジュール170は、判定モジュール165の判定結果を印刷ジョブの属性に付与し、印刷ジョブの処理を開始する。また、ジョブ管理モジュール170は、判定結果に基づいて処理された印刷ジョブをデータ記憶モジュール185から取り出し、返還モジュール190に渡す。
中間データ作成モジュール175は、ジョブ保持モジュール160、ラスターイメージ作成モジュール180、データ記憶モジュール185と接続されている。中間データ作成モジュール175は、印刷する可能性のある文書を印刷するための中間情報に変換する。具体的には、文書の構造解析を行って、ページを構成するオブジェクトに分解した中間データを作成する。中間情報(以下、中間データともいう)は、文書を変換したデータであって、印刷装置195が直接解釈して印刷することができるデータ(以下、ラスターイメージともいう)を生成するためのデータであり(したがって、ラスターイメージそのものではない)、ラスターイメージのサイズよりも少ないデータ容量である。例えば、中間データについては、特開2012−200934号公報、特開2012−200955号公報、特開2012−200956号公報に記載の技術を用いてもよいし、直線の描画命令データだけからなるデータであってもよいし、ラスターイメージのランレングスデータ等であってもよい。一般的に、印刷ジョブに関する処理の中で、中間データ作成モジュール175による処理に時間を要することが多い。したがって、スケジュールの自由度を高めるためには、中間データ作成モジュール175による処理を、印刷装置195による印刷処理(この印刷処理は納期直前であることが好ましい)前に予め行っておくことが好ましい。
ラスターイメージ作成モジュール180は、中間データ作成モジュール175、データ記憶モジュール185、印刷装置195と接続されている。ラスターイメージ作成モジュール180は、中間情報を印刷装置195が印刷可能な情報であるラスターイメージに変換する。具体的には、印刷装置195に送られるページのラスターイメージを作成する。なお、中間情報は、中間データ作成モジュール175によって生成されたものであるが、中間データ作成モジュール175から渡されてもよいし、データ記憶モジュール185、保管モジュール115に記憶されていた中間情報を対象としてもよい。
中間データ作成モジュール175、ラスターイメージ作成モジュール180によって変換された情報は、それぞれ印刷が行われるまで記憶される。第1の実施の形態の場合は、保管モジュール115に記憶され、第1−2の実施の形態の場合は、データ記憶モジュール185に記憶される。そして、少なくとも、その文書が変更された場合又はその文書が印刷されるまでは記憶された状態が保持される。印刷後は、保管モジュール115又はデータ記憶モジュール185から削除するようにしてもよい。
データ記憶モジュール185は、ジョブ管理モジュール170、中間データ作成モジュール175、ラスターイメージ作成モジュール180、返還モジュール190と接続されている。データ記憶モジュール185は、中間データ作成モジュール175によって生成された中間データ、又は、ラスターイメージ作成モジュール180によって生成されたラスターイメージを保持しておく。
返還モジュール190は、データ記憶モジュール185、文書管理装置100の文書受入モジュール105と接続されている。返還モジュール190は、文書管理装置100に対して、中間データ作成モジュール175又はラスターイメージ作成モジュール180によって処理された文書データ(中間データ、又はラスターイメージ)とその文書データに関する情報を返す。また、文書データに関する情報として、再投入時期を含めてもよい。
印刷装置195は、画像形成装置150のラスターイメージ作成モジュール180と接続されている。印刷装置195は、ラスターイメージを印刷する。プリンタであり、特にプロダクションプリンタといわれるものであってもよい。
図2は、本実施の形態を実現した場合のシステム構成例を示す説明図である。
文書管理装置100、画像形成装置150、ユーザー端末210a、ユーザー端末210b、ユーザー端末210cは、通信回線290を介してそれぞれ接続されており、画像形成装置150と印刷装置195は接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット等であってもよい。ユーザー端末210a、ユーザー端末210b、ユーザー端末210cは、文書管理装置100又は画像形成装置150に対して、印刷対象である文書102、文書104を入稿する。
図3、図4は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS302では、文書受入モジュール105は、文書102を受け入れる。
ステップS304では、文書管理モジュール110は、ステップS302で受け入れた文書102を属性データとともに保管モジュール115に記憶させる。
ステップS306では、文書管理モジュール110は、保管モジュール115に記憶されている文書102とその属性データを文書保持モジュール120に渡す。
ステップS308では、文書保持モジュール120は、文書102とその属性データを一時的に記憶する。
ステップS310では、投入モジュール125は、画像形成装置150に文書102とその属性データを投入する。
ステップS312では、ジョブ受入モジュール155は、文書管理装置100から文書102とその属性データを受け入れる。
ステップS314では、ジョブ保持モジュール160は、ステップS312で受け入れた属性データを印刷ジョブとして記憶する。
ステップS316では、判定モジュール165は、属性データを解析し、実施すべき処理を判定する。ステップS316での処理の詳細については、図6の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS318では、ジョブ管理モジュール170は、ステップS316での判定結果を印刷ジョブの属性として付与する。
ステップS320では、ジョブ管理モジュール170は、印刷ジョブの属性(判定結果)を判断し、「前処理なし」であればステップS322へ進み、「中間データ作成」であればステップS324へ進み、「ラスターイメージ作成」であればステップS328へ進む。
ステップS322では、データ記憶モジュール185は、印刷ジョブそのものを記憶する。
ステップS324では、中間データ作成モジュール175は、中間データを作成する。
ステップS326では、データ記憶モジュール185は、中間データを記憶する。
ステップS328では、中間データ作成モジュール175は、中間データを作成する。
ステップS330では、ラスターイメージ作成モジュール180は、ラスターイメージを作成する。
ステップS332では、データ記憶モジュール185は、ラスターイメージを記憶する。
ステップS334では、ジョブ管理モジュール170は、対象としている印刷ジョブに対応するデータをデータ記憶モジュール185から取り出し、返還モジュール190に渡す。
ステップS336では、返還モジュール190は、文書管理装置100に対象としている印刷ジョブに対応するデータを返す。
ステップS338では、文書受入モジュール105は、対象としている印刷ジョブに対応するデータを受け入れる。
ステップS340では、文書管理モジュール110は、対象としている印刷ジョブに対応するデータをその印刷ジョブに対応する文書102に関係付けて、保管モジュール115に記憶する。
この後、文書管理モジュール110は、文書の印刷納期に間に合うように、画像形成装置150に対して、印刷指示を行う。その印刷指示には、文書に関係付けられている中間データ又はラスターイメージがある場合は、その中間データ又はラスターイメージを付加して渡す。
中間データ、ラスターイメージのいずれも関係付けられていない場合(ステップS316で判定結果「前処理なし」の場合)は、印刷指示に文書を付加して渡す。
図5は、属性テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。印刷ジョブの属性として、属性テーブル500が付加されている。
属性テーブル500は、例えば、文書ID欄510、文書名欄512、印刷納期欄514、印刷仕様欄516、版欄518、読み取り専用フラグ欄520、コンテンツ変更可フラグ欄522、構成変更可フラグ欄524、設定調整可フラグ欄526、ページ差し替え可フラグ欄528を有している。
文書ID欄510は、本実施の形態において、文書を一意に識別するための情報(文書ID:IDentification)を記憶している。文書名欄512は、その文書の文書名を記憶している。印刷納期欄514は、その文書の印刷納期を記憶している。この印刷納期に間に合うように(例えば、印刷納期直前に印刷処理が完成するように、印刷物の保管期間を短くするように、入稿から編集可能な期間を長く確保するように)、印刷処理を開始させるためのスケジュール処理を文書管理装置100が行う。印刷仕様欄516は、その文書の印刷仕様を記憶している。印刷仕様として、例えば、印刷の構成(インポジション、ページ割り付け等)、印刷の設定(色に関する処理等)等がある。版欄518は、その文書の版を記憶している。読み取り専用フラグ欄520は、その文書が読み取り専用であるか否かを示すフラグを記憶している。読み取り専用フラグ欄520は、最終版(完成版)であるか否かを示すフラグを記憶してもよい。最終版であるということは、その後、編集が行われることがないということを意味しているからである。また、読み取り専用フラグ欄520は、文書に対するアクセス権を示す情報を記憶してもよい。アクセス権が「読み取りのみ」である場合は、その後、編集が行われることがないということを意味しているからである。コンテンツ変更可フラグ欄522は、その文書はコンテンツ変更可であるか否かを示すフラグを記憶している。構成変更可フラグ欄524は、その文書は構成変更可であるか否かを示すフラグを記憶している。設定調整可フラグ欄526は、その文書は設定調整可であるか否かを示すフラグを記憶している。ページ差し替え可フラグ欄528は、その文書はページ差し替え可であるか否かを示すフラグを記憶している。
図6は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。図3の例に示したフローチャート内のステップS316の処理例を示したものである。
ステップS600では、判定を開始する。
ステップS602では、すぐに印刷しなければならないか否かを判断し、すぐに印刷しなければならない場合はステップS604へ進み、それ以外の場合はステップS606へ進む。すぐに印刷しなければならない場合として、納期直前(納期から予め定められた期間)である場合、納期の指定がなくすぐに印刷を行う印刷ジョブである場合(例えば、画像形成装置150が文書管理装置100からではなく、文書104を受け付けた場合)等がある。
ステップS604では、印刷処理を行う。中間データ作成モジュール175、ラスターイメージ作成モジュール180による処理を行わせ、印刷装置195での印刷処理を行わせる。
ステップS606では、その文書の属性は、読み取り専用であるか否かを判断し、読み取り専用である場合はステップS616へ進み、それ以外の場合はステップS608へ進む。
ステップS608では、その文書の属性は、コンテンツ変更可であるか否かを判断し、コンテンツ変更可である場合はステップS614へ進み、それ以外の場合はステップS610へ進む。
ステップS610では、その文書の属性は、構成変更可又は設定調整可であるか否かを判断し、構成変更可又は設定調整可である場合はステップS612へ進み、それ以外の場合はステップS614へ進む。
ステップS612では、「中間データ作成」と判定する。中間データ作成モジュール175による処理を行わせる。
ステップS614では、「前処理なし」と判定する。中間データ作成モジュール175、ラスターイメージ作成モジュール180による処理は行わせない。
ステップS616では、「ラスターイメージ作成」と判定する。ラスターイメージ作成モジュール180による処理を行わせる。
ステップS612、ステップS614、ステップS616の場合は、印刷処理の時期まで印刷を待つことになる。この判定結果は、ジョブ管理モジュール170によって印刷ジョブに付与される。
ジョブ管理モジュール170は、印刷処理の指定がされている印刷ジョブから優先的に処理を行う。
ジョブ管理モジュール170は、画像形成装置150の状態を監視し、中間データ作成モジュール175、又は、ラスターイメージ作成モジュール180が処理を行っていない場合に、中間データ作成、又は、ラスターイメージ作成の判定が付与されている印刷ジョブを処理する。
ジョブ管理モジュール170は、中間データ作成の判定よりもラスターイメージ作成の判定が付与されているジョブを優先的に処理をする。
中間データ作成モジュール175、又は、ラスターイメージ作成モジュール180で作成されたデータは、データ記憶モジュール185で一時的に保存される。
作成された文書データ(中間データ又はラスターイメージ)に、判定情報(判定済みかを含む)、処理日時情報を付加して、文書データを作成しない場合は、判定情報(判定済みかを含む)と処理日時情報を、返還モジュール190から文書受入モジュール105に返す。
文書受入モジュール105では、文書データと判定情報等を受け取って、文書管理モジュール110に渡す。文書管理モジュール110は、付加されている判定情報から新規文書か否かを判断し、前処理済みの文書データと判断した場合は、文書データと判定情報等を保管モジュール115にある文書データに属性として付加する。この時、作成された中間データ、又は、ラスターイメージも、属性の一つとして付加することになる。
そして、文書管理装置100は、印刷納期が近くなった場合は、中間データ、又は、ラスターイメージを含めて、画像形成装置150に印刷ジョブとして渡すようにしてもよい。
<第1−2の実施の形態>
第1の実施の形態の異なる実現方法として、作成された文書データの扱いを以下のようにしてもよい。
中間データ作成モジュール175、又は、ラスターイメージ作成モジュール180で作成されたデータ(中間データ、又は、ラスターイメージ)を、データ記憶モジュール185に保存し、文書管理装置100には、判定情報(判定済みかを含む)、処理日時情報、ジョブIDを返還モジュール190から文書受入モジュール105に返す。そして、データ記憶モジュール185には、例えば、ジョブID−中間データ又はラスターイメージ対応表700を記憶させる。図7は、ジョブID−中間データ又はラスターイメージ対応表700のデータ構造例を示す説明図である。ジョブID−中間データ又はラスターイメージ対応表700は、例えば、ジョブID欄710、中間データ又はラスターイメージ欄720を有している。ジョブID欄710は、本実施の形態において、印刷ジョブを一意に識別するための情報(ジョブID)を記憶している。中間データ又はラスターイメージ欄720は、その印刷ジョブに対応する中間データ又はラスターイメージを記憶している。中間データ又はラスターイメージそのものであってもよいし、中間データ又はラスターイメージが記憶されている場所(ファイル名、URL(Uniform Resource Locator)等)であってもよい。
文書受入モジュール105では、情報を受け取って文書管理モジュール110に渡し、保管モジュール115にある関連する文書に、各情報を属性として付加する。
そして、印刷納期が近づいた場合に、前処理が行われたジョブIDを付加して、文書管理装置100から画像形成装置150に印刷ジョブを投入する。画像形成装置150は、その印刷ジョブに付加されているジョブIDから、ジョブID−中間データ又はラスターイメージ対応表700を用いて、中間データ又はラスターイメージを抽出し、印刷処理を行う。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態は、図1の例に示したモジュール構成を有している。第1の実施の形態の構成で、文書を編集するときの処理について説明する。
ジョブ管理モジュール170は、中間データ作成モジュール175又はラスターイメージ作成モジュール180による処理が行われた後であって、文書の変更が行われた場合であって、変更前のその文書について中間データ作成モジュール175又はラスターイメージ作成モジュール180による処理が行われていたときは、中間データ作成モジュール175又はラスターイメージ作成モジュール180による処理を行わせるように制御する。
中間データ、又は、ラスターイメージが作成された文書データに関しては、ユーザーの操作に応じて、プレビューにより印刷イメージを提示する。
そして、ユーザーの操作に応じて、既に文書データ作成が終了している文書(入稿している文書、前処理が完了している文書)を変更することができる。
その場合、画像形成装置150での再処理は必要がない変更は、無条件にその変更を実施することができる。
例えば、構成変更可の属性値が「True」であって中間データ作成が終了している文書に関しては、面付け設定を変更したり、白紙ページを挿入するなどの文書構成を変更することは、無条件に可能である。
また、設定変更可の属性値が「True」であって中間データ作成が終了している文書に関しては、色合いの設定などを変更することは、無条件に可能である。
しかしながら、中間データが作成されている文書のコンテンツを変更しようとした場合、中間データの再作成が必要となる。その再作成のための処理時間が必要となるため、スケジュールの調整が必要となり、期日の変更が必要になる場合がある。
文書データのコンテンツ、又は、属性に変更があった場合、文書管理装置100の文書管理モジュール110が、その文書の判定結果属性と変更内容を画像形成装置150の判定モジュール165に送り、画像形成装置150での再処理が必要か否かを判定する。
画像形成装置150の判定モジュール165で再処理が必要と判断された場合、文書管理装置100は、既判定情報を削除して、前述の第1の実施の形態による文書登録フローを再度実行する。
図8は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS802では、ジョブ受入モジュール155は、文書に対する編集を受け入れる。
ステップS804では、判定モジュール165は、その編集を行うのに、中間データ又はラスターイメージ作成の再処理が必要か否かを判定する。ステップS804での処理の詳細については、図9の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS806では、再処理が必要であるか否かを判断し、必要である場合はステップS808へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS899)。
ステップS808では、編集処理が行われた文書に対して、図3、4の例に示すフローチャートによる処理(前処理)を行う。
ステップS810では、編集前のスケジュールで処理が可能であるか否かを判断し、可能である場合は処理を終了し(ステップS899)、それ以外の場合はステップS812へ進む。
ステップS812では、スケジュールを調整する。
図9は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。図8の例に示したフローチャート内のステップS804の処理例を示したものである。
ステップS900では、判定を開始する。
ステップS902では、コンテンツを変更するか否かを判断し、変更する場合はステップS904へ進み、それ以外の場合はステップS906へ進む。
ステップS904では、ラスターイメージ又は中間データを作成済みであるか否かを判断し、作成済みである場合はステップS916へ進み、それ以外の場合はステップS918へ進む。
ステップS906では、構成を変更又は設定を調整するか否かを判断し、構成を変更又は設定を調整する場合はステップS908へ進み、それ以外の場合はステップS910へ進む。
ステップS908では、ラスターイメージを作成済みであるか否かを判断し、作成済みである場合はステップS920へ進み、それ以外の場合はステップS918へ進む。
ステップS910では、ページ単位の差し替えを実施するか否かを判断し、実施する場合はステップS912へ進み、それ以外の場合はステップS918へ進む。
ステップS912では、中間データを作成済みであるか否かを判断し、作成済みである場合はステップS918へ進み、それ以外の場合はステップS914へ進む。
ステップS914では、ラスターイメージを作成済みであるか否かを判断し、作成済みである場合はステップS920へ進み、それ以外の場合はステップS918へ進む。
ステップS916では、再処理が必要と判定する。
ステップS918では、再処理は必要なしと判定する。
ステップS920では、再処理が必要と判定する。
ステップS912で「True」の場合、再処理は必要なく、中間データを対象として、ページ単位の差し替えを行えばよい。
ステップS914で「False」の場合、再処理は必要ない。元データを対象として、ページ単位の差し替えを行えばよい。
ステップS914で「True」の場合、再処理が必要である。元データを対象として、ページ単位の差し替えを行った後に、ラスターイメージ作成のための再処理を行う。
<第2−2の実施の形態>
第2の実施の形態の異なる実現方法として、作成された文書データの扱いを以下のようにしてもよい。
中間データ作成モジュール175、又は、ラスターイメージ作成モジュール180で作成されたデータ(中間データ、又は、ラスターイメージ)を、データ記憶モジュール185に保存し、文書管理装置100には、判定情報(判定済みかを含む)、処理日時情報、ジョブIDを返還モジュール190から文書受入モジュール105に返す。そして、データ記憶モジュール185には、例えば、ジョブID−中間データ又はラスターイメージ対応表700を記憶させる。
文書受入モジュール105では、情報を受け取って文書管理モジュール110に渡し、保管モジュール115にある関連する文書に、各情報を属性として付加する。
そして、印刷納期が近づいた場合に、前処理が行われたジョブIDを付加して、文書管理装置100から画像形成装置150に印刷ジョブを投入する。画像形成装置150は、その印刷ジョブに付加されているジョブIDから、ジョブID−中間データ又はラスターイメージ対応表700を用いて、中間データ又はラスターイメージを抽出し、印刷処理を行う。
画像形成装置150の判定モジュール165で再処理が必要と判断された場合、文書管理装置100は、既判定情報を削除して、その文書に関連付けられているジョブIDのジョブの再処理を画像形成装置150に依頼する。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態は、図1の例に示したモジュール構成を有している。前述の実施の形態の構成で、予め作成されたデータを持つ文書を印刷するときの処理について説明する。
ジョブ管理モジュール170は、文書の印刷処理を受け付けた場合は、中間データ作成モジュール175による処理が行われていたときは、ラスターイメージ作成モジュール180による処理を行わせ、そのラスターイメージ作成モジュール180による処理結果を、印刷装置195に印刷させるように制御し、ラスターイメージ作成モジュール180による処理が行われていたときは、そのラスターイメージ作成モジュール180による処理結果を、印刷装置195に印刷させるように制御する。「文書の印刷処理を受け付けた場合」とは、指定された印刷納期の前であって、予め定められたとき(印刷する内容に応じて算出される処理時間を確保するように設定された開始予定時間)に発生する印刷指示である。
印刷ジョブのスケジューリングに応じた印刷ジョブを文書管理装置100は、画像形成装置150に投入する。
文書管理装置100では、スケジュールに応じて、文書管理モジュール110が保管モジュール115から文書データを取り出し、文書保持モジュール120を経由して、投入モジュール125から文書データを画像形成装置150に投入する。
このとき、文書データには、判定情報と共に処理済みデータ(中間データ又はラスターイメージ)があれば付加されて、画像形成装置150に投入される。
画像形成装置150では、判定情報と処理データからさらに処理を進め印刷を実行する。
判定情報が前処理なしの場合は、中間データの作成、ラスターイメージ作成を行い、印刷処理を実施する。
判定情報が中間データ作成の場合は、ラスターイメージ作成を行い、印刷処理を実施する。
判定情報がラスターイメージ作成の場合は、それを使用して、すぐに印刷処理を実施する。
図10は、第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1002では、ジョブ受入モジュール155は、文書の印刷指示を受け入れる。
ステップS1004では、文書に関係付けられている判定情報を判断し、「前処理なし」であればステップS1006へ進み、「中間データ作成済」であればステップS1010へ進み、「ラスターイメージ作成済」であればステップS1012へ進む。
ステップS1006では、中間データ作成モジュール175は、中間データを作成する。
ステップS1008では、ラスターイメージ作成モジュール180は、ラスターイメージを作成する。
ステップS1010では、ラスターイメージ作成モジュール180は、ラスターイメージを作成する。
ステップS1012では、印刷装置195は、印刷処理を行う。
<第3−2の実施の形態>
中間データ作成モジュール175、又は、ラスターイメージ作成モジュール180で作成されたデータ(中間データ、又は、ラスターイメージ)を、データ記憶モジュール185に保存し、文書管理装置100には、判定情報(判定済みかを含む)、処理日時情報、ジョブIDを返還モジュール190から文書受入モジュール105に返す。そして、データ記憶モジュール185には、例えば、ジョブID−中間データ又はラスターイメージ対応表700を記憶させる。
文書受入モジュール105では、情報を受け取って文書管理モジュール110に渡し、保管モジュール115にある関連する文書に、各情報を属性として付加する。
そして、印刷納期が近づいた場合に、前処理が行われたジョブIDを付加して、文書管理装置100から画像形成装置150に印刷ジョブを投入する。画像形成装置150は、その印刷ジョブに付加されているジョブIDから、ジョブID−中間データ又はラスターイメージ対応表700を用いて、中間データ又はラスターイメージを抽出し、印刷処理を行う。
図11は、第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
第4の実施の形態は、画像形成装置150に資源状態管理モジュール1155、状態検知モジュール1160を付加し、システムとして、文書管理装置100、画像形成装置150との間で通信を行う管理UI用端末1100を付加したものである。管理UI用端末1100は、画像形成装置150(文書管理装置100を含めてもよい)の管理者又は文書の印刷を指示した操作者(発注者ともいう)が使用するものである。なお、いずれが使用するものであるかは、画像形成装置150を使用するためのログインの際の情報を用いて、管理者であるか、単なる操作者であるかを判別すればよい。例えば、ユーザーIDとそのユーザーIDのユーザーは管理者又は操作者のいずれであるかを表す情報を対応させて記憶しているテーブルを用いて、ログインの際に取得したユーザーIDのユーザーはいずれであるかを判別すればよい。なお、管理UI用端末1100におけるユーザーインターフェースは、管理者と操作者の間で同じであって、その者に適した情報を提示するようにしてもよい。
画像形成装置150は、ジョブ受入モジュール155、ジョブ保持モジュール160、判定モジュール165、ジョブ管理モジュール170、中間データ作成モジュール175、ラスターイメージ作成モジュール180、データ記憶モジュール185、返還モジュール190、資源状態管理モジュール1155、状態検知モジュール1160を有している。
資源状態管理モジュール1155は、状態検知モジュール1160、印刷装置195と接続されている。資源状態管理モジュール1155は、印刷装置195の状態(印刷装置195の稼働状況、消耗品の利用状況等)を管理し、その状態に関する情報を状態検知モジュール1160に渡す。例えば、印刷装置195の稼働状況、消耗品の利用状況等から、印刷装置195で発生する事態(例えば、用紙がなくなる、トナーがなくなる等)を予測する。
状態検知モジュール1160は、ジョブ管理モジュール170、中間データ作成モジュール175、ラスターイメージ作成モジュール180、資源状態管理モジュール1155、管理UI用端末1100の管理モジュール1130と接続されている。状態検知モジュール1160は、ジョブ管理モジュール170による制御のスケジュールに関する情報と既に行った処理に関する情報を、管理者又は文書の印刷を指示した操作者に合わせて、その管理者又はその操作者が操作する管理UI用端末1100に通知する。
また、状態検知モジュール1160は、操作者が操作する管理UI用端末1100に通知する場合、推奨するスケジュールを通知する。
また、状態検知モジュール1160は、管理者が操作する管理UI用端末1100に通知する場合、状態変化の予測結果を通知する。
また、状態検知モジュール1160は、中間データ作成モジュール175による処理経過と、可能な変更を管理UI用端末1100に通知する。
管理UI用端末1100は、ジョブ投入モジュール1115、操作モジュール1120、表示モジュール1125、管理モジュール1130、ユーザー情報管理モジュール1135を有している。
表示モジュール1125は、操作モジュール1120、管理モジュール1130と接続されている。表示モジュール1125は、管理モジュール1130から受け取った情報を、ユーザー(管理者又は操作者)に適した形で、液晶ディスプレイ等の表示装置に表示する。詳細は後述する。
操作モジュール1120は、表示モジュール1125、管理モジュール1130と接続されている。操作モジュール1120は、キーボード、マウス、タッチパネル等に対するユーザーの操作による、表示モジュール1125のリスト表示等に対する操作内容を受け取り、文書登録、属性付加、エディター(外部ツール)による文書編集、ビューワー(外部ツール)による印刷プレビューの参照を可能とする。
管理モジュール1130は、ジョブ投入モジュール1115、操作モジュール1120、表示モジュール1125、ユーザー情報管理モジュール1135、文書管理装置100の文書管理モジュール110、画像形成装置150の状態検知モジュール1160と接続されている。管理モジュール1130は、文書情報、スケジュール情報、中間情報生成処理の進行状態、資源情報等を受け取り、表示モジュール1125に反映する。例えば、文書管理装置100から文書情報、スケジュール情報等を受け取り、画像形成装置150から中間情報生成処理の進行状態、資源情報等を受け取る。
ジョブ投入モジュール1115は、管理モジュール1130、文書管理装置100の文書受入モジュール105と接続されている。ジョブ投入モジュール1115は、外部から入稿される文書(文書102a、文書102b等)を受け入れ、文書管理装置100の文書受入モジュール105に渡す。
ユーザー情報管理モジュール1135は、管理モジュール1130と接続されている。ユーザー情報管理モジュール1135は、本システム(文書管理装置100、画像形成装置150、又は、これらの組み合わせによって構成されるシステム)に登録されたユーザーデータ(権限等等を含む)を管理する。例えば、ユーザーデータとして、権限(一般ユーザー、管理者)を持つ。
図12は、第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。ユーザーインターフェースの表示構成の概要を示すものである。
管理UI用端末1100の表示モジュール1125は、図12の例に示すように、リスト表示を行うリスト表示領域1210と、時間軸を用いたグラフィカルなスケジュール表示を行うグラフィカル表示領域1250を提供する。なお、図12の例に示す印刷状況提示画面1200は、管理者用の管理UI用端末1100に表示したものである。
リスト表示領域1210は、受付ID欄1212、印刷所要時間欄1214、発注者ID欄1216、印刷開始予定日時欄1218、印刷完了予定日時欄1220、期日前可欄1222、期日後可欄1224を有している。文書データを一覧を表示するものである。各欄(カラム)は、文書の属性を表示する。
受付ID欄1212は、本実施の形態において、印刷ジョブの受付を一意に識別するための情報(受付ID)を表示している。印刷所要時間欄1214は、その受付IDにおける印刷ジョブの印刷所要時間を表示している。発注者ID欄1216は、本実施の形態において、その印刷ジョブの発注者を一意に識別するための情報(発注者ID)を表示している。印刷開始予定日時欄1218は、その印刷ジョブの印刷開始予定日時を表示している。印刷完了予定日時欄1220は、その印刷ジョブの印刷完了予定日時を表示している。期日前可欄1222は、期日前可であるか否か(希望納期より前に印刷物を納入してもよいか否か)を表示している。期日後可欄1224は、期日後可であるか否か(希望納期より後に印刷物を納入してもよいか否か)を表示している。期日前可欄1222、期日後可欄1224は、印刷スケジュールの変更に必要な属性である。
リスト表示領域1210内の編集を可能とする。その編集を行うためのエディターの立ち上げ方は、リスト表示領域1210内の行を選択というジョブ選択後のマウスの右クリックによるドロップダウンメニューから選択等によって行われる。
そのエディター編集できる内容は、印刷ジョブに設定した属性、ユーザー権限、印刷ジョブの持つ中間情報とその進行状態によって制限される。
例えば、読取のみ可(ReadOnly)という属性を付加された印刷ジョブに関しては編集はできない。
また、ユーザー権限が「管理者」の場合は、ReadOnlyでないすべての印刷ジョブが編集可能であり、ユーザー権限が「一般ユーザー」の場合は、そのユーザーが登録した印刷ジョブのみ編集が可能となる。
中間情報、又はラスターイメージを持つ印刷ジョブに関しては、それらの印刷プレビューも表示可能である。ビューワーの立ち上げ方は、エディターと同等の方法とする。ユーザー権限が「管理者」の場合は、すべての印刷ジョブの閲覧を可能とし、ユーザー権限が「一般ユーザー」の場合は、そのユーザーが登録した印刷ジョブのみ閲覧を可能とする。
また、リスト表示領域1210に対して、印刷ジョブの登録も可能であり、リスト表示領域1210への操作(メニューから読み込み、ドラッグ&ドロップ(Drag&Drop)等)に対応して行う。登録された印刷ジョブに対しては、前述したように、画像形成装置150の中間データ作成モジュール175の処理時間の空きを検出して、ジョブ属性に応じて、中間情報の生成処理を行う。
印刷状況提示画面1200の下部に表示するグラフィカル表示領域1250では、リスト表示領域1210に登録されている文書の印刷スケジュールを時間(時刻)を軸上にアイコンで表現する。表示させる時間軸1252は、全体表示領域1260に対するユーザーの操作で設定される。印刷ジョブのアイコンは、印刷ジョブスケジュール1272のように右側を矢印形状とした四角状の矩形で表現され、ジョブの印刷予定時間は横幅で示される。その他、表示されるアイコンはユーザー権限に応じて変化する。詳細は後述する。
図13は、第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。
印刷状況提示画面1300は、リスト表示領域1310、グラフィカル表示領域1350を有している。図13の例に示す印刷状況提示画面1300は、発注者用の管理UI用端末1100に表示したものである。
リスト表示領域1310は、受付ID欄1312、印刷所要時間欄1314、発注者ID欄1316、印刷開始予定日時欄1318、印刷完了予定日時欄1320、期日前可欄1322、期日後可欄1324を有している。図12の例に示したリスト表示領域1210と同等のものを表示する。ただし、ユーザー自身が登録した印刷ジョブのみを表示する。図13の例では、発注者IDが「003」である印刷ジョブだけを表示している。それらの印刷ジョブに対し、図12の例を用いて前述したように、編集、印刷プレビューの参照等ができる。
なお、グラフィカル表示領域1350では、登録されている印刷ジョブをすべて表示するが、ユーザー自身が登録した印刷ジョブは、印刷ジョブスケジュール1372のように、他の印刷ジョブスケジュールのアイコン(印刷ジョブスケジュール1374等)の形態(形状、模様、色彩等を含む)によって特徴付けて表示する。例えば、図13の例のように、ユーザー自身が登録した印刷ジョブ以外の印刷ジョブは枠のみの表示とし、ユーザー自身が登録した印刷ジョブ(印刷ジョブスケジュール1372)は受付IDを表示し、高さを変更し、色を青くする等の表示形態とする。
次に、図14の例を用いて、印刷スケジュールの登録例を示す。なお、この例は、発注者におけるグラフィカル表示領域1350での操作を示しているが、管理者用のグラフィカル表示領域1250においても同等の操作である。
登録方法は二通りある。
一つ目は印刷ジョブの属性を抽出し、画像形成装置150内のジョブ管理モジュール170が登録する方法である。文書102a等を文書管理装置100に投入時、又は投入後の任意のタイミングで、希望納期を設定することで、ジョブ管理モジュール170が、希望納期までの期間内において、その印刷ジョブの印刷所要時間(中間情報の生成処理の所要時間、ラスターイメージの生成処理の所要時間)以上の中間データ作成モジュール175、ラスターイメージ作成モジュール180が処理を行っていない時間帯であって、最も希望納期に近い時間帯を算出し、印刷スケジュールとして設定する。
二つ目はユーザーが手動で印刷スケジュールを登録する方法である。
図14の例に示すグラフィカル表示領域1350のように、印刷ジョブのアイコンを時間軸1352上で動かすことでグラフィカルに設定することを可能とする。例えば、印刷ジョブスケジュール1476をカーソル1490によって選択し、カーソル1492の位置までの移動に合わせて、印刷ジョブスケジュール1478に移動する。リスト表示領域1310内に登録されている印刷ジョブに対して、予め定められた操作(例えば、右クリックからのメニュー操作、選択後にファイルメニューからの操作、ドラッグ&ドロップ等)を行うことで、グラフィカル表示領域1350内にジョブアイコンを表示し、任意の場所に登録する。なお、スケジュールに登録済みの印刷ジョブを移動することも可能とする。
また、この移動操作の途中において、対象としている印刷ジョブの移動が可能であるか否かに応じて、印刷ジョブのアイコンを変化させるようにしてもよい。他の印刷ジョブが既にある場合は、その位置に対象としている印刷ジョブを移動することはできない。例えば、移動することができない場所にある場合は、印刷ジョブのアイコンの形態(特に、高さ(なお、横幅は処理時間に対応しているので固定したままである)、色等)を変更する。
さらに、他の印刷ジョブの変更が可能である場合(期日前可欄1322又は期日後可欄1324内が「可」の場合)の位置にある場合は、さらに異なるように印刷ジョブのアイコンの形態(特に、高さ、色等)を変更するようにしてもよい。この場合は、3つの形態(移動可能であることを示す形態、移動することができないことを示す形態、他の印刷ジョブを移動することによって移動可能であることを示す形態)がある。
ジョブアイコンの矩形の横幅(印刷予測時間)は、印刷ジョブに対して中間情報又はラスターイメージが生成されているか否かによって算出方法を変更する。その印刷ジョブに中間情報が生成されていない場合(もちろんのことながら、ラスターイメージも生成されていない場合)は、「印刷ジョブの属性(サイズ等)」から中間データ作成モジュール175とラスターイメージ作成モジュール180の処理時間を予測し、画像形成装置150の印刷速度(枚/分)から算出する。その印刷ジョブに中間情報は生成されているが、ラスターイメージは生成されていない場合は、「印刷ジョブの属性(サイズ等)」からラスターイメージ作成モジュール180の処理時間を予測し、画像形成装置150の印刷速度(枚/分)から算出する。その印刷ジョブにラスターイメージが生成されている場合は、画像形成装置150の印刷速度のみから算出する。
図15は、第4の実施の形態(ジョブ管理モジュール170又は管理モジュール1130)による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1500では、ジョブの印刷スケジュールの登録/変更を開始する。
ステップS1502では、初回の登録であるか否かを判断し、初回の登録である場合はステップS1504へ進み、それ以外の場合はステップS1510へ進む。
ステップS1504では、対象としている印刷ジョブに対して中間データかラスターデータが既に生成されているか否かを判断し、中間データかラスターデータが生成されている場合はステップS1506へ進み、それ以外の場合はステップS1508へ進む。
ステップS1506では、印刷速度より矩形の幅を決定し、矩形の幅を確定して、ステップS1512(図16)へ進む。
ステップS1508では、中間データ作成モジュール175とラスターイメージ作成モジュール180による処理の予測時間+印刷装置195の印刷速度より、表示する印刷ジョブのアイコンの矩形の幅を決定し、矩形の幅を確定して、ステップS1512(図16)へ進む。なお、ステップS1504からステップS1508までの処理は、前述したように、中間情報が生成されていない場合、中間情報が生成されている場合、ラスターイメージが生成されている場合の3種類の算出方法としてもよい。
ステップS1510では、現状の矩形の幅をそのまま用い、矩形の幅を確定して、ステップS1512(図16)へ進む。
図16は、第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1512では、ユーザーが位置を決定したか否かを判断し、決定した場合はステップS1514へ進み、それ以外の場合(ユーザーがその位置では納得しない場合、具体的には、マウスが移動中である場合)はステップS1516へ進む。
ステップS1514では、移動した位置はスケジュールの空き時間であるか否かを判断し、空き時間である場合はその位置に移動して処理を終了し(ステップS1599)、それ以外の場合はステップS1520へ進む。
ステップS1520では、スケジュールにより変更の融通がきくか否かを判断し、融通がきく場合は処理を移動して終了し(ステップS1599)、それ以外の場合はステップS1512へ戻る。ここで、「融通がきく場合」とは、既にある印刷ジョブの期日前可欄1322又は期日後可欄1324が「可」である場合である。
ステップS1516では、スケジュールの変動が必要な位置であるか否かを判断し、スケジュールの変動が必要な位置である場合はステップS1518へ進み、それ以外の場合はステップS1512へ戻る。
ステップS1518では、変動(正方向・負方向)に応じて矩形を変化させ、ステップS1512へ戻る。具体的には、変動が必要な位置にあることを示す形態のアイコンに変更する。
ステップS1599では、印刷スケジュールの登録完了とする。
図17は、第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。これは、管理者権限のユーザーが使用した場合の例を示したものである。
図17では、グラフィカル表示領域1250の時間軸1252上に、資源状態管理モジュール1155からの情報(通知情報(ワーニング、エラー情報を含む)、印刷装置195の状態情報から予測される事態)を表示したものである。具体的には、10時30分過ぎに、「給紙手段1用紙切れ」1710が発生し、「シアントナー警告」1712が発生し、「給紙手段2の用紙を補給してください。Stacker(排紙手段)1の印刷物を取りだしてください。」1714が発生し、「給紙手段2用紙切れ」1716が発生し、11時過ぎに、「Stacker1 Full(排紙手段が満杯)」1718が発生することが予測されていることを示している。また、管理者の介入が不可欠となる事態の場合は、その印刷ジョブのアイコン(図17の例では、印刷ジョブスケジュール1276)を他のアイコンとは異なる形態(例えば、赤、点滅等)で表示するようにしてもよい。
画像形成装置150の状態通知モジュール1160が、資源状態管理モジュール1155、ジョブ保持モジュール160から情報を取得し、管理UI用端末1100の管理モジュール1130がアイコン等の表示が必要な情報を抽出する。
例えば、資源状態管理モジュール1155からは給紙手段情報、用紙情報、トナー残量、フィニッシャー情報、スタッカー情報等を取得し、ジョブ保持モジュール160からは印刷スケジュール情報、出力シート数、中間情報等を用いたトナー消費量予測等を取得する。
画像形成装置150の管理者は、グラフィカル表示領域1250内の表示(管理者による介入(オペレーション)が必要な事態)を確認することによって、スケジュール通りに印刷が行われるように対処をすることが可能である。
図18は、第4の実施の形態による処理例を示す説明図である。図18の例は、中間情報等の生成状況をリアルタイムで表示し、それに応じた編集形態、プレビューの参照形態を提供することを示している。
印刷ジョブの中間情報又はラスターイメージがどのくらい生成されているかを、アイコンで表現する(高さが変わる、色が変わる、形が変わる等)ことにより確認可能とする。図18に示す例では、ジョブスケジュール1872のようにラスターイメージまで作成済みのものをオレンジ色で表示し、ジョブスケジュール1876のように中間データまで作成済みのものを黄色で表現している。
また、進行状況をアイコン内でプログレスバーのように表示してもよい。中間情報又はラスターイメージの進行状況を確認するために行う。例えば、ジョブスケジュール1876のように、印刷ジョブを示すアイコン内で中間情報の生成処理済みページ数/総ページ数を表示するようにしてもよい。
文書管理装置100で保持している印刷ジョブに、中間データの生成処理済み、ラスターイメージの生成処理済みを示す属性が付いていた場合は、その情報を反映した表示を行う。中間データ作成モジュール175による中間情報生成処理中の印刷ジョブに対しては、状態通知モジュール1160が中間情報生成処理の進行度をリアルタイムで通知し、その情報を反映するようにしてもよい。
印刷ジョブの編集可能である部分又は参照可能である部分を、進行状況に応じて変化させてもよい。具体的には、中間データ作成モジュール175の処理中である場合、その時点では、未だ処理がされていないページに対しては、差し替え処理が可能であることを示し、処理済みのページについては印刷プレビュー(中間情報を表示装置に表示することによって、印刷の結果をシミュレートし、画面上で確認するための処理)が可能であることを示す。例えば、10ページの文書の印刷ジョブにおいて、5ページまでの中間情報を作成していた場合は、6ページ以降の差し替え等を可能にし、5ページまでの印刷プレビューの閲覧を可能にする。
図19を参照して、本実施の形態の文書管理装置100、画像形成装置150、管理UI用端末1100のハードウェア構成例について説明する。図19に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1917と、プリンタ等のデータ出力部1918を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1901は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、文書受入モジュール105、文書管理モジュール110、文書保持モジュール120、投入モジュール125、ジョブ受入モジュール155、ジョブ保持モジュール160、判定モジュール165、ジョブ管理モジュール170、中間データ作成モジュール175、ラスターイメージ作成モジュール180、返還モジュール190、ジョブ投入モジュール1115、操作モジュール1120、表示モジュール1125、管理モジュール1130等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1902は、CPU1901が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1903は、CPU1901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス1904により相互に接続されている。
ホストバス1904は、ブリッジ1905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス1906に接続されている。
キーボード1908、マウス等のポインティングデバイス1909は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ1910は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)1911は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1901によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、文書102、文書104、属性テーブル500、ジョブID−中間データ又はラスターイメージ対応表700中間データ、ラスターイメージ、ユーザー情報等が格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ1912は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1913に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インターフェース1907、外部バス1906、ブリッジ1905、及びホストバス1904を介して接続されているRAM1903に供給する。リムーバブル記録媒体1913も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート1914は、外部接続機器1915を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1914は、インターフェース1907、及び外部バス1906、ブリッジ1905、ホストバス1904等を介してCPU1901等に接続されている。通信部1916は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1917は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1918は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図19に示す文書管理装置、画像形成装置、管理UI用端末のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図19に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図19に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等に組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明において、予め定められた値との比較において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
第1の実施の形態から第3−2の実施の形態を、以下のように把握してもよい。そして、これらと第4の実施の形態とを組み合わせてもよい。
<A1>
印刷する可能性のある文書を印刷するための中間情報に変換する第1の変換手段と、
前記中間情報を印刷装置が印刷可能な情報に変換する第2の変換手段と、
印刷する可能性のある文書について、該文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、前記第1の変換手段による処理を行わせ、前記第2の変換手段による処理を行わせないように制御する制御手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。
<A2>
前記制御手段は、印刷する可能性のある文書が完成版である場合は、前記第1の変換手段による処理を行わせ、前記第2の変換手段による処理を行わせるように制御する
ことを特徴とする<A1>に記載の画像処理装置。
<A3>
前記制御手段は、印刷する可能性のある文書について、該文書は完成版ではなく、面付け又はページ割り付けの変更の可能性がある場合は、前記第1の変換手段による処理を行わせ、前記第2の変換手段による処理を行わせないように制御する
ことを特徴とする<A1>又は<A2>に記載の画像処理装置。
<A4>
前記制御手段は、印刷する可能性のある文書について、該文書は完成版ではなく、色に関する処理の変更の可能性がある場合は、前記第1の変換手段による処理を行わせ、前記第2の変換手段による処理を行わせないように制御する
ことを特徴とする<A1>から<A3>のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<A5>
前記制御手段は、前記第1の変換手段又は前記第2の変換手段による処理が行われた後であって、前記文書の変更が行われた場合であって、変更前の該文書について前記第1の変換手段又は前記第2の変換手段による処理が行われていたときは、該第1の変換手段又は該第2の変換手段による処理を行わせるように制御する
ことを特徴とする<A1>から<A4>のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<A6>
前記制御手段は、前記文書の印刷処理を受け付けた場合は、前記第1の変換手段による処理が行われていたときは、前記第2の変換手段による処理を行わせ、該第2の変換手段による処理結果を、前記印刷装置に印刷させるように制御し、該第2の変換手段による処理が行われていたときは、該第2の変換手段による処理結果を、該印刷装置に印刷させるように制御する
ことを特徴とする<A1>から<A5>のいずれか一項に記載の画像処理装置。
<A7>
コンピュータを、
印刷する可能性のある文書を印刷するための中間情報に変換する第1の変換手段と、
前記中間情報を印刷装置が印刷可能な情報に変換する第2の変換手段と、
印刷する可能性のある文書について、該文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、前記第1の変換手段による処理を行わせ、前記第2の変換手段による処理を行わせないように制御する制御手段
として機能させるための画像処理プログラム。
<A1>の画像処理装置によれば、印刷する可能性のある文書であって、その文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、その文書を中間情報に変換することができる。
<A2>の画像処理装置によれば、印刷する可能性のある文書が完成版である場合は、第1の変換手段による処理を行わせ、第2の変換手段による処理を行わせるように制御することができる。
<A3>の画像処理装置によれば、印刷する可能性のある文書について、その文書は完成版ではなく、面付け又はページ割り付けの変更の可能性がある場合は、第1の変換手段による処理を行わせ、第2の変換手段による処理を行わせないように制御することができる。
<A4>の画像処理装置によれば、印刷する可能性のある文書について、その文書は完成版ではなく、色に関する処理の変更の可能性がある場合は、第1の変換手段による処理を行わせ、第2の変換手段による処理を行わせないように制御することができる。
<A5>の画像処理装置によれば、第1の変換手段又は第2の変換手段による処理が行われた後であって、文書の変更が行われた場合であって、変更前の文書について第1の変換手段又は第2の変換手段による処理が行われていたときは、第1の変換手段又は第2の変換手段による処理を行わせるように制御することができる。
<A6>の画像処理装置によれば、文書の印刷処理を受け付けた場合は、第1の変換手段による処理が行われていたときは、第2の変換手段による処理を行わせ、その第2の変換手段による処理結果を、印刷装置に印刷させるように制御し、第2の変換手段による処理が行われていたときは、その第2の変換手段による処理結果を、印刷装置に印刷させるように制御することができる。
<A7>の画像処理プログラムによれば、印刷する可能性のある文書であって、その文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、その文書を中間情報に変換することができる。
100…文書管理装置
105…文書受入モジュール
110…文書管理モジュール
115…保管モジュール
120…文書保持モジュール
125…投入モジュール
150…画像形成装置
155…ジョブ受入モジュール
160…ジョブ保持モジュール
165…判定モジュール
170…ジョブ管理モジュール
175…中間データ作成モジュール
180…ラスターイメージ作成モジュール
185…データ記憶モジュール
190…返還モジュール
195…印刷装置
210…ユーザー端末
290…通信回線
1100…管理UI用端末
1115…ジョブ投入モジュール
1120…操作モジュール
1125…表示モジュール
1130…管理モジュール
1135…ユーザー情報管理モジュール
1155…資源状態管理モジュール
1160…状態検知モジュール
1200…印刷状況提示画面
1210…リスト表示領域

Claims (5)

  1. 印刷する可能性のある文書を印刷するための中間情報に変換する第1の変換手段と、
    前記中間情報を印刷装置が印刷可能な情報に変換する第2の変換手段と、
    印刷する可能性のある文書について、該文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、前記第1の変換手段による処理を行わせ、前記第2の変換手段による処理を行わせないように制御する制御手段と、
    前記制御手段による制御のスケジュールに関する情報と既に行った処理に関する情報を、管理者又は前記文書の印刷を指示した操作者に合わせて、該管理者又は該操作者が操作する端末に通知する通知手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通知手段は、前記操作者が操作する端末に通知する場合、推奨するスケジュールを通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知手段は、前記管理者が操作する端末に通知する場合、状態変化の予測結果を通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知手段は、前記第1の変換手段による処理経過と、可能な変更を通知する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    印刷する可能性のある文書を印刷するための中間情報に変換する第1の変換手段と、
    前記中間情報を印刷装置が印刷可能な情報に変換する第2の変換手段と、
    印刷する可能性のある文書について、該文書は完成版ではなく、内容を変更する可能性がない場合は、前記第1の変換手段による処理を行わせ、前記第2の変換手段による処理を行わせないように制御する制御手段と、
    前記制御手段による制御のスケジュールに関する情報と既に行った処理に関する情報を、管理者又は前記文書の印刷を指示した操作者に合わせて、該管理者又は該操作者が操作する端末に通知する通知手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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