JP2016055169A

JP2016055169A - 滑り止めマット

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Publication number: JP2016055169A
Application number: JP2015173670A
Authority: JP
Inventors: 春富郭; Chun-Fu Kuo
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2014-09-05
Filing date: 2015-09-03
Publication date: 2016-04-21
Anticipated expiration: 2035-09-03
Also published as: CN105395112B; ES2627226T3; EP2992795B1; TWI482707B; CN105395112A; EP2992795A1; JP6001741B2; TW201500216A

Abstract

【課題】本発明の主な目的は、滑り止め効果及び排水性が良い滑り止めマットを提供することにある。【解決手段】本発明は、表層と、底層と、予定の厚さを有する支持層と、を含む滑り止めマットを提供する。表層に表層穴が複数形成されている。底層は、繊維を織って構成され、複数の底層穴が形成されている。支持層は、繊維を織って構成され、表層と底層との間に位置し、複数の貫通孔が形成されており、その上面に表層が設けられており、その底面に底層が設けられており、表層穴、底層穴及び貫通孔が互いに連通する。底層の少なくとも一部の繊維は被覆剤に覆われる。被覆剤は、ポリ塩化ビニル、シリコーン、ポリウレタン、ゴム及び樹脂から構成されるグループから選ばれる。【選択図】図１

Description

本発明は、滑り止めマットに関するものである。

浴室にはバスタブが設けられていることが一般的である。ユーザは、バスタブのなかに立ってシャワーを浴びることが多い。しかし、バスタブの底部はスムーズなため、バスタブのなかに積水すると、ユーザが滑って倒れる危険性がある。上記の問題を解決するために、バスタブの底部に滑り止めマットを設けることが多い。これにより、ユーザが滑り止めマットに立ってシャワーを浴びる際、バスタブのなかに積水しても、ユーザが滑って倒れることを回避可能である。
しかしながら、滑り止めマットは、滑り止め及び緩衝効果を提供するために、発泡材料を採用することが多く、発泡材料を採用すると、滑り止めマットの密度が水より小さいため、バスタブのなかに積水すると、滑り止めマットが浮き上がって、滑り止め効果を失ってしまう。また、発泡材料を採用する滑り止めマットは吸水性を有するため、利用後、絞って乾燥することが必要であり、極めて不便であり、且つゴミが残留し、又はカビが発生する可能性がある。さらに、吸水した滑り止めマットは、滑り止め効果が大幅に降下する。

本発明の主な目的は、滑り止め効果及び排水性が良い滑り止めマットを提供することにある。

上記の目的を達成するための本発明は、表層と、底層と、予定の厚さを有する支持層と、を含む滑り止めマットを提供する。
本発明の滑り止めマットには、表層に表層穴が複数形成されている。底層は、繊維を織って構成され、複数の底層穴が形成されている。支持層は、繊維を織って構成され、表層と底層との間に位置し、複数の貫通孔が形成されており、その上面に表層が設けられており、その底面に底層が設けられており、表層穴、底層穴及び貫通孔が互いに連通する。底層の少なくとも一部の繊維は被覆剤に覆われる。被覆剤は、ポリ塩化ビニル、シリコーン、ポリウレタン、ゴム及び樹脂から構成されるグループから選ばれる。

本発明に係る滑り止めマットによれば、有効に滑りを止めることが可能であり、滑り止めマットのなかに水が溜まらず、さらにゴミが残留せず、カビが発生しない。

本発明の一実施形態に係る滑り止めマットを示す斜視図である。本発明の一実施形態に係る滑り止めマットを示す分解斜視図である。本発明の一実施形態に係る滑り止めマットを示す断面図である。図３の一部を示す拡大図である。本発明の一実施形態に係る滑り止めマットの使用状態を示す模式図である。

図１から図５を参照する。本発明は、表層１０と、底層３０と、予定の厚さを有する支持層２０と、を含む滑り止めマットを提供する。

表層１０には表層穴１１が複数形成されている。本実施形態では、表層１０は多数の穿孔を有する布である。前記布の穿孔は表層穴１１である。前記布の少なくとも一部は被覆剤に覆われる。前記被覆剤は、ポリ塩化ビニル、シリコーン、ポリウレタン、ゴム及び樹脂から構成されるグループから選ばれる。前記被覆剤には発泡処理が行われる。前記布の表層穴１１の穴径は、０．１センチ〜１センチ範囲であることが好ましい。

底層３０は繊維を織って構成される。底層３０に底層穴３１が複数設けられている。支持層２０は、繊維を織って構成され、表層１０と底層３０との間に位置する。支持層２０には貫通孔２１が複数設けられている。支持層２０は、その上面に表層１０が設けられており、その底面に底層３０が設けられている。表層穴１１、底層穴３１及び貫通孔２１は、互いに連通する。表層穴１１の穴径は底層穴３１の穴径より小さい。底層３０の少なくとも一部の繊維は被覆剤に覆われる。前記被覆剤は、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、シリコーン、ポリウレタン（ＰＵ）、ゴム及び樹脂から構成されるグループから選ばれ、滑り止め効果を有する。本実施形態に係る滑り止めマット全体の比重は１より大きいため、バスタブの底部での位置を保持することが可能である。

本実施形態では、前記布と支持層２０とは、その周縁を溶接によって結合し、又は樹脂によって粘着して固定する。もちろん、その周縁を縫合してもよい。また、前記布と支持層２０とは、固定部材によって両者を固定してもよい。支持層２０と底層３０とは、吸水できない繊維を織って構成される。支持層２０の厚さは、０．５センチ〜１．５センチ範囲である。前記布の厚さは支持層２０の厚さより小さい。前記布の表層穴１１と支持層２０の貫通孔２１（更に、底層穴３１）は、少なくとも一部が同軸に配列しないことが好ましい。具体的には、表層穴の穴径が底層穴の穴径より小さく、表層穴の数量が底層穴の数量より多いため、表層穴と底層は少なくとも一部が同軸に配列しない。一方、各表層穴の周囲の前記布は、必ず支持層に粘着する。
特に、本実施形態では、前記布と支持層とがそれぞれ独立な構造なため、「表層穴の穴径が底層穴の穴径より小さい」という目的を迅速に達成可能である。これにより、加工の困難度を大幅に低減可能である。
また、表層、支持層及び底層は、同じ繊維を織って構成されてもよい。

次に、本実施形態の使用方法を説明する。底層３０の底部に例えば吸盤などの吸着部材４０を設けてもよい。吸着部材４０と底層３０の結合方法は、熱圧加工を採用してもよい。前記布、支持層２０及び底層３０の全体の比重は１より大きいため、本実施形態に係る滑り止めマットは、水面に浮き上がらず、バスタブ５０の底部、又は浴室の床面に位置することが可能であり、滑ることはない。
本実施形態に係る滑り止めマットによれば、滑り止めマットのなかに水が溜まらず、表層により、ゴミや皮膚の屑が滑り止めマットのなかに侵入せず、滑り止めマットを清潔に保つことが容易となり、製造が容易となるため、生産コストを有効に低減可能である。

本発明の滑り止めマットには、次のような効果がある。
１．吸水できない材料を採用するため、乾燥しやすく、ゴミが残留せず、カビが発生せず、衛生が極めて良い。
２．滑り止めマット全体の比重が１より大きいため、滑り止めマットは、バスタブのなかに積水しても、浮き上がらず、バスタブの底部での位置を確保可能であり、滑り止め効果が極めて良い。
３．表層の表層穴の穴径が底層の底層穴の穴径より小さいため、滑り止めマットの水分が底層穴から直ぐに排出可能であり、水分が滑り止めマットのなかに溜まらない。
４．表層穴の穴径がより小さいため、皮膚の屑や髪などが止められ、これにより、皮膚の屑や髪などが水管に流れ込んで、水管が塞がれ、又は臭いが発生することを回避可能であり、バスルームの片付けが容易となる。
５．立体的な構造を有する支持層により、支持性及び弾性が良く、そして発泡処理された布により、触感が良くなる。
６．加工が容易となる。

１０表層
１１表層穴
２０支持層
２１貫通孔
３０底層
３１底層穴
４０吸着部材
５０バスタブ

Claims

複数の表層穴が形成されている表層と、
繊維を織って構成され、複数の底層穴が形成されている底層と、
所定の厚さを有し、繊維を織って構成され、前記表層と前記底層との間に位置し、複数の貫通孔が形成されており、その上面に前記表層が設けられており、その底面に前記底層が設けられており、前記表層穴、前記底層穴及び前記貫通孔が互いに連通する支持層と、を含み、
前記表層穴の穴径は前記底層穴の穴径より小さく、前記底層の少なくとも一部の繊維は被覆剤に覆われることを特徴とする、
滑り止めマット。
前記被覆剤は、ポリ塩化ビニル、シリコーン、ポリウレタン、ゴム及び樹脂から構成されるグループから選ばれることを特徴とする、請求項１に記載の滑り止めマット。
前記表層、前記支持層及び前記底層は、同じ繊維を織って構成されることを特徴とする、請求項１に記載の滑り止めマット。
前記表層は多数の穿孔を有する布であり、前記穿孔は前記表層穴を形成することを特徴とする、請求項１に記載の滑り止めマット。
前記布と前記支持層との周縁は、溶接によって結合することを特徴とする、請求項４に記載の滑り止めマット。
前記布と前記支持層は、少なくとも一つの固定部材によって位置決められることを特徴とする、請求項４に記載の滑り止めマット。
前記布と前記支持層は、樹脂によって互いに粘着することを特徴とする、請求項４に記載の滑り止めマット。
前記布は、少なくとも一部が被覆剤に覆われ、前記被覆剤は、ポリ塩化ビニル、シリコーン、ポリウレタン、ゴム及び樹脂から構成されるグループから選ばれることを特徴とする、請求項４に記載の滑り止めマット。
前記布を覆う前記被覆剤は、発泡処理を行われたことを特徴とする、請求項８に記載の滑り止めマット。
前記支持層と前記底層とは、吸水できない繊維を織って構成されることを特徴とする、請求項１に記載の滑り止めマット。
滑り止めマットの比重は１より大きいことを特徴とする、請求項１０に記載の滑り止めマット。
前記支持層の厚さは、０．５センチ〜１．５センチの範囲であり、前記布の厚さは前記支持層の厚さより小さいことを特徴とする、請求項４に記載の滑り止めマット。
前記布の前記表層穴の穴径は、０．１センチ〜１センチの範囲であることを特徴とする、請求項４に記載の滑り止めマット。
前記布の前記表層穴と前記支持層の前記貫通孔は、少なくとも一部が同軸に配列しないことを特徴とする、請求項４に記載の滑り止めマット。