JP2016055965A - 搬送車システム - Google Patents

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正樹 柏原
Masaki Kashiwabara
正樹 柏原
博之 貝沼
Hiroyuki Kainuma
博之 貝沼
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【課題】荷物の移載時に昇降台が揺れるのを抑制することができるとともに、荷物を安定して移載することができる搬送車システムを提供する。
【解決手段】レール4と、走行車18及び昇降台22を有する搬送車6と、ラック10と、を備える搬送車システム2であって、昇降台22は、ラック10に係合する第1の位置と、ラック10から離脱する第2の位置との間を変位する一対の係合機構26a,26bと、昇降台22とラック10との間で移載される荷物8を下方より支持するための一対の荷支持部42a,42bであって、一対の係合機構26a,26bの各々の上方に配置され、且つ、一対の係合機構26a,26bの各々が第1の位置に位置した際に荷物8の幅よりも狭い間隔で配置される一対の荷支持部42a,42bと、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、天井側に配置されたレールに沿って走行する搬送車により荷物の搬送及び移載を行う搬送車システムに関する。
天井側に配置されたレールに沿って走行する搬送車により荷物の搬送及び移載を行う搬送車システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。搬送車は、天井側に配置されたレールに沿って走行する走行車と、走行車から吊り下げられた状態で昇降する昇降台と、を有している。レールの下方には、荷物を収納するための収納棚が複数段配置されたラックが設置されている。
例えば荷物をラックの特定の収納棚に搬入する際には、まず、荷物が載置された昇降台を走行車の近傍まで上昇させた状態で、走行車をレールに沿って特定の収納棚に対応する位置まで走行させる。次に、走行車を上記位置で停止させた状態で、昇降台を特定の収納棚に対応する高さまで下降させた後に、荷物を昇降台から特定の収納棚に移載する。
このように昇降台を下降させた状態で、荷物を昇降台と特定の収納棚との間で移載する際には、荷物から受ける反力によって昇降台が揺れるおそれがある。そのため、従来の搬送車システムでは、さらに、レールの下方における地上側に昇降ガイドが設置されている。昇降台がこの昇降ガイドに沿って昇降することにより、荷物の移載時に昇降台が揺れるのが抑制される。
実開平5−24606号公報
しかしながら、上述した従来の搬送車システムでは、例えば偏荷重を有する荷物を昇降台と特定の収納棚との間で移載する際に、荷物の下端部が昇降台と特定の収納棚との間の隙間に嵌まり込むことにより、荷物全体が移載方向に傾いてしまうおそれがある。そのため、荷物を安定して移載することができないという課題が生じる。
本発明は、上述した課題を解決しようとするものであり、その目的は、荷物の移載時に昇降台が揺れるのを抑制することができるとともに、荷物を安定して移載することができる搬送車システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る搬送車システムは、天井側に配置されたレールと、前記レールに沿って走行する走行車、及び、前記走行車から吊り下げられた状態で昇降する昇降台を有する搬送車と、前記昇降台との間で荷物が移載されるラックと、を備える搬送車システムであって、前記昇降台は、前記ラックに係合する第1の位置と、前記ラックから離脱する第2の位置との間を変位する一対の係合機構と、前記昇降台と前記ラックとの間で移載される前記荷物を下方より支持するための一対の荷支持部であって、前記一対の係合機構の各々の上方に配置され、且つ、前記一対の係合機構の各々が前記第1の位置に位置した際に前記荷物の幅よりも狭い間隔で配置される一対の荷支持部と、を有する。
本態様によれば、昇降台は、ラックに係合する第1の位置とラックから離脱する第2の位置との間を変位する一対の係合機構を有している。荷物の移載時に一対の係合機構の各々が第1の位置に位置することにより、昇降台が一対の係合機構を介してラックに固定されるので、荷物の移載時に昇降台が揺れるのを抑制することができる。
さらに、一対の係合機構の各々の上方にはそれぞれ一対の荷支持部が配置されている。換言すると、一対の係合機構のうち一方の係合機構の上方には、一対の荷支持部のうち一方の荷支持部が配置され、且つ、一対の係合機構のうち他方の係合機構の上方には、一対の荷支持部のうち他方の荷支持部が配置されている。これにより、荷物は、一対の荷支持部により下方から支持されながら昇降台とラックとの間を移載されるので、例えば荷物が偏荷重を有する場合であっても、荷物が移載方向に傾くのを抑制することができ、荷物を安定して移載することができる。なお、「前記荷物の幅よりも狭い間隔で配置される一対の荷支持部」とは、一対の荷支持部の各々の端部の間隔が荷物の幅よりも狭いことを意味し、一対の荷支持部の全体が荷物の幅よりも狭い間隔に収まっていることを意味しているのではない。
例えば、本発明の一態様に係る搬送車システムにおいて、前記一対の係合機構の各々は、前記昇降台から離れる方向に延び、且つ、前記第1の位置と前記第2の位置との間を水平方向に回転自在に前記昇降台に支持されたアーム部と、前記アーム部の先端部に設けられ、且つ、前記一対の係合機構の各々が前記第1の位置に位置した際に前記ラックに係合する係合部と、を有し、前記係合部の鉛直方向における厚みは、前記アーム部の前記鉛直方向における厚みよりも小さいように構成してもよい。
本態様によれば、係合部の鉛直方向における厚みは、アーム部の鉛直方向における厚みよりも小さい。これにより、昇降台が一対の係合機構を介して収納棚に固定される直前に昇降台が揺れた場合であっても、係合部がラックに係合する際の係合代を確保することができる。
例えば、本発明の一態様に係る搬送車システムにおいて、前記一対の荷支持部はそれぞれ、前記一対の係合機構の各々の上面に設けられ、且つ、前記一対の係合機構の各々が前記第1の位置に位置した際に、互いに近付く方向に延びるように配置されるように構成してもよい。
本態様によれば、一対の荷支持部はそれぞれ、一対の係合機構の各々が第1の位置に位置した際に、互いに近付く方向に延びるように配置される。これにより、荷物を一対の荷支持部により下方から安定して支持することができる。
例えば、本発明の一態様に係る搬送車システムにおいて、前記一対の荷支持部はそれぞれ、前記一対の係合機構の各々の前記アーム部の上面に設けられているように構成してもよい。
本態様によれば、一対の荷支持部はそれぞれ、一対の係合機構の各々のアーム部の上面に設けられている。これにより、荷支持部からの荷重を、鉛直方向における厚みが比較的大きい(すなわち、支持強度が比較的大きい)アーム部により受けることができる。
また、本発明の一態様に係る搬送車システムは、天井側に配置されたレールと、前記レールに沿って走行する走行車、及び、前記走行車から吊り下げられた状態で昇降する昇降台を有する搬送車と、前記昇降台との間で荷物が移載されるラックと、を備える搬送車システムであって、前記昇降台は、前記荷物を前記昇降台と前記ラックとの間で引き摺りながら移載するための移載装置を有する。
本態様によれば、移載装置は、昇降台とラックとの間で荷物を引き摺りながら移載する。これにより、昇降台及びラックで荷物の荷重を下方より支持しながら、荷物を移載することができる。その結果、荷物を昇降台とラックとの間で移載する際に荷物から受ける反力を抑えることができ、昇降台が揺れるのを抑制することができる。
本発明の一態様に係る搬送車システムによれば、荷物の移載時に昇降台が揺れるのを抑制することができるとともに、荷物を安定して移載することができる。
実施の形態に係る搬送車システムの構成を示す斜視図である。 昇降台及び収納棚を拡大して示す斜視図である。 一対の係合機構がそれぞれ第2の位置に位置した状態を示す平面図である。 一対の係合機構がそれぞれ第1の位置に位置した状態を示す平面図である。 図2中のA−A線による昇降台及び収納棚の断面図である。 昇降台が一対の係合機構を介してラックに固定される直前に昇降台が揺れた状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
[1.搬送車システムの構成]
まず、図1及び図2を参照しながら、実施の形態に係る搬送車システム2の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る搬送車システム2の構成を示す斜視図である。図2は、昇降台22及び収納棚12を拡大して示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態の搬送車システム2は、例えば自動倉庫等において、天井側に配置されたレール4に沿って走行する搬送車6により荷物8(図2参照)を搬送するとともに、搬送車6とラック10との間で荷物8を移載するためのシステムである。なお、本実施の形態では、図2に示すように、荷物8の側面に取っ手8aが設けられている。
レール4は、例えば自動倉庫等の天井から吊り下げられた状態で設置されている。レール4は、例えばY軸方向に直線状に延びている。
ラック10は、複数の荷物8を保管するための設備であり、レール4の下方における地上側に設置されている。ラック10は、搬送車6の走行方向(Y軸方向)に沿って配置されている。ラック10には、荷物8を収納するための収納棚12が鉛直方向(Z軸方向)に複数段、及び、水平方向(Y軸方向)に複数列配置されている。各収納棚12には、荷物8を下方より支持するための一対の棚板14a及び14bが配置されている。一対の棚板14a及び14bは、例えばY軸方向に間隔を置いて配置されている。図1及び図2に示すように、一対の棚板14a及び14bの各々の搬送車6側における端部にはそれぞれ、下方に向けて延びる被係合部16a及び16bが設けられている。なお、ラック10をフローラックで構成することもできる。
図1に示すように、搬送車6は、走行車18、複数(本実施の形態では4本)の吊り部材20及び昇降台22を有している。
走行車18は、レール4にぶら下がった状態で、レール4に沿って図1中の矢印Pで示す方向に走行する。走行車18の内部には、走行車18を走行させるための駆動源となる走行用モータ(図示せず)が搭載されている。上述した走行用モータは、レール4に沿って配線された給電線(図示せず)を介して供給される電力により駆動される。なお、走行車18の内部に蓄電池(図示せず)を搭載し、この蓄電池からの電力を走行用モータに供給するようにしてもよい。
走行車18の内部には、さらに、ドラム(図示せず)及び昇降用モータ(図示せず)が搭載されている。ドラムには、複数の吊り部材20の各々が巻き回されている。ドラムは、昇降用モータによって巻き出し方向又は巻き取り方向に回転する。ドラムが巻き出し方向に回転した場合には、ドラムに巻き回されている複数の吊り部材20の各々がドラムから巻き出される。一方、ドラムが巻き取り方向に回転した場合には、複数の吊り部材20の各々がドラムに巻き取られる。このように複数の吊り部材20の各々がドラムから巻き出される又はドラムに巻き取られることにより、昇降台22が鉛直方向に昇降する。
複数の吊り部材20は、昇降台22を走行車18から吊り下げるためのものである。複数の吊り部材20の各々の一端部は、走行車18のドラムに連結され、それらの他端部は、昇降台22の四隅にそれぞれ連結されている。複数の吊り部材20の各々は、例えば金属製のワイヤ、チェーン又はベルト等である。
昇降台22は、荷物8を載置するための略矩形状の台である。昇降台22は、複数の吊り部材20によって走行車18から昇降自在に吊り下げられている。昇降台22は、複数の吊り部材20の各々が走行車18のドラムに巻き取られた場合には図1中の矢印Qで示す方向に上昇し、複数の吊り部材20の各々が走行車18のドラムから巻き出された場合には図1中の矢印Rで示す方向に下降する。
図2に示すように、昇降台22には、ラック10の収納棚12と昇降台22との間で荷物8を引き摺りながら移載するための移載装置24が設けられている。移載装置24は、スライドアーム24a及びフック24bを有している。スライドアーム24aは、X軸方向(荷物8の移載方向)に伸縮可能である。フック24bは、スライドアーム24aに取り付けられており、スライドアーム24aの伸縮に伴ってX軸方向に往復移動する。フック24bの先端部を荷物8の取っ手8aに引っ掛けた状態でスライドアーム24aを伸長(又は伸縮)させることにより、荷物8がフック24bによりX軸方向に引っ張られる(又は押し込まれる)。これにより、荷物8をラック10の収納棚12と昇降台22との間で引き摺りながら移載することができる。
図2に示すように、昇降台22には、さらに、ラック10の被係合部16a及び16bにそれぞれ係合可能な一対の係合機構26a及び26bが設けられている。本実施の形態の搬送車システム2では、一対の係合機構26a及び26bの構成に特徴がある。一対の係合機構26a及び26bの構成については後述する。
[2.一対の係合機構の構成]
次に、図2〜図5を参照しながら、上述した一対の係合機構26a及び26bの構成について説明する。図3は、一対の係合機構26a及び26bがそれぞれ第2の位置に位置した状態を示す平面図である。図4は、一対の係合機構26a及び26bがそれぞれ第1の位置に位置した状態を示す平面図である。図5は、図2中のA−A線による昇降台22及び収納棚12の断面図である。
図3及び図4に示すように、昇降台22のラック10側における端部には、一対のブラケット28a及び28bが取り付けられている。一対のブラケット28a及び28bは、Y軸方向に間隔を置いて配置されており、一対の棚板14a及び14bよりもY軸方向において外側に配置されている。一対のブラケット28a及び28bにはそれぞれ、一対の係合機構26a及び26bが回転自在に支持されている。ブラケット28aには、さらに、係合機構26aを駆動するための駆動用モータ30が支持されている。
図2〜図4に示すように、係合機構26aは、アーム部32a及び係合部34aを有している。アーム部32aの基端部は、駆動用モータ30の出力軸31に連結されている。アーム部32aは、昇降台22から離れる方向に延びており、その基端部を中心として水平方向(XY平面内)に回転可能である。係合部34aは、アーム部32aの先端部に設けられており、アーム部32aの延びる方向に対して略垂直な方向に延びている。係合部34aには、棚板14aの被係合部16aが係合されるスリット36aが設けられている。なお、係合部34aには、被係合部16aがスリット36aに係合されたことを検知するマイクロフォトセンサ又は透過型光電センサ等(図示せず)が設けられている。図2に示すように、係合部34aの鉛直方向(Z軸方向)における厚みD1は、アーム部32aの鉛直方向における厚みD2よりも小さい。さらに、アーム部32aの基端部にはカム部38aが固定されている。このカム部38aは、アーム部32aと一体的に水平方向に回転可能である。
図2〜図4に示すように、アーム部32aの上面には、荷支持部42aが一対のボルト44により取り付けられている。荷支持部42aは、横長の板状に構成されており、アーム部32aの延びる方向に対して略垂直な方向に延びている。
図2〜図5に示すように、係合機構26bは、上述した係合機構26aと同様に、アーム部32b及び係合部34bを有している。アーム部32bの基端部は、ブラケット28bに回転自在に支持されている。アーム部32bは、昇降台22から離れる方向に延びており、その基端部を中心として水平方向に回転可能である。係合部34bは、アーム部32bの先端部に設けられており、アーム部32bの延びる方向に対して略垂直な方向に延びている。係合部34bには、棚板14bの被係合部16bが係合されるスリット36bが設けられている。なお、係合部34bには、被係合部16bがスリット36bに係合されたことを検知するマイクロフォトセンサ又は透過型光電センサ等(図示せず)が設けられている。図5に示すように、係合部34bの鉛直方向における厚みD3は、アーム部32bの鉛直方向における厚みD4よりも小さい。さらに、アーム部32bの基端部にはカム部38bが固定されている。このカム部38bは、アーム部32bと一体的に水平方向に回転可能である。
図2〜図5に示すように、アーム部32bの上面には、荷支持部42bが一対のボルト44により取り付けられている。荷支持部42bは、横長のテーブル状に構成されており、アーム部32bの延びる方向に対して略垂直な方向に延びている。
上述した一対のカム部38a及び38bの各々の偏心部は、ロッド状のリンク40によって相互に連結されている。これにより、一方のカム部38aの回転は、リンク40を介して他方のカム部38bに伝達される。これらの一対のカム部38a,38b及びリンク40により、一対の係合機構26a及び26bは、第1の位置(図4参照)と第2の位置(図3参照)との間を連動して回転(変位)するようになる。
[3.一対の係合機構の動作]
次に、図2、図3及び図4を参照しながら、上述した一対の係合機構26a及び26bの動作について説明する。
図3に示すように、一対の係合機構26a及び26bの各々が第2の位置に位置している際には、一対の係合機構26a及び26bはそれぞれ、ラック10から離れる方向に延びるように配置される。なお、係合部34a及び34bの各々のスリット36a及び36bはそれぞれ、ラック10の被係合部16a及び16bから離脱している。図3に示す状態から駆動用モータ30が正方向に回転することにより、係合機構26aが図3中の矢印U1で示す方向に回転する。このとき、カム部38aが図3中の矢印S1で示す方向に係合機構26aと一体的に回転するのに伴って、カム部38bが図3中の矢印T1で示す方向に回転する。これにより、係合機構26bは、カム部38bと一体的に図3中の矢印V1で示す方向に回転する。このようにして、一対の係合機構26a及び26bは、互いに近付く方向に第2の位置から第1の位置まで連動して回転する。
図2及び図4に示すように、一対の係合機構26a及び26bの各々が第1の位置に位置した際には、一対の係合機構26a及び26bはそれぞれ、ラック10に近付く方向に延びるように配置される。係合部34a及び34bの各々のスリット36a及び36bはそれぞれ、ラック10の被係合部16a及び16bに係合される。これにより、係合部34a及び34bはそれぞれ、ラック10の被係合部16a及び16bを外側からクランプするようになる。このようにして、昇降台22は、一対の係合機構26a及び26bを介して収納棚12に固定される。このとき、図4に示すように、一対の荷支持部42a及び42bは、互いに近付く方向に延びるように配置されるとともに、荷物8のY軸方向における幅W1よりも狭い間隔W2で配置される。
図2及び図4に示す状態から駆動用モータ30が逆方向に回転することにより、係合機構26aが図4中の矢印U2で示す方向に回転する。このとき、カム部38aが図4中の矢印S2で示す方向に係合機構26aと一体的に回転するのに伴って、カム部38bが図4中の矢印T2で示す方向に回転する。これにより、係合機構26bは、カム部38bと一体的に図4中の矢印V2で示す方向に回転する。このようにして、一対の係合機構26a及び26bは、互いに離れる方向に第1の位置から第2の位置まで連動して回転する。
[4.荷物の移載方法]
次に、図1及び図3〜図5を参照しながら、上述した搬送車システム2による荷物8の移載方法について説明する。
図1に示すように、例えば荷物8をラック10の特定の収納棚12aに搬入する際には、まず、荷物8が載置された昇降台22を走行車18の近傍まで上昇させた状態で、走行車18をレール4に沿って特定の収納棚12aに対応する位置まで走行させる。このとき、図3に示すように、一対の係合機構26a及び26bの各々は第2の位置に位置している。次に、走行車18を上記位置まで走行させながら、昇降台22を特定の収納棚12aに対応する高さまで下降させる。昇降台22の昇降を上記高さで停止させるとともに、走行車18の走行を上記位置で停止させた状態で、図4に示すように、一対の係合機構26a及び26bの各々を第2の位置から第1の位置まで回転させる。このように昇降台22が一対の係合機構26a及び26bを介して収納棚12に固定された状態で、移載装置24により荷物8が昇降台22から特定の収納棚12aに引き摺られながら移載される。このとき、図4及び図5中の矢印Nで示すように、荷物8は、一対の荷支持部42a及び42bにより下方から支持されながら移載されるようになる。なお、荷物8の移載が完了した際には、一対の係合機構26a及び26bの各々を第1の位置から第2の位置に回転させた後に、昇降台22を走行車18の近傍まで上昇させながら、走行車18の走行を開始させる。
一方、図1に示すように、例えば荷物8をラック10の特定の収納棚12aから搬出する際には、まず、走行車18をレール4に沿って特定の収納棚12aに対応する位置まで走行させる。このとき、図3に示すように、一対の係合機構26a及び26bの各々は第2の位置に位置している。次に、走行車18を上記位置まで走行させながら、昇降台22を特定の収納棚12aに対応する高さまで下降させる。昇降台22の昇降を上記高さで停止させるとともに、走行車18の走行を上記位置で停止させた状態で、図4に示すように、一対の係合機構26a及び26bの各々を第2の位置から第1の位置に回転させる。このように昇降台22が一対の係合機構26a及び26bを介して収納棚12に固定された状態で、移載装置24により荷物8が特定の収納棚12aから昇降台22に引き摺られながら移載される。このとき、上述と同様に、荷物8は、一対の荷支持部42a及び42bにより下方から支持されながら移載されるようになる。なお、荷物8の移載が完了した際には、一対の係合機構26a及び26bの各々を第1の位置から第2の位置に回転させた後に、昇降台22を走行車18の近傍まで上昇させながら、走行車18の走行を開始させる。
[5.効果]
次に、本実施の形態の搬送車システム2により得られる効果について説明する。上述したように、荷物8の移載時には、一対の係合機構26a及び26bの各々が第1の位置に位置することにより、係合部34a及び34bがそれぞれラック10の被係合部16a及び16bに係合される。これにより、昇降台22が一対の係合機構26a及び26bを介してラック10に固定されるので、荷物8の移載時に昇降台22が揺れるのを抑制することができる。
さらに、上述したように、一対のアーム部32a及び32bの各々の上面にはそれぞれ、一対の荷支持部42a及び42bが取り付けられている。これにより、荷物8は、一対の荷支持部42a及び42bにより下方から支持されながら移載されるので、例えば荷物8が偏荷重を有する場合であっても、荷物8が移載方向(例えば図4及び図5中の矢印Nで示す方向)に傾くのを抑制することができ、荷物8を安定して移載することができる。
さらに、上述したように、係合部34aの鉛直方向における厚みD1は、アーム部32aの鉛直方向における厚みD2よりも小さく、係合部34bの鉛直方向における厚みD3は、アーム部32bの鉛直方向における厚みD4よりも小さい。この構成に関連して、次のような効果を得ることができる。図6は、昇降台22が一対の係合機構26a及び26bを介してラック10に固定される直前に昇降台22が揺れた状態を示す断面図である。図6に示すように、昇降台22が一対の係合機構26a及び26bを介してラック10に固定される直前に、昇降台22が図6中の矢印Hで示す方向(すなわち、荷物8の移載方向及び走行車18の走行方向の各々に対して略垂直な方向)に揺れる場合がある。このような場合であっても、図6に示すように、スリット36aと被係合部16aとの間、及び、スリット36bと被係合部16bとの間にそれぞれ係合代dが形成されるので、係合部34a及び34bをそれぞれラック10の被係合部16a及び16bに係合することができる。
さらに、上述したように、移載装置24は、ラック10の収納棚12と昇降台22との間で荷物8を引き摺りながら移載する。これにより、収納棚12及び昇降台22で荷物8の荷重を下方より支持しながら荷物8を移載することができる。その結果、荷物8を昇降台22と収納棚12との間で移載する際に荷物8から受ける反力を抑えることができ、昇降台22が揺れるのを抑制することができる。
(変形例等)
以上、本発明の搬送車システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態に対して当業者が思い付く変形を施して得られる形態、及び、上記実施の形態における構成要素を任意に組み合わせて実現される別の形態も本発明に含まれる。
上記実施の形態では、一対の係合機構26a及び26bがそれぞれ第1の位置と第2の位置との間を水平方向に回転するように構成したが、これに限定されず、一対の係合機構26a及び26bの各々の動作の軌跡は任意に設定することができる。例えば、一対の係合機構26a及び26bがそれぞれ第1の位置と第2の位置との間を直線的に移動(変位)するように構成してもよい。
上記実施の形態では、一対の荷支持部42a及び42bをそれぞれアーム部32a及び32bの各々の上面に取り付けたが、これに限定されず、アーム部32a及び32bの各々の上面から上方に離れた位置に配置してもよい。
本発明の搬送車システムは、例えば自動倉庫等において荷物を搬送及び移載する際に利用することができる。
2 搬送車システム
4 レール
6 搬送車
8 荷物
10 ラック
12 収納棚
12a 特定の収納棚
14a,14b 棚板
16a,16b 被係合部
18 走行車
20 吊り部材
22 昇降台
24 移載装置
24a スライドアーム
24b フック
26a,26b 係合機構
28a,28b ブラケット
30 駆動用モータ
31 出力軸
32a,32b アーム部
34a,34b 係合部
36a,36b スリット
38a,38b カム部
40 リンク
42a,42b 荷支持部
44 ボルト

Claims (5)

  1. 天井側に配置されたレールと、
    前記レールに沿って走行する走行車、及び、前記走行車から吊り下げられた状態で昇降する昇降台を有する搬送車と、
    前記昇降台との間で荷物が移載されるラックと、を備える搬送車システムであって、
    前記昇降台は、
    前記ラックに係合する第1の位置と、前記ラックから離脱する第2の位置との間を変位する一対の係合機構と、
    前記昇降台と前記ラックとの間で移載される前記荷物を下方より支持するための一対の荷支持部であって、前記一対の係合機構の各々の上方に配置され、且つ、前記一対の係合機構の各々が前記第1の位置に位置した際に前記荷物の幅よりも狭い間隔で配置される一対の荷支持部と、を有する
    搬送車システム。
  2. 前記一対の係合機構の各々は、
    前記昇降台から離れる方向に延び、且つ、前記第1の位置と前記第2の位置との間を水平方向に回転自在に前記昇降台に支持されたアーム部と、
    前記アーム部の先端部に設けられ、且つ、前記一対の係合機構の各々が前記第1の位置に位置した際に前記ラックに係合する係合部と、を有し、
    前記係合部の鉛直方向における厚みは、前記アーム部の前記鉛直方向における厚みよりも小さい
    請求項1に記載の搬送車システム。
  3. 前記一対の荷支持部はそれぞれ、前記一対の係合機構の各々の上面に設けられ、且つ、前記一対の係合機構の各々が前記第1の位置に位置した際に、互いに近付く方向に延びるように配置される
    請求項2に記載の搬送車システム。
  4. 前記一対の荷支持部はそれぞれ、前記一対の係合機構の各々の前記アーム部の上面に設けられている
    請求項2又は3に記載の搬送車システム。
  5. 天井側に配置されたレールと、
    前記レールに沿って走行する走行車、及び、前記走行車から吊り下げられた状態で昇降する昇降台を有する搬送車と、
    前記昇降台との間で荷物が移載されるラックと、を備える搬送車システムであって、
    前記昇降台は、前記荷物を前記昇降台と前記ラックとの間で引き摺りながら移載するための移載装置を有する
    搬送車システム。
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