JP2016057524A - 羽根駆動装置および光学機器 - Google Patents

羽根駆動装置および光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016057524A
JP2016057524A JP2014185175A JP2014185175A JP2016057524A JP 2016057524 A JP2016057524 A JP 2016057524A JP 2014185175 A JP2014185175 A JP 2014185175A JP 2014185175 A JP2014185175 A JP 2014185175A JP 2016057524 A JP2016057524 A JP 2016057524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
blade
rotor
drive member
driving device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014185175A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6459029B2 (ja
Inventor
中野 洋一
Yoichi Nakano
洋一 中野
基晴 櫻井
Motoharu Sakurai
基晴 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Precision Inc filed Critical Seiko Precision Inc
Priority to JP2014185175A priority Critical patent/JP6459029B2/ja
Priority to CN201510556418.5A priority patent/CN105425506B/zh
Priority to US14/844,716 priority patent/US9436063B2/en
Publication of JP2016057524A publication Critical patent/JP2016057524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6459029B2 publication Critical patent/JP6459029B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B9/00Exposure-making shutters; Diaphragms
    • G03B9/08Shutters
    • G03B9/36Sliding rigid plate
    • G03B9/40Double plate

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

【課題】高出力化を実現しつつ大型化を抑制できる羽根駆動装置、およびこの羽根駆動装置を備えた光学機器を提供する。【解決手段】開口11を有する基板10と、開口11を開閉する先幕および後幕と、先幕を駆動する第一駆動部材40aと、後幕を駆動する第二駆動部材40bと、第一駆動部材40aを作動する第一アクチュエータ70Aと、第二駆動部材40bを作動する第二アクチュエータ70Bと、を備え、第一アクチュエータ70Aと第二アクチュエータ70Bとは、基板10の主面上において開口11の軸方向と交差する第一方向Xに沿うように延在するとともに、軸方向および第一方向Xと交差する第二方向Yに並んで配置されている。【選択図】図6

Description

この発明は、羽根駆動装置および光学機器に関するものである。
例えば、ディジタルカメラやスチールカメラ等の光学機器には、羽根を駆動させる駆動部材を備えた羽根駆動装置が採用される。
特許文献1には、開口を有した基板と、開口を開閉する第一および第二羽根と、第一および第二羽根を駆動するための第一および第二アクチュエータと、を備え、第一および第二アクチュエータは、それぞれ、第一および第二ステータ、第一および第二ロータ、第一および第二コイル、を含み、第一および第二ロータは、第一および第二コイルの少なくとも一方を間に挟むように配置されている羽根駆動装置が記載されている。
ところで、近年、基板の開口の大型化にともなう羽根の大型化や、駆動される羽根の高速化に対応するために、第一および第二アクチュエータの高出力化が要求されている。アクチュエータの高出力化するためには、コイルの巻き数と電流値との積であるアンペアターンを大きくすることが必要とされる。
特開2014−66760号公報
しかしながら、従来技術に記載の羽根駆動装置にあっては、高出力化を実現するために単純にコイルの巻き数を増加した場合には、コイルの電線長が長くなるとともに抵抗値が大きくなるため巻効率が低下する。また、コイルの巻太りが発生し、羽根駆動装置の厚みが増大する。とりわけ、最近の光学機器においては、薄型化が要求されているため、羽根駆動装置の高出力化を実現しつつ厚みの増大を抑制するという点で課題が残されている。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、高出力化を実現しつつ大型化を抑制できる羽根駆動装置、およびこの羽根駆動装置を備えた光学機器の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の羽根駆動装置は、開口を有する基板と、前記開口を開閉する第一羽根および第二羽根と、前記第一羽根を駆動する第一駆動部材と、前記第二羽根を駆動する第二駆動部材と、前記第一駆動部材を作動する第一アクチュエータと、前記第二駆動部材を作動する第二アクチュエータと、を備え、前記第一アクチュエータと前記第二アクチュエータとは、前記基板の主面上において前記開口の軸方向と交差する第一方向に沿うように延在するとともに、前記軸方向および前記第一方向と交差する第二方向に並んで配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、第一アクチュエータと第二アクチュエータとは、第一方向に沿うように延在するとともに、第二方向に並んで配置されているので、従来技術と比較して、第一方向に羽根駆動装置が大型化するのを抑制しつつ、第一アクチュエータおよび第二アクチュエータのコイルを第一方向に長くすることができる。これにより、第一アクチュエータおよび第二アクチュエータのコイルのターン数を増やした場合であっても、従来技術と比較して、コイルの巻太りを抑制することができるので、羽根駆動装置の高出力化を実現しつつ大型化を抑制できる。
また、前記第一駆動部材および前記第二駆動部材の少なくとも一方の駆動部材は、前記第一アクチュエータおよび前記第二アクチュエータの少なくとも一方のアクチュエータの端部に対して、前記軸方向から見て重なるように配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、第一駆動部材および第二駆動部材の少なくとも一方の駆動部材を、第一アクチュエータおよび第二アクチュエータの少なくとも一方のアクチュエータの端部に対して、軸方向から見て重なるように配置することにより、コイルを第一方向に長くした場合であっても、第一方向および第二方向に羽根駆動装置が大型化するのを抑制できる。したがって、羽根駆動装置の高出力化を実現しつつ大型化を抑制できる。
また、前記第一アクチュエータは、第一ロータを含み、前記第二アクチュエータは、第二ロータを含み、前記第一ロータと前記第一羽根との間には第一調速機構が介在し、前記第二ロータと前記第二羽根との間には第二調速機構が介在していることを特徴としている。
本発明によれば、第一ロータと第一羽根との間には第一調速機構が介在し、第二ロータと第二羽根との間には第二調速機構が介在しているので、第一調速機構および第二調速機構を変更するだけで、第一羽根および第二羽根の駆動速度や駆動トルクを簡単に設定できる。とりわけ、第一調速機構および第二調速機構が歯車である場合には、第一調速機構の歯数および第二調速機構の歯数を設定するだけで、第一羽根および第二羽根の駆動速度や駆動トルクを簡単に設定できる。したがって、設計自由度に優れた羽根駆動装置とすることができる。
また、本発明の光学機器は、上述の羽根駆動装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、開口の開閉を高速に行うことができる薄型化された高性能な光学機器を得ることができる。
本発明によれば、第一アクチュエータと第二アクチュエータとは、第一方向に沿うように延在するとともに、第二方向に並んで配置されているので、従来技術と比較して、第一方向に羽根駆動装置が大型化するのを抑制しつつ、第一アクチュエータおよび第二アクチュエータのコイルを第一方向に長くすることができる。これにより、第一アクチュエータおよび第二アクチュエータのコイルのターン数を増やした場合であっても、従来技術と比較して、コイルの巻太りを抑制することができるので、羽根駆動装置の高出力化を実現しつつ大型化を抑制できる。
光学機器の概略構成図である。 本実施形態に係る羽根駆動装置の分解斜視図である。 本実施形態に係る羽根駆動装置の分解斜視図である。 第一ロータ、第一駆動部材、第一出力部材の拡大図である。 先幕、第一駆動部材、第一出力部材および第一アクチュエータ周辺の断面図である。 羽根駆動装置を開口の軸方向から見たときの平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下では、まず、光学機器について説明をした後、本発明の実施形態に係る羽根駆動装置について説明する。
図1は、光学機器のブロック図である。
図1に示すように、光学機器101は、例えばディジタルカメラやスチールカメラ等であって、羽根駆動装置1と、制御部102と、撮像素子104と、を備えている。
制御部102は、光学機器101の全体の動作を制御しており、CPUやROM、RAM等を備えている。
制御部102は、後述する羽根駆動装置1の動作を制御する。
撮像素子104は、例えばCCDやCMOS等であって、光により形成された被写体像を電気信号に変換する。
なお、光学機器101は、図1には図示していないが、焦点距離を調整するためのレンズ等を備えている。
続いて、本発明の実施形態に係る羽根駆動装置1について説明する。
図2および図3は、本実施形態に係る羽根駆動装置の分解斜視図である。
羽根駆動装置1は、フォーカルプレーンシャッタとも称される。
図2および図3に示すように、羽根駆動装置1は、ディジタルカメラやスチールカメラ等の光学機器101(図1参照)に採用される。
羽根駆動装置1は、基板10、10A、10Bや先幕20A(請求項の「第一羽根」に相当。)、後幕20B(請求項の「第二羽根」に相当。)、アーム31a、32a、31b、32b、第一アクチュエータ70A、第二アクチュエータ70B等を有している。基板10、10A、10Bは、それぞれ開口11、11A、11Bを有している。開口11、11A、11Bは、それぞれ平面視が略長方形状に形成されている。先幕20Aおよび後幕20Bは、これら開口11、11A、11Bを開閉する。第一アクチュエータ70Aは、先幕20Aを駆動する。第二アクチュエータ70Bは、後幕20Bを駆動する。
先幕20Aおよび後幕20Bは、それぞれ複数枚の羽根から構成される。先幕20Aおよび後幕20Bは、それぞれ複数の羽根が重なった重畳状態と、複数の羽根が展開した展開状態とに移行可能である。これら複数の羽根は、重畳状態では開口11から退避して開口11を全開状態にし、展開状態では開口11を閉鎖して開口11を全閉状態にする。図2および図3では、全開状態での羽根駆動装置1が示されている。
先幕20Aはアーム31a、32aに連結されている。後幕20Bは、アーム31b、32bに連結されている。図3に示すように、アーム31a、32a、31b、32bは、基板10に設けられた軸14a、15a、14b、15bに回転可能に支持されている。
第一駆動部材40aおよび第二駆動部材40bは、それぞれアーム31a、31bを駆動する。第一駆動部材40aおよび第二駆動部材40bには、それぞれアーム31a、31bに連結された駆動ピン43a、43bが設けられている。基板10、10A、10Bには、それぞれ駆動ピン43aの移動を逃がすための逃げ部13a、13aA、13aBが設けられており、同様に、駆動ピン43bの移動を逃がすための逃げ部13b、13bA、13bBが設けられている。第一駆動部材40aおよび第二駆動部材40bについては、後述する。
基板10には、第一アクチュエータ70Aおよび第二アクチュエータ70Bを保持するホルダ80、90が組み付けられる。ホルダ80には、第一アクチュエータ70Aおよび第二アクチュエータ70Bを収容可能な収容部81a、81bが形成されている。ホルダ80およびホルダ90は、例えば合成樹脂材料により形成される。ホルダ80は、基板10に固定される。ホルダ80とホルダ90とは、例えば不図示のタッピングネジやスナップフィット等により互いに固定される。
第一アクチュエータ70Aは、ホルダ80に回転可能に支持された第一ロータ72aと、励磁されることにより第一ロータ72aとの間で磁力が作用するステータ74aと、ステータ74aを励磁するための先幕コイル76aと、により構成されている。第一ロータ72aには、詳しくは後述する第一出力部材50aが嵌合される。第一出力部材50aは、第一駆動部材40aと連結される。これにより、第一ロータ72aが回転することで、第一出力部材50aおよび第一駆動部材40aが駆動して、アーム31aと先幕20Aとが駆動する。
第二アクチュエータ70Bは、ホルダ80に回転可能に支持された第二ロータ72bと、励磁されることにより第二ロータ72bとの間で磁力が作用するステータ74bと、ステータ74bを励磁するための後幕コイル76bと、により構成されている。第二アクチュエータ70Bによる後幕20Bの駆動についても同様である。すなわち、第二アクチュエータ70Bの第二ロータ72bが回転することで、第二出力部材50bおよび第二駆動部材40bが駆動して、アーム31bと後幕20Bとが駆動する。
ホルダ80には、第一ロータ72aと第二ロータ72bとをそれぞれ回転可能に支持する軸部87a、87bが形成されている。ホルダ90の上部にはプリント基板100が固定される。プリント基板100は、第一アクチュエータ70Aの先幕コイル76aおよび第二アクチュエータ70Bの後幕コイル76bに電力を供給する。
図4は、第一ロータ72a、第一駆動部材40aおよび第一出力部材50aの拡大図である。なお、図4は、第一ロータ72a、第一駆動部材40aおよび第一出力部材50aが羽根駆動装置1(図2参照)に組みつけられた状態を示している。
図4に示すように、第一駆動部材40aは、板状の腕部41aと、腕部41aの一端に形成され回転の支点となる支持孔42aと、腕部41aの他端に形成され所定方向に延在した駆動ピン43aと、を有している。また、腕部41aの外周縁にはギア部45aが形成されている。
第一ロータ72aは、筒部72a3と、筒部72a3に嵌合したリング状の永久磁石72a1と、を有している。永久磁石72a1は、周方向に異なる極性に着磁されている。永久磁石72a1は、筒部72a3の上部に対して回転不能に嵌合している。永久磁石72a1および筒部72a3は、一体成形されている。
第一出力部材50aは、筒部72a3の下部に対して回転不能に嵌合している。第一出力部材50aは、第一ロータ72aとともに回転する。
第一出力部材50aは、筒部72a3に嵌合した略円筒状の筒部52aと、筒部52aから径方向外側に突出した突出部54aと、突出部54aの先端に形成されたギア部55aと、を有している。第一出力部材50aのギア部55aは、第一駆動部材40aのギア部45aと噛合している。これにより、第一出力部材50aの動力が第一駆動部材40aに伝達される。ここで、第一出力部材50aのギア部55aと第一駆動部材40aのギア部45aとの歯数比を変更することにより、第一駆動部材40aの回転速度の調節が可能である。すなわち、第一出力部材50aのギア部55aおよび第一駆動部材40aのギア部45aは、第一ロータ72aと先幕20Aとの間に介在する第一調速機構60Aに相当する。
また、第二ロータ72bと後幕20Bとの間において、第二駆動部材40bのギア部45b(図6参照)と第二出力部材50bのギア部55b(図6参照)とが噛合している。第二駆動部材40bのギア部45bおよび第二出力部材50bのギア部55bは、第二ロータ72bと後幕20Bとの間に介在する第二調速機構60Bに相当する。第二調速機構60Bは、第一調速機構60Aと同様の構成のため詳細な説明は省略する。
図5は、先幕20A、第一駆動部材40a、第一出力部材50aおよび第一アクチュエータ70A周辺の断面図である。なお、図5は、開口11の軸方向に直交する方向から羽根駆動装置1を見た場合の断面図である。また、図5では、分かり易くするために、構成部品の図示を適宜省略している。
図5に示すように、ホルダ80の軸84aには、第一駆動部材40aの支持孔42aが回転可能に挿入されている。これにより、第一駆動部材40aは回転可能に支持される。したがって、支持孔42aは、第一駆動部材40aを回転可能に支持する支持部に相当する。駆動ピン43aは、所定方向に延びており、基板10と基板10Bとの間に配置されたアーム31aに連結されている。上述したようにアーム31aは、先幕20Aに連結されている。第一出力部材50aと第一駆動部材40aとの連結は、逃げ孔85aを介して確保されている。詳細には、ギア部45aおよびギア部55aは、逃げ孔85a内に位置している。
続いて、羽根駆動装置1の第一アクチュエータ70Aおよび第二アクチュエータ70Bの配置について説明する。
図6は、羽根駆動装置1の正面図である。なお、図6では、分かり易くするために、羽根駆動装置1における構成部品の一部の図示を適宜省略している。また、便宜上、第一アクチュエータ70A、第二アクチュエータ70Bおよびその周辺部品の一部を透過して図示している。以下の説明では、基板10の主面上において開口11の軸方向(紙面表裏方向)と直交するとともに、平面視で長方形状に形成された開口11の短手方向に沿う方向を第一方向Xと定義し、開口11の軸方向および第一方向Xと直交する方向を第二方向Yと定義する。
図6に示すように、第一アクチュエータ70Aおよび第二アクチュエータ70Bの長さは、基板10の第一方向Xに沿う長さよりも短くなっている。
第一アクチュエータ70Aと第二アクチュエータ70Bとは、それぞれ開口11に隣接する位置において、第一方向Xに沿うように延在している。また、第一アクチュエータ70Aと第二アクチュエータ70Bとは、それぞれ互いに第二方向Yに所定間隔を空けて、平行となるように並んで配置されている。
ところで、近年の羽根駆動装置にあっては、開口の大型化にともなう先幕および後幕の大型化や、駆動される先幕および後幕の高速化に対応するための高出力化と、小型な光学機器に対応した薄型化が要求されている。これに対して、本実施形態の羽根駆動装置1では、第一アクチュエータ70Aと第二アクチュエータ70Bとが、第一方向Xに沿うように延在するとともに、第二方向Yに並んで配置されているので、従来技術と比較して、第一方向Xに羽根駆動装置1が大型化するのを抑制しつつ、第一アクチュエータ70Aの先幕コイル76aおよび第二アクチュエータ70Bの後幕コイル76bを第一方向Xに長くすることが可能となる。さらに、第一アクチュエータ70Aの先幕コイル76aおよび第二アクチュエータ70Bの後幕コイル76bを第一方向Xに長くすることで、先幕コイル76aおよび後幕コイル76bの巻太りを抑制して、羽根駆動装置1の厚み方向、すなわち開口11の軸方向に羽根駆動装置1を薄型化できる。このように、実施形態の羽根駆動装置1では、従来技術と比較して高出力化を実現しつつ大型化を抑制できる。
また、本実施形態の羽根駆動装置1は、第一アクチュエータ70Aの第一ロータ72aが、第二アクチュエータ70Bの第二ロータ72bとは反対側の端部よりも、第一方向Xにおける基板10の外側に配置されている。また、第二アクチュエータ70Bの第二ロータ72bは、第一アクチュエータ70Aの第一ロータ72aとは反対側の端部よりも、第一方向Xにおける基板10の外側に配置されている。すなわち、第一アクチュエータ70Aおよび第二アクチュエータ70Bは、隣接して平行に配置されているとともに、第一ロータ72aと第二ロータ72bとが十分に離間するように配置されている。これにより、第一ロータ72aと第二ロータ72bとは、互いに磁気的に影響を及ぼしあって動作特性に影響が生じるのが防止される。したがって、先幕20Aおよび後幕20Bの所望の動作特性を良好に確保することができる。
例えば、露出動作は以下のように行われる。先幕20Aが開口11を閉鎖し後幕20Bが開口11から退避して第一ロータ72aおよび第二ロータ72bが停止した状態から、第一ロータ72aが回転を開始して先幕20Aが開口11から退避し開口11を開放する。その後、第二ロータ72bが回転を開始して後幕20Bが開口11を閉鎖する。このように露出動作時には、第一ロータ72aおよび第二ロータ72bの回転を開始するタイミングが異なっている。したがって、例えば、第一ロータ72aおよび第二ロータ72bの一方は回転しているが他方は停止している状態がある。このため、第一ロータ72aおよび第二ロータ72bが隣接している場合には、第一ロータ72aおよび第二ロータ72bの一方の回転によって磁界が変化して第一ロータ72aおよび第二ロータ72bの他方に影響を与えるおそれがある。具体的には、先に回転を開始した第一ロータ72aの磁界変化の影響により、第二ロータ72bの回転の開始タイミングがバラつき、先幕20Aが開口11を開き始めたときから後幕20Bが開口11を完全に閉じるまでの間の期間、すなわち、露出期間のバラつきの原因となるおそれがある。しかしながら上述したように、本実施形態では第一ロータ72aおよび第二ロータ72bが十分に離間しているため、第一ロータ72aおよび第二ロータ72bの動作特性に影響を及ぼすことが防止される。
さらに、本実施形態の羽根駆動装置1は、第二駆動部材40bが、第二アクチュエータ70Bの端部に対して、軸方向から見て重なるように配置されている。具体的には、第二駆動部材40bは、第二アクチュエータ70Bの第二ロータ72bの近傍において、第二アクチュエータ70Bと重なるように配置されている。これにより、第二アクチュエータ70Bの後幕コイル76bを第一方向Xに長くした場合であっても、第一方向Xおよび第二方向Yに羽根駆動装置1が大型化するのが抑制される。
また、ギア部45aとギア部55aとの歯数比は、第一出力部材50aの回転速度よりも第一駆動部材40aの回転速度が速くなるように設定されている。すなわち、ギア部45aのピッチ円直径は、ギア部55aのピッチ円直径よりも大きく設定されている。また、ギア部45bとギア部55bとの歯数比は、第二出力部材50bの回転速度よりも第二駆動部材40bの回転速度が速くなるように設定されている。これにより、第一ロータ72aおよび第二ロータ72bの回転速度よりもさらに高速に第一駆動部材40aおよび第二駆動部材40bを回転させることができるので、先幕20Aおよび後幕20Bの移動速度を向上させることができる。これによっても、光学機器101のシャッタスピードが向上する。
本実施形態によれば、第一アクチュエータ70Aと第二アクチュエータ70Bとは、第一方向Xに沿うように延在するとともに、第二方向Yに並んで配置されているので、従来技術と比較して、第一方向Xに羽根駆動装置1が大型化するのを抑制しつつ、第一アクチュエータ70Aの先幕コイル76aおよび第二アクチュエータ70Bの後幕コイル76bを第一方向Xに長くすることができる。これにより、第一アクチュエータ70Aの先幕コイル76aおよび第二アクチュエータ70Bの後幕コイル76bのターン数を増やした場合であっても、従来技術と比較して、先幕コイル76aおよび後幕コイル76bの巻太りを抑制することができるので、羽根駆動装置1の高出力化を実現しつつ大型化を抑制できる。
また、第二駆動部材40bは、第二アクチュエータ70Bの端部に対して、軸方向から見て重なるように配置されているので、後幕コイル76bを第一方向Xに長くした場合であっても、第一方向Xおよび第二方向Yに羽根駆動装置1が大型化するのを抑制できる。したがって、羽根駆動装置1の高出力化を実現しつつ大型化を抑制できる。
また、第一ロータ72aと先幕20Aとの間には第一調速機構60Aが介在し、第二ロータ72bと後幕20Bとの間には第二調速機構60Bが介在しているので、第一調速機構60Aを構成するギア部45a、55aおよび第二調速機構60Bを構成するギア部45b、55bの歯数や大きさを変更するだけで、先幕20Aおよび後幕20Bの駆動速度や駆動トルクを簡単に設定できる。したがって、設計自由度に優れた羽根駆動装置1とすることができる。
また、本実施形態によれば、上述の羽根駆動装置1を備えることにより、開口11の開閉を高速に行うことができる薄型化された高性能な光学機器101を得ることができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
上述の実施形態では、第一アクチュエータ70Aにより先幕20Aを作動させ、第二アクチュエータ70Bにより後幕20Bを作動させていたが、第一アクチュエータ70Aにより後幕20Bを作動させ、第二アクチュエータ70Bにより先幕20Aを作動させてもよい。
また、上述の実施形態では、第二駆動部材40bが第二アクチュエータ70Bの端部に対して、軸方向から見て重なるように配置されていた。これに対して、第一駆動部材40aが第一アクチュエータ70Aの端部に対して、軸方向から見て重なるように配置されていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1・・・羽根駆動装置 10,10A,10B・・・基板 20A・・・先幕(第一羽根) 20B・・・後幕(第二羽根) 40a・・・第一駆動部材 40b・・・第二駆動部材 60A・・・第一調速機構 60B・・・第二調速機構 70A・・・第一アクチュエータ 70B・・・第二アクチュエータ 72a・・・第一ロータ 72b・・・第二ロータ 101・・・光学機器

Claims (4)

  1. 開口を有する基板と、
    前記開口を開閉する第一羽根および第二羽根と、
    前記第一羽根を駆動する第一駆動部材と、
    前記第二羽根を駆動する第二駆動部材と、
    前記第一駆動部材を作動する第一アクチュエータと、
    前記第二駆動部材を作動する第二アクチュエータと、
    を備え、
    前記第一アクチュエータと前記第二アクチュエータとは、前記基板の主面上において前記開口の軸方向と交差する第一方向に沿うように延在するとともに、前記軸方向および前記第一方向と交差する第二方向に並んで配置されていることを特徴とする羽根駆動装置。
  2. 前記第一駆動部材および前記第二駆動部材の少なくとも一方の駆動部材は、前記第一アクチュエータおよび前記第二アクチュエータの少なくとも一方のアクチュエータの端部に対して、前記軸方向から見て重なるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の羽根駆動装置。
  3. 前記第一アクチュエータは、第一ロータを含み、
    前記第二アクチュエータは、第二ロータを含み、
    前記第一ロータと前記第一羽根との間には第一調速機構が介在し、前記第二ロータと前記第二羽根との間には第二調速機構が介在していることを特徴とする請求項1または2に記載の羽根駆動装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の羽根駆動装置を備えたことを特徴とする光学機器。
JP2014185175A 2014-09-11 2014-09-11 羽根駆動装置および光学機器 Active JP6459029B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014185175A JP6459029B2 (ja) 2014-09-11 2014-09-11 羽根駆動装置および光学機器
CN201510556418.5A CN105425506B (zh) 2014-09-11 2015-09-02 叶片驱动装置和光学设备
US14/844,716 US9436063B2 (en) 2014-09-11 2015-09-03 Blade driving device and optical apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014185175A JP6459029B2 (ja) 2014-09-11 2014-09-11 羽根駆動装置および光学機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016057524A true JP2016057524A (ja) 2016-04-21
JP6459029B2 JP6459029B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=55454638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014185175A Active JP6459029B2 (ja) 2014-09-11 2014-09-11 羽根駆動装置および光学機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9436063B2 (ja)
JP (1) JP6459029B2 (ja)
CN (1) CN105425506B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018230171A1 (ja) * 2017-06-14 2018-12-20 ソニー株式会社 羽根開閉装置及び撮像装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6751662B2 (ja) * 2016-12-20 2020-09-09 日本電産コパル株式会社 羽根駆動装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0888986A (ja) * 1994-09-14 1996-04-02 Canon Inc 駆動装置およびカメラ
WO2002043227A1 (fr) * 2000-11-21 2002-05-30 Nidec Copal Corporation Actionneur electromagnetique et obturateur pour appareil photographique
JP2004317664A (ja) * 2003-04-14 2004-11-11 Seiko Precision Inc カメラ用セクタ駆動装置
JP2006047496A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Nidec Copal Corp デジタルスチルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
US20070172231A1 (en) * 2006-01-26 2007-07-26 Melles Griot, Inc. Rotor magnet driven optical shutter assembly
JP2008058614A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Nidec Copal Corp カメラ用羽根駆動装置
JP2009053433A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Nidec Copal Corp カメラ用羽根駆動装置
JP2010085436A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Nidec Copal Corp カメラ用羽根駆動装置
JP2014066760A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Seiko Precision Inc 羽根駆動装置及び光学機器

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0888986A (ja) * 1994-09-14 1996-04-02 Canon Inc 駆動装置およびカメラ
WO2002043227A1 (fr) * 2000-11-21 2002-05-30 Nidec Copal Corporation Actionneur electromagnetique et obturateur pour appareil photographique
JP2004317664A (ja) * 2003-04-14 2004-11-11 Seiko Precision Inc カメラ用セクタ駆動装置
JP2006047496A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Nidec Copal Corp デジタルスチルカメラ用フォーカルプレンシャッタ
US20070172231A1 (en) * 2006-01-26 2007-07-26 Melles Griot, Inc. Rotor magnet driven optical shutter assembly
JP2008058614A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Nidec Copal Corp カメラ用羽根駆動装置
JP2009053433A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Nidec Copal Corp カメラ用羽根駆動装置
JP2010085436A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Nidec Copal Corp カメラ用羽根駆動装置
JP2014066760A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Seiko Precision Inc 羽根駆動装置及び光学機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018230171A1 (ja) * 2017-06-14 2018-12-20 ソニー株式会社 羽根開閉装置及び撮像装置
US11131900B2 (en) 2017-06-14 2021-09-28 Sony Corporation Blade opening and closing device and imaging apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US9436063B2 (en) 2016-09-06
JP6459029B2 (ja) 2019-01-30
CN105425506B (zh) 2019-04-26
US20160077405A1 (en) 2016-03-17
CN105425506A (zh) 2016-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012132109A1 (ja) 羽根駆動装置及び光学機器
JP6459029B2 (ja) 羽根駆動装置および光学機器
JP2010014790A (ja) 減速機構、駆動装置及び光学機器
JP2002090805A (ja) 光量制御装置及びこれを備えたカメラ装置
JP6059482B2 (ja) 羽根駆動装置及び光学機器
JP2015007723A (ja) フォーカルプレーンシャッタ、光学機器、及びフォーカルプレーンシャッタの電流調整方法
JP5978101B2 (ja) フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器
JP2008164728A (ja) アクチュエータ及びそれを備えたカメラ用羽根駆動装置
JP6295091B2 (ja) 羽根駆動装置及び光学機器
JP2007183372A (ja) セクタ駆動装置及びその組立方法
KR101688715B1 (ko) 블레이드 구동 장치 및 광학 기기
JP2018066977A (ja) 羽根駆動装置、撮像装置及び光学機器
JP5113713B2 (ja) 羽根駆動装置及び光学機器
JP5631673B2 (ja) 光量調整装置
JP5619543B2 (ja) モータ、及び光量調整装置
JP6051104B2 (ja) 羽根駆動装置及び光学機器
JP2007151354A (ja) 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置
JP5295625B2 (ja) カメラ用羽根駆動装置
JP2019015784A (ja) フォーカルプレンシャッタ及び撮像装置
JP2004343895A (ja) ステッピングモータ及びレンズ駆動装置
JP2017026834A (ja) 光量調節装置および光学機器
JP2007183371A (ja) セクタ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180607

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6459029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250