JP2016057271A - 電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピンホール等の欠陥の位置を容易に特定することができる電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法を提供する。【解決手段】検査方法は、複数の層を有するラミネートフィルムより形成された外装フィルム1Aの表面に、外装フィルム1Aに存在する欠陥に起因するスパーク痕を生じさせるスパーク放電工程と、スパーク痕を検知する検知工程と、を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、電気化学デバイス(例:リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ)用外装フィルムの検査方法及び外装フィルムの製造方法に関する。
電気化学デバイスとして例えばリチウムイオン二次電池では、電極(集電体)や電解質(電解液)を含む電池要素は袋状や容器状の外装体内に収容封入されている。外装体を形成する外装材として用いられる外装フィルムは、一般に、複数の層を有するラミネートフィルムより形成されている。この外装フィルムにはガス(水蒸気を含む)や液体等に対して高いバリア性を要求される。もし外装フィルムにピンホール等の欠陥が存在するとバリア性が損なわれるため、外装フィルムに対して欠陥が存在するか否かを検査することは重要である。
電気化学デバイス用外装フィルムではないが食品包装用シートに対するピンホールの検査方法として、特許第3643400号公報(特許文献1)は、一対の電極間に電圧を印加することにより、両電極間に配置されたシートに存在するピンホールの部分で流れる放電電流の有無を検出することでピンホールを検査する方法を開示している。
而して、上述した公知の検査方法のように放電電流の有無によりピンホールの検査を行う場合には、ピンホールの位置を特定することは容易ではなかった。
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、ピンホール等の欠陥の位置を容易に特定することができる電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法及び外装フィルムの製造方法を提供することにある。
本発明は以下の手段を提供する。
[1] 複数の層を有するラミネートフィルムより形成された外装フィルムの表面に、前記外装フィルムに存在する欠陥に起因するスパーク痕を生じさせるスパーク放電工程と、
前記スパーク痕を検知する検知工程と、を含む、電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
前記スパーク痕を検知する検知工程と、を含む、電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
[2] 前記検知工程では、
前記外装フィルムの表面をカメラにより撮像して得られた撮像画像に基づいて前記スパーク痕を検知する前項1記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
前記外装フィルムの表面をカメラにより撮像して得られた撮像画像に基づいて前記スパーク痕を検知する前項1記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
[3] 前記外装フィルムは長尺なものであり、
前記スパーク放電工程では、
スパーク放電器に備えられた一対の電極間を前記外装フィルムが通過するように前記外装フィルムを前記両電極に対して相対的に前記外装フィルムの長さ方向に移動させながら、前記両電極間にスパーク放電用電圧を印加することにより、前記外装フィルムの表面に前記スパーク痕を生じさせ、
前記検知工程では、
移動している前記外装フィルムの移動量を移動量計測器により計測するとともに、移動している前記外装フィルムの表面をカメラにより撮像して得られた撮像画像に基づいて前記スパーク痕を検知し、
さらに、前記カメラによる前記スパーク痕の検知時刻と前記移動量計測器により計測された前記外装フィルムの移動量とに基づいて、前記外装フィルムの表面における前記スパーク痕の位置を検知する前項1記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
前記スパーク放電工程では、
スパーク放電器に備えられた一対の電極間を前記外装フィルムが通過するように前記外装フィルムを前記両電極に対して相対的に前記外装フィルムの長さ方向に移動させながら、前記両電極間にスパーク放電用電圧を印加することにより、前記外装フィルムの表面に前記スパーク痕を生じさせ、
前記検知工程では、
移動している前記外装フィルムの移動量を移動量計測器により計測するとともに、移動している前記外装フィルムの表面をカメラにより撮像して得られた撮像画像に基づいて前記スパーク痕を検知し、
さらに、前記カメラによる前記スパーク痕の検知時刻と前記移動量計測器により計測された前記外装フィルムの移動量とに基づいて、前記外装フィルムの表面における前記スパーク痕の位置を検知する前項1記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
[4] 前記両電極は互いに平行に離間して対向状に配置されるとともに、前記両電極のうち一方は接地された電極であり、他方は接地されていない検査電極であり、
前記スパーク放電工程では、
前記スパーク放電用電圧を1.3〜2.7kV、前記検査電極から前記外装フィルムまでの距離を1〜50mm、及び、外装フィルムの移動速度を10〜200m/minに設定して、前記外装フィルムを相対移動させる前項3記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
前記スパーク放電工程では、
前記スパーク放電用電圧を1.3〜2.7kV、前記検査電極から前記外装フィルムまでの距離を1〜50mm、及び、外装フィルムの移動速度を10〜200m/minに設定して、前記外装フィルムを相対移動させる前項3記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
[5] 前記検知工程では、
さらに、前記スパーク痕の発生時の光及び音の少なくとも一方に基づいて、前記外装フィルムの表面にスパーク痕が存在することを検知する前項1〜4のいずれかに記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
さらに、前記スパーク痕の発生時の光及び音の少なくとも一方に基づいて、前記外装フィルムの表面にスパーク痕が存在することを検知する前項1〜4のいずれかに記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
[6] 前記外装フィルムは、前記複数の層として金属層及び樹脂層を少なくとも有している前項1〜5のいずれかに記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
[7] 前項1〜6のいずれかに記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法により外装フィルムを検査する工程を含む、電気化学デバイス用外装フィルムの製造方法。
本発明は以下の効果を奏する。
前項[1]によれば、外装フィルムに存在する欠陥自体を検知するのではなく、欠陥の部分で生じたスパーク放電によりその大きさが拡大されたスパーク痕を検知するので、スパーク痕を検査人の目やカメラ等で容易に検知可能である。したがって、外装フィルムの表面における欠陥の位置を容易に特定することができる。
前項[2]では、外装フィルムの表面をカメラにより撮像して得られた撮像画像に基づいてスパーク痕を検知することにより、スパーク痕の検知を容易に且つ確実に行うことができ、これにより外装フィルムの表面における欠陥の位置を容易に且つ確実に特定することができる。
前項[3]では、前記[2]と同様の理由により、スパーク痕の検知を容易且つ確実に行うことができる。さらに、長尺な外装フィルムに対して作業能率良く検査を行うことができる。
しかも、カメラによるスパーク痕の検知時刻と移動量計測器により計測された外装フィルムの移動量とに基づいて、外装フィルムの表面におけるスパーク痕の位置を検知するので、外装フィルムの表面における欠陥の位置を更に容易に且つ更に確実に特定することができる。
前項[4]では、スパーク痕を確実に発生させることができる。
前項[5]では、外装フィルムの表面にスパーク痕が存在することをより確実に検知することができる。
前項[6]では、外装フィルムが金属層及び樹脂層を少なくとも有している場合でも、外装フィルムの表面にスパーク痕を生じせることができて、外装フィルムの表面における欠陥の位置を容易に特定することができる。
前項[7]では、ピンホール等の欠陥が存在しないか又は非常に少ない外装フィルムを得ることができる。
次に、本発明の一実施形態について図面を参照して以下に説明する。なお本実施形態では、アルミニウムの語は、純アルミニウムとアルミニウム合金との双方を含む意味で用いられる。
図1において、「10」は、本発明の一実施形態に係る電気化学デバイス用外装フィルムの検査装置である。「1A」は、本実施形態の検査装置10により検査される第1実施形態の外装フィルムである。
外装フィルム1Aは、電気化学デバイス要素としてのリチウムイオン二次電池要素を収容封入する外装体を形成する外装材として用いられる長尺な帯状のものである。外装フィルム1Aにはガス(水蒸気を含む)や液体等に対して高いバリア性が要求される。
図2に示すように、外装フィルム1Aは、複数の層を有するラミネートフィルムより形成されたものであり、すなわち複数の層が積層一体化されて形成されたものである。外装フィルム1Aの具体的な一構造例は次のとおりである。
外装フィルム1Aは、電池要素側に配置される内層2Aとしての熱融着性(熱可塑性)樹脂層(例:ポリオレフィン層)と、中間層3Aとしての金属層(例:アルミニウム箔、ステンレス鋼箔、ニッケル箔、銅箔、チタン箔)と、外層4Aとしての第1樹脂層とを有しており、さらに、外層4Aの外側に配置された最外層5Aとしての第2樹脂層を有している。そして、これらの層2A、3A、4A、5Aが積層状に配置されるとともに、内層2Aと中間層3Aとが両者の間に介在された接着剤6により接着され、中間層3Aと外層4Aとが両者の間に介在された接着剤6により接着され、外層4Aと最外層5Aとが両者の間に介在された接着剤6により接着されており、これにより、これらの層2A、3A、4A、5Aが積層一体化されている。
本第1実施形態の外装フィルム1Aでは、内層2Aは具体的には例えば無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム層である。中間層3Aは具体的には例えばアルミニウム(Al)箔層である。外層4Aは具体的には例えば二軸延伸ナイロン(ONy)フィルム層である。最外層5Aは具体的には例えば二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム層である。
外装フィルム1Aの幅は、外装フィルム1Aの長さ方向に一定であり、例えば10〜2000mmである。外装フィルム1Aの長さは例えば10〜25000mである。外装フィルム1Aの厚さは例えば30〜500μmである。内層2Aの厚さは例えば10〜100μm、中間層3Aの厚さは例えば7〜120μm、外層4Aの厚さは例えば10〜40μm、最外層5Aの厚さは例えば2〜40μmである。各接着剤6の厚さは例えば0.1〜10μmである。
図1に示すように、本実施形態の検査装置10は、スパーク放電手段11、検知手段20などを含んでいる。
スパーク放電手段11は、外装フィルム1Aの表面に外装フィルム1Aに存在する欠陥7に起因するスパーク痕(詳述するとスパーク放電痕)8を生じさせるものであり、スパーク放電器12、移動手段16などを具備している。
外装フィルム1Aに存在する欠陥7とは、例えば図2に示すようにピンホール7aをはじめ、その他にフィッシュアイや、図4に示すように外装フィルム1A中に存在する異物7b(外装フィルム1A中への混入異物)などの微小欠陥が挙げられる。図2では、ピンホール7aは、外装フィルム1Aの最外層5Aにその厚さ方向の全体に亘って延びて存在している。これらの欠陥7は微小であり更に外装フィルム1Aの表面側から見た欠陥7の外観が外装フィルム1Aの表面とあまり変わらないことが多いため、これらの欠陥7を検査人の目で検知することは容易ではない。
スパーク放電器12は、互いに平行に離間して対向状に且つ水平に配置された一対の板状等のスパーク放電用電極13、14と、両電極13、14間にスパーク放電用電圧を印加する高圧電源15などを備えている。両電極13、14のうち一方は接地された接地電極14であり、他方は接地されていない検査電極13である。本実施形態では、例えば、接地電極14が外装フィルム1Aの下側に検査電極13が外装フィルム1Aの上側にそれぞれ外装フィルム1Aの幅方向の全体に亘って外装フィルム1Aを横断する状態に配置されている。
図3に示すように、スパーク放電手段11により外装フィルム1Aの表面に生じたスパーク痕8は、外装フィルム1Aの表面においてスパーク放電が生じる前の欠陥7の大きさよりも大きくなっており更に局部的に黒色等に変色している。そのため、スパーク痕8は後述する検知手段20(カメラ22)により容易に検知できるようになっており、更に検査人の目でも比較的容易に検知できるようになっている。例えば外装フィルム1Aの表面におけるスパーク痕8の大きさは概ね直径0.1〜4.0mmであり、これはスパーク放電が生じる前の欠陥7の大きさに対して概ね2倍の大きさである。
移動手段16は、両電極13、14間における略中間位置を外装フィルム1Aが通過するように外装フィルム1Aを両電極13、14に対して相対的に外装フィルム1Aの長さ方向に所定速度で移動させるものである。本実施形態では、両電極13、14の配置位置は固定されており、移動手段16は外装フィルム1Aが各電極13、14と平行になるように且つ外装フィルム1Aが各電極13、14と接触しないように外装フィルム1Aをその長さ方向に移動させるように構成されている。
さらに、移動手段16は 外装フィルム1Aを上述のように移動させるための駆動源として送出しロール17と巻取りロール18などを備えている。外装フィルム1Aは送出しロール17にロール状に巻かれている。そして、送出しロール17から送り出された外装フィルム1Aは、所定の移動速度で両電極13、14間と検知手段20とを順次通過して巻取りロール18にロール状に巻き取られる。
検知手段20は、スパーク痕8を検知するものであり、移動量計測器21、カメラ22、解析器23などを具備している。
移動量計測器21は、移動手段16により移動している外装フィルム1Aの移動量を計測するものである。本実施形態では、移動量計測器21としてヤードメータなどが用いられている。そして、移動量計測器21は、両電極13、14の配置位置よりも外装フィルム1Aの移動方向下流側に配置されており、更にその配置位置は外装フィルム1Aの移動方向に対して固定されている。
カメラ22は、移動手段16により移動している外装フィルム1Aの表面を撮像するものであり、本実施形態では、カメラ22としてCCDカメラなどが用いられている。そしてカメラ22は、両電極13、14の配置位置よりも外装フィルム1Aの移動方向下流側に且つ移動量計測器21よりも上流側の近傍に配置されており、更にその配置位置は外装フィルム1Aの移動方向に対して固定されている。
さらに、カメラ22は、外装フィルム1Aの厚さ方向両側(即ち外装フィルム1Aの上下両側)に互いに対向状に配置された一対の第1カメラ22a及び第2カメラ22bを備えている。各カメラ22a、22bは、各カメラ22a、22bによる撮像位置を通過する外装フィルム1Aの対応する表面の幅方向の全体を撮像できるようになっている。
第1カメラ(上側のカメラ)22aは、外装フィルム1Aの厚さ方向両側の表面のうち一方の表面(即ち上表面)を撮像してスパーク痕8を検知するものである。第2カメラ(下側のカメラ)22bは、外装フィルム1Aの他方の表面(即ち下表面)を撮像してスパーク痕8を検知するものである。
解析器23は、所定の解析プログラムがインストールされたコンピュータ等を有しており、各カメラ22a、22bにより撮像して得られた撮像画像をコンピュータ解析してスパーク痕8を検知するものである。さらに、各撮像画像及び解析結果は、撮像時刻と関連づけられて記憶部(図示せず)に記憶されるようになっている。
そして検知手段20は、カメラ22(解析器23)によりスパーク痕8を検知すると、その検知時刻と移動量計測器21により計測された外装フィルム1Aの移動量とに基づいて、外装フィルム1Aの両表面のうちスパーク痕8が検知された表面におけるスパーク痕8の位置を算出して検知するように構成されている。
スパーク痕8の位置の検知方法について具体的に例示すると次のとおりである。例えば、移動量計測器21により計測される外装フィルム1Aの移動量を、カメラ22による撮像位置からの外装フィルム1Aの移動量に設定しておき、またスパーク痕8の検知時刻と外装フィルム1Aの移動量とを関連づけておく。そして、スパーク痕8を検知すると、その検知時刻に対応する外装フィルム1Aの移動量に基づいて外装フィルム1Aの表面の長さ方向におけるスパーク痕8の位置を検知(特定)することができる。さらに、この検知結果に、カメラ22による、外装フィルム1Aの表面の幅方向におけるスパーク痕8の検知位置を加味することにより、外装フィルム1Aの表面の長さ方向及び幅方向におけるスパーク痕8の位置を検知(特定)することができる。
次に、本実施形態の検査装置10を用いた外装フィルム1Aの検査方法について以下に説明する。
本実施形態の検査方法は、外装フィルム1Aの表面に外装フィルム1Aに存在する欠陥7に起因するスパーク痕8を生じさせるスパーク放電工程と、スパーク痕8を検知する検知工程と、を含んでいる。
スパーク放電工程では、移動手段16により、スパーク放電器12の両電極13、14間における略中間位置を外装フィルム1Aが各電極13、14と平行に且つ外装フィルム1Aが各電極13、14と接触しない態様に通過するように外装フィルム1Aをその長さ方向に移動させながら、両電極13、14間に高圧電源15によりスパーク放電用電圧を印加する。これにより、外装フィルム1Aに存在する欠陥7が両電極13、14間を通過する際に当該欠陥7の部分でスパーク放電を発生させて、外装フィルム1Aの表面における欠陥7の部分にスパーク痕8を生じさせる。なお、スパーク放電の発生(即ちスパーク痕8の発生)に伴って光(火花)及び音が発せられる。
電源15により両電極13、14間に印加するスパーク放電用電圧は直流電圧1.3〜2.7kVに設定されるのが望ましく、さらに、検査電極13及び接地電極14から外装フィルム1Aまでの距離はそれぞれ1〜50mm(好ましくは2〜50mm)に設定されるとともに、移動手段16による外装フィルム1Aの移動速度は10〜200m/minに設定されることが望ましい。こうすることにより、スパーク痕8を確実に発生させることができ、特に、直径0.06〜2mmの欠陥7に対してスパーク痕8を確実に発生させることができる。さらに処理速度や後段の検査(カメラ)の確実性を考えると外装フィルムの1Aの移動速度は60〜120m/minであることがより好ましい。
検知工程では、移動している外装フィルム1Aの移動量を移動量計測器21により計測するとともに、移動している外装フィルム1Aの両表面をそれぞれ第1カメラ22a及び第2カメラ22bにより撮像して得られた撮像画像に基づいてスパーク痕8を検知する。そして、カメラ22によるスパーク痕8の検知時刻と移動量計測器21により計測された外装フィルム1Aの移動量とに基づいて、外装フィルム1Aの表面におけるスパーク痕8の位置を算出して検知する。その検知方法の具体例は上述したとおりである。
本実施形態の検査装置10により外装フィルム1Aの表面におけるスパーク痕8の位置を検知すると、その後、外装フィルム1Aからスパーク痕8の部分を除去する。このとき、スパーク痕8の位置が検知されているので、外装フィルム1Aの表面におけるスパーク痕8(即ち欠陥7)の位置を容易に特定することができ、したがって外装フィルム1Aから欠陥7を容易に除去することができる。
本実施形態の検査方法によれば、外装フィルム1Aに存在する欠陥7そのものを検知するのではなく、欠陥7の部分で生じたスパーク放電によりその大きさが拡大されているスパーク痕8を検知するので、スパーク痕8を検査人の目やカメラ22等で容易に検知可能である。したがって、外装フィルム1Aの表面における欠陥7の位置を容易に特定することができる。
さらに、外装フィルム1Aの表面をカメラ22により撮像して得られた撮像画像に基づいてスパーク痕8を検知するので、スパーク痕8の検知を容易に且つ確実に行うことができ、これにより外装フィルム1Aの表面における欠陥7の位置を容易に且つ確実に特定することができる。
さらに、外装フィルム1Aは長尺なものであり、スパーク放電工程では、両電極13、14間を外装フィルム1Aが通過するように外装フィルム1Aをその長さ方向に移動させながら、両電極13、14間にスパーク放電用電圧を印加することにより、外装フィルム1Aの表面にスパーク痕8を生じさせるので、長尺な外装フィルム1Aに対して作業能率良く検査を行うことができる。
しかも、カメラ22によるスパーク痕8の検知時刻と移動量計測器21により計測された外装フィルム1Aの移動量とに基づいて、外装フィルム1Aの表面におけるスパーク痕8の位置を検知するので、外装フィルム1Aの表面における欠陥7の位置を更に容易に且つ更に確実に特定することができる。
さらに、外装フィルム1Aが、互いに積層された金属層(中間層3A)及び樹脂層(内層2A、外層4A、最外層5A)を少なくとも有している場合でも、外装フィルム1Aの表面にスパーク痕8を生じせることができて、外装フィルム1Aの表面における欠陥7の位置を容易に特定することができる。
さらに、本実施形態の検知方法では、スパーク痕8の発生時の光及び音の少なくとも一方に基づいて、外装フィルム1Aの表面にスパーク痕8が存在することを検知することが望ましい。こうすることにより、外装フィルム1Aの表面にスパーク痕8が存在することをより確実に検知することができる。なお、この検知方法の場合、スパーク痕8の発生時の光や音は、検査人の目や耳などにより又はフォトセンサやマイクロフォンセンサなどにより検出可能である。
本発明の一実施形態に係る電気化学デバイス用外装フィルムの製造方法は、上記実施形態の検査方法により外装フィルム1Aを検査する工程を含んでいる。これによれば、検査工程においてスパーク痕8を検知した場合には、外装フィルム1Aからスパーク痕8の部分を切除等により除去することにより、ピンホール7a等の欠陥7が存在しないか又は非常に少ない外装フィルム1Aを得ることができる。そして、この外装フィルム1Aを外装材として用いて袋状や容器状等の所定形状の外装体を常法に従って製造することにより、高いバリア性を有する外装体を得ることができる。
本実施形態の検査方法により検知可能な欠陥7は、上述した図2に示したピンホール7a(即ち外装フィルム1Aの最外層5Aに存在するピンホール)の他に、図4に示すように、外層(樹脂層)4Aに存在するピンホール7a、中間層(金属層)3Aに存在するピンホール7a、内層(樹脂層)2Aに存在するピンホール7a、外装フィルム1A中(例えば互いに重なり合う2つの層間の接着界面)に存在する異物(即ち外装フィルム1A中への混入異物)7bなどであり、更に、図示していないがフィッシュアイなども検知可能である。本実施形態の検査方法では、これらの欠陥7に起因するスパーク痕8を外装フィルム1Aの表面に生じさせることができる。
さらに、本実施形態の検査方法により検査対象となり得る外装フィルムは、図2に示した第1実施形態の外装フィルム1Aに限定されず、その他に例えば、図5〜7に示した第2〜第4実施形態の外装フィルム1B〜1Dも検査対象となり得る。
図5に示した第2実施形態の外装フィルム1Bでは、外層4Bと最外層5Bとが両者の間に接着剤6としての接着性樹脂を介して共押出ラミネートにより接着された後に2軸延伸されている。その他の構成は図2に示した上記第1実施形態の外装フィルム1Aと同じである。すなわち、内層2Bは例えば無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム層であり、中間層3Bは例えばアルミニウム箔(Al)層であり、外層4Bは例えば二軸延伸ナイロン(ONy)フィルム層であり、最外層5Bは例えば二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム層であり、接着性樹脂はマレン酸変性ポリプロピレン樹脂である。そして、内層2Bと中間層3Bとが両者の間に介在された接着剤6により接着され、中間層3Bと外層4Bとが両者の間に介在された接着剤6により接着されている。
図6に示した第3実施形態の外装フィルム1Cでは、外層4Cは1層だけであり例えば二軸延伸ナイロン(ONy)フィルム層である。その他の構成は、図2に示した上記第2実施形態の外装フィルム1Aと同じである。すなわち、内層2Cは例えば無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム層であり、中間層3Cは例えばアルミニウム箔(Al)層である。そして、内層2Cと中間層3Cとが両者の間に介在された接着剤6により接着され、中間層3Cと外層4Cとが両者の間に介在された接着剤6により接着されている。
図7に示した第4実施形態の外装フィルム1Dでは、上記第3実施形態と同じく外層5Dは1層だけであり例えば二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム層である。その他の構成は、図2に示した上記第2実施形態の外装フィルム1Aと同じである。すなわち、内層2Dは例えば無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム層であり、中間層3Dは例えばアルミニウム箔(Al)層である。そして、内層2Dと中間層3Dとが両者の間に介在された接着剤6により接着され、中間層3Dと外層5Dとが両者の間に介在された接着剤6により接着されている。
さらに、図示していないが、外装フィルムは内層が二層、三層等の多層になっていても良い。さらに、図2及び図5に示した第1及び第2実施形態の外装フィルム1A、1Bのように外層が二層等の多層になっていても良い。
以上で本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々に変更可能である。
本発明に係る検査方法により検査対象となり得る外装フィルムは、リチウムイオン二次電池等の二次電池の電池要素を収容する外装体に外装材として用いられるものに限定されるものではなく、その他に例えば、電気二重層キャパシタのキャパシタ要素を収容する外装体に外装材として用いられるものであっても良いし、その他の電気化学デバイス要素を収容する外装体に外装材として用いられるものであっても良い。
次に本発明の具体的実施例について以下に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
外装フィルムとして、図2に示した第1実施形態の外装フィルム1Aを準備した。外装フィルム1Aの内層2Aは厚さ80μmの無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム層であり、中間層3Aは厚さ40μmのアルミニウム(Al)箔層であり、外層4Aは厚さ15μmの二軸延伸ナイロン(ONy)フィルム層であり、最外層5Aは厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム層である。
外装フィルム1Aの最外層5Aに、外装フィルム1Aに存在する欠陥7として直径0.02mm、0.06mm、0.1mm、0.5mm及び2mmのピンホール7aを外装フィルム1Aの表面からレーザビーム照射により多数穿設した。各ピンホール7aの深さは最外層5Aの厚さと略同じである。
そして、図1に示した本実施形態の検査装置10を用いて外装フィルム1Aを検査することにより、スパーク痕8を検知できるか評価した。その検査条件は次のとおりであった。
・両電極13、14間に印加したスパーク放電用電圧(直流電圧):1.3kV、1.8kV、2.2kV、2.5kV、2.7kV、3.0kV、4.0kV
・検査電極13から外装フィルム1Aまでの距離:15mm
・外装フィルム1Aの移動速度:30m/min。
・検査電極13から外装フィルム1Aまでの距離:15mm
・外装フィルム1Aの移動速度:30m/min。
その評価結果は次のとおりであった。
直径0.02mmのピンホール以外のピンホールに対して全てスパーク痕を検知することができた。一方、直径0.02mmのピンホールに対してはその大部分はスパーク痕を検知することができたが、その一部にスパーク痕を検知できないものがあった。
また、スパーク放電用電圧が3.0kV以上の場合には、ピンホールだけではなく更に外装フィルムの表面上に付着した微小なダストの部分にもスパーク放電が発生してスパーク痕が検知された。したがって、スパーク放電用電圧を1.3〜2.7kVに設定して検査を行うにより、ピンホールに起因するスパーク痕を確実に検知できることを確認し得た。
さらに、上記の検査を、検査電極13から外装フィルム1Aまでの距離を1〜50mmの範囲内で、及び、外装フィルム1Aの移動速度を10〜200m/minの範囲内でそれぞれ変更して行ったところ、上述の評価結果と同様の結果が得られた。
本発明は、電気化学デバイス(例:リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ)用外装フィルムの検査方法及び外装フィルムの製造方法に利用可能である。
1A〜1D:外装フィルム
7:欠陥
7a:ピンホール
7b:異物
8:スパーク痕
10:検査装置
11:スパーク放電手段
12:スパーク放電器
13:検査電極
14:接地電極
16:移動手段
20:検知手段
21:移動量計測器
22:カメラ
7:欠陥
7a:ピンホール
7b:異物
8:スパーク痕
10:検査装置
11:スパーク放電手段
12:スパーク放電器
13:検査電極
14:接地電極
16:移動手段
20:検知手段
21:移動量計測器
22:カメラ
Claims (7)
- 複数の層を有するラミネートフィルムより形成された外装フィルムの表面に、前記外装フィルムに存在する欠陥に起因するスパーク痕を生じさせるスパーク放電工程と、
前記スパーク痕を検知する検知工程と、を含む、電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。 - 前記検知工程では、
前記外装フィルムの表面をカメラにより撮像して得られた撮像画像に基づいて前記スパーク痕を検知する請求項1記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。 - 前記外装フィルムは長尺なものであり、
前記スパーク放電工程では、
スパーク放電器に備えられた一対の電極間を前記外装フィルムが通過するように前記外装フィルムを前記両電極に対して相対的に前記外装フィルムの長さ方向に移動させながら、前記両電極間にスパーク放電用電圧を印加することにより、前記外装フィルムの表面に前記スパーク痕を生じさせ、
前記検知工程では、
移動している前記外装フィルムの移動量を移動量計測器により計測するとともに、移動している前記外装フィルムの表面をカメラにより撮像して得られた撮像画像に基づいて前記スパーク痕を検知し、
さらに、前記カメラによる前記スパーク痕の検知時刻と前記移動量計測器により計測された前記外装フィルムの移動量とに基づいて、前記外装フィルムの表面における前記スパーク痕の位置を検知する請求項1記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。 - 前記両電極は互いに平行に離間して対向状に配置されるとともに、前記両電極のうち一方は接地された電極であり、他方は接地されていない検査電極であり、
前記スパーク放電工程では、
前記スパーク放電用電圧を直流電圧1.3〜2.7kV、前記検査電極から前記外装フィルムまでの距離を1〜50mm、及び、外装フィルムの移動速度を10〜200m/minに設定して、前記外装フィルムを相対移動させる請求項3記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。 - 前記検知工程では、
さらに、前記スパーク痕の発生時の光及び音の少なくとも一方に基づいて、前記外装フィルムの表面にスパーク痕が存在することを検知する請求項1〜4のいずれかに記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。 - 前記外装フィルムは、前記複数の層として金属層及び樹脂層を少なくとも有している請求項1〜5のいずれかに記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の電気化学デバイス用外装フィルムの検査方法により外装フィルムを検査する工程を含む、電気化学デバイス用外装フィルムの製造方法。
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