JP2016057675A - 送金システム - Google Patents

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Abstract

【課題】送金者から受取者に、安全に送金できる送金システムを提供する。
【解決手段】送金システム1は、受取端末10の制御部19が、受取者Bの受取端末10の操作に応じて、送金口座の情報を有する受取予約を制御部59に送信し、制御部59が、受取端末10から受信した受取予約を受取予約記憶部57に記憶し、送金者Aの送金端末30の操作に応じて、送金端末30から送金口座に関する情報を有する問合せを受け付け、問合せと、受取予約記憶部57の受取予約とを照合し、照合結果を送金端末30から送金者Aに伝達し、送金銀行サーバ40の制御部49が、照合結果を伝達後に、送金端末30から受取口座の入力を受け付けて、受取口座への送金を実行し、受取銀行サーバ20の制御部29が、受取者Bの現金払出を行う受取端末10の操作に応じて、受取口座からの現金払出を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、送金者から受取者に送金する送金システムに関するものである。
従来、振込金を、送金者から受取者の銀行口座に振り込み、引出をできるシステムがあった。例えば、特許文献1の振込み詐欺防止システムは、引出場所を限定することにより、不正に要求された振込金の引出を防止するものである。
しかし、従来のシステムでは、送金者は、適正な受取者であるかを、正確に判定できない場合等があった。
特開2013−45345号公報
本発明の課題は、送金者から受取者に、安全に送金できる送金システムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、送金を受け取る受取者(B)が操作する受取端末(10)と、受取者の受取口座を有する受取銀行の受取銀行サーバ(20,220)と、送金する送金者(A)が操作する送金端末(30)と、送金者の送金口座を有する送金銀行の送金銀行サーバ(40,440)と、送金処理を管理する管理部(59,259−1,259−2)と、を通信網上に備える送金システム(1,201)であって、受取端末の制御部(19)は、受取者の受取端末の操作に応じて、前記送金口座の情報を有する受取予約を前記管理部に送信し、前記管理部は、受取端末から受信した前記受取予約を予約記憶部(57,257−1,257−2)に記憶し、送金者の前記送金端末の操作に応じて、前記送金端末から前記送金口座に関する情報を有し、受取予約の有無を確認するための問合せを受け付け、前記問合せと、前記予約記憶部の受取予約とを照合し、照合結果を前記送金端末から送金者に伝達し、前記送金銀行サーバの制御部(49,249)は、前記照合結果を伝達後に、前記送金端末から前記受取口座の入力を受け付けて、前記受取口座への送金を実行し、前記受取銀行サーバの制御部(29,229)は、受取者の現金払出を行う受取端末の操作に応じて、前記受取口座からの現金払出を行うこと、を特徴とする送金システムである。
・第2の発明は、第1の発明の送金システムにおいて、前記受取予約の操作を受け付けた受取端末(10)の制御部(19)は、前記受取予約として、前記送金口座に加えて、前記受取予約の操作を受け付けた受取端末の設置場所情報(16a)を前記管理部(59,259−1)に送信し、前記管理部(59,259−1,259−2)は、前記受取予約として、前記設置場所情報を前記予約記憶部(57,257−1,257−2)に記憶し、前記送金端末(30)からの前記問合せに応じて、前記予約記憶部に記憶した前記設置場所情報に関する情報を、前記送金端末(30)から送金者(A)に伝達すること、を特徴とする送金システムである。
・第3の発明は、第2の発明の送金システムにおいて、前記管理部(59,259−1)は、受取者(B)の現金払出を行う受取端末(10)の操作に応じて、現金払出を行う受取端末の設置場所情報を受信し、現金払出を行う受取端末の設置場所情報と前記予約記憶部(57,257−1,257−2)に記憶した前記設置場所情報との照合結果に応じて、現金払出操作を受け付けた受取端末での現金払出を、前記受取銀行サーバ(20,220)に対して許可すること、を特徴とする送金システムである。
・第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明の送金システムにおいて、前記管理部(59,259−1,259−2)は、受取端末(10)からの前記受取予約の受信に応じて、送金パスコードを作成し、前記送金パスコードを前記予約記憶部(57,257−1,257−2)に記憶し、前記送金パスコードを前記受取予約を受け付けた受取端末から受取者(B)に伝達し、前記送金端末(30)からの前記問合せとして、前記送金口座に関する情報に加えて、前記送金端末に入力されたパスコードを受け付け、前記送金端末に入力されたパスコードと、前記予約記憶部の前記送金パスコードとを照合し、照合結果を前記送金端末から送金者(A)に伝達すること、を特徴とする送金システムである。
・第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の送金システムにおいて、前記管理部(59,259−1,259−2)は、前記受取口座への送金の実行に応じて、受取パスコードを作成し、前記受取パスコードを前記予約記憶部(57,257−1,257−2)に記憶し、前記受取パスコードを前記送金端末(30)から送金者(A)に伝達し、現金払出時において、受取者(B)が受取端末(10)に入力したパスコードを受け付け、受取端末から受け付けたパスコードと前記予約記憶部の前記受取パスコードとの照合結果に応じて、現金払出操作を受け付けた受取端末での現金払出を、前記受取銀行サーババ(20,220)に対して許可すること、を特徴とする送金システムである。
・第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明の送金システムにおいて、前記管理部(59)は、送金に関する処理を統括するサーバ(50)に設けられていること、を特徴とする送金システムである。
本発明によれば、送金者から受取者に、安全に送金できる送金システムを提供できる。
第1実施形態の送金システム1の構成の概略を示す図である。 第1実施形態の送金システム1のブロック図である。 第1実施形態の受取予約の受付処理を説明するシーケンス図である。 第1実施形態の受取予約の受付処理の表示画面を説明する図である。 第1実施形態の送金受付処理を説明するシーケンス図である。 第1実施形態の送金受付処理を説明するシーケンス図である。 第1実施形態の送金受付処理の表示画面を説明する図である。 第1実施形態の現金払出処理を説明するシーケンス図である。 第1実施形態の現金払出処理の表示画面を説明する図である。 第1実施形態の送金処理における情報の流れを説明する図である。 第2実施形態の送金システム201のブロック図である。 第2実施形態の送金処理における情報の流れを説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の送金システム1の構成の概略を示す図である。
図2は、第1実施形態の送金システム1のブロック図である。
送金システム1は、送金者Aが振込みによって受取者Bの受取口座に送金し、受取者Bがその受取口座から、送金額を受取ATM10を用いて現金払出をするものである。後述するように、受取者Bは、送金者Aの送金前に、受取ATM10で受取予約をし、送金後短時間のうちに、受取ATM10の設置場所に再度行って、現金払出をする。
実施形態では、説明を容易にするために、受取側の構成を受取ATM10、受取銀行サーバ20等といい、また、送金側の構成を送金ATM30、送金銀行サーバ40等というが、実際には、これらは、区別しなくてもよい。つまり、受取側の銀行、送金側の銀行は、実際には、通常の銀行の機能を備えるものであり、受取側、送金側で区別されるものではない。
[送金システム1の構成]
送金システム1は、受取ATM10(受取端末)、受取銀行サーバ20、送金銀行サーバ40、送金ATM30(送金端末)、送金管理サーバ50を、インターネット等の通信網2上に備え、これらが必要に応じて情報を通信できる。
なお、各装置の記憶部16,26,36,46,56(後述する)は、各装置の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。また、各装置の制御部19,29,39,49,59(後述する)は、各装置を統括的に制御する制御装置であり、CPU(中央処理装置)等から構成される。各制御部19,29,39,49,59は、各記憶部16,26,36,46,56に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、各ハードウェアと協働し、送金システム1の各種機能を実現している。各制御部19,29,39,49,59は、例えば、他の装置との通信に関する制御等をする。
受取ATM10は、送金を受け取る受取者Bが操作する端末である。
受取ATM10は、受取銀行に関する業務を行う現金自動預け払い機である。受取ATM10は、防犯カメラ等の防犯設備が充実した施設に設定されている。
受取ATM10は、異なる設置場所に複数配置されている。受取ATM10の設置場所は、特に限定されない。
例えば、受取ATM10は、受取銀行の複数の支店にそれぞれ配置されている。同一支店内には、複数の受取ATM10が配置されている。また、受取ATM10は、コンビニエンスストア等の店舗内に配置されていたり、公共交通機関の施設等に配置されていてもよい。
受取ATM10は、操作部11、表示部12、カード挿入部13、通帳挿入部14、現金入出金部15、記憶部16、制御部19を備える。
操作部11は、受取者Bが受取ATM10を操作する操作ボタン等である。
表示部12は、受取者Bに情報を表示する液晶表示装置等である。
受取ATM10は、操作部11、表示部12を兼用するタッチパネルディスプレイ等を備えていてもよい。
カード挿入部13は、受取者Bが受取口座のキャッシュカードを挿入する挿入口である。カード挿入部13は、キャッシュカードの磁気情報を読み取るリーダ(図示せず)等を備える。
通帳挿入部14は、受取者Bが通帳を挿入する挿入口である。通帳挿入部14は、通帳に預金残高を記入するプリンタ(図示せず)等を備える。
現金入出金部15は、現金の入金、払出を行う装置である。
記憶部16は、ATM識別情報16a(設置場所情報)を記憶する。ATM識別情報16aは、受取ATM10を識別するために、各受取ATM10に付与された固有の情報である。後述するように、ATM識別情報16aは、受取ATM10の設置場所の確認等に用いられる。ATM識別情報16aは、例えば、番号、記号等である。
受取銀行サーバ20は、受取者Bの銀行口座である受取口座を有する受取銀行のサーバである。
受取銀行サーバ20は、記憶部26、制御部29を備える。
記憶部26は、預金記憶部27を備える。
預金記憶部27は、受取者Bを含む顧客の銀行口座に関する情報を記憶する記憶領域である。
預金記憶部27は、受取者Bの情報として、「支店名:△△」、「受取口座番号:1234」、「暗証番号」、「受取者:B」、「預金(つまり預金残高)」、「Eメールアドレス」等を対応付けて記憶する。
送金ATM30は、送金銀行に関する業務を行う現金自動預け払い機である。送金ATM30は、受取ATM10と同様に、異なる場所に複数配置され、その配置場所は、特に限定されない。
送金ATM30は、送金する送金者Aが操作する端末である。
送金ATM30の構成は、受取ATM10の構成と同様である。送金ATM30は、操作部31、表示部32、カード挿入部33、通帳挿入部34、現金入出金部35、記憶部36、制御部39を備える。
送金銀行サーバ40は、送金者Aの送金口座を有する送金銀行のサーバである。
送金銀行サーバ40は、受取銀行サーバ20と同様に、記憶部46、制御部49を備える。
記憶部46の預金記憶部47は、送金者Aの情報として、「支店名:○○」、「送金口座番号:4567」、「暗証番号」、「送信者:A」、「預金」、「Eメールアドレス」等を対応付けて記憶する。
なお、Eメールアドレスは、口座開設時等に送金者Aが登録可能である。送金者Aは、Eメールアドレス宛てのEメールを、送金者Aが所有するパーソナルコンピュータ、携帯情報端末等から確認できる。
送金管理サーバ50は、送金に関する処理を統括するサーバである。
送金管理サーバ50は、記憶部56、制御部59(管理部)を備える。
記憶部56は、受取予約記憶部57、ATM識別情報−設置場所記憶部58を備える。
受取予約記憶部57は、受取予約についての情報を記憶する記憶領域である。受取予約の情報の詳細は、後述する。
ATM識別情報−設置場所記憶部58は、各受取ATM10と、その設置場所とを対応付けて、テーブルの形態で記憶する。例えば、受取ATM10のATM識別情報16a「001」と、その設置店「××市支店」とを対応付けて記憶する(図1参照)。
このため、送金管理サーバ50は、ATM識別情報−設置場所記憶部58を参照することにより、ATM識別情報16aに基づいて、受取ATM10の設置場所を判定することができる。
制御部59は、パスコード作成部59aを備える。
パスコード作成部59aは、送金パスコード、受取パスコード(後述する)を作成する。
[送金システム1の送金処理]
送金システム1の送金処理について、説明する。
図3は、第1実施形態の受取予約の受付処理を説明するシーケンス図である。
図4は、第1実施形態の受取予約の受付処理の表示画面を説明する図である。
図5、図6は、第1実施形態の送金受付処理を説明するシーケンス図である。
図7は、第1実施形態の送金受付処理の表示画面を説明する図である。
図8は、第1実施形態の現金払出処理を説明するシーケンス図である。
図9は、第1実施形態の現金払出処理の表示画面を説明する図である。
図10は、第1実施形態の送金処理における情報の流れを説明する図である。
送金システム1は、受取者B、送金者Aの操作に基づいて、以下の順で処理を行う。
(受取予約の受付処理)
図3、図4、図10等を参照して、受取予約の受付処理について説明する。
最初に、送金者Aに送金を依頼する受取者Bは、受取ATM10の設置場所に行き、受取ATM10を操作して、表示部12の表示(図示せず)に従って受取予約の受付を選択する。ここでは、受取者Bは、××市支店の2台の受取ATM10のうち、「ATM識別情報16a:001」(図1参照)のものを用いるものとする。
図3に示すように、S1,S2において、受取ATM10の制御部19、受取銀行サーバ20の制御部29は、受取者Bから、受取予約の選択操作を受け付け、受取予約の処理を開始する。
S3において、受取ATM10の制御部19は、表示部12の表示画面(図示せず)等によって、キャッシュカードの挿入、暗証番号の入力を、受取者Bに要求する。
受取者Bは、受取ATM10を操作して、キャッシュカードを挿入し、暗証番号を入力する。
S4において、受取銀行サーバ20の制御部29は、預金記憶部27を参照し、受取者Bの受取口座、暗証番号を照合する。
S5において、受取銀行サーバ20の制御部29は、S4の照合結果が適切である場合には、受取銀行サーバ20及び送金管理サーバ50間の通信と、受取ATM10及び送金管理サーバ50間の通信とを確立する。以降の処理は、受取銀行サーバ20の制御部29と、送金管理サーバ50の制御部59とが、必要に応じて情報を送受信しながら行う。なお、制御部59は、S4の照合結果が不適切である場合には、受取予約の受付処理を終了する。
S6において、送金管理サーバ50は、受取ATM10に対して、受取予約入力画面12a(図4(A)参照)を送信する。
S7において、受取ATM10の制御部19は、受取予約入力画面12aを、表示部12に表示することにより、受取者Bに対して入力を要求する。
受取予約入力画面12aは、以下の入力項目を有する。
・送金銀行
・支店名
・送金口座番号
・送金者の名前
・受取予約額
ここでは、受取者Bが、受取予約として、送金者Aに関する情報である「送金銀行:α」、「支店名:○○」、「送金口座番号:4567」、「送金者の名前:A」と、「受取予約額:10万円」とを入力した例を説明する(図4(A)の♯7参照)。
また、受取ATM10の制御部19は、記憶部16から「ATM識別情報16a:001」(図1参照)を読み出す。
S8において、受取ATM10の制御部19は、受取者Bの確認ボタン12bの操作に応じて、受取予約に関する情報として、入力された送金者Aの上記情報と、読み出したATM識別情報16aとを、送金管理サーバ50に送信する(図10参照)。
このように、送金システム1では、受取者Bは、送金者Aに送金を依頼するためには、予め、送金者Aが送金銀行に持っている口座情報を知っている必要がある。これにより、受取者B、送金者A間の関係は、ある程度、親しい関係であること(例えば、家族等)が必要である。つまり、適正な受取者Bは、送金者Aと親密な関係であることが要求される。これにより、送金システム1は、適正な受取者Bになりすました者が、不正目的で送金を依頼するような行為を抑制できる。
S9において、送金管理サーバ50のパスコード作成部59aは、受取ATM10からの受取予約に関する情報の受信に応じて、送金パスコードを作成する。
S10において、送金管理サーバ50の制御部59は、受取予約として、受取ATM10から受信したと情報と、作成した送金パスコードとを、受取予約記憶部57に記憶する(図10の♯10参照)。
S11において、送金管理サーバ50の制御部59は、作成した送金パスコードを、受取予約を受け付けた受取ATM10に送信する。
S12において、受取ATM10の制御部19は、「送金パスコード:abc」の表示12dを有する送金パスコード表示画面12c(図4(B)参照)を、表示部12に表示する。
これにより、送金管理サーバ50の制御部59は、作成した送金パスコードを、受取者Bに伝達できる。
S13において、受取ATM10の制御部19は、終了ボタン12e(図4(B)参照)の操作を受け付けると、キャッシュカードを排出して受取者Bに返却する。
受取者Bは、予約終了後、送金者Aに対して「送金パスコード:abc」、「受取予約金額:10万円」を、Eメールや電話等の連絡によって伝達する(図1の#12参照)。
ここで、後述するように、送金者Aは、送金処理の受付処理において、この送金パスコードを、送金ATM30に入力する必要がある。このため、受取者Bは、この送金パスコードを電話等で送金者Aに教える必要がある。この電話等によって、送金者Aは、受取予約の正当性を、受取者Bに対して確認できる。これにより、送金システム1は、受取予約による送金依頼のみの形態よりも、安全性を向上できる。
S14において、送金管理サーバ50の制御部59は、送金銀行サーバ40に対して、受取予約があった旨の情報を送信する。この場合、制御部59は、受取予約の全ての情報を送信する必要はない。送信する情報は、受取予約の情報のうち、送金者Aを特定できる情報が含まれていればよい。つまり、制御部59は、受取予約の詳細(金額等)を送信する必要はない。ここでは、送金口座番号を送信する例を説明する。
S15において、送金銀行サーバ40の制御部49は、送金管理サーバ50から受信した口座番号に基づいて、預金記憶部47を参照することにより、その口座番号に対応した送金者Aを特定する。
制御部49は、登録された送金者AのEメールアドレス宛てに、受取予約があった旨を伝えるEメール60を送信する(図1の♯15,図4(C)参照)。これにより、送金者Aは、Eメール60を、自分の所持するコンピュータ等で確認できる。
Eメール60には、受取予約があった旨の情報が含まれる。なお、送金銀行サーバ40には、受取予約の詳細(受取者B、受取予約額等)が送信されていないため、Eメール60の情報には含まれない。
以上により、受取予約の受付の処理が終了する。この時点では、送金管理サーバ50、送金者A、受取者Bは、以下の状態になっている。
送金管理サーバ50は、受取予約が受取予約記憶部57に記憶された状態である(図10の♯10参照)。
送金者Aは、受取者Bから、送金パスコードが電話等の連絡によって伝達され(図1の#12参照)、また、送金銀行サーバ40からのEメール60によって、受取予約があった旨が伝達された状態である。
受取者Bは、送金者Aからの送金と、送金者Aからの受取パスコード(後述する)の連絡を待っている状態である。
(送金受付処理)
図5から図7、図10等を参照して、送金受付処理について説明する。
送金者Aは、送金ATM30が設置されている施設に行き、送金ATM30を操作して、表示部32の表示(図示せず)に従って、送金受付を選択する。
図5に示すように、S21において、送金ATM30の制御部39、送金銀行サーバ40の制御部49は、送金者Aから、送金受付の選択操作を受け付け、送金受付処理を開始する。
S23〜S25の処理において、送金ATM30の制御部39、送金銀行サーバ40の制御部49は、上記S3〜S5と同様に、送金者Aの送金口座、暗証番号を照合し、また、送金銀行サーバ40及び送金管理サーバ50間の通信と、送金ATM30及び送金管理サーバ50間の通信とを確立する。
以降の処理は、送金銀行サーバ40の制御部49と、送金管理サーバ50の制御部59とが、必要に応じて情報を送受信しながら行う。なお、送金銀行サーバ40の制御部49は、S24の照合結果が不適切である場合には、送金受付処理を中止する。
S26において、送金管理サーバ50の制御部59は、送金ATM30に対して、送金受付処理の送金受付入力画面32a(図7(A)参照)を送信する。
S27において、送金ATM30の制御部39は、送金受付入力画面32aを、表示部32に表示することにより、送金者Aに対して入力を要求する。
送金受付入力画面32aは、以下の入力項目を有する。
・受取予約額
・送金パスコード
ここでは、送金者Aが、適正な情報である「受取予約額:10万円」、「送金パスコード:abc」を入力した例を説明する(図7(A)の♯27参照)。
つまり、送金者Aは、送金銀行サーバ40からのEメール60(図4(C)参照)と、受取者Bから連絡された受取予約額及び送金パスコードとに基づいて、実際に受取予約があったか否かを確認するための問合せを行うわけである。
S28において、送金ATM30の制御部39は、送金者Aの確認ボタン32bの操作に応じて、問合せの情報として、「送金銀行:α」、「支店名:○○」、「送金口座番号:4567」、「送金者A」と、入力された「受取予約額:10万円」、「送金パスコード:abc」とを、送金管理サーバ50に送信する。
なお、送金銀行サーバ40の制御部49、送金ATM30の制御部39は、これら「送金銀行:α」、「支店名:○○」、「送金口座番号:4567」の情報を、送金者Aの送金口座、暗証番号を照合時(S24)に、確認することができる。
S29において、送金管理サーバ50の制御部59は、送金ATM30からの受信した上記問合せと、受取予約記憶部57の受取予約とを照合する(図10の♯29参照)。
すなわち、制御部59は、「送金銀行:α」、「支店名:○○」、「送金口座番号:4567」、「送金者:A」の情報に基づいて、受取予約記憶部57を参照し、送金者Aに対して受取予約があったか否かを確認する。かつ、制御部59は、送金ATM30に入力された「受取予約額:10万円」、「送金パスコード:abc」と、受取予約記憶部57の「受取予約額:10万円」、「送金パスコード:abc」とを照合する。なお、制御部59は、不適切な照合結果であった場合(つまり、両者が一致しない場合)には、送金受付処理を終了する。
S30において、送金管理サーバ50の制御部59は、適切な照合結果であった場合(つまり、両者が一致した場合)には、受取予約記憶部57の「ATM識別情報16a:001」を読み出す。次に、制御部59は、この「ATM識別情報16a:001」に基づいて、ATM識別情報−設置場所記憶部58を参照することにより、受取予約を受け付けた受取ATM10の設置場所「××市支店」を確認する。
S31において、送金管理サーバ50の制御部59は、照合結果表示画面32c(図7(B)参照)を作成し、送金ATM30に送信する。
S32において、送金ATM30の制御部39は、照合結果表示画面32cを、表示部32に表示する。
照合結果表示画面32cは、以下の表示を備える。
・照合結果の表示32d
・受取ATM10の設置場所の表示32e
送金者Aは、照合結果の表示32dを確認することにより、受取予約が実際にあったことを確認できる。
また、送金者Aは、受取ATM10の設置場所の表示32eを確認することにより、受取者Bの所在(受取予約者がどこに居るか)を確認できる。
これにより、送金管理サーバ50は、照合結果、受取ATM10の設置場所を、送金ATM30から送金者Aに伝達できる。
ここで、前述したように、受取者B及び送金者Aは、親密な関係である。このため、通常は、送金者Aは、受取者Bの現在の居場所(居所、旅行先等)を把握している。そのため、送金者Aは、受取予約された受取ATM10の設置場所が、受取者Bの現在の居場所とは予想外の場所であれば、その受取予約を不審に感じる。これにより、送金者Aは、受取予約が適切であるか否かを判定できる。
送金者Aは、これらを確認して、不審な点がなく適切な受取予約であると判断した場合には、継続ボタン32fを操作すればよい。一方、送金者Aは、不審な点があると判断した場合には、終了ボタン32gを操作すればよい。
図6に示すように、S33において、送金ATM30の制御部39、送金管理サーバ50の制御部59は、継続ボタン32fの操作を受け付けた場合には、送金受付処理を続行し、一方、終了ボタン32gの操作を受け付けた場合には、送金受付処理を終了する。
S34において、送金管理サーバ50の制御部59は、送金ATM30から継続ボタン32fの操作を受け付けると、受取口座の入力画面32h(図7(C)参照)を作成し、送金ATM30に送信する。
S35において、送金ATM30の制御部39は、受取口座の入力画面32hを表示部32に表示する。これにより、送金銀行サーバ40の制御部49は、上記照合結果の伝達(S32)の後に、送金ATM30への受取口座の入力を受け付けることができる。
送金者Aは、受取銀行βの受取者Bの口座に関する情報として、「受取銀行:β」、「支店名:△△」、「受取口座番号:1234」を、送金ATM30に入力する(図7(C)の#35参照)。そして、送金者Aは、送金実行する場合には、送金実行ボタン32iを操作する。
S36において、送金ATM30の制御部39は、送金実行の操作に応じて、「受取予約額(送金額):10万円」の情報と、入力された「受取銀行:β」、「支店名:△△」、「受取口座番号:1234」の情報とを、送金銀行サーバ40、送金管理サーバ50に送信する。
S37において、送金銀行サーバ40の制御部49は、受取口座への送金を実行する。つまり、制御部49は、受取銀行サーバ20に接続し、「受取銀行:β」、「支店名:△△」、「受取口座番号:1234」、「送金額:10万円」の情報を送信する。
S38において、受取銀行サーバ20の制御部29は、これを受信すると、受取口座の情報を更新する。つまり、制御部29は、預金記憶部27の受取者Bの預金に、送金額「10万円」を加算する。
S39において、送金管理サーバ50のパスコード作成部59aは、送金銀行サーバ40の送金実行に応じて、受取パスコードを作成する。ここでは、受取パスコードが「cde」である例を説明する。
S40において、送金管理サーバ50の制御部59は、送金ATM30に入力された「受取銀行:β」、「支店名:△△」、「受取口座番号:1234」と、作成した「受取パスコード:cde」とを、受取予約記憶部57に追加記憶する(図10の♯40参照)。
S41において、送金管理サーバ50の制御部59は、「受取パスコード:cde」を、送金ATM30に送信する。
S42において、送金ATM30は、「受取パスコード:cde」の表示32k(図7(D)参照)を有する受取パスコード表示画面32jを、表示部32に表示する。これにより、送金管理サーバ50の制御部59は、「受取パスコード:cde」を、送金ATM30から送金者Aに伝達できる。
S43において、送金ATM30の制御部39は、終了ボタン32mの操作を受け付けると、キャッシュカードを排出して送金者Aに返却する。
送金者Aは、受取者Bに対して、「受取パスコード:cde」をEメール、電話等の連絡によって伝達する(図1の♯42参照)。
以上により、受付銀行サーバ20、送金ATM30、送金銀行サーバ40、送金管理サーバ50は、送金受付処理を終了する。
ここで、後述するように、受取者Bは、現金払出の受付処理において、この「受取パスコード:cde」を、受取ATM10に入力する必要がある(図9のS58参照)。このため、受取者Bは、この受取パスコードを送金者Aからの電話連絡等で教えて貰う必要がある。
これにより、送金者Aは、正当な受取者Bに対して電話等で連絡した際に、受取予約が適切であるか否かを判定できる。すなわち、なりすました者の受取予約の場合には、送金者Aが受取者Bの連絡先(送金者Aが予め知っている電話番号等)に連絡しても、受取者Bは、その受取予約について、身に覚えのないことになるからである。
以上により、送金受付処理の受付が終了する。この時点では、送金管理サーバ50、受取銀行サーバ20、受取者Bは、以下の状態になっている。
送金管理サーバ50は、受取予約として、「支店名:△△」、「受取口座番号:1234」、「受取パスコード:cde」が追加して記憶された状態である(図10の♯40参照)。
受取銀行サーバ20は、「受取予約額:(送金額)10万円」の現金払出を待っている状態である。
受取者Bは、「受取パスコード:cde」を、送金者Aからの連絡によって伝達された状態であり(図1の♯42参照)、受取ATM10を利用して、送金額の現金払出をできる状態である。
(現金払出処理)
図8から図10等を参照して、現金払出処理について説明する。
受取者Bは、受取ATM10の設置場所に再度行って、受取ATM10を操作して、現金払出処理を選択する。
実施形態では、受取者Bは、受取予約の受け付け後、短期間(例えば数分から数時間程度)のうちに、現金払出をする例を説明する。このため、受取者Bは、受取予約をした××市支店から近距離内におり、××市内の同一の××市支店で現金払出をするものとする。ここでは、受取者Bは、××市支店の2台の受取ATM10のうち、「ATM識別情報16a:002」(図1参照)のものを用いるものとする。
図8に示すように、S51,S52において、受取ATM10の制御部19、受取銀行サーバ20の制御部29は、受取者Bから、現金払出の選択操作を受け付け、現金払出の処理を開始する。
S53〜S55の処理において、受取ATM10の制御部19、受取銀行サーバ20の制御部29は、上記S3〜S5と同様に、受取者Bの受取口座、暗証番号を照合し、また、受取銀行サーバ20及び送金管理サーバ50間の通信と、受取ATM10及び送金管理サーバ50間の通信とを確立する。
以降の処理は、受取銀行サーバ20の制御部29と、送金管理サーバ50の制御部59とが、必要に応じて情報を送受信しながら行う。なお、受取銀行サーバ20の制御部29は、S54の照合結果が不適切である場合には、現金払出処理を中止する。
S56において、送金管理サーバ50は、現金払出入力画面12f(図9参照)を作成し、受取ATM10に送信する。
S57において、受取ATM10の制御部19は、現金払出入力画面12fを表示部12に表示することにより、受取者Bに対して入力を要求する。
現金払出入力画面12fは、以下の入力項目を有する。
・受取予約額
・受取パスコード
受取者Bは、「受取予約額:10万円」、「受取パスコード:cde」と入力し(図9の♯57参照)、確認ボタン12gを操作する。
S58において、受取ATM10の制御部19は、確認ボタン12gの操作に応じて、記憶部16から「ATM識別情報16a:002」を読み出す。そして、制御部19は、「受取銀行:β」、「支店名:△△」、「受取口座番号:1234」と、読み出した「ATM識別情報16a:002」と、入力された「受取パスコード:cde」、「受取予約額:10万円」とを、送金管理サーバ50に送信する。
なお、受取銀行サーバ20の制御部29、受取ATM10の制御部19は、これら「受取銀行:β」、「支店名:△△」、「受取口座番号:1234」の情報を、受取者Bの受取口座、暗証番号を照合時(S54)に、確認することができる。
S59において、送金管理サーバ50の制御部59は、受取ATM10からの受信した上記情報と、受取予約記憶部57の受取予約とを照合する(図10の♯59参照)。つまり、制御部59は、受取ATM10に入力された「受取パスコード:cde」と、受取予約記憶部57の「受取パスコード:cde」とを照合する。
また、制御部59は、現金払出を行う受取ATM10の設置場所情報と受取予約記憶部57に記憶した設置場所情報とを照合する。
つまり、制御部59は、現金払出を行う受取ATM10の「ATM識別情報16a:002」に基づいて、識別情報−設置場所記憶部58(図1参照)を参照することにより、設置場所が「××市支店」であると確認する。制御部59は、同様に、受取予約記憶部57の「ATM識別情報16a:001」に基づいて、設置場所が「××市支店」であると確認する。制御部59は、両者の設置場所が同一である場合には、適切であると判定する。
なお、受取予約を受け付けた受取ATM10と、現金払出を行う受取ATM10とは、設置場所が同じであれば、異なる端末であってもよい。図1に示すように、ATM識別情報16aがそれぞれ「001」、「002」である2つの受取ATM10は、同一の「××市支店」に設置されている。このため、制御部59は、両者の設置場所が同一であるため、適切であると判定する。
送金システム1は、この処理によって、現金払出を行う受取ATM10の設置場所情報と、受取予約をした受取ATM10の設置場所情報とが同一である場合に現金払出を許可できる。このため、受取者Bは、受取予約をしてから現金払出をするまで、受取予約をした場所の近くの場所(例えば、××市内等)にいる必要等がある。これにより、受取者Bになりすました者は、逃亡の機会が減ることになる。
これにより、送金システム1は、不正な送金依頼を抑制できる。
S60において、送金管理サーバ50の制御部59は、適切な照合結果である場合には、現金払出操作を受け付けた受取ATM10での現金払出を、受取銀行サーバ20に対して許可する。なお、制御部59は、受取パスコード、設置場所の2つの照合結果のうち1つでも不適切であった場合は、現金払出処理を終了する。
S61において、受取銀行サーバ20の制御部29は、現金払出の許可に応じて、預金から送金額を減算する。これにより、受取者Bの預金が更新される。
S62において、受取銀行サーバ20の制御部29は、受取ATM10に対して、現金払出を命令する。
S63において、受取ATM10の制御部19は、現金入出金部15を制御して、受取者Bへの現金払出を実行する。また、制御部19は、キャッシュカードを排出して受取者Bに返却する。
以上によって、送金システム1は、受取者Bに現金払出をすることができる。
なお、受取銀行サーバ20、送金管理サーバ50は、送金の現金払出前の状態において、送金額を指定しない一般的な預金の現金払出の処理では、送金額を残存する金額の現金払出しのみを許可する。
例えば、送金前の預金が5万円であり、送金額が10万であった場合には、送金後の預金は、15万円になる。この場合、受取銀行サーバ20、送金管理サーバ50は、一般的な預金の現金払出の処理では、送金額10万円を残存する金額5万円まで(つまり、送金前の預金分)の現金払出を許可する。
これにより、送金システム1は、送金額10万円を、上記処理によってのみ現金払出をすることができ、安全性を向上できる。
また、受取銀行サーバ20、送金管理サーバ50は、送金後の一定時間(例えば数時間)の間に現金払出を受け付けなかったり、受取予約との照合(S59参照)の処理が不適切であった場合には、送金額を送金銀行サーバ40の送金口座に戻すようにしてもよい。この場合には、不正に送金された送金額の払出を抑制できる。
以上説明したように、送金システム1では、受取者Bは、受取ATM10で受取予約を行った後に、受取ATM10で現金払出を行う必要があるので、一連の処理において、受取ATM10の設置場所に2度行く必要がある(受取予約時、現金払出時)。このため、送金を受け取るための手順が煩雑になる。また、受取者Bは、受取ATM10の設置された防犯設備が充実した施設に、場所に2度行く必要がある。さらに、送金システム1では、受取予約から現金払出までにある程度の時間を要する。これにより、なりすました者の不正を働く意欲を減退でき、不正な送金依頼を抑制できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図11は、第2実施形態の送金システム201のブロック図である。
送金システム201の受取銀行サーバ220、送金銀行サーバ240は、第1実施形態の送金管理サーバの機能を、分散して備える。
受取銀行サーバ220の記憶部226は、受取予約記憶部257−1、ATM識別情報−設置場所記憶部258−1を備える。
受取銀行サーバ220の制御部229は、送金管理制御部259−1(管理部)を備える。
送金管理制御部259−1は、受取予約の受付処理(図3参照)、現金払出処理(図8参照)において、第1実施形態の送金管理サーバの制御部と同様な処理を行う。
送金管理制御部259−1は、パスコード作成部259a−1を備える。
パスコード作成部259a−1は、受取予約の受付処理において、送金パスコードを作成する(図3のS9参照)。
送金銀行サーバ240の記憶部246は、受取予約記憶部257−2、ATM識別情報−設置場所記憶部258−2を備える。
後述するように、受取予約記憶部257−2と、受取銀行サーバ220の上記受取予約記憶部257−1とは、同一の情報を記憶する。
ATM識別情報−設置場所記憶部258−2は、受取銀行サーバ220の上記ATM識別情報−設置場所記憶部258−1とは、同一の情報を記憶する。つまり、受取銀行サーバ220、送金銀行サーバ240は、受取ATM10の設置場所について、同じ情報を記憶したデータベースを備える。
送金銀行サーバ240の制御部249は、送金管理制御部259−2(管理部)を備える。
送金管理制御部259−2は、送金受付処理(図5、図6参照)において、第1実施形態の送金管理サーバの制御部と同様な処理を行う。
送金管理制御部259−2は、パスコード作成部259a−2を備える。
パスコード作成部259a−2は、送金受付処理において、受取パスコードを作成する(図6のS39参照)。
図12は、第2実施形態の送金処理における情報の流れを説明する図である。
受取銀行サーバ220の制御部229、送金銀行サーバ240の制御部249は、受取予約の受付処理、送金受付処理、現金払出処理時において、情報を送受信する。このため、受取銀行サーバ220の受取予約記憶部257−1と、送金銀行サーバ240の受取予約記憶部257−2とは、同一の情報を記憶することができる。
これにより、送金システム201の受取銀行サーバ220、送金銀行サーバ240は、第1実施形態の送金管理サーバの機能を分散して備えていても、第1実施形態と同様な作用、効果を奏することができる。
すなわち、受取銀行サーバ220の制御部229は、受取予約記憶部257−1、ATM識別情報−設置場所記憶部258−1に基づいて、受取予約の受付処理、現金払出処理を行うことができる。一方、送金銀行サーバ240の制御部249は、受取予約記憶部257−2、ATM識別情報−設置場所記憶部258−2に基づいて、送金受付処理を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の送金システム201は、送金管理サーバを備えていなくても、送金管理の処理を、受取銀行サーバ220、送金銀行サーバ240に分散させることにより、第1実施形態と同様な作用、効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、送金端末は、送金ATMである例を示したが、これに限定されない。送金端末は、例えば、送金者が所有する情報通信端末でもよい。この場合には、送金者は、例えば、インターネットバンク上で、送金受付処理をすることができる。
(2)実施形態において、受取予約を行う受取ATM、現金払出を行う受取ATMは、同一店舗内である例を示したが、これに限定されない。
例えば、送金システムは、受取予約を行う受取ATMの設置場所と、現金払出を行う受取ATMの設置場所とが、近距離(例えば数km以内)である場合に、現金払出を許可してもよい。この場合には、送金システムは、各受取ATMの住所等をATM識別情報−設置場所記憶部に記憶しておき、地図のデータベースを利用して、両者の距離を判定すればよい。
また、別の形態では、送金システムは、現金払出をする受取ATMを送金者が指定することにより、これを変更できるようにしてもよい。
この形態では、送金ATMが、受取口座の入力画面に、受取ATMを指定する画面を追加し(S35、図7(C))、送金者からの操作を受け付ければよい。送金ATMでの操作に応じて、送金管理サーバは、受取予約情報に、指定された受取ATMの受取ATM識別情報を加える(S40)。また、送金者は、受取者に対して、指定した受取ATMを、受取パスコードとともに電話等で伝える(図1の#42)。
現金払出の処理は、実施形態と同様である。つまり、受取者が現金払出のために受取ATMを操作した場合に、送金管理サーバは、受取者が操作している受取ATMと、送金者が指定した受取ATMとが、一致しているか否かを各受取ATM識別情報に基づいて判定し(S59)、一致した場合に現金払出を許可すればよい(S60〜S63)。
この形態では、送金者及び受取者が親しい間柄であるために、受取者がどこで現金払出をすることが都合がよいかを送金者が知っている場合等に、より安全に、送金をすることができる。
(3)実施形態において、受取予約の送金は、受取口座の通常の預金に対して行う例を示したが、これに限定されない。例えば、銀行口座のなかに送金専用枠(受取口座)を設けたり、又は受取専用の銀行口座(受取口座)を設け、受取予約の送金は、これに行ってもよい。
(4)実施形態において、送金管理サーバ、送金銀行サーバは、送金受付時に照合結果が適正な場合に、送金を実行する例を示したが、これに限定されない。送金管理サーバ、送金銀行サーバは、送金受付時に照合結果が適正な場合に、例えば、送金待機状態としてもよい。この場合には、現金払出時において、照合結果が適正な場合(つまり、受取者の受取ATMへの入力が適正であり、かつ、受取ATMの設置場所が適正な場合)に、送金管理サーバ、送金銀行サーバは、送金待機状態であった送金を許可後に、現金払出をすればよい。この場合には、受取者が適正な場合等においてのみ送金実行をすればよいので、不必要な送金処理を抑制できるし、また、受取者が不適正な場合における返金処理を不要にできる。さらに、この場合には、現金払出時において送金実行を制御することにより、送金後の受取口座では、送金前の預金と、送金額とを区別する必要ない。これにより、この場合には、通常の現金払出の処理によって、現金払出をすることができる。
(5)実施形態において、受取者の銀行と、送金者の銀行とは、異なる銀行である例を示したが、これに限定されない。両者は、同一の銀行であってもよい。この場合には、同一の銀行の2つの口座間において、送金処理をすればよいので、処理を簡単にすることができる。
(6)実施形態において、受取予約を送金者に伝える送信情報には、受取予約の詳細(金額等)を含まない例を示したが(S14,S15)、これに限定されない。この送信情報に、受取予約額を含ませてもよい。この形態では、受取予約額が従前の金額と異なっている場合、不自然に高い金額の場合等に、送金者に対して、不正に気付くきっかけになる効果を期待できる。
1 送金システム
10 受取ATM
19,29,39,49,59,229,249 制御部
20,220 受取銀行サーバ
27,47 預金記憶部
30 送金ATM
40,240 送金銀行サーバ
50 送金管理サーバ
57,257−1,257−2 受取予約記憶部
58,258−1,258−2 ATM識別情報−設置場所記憶部
59a,259a−1,259a−2 パスコード作成部

Claims (6)

  1. 送金を受け取る受取者が操作する受取端末と、
    受取者の受取口座を有する受取銀行の受取銀行サーバと、
    送金する送金者が操作する送金端末と、
    送金者の送金口座を有する送金銀行の送金銀行サーバと、
    送金処理を管理する管理部と、
    を通信網上に備える送金システムであって、
    受取端末の制御部は、
    受取者の受取端末の操作に応じて、前記送金口座の情報を有する受取予約を前記管理部に送信し、
    前記管理部は、
    受取端末から受信した前記受取予約を予約記憶部に記憶し、
    送金者の前記送金端末の操作に応じて、前記送金端末から前記送金口座に関する情報を有し、受取予約の有無を確認するための問合せを受け付け、
    前記問合せと、前記予約記憶部の受取予約とを照合し、照合結果を前記送金端末から送金者に伝達し、
    前記送金銀行サーバの制御部は、
    前記照合結果を伝達後に、前記送金端末から前記受取口座の入力を受け付けて、前記受取口座への送金を実行し、
    前記受取銀行サーバの制御部は、
    受取者の現金払出を行う受取端末の操作に応じて、前記受取口座からの現金払出を行うこと、
    を特徴とする送金システム。
  2. 請求項1に記載の送金システムにおいて、
    前記受取予約の操作を受け付けた受取端末の制御部は、
    前記受取予約として、前記送金口座に加えて、前記受取予約の操作を受け付けた受取端末の設置場所情報を前記管理部に送信し、
    前記管理部は、
    前記受取予約として、前記設置場所情報を前記予約記憶部に記憶し、
    前記送金端末からの前記問合せに応じて、前記予約記憶部に記憶した前記設置場所情報に関する情報を、前記送金端末から送金者に伝達すること、
    を特徴とする送金システム。
  3. 請求項2に記載の送金システムにおいて、
    前記管理部は、
    受取者の現金払出を行う受取端末の操作に応じて、現金払出を行う受取端末の設置場所情報を受信し、
    現金払出を行う受取端末の設置場所情報と前記予約記憶部に記憶した前記設置場所情報との照合結果に応じて、現金払出操作を受け付けた受取端末での現金払出を、前記受取銀行サーバに対して許可すること、
    を特徴とする送金システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の送金システムにおいて、
    前記管理部は、
    受取端末からの前記受取予約の受信に応じて、送金パスコードを作成し、
    前記送金パスコードを前記予約記憶部に記憶し、
    前記送金パスコードを前記受取予約を受け付けた受取端末から受取者に伝達し、
    前記送金端末からの前記問合せとして、前記送金口座に関する情報に加えて、前記送金端末に入力されたパスコードを受け付け、
    前記送金端末に入力されたパスコードと、前記予約記憶部の前記送金パスコードとを照合し、照合結果を前記送金端末から送金者に伝達すること、
    を特徴とする送金システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の送金システムにおいて、
    前記管理部は、
    前記受取口座への送金の実行に応じて、受取パスコードを作成し、
    前記受取パスコードを前記予約記憶部に記憶し、
    前記受取パスコードを前記送金端末から送金者に伝達し、
    現金払出時において、受取者が受取端末に入力したパスコードを受け付け、
    受取端末から受け付けたパスコードと前記予約記憶部の前記受取パスコードとの照合結果に応じて、現金払出操作を受け付けた受取端末での現金払出を、前記受取銀行サーバに対して許可すること、
    を特徴とする送金システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の送金システムにおいて、
    前記管理は、送金に関する処理を統括するサーバに設けられていること、
    を特徴とする送金システム。
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