JP2016054872A - 収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】箱体の奥行寸法を効率的に小さくすることが可能でありながらも、収納体を前後反転させる際における収納体の前方への突出量を低減し得る収納装置を提供する。
【解決手段】上下方向に沿う軸17,20廻りに回転されて前後反転可能とされた収納体10を保持する上下の回転機構部30,30を、前方に開口する箱体2に設けた収納装置1であって、前記上下の回転機構部には、前記収納体の収納状態における間口方向中央部の上下両端部のそれぞれに設けられた中央ガイド体18,22を、前記軸とともに前後方向に移動自在にガイドする上下のレール部31,31と、前記収納体の収納状態における間口方向一方側部位の上下両端部のそれぞれに設けられた側部ガイド体28,28を、間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるようにガイドする上下の湾曲ガイド溝35,35と、が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、箱体に、被収納物を収納する収納体を回転自在に設けた収納装置に関する。
従来より、前方に開口する箱体に、上下方向に沿う軸廻りに回転自在に回転収納体を設けた回転収納装置が知られている。このような回転収納装置では、回転収納体を回転させるために、箱体の奥側面と回転収納体との間にスペースを確保する必要があった。
例えば、下記特許文献1には、回転収納体を、前後方向に移動させながら180°反転(前後反転)可能とした回転収納装置が開示されている。この回転収納装置は、回転収納体の上下両側の中央部に、上下のレールに沿ってスライド自在な走行体を設け、レールの後端側に回動自在に連結した連結アームの先端部を、回転収納体の上下両側の間口方向一方側に回転自在に連結した構成とされている。
特開平10−5055号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された回転収納装置では、後端側を回動支点として回転する連結アームによって回転収納体の移動をガイドする構成としているので、回転収納体を前後反転させる際に、回転収納体の前方への突出量が大きくなることが考えられた。つまり、回転収納体を前後反転させる際に、回転収納体との連結部となる連結アームの先端部が、間口方向中央に向かうに従い前方に移動することとなり、これに伴い中央部の走行体もレールに対して前方に向けて大きく移動することとなる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、箱体の奥行寸法を効率的に小さくすることが可能でありながらも、収納体を前後反転させる際における収納体の前方への突出量を低減し得る収納装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る収納装置は、上下方向に沿う軸廻りに回転されて前後反転可能とされた収納体を保持する上下の回転機構部を、前方に開口する箱体に設けた収納装置であって、前記上下の回転機構部には、前記収納体の収納状態における間口方向中央部の上下両端部のそれぞれに設けられた中央ガイド体を、前記軸とともに前後方向に移動自在にガイドする上下のレール部と、前記収納体の収納状態における間口方向一方側部位の上下両端部のそれぞれに設けられた側部ガイド体を、間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるようにガイドする上下の湾曲ガイド溝と、が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る収納装置は、上述のような構成としたことで、箱体の奥行寸法を効率的に小さくすることが可能でありながらも、収納体を前後反転させる際における収納体の前方への突出量を低減させることができる。
本発明の一実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示す一部省略概略斜視図である。 同収納装置の一部を省略した一部破断概略縦断面図である。 同収納装置の一部を省略した一部破断概略横断面図である。 (a)は、図2に対応させた一部破断概略拡大縦断面図、(b)は、図3に対応させた一部破断概略拡大横断面図である。 (a)〜(d)は、同収納装置が備える収納体の前後反転動作の一例を模式的に示す一部を省略した一部破断概略横断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の他の実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示し、同収納装置が備える収納体の前後反転動作の一例を模式的に示す一部を省略した一部破断概略横断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、設置された収納装置に開口側において対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として、上下方向及び左右方向の方向を説明する。また、収納装置の収納体が図1〜図3に示すように箱体に収納された状態を基準として、同方向を原則的に説明する。
図1〜図5は、第1実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る収納装置としての回転収納装置1は、図1〜図3に示すように、上下方向に沿う軸17,20廻りに回転されて前後反転可能とされた収納体としての回転収納体10を保持する上下の回転機構部30,30を備えている。また、この回転収納装置1は、これら上下の回転機構部30,30を、前方に開口する箱体2に設けた構成とされている。
この回転収納装置1は、玄関土間や玄関フロアー等に設置され、靴等を収納する玄関収納装置としてもよく、その他、キッチンやリビング等に設置されるものとしてもよい。また、回転収納装置1は、このような住居内に設置されるものに限られず、種々の建物内に設置されるものとしてもよい。
箱体2は、前方に開口した正面視略矩形状の箱状とされている。この箱体2は、天面部3と底面部4と背面部5と左右一対の側面部6,6とを備え、これらによって回転収納体10の収納空間を区画形成している。この収納空間は、前後寸法(収納奥行寸法)よりも左右寸法(収納間口寸法)が大きく形成されている。
なお、これら各面部3,4,5,6,6は、板材からなるものとしてもよく、また、箱体2は、木質系材料や金属系材料、合成樹脂系材料等から形成されたものとしてもよい。
また、箱体2の前方開口を開閉する扉を設けてもよい。また、回転収納体10の収納空間の上側や下側等に更に他の収納空間を設けた態様としてもよい。この場合は、横仕切板等によって上下の収納空間を区画するようにしてもよい。また、箱体2は、少なくとも前方に開口したものであればよく、前後両側に開口したものでもよい。
回転収納体10は、上下方向に沿う軸17,20廻りに180°回転自在に箱体2に設けられて前後反転可能とされている。本実施形態では、回転収納体10を、正面視略矩形枠状の枠体11と、この枠体11に保持される収納部を構成する棚板16と、を備えた構成としている。この回転収納体10は、枠体11内に棚板16を配置することで、上下に複数段の収納部を区画する構成とされている。
枠体11は、上枠部12と下枠部13と左右一対の縦枠部14,14とを備えている。
この枠体11は、図2及び図3に示すように、回転収納体10が箱体2に収納された状態で、箱体2内の前後方向(奥行方向)略中央部に配置される。
なお、この枠体11は、例えば、金属系材料等の剛性材料から形成されたものとしてもよい。
上枠部12及び下枠部13は、それぞれ左右方向(間口方向)に沿って長尺とされている。左右の縦枠部(両側の縦枠部)14,14は、それぞれ上下方向に沿って長尺とされている。これら上枠部12、下枠部13及び両側の縦枠部14,14は、長手方向に見て略矩形状とされており、例えば、筒状材から形成されたものとしてもよい。上枠部12と下枠部13とは、互いに略平行に配置され、両側の縦枠部14,14は、互いに略平行に並んで配置されている。
また、両側の縦枠部14,14の上端部に、上枠部12の長手方向両端部が固定され、両側の縦枠部14,14の下端部に、下枠部13の長手方向両端部が固定されている。
なお、これら上枠部12、下枠部13及び両側の縦枠部14,14からなる枠体11は、一体的に形成されたものとしてもよく、各枠部12,13,14,14の端部を適宜、ねじ等の止具や溶接等によって連結して形成されたものとしてもよい。
なお、回転収納体10を、後記するように前後反転させる際に把持される把持部を設けるようにしてもよい。例えば、一方の縦枠部14の長手方向(上下方向)の途中部位等に、把持部を設けるようにしてもよい。
また、これら両側の縦枠部14,14間に、架け渡すように棚板16が設けられる。
この棚板16は、幅方向(間口方向)両側端部が両側の縦枠部14,14に適宜の固定具によって固定されたものとしてもよく、または、両側の縦枠部14,14に対して着脱可能に取り付けられる構成とされたものとしてもよい。図例では、両側の縦枠部14,14の互いに対向する内側面側に、棚板16の幅方向両側端部をそれぞれに保持する保持具を着脱可能に保持する係合保持部としての差込穴15を、上下方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けた例を示している。このような構成とすれば、棚板16の枚数や配設する高さ位置を変更することができる。
このような収納部を構成する棚板16の前後寸法が比較的に大きいような場合にも、後記するように回転収納体10を回転させて180°反転させることで、物品出し入れ性を向上させることができる。
なお、図例では、平板状とされた一枚の棚板16を設けた例を示しているが、上下方向に間隔を空けて複数枚の棚板16を設けた態様としてもよい。
また、図例では、四隅を切除したような平面視して略八角形状とされた棚板16を例示しているが、このような態様に限られない。例えば、平面視した状態における四隅部にC面取り状やR面取り状の面取り部を設けた棚板16としてもよく、また、幅方向両側や奥行方向両側等に立ち上がり部を設けたトレー状の棚板16としてもよい。
また、図例では、物品載置部となるその上面が水平状となるように水平状態で両側の縦枠部14,14に棚板16を保持させた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、前傾状態または後傾状態で両側の縦枠部14,14に棚板16を保持させるようにしてもよい。この場合、複数枚の棚板16を、上下交互に異なる側に傾斜するように設けた構成としてもよい。このように棚板16を傾斜させることで、例えば、被収納物を靴等とした場合には、効率的に収納することができる。また、このように上下交互に前傾状態の棚板と後傾状態の棚板とを設けた場合にも、後記するように回転収納体10を回転させて180°反転させることで、後傾状態の棚板を前傾状態に切り替えることができ、物品出し入れ性を向上させることができる。このような構成とすれば、当該回転収納装置1(回転収納体10)の収納空間を効率的に利用することができる。
なお、回転収納体10の収納部としては、上記のような棚板16に限られず、例えば、網籠状(ラック状)とされたものや、ボトル収納ラック状とされたもの、さらには棒状の引掛け部材等、被収納物の種類等に応じて種々の形状とされた収納部の採用が可能である。また、当該回転収納装置1に収納される被収納物としては、靴等の履物に限られず、衣類や傘、帽子等でもよく、その他、書籍や、装飾品、食器、食料品、ボトル、調味料、各種ディスク等の記録媒体等でもよい。
また、収納部を保持する収納本体としては、上記のような枠体11に限られない。例えば、収納空間を前後に区分するような板状とされたものや、上下方向に沿う軸17,20と略同軸状とされた上下に延びる棒状とされたもの、収納状態において前後両側に開口する収納部を一体的に設けたもの等、種々の形状とされた収納本体としてもよい。
また、回転収納体10には、図1〜図3に示すように、当該回転収納体10の上下両側に設けられた回転機構部30,30にガイドされるガイド体18,28,22,28が設けられている。
この回転収納体10は、収納状態における間口方向中央部の上下両端部のそれぞれに中央ガイド体18,22を設け、収納状態における間口方向一方側部位の上下両端部のそれぞれに側部ガイド体28,28を設けた構成とされている。
上下の回転機構部30,30には、回転収納体10の中央ガイド体18,22を、回転収納体10の軸17,20とともに前後方向に移動自在にガイドする上下のレール部31,31が設けられている。また、上下の回転機構部30,30には、回転収納体10の側部ガイド体28,28を、間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるようにガイドする上下の湾曲ガイド溝35,35が設けられている。
回転収納体10の上下の中央ガイド体18,22は、当該回転収納体10の軸17,20の上下両側に位置するように設けられている。
本実施形態では、これら上下の中央ガイド体18,22の両方または一方を、当該回転収納体10の軸17,22と同軸状とされた軸19a,24a廻りに回転するガイドローラー19,24を備えた構成としている。また、これら上下の中央ガイド体18,22の両方または一方を、ガイドローラー24から前後方向に間隔を空けて設けられ中央ガイド体22が直進するようにガイドする直進ガイド部26を備えた構成としている。
本実施形態では、上下の中央ガイド体18,22の両方にガイドローラー19,24を設け、上下の中央ガイド体18,22のうちの一方の下端側中央ガイド体22に、直進ガイド部26を設けた構成としている。
上端側中央ガイド体18は、当該回転収納体10の上下方向に沿う軸としての上端側軸17と同軸状とされたローラー軸19a廻りに、上端側中央ガイドローラー19を回転自在に設けた構成とされている。
上端側軸17は、回転収納体10を収納させた状態で、箱体2の収納空間の平面視略中心に位置するように設けられている。また、この上端側軸17は、上枠部12の長手方向略中央に位置するように設けられており、図例では、上枠部12を貫通するように設けられている。この上端側軸17は、本実施形態では、上枠部12に対して固定的に設けられ、かつ上端側中央ガイドローラー19のローラー軸19aを一体的に設けた構成とされている。換言すれば、上端側中央ガイド体18に一体的に上端側軸17を設けた構成としている。なお、上端側軸17を上枠部12に固定的に設けた態様に代えて、上枠部12に、上端側軸17を回転自在に保持する軸受部等を設けた態様としてもよい。
下端側中央ガイド体22は、当該回転収納体10の上下方向に沿う軸としての下端側軸20と同軸状とされたローラー軸24a廻りに、下端側中央ガイドローラー24を回転自在に設けた構成とされている。この下端側中央ガイドローラー24は、上端側中央ガイドローラー19と同径状とされている。
下端側軸20は、上端側軸17と同軸状に設けられている。つまり、回転収納体10の上下両側の軸17,20及び上下両側の中央ガイドローラー19,24のローラー軸19a,24aは、互いに同軸状とされている。この下端側軸20は、上記同様、回転収納体10を収納させた状態で、箱体2の収納空間の平面視略中心に位置するように設けられ、また、下枠部13の長手方向略中央に位置するように設けられている。本実施形態では、この下端側軸20を下枠部13に対して固定的に設け、この下端側軸20を回転自在に保持する軸受部21を下枠部13の下面側に設けた構成としている。なお、このような態様に代えて、上記同様、下枠部13に、下端側軸20を回転自在に保持する軸受部等を設けた態様としてもよい。また、この下端側軸20に一体的にローラー軸24aを設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、図2及び図4(a)に示すように、この下端側中央ガイド体22に、間口方向に沿う軸としてのローラー軸25a廻りに回転し下側のレール部31の溝底32aを転動する支持ローラー25を設けている。本実施形態では、この支持ローラー25を、下端側中央ガイドローラー24に一体的に設け、これら各ローラー24,25を有したローラーブロック23を構成している。このローラーブロック23は、例えば、下端側中央ガイドローラー24を回転自在に保持するローラー軸24aに、支持ローラー25を受け入れる下向き開口の切欠状の凹所とこの凹所に架け渡すようにローラー軸25aとを設けた構成とされたものとしてもよい。つまり、下端側中央ガイドローラー24を保持するローラー軸24aを、支持ローラー25を受け入れるように二股状とし、この二股状とされたローラー軸24aを包囲するように下端側中央ガイドローラー24を取り付けた構成としてもよい。このような構成とすれば、支持ローラー25を受け入れる凹所を形成する二股状とされたローラー軸24aが拡開するようなことを下端側中央ガイドローラー24によって抑制することができる。
直進ガイド部26は、図3及び図4に示すように、本実施形態では、下端側中央ガイドローラー24の前方側に設けられている。また、この直進ガイド部26を、上下方向に沿う軸としてのローラー軸26a廻りに回転自在とされた直進ガイドローラー26としている。
この直進ガイドローラー26は、下端側中央ガイドローラー24と同径状とされ、下端側中央ガイドローラー24と間口方向で一致する位置となるように下端側中央ガイドローラー24の前方側に設けられている。なお、直進ガイド部26としては、このような上下方向に沿うローラー軸26a廻りに回転自在とされたものに限られず、後記するレール部31の両溝側壁32b,32bに当接されて当該下端側中央ガイド体22が直進するようにガイドするものであればよい。例えば、回転自在とされたものに代えて、両溝側壁32b,32bに摺るように当接されるピン状やブロック状とされた直進ガイド部26としてもよい。この場合は、直進ガイド部26を、摺動性の良好なポリアセタール(POM)等の合成樹脂系材料から形成されたものや、合成樹脂系材料に油を含有させた含油POMなどの含油プラスチックから形成されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、下端側中央ガイド体22に、これら下端側中央ガイドローラー24及び直進ガイドローラー26を覆うように下向き開口形状とされたガイドケース27を設けた構成としている。このガイドケース27は、各ガイドローラー24,26の上方側を覆うように設けられた上板部の前後両側端部から垂れ下がるように前後壁を設けた構成とされている。
図例では、このガイドケース27に、直進ガイドローラー26のローラー軸26aの上端部を保持させた構成としている。また、このガイドケース27上に下端側軸20の軸受部21が設けられ、このガイドケース27を貫通するようにローラー軸24aが設けられている。
回転収納体10の上下の側部ガイド体28,28は、本実施形態では、互いに同様の構成とされている。これら側部ガイド体28,28は、平面視して互いに一致する位置となるように設けられている。これら側部ガイド体28,28は、後記するように、回転収納体10が上下の回転機構部30,30にガイドされて回転する際に、回転収納体10の上下の軸17,20を円心とする略円弧上を移動する構成とされている。
また、本実施形態では、これら側部ガイド体28,28を、上枠部12及び下枠部13の長手方向一方側半部の途中部位に設けた構成としている。また、本実施形態では、これら側部ガイド体28,28を、上下方向に沿う軸としてのローラー軸28a,28a廻りにそれぞれ回転自在とされた側部ガイドローラー28,28としている。
これら側部ガイドローラー28,28のローラー軸28a,28aは、同軸状に設けられ、上枠部12及び下枠部13に、それぞれ上下方向外方側に向けて突出するように設けられている。なお、側部ガイドローラー28,28を、上枠部12及び下枠部13に固定されたローラー軸28a,28aに回転自在に保持させた態様に代えて、上枠部12及び下枠部13に、ローラー軸28a,28aを回転自在に保持する軸受部を設けた態様としてもよい。また、このような回転自在とされたものに代えて、上記同様、ピン状やブロック状とされた側部ガイド体28,28としてもよい。
上記構成とされた回転収納体10をガイドする上下の回転機構部30,30は、本実施形態では、回転収納体10が前後反転される際に、上下の中央ガイド体18,22が箱体2内において移動するように中央ガイド体18,22をガイドする構造とされている。本実施形態のように、下端側中央ガイドローラー24の前方側に直進ガイド部26を設けた構成とした場合には、回転収納体10が前後反転される際に、少なくとも上下の中央ガイドローラー19,24(支持ローラー25)が箱体2内において移動するようにガイドする構造としてもよい。
また、本実施形態では、回転機構部30に、収納状態とされた回転収納体10の移動を抑制する移動抑制部33を設けている。
また、本実施形態では、これら上下の回転機構部30,30を、互いに同様の構成とし、互いに同寸同形状とされた部材が上下反転されて箱体2の天面3a及び底面4aのそれぞれに、平面視して一致する位置となるように取り付けられる構成としている。なお、このように同様の構成であるので、これら上下の回転機構部30,30の具体的構成については、下側の回転機構部30を例にとって説明する。
レール部31は、図2及び図3に示すように、前後方向に沿って長尺とされている。
また、このレール部31は、箱体2内の間口方向略中央に位置するように設けられている。また、このレール部31は、箱体2内の奥行方向略中央部から前方に向けて延びるように設けられている。
また、本実施形態では、図5に示すように、回転収納体10が回転される際に最前方位置とされた状態の中央ガイド体22(18)よりも前方側に更に延びるようにレール部31を設けた構成としている。このような構成とすれば、箱体2や回転収納体10の間口寸法が、例えば、100mm〜300mm程度、大きい寸法とされたものにも適用可能となる。なお、このような態様に代えて、回転収納体10が回転される際に最前方位置とされた状態の中央ガイド体22(18)の受け入れが可能なようにレール部31を設けた構成としてもよい。また、図例では、このレール部31を、その前端が箱体2の前端よりも後方側に僅かに控えた位置となるように設けた例を示している。このレール部31は、箱体2の底面4a(天面3a)に、適宜、ねじ等の止具によって固定される。
また、本実施形態では、レール部31を、当該回転収納装置1の上下方向中央側及び前方側に向けて開口し前後方向に延びるガイド溝32を設けた構成としている。このガイド溝32は、溝長手方向に見て略矩形状とされた略矩形溝状とされ、全長に亘って溝幅及び溝深さが同寸法とされており、溝底32aと両側の溝側壁32b,32bと前方に向く後端壁32cとによって区画されている。
このガイド溝32の溝幅寸法(両溝側壁32b,32b間の間口方向に沿う寸法)は、上記した各ガイドローラー24,26(19)の外径に応じた寸法とされている。つまり、ガイド溝32の溝幅寸法を、各ガイドローラー24,26(19)の外周面が一方の溝側壁32bに当接して転動するように両溝側壁32b,32bに僅かなクリアランスを隔てて近接対面するような寸法としている。
また、このガイド溝32の溝底32a上を、上記した下端側中央ガイド体22の支持ローラー25が転動する構成とされている。
また、このガイド溝32の後端壁32cに、中央ガイド体22(18)が当接し、中央ガイド体22(18)の後方側への更なる移動が抑制される。図例では、下側のレール部31のガイド溝32の後端壁32cに、下端側中央ガイド体22のガイドケース27の後壁が当接される構成とした例を示している。また、上側のレール部31のガイド溝32の後端壁32cに、上端側中央ガイドローラー19が当接される緩衝部材を設けた例を示している。なお、下側のレール部31のガイド溝32の後端壁32cにも緩衝部材を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、このレール部31に、収納状態とされた回転収納体10の移動を抑制する移動抑制部33を設けている。また、移動抑制部33を、収納状態とされた回転収納体10の中央ガイド体22(18)の前方側への移動を抑制する構成としている。また、本実施形態では、移動抑制部33を、回転収納体10を回転させるべく人力等の所定以上の負荷が掛けられれば、回転収納体10の移動(前後反転)を許容する構成としている。
本実施形態では、図4(b)に示すように、移動抑制部33を、レール部31のガイド溝32の溝幅方向に概ね弾性変形可能とされた板ばね状の移動抑制ばね33としている。また、溝幅方向両側に移動抑制ばね33,33をそれぞれに設けた構成としている。
これら移動抑制ばね33,33は、レール部31の長手方向に沿って長尺状とされており、長手方向一端部となるそれぞれの前端部を、レール部31のガイド溝32の両溝側壁32b,32bを構成する両側板部に固定した構成とされている。つまり、これら移動抑制ばね33,33は、長手方向他端側となるそれぞれの後端側が自由端側とされ、それぞれの後端側がガイド溝32の溝幅方向に移動するように弾性変形する構成とされている。
また、これら移動抑制ばね33,33の長手方向他端部となるそれぞれの後端部には、互いに向き合う方向となる溝幅方向中央に向けて突出するように突出部33a,33aが設けられている。図例では、各移動抑制ばね33,33の後端部を屈曲させるようして突出部33a,33aを設けた例を示している。
また、本実施形態では、これら移動抑制ばね33,33の突出部33a,33aが中央ガイドローラー24(19)の前方側半部両側の外周面に弾性的に当接し、収納状態とされた回転収納体10の中央ガイドローラー24(19)の前方側への移動を抑制する構成としている。
これら移動抑制ばね33,33は、図4(b)の二点鎖線にて示すように、中央ガイドローラー24(19)の外周面に弾性的に当接し得るように、自然状態では、当接した状態よりも互いの突出部33a,33aが近接する構成とされている。また、これら移動抑制ばね33,33は、図4(b)の二点鎖線にて示すように、上記のように所定以上の負荷が掛けられ、中央ガイドローラー24(19)が前方側へ移動する際には、それぞれの弾性変形を伴い互いの突出部33a,33aが離反する構成とされている。つまり、回転収納体10の回転がなされる際には、中央ガイドローラー24(19)が移動抑制ばね33,33の付勢に抗して突出部33a,33aを乗り越えるようにして移動する構成とされている。
なお、図例では、移動抑制ばね33,33を、レール部31とは別体とした例を示しているが、レール部31の両側板部に切り起こし状にこれらを一体的に設けた態様等としてもよい。
また、移動抑制部33としては、板ばね状とされたものに限られず、バンプ状(隆起状)等とされたものやマグネットキャッチ状のものとしてもよい。さらには、このように所定以上の負荷を掛ければ回転収納体10の移動(回転)が可能とされたものに限られず、移動させる際には、手動解除が必要となるようなものとしてもよい。
また、移動抑制部33を、中央ガイド体22(18)の前方側への移動を抑制するようにレール部31に設けた態様に限られず、側部ガイド体(側部ガイドローラー)28の移動を抑制するように、後記する湾曲ガイド溝35等に設けた態様としてもよい。収納状態とされた回転収納体10の移動を抑制する移動抑制部33としては、その他、種々の態様とされたものとしてもよい。
湾曲ガイド溝35は、上下方向中央側に向けて開口するように設けられ、概ね間口方向に延びるように設けられている。本実施形態では、湾曲ガイド溝35を、箱体2の底面4a(天面3a)に、適宜、ねじ等の止具によって固定される板状のガイドプレート34に設けた構成としている。図例では、ガイドプレート34を、箱体2の底面4a(天面3a)側の基材とこの基材を覆うように設けた薄板材とを積層した構造としている。
なお、このガイドプレート34と上記したレール部31とを一体的に設けた構成としてもよい。また、図例では、間口方向に長尺なガイドプレート34と前後方向に長尺なレール部31とによって平面視して略T字状とされた回転機構部30を例示しているが、このような態様に限られない。例えば、平面視して略矩形状とされた回転機構部30としてもよく、また、箱体2の底面4a(天面3a)を全体に亘って覆うような回転機構部30としてもよい。さらには、湾曲ガイド溝35及びレール部31のガイド溝32の両方または一方を、箱体2の底面部4(天面部3)に直接的または埋込状に設けた態様等としてもよい。
この湾曲ガイド溝35は、図3に示すように、平面視して奥側に凸となるように湾曲状とされた間口方向中央側の湾曲溝部36と、この湾曲溝部36の間口方向両側に間口方向に延びるように設けられた直線溝部37,37と、を連なるように設けた構造とされている。
この湾曲ガイド溝35は、溝長手方向に見て略矩形状とされた略矩形溝状とされ、全長に亘って溝幅及び溝深さが同寸法とされている(図4(a)参照)。
また、この湾曲ガイド溝35の溝幅寸法は、上記した側部ガイドローラー28の外径に応じた寸法とされている。つまり、湾曲ガイド溝35の溝幅寸法を、側部ガイドローラー28の外周面が一方の溝側壁に当接して転動するように両溝側壁に僅かなクリアランスを隔てて近接対面するような寸法としている。なお、図例では、上記のように積層されたガイドプレート34の基材側に設けた凹状の湾曲ガイド溝の溝幅よりも、湾曲ガイド溝35の開口側を構成する薄板材側に設けた貫通状の湾曲ガイド溝の溝幅を大きくした例を示しているが、これらを同幅としてもよい。
また、図例では、側部ガイドローラー28の一部を湾曲ガイド溝35外に露出させた態様としているが、側部ガイドローラー28の全体を湾曲ガイド溝35に収容させた態様としてもよい。
湾曲溝部36は、直線溝部37,37との境界部となる間口方向両側端部が箱体2の収納空間の奥行方向略中央部に位置するように設けられている。また、湾曲溝部36は、両側の直線溝部37,37から離れるに従い、つまり間口方向中央部に向かうに従い収納空間の奥側に位置するように、かつ最奥側部位が収納空間の間口方向中央部に位置するように設けられている。
この湾曲溝部36は、図5(a)〜(c)に示すように、回転収納体10が回転される際に、最前方位置とされた状態の回転収納体10の上下の軸17,20を円心とする略円弧状とされている。この湾曲溝部36の中心角や曲率半径は、収納空間の奥行寸法や間口寸法、回転収納体10の収納部としての棚板16の平面視形状等に応じて、回転収納体10が回転される際に箱体2に接触しないように、適宜、設定するようにすればよい。この湾曲溝部36の中心角は、例えば、80°〜100°程度としてもよい。つまりは、湾曲溝部36を、概ね四半円程度の円弧状としてもよい。また、この湾曲溝部36の曲率半径は、図5及び図6に示すように、収納空間(回転収納体10)の奥行寸法に対する間口寸法の比が大きくなるに従い大きくするようにしてもよい。
直線溝部37,37は、湾曲溝部36の間口方向両側端部に連なるように設けられている。これら直線溝部37,37は、箱体2の収納空間の奥行方向略中央部に位置するように、かつ間口方向に延びるように設けられている。また、これら直線溝部37,37と湾曲溝部36との境界部は、側部ガイドローラー28が滑らかに移動するように、湾曲状とされている。
これら両側の直線溝部37,37に、回転収納体10を収納させた状態並びに回転収納体10を回転させる際の初期及び終期の状態で、側部ガイドローラー28が位置する(図3及び図5(d)参照)。
また、本実施形態では、回転収納体10を収納させた状態の側部ガイドローラー28の間口方向外方側に更に延びるように直線溝部37,37を設けた構成としている。このような構成とすれば、箱体2や回転収納体10の間口寸法が、例えば、100mm〜200mm程度、大きい寸法とされたものにも適用可能となる。なお、このような態様に代えて、間口方向外方側に最も位置した状態の側部ガイドローラー28の受け入れが可能なように直線溝部37,37を設けた構成としてもよい。
上記構成とされた回転収納装置1は、図3及び図5に示すように、以下のように回転収納体10が回転されて前後反転される。
回転収納体10を収納させた状態から回転収納体10を回転させる際の初期の状態では、側部ガイドローラー28が湾曲ガイド溝35の一方の直線溝部37に沿って間口方向中央側に移動しながら中央ガイドローラー24(19)が前方に移動する。このように中央ガイドローラー24(19)が前方に移動することで、箱体2の奥側面5aとの間に回転収納体10を回転させるための空間が形成される。
そして、側部ガイドローラー28が湾曲ガイド溝35の湾曲溝部36に至れば、中央ガイドローラー24(19)を略回動支点として回転収納体10が回転するように、側部ガイドローラー28が湾曲溝部36に沿って円弧を描くように移動する。そして、回転収納体10を回転させる際の終期の状態、つまり、側部ガイドローラー28が他方の直線溝部37に至れば、側部ガイドローラー28がこの他方の直線溝部37に沿って間口方向外方側に移動しながら中央ガイドローラー24(19)が後方に移動する。これにより、回転収納体10が上下の軸17,20廻りに180°回転されて、その前後が反転された状態となる。このように、当該回転収納装置1は、回転収納体10の上下の軸17,20を前後方向に移動させながら回転収納体10を軸17,20廻りに回転させることで、回転収納体10の前後を入れ替え(切り替え)可能としている。
本実施形態に係る収納装置(回転収納装置)1は、上述のような構成としたことで、箱体2の奥行寸法を効率的に小さくすることが可能でありながらも、収納体(回転収納体)10を前後反転させる際における回転収納体10の前方への突出量を低減させることができる。
つまり、上下方向に沿う軸17,20廻りに回転されて前後反転可能とされた回転収納体10を保持する上下の回転機構部30,30を、前方に開口する箱体2に設けた構成としている。従って、回転収納体10に効率的に被収納物を収納させたり、回転収納体10を回転させることで、被収納物を取り出し易くしたりすることができる。
また、上下の回転機構部30,30に、回転収納体10の上下両端部のそれぞれに設けられた中央ガイド体18,22を、軸17,20とともに前後方向に移動自在にガイドする上下のレール部31,31を設けている。従って、上述のように、回転収納体10の軸17,20を箱体2に対して前後方向に移動させながら回転収納体10を回転させることができる。これにより、回転収納体10を回転させる際に、回転収納体10が箱体2に収納された状態よりも後方側に突出するようなことを防止することができる。つまり、箱体2に収納された状態の回転収納体10の奥側に必要となる回転収納体10の回転用の空間を小さくすることができ、回転収納体10の収納部(棚板16)の奥行寸法を確保しながらも箱体2の奥行寸法を効率的に小さくすることができる。
また、上下の回転機構部30,30に、回転収納体10の上下両端部のそれぞれに設けられた側部ガイド体(側部ガイドローラー)28,28を、間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるようにガイドする上下の湾曲ガイド溝35,35を設けている。従って、中央ガイド体18,22と側部ガイド体28,28とを、それぞれレール部31,31及び湾曲ガイド溝35,35に沿って移動させながら、回転収納体10を概ね一定の軌跡上を移動させるようにして前後反転させることができる。また、回転収納体10を前後反転させる際に、回転収納体10の側部ガイド体28,28が、間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動する。従って、回転収納体10が大きく突出する90°回転させた状態(図5(b)に示す状態)における突出量を、連結アームによってガイドする構造としたものと比べて、低減させることができる。これにより、回転収納体10を前後反転させる際に必要となる箱体2の前方側のスペースを小さくすることができ、回転収納体10を前後反転させる際における操作性を向上させることができる。また、中央ガイド体18,22の前方側への移動量も低減させることができ、回転収納体10を安定的に移動させることができる。
また、本実施形態では、回転機構部30,30を、回転収納体10が前後反転される際に、中央ガイド体18,22が箱体2内において移動するように中央ガイド体18,22をガイドする構造としている。従って、例えば、回転収納体10が前後反転される際に、中央ガイド体18,22が箱体2よりも前方に突出するようなものと比べて、被収納物を収納する回転収納体10の荷重を、箱体2によって安定的に受けることができる。なお、このような態様に代えて、回転収納体10が前後反転される際に、中央ガイド体18,22が箱体2よりも前方に突出するようなものとしてもよい。
また、本実施形態では、回転機構部30,30に、収納状態とされた回転収納体10の移動を抑制する移動抑制部(移動抑制ばね)33を設けている。従って、回転収納体10が意図せずに、箱体2から前方に突出するようなことを抑制することができる。なお、このような移動抑制部33を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、回転収納体10の上下両端部に設けられた中央ガイド体18,22の両方または一方(本実施形態では、両方の中央ガイド体18,22)を、上下方向に沿う軸19a,24a廻りに回転する中央ガイドローラー19,24を備えた構成としている。従って、この中央ガイド体18,22を、レール部31,31に沿ってスムーズに移動させることができる。
また、本実施形態では、一方の中央ガイド体(本実施形態では、下端側中央ガイド体22)を、中央ガイドローラー24から前後方向に間隔を空けて設けられレール部31の両溝側壁32b,32bに当接されて当該中央ガイド体22が直進するようにガイドする直進ガイド部26を備えた構成としている。従って、レール部31に沿って前後方向に移動させる際における中央ガイド体22の横振れを抑制することができ、回転収納体10を安定的に前後反転させることができる。なお、上端側の中央ガイド体18にも同様の直進ガイド部を設けるようにしてもよく、さらには、上下両側の中央ガイド体18,22のいずれにも直進ガイド部を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、回転収納体10の下端側中央ガイド体22に、間口方向に沿う軸25a廻りに回転し下側のレール部31の溝底32aを転動する支持ローラー25を設けている。従って、回転収納体10の荷重を、下側のレール部31によって安定的に受けることが可能でありながらも、回転収納体10の下端側中央ガイド体22をスムーズに前後方向に移動させることができる。
また、本実施形態では、上下方向に沿う軸24a廻りに回転する中央ガイドローラー24に一体的に支持ローラー25を設けているので、これらを前後に間隔を空けて設けたようなものと比べて、コンパクト化を図ることができる。
なお、上記のような態様に代えて、上下方向に沿う軸24a廻りに回転するガイドローラー24と間口方向に沿う軸25a廻りに回転する支持ローラー25とを前後に間隔を空けて設けた態様としてもよい。この場合は、間口方向に沿う軸25a廻りに回転する支持ローラー25を中央に設け、上下方向に沿う軸24a廻りに回転するガイドローラー24を直進ガイド部として把握するような態様としてもよい。また、例えば、中央に設けた支持ローラー25の前後方向一方側にガイドローラー24を設け、前後方向他方側に直進ガイド部26を設けた態様としたり、複数の支持ローラー25を前後に設けた態様としたりしてもよい。さらには、このような支持ローラー25を設けないようにしてもよい。
また、上下の中央ガイド体18,22を構成する中央ガイドローラー19,24を回転自在とした態様に代えて、上記同様、ピン状やブロック状としてもよい。さらには、上下の中央ガイド体18,22の両方または一方を、回転機構部30のレール部31にスライド自在に係合する係合レールとしてもよい。
また、本実施形態のように回転収納体10を下荷重型で保持する態様に代えて、上吊型で保持する態様としてもよい。この場合は、上側のレール部31や上端側中央ガイド体18を、適宜、変形するようにすればよい。
次に、本発明の他の実施形態に係る収納装置の一例について図面を参照して説明する。
図6は、第2実施形態に係る収納装置としての回転収納装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記した第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る回転収納装置1Aは、箱体2Aの奥行寸法に対する間口寸法の比が上記第1実施形態よりも大きい寸法とされ、これに応じて、回転収納体10Aの枠体11A及び棚板16Aの間口寸法も上記第1実施形態よりも大きい寸法とされている。また、回転収納体10Aの上下両側に設けられた中央ガイドローラー24(19)から側部ガイドローラー28までの寸法も上記第1実施形態よりも大きい寸法とされている。また、これに応じて、回転機構部30Aのガイドプレート34Aに設けた湾曲ガイド溝35Aの湾曲溝部36Aの曲率半径も上記第1実施形態よりも大きい寸法とされている。
このような構成とされた回転収納装置1Aにおいては、回転収納体10Aが収納状態では、側部ガイドローラー28が上記第1実施形態よりも直線溝部37Aの間口方向外方側に位置する。また、回転収納体10Aが回転される際には、中央ガイドローラー24(19)が上記第1実施形態よりもレール部31Aの前方側に位置する。つまりは、回転収納体10Aの奥行寸法に対する間口寸法の比が大きくなるに従い、回転収納体10Aを回転させる際に必要となる奥側の空間が大きくなるため、回転収納体10Aの前方側への突出量が大きくなることとなる。
本実施形態に係る回転収納装置1Aにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
1,1A 回転収納装置(収納装置)
2,2A 箱体
10,10A 回転収納体(収納体)
17 上端側軸(上下方向に沿う軸)
18 上端側中央ガイド体
20 下端側軸(上下方向に沿う軸)
22 下端側中央ガイド体
24 下端側中央ガイドローラー(一方の中央ガイド体のガイドローラー)
24a ローラー軸(上下方向に沿う軸)
25 支持ローラー
25a ローラー軸(間口方向に沿う軸)
26 直進ガイドローラー(直進ガイド部)
28 側部ガイドローラー(側部ガイド体)
30,30A 回転機構部
31,31A レール部
32a 溝底
32b 溝側壁
33 移動抑制ばね(移動抑制部)
35,35A 湾曲ガイド溝

Claims (5)

  1. 上下方向に沿う軸廻りに回転されて前後反転可能とされた収納体を保持する上下の回転機構部を、前方に開口する箱体に設けた収納装置であって、
    前記上下の回転機構部には、前記収納体の収納状態における間口方向中央部の上下両端部のそれぞれに設けられた中央ガイド体を、前記軸とともに前後方向に移動自在にガイドする上下のレール部と、前記収納体の収納状態における間口方向一方側部位の上下両端部のそれぞれに設けられた側部ガイド体を、間口方向中央部に向かうに従い奥側に移動させるようにガイドする上下の湾曲ガイド溝と、が設けられていることを特徴とする収納装置。
  2. 請求項1において、
    前記回転機構部は、前記収納体が前後反転される際に、前記中央ガイド体が前記箱体内において移動するように該中央ガイド体をガイドする構造とされていることを特徴とする収納装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記回転機構部には、収納状態とされた前記収納体の移動を抑制する移動抑制部が設けられていることを特徴とする収納装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記収納体の上下両端部に設けられた中央ガイド体の両方または一方は、当該収納体の上下方向に沿う前記軸と同軸状とされた軸廻りに回転するガイドローラーと、このガイドローラーから前後方向に間隔を空けて設けられ前記レール部の両溝側壁に当接されて当該中央ガイド体が直進するようにガイドする直進ガイド部と、を備えていることを特徴とする収納装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記収納体の下端部側に設けられた中央ガイド体には、間口方向に沿う軸廻りに回転し下側のレール部の溝底を転動する支持ローラーが設けられていることを特徴とする収納装置。
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