JP2016054872A - 収納装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上下方向に沿う軸17,20廻りに回転されて前後反転可能とされた収納体10を保持する上下の回転機構部30,30を、前方に開口する箱体2に設けた収納装置1であって、前記上下の回転機構部には、前記収納体の収納状態における間口方向中央部の上下両端部のそれぞれに設けられた中央ガイド体18,22を、前記軸とともに前後方向に移動自在にガイドする上下のレール部31,31と、前記収納体の収納状態における間口方向一方側部位の上下両端部のそれぞれに設けられた側部ガイド体28,28を、間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるようにガイドする上下の湾曲ガイド溝35,35と、が設けられている。
【選択図】図1
Description
例えば、下記特許文献1には、回転収納体を、前後方向に移動させながら180°反転(前後反転)可能とした回転収納装置が開示されている。この回転収納装置は、回転収納体の上下両側の中央部に、上下のレールに沿ってスライド自在な走行体を設け、レールの後端側に回動自在に連結した連結アームの先端部を、回転収納体の上下両側の間口方向一方側に回転自在に連結した構成とされている。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、設置された収納装置に開口側において対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として、上下方向及び左右方向の方向を説明する。また、収納装置の収納体が図1〜図3に示すように箱体に収納された状態を基準として、同方向を原則的に説明する。
本実施形態に係る収納装置としての回転収納装置1は、図1〜図3に示すように、上下方向に沿う軸17,20廻りに回転されて前後反転可能とされた収納体としての回転収納体10を保持する上下の回転機構部30,30を備えている。また、この回転収納装置1は、これら上下の回転機構部30,30を、前方に開口する箱体2に設けた構成とされている。
この回転収納装置1は、玄関土間や玄関フロアー等に設置され、靴等を収納する玄関収納装置としてもよく、その他、キッチンやリビング等に設置されるものとしてもよい。また、回転収納装置1は、このような住居内に設置されるものに限られず、種々の建物内に設置されるものとしてもよい。
なお、これら各面部3,4,5,6,6は、板材からなるものとしてもよく、また、箱体2は、木質系材料や金属系材料、合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよい。
また、箱体2の前方開口を開閉する扉を設けてもよい。また、回転収納体10の収納空間の上側や下側等に更に他の収納空間を設けた態様としてもよい。この場合は、横仕切板等によって上下の収納空間を区画するようにしてもよい。また、箱体2は、少なくとも前方に開口したものであればよく、前後両側に開口したものでもよい。
枠体11は、上枠部12と下枠部13と左右一対の縦枠部14,14とを備えている。
この枠体11は、図2及び図3に示すように、回転収納体10が箱体2に収納された状態で、箱体2内の前後方向(奥行方向)略中央部に配置される。
なお、この枠体11は、例えば、金属系材料等の剛性材料から形成されたものとしてもよい。
また、両側の縦枠部14,14の上端部に、上枠部12の長手方向両端部が固定され、両側の縦枠部14,14の下端部に、下枠部13の長手方向両端部が固定されている。
なお、これら上枠部12、下枠部13及び両側の縦枠部14,14からなる枠体11は、一体的に形成されたものとしてもよく、各枠部12,13,14,14の端部を適宜、ねじ等の止具や溶接等によって連結して形成されたものとしてもよい。
また、これら両側の縦枠部14,14間に、架け渡すように棚板16が設けられる。
この棚板16は、幅方向(間口方向)両側端部が両側の縦枠部14,14に適宜の固定具によって固定されたものとしてもよく、または、両側の縦枠部14,14に対して着脱可能に取り付けられる構成とされたものとしてもよい。図例では、両側の縦枠部14,14の互いに対向する内側面側に、棚板16の幅方向両側端部をそれぞれに保持する保持具を着脱可能に保持する係合保持部としての差込穴15を、上下方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けた例を示している。このような構成とすれば、棚板16の枚数や配設する高さ位置を変更することができる。
なお、図例では、平板状とされた一枚の棚板16を設けた例を示しているが、上下方向に間隔を空けて複数枚の棚板16を設けた態様としてもよい。
また、図例では、四隅を切除したような平面視して略八角形状とされた棚板16を例示しているが、このような態様に限られない。例えば、平面視した状態における四隅部にC面取り状やR面取り状の面取り部を設けた棚板16としてもよく、また、幅方向両側や奥行方向両側等に立ち上がり部を設けたトレー状の棚板16としてもよい。
また、収納部を保持する収納本体としては、上記のような枠体11に限られない。例えば、収納空間を前後に区分するような板状とされたものや、上下方向に沿う軸17,20と略同軸状とされた上下に延びる棒状とされたもの、収納状態において前後両側に開口する収納部を一体的に設けたもの等、種々の形状とされた収納本体としてもよい。
この回転収納体10は、収納状態における間口方向中央部の上下両端部のそれぞれに中央ガイド体18,22を設け、収納状態における間口方向一方側部位の上下両端部のそれぞれに側部ガイド体28,28を設けた構成とされている。
上下の回転機構部30,30には、回転収納体10の中央ガイド体18,22を、回転収納体10の軸17,20とともに前後方向に移動自在にガイドする上下のレール部31,31が設けられている。また、上下の回転機構部30,30には、回転収納体10の側部ガイド体28,28を、間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるようにガイドする上下の湾曲ガイド溝35,35が設けられている。
本実施形態では、これら上下の中央ガイド体18,22の両方または一方を、当該回転収納体10の軸17,22と同軸状とされた軸19a,24a廻りに回転するガイドローラー19,24を備えた構成としている。また、これら上下の中央ガイド体18,22の両方または一方を、ガイドローラー24から前後方向に間隔を空けて設けられ中央ガイド体22が直進するようにガイドする直進ガイド部26を備えた構成としている。
本実施形態では、上下の中央ガイド体18,22の両方にガイドローラー19,24を設け、上下の中央ガイド体18,22のうちの一方の下端側中央ガイド体22に、直進ガイド部26を設けた構成としている。
上端側軸17は、回転収納体10を収納させた状態で、箱体2の収納空間の平面視略中心に位置するように設けられている。また、この上端側軸17は、上枠部12の長手方向略中央に位置するように設けられており、図例では、上枠部12を貫通するように設けられている。この上端側軸17は、本実施形態では、上枠部12に対して固定的に設けられ、かつ上端側中央ガイドローラー19のローラー軸19aを一体的に設けた構成とされている。換言すれば、上端側中央ガイド体18に一体的に上端側軸17を設けた構成としている。なお、上端側軸17を上枠部12に固定的に設けた態様に代えて、上枠部12に、上端側軸17を回転自在に保持する軸受部等を設けた態様としてもよい。
下端側軸20は、上端側軸17と同軸状に設けられている。つまり、回転収納体10の上下両側の軸17,20及び上下両側の中央ガイドローラー19,24のローラー軸19a,24aは、互いに同軸状とされている。この下端側軸20は、上記同様、回転収納体10を収納させた状態で、箱体2の収納空間の平面視略中心に位置するように設けられ、また、下枠部13の長手方向略中央に位置するように設けられている。本実施形態では、この下端側軸20を下枠部13に対して固定的に設け、この下端側軸20を回転自在に保持する軸受部21を下枠部13の下面側に設けた構成としている。なお、このような態様に代えて、上記同様、下枠部13に、下端側軸20を回転自在に保持する軸受部等を設けた態様としてもよい。また、この下端側軸20に一体的にローラー軸24aを設けた態様としてもよい。
この直進ガイドローラー26は、下端側中央ガイドローラー24と同径状とされ、下端側中央ガイドローラー24と間口方向で一致する位置となるように下端側中央ガイドローラー24の前方側に設けられている。なお、直進ガイド部26としては、このような上下方向に沿うローラー軸26a廻りに回転自在とされたものに限られず、後記するレール部31の両溝側壁32b,32bに当接されて当該下端側中央ガイド体22が直進するようにガイドするものであればよい。例えば、回転自在とされたものに代えて、両溝側壁32b,32bに摺るように当接されるピン状やブロック状とされた直進ガイド部26としてもよい。この場合は、直進ガイド部26を、摺動性の良好なポリアセタール(POM)等の合成樹脂系材料から形成されたものや、合成樹脂系材料に油を含有させた含油POMなどの含油プラスチックから形成されたものとしてもよい。
図例では、このガイドケース27に、直進ガイドローラー26のローラー軸26aの上端部を保持させた構成としている。また、このガイドケース27上に下端側軸20の軸受部21が設けられ、このガイドケース27を貫通するようにローラー軸24aが設けられている。
また、本実施形態では、これら側部ガイド体28,28を、上枠部12及び下枠部13の長手方向一方側半部の途中部位に設けた構成としている。また、本実施形態では、これら側部ガイド体28,28を、上下方向に沿う軸としてのローラー軸28a,28a廻りにそれぞれ回転自在とされた側部ガイドローラー28,28としている。
また、本実施形態では、回転機構部30に、収納状態とされた回転収納体10の移動を抑制する移動抑制部33を設けている。
また、本実施形態では、これら上下の回転機構部30,30を、互いに同様の構成とし、互いに同寸同形状とされた部材が上下反転されて箱体2の天面3a及び底面4aのそれぞれに、平面視して一致する位置となるように取り付けられる構成としている。なお、このように同様の構成であるので、これら上下の回転機構部30,30の具体的構成については、下側の回転機構部30を例にとって説明する。
また、このレール部31は、箱体2内の間口方向略中央に位置するように設けられている。また、このレール部31は、箱体2内の奥行方向略中央部から前方に向けて延びるように設けられている。
また、本実施形態では、図5に示すように、回転収納体10が回転される際に最前方位置とされた状態の中央ガイド体22(18)よりも前方側に更に延びるようにレール部31を設けた構成としている。このような構成とすれば、箱体2や回転収納体10の間口寸法が、例えば、100mm〜300mm程度、大きい寸法とされたものにも適用可能となる。なお、このような態様に代えて、回転収納体10が回転される際に最前方位置とされた状態の中央ガイド体22(18)の受け入れが可能なようにレール部31を設けた構成としてもよい。また、図例では、このレール部31を、その前端が箱体2の前端よりも後方側に僅かに控えた位置となるように設けた例を示している。このレール部31は、箱体2の底面4a(天面3a)に、適宜、ねじ等の止具によって固定される。
このガイド溝32の溝幅寸法(両溝側壁32b,32b間の間口方向に沿う寸法)は、上記した各ガイドローラー24,26(19)の外径に応じた寸法とされている。つまり、ガイド溝32の溝幅寸法を、各ガイドローラー24,26(19)の外周面が一方の溝側壁32bに当接して転動するように両溝側壁32b,32bに僅かなクリアランスを隔てて近接対面するような寸法としている。
また、このガイド溝32の後端壁32cに、中央ガイド体22(18)が当接し、中央ガイド体22(18)の後方側への更なる移動が抑制される。図例では、下側のレール部31のガイド溝32の後端壁32cに、下端側中央ガイド体22のガイドケース27の後壁が当接される構成とした例を示している。また、上側のレール部31のガイド溝32の後端壁32cに、上端側中央ガイドローラー19が当接される緩衝部材を設けた例を示している。なお、下側のレール部31のガイド溝32の後端壁32cにも緩衝部材を設けるようにしてもよい。
本実施形態では、図4(b)に示すように、移動抑制部33を、レール部31のガイド溝32の溝幅方向に概ね弾性変形可能とされた板ばね状の移動抑制ばね33としている。また、溝幅方向両側に移動抑制ばね33,33をそれぞれに設けた構成としている。
また、これら移動抑制ばね33,33の長手方向他端部となるそれぞれの後端部には、互いに向き合う方向となる溝幅方向中央に向けて突出するように突出部33a,33aが設けられている。図例では、各移動抑制ばね33,33の後端部を屈曲させるようして突出部33a,33aを設けた例を示している。
これら移動抑制ばね33,33は、図4(b)の二点鎖線にて示すように、中央ガイドローラー24(19)の外周面に弾性的に当接し得るように、自然状態では、当接した状態よりも互いの突出部33a,33aが近接する構成とされている。また、これら移動抑制ばね33,33は、図4(b)の二点鎖線にて示すように、上記のように所定以上の負荷が掛けられ、中央ガイドローラー24(19)が前方側へ移動する際には、それぞれの弾性変形を伴い互いの突出部33a,33aが離反する構成とされている。つまり、回転収納体10の回転がなされる際には、中央ガイドローラー24(19)が移動抑制ばね33,33の付勢に抗して突出部33a,33aを乗り越えるようにして移動する構成とされている。
また、移動抑制部33としては、板ばね状とされたものに限られず、バンプ状(隆起状)等とされたものやマグネットキャッチ状のものとしてもよい。さらには、このように所定以上の負荷を掛ければ回転収納体10の移動(回転)が可能とされたものに限られず、移動させる際には、手動解除が必要となるようなものとしてもよい。
また、移動抑制部33を、中央ガイド体22(18)の前方側への移動を抑制するようにレール部31に設けた態様に限られず、側部ガイド体(側部ガイドローラー)28の移動を抑制するように、後記する湾曲ガイド溝35等に設けた態様としてもよい。収納状態とされた回転収納体10の移動を抑制する移動抑制部33としては、その他、種々の態様とされたものとしてもよい。
なお、このガイドプレート34と上記したレール部31とを一体的に設けた構成としてもよい。また、図例では、間口方向に長尺なガイドプレート34と前後方向に長尺なレール部31とによって平面視して略T字状とされた回転機構部30を例示しているが、このような態様に限られない。例えば、平面視して略矩形状とされた回転機構部30としてもよく、また、箱体2の底面4a(天面3a)を全体に亘って覆うような回転機構部30としてもよい。さらには、湾曲ガイド溝35及びレール部31のガイド溝32の両方または一方を、箱体2の底面部4(天面部3)に直接的または埋込状に設けた態様等としてもよい。
この湾曲ガイド溝35は、溝長手方向に見て略矩形状とされた略矩形溝状とされ、全長に亘って溝幅及び溝深さが同寸法とされている(図4(a)参照)。
また、この湾曲ガイド溝35の溝幅寸法は、上記した側部ガイドローラー28の外径に応じた寸法とされている。つまり、湾曲ガイド溝35の溝幅寸法を、側部ガイドローラー28の外周面が一方の溝側壁に当接して転動するように両溝側壁に僅かなクリアランスを隔てて近接対面するような寸法としている。なお、図例では、上記のように積層されたガイドプレート34の基材側に設けた凹状の湾曲ガイド溝の溝幅よりも、湾曲ガイド溝35の開口側を構成する薄板材側に設けた貫通状の湾曲ガイド溝の溝幅を大きくした例を示しているが、これらを同幅としてもよい。
また、図例では、側部ガイドローラー28の一部を湾曲ガイド溝35外に露出させた態様としているが、側部ガイドローラー28の全体を湾曲ガイド溝35に収容させた態様としてもよい。
この湾曲溝部36は、図5(a)〜(c)に示すように、回転収納体10が回転される際に、最前方位置とされた状態の回転収納体10の上下の軸17,20を円心とする略円弧状とされている。この湾曲溝部36の中心角や曲率半径は、収納空間の奥行寸法や間口寸法、回転収納体10の収納部としての棚板16の平面視形状等に応じて、回転収納体10が回転される際に箱体2に接触しないように、適宜、設定するようにすればよい。この湾曲溝部36の中心角は、例えば、80°〜100°程度としてもよい。つまりは、湾曲溝部36を、概ね四半円程度の円弧状としてもよい。また、この湾曲溝部36の曲率半径は、図5及び図6に示すように、収納空間(回転収納体10)の奥行寸法に対する間口寸法の比が大きくなるに従い大きくするようにしてもよい。
これら両側の直線溝部37,37に、回転収納体10を収納させた状態並びに回転収納体10を回転させる際の初期及び終期の状態で、側部ガイドローラー28が位置する(図3及び図5(d)参照)。
また、本実施形態では、回転収納体10を収納させた状態の側部ガイドローラー28の間口方向外方側に更に延びるように直線溝部37,37を設けた構成としている。このような構成とすれば、箱体2や回転収納体10の間口寸法が、例えば、100mm〜200mm程度、大きい寸法とされたものにも適用可能となる。なお、このような態様に代えて、間口方向外方側に最も位置した状態の側部ガイドローラー28の受け入れが可能なように直線溝部37,37を設けた構成としてもよい。
回転収納体10を収納させた状態から回転収納体10を回転させる際の初期の状態では、側部ガイドローラー28が湾曲ガイド溝35の一方の直線溝部37に沿って間口方向中央側に移動しながら中央ガイドローラー24(19)が前方に移動する。このように中央ガイドローラー24(19)が前方に移動することで、箱体2の奥側面5aとの間に回転収納体10を回転させるための空間が形成される。
つまり、上下方向に沿う軸17,20廻りに回転されて前後反転可能とされた回転収納体10を保持する上下の回転機構部30,30を、前方に開口する箱体2に設けた構成としている。従って、回転収納体10に効率的に被収納物を収納させたり、回転収納体10を回転させることで、被収納物を取り出し易くしたりすることができる。
また、上下の回転機構部30,30に、回転収納体10の上下両端部のそれぞれに設けられた中央ガイド体18,22を、軸17,20とともに前後方向に移動自在にガイドする上下のレール部31,31を設けている。従って、上述のように、回転収納体10の軸17,20を箱体2に対して前後方向に移動させながら回転収納体10を回転させることができる。これにより、回転収納体10を回転させる際に、回転収納体10が箱体2に収納された状態よりも後方側に突出するようなことを防止することができる。つまり、箱体2に収納された状態の回転収納体10の奥側に必要となる回転収納体10の回転用の空間を小さくすることができ、回転収納体10の収納部(棚板16)の奥行寸法を確保しながらも箱体2の奥行寸法を効率的に小さくすることができる。
また、本実施形態では、一方の中央ガイド体(本実施形態では、下端側中央ガイド体22)を、中央ガイドローラー24から前後方向に間隔を空けて設けられレール部31の両溝側壁32b,32bに当接されて当該中央ガイド体22が直進するようにガイドする直進ガイド部26を備えた構成としている。従って、レール部31に沿って前後方向に移動させる際における中央ガイド体22の横振れを抑制することができ、回転収納体10を安定的に前後反転させることができる。なお、上端側の中央ガイド体18にも同様の直進ガイド部を設けるようにしてもよく、さらには、上下両側の中央ガイド体18,22のいずれにも直進ガイド部を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、上下方向に沿う軸24a廻りに回転する中央ガイドローラー24に一体的に支持ローラー25を設けているので、これらを前後に間隔を空けて設けたようなものと比べて、コンパクト化を図ることができる。
また、上下の中央ガイド体18,22を構成する中央ガイドローラー19,24を回転自在とした態様に代えて、上記同様、ピン状やブロック状としてもよい。さらには、上下の中央ガイド体18,22の両方または一方を、回転機構部30のレール部31にスライド自在に係合する係合レールとしてもよい。
また、本実施形態のように回転収納体10を下荷重型で保持する態様に代えて、上吊型で保持する態様としてもよい。この場合は、上側のレール部31や上端側中央ガイド体18を、適宜、変形するようにすればよい。
図6は、第2実施形態に係る収納装置としての回転収納装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記した第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る回転収納装置1Aにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
2,2A 箱体
10,10A 回転収納体(収納体)
17 上端側軸(上下方向に沿う軸)
18 上端側中央ガイド体
20 下端側軸(上下方向に沿う軸)
22 下端側中央ガイド体
24 下端側中央ガイドローラー(一方の中央ガイド体のガイドローラー)
24a ローラー軸(上下方向に沿う軸)
25 支持ローラー
25a ローラー軸(間口方向に沿う軸)
26 直進ガイドローラー(直進ガイド部)
28 側部ガイドローラー(側部ガイド体)
30,30A 回転機構部
31,31A レール部
32a 溝底
32b 溝側壁
33 移動抑制ばね(移動抑制部)
35,35A 湾曲ガイド溝
Claims (5)
- 上下方向に沿う軸廻りに回転されて前後反転可能とされた収納体を保持する上下の回転機構部を、前方に開口する箱体に設けた収納装置であって、
前記上下の回転機構部には、前記収納体の収納状態における間口方向中央部の上下両端部のそれぞれに設けられた中央ガイド体を、前記軸とともに前後方向に移動自在にガイドする上下のレール部と、前記収納体の収納状態における間口方向一方側部位の上下両端部のそれぞれに設けられた側部ガイド体を、間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるようにガイドする上下の湾曲ガイド溝と、が設けられていることを特徴とする収納装置。 - 請求項1において、
前記回転機構部は、前記収納体が前後反転される際に、前記中央ガイド体が前記箱体内において移動するように該中央ガイド体をガイドする構造とされていることを特徴とする収納装置。 - 請求項1または2において、
前記回転機構部には、収納状態とされた前記収納体の移動を抑制する移動抑制部が設けられていることを特徴とする収納装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記収納体の上下両端部に設けられた中央ガイド体の両方または一方は、当該収納体の上下方向に沿う前記軸と同軸状とされた軸廻りに回転するガイドローラーと、このガイドローラーから前後方向に間隔を空けて設けられ前記レール部の両溝側壁に当接されて当該中央ガイド体が直進するようにガイドする直進ガイド部と、を備えていることを特徴とする収納装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記収納体の下端部側に設けられた中央ガイド体には、間口方向に沿う軸廻りに回転し下側のレール部の溝底を転動する支持ローラーが設けられていることを特徴とする収納装置。
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