JP2016057040A - 輻射式空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率の良い冷暖房運転を可能とし、使用者に対する快適性を向上できる輻射式空気調和機を提供する。
【解決手段】冷媒を第1方向D1に流通して行う第1空調運転と、冷媒を第1方向と逆方向の第2方向D2に流通して行う第2空調運転とを実行可能な輻射式空気調和機であって、輻射パネルは上下に分割され、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を有すると共に、第1空調運転は、第1輻射パネル11のみに冷媒を流通させて行う冷房運転とし、第2空調運転は、第1輻射パネル11と第2輻射パネル12との両方に冷媒を流通させて行う暖房運転とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、輻射パネルを用いて冷暖房を行う輻射式空気調和機に関する。
近年、輻射パネルを用いて冷暖房を行う輻射式の空気調和機が開発されている。例えば、特許文献1には、輻射パネルに相当するフィンチューブ型の室内側熱交換器を介して冷暖房運転する空調装置が開示されている。当該空調装置は、上下方向に沿って冷媒を流通させる縦管配管の伝熱管を備えて、この伝熱管部に対して上向きに冷媒を流して冷房運転を行い、下向きに冷媒を流して暖房運転を行っている。
輻射式空気調和機は、従来、冷媒管により圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張器、輻射パネル(室内熱交換機)を順に接続して圧縮機に戻る冷凍サイクルを備えている。圧縮機の駆動によって冷媒管内を冷媒が流通して冷凍サイクルが運転される。四方弁の切り替えによって第1方向に冷媒が流通して暖房運転が行われ、第1方向とは逆方向の第2方向に冷媒が流通して冷房運転が行われる。
暖房運転時には室外熱交換器が冷凍サイクルの低温部を構成し、輻射パネルが冷凍サイクルの高温部を構成する。冷房運転時には輻射パネルが冷凍サイクルの低温部を構成し、室外熱交換器が冷凍サイクルの高温部を構成する。
輻射パネルは冷媒管に金属製のフィンから成る放熱部を取り付けて形成される。放熱部は室内に露出し、放熱部の熱輻射によって室内の冷房または暖房が行われる。これにより、ファンによって室内の空気を攪拌しないため、使用者に快適な冷暖房を行うことができる。
上記したように、従来の輻射式空気調和機は、同一の輻射パネルに供給する冷媒の流通方向を逆にすることで、冷房運転と暖房運転とを切り替えている。従って、同一のパネル面が、冷気の輻射パネルになり、暖気の輻射パネルにもなる。
特開2012−172899号公報
輻射式空気調和機はファンを用いていないため、室内熱交換器からの吹出し空気が直接人体に吹き付けることによる冷え過ぎや温まり過ぎを抑制できる。しかしながら、逆にファンを用いていないため、冷房運転時には冷気が床面に流れてしまい、効率よく冷房を行うことができなくなってしまう問題があった。また、そのために使用者に対する快適性も不十分であった。
従って、ファンを用いた強制対流により冷暖房をすることによる冷え過ぎや温まり過ぎを防ぐことができる輻射式の放熱パネルを用いて快適に冷暖房運転できると共に、冷房運転時には、冷気が床面に流れてしまわずに、効率よく冷房を行うことができることが望まれる。
本発明は、上記問題点に鑑み、効率の良い冷暖房運転を可能とし、使用者に対する快適性を向上できる輻射式空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、冷媒が流通する冷媒管により接続される冷凍サイクルを運転する圧縮機と、前記圧縮機の一端に接続して室内に臨む放熱部を前記冷媒管に取り付けた輻射パネルと、前記圧縮機の他端に接続して室外に配される室外熱交換器と、前記輻射パネルと前記室外熱交換器との間に配される膨張弁と、を備え、冷媒を第1方向に流通して行う第1空調運転と、冷媒を第1方向と逆方向の第2方向に流通して行う第2空調運転とを実行可能な輻射式空気調和機であって、前記輻射パネルは上下に分割され、上側の第1輻射パネルと下側の第2輻射パネルを有すると共に、第1空調運転は、第1輻射パネルまたは第2輻射パネルのいずれか一方のみに冷媒を流通させて行う空調運転とし、第2空調運転は、第1輻射パネルと第2輻射パネルとの両方に冷媒を流通させて行う空調運転としたことを特徴としている。
この構成によると、上下に分割された輻射パネルを用いて、上側の第1輻射パネルか下側の第2輻射パネルのいずれか一方のみを用いた第1空調運転と、上側の第1輻射パネルと下側の第2輻射パネルの両方を同時に用いた第2空調運転とを選択できるので、所定の条件に適した空調運転を行うことが可能になる。すなわち、効率良く冷暖房運転することも、快適な冷暖房運転をすることも可能になる。従って、本発明によれば、効率の良い冷暖房運転を可能とし、使用者に対する快適性を向上できる輻射式空気調和機を得ることができる。
また本発明は、第1空調運転は上側の第1輻射パネルのみを用いて行う空調運転であることが好ましく、第1方向に流通する冷媒と第2方向に流通する冷媒は全て第1輻射パネルを流通させると共に、第1方向に流通する冷媒を第2輻射パネルに流通させない第1逆止弁と、第2方向に流通する冷媒を第2輻射パネルに流通させる第2逆止弁を設けたことが好ましい。
また本発明は、第1空調運転は冷房運転であって、上側の第1輻射パネルの放熱部の輻射熱によって冷房運転を行い、第2空調運転は暖房運転であって、上側の第1輻射パネルと下側の第2輻射パネルの両方の放熱部の輻射熱によって暖房運転を行うことが好ましい。
本発明によれば、効率の良い冷暖房運転を可能とし、使用者に対する快適性を向上できる輻射式空気調和機を得ることができる。
本発明に係る輻射式空気調和機の構成を示す概略説明図である。 本発明に係る輻射式空気調和機の冷凍サイクルを示す回路図である。 冷房運転時の冷気流れを示す概略説明図である。 暖房運転時の暖気流れを示す概略説明図である。 冷房運転時の冷気流れを示す概略説明図である。 暖房運転時の暖気流れを示す概略説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。また、同一構成部材については同一の符号を用い、詳細な説明は適宜省略する。図1は本発明に係る輻射式空気調和機の構成を示す概略説明図である。輻射式空気調和機1は室内に設置される室内機10と屋外に設置される室外機20とを備えている。室内機10と室外機20との間は冷媒管3(3a、3b)により接続される。
室内機10は、室内の壁面に沿って立設され、複数の放熱部(不図示)を備えた輻射パネルを有する。また、本実施形態においては、輻射パネルは上下に分割された縦型であって、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を有する。すなわち、室内機10は、室内熱交換器として、複数の輻射パネル(第1輻射パネル11と第2輻射パネル12)を有し、室外機20は後述するように室外熱交換機23(図2参照)を有する。
輻射式空気調和機1は、冷媒を第1方向D1に流通して行う第1空調運転と、冷媒を第1方向と逆方向の第2方向D2に流通して行う第2空調運転とを実行可能とされる。本実施形態においては、第1空調運転は、第1輻射パネル11または第2輻射パネル12のいずれか一方のみに冷媒を流通させて行う空調運転とし、第2空調運転は、第1輻射パネル11と第2輻射パネル12との両方に冷媒を流通させて行う空調運転としている。例えば、第1空調運転は、第1輻射パネル11のみに冷媒を流通させて行う空調運転としている。
これにより、上下に分割された輻射パネルを用いて、上側の第1輻射パネル11のみを用いた第1空調運転と、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を同時に用いた第2空調運転とを選択できるので、所定の条件に適した空調運転を行うことが可能になる。すなわち、効率良く冷暖房運転することも、快適な冷房運転をすることも可能になる。従って、本発明によれば、効率の良い冷暖房運転を可能とし、使用者に対する快適性を向上できる輻射式空気調和機1を得ることができる。
輻射パネル(第1輻射パネル11、第2輻射パネル12)は上下方向に、もしくは、左右方方向に屈曲して蛇行する冷媒管3(3a、3b)の周囲に放熱部が取り付けられる。この放熱部の構成は従来公知であるのでここでは詳述しない。例えば、アルミニウムの押し出し成形により形成され、多数のフィンを有する形状とされる。冷媒管3に沿って冷媒が流通することにより、放熱部の熱輻射によって室内の冷房または暖房が行われる。
第1空調運転時と第2空調運転時における冷媒流れは逆止弁を介して制御できる。すなわち、本実施形態においては、図中の実線矢印で示す第1方向D1に流通する冷媒を第2輻射パネル12に流通させない第1逆止弁13と、破線矢印で示す第2方向D2に流通する冷媒を第2輻射パネル12に流通させる第2逆止弁14を設けた構成としている。この構成であれば、冷媒を第1方向D1に流通させた場合には、第1逆止弁13を介して第1輻射パネル11のみを用いた空調運転を行うことができ、冷媒を第2方向D2に流通させた場合には、第2逆止弁14を介して第1輻射パネル11と第2輻射パネル12を共に用いた空調運転を行うことが可能になる。
図2は輻射式空気調和機1の冷凍サイクル2を示す回路図である。輻射式空気調和機1の冷凍サイクル2は冷媒管3を介して圧縮機21、四方弁22、室外熱交換器23、膨張弁24、室内機10(第1輻射パネル11、第2輻射パネル12)、圧縮機21が順に接続される。これにより、圧縮機21の一端に輻射パネルが接続されるとともに他端に室外熱交換器23が接続され、輻射パネルと室外熱交換器23との間に膨張弁24が配される。
圧縮機21、四方弁22、室外熱交換器23及び膨張弁24は室外機20内に設置される。室外機20の一側面には冷媒管3a、3bがそれぞれ接続される二方弁25及び三方弁26が設けられる。また、室外機20内には室外熱交換器23に対向する送風ファン28が設けられる。
冷房運転時には四方弁22が冷房側に切り替えられ、圧縮機21の駆動によって冷媒が第1方向D1に示すように圧縮機21、室外熱交換器23、膨張弁24、輻射パネル(第1輻射パネル11)の順に流通して圧縮機21に戻る。冷媒には例えばHFC系のR410aやR32等が用いられる。
圧縮機21で圧縮された高温高圧の冷媒は室外熱交換器23で送風ファン28の駆動により周囲空気に熱を奪われて凝縮する。室外熱交換器23で凝縮した高温の冷媒は膨張弁24で減圧、膨張して低温低圧となり、輻射パネル(第1輻射パネル11)に送られる。輻射パネルに流入する冷媒は放熱部と室内の空気との熱交換により吸熱しながら蒸発して低温のガス冷媒となり、圧縮機21に戻る。これにより、冷媒が循環して冷凍サイクル2が運転され、放熱部の熱輻射によって室内の冷却が行われる。
暖房運転時には四方弁22が暖房側に切り替えられ、圧縮機21の駆動によって冷媒が第2方向D2に示すように圧縮機21、輻射パネル(第1輻射パネル11、第2輻射パネル12)、膨張弁24、室外熱交換器23の順に流通して圧縮機21に戻る。冷媒には例えばHFC系のR410aやR32等が用いられる。
圧縮機21で圧縮された高温高圧の冷媒は輻射パネルで室内の空気との熱交換によって熱を奪われて凝縮する。輻射パネル(第1輻射パネル11、第2輻射パネル12)で凝縮した高温の冷媒は膨張弁24で減圧、膨張して低温低圧となり、室外熱交換器23に送られる。室外熱交換器23に流入する冷媒は送風ファン28の駆動により周囲から吸熱しながら蒸発して低温のガス冷媒となり、圧縮機21に戻る。これにより、冷媒が循環して冷凍サイクル2が運転され、放熱部の熱輻射によって室内の暖房が行われる。
本実施形態においては、第1空調運転は、冷房運転としている。従って、上側の第1輻射パネル11の放熱部の輻射熱によって冷房運転を行っており、下側の第2輻射パネル12は用いていない。これにより、冷房運転時には上側の第1輻射パネル11のみを用いるので、床面に冷気が流れ込んで床面近傍のみが先に冷えるのを効果的に防止できて、使用者にとって快適な冷房環境を提供できる。
また、第2空調運転は暖房運転としており、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12の両方の放熱部の輻射熱によって暖房運転を行っている。これにより、暖房運転時には上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を両方用いるので、使用者の足元から頭部までの領域の輻射熱量を大きくして快適な暖房環境を提供できる。
つぎに、第1空調運転である冷房運転について図3Aを用いて実施例1として説明し、第2空調運転である暖房運転について図3Bを用いて実施例2として説明する。図3Aは、冷房運転時の冷気流れを示す概略説明図であり、図3Bは、暖房運転時の暖気流れを示す概略説明図である。
〈実施例1〉
実施例1は、第1方向D1に冷媒を流通させることにより、上側の第1輻射パネル11から冷気CAを輻射する第1空調運転である。すなわち、図3Aに示すように、第1空調運転(冷房運転)時には、第1方向D1に冷媒を流通させることにより、上側の第1輻射パネル11から冷気CAが輻射される。下側の第2輻射パネル12には冷媒は流通せず、第2輻射パネル12からは冷気CAが輻射されないので、床面に冷気CAが蓄積して過剰に冷やされることを抑制できる。
従って、本実施形態に基づく第1空調運転(冷房運転)によれば、室内40に居る人の居住空間を適度に冷房することが可能になり、居住者(使用者)にとって快適な冷房環境を提供できる。また、床面近傍を過剰に冷やす虞のある第2輻射パネル12は用いないので、エネルギーコストを削減でき、効率の良い空調運転を実施できる。
〈実施例2〉
実施例2は、第2方向D2に冷媒を流通させることにより、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12から暖気HAを輻射する第2空調運転である。すなわち、図3Bに示すように、第2空調運転(暖房運転)時には、第2方向D2に冷媒を流通させることにより、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12から暖気HAが輻射される。すなわち、室内40の居住空間の上から下までの広い領域に向けて暖気HAを輻射する。
第2空調運転(暖房運転)時には、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12とを併せた全熱交換器を使用するので輻射熱量を増やすことができ、大きな居住空間を効率良く温めることができる。従って、本実施形態に基づく暖房運転によれば、室内40に居る人の居住空間を適度に暖房することが可能になり、居住者(使用者)にとって快適な暖房環境を提供できる。
また、輻射パネルは2つ以上の3つ、もしくは4つに分割された構成であってもよく、少なくとも上側の上記第1輻射パネル11と下側の上記第2輻射パネル12を備える構成であればよい。そこで、上下に3分割した成の輻射パネルを備えた例について、図4A、図4Bを用いて実施例3として説明する。
〈実施例3〉
実施例3は、輻射パネルを3分割したものであって、冷房運転時には、第1方向D1に冷媒を流通させる。この際に、例えば、図4Aに示すように、上側の輻射パネル11Aと中段の輻射パネル11Bから冷気CAが輻射される。最下段の輻射パネル12Aには冷媒は流通せず、冷気が輻射されない。冷気CAの輻射を弱めるには、上段の輻射パネル11Aのみに冷媒を流通させればよい。すなわち、細やかな冷房制御が可能になる。
一方暖房運転時には、第2方向D2に冷媒を流通させる。この時、上段の輻射パネル11Aと中段の輻射パネル11Bと下段の輻射パネル12Aとのすべてに冷媒を流通させれば、室内40の居住空間の上から下までの広い領域に向けて暖気HAを輻射する。当然ながら、中段と下段、もしくは下段のみに冷媒を流通させれば、すべてに冷媒を流通する場合に比べて暖気HAの輻射は減る。すなわち、細やかな暖房制御が可能になる。このような輻射パネルの3分割と同様に、4分割以上の分割も可能である。
上記したように、本発明に係る輻射式空気調和機1は、冷媒が流通する冷媒管3により接続される冷凍サイクル2を運転する圧縮機21と、前記圧縮機21の一端に接続して室内に臨む放熱部を冷媒管3に取り付けた輻射パネル(第1輻射パネル11、第2輻射パネル12)と、前記圧縮機21の他端に接続して室外に配される室外熱交換器23と、前記輻射パネルと前記室外熱交換器との間に配される膨張弁24と、を備え、冷媒を第1方向D1に流通して行う第1空調運転と、冷媒を第1方向と逆方向の第2方向D2に流通して行う第2空調運転とを実行可能な輻射式空気調和機であって、前記輻射パネルは上下に分割され、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を有すると共に、第1空調運転は、第1輻射パネル11または第2輻射パネル12のいずれか一方のみに冷媒を流通させて行う空調運転とし、第2空調運転は、第1輻射パネル11と第2輻射パネル12との両方に冷媒を流通させて行う空調運転としたことを特徴としている。
この構成によると、上下に分割された輻射パネル(第1輻射パネル11、第2輻射パネル12)を用いて、上側の第1輻射パネル11か下側の第2輻射パネルのみを用いた第1空調運転と、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を同時に用いた第2空調運転とを選択できるので、所定の条件に適した空調運転を行うことが可能になる。すなわち、効率良く冷暖房運転することも、快適な冷暖房運転をすることも可能になる。従って、本発明によれば、効率の良い冷暖房運転を可能とし、使用者に対する快適性を向上できる輻射式空気調和機1を得ることができる。
また本発明は、上記構成の輻射式空気調和機1において、第1空調運転は上側の第1輻射パネル11のみを用いて行う空調運転であることを特徴としている。この構成によると、居住空間に上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を備えた輻射式空気調和機1を設置した際に、上側の第1輻射パネル11のみを用いて行う空調運転するので、居住空間の下部領域を省く居住領域を良好に空調できる。
また本発明は、上記構成の輻射式空気調和機1において、第1方向D1に流通する冷媒と第2方向D2に流通する冷媒は全て第1輻射パネル11を流通させると共に、第1方向D1に流通する冷媒を第2輻射パネル12に流通させない第1逆止弁13と、第2方向D2に流通する冷媒を第2輻射パネル12に流通させる第2逆止弁14を設けたことを特徴としている。この構成によると、冷媒を第1方向D1に流通させた場合には、第1逆止弁13を介して第1輻射パネル11のみを用いた空調運転を行うことができ、冷媒を第2方向D2に流通させた場合には、第2逆止弁14を介して第1輻射パネル11と第2輻射パネル12を共に用いた空調運転を行うことが可能になる。
また本発明は、上記構成の輻射式空気調和機1において、第1空調運転は、冷房運転であって、上側の第1輻射パネル11の放熱部の輻射熱によって冷房運転を行い、第2空調運転は暖房運転であって、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12の両方の放熱部の輻射熱によって暖房運転を行うことを特徴としている。この構成によると、冷房運転時には上側の第1輻射パネル11のみを用いるので、床面に冷気が流れ込んで床面近傍のみが先に冷えるのを効果的に防止できて、使用者にとって快適な冷房環境を提供できる。また、暖房運転時には上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を両方用いるので、使用者の足元から頭部までの領域の輻射熱量を大きくして快適な暖房環境を提供できる。
以上、第1空調運転は、上側の第1輻射パネル11のみを用いて行う冷房運転であり、第2空調運転は上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を両方用いて行う暖房運転であると説明しているが、本発明に係る輻射式空気調和機1を設置する部位や居住空間の大きさ、および、温暖な地域か冷間な地域かなどの環境条件等により、暖房能力は小さくし冷房能力は大きいほうが好ましい場合には、下側の第2輻射パネル12のみを用いて暖房運転し、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を両方用いて冷房運転する構成であってもよい。
しかし、日本のような四季を有する温帯地域においては、夏は暑くなり冬は寒くなるので、冷房能力も暖房能力も共に有効に発揮できることが好ましく、冷え過ぎや温まり過ぎを防ぐことも望まれるので、こういう環境で且つ床に縦型に設置するタイプの輻射式空気調和機の場合には、上側の第1輻射パネル11のみを用いて行う冷房運転の第1空調運転と、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を両方用いて行う暖房運転の第2空調運転を行えることが好ましい。
すなわち、上下に分割された輻射パネル(第1輻射パネル11、第2輻射パネル12)を用いて、上側の第1輻射パネル11のみを用いた第1空調運転(冷房運転)と、上側の第1輻射パネル11と下側の第2輻射パネル12を同時に用いた第2空調運転(暖房)とを実行可能にすることにより、効率良く冷暖房運転することも、快適な冷暖房運転をすることも可能になる。従って、本発明によれば、効率の良い冷暖房運転を可能とし、使用者に対する快適性を向上できる輻射式空気調和機1を得ることができる。
そのために、本発明に係る輻射式空気調和機は、効率の良い冷暖房運転をすることと、冷暖房運転時の快適性が求められる輻射式の空気調和機に好適に利用可能となる。
1 輻射式空気調和機
2 冷凍サイクル
3 冷媒管
10 室内機
11 第1輻射パネル
12 第2輻射パネル
20 室外機
21 圧縮機
22 四方弁
23 室外熱交換器
24 膨張弁
25 二方弁
26 三方弁
28 送風ファン
D1 第1方向
D2 第2方向
CA 冷気
HA 暖気

Claims (4)

  1. 冷媒が流通する冷媒管により接続される冷凍サイクルを運転する圧縮機と、前記圧縮機の一端に接続して室内に臨む放熱部を前記冷媒管に取り付けた輻射パネルと、前記圧縮機の他端に接続して室外に配される室外熱交換器と、前記輻射パネルと前記室外熱交換器との間に配される膨張弁と、を備え、冷媒を第1方向に流通して行う第1空調運転と、冷媒を第1方向と逆方向の第2方向に流通して行う第2空調運転とを実行可能な輻射式空気調和機であって、
    前記輻射パネルは上下に分割され、上側の第1輻射パネルと下側の第2輻射パネルを有すると共に、
    第1空調運転は、第1輻射パネルまたは第2輻射パネルのいずれか一方のみに冷媒を流通させて行う空調運転とし、
    第2空調運転は、第1輻射パネルと第2輻射パネルとの両方に冷媒を流通させて行う空調運転としたことを特徴とする輻射式空気調和機。
  2. 第1空調運転は上側の第1輻射パネル11のみを用いて行う空調運転であることを特徴とする請求項1に記載の輻射式空気調和機。
  3. 第1方向に流通する冷媒と第2方向に流通する冷媒は全て第1輻射パネルを流通させると共に、第1方向に流通する冷媒を第2輻射パネルに流通させない第1逆止弁と、第2方向に流通する冷媒を第2輻射パネルに流通させる第2逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の輻射式空気調和機。
  4. 第1空調運転は、冷房運転であって、上側の第1輻射パネルの放熱部の輻射熱によって冷房運転を行い、第2空調運転は暖房運転であって、上側の第1輻射パネルと下側の第2輻射パネルの両方の放熱部の輻射熱によって暖房運転を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の輻射式空気調和機。
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