JP2016053623A - 画面覗き見防止装置、画面覗き見防止方法、及び画面覗き見防止プログラム - Google Patents

画面覗き見防止装置、画面覗き見防止方法、及び画面覗き見防止プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画面の覗き見を防止するための模様の保持に必要なメモリ使用量を低減する。
【解決手段】画面が分割された第1の部分に含まれる、文字又は画像の、辺又は領域である、第1の構成要素の、第1の幅、第1の高さ、及び第1の面積の少なくとも一つを集計する文字・画像情報集計手段と、第1の幅との差の大きさが第1の閾値以下である第2の幅、第1の高さとの差の大きさが第2の閾値以下である第2の高さ、及び第1の面積との差の大きさが第3の閾値以下である第2の面積少なくとも一つを有する、第2の構成要素を含む第1の画像要素を生成する画像要素生成手段と、画像要素を繰り返した模様を、文字又は画像に重ね合わせて表示する重ね合わせ表示手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画面の覗き見を防止する画面覗き見防止装置、画面覗き見防止方法、及び画面覗き見防止プログラムに関する。
近年、端末等の画面に表示される情報のプライバシーを保護するために、画面の覗き見を防止するための技術が開発されている。
画面覗き見防止技術の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1の覗き見防止フィルムは、底材、観察部、壁部、及び蓋材を有する。底材及び蓋材は、透明な材料で構成され、平板状に形成される。観察部は、透明な材料で構成される。観察部は、例えば、四角柱状に形成されており、互いが底材の面内方向で僅かに離れ、底材に一体的に設けられる。柱状の観察部の高さ方向が、底材の厚さ方向と一致する。壁部は、不透明な材料で構成され、各観察部の間の格子状の間隙に充填される。蓋材は、厚さ方向の一方の面が観察部と壁部とに対向して、底材と協働して観察部と壁部とを挟み込む。覗き見防止フィルムは、表示装置の液晶画面を覆うように設置されて使用される。
上記構成の結果、特許文献1の覗き見防止フィルムは、液晶画面から放射される光線のうち、厚みのある格子状の壁部により遮断される光線を透過させない。特許文献1の覗き見防止フィルムは、液晶画面の視野角を狭くするので、画面の覗き見を抑制する。
ところが、特許文献1の覗き見防止フィルムには、覗き見防止フィルムを導入するために、ハードウェアコストが増加するという問題がある。そこで、ソフトウェアによる覗き見防止技術が開発されている。
画面の覗き見を防止するソフトウェア技術の一例が、特許文献2に開示されている。
特許文献2の携帯機器は、表示装置、カメラ、視線監視処理部、及びフィルタ制御処理部を有する。カメラは、携帯機器の表示装置と同じ表面に配置され、ユーザの周辺の状況を撮影する。
特許文献2の携帯機器は、以下のように動作する。
視線監視処理部は、カメラにより撮影された映像を分析して、画面に視線を向けている、ユーザ以外の人物の、視線の個数及び視線方向を抽出する。フィルタ制御処理部は、視線監視処理部による抽出結果に基づいて、表示装置に表示される画像を、ユーザ以外の人物から見え難くするためのフィルタ処理を行う。フィルタ処理は、例えば、表示画像のコントラストや彩度の制御、表示すべき画像に対する他の画像の重ね合わせ、又は表示装置の視野角の制御である。
上記動作の結果、特許文献2の携帯機器は、画面に視線を向けている、ユーザ以外の人物が存在する場合に、表示装置に表示される画像をユーザ以外の人物から見え難くする。
画面の覗き見を防止するソフトウェア技術の別の一例が、特許文献3に開示されている。
特許文献3の映像表示装置は、映像データ取得部、表示環境情報取得部、高周波成分映像作成部、合成対象映像作成部、及び表示映像合成部を有する。
特許文献3の映像表示装置は、以下のように動作する。
映像データ取得部は、映像データを取得する。表示環境情報取得部は、映像表示装置における、表示条件の設定情報及び表示画面の特性情報(表示環境情報)を取得する。高周波成分映像作成部は、表示環境情報及び映像データの内容に応じて、ハイパスフィルタのカットオフ周波数を決定し、映像データをハイパスフィルタに入力することにより、高周波成分の映像データを作成する。合成対象映像作成部は、表示環境情報及び映像データの内容に応じて、高周波成分の映像データと合成するための映像データ(合成対象映像データ)を作成する。合成対象映像データは、例えば、元の映像データ、又は元の映像データの低周波成分の映像データである。表示映像合成部は、表示環境情報に基づいて高周波成分の映像データと合成対象映像データとの合成比を決定し、決定した合成比で2つの映像データを合成する。
上記動作の結果、特許文献3の映像表示装置は、表示環境に応じて、ハイパスフィルタのカットオフ周波数、及び高周波成分の映像データと合成対象映像データとの合成比を決定する。この際、例えば、使用者と画面との距離が、覗き見者と画面との距離よりも小さいならば、使用者は映像の高周波成分を認識し易いが、覗き見者は映像の高周波成分を認識し難い。つまり、特許文献3の映像表示装置は、表示環境に応じて、適切なカットオフ周波数及び合成比を決定するならば、使用者とっては見易いが、覗き見者にとっては見難い映像を表示することにより、画面の覗き見を抑制することができる。
画面の覗き見を防止するソフトウェア技術の別の一例が、特許文献4に開示されている。
特許文献4の携帯情報端末は、メインディスプレイ、画像データ記憶部、変換テーブル記憶部、動作モード切替部、フィルター処理部、画像データ切替部、及び領域分割処理部を有する。画像データ記憶部は、階調データからなる画像データを記憶する。変換テーブル記憶部は、各画素の階調データが示す表示階調を変換するための複数の変換テーブルを記憶する。
特許文献4の携帯情報端末は、以下のように動作する。
動作モード切替部は、ユーザによる操作に基づいて、表示画面を広視野角で閲覧させる広視野モードと、狭視野角で閲覧させる狭視野モードのいずれかに動作モードを切り替える。フィルター処理部は、画像データを構成する各画素の階調データについて、変換テーブルに基づいて表示階調の変換を行う。画像データ切替部は、メインディスプレイに対して、動作モードが広視野モードであれば、画像データをそのまま出力し、動作モードが狭視野モードであれば、領域分割処理部に処理させた画像データを出力する。領域分割処理部は、画像データを、文字を表示する領域と絵文字を表示する領域とに分割し、文字を表示する領域の画像データをフィルター処理部に処理させた画像データを出力し、絵文字を表示する領域の画像データをそのまま出力する。フィルター処理部は、画像データの階調差を縮小した画像データを出力する。
上記動作の結果、特許文献4の携帯情報端末は、動作モードを狭視野モードに切り替えることにより、画素間の階調差を縮小させて画像データを画面表示させるので、画面の覗き見を抑制する。
特許文献2及び特許文献3のソフトウェア技術では、画面に表示すべき画像の全体に対して一律に、画像を見え難くするためのフィルタ処理が行われる。特許文献4のソフトウェア技術では、画面に表示すべき画像の一部の領域に対して一律に、画像を見え難くするためのフィルタ処理が行われ、画面に表示すべき画像の残りの領域に対しては、フィルタ処理は行われない。
ところが、ウェブ画面などでは、画面の各領域で異なる大きさの文字が使用されることが多いので、画面全体に一律のフィルタ処理を行っても、画面の特定部分における覗き見防止効果が低いという問題がある。また、ウェブ画面などでは、画面の各領域で異なる色が使用されることが多いので、画面全体に一律に特定の表示色を有する保護用画像を重ね合わせて表示する等の処理を行っても覗き見防止効果が低いという問題がある。つまり、特許文献2、特許文献3、及び特許文献4のソフトウェア技術には、覗き見防止効果が画面の特定の部分で不足するという問題がある。そこで、画面上の特定の画像に適した覗き見防止処理を行うソフトウェア技術が開発されている。
画面上の特定の画像に適した覗き見防止処理を行うソフトウェア技術の一例が、特許文献5に開示されている。
特許文献5の表示装置は、記憶部、制御部、操作部、及び表示部を有する。記憶部は、アプリケーションプログラム(以下、「アプリ」と言う)及び保護画像を予め記憶する。制御部は、記憶部に記憶されたアプリを実行する。アプリにより生成される画像をアプリ画像と言う。保護画像は、アプリ画像に重ねて表示することにより、アプリ画像を見え難くする(覗き見から保護する)ための、模様、文字列等が描かれた画像である。アプリ画像が解析されることにより、アプリ画像はアプリ画像の保護に適した保護画像に予め対応付けられる。アプリは、制御プログラム及びフィルターアプリを含む。制御プログラムは、表示装置の各部を制御する。フィルターアプリは、保護画像をアプリ画像の下層に配置する。操作部は、ユーザの操作を検出する。表示部は、複数の画像を層状に重ねて表示する。
特許文献5の表示装置は、以下のように動作する。
制御部は、アプリを実行して、アプリ画像を生成する。次に、制御部は、フィルターアプリを実行して、アプリ画像を表示部に表示させるとともに、記憶部に記憶されている保護画像を読み出して、アプリ画像よりも下層に配置する。続いて、制御部は、操作部を介してユーザの操作を検出すると、保護画像が描かれた層よりも上にある全ての層の透過係数を下げる。
上記動作の結果、特許文献5の表示装置は、ユーザの操作を検出すると、表示部に表示される画像において、アプリ画像の混合比を低下させ、保護画像の混合比を上昇させる。つまり、特許文献5の表示装置は、ユーザの操作時の表示部に、保護画像の混合比の増加によりアプリ画像が見え難くなった画像を表示するので、画面の覗き見を抑制する。
特開2013−190608号公報 特開2012−129701号公報 特開2010−237293号公報 特開2008−020750号公報 特開2011−242452号公報
特許文献5の表示装置では、アプリ画像が解析されることにより、アプリ画像はアプリ画像の保護に適した保護画像に予め対応付けられる。従って、特許文献5のソフトウェア技術には、特定の画像毎に、画面の覗き見を防止するための模様(保護画像)を保持するメモリが必要であるという問題がある。
(発明の目的)
本発明の目的は、画面の覗き見を防止するための模様の保持に必要なメモリ使用量を低減することができる画面覗き見防止装置、画面覗き見防止方法、及び画面覗き見防止プログラムを提供することにある。
本発明の画面覗き見防止装置は、画面が分割された第1の部分に含まれる、文字又は画像の、辺又は領域である、第1の構成要素の、第1の幅、第1の高さ、及び第1の面積の少なくとも一つを集計する文字・画像情報集計手段と、第1の幅との差の大きさが第1の閾値以下である第2の幅、第1の高さとの差の大きさが第2の閾値以下である第2の高さ、及び第1の面積との差の大きさが第3の閾値以下である第2の面積の少なくとも一つを有する、第2の構成要素を含む第1の画像要素を生成する画像要素生成手段と、画像要素を繰り返した模様を、文字又は画像に重ね合わせて表示する重ね合わせ表示手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画面覗き見防止方法は、画面が分割された第1の部分に含まれる、文字又は画像の、辺又は領域である、第1の構成要素の、第1の幅、第1の高さ、及び第1の面積の少なくとも一つを集計し、第1の幅との差の大きさが第1の閾値以下である第2の幅、第1の高さとの差の大きさが第2の閾値以下である第2の高さ、及び第1の面積との差の大きさが第3の閾値以下である第2の面積の少なくとも一つを有する、第2の構成要素を含む第1の画像要素を生成し、画像要素を繰り返した模様を、文字又は画像に重ね合わせて表示することを特徴とする。
本発明の画面覗き見防止プログラムは、画面覗き見防止装置が備えるコンピュータにおいて、画面が分割された第1の部分に含まれる、文字又は画像の、辺又は領域である、第1の構成要素の、第1の幅、第1の高さ、及び第1の面積の少なくとも一つを集計する文字・画像情報集計処理と、第1の幅との差の大きさが第1の閾値以下である第2の幅、第1の高さとの差の大きさが第2の閾値以下である第2の高さ、及び第1の面積との差の大きさが第3の閾値以下である第2の面積の少なくとも一つを有する、第2の構成要素を含む第1の画像要素を生成する画像要素生成処理と、画像要素を繰り返した模様を、文字又は画像に重ね合わせて表示する重ね合わせ表示処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、画面の覗き見を防止するための模様の保持に必要なメモリ使用量を低減することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態の画面覗き見防止装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の画面覗き見防止装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の画面覗き見防止装置の処理の具体例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の保護用画像の具体例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の保護用画像の別の具体例を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の保護用画像の別の具体例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態の画面覗き見防止装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の画面覗き見防止装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の画面覗き見防止装置の処理の具体例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態の画面覗き見防止装置に、利用者が指でなぞった部分に含まれる文字又は画像に対する覗き見防止機能を解除する機能を付加した例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、すべての図面において、同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の画面覗き見防止装置100の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の画面覗き見防止装置100は、スマートフォンやタブレット端末などの画面の覗き見を防止する装置である。画面覗き見防止装置100は、通常、端末に内蔵される。
画面覗き見防止装置100は、文字・画像情報集計手段110、画像要素生成手段120、及び重ね合わせ表示手段130を含む。
文字・画像情報集計手段110は、画面が分割された各部分の画像に含まれる保護対象の文字や画像の、構成要素である辺や領域の大きさの情報を集計する。
画像要素生成手段120は、文字・画像情報集計手段110による集計結果に基づいて、保護対象の文字や画像の眼視による認識を困難にさせる保護用画像の画像要素を生成する。画像要素生成手段120は、保護用画像の画像要素として、例えば、保護対象の文字の辺の長さ、辺の太さのそれぞれに近い、線の間隔、線の太さを有する格子模様を生成する。つまり、画像要素生成手段120は、格子模様の線の太さや線の間隔を、小さい文字を多く含む部分では小さくし、大きい文字を多く含む部分では大きくするように、文字サイズに応じて決定する。画像要素生成手段120は、例えば、格子模様の線の間隔と文字の辺の長さとが近いか否かを、格子模様の線の間隔の平均と文字の辺の長さの平均との差が、所定の閾値以下であるか否かにより判別する。画像要素生成手段120は、例えば、格子模様の線の太さと文字の辺の太さとが近いか否かを、格子模様の線の太さの平均と文字の辺の太さの平均との差が、所定の閾値以下であるか否かにより判別する。画像要素生成手段120は、画像中の辺の間隔や辺の太さについても、文字の場合と同様に判別する。
重ね合わせ表示手段130は、画像要素生成手段120により生成された保護用画像の画像要素を縦又は横方向に繰り返した保護用画像を、保護対象の文字や画像に重ね合わせて、外部の表示装置140の画面に表示する。なお、表示装置140は、液晶ディスプレイ等の、外部からの指示に従って画像を表示する装置で、通常、端末に内蔵される。また、重ね合わせ表示手段130は、ウェブブラウザで表示されるウェブサイトが切り替えられた際などの、保護対象の文字や画像の変化に合わせて、保護用画像を変化させてもよい。
なお、電子機器で画面覗き見防止装置100を構成する場合、画面覗き見防止装置100は、プログラム制御により動作するコンピュータで実現可能である。図示はしないが、この種のコンピュータは、周知のように、データを入力する入力装置と、データ処理装置と、データ処理装置による処理結果を出力する出力装置と、種々のデータベースとして働く補助記憶装置とを有する。そして、データ処理装置は、プログラムを記憶し、且つデータを一時的に記憶するメモリと、メモリに記憶されたプログラムに従ってメモリに記憶されたデータを処理する中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)とを有する。あるいは、データ処理装置は、CPUとは別に、主に画像データを処理するGPU(Graphics Processing Unit)を更に有してもよい。
この場合、データ処理装置は、文字・画像情報集計手段110、画像要素生成手段120、又は重ね合わせ表示手段130として動作してもよい。文字・画像情報集計手段110、画像要素生成手段120、もしくは重ね合わせ表示手段130の、一部又は全部は、CPUもしくはGPU上のソフトウェアとして実現されてもよい。
次に、本実施形態の画面覗き見防止装置100の動作について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態の画面覗き見防止装置100の動作を示すフローチャートである。なお、図2に示すフローチャート及び以下の説明は一例であり、適宜求める処理に応じて、処理順等を入れ替えたり、処理を戻したり、又は処理を繰り返したりしてもよい。
画面覗き見防止装置100は、以下のように動作する。
文字・画像情報集計手段110は、画面が分割された部分毎に、文字又は画像の、構成要素の大きさの情報を集計する(ステップA1)。
画像要素生成手段120は、文字・画像情報集計手段110による集計結果に基づいて、構成要素の大きさを変化させた、各部分用の画像要素を生成する(ステップA2)。
重ね合わせ表示手段130は、各部分用の画像要素を縦又は横方向に繰り返した保護用画像を、画面が分割された各部分の画像に重ね合わせて表示する(ステップA3)。
なお、画面覗き見防止装置100は、画面表示が更新されるタイミング毎に上記の処理の全体を繰り返し実行することにより、常に最新の画面表示を保護してもよい。
次に、本実施形態の画面覗き見防止装置100の処理の具体例について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態の画面覗き見防止装置100の処理の具体例を説明するための図である。図3(a)に示す画面は、部分210、部分220、部分230を含む。図3(b)に示す画像は、部分210の保護用画像の画像要素を示す。図3(c)に示す画像は、部分220及び部分230の保護用画像の画像要素を示す。
以下では、説明の都合上、画面内の構成要素の大きさを、所定の長さの単位(以下、「単位長」という。)の何倍であるかにより表す。構成要素の大きさの単位は、ピクセル数やフォントサイズなどの、構成要素の大きさを特定可能な任意の単位であってよい。部分210には、各文字の幅及び高さが平均12単位長で「XXX新聞」と表示されている。部分220には、各文字の幅及び高さが平均6単位長で「記事1:梅雨が明けました」と表示されている。部分230には、各文字の幅及び高さが平均6単位長で「記事2:今日は晴れです」と表示されている。なお、各文字の構成要素である辺又は領域の辺の、辺の長さの平均は、幅方向及び高さ方向共に文字のサイズの6分の1であるものとする。また、各文字の構成要素である辺又は領域の辺の、辺の太さの平均は、幅方向及び高さ方向共に0.5単位長であるものとする。なお、領域の辺とは、例えば、文字に含まれる矩形領域の辺である。文字に含まれる曲線で囲まれた領域についても、曲線の縦方向又は横方向の長さ成分を辺の長さとみなしてもよい。
この場合、画面覗き見防止装置100は、以下のように動作する。
文字・画像情報集計手段110は、分割された画面の各部分について、保護対象の文字や画像の、構成要素である辺や領域の大きさの情報を集計する。すなわち、文字・画像情報集計手段110は、画面の部分210について、表示される保護対象の文字の構成要素である辺の、長さが平均2単位長であり、太さが平均0.5単位長であることを集計する。文字・画像情報集計手段110は、画面の部分220について、表示される保護対象の文字の構成要素である辺の、長さが平均1単位長であり、太さが平均0.5単位長であることを集計する。文字・画像情報集計手段110は、画面の部分230について、表示される保護対象の文字の構成要素である辺の、長さが平均1単位長であり、太さが平均0.5単位長であることを集計する。
画像要素生成手段120は、文字・画像情報集計手段110による集計結果に基づいて、保護対象の文字や画像の眼視による認識を困難にさせる保護用画像の画像要素を生成する。画像要素生成手段120は、保護用画像の画像要素として、例えば、保護対象の文字の辺の長さ、辺の太さのそれぞれの平均値に等しい、線の間隔、線の太さを有する格子模様を生成する。すなわち、画像要素生成手段120は、画面の部分210について、2単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さの線を有する格子模様の画像要素240を生成する(図3(b))。画像要素生成手段120は、画面の部分220について、1単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さの線を有する格子模様の画像要素250を生成する(図3(c))。画像要素生成手段120は、画面の部分230について、1単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さの線を有する格子模様の画像要素250を生成する(図3(c))。なお、保護用画像の画像要素は、縦及び横方向の模様の繰り返し単位をN(Nは自然数)周期分含む。
重ね合わせ表示手段130は、画像要素生成手段120により生成された保護用画像の画像要素を縦又は横方向に繰り返した保護用画像を、保護対象の文字や画像に重ね合わせて画面に表示する。すなわち、重ね合わせ表示手段130は、画面の部分210について、画像要素である、2単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さの線を有する格子模様を縦及び横方向に繰り返した保護用画像を、保護対象の文字や画像に重ね合わせて画面に表示する。重ね合わせ表示手段130は、画面の部分220について、画像要素である、1単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さの線を有する格子模様を、縦及び横方向に繰り返した保護用画像を、保護対象の文字や画像に重ね合わせて画面に表示する。重ね合わせ表示手段130は、画面の部分230について、画像要素である、1単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さの線を有する格子模様を、縦及び横方向に繰り返した保護用画像を、保護対象の文字や画像に重ね合わせて画面に表示する。
図4は、本発明の第1の実施形態の保護用画像の具体例を説明するための図である。図4では、保護対象の文字である漢字「口」と「日」に、保護用画像である格子模様が重ね合わされて表示される。
保護対象が文字で、保護用画像が格子模様である場合について説明する。保護対象の文字の構成要素である辺の長さ、太さのそれぞれと、格子の線の間隔、太さとが同程度の大きさであるときに、保護対象の文字と格子模様とが重ね合わせられると、保護対象の文字の視認が特に困難である。
そこで、画面覗き見防止装置100は、保護対象の文字の辺の長さや太さを集計して、集計結果に基づいて保護用画像に含まれる格子模様の線の間隔や幅を決定する。あるいは、画面覗き見防止装置100は、保護対象の文字のフォントサイズの情報から、保護対象の文字の辺の、長さや太さの平均値を推定してもよい。あるいは、画面覗き見防止装置100は、保護対象の文字中の辺で囲まれた領域(漢字「口」、「日」中の四角形等)の面積を集計し、集計した面積から保護対象である文字の辺の、長さや太さの平均値を推定してもよい。
なお、格子の線の間隔や太さのそれぞれが、保護対象の文字又は画像の、構成要素である辺の長さや太さとほとんど同じである場合には、覗き見者にとってのみならず、利用者にとっても文字の識別が困難なことがある。そこで、画面覗き見防止装置100は、保護対象の文字に対する保護用画像の透明度や合成比を調節した上で、両者を重ね合わせて画面に表示してもよい。その際、画面覗き見防止装置100は、透明度や合成比を文字サイズに応じて変化させてもよい。例えば、文字サイズが大きいほど保護用画像の透明度を下げることにより、大きい文字では保護の強度(保護対象の文字又は画像の視認し難さの程度)を高くし、小さい文字では保護の強度を低くすることができる。
図5は、本発明の第1の実施形態の保護用画像の別の具体例を説明するための図である。図5では、保護対象の文字である漢字「口」に、保護用画像である格子模様が重ね合わされて表示されるが、図5(a)では格子模様の縦方向が鉛直であるのに対し、図5(b)では格子模様の縦方向が傾いている。
格子模様の方向が保護対象の文字又は画像の辺の傾きと同じ場合には、格子模様の方向が保護対象の文字又は画像の辺の傾きと異なる場合に比べて、保護対象の文字又は画像は視認し難い。そこで、画面覗き見防止装置100は、格子模様の方向を、保護対象の文字の辺の平均の傾きに対してある一定角度以内で傾けることにより、保護の強度を調節してもよい。保護用画像が格子模様でなくても、画像要素が特定方向の辺を含む保護用画像は、保護対象の文字又は画像中の、特定方向の辺を視認し難くする効果を有する。そこで、画面覗き見防止装置100は、画像要素中の構成要素の辺の方向の平均が、保護対象の文字又は画像の構成要素の辺の方向の平均に等しい、画像要素を含む保護用画像を生成してもよい。あるいは、画面覗き見防止装置100は、画像要素中の構成要素の辺の方向の平均と、保護対象の文字又は画像の構成要素の辺の方向の平均との差を調節することにより、保護の強度を調節してもよい。
また、画像要素が鉛直方向以外の縦方向の繰り返し方向に繰り返された保護用画像、又は画像要素が水平方向以外の横方向に繰り返された保護用画像は、保護対象の文字又は画像中の、特定方向の辺を視認し難くする効果を有する。そこで、画面覗き見防止装置100は、鉛直方向以外の縦方向の繰り返し方向、又は画像要素が水平方向以外の横方向に、画像要素を繰り返すことにより保護用画像を生成してもよい。
図6は、本発明の第1の実施形態の保護用画像の別の具体例を説明するための図である。図6では、保護対象の文字であるひらがな「あ」に、保護用画像である円の繰り返し模様が重ね合わされて表示されている。
保護対象の文字又は画像の辺が曲線である場合には、保護用画像の画像要素の辺が曲線であると、保護用画像の画像要素の辺が直線である場合に比べて、保護対象の文字は視認し難いことがある。そこで、画面覗き見防止装置100は、曲線の辺を含む画像要素を繰り返した保護用画像を使用してもよい。
以上説明したように、本実施形態の画面覗き見防止装置100は、画像要素を縦又は横方向に繰り返すことにより保護用画像を生成する。つまり、画面覗き見防止装置100は、保護対象の画像と同じ大きさの保護用画像を保持する必要がない。従って、本実施形態の画面覗き見防止装置100には、画面の覗き見を防止するための模様の保持に必要なメモリ使用量を低減することができるという効果がある。
なお、本実施形態の保護用画像は、必ずしも静止画には限定されず、一定の規則に従って模様や色が変化させられる動画であってもよい。その場合、保護用画像は、例えば、格子方向の傾き、格子の表示色又は透明度が周期的に変化させられる格子模様である。保護用画像が動画である場合には、覗き見者は、画面の特定部分を注視し続けることが困難であり、覗き見防止効果が更に向上される。
(第2の実施形態)
次に、上述した本発明の第1の実施形態を基本とする、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態は、第1の実施形態の構成に、画面を部分に分割する画面分割手段、及び表示装置を追加したものである。以下の説明において、第1の実施形態と同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態の構成について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態の画面覗き見防止装置105の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の画面覗き見防止装置105は、スマートフォンやタブレット端末などの画面の覗き見を防止する装置である。
画面覗き見防止装置105は、表示装置140、画面分割手段150、文字・画像情報集計手段115、画像要素生成手段125、及び重ね合わせ表示手段135を含む。
画面分割手段150は、それぞれの部分に表示される文字や画像の構成要素の大きさや表示色が互いに類似するように、画面をいくつかの部分に分割する。画面分割手段150は、文字や画像の構成要素の大きさが近いか否かを、例えば、文字や画像毎の構成要素の、辺の長さの平均の差が、所定の閾値以下であるか否かにより判別する。画面分割手段150は、文字や画像の構成要素の表示色が近いか否かを、例えば、文字や画像毎の表示色間の、色空間における距離が、所定の閾値以下であるか否かにより判別する。
文字・画像情報集計手段115は、画面分割手段150により分割された画面の各部分の画像に含まれる保護対象の文字や画像の、構成要素である辺や領域の、大きさ、表示色等の情報を集計する。
画像要素生成手段125は、文字・画像情報集計手段115による集計結果に基づいて、保護対象の文字や画像の眼視による認識を困難にさせる保護用画像の画像要素を生成する。画像要素生成手段125は、保護用画像の画像要素として、例えば、保護対象の文字の辺の長さ、辺の太さのそれぞれに近い、線の間隔、線の太さを有し、保護対象の文字の表示色に近い表示色の線を有する格子模様を生成する。つまり、画像要素生成手段125は、格子模様の線の太さや線の間隔を、小さい文字を多く含む部分では小さくし、大きい文字を多く含む部分では大きくするように、文字サイズに応じて決定する。また、画像要素生成手段125は、格子模様の線の表示色を、各部分に多く含まれる文字又は画像の表示色に近い色であるように、文字又は画像の表示色に応じて決定する。画像要素生成手段125は、例えば、格子模様の線の表示色と文字又は画像の表示色とが近いか否かを、色空間における、格子模様の線の表示色の重心と文字又は画像の表示色の重心との距離が、所定の閾値以下であるか否かにより判別する。
なお、画像要素生成手段125は、文字サイズが大きいほど、格子模様の線の色を文字色に近づけることにより、表示サイズが大きい文字の覗き見防止効果を更に高めてもよい。
重ね合わせ表示手段135は、画像要素生成手段125により生成された保護用画像の画像要素を縦又は横方向に繰り返した保護用画像を、保護対象の文字や画像に重ね合わせて画面に表示する。なお、重ね合わせ表示手段135は、ウェブブラウザで表示されるウェブサイトが切り替えられた際などの、保護対象の文字や画像の変化に合わせて、保護用画像を変化させてもよい。
なお、電子機器で画面覗き見防止装置105を構成する場合、画面覗き見防止装置105は、プログラム制御により動作するコンピュータで実現可能である。図示はしないが、この種のコンピュータは、周知のように、データを入力する入力装置と、データ処理装置と、データ処理装置による処理結果を出力する出力装置と、種々のデータベースとして働く補助記憶装置とを有する。そして、データ処理装置は、プログラムを記憶し、且つデータを一時的に記憶するメモリと、メモリに記憶されたプログラムに従ってメモリに記憶されたデータを処理する中央処理装置(CPU)とを有する。あるいは、データ処理装置は、CPUとは別に、主に画像データを処理するGPUを更に有してもよい。
この場合、データ処理装置は、画面分割手段150、文字・画像情報集計手段115、画像要素生成手段125、又は重ね合わせ表示手段135として動作してもよい。画面分割手段150、文字・画像情報集計手段115、画像要素生成手段125、もしくは重ね合わせ表示手段135の、一部又は全部は、CPUもしくはGPU上のソフトウェアとして実現されてもよい。
本実施形態の画面覗き見防止装置105のその他の構成は、第1の実施形態の画面覗き見防止装置100の構成と同様である。
次に、本実施形態の画面覗き見防止装置105の動作について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態の画面覗き見防止装置105の動作を示すフローチャートである。なお、図8に示すフローチャート及び以下の説明は一例であり、適宜求める処理に応じて、処理順等を入れ替えたり、処理を戻したり、又は処理を繰り返したりしてもよい。
画面覗き見防止装置105は、以下のように動作する。
画面分割手段150は、画面上の文字や画像に関して、色、サイズ、形状、位置情報等を解析する(ステップS1)。
画面分割手段150は、最新の解析結果が直前の解析結果から変化したか否かを判定する(ステップS2)。
最新の解析結果が直前の解析結果から変化していない場合には(ステップS2:No)、画面分割手段150は、ステップS1の処理へ戻る。
最新の解析結果が直前の解析結果から変化した場合には(ステップS2:Yes)、画面分割手段150は、文字のサイズ、文字の表示色が互いに近い部分ごとに画面をいくつかの部分に分割する(ステップS3)。
文字・画像情報集計手段115は、画面分割手段150により分割された部分毎に、文字又は画像の構成要素の、大きさ及び表示色の平均値を算出する(ステップS4)。
画像要素生成手段125は、文字・画像情報集計手段115により算出された平均値に基づいて、構成要素の大きさ及び表示色を変化させた、各部分用の画像要素を生成する(ステップS5)。
重ね合わせ表示手段135は、各部分用の画像要素を縦又は横方向に繰り返した保護用画像を、分割した各部分の画像に重ね合わせて表示する(ステップS6)。
なお、画面覗き見防止装置105は、上記の処理の全体を繰り返し実行してもよい。
本実施形態の画面覗き見防止装置105のその他の動作は、第1の実施形態の画面覗き見防止装置100の動作と同様である。
次に、本実施形態の画面覗き見防止装置105の処理の具体例について説明する。
図9は、本実施形態の画面覗き見防止装置105の処理の具体例を説明するための図である。図9(a)、(b)の各画面は、部分310、部分320、部分330を含む。部分310には、各文字の幅及び高さが平均12単位長で、表示色が黒色の文字で「XXX新聞」と表示されている(図9(a))。部分320には、各文字の幅及び高さが平均6単位長で、表示色が黒色の文字で「記事1:梅雨が明けました」と表示されている。部分330には、各文字の幅及び高さが平均6単位長で、表示色が青色の文字で「記事2:今日は晴れです」と表示されている。なお、各文字の構成要素である辺又は領域の辺の、辺の長さの平均は、幅方向及び高さ方向共に文字のサイズの6分の1であるものとする。また、各文字の構成要素である辺又は領域の辺の、辺の太さの平均は、幅方向及び高さ方向共に0.5単位長であるものとする。
この場合、画面覗き見防止装置105は、以下のように動作する。
画面分割手段150は、画面の部分310、部分320、部分330のそれぞれにおいて、表示される文字の構成要素の、大きさ及び表示色が互いに類似するので、画面を部分310、部分320、部分330に分割する。
文字・画像情報集計手段115は、画面分割手段150により分割された画面の各部分について、保護対象の文字や画像の、構成要素である辺や領域の、大きさ、表示色等の情報を集計する。すなわち、文字・画像情報集計手段115は、画面の部分310について、表示される保護対象の文字が、構成要素である辺の長さが平均2単位長であり、辺の太さが平均0.5単位長であり、表示色が黒色であることを集計する。文字・画像情報集計手段115は、画面の部分320について、表示される保護対象の文字が、構成要素である辺の長さが平均1単位長であり、辺の太さが平均0.5単位長であり、表示色が黒色であることを集計する。文字・画像情報集計手段115は、画面の部分330について、表示される保護対象の文字が、構成要素である辺の長さが平均1単位長であり、辺の太さが平均0.5単位長であり、表示色が青色であることを集計する。
画像要素生成手段125は、文字・画像情報集計手段115による集計結果に基づいて、保護対象の文字や画像の眼視による認識を困難にさせる保護用画像の画像要素を生成する。画像要素生成手段125は、保護用画像の画像要素として、例えば、保護対象の文字の辺の長さ、辺の太さのそれぞれの平均値に等しい、線の間隔、線の太さを有し、保護対象の文字の表示色と同じ表示色の線を有する格子模様を生成する。すなわち、画像要素生成手段125は、画面の部分310について、2単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さを有し、黒色の表示色の線を有する格子模様を生成する。画像要素生成手段125は、画面の部分320について、1単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さを有し、黒色の表示色の線を有する格子模様を生成する。画像要素生成手段125は、画面の部分330について、1単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さを有し、青色の表示色の線を有する格子模様を生成する。
重ね合わせ表示手段135は、画像要素生成手段125により生成された保護用画像の画像要素を縦又は横方向に繰り返した保護用画像を、保護対象の文字や画像に重ね合わせて画面に表示する(図9(b))。すなわち、重ね合わせ表示手段135は、画面の部分310について、2単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さの、黒色の表示色の線を有する格子模様を、縦及び横方向に繰り返した保護用画像を、保護対象の文字や画像に重ね合わせて画面に表示する。重ね合わせ表示手段135は、画面の部分320について、1単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さの、黒色の表示色の線を有する格子模様を、縦及び横方向に繰り返した保護用画像を、保護対象の文字や画像に重ね合わせて画面に表示する。重ね合わせ表示手段135は、画面の部分330について、1単位長の線の間隔、0.5単位長の線の太さの、青色の表示色の線を有する格子模様を、縦及び横方向に繰り返した保護用画像を、保護対象の文字や画像に重ね合わせて画面に表示する。
なお、保護用画像の表示色が保護対象の文字又は画像の表示色と完全に同じである場合には、利用者にとっても保護対象の文字又は画像の視認が困難である。そこで、重ね合わせ表示手段135は、保護対象の文字又は画像に対する保護用画像の透明度を調節した上で、両者を重ね合わせて画面に表示してもよい。
以上説明したように、本実施形態の画面覗き見防止装置105は、画像要素を縦又は横方向に繰り返すことにより保護用画像を生成する。つまり、画面覗き見防止装置105は、保護対象の画像と同じ大きさの保護用画像を保持する必要がない。従って、本実施形態の画面覗き見防止装置105には、画面の覗き見を防止するための模様の保持に必要なメモリ使用量を低減することができるという効果がある。
また、本実施形態の画面覗き見防止装置105は、保護対象の文字や画像の表示色の平均値である表示色の線を有する格子模様の保護用画像を生成する。つまり、保護用画像の線の表示色が保護対象の文字や画像の表示色に類似するので、保護対象の文字や画像の視認は困難である。従って、本実施形態の画面覗き見防止装置105には、画面が分割された各部分が異なる表示色を有する場合にも、覗き見を防止する効果が高いという効果がある。
なお、本実施形態の画面覗き見防止装置100は、画面の各部分毎に、保護対象の、文字又は画像の、大きさ又は表示色に応じて、保護用画像の画像要素の大きさ、表示色等を変化させる。そのため、本実施形態の画面覗き見防止装置100では、一律な保護用画像を使用する場合に比べて、覗き見防止の効果を高めることが可能である。
また、本実施形態の画面覗き見防止装置105はソフトウェアにより実現されるため、特別なハードウェアにより実現される画面覗き見防止装置と比較して、コストが削減される。
なお、本発明の画面覗き見防止装置は、画面に表示される文字又は画像に対する保護の重要度に応じて、保護用画像の重ね合わせの有無を制御してもよい。本発明の画面覗き見防止装置は、例えば、予め登録された個人情報(氏名、電話番号、クレジット番号等)が画面に表示されると、個人情報を含む部分にのみ保護用画像を重ね合わせて表示する。
また、本発明の画面覗き見防止装置は、周囲の状況に応じて、覗き見防止のための動作を制御してもよい。本発明の画面覗き見防止装置は、例えば、携帯端末のインカメラにより、一定範囲内に端末使用者以外の人物が撮影された場合に、画面に表示される文字又は画像に対する保護の重要度に応じて、以下の動作を行う。文字又は画像に対する保護の重要度は、例えば、ウェブコンテンツに埋め込まれる。
動作1:保護用画像の重ね合わせによる覗き見防止を有効にする。
動作2:アラームを通知又は表示する。
動作3:即座に保護対象の文字又は画像の表示を消す。
本発明の画面覗き見防止装置は、一定範囲に端末使用者以外の人物がいなくなった場合には、上記動作を終了する。
また、本発明の画面覗き見防止装置は、利用者の操作に応じて、一部の保護対象の文字又は画像に対する覗き見防止機能を解除してもよい。本発明の画面覗き見防止装置は、例えば、保護用画像が重ね合わされて保護された文字又は画像のうち、利用者が指でなぞった部分に含まれる文字又は画像に対する覗き見防止機能を解除する。
図10は、本発明の第2の実施形態の画面覗き見防止装置に、利用者が指でなぞった部分に含まれる文字又は画像に対する覗き見防止機能を解除する機能を付加した例を説明するための図である。利用者が部分320を指でなぞることにより、部分320に対する覗き見防止機能が解除される。
さらに、本発明の画面覗き見防止装置は、例えば、利用者が保護対象の文字又は画像にアクセスした際に、携帯端末のインカメラにより撮影された携帯端末の周囲の状況を記録してサーバーにアップロードしてもよい。この場合には、保護対象の文字又は画像にアクセスされた際の携帯端末の周囲の状況が、事後に検証可能である。
なお、上述した各実施形態の画面覗き見防止装置は、画面覗き見防止方法として実現され得る。また、上述した各実施形態の画面覗き見防止装置は、画面覗き見防止プログラムによりコンピュータによって実行させるようにしても良い。
また、上述した各実施形態の画面覗き見防止装置は、専用の装置によって実現してもよいが、コンピュータ(情報処理装置)によっても実現可能である。この場合、係るコンピュータは、メモリ(不図示)に格納されたソフトウェア・プログラムをCPU(不図示)に読み出し、読み出したソフトウェア・プログラムをCPUにおいて実行することにより、実行結果を、例えば、ユーザ・インタフェースに出力する。上述した各実施形態の場合、係るソフトウェア・プログラムには、上述したところの、図1に示した画面覗き見防止装置100の各手段、又は図7に示した画面覗き見防止装置105の各手段の機能を実現可能な記述がなされていればよい。但し、画面覗き見防止装置100及び画面覗き見防止装置105の各手段は、適宜ハードウェアを含むことも想定される。そして、このような場合、係るソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム)は、本発明を構成すると捉えることができる。更に、係るソフトウェア・プログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体も、本発明を構成すると捉えることができる。
以上、本発明を、上述した各実施形態およびその変形例によって例示的に説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態およびその変形例に記載した範囲には限定されない。当業者には、係る実施形態に対して多様な変更又は改良を加えることが可能であることは明らかである。そのような場合、係る変更又は改良を加えた新たな実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得る。そしてこのことは、特許請求の範囲に記載した事項から明らかである。
本発明は、スマートフォン、タブレット、テレビ、プロジェクターなどの画面表示機能を有する家電製品において、表示される情報を閲覧する者を利用者に制限する用途に利用できる。
100 画面覗き見防止装置
110 文字・画像情報集計手段
120 画像要素生成手段
130 重ね合わせ表示手段
140 表示装置
210、220、230 部分
240、250 画像要素
105 画面覗き見防止装置
115 文字・画像情報集計手段
125 画像要素生成手段
135 重ね合わせ表示手段
150 画面分割手段
310、320、330 部分

Claims (10)

  1. 画面が分割された第1の部分に含まれる、文字又は画像の、辺又は領域である、第1の構成要素の、第1の幅、第1の高さ、及び第1の面積の少なくとも一つを集計する文字・画像情報集計手段と、
    前記第1の幅との差の大きさが第1の閾値以下である第2の幅、前記第1の高さとの差の大きさが第2の閾値以下である第2の高さ、及び前記第1の面積との差の大きさが第3の閾値以下である第2の面積の少なくとも一つを有する、第2の構成要素を含む第1の画像要素を生成する画像要素生成手段と、
    前記画像要素を繰り返した模様を、前記文字又は前記画像に重ね合わせて表示する重ね合わせ表示手段と
    を備えたことを特徴とする画面覗き見防止装置。
  2. 前記文字・画像情報集計手段は、前記第1の部分に含まれる画素の第1の表示色を更に集計し、
    前記画像要素生成手段は、前記第1の画像要素であって、且つ色空間における前記第1の表示色の第1の重心との距離が第4の閾値以下である、前記色空間における第2の表示色の第2の重心、を有する第2の画像要素を生成する
    請求項1に記載の画面覗き見防止装置。
  3. 前記画面の第2の部分に含まれる、文字もしくは画像の、辺もしくは領域である、第3の構成要素の、第3の幅、第3の高さ、又は第3の面積と、前記第2の部分に含まれる、文字もしくは画像の、辺もしくは領域である、第4の構成要素の第4の幅、第4の高さ、又は第4の面積とについて、前記第3の幅と前記第4の幅との差の大きさが第5の閾値以下であるか、前記第3の高さと前記第4の高さとの差の大きさが第6の閾値以下であるか、又は前記第3の面積と前記第4の面積との差の大きさが第7の閾値以下であるように、前記画面を前記第2の部分に分割する画面分割手段を更に備える請求項1又は2に記載の画面覗き見防止装置。
  4. 前記画面分割手段は、前記第2の部分に含まれる第3の部分の画素の第3の表示色の色空間における第3の重心と、前記第2の部分に含まれる第4の部分の画素の第4の表示色の色空間における第4の重心との距離が第8の閾値以下であるように、前記第2の部分を前記第3の部分に更に分割する請求項3に記載の画面覗き見防止装置。
  5. 前記第1の構成要素は少なくとも1つの辺を含み、前記第2の構成要素は少なくとも1つの辺を含み、前記第2の構成要素に含まれる辺の方向の平均と前記第1の構成要素に含まれる辺の方向の平均との差の大きさが第9の閾値以下である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画面覗き見防止装置。
  6. 前記模様における前記第1の画像要素の前記繰り返しの方向の平均と、前記第1の構成要素に含まれる辺の方向の平均との差の大きさが第10の閾値以下である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画面覗き見防止装置。
  7. 前記重ね合わせ表示手段は、利用者による設定、利用者による操作、覗き見防止対対象の文字又は画像の重要度、又は利用環境に基づいて、前記模様を前記文字又は前記画像の上に重ね合わせる際の、前記重ね合わせの有無、前記文字もしくは前記画像に対する前記模様の透明度、又は前記文字もしくは前記画像に対する前記模様の角度を変化させる請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画面覗き見防止装置。
  8. 利用者以外の人の存在を認識する認識手段を更に備え、前記利用者以外の人の存在の有無に基づいて、前記重ね合わせの有無、前記透明度、又は前記角度を変化させる請求項7に記載の画面覗き見防止装置。
  9. 画面が分割された第1の部分に含まれる、文字又は画像の、辺又は領域である、第1の構成要素の、第1の幅、第1の高さ、及び第1の面積の少なくとも一つを集計し、
    前記第1の幅との差の大きさが第1の閾値以下である第2の幅、前記第1の高さとの差の大きさが第2の閾値以下である第2の高さ、及び前記第1の面積との差の大きさが第3の閾値以下である第2の面積の少なくとも一つを有する、第2の構成要素を含む第1の画像要素を生成し、
    前記画像要素を繰り返した模様を、前記文字又は前記画像に重ね合わせて表示する
    ことを特徴とする画面覗き見防止方法。
  10. 画面覗き見防止装置が備えるコンピュータにおいて、
    画面が分割された第1の部分に含まれる、文字又は画像の、辺又は領域である、第1の構成要素の、第1の幅、第1の高さ、及び第1の面積の少なくとも一つを集計する文字・画像情報集計処理と、
    前記第1の幅との差の大きさが第1の閾値以下である第2の幅、前記第1の高さとの差の大きさが第2の閾値以下である第2の高さ、及び前記第1の面積との差の大きさが第3の閾値以下である第2の面積の少なくとも一つを有する、第2の構成要素を含む第1の画像要素を生成する画像要素生成処理と、
    前記画像要素を繰り返した模様を、前記文字又は前記画像に重ね合わせて表示する重ね合わせ表示処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画面覗き見防止プログラム。
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