JP2016052742A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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大輔 小林
雅 林
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【課題】記録ヘッドに設けられた温度検出素子の異常を検出し、かつその誤検知を抑制できるインクジェット記録装置を提供すること。【解決手段】記録ヘッドの温度を検出する温度検出手段と、前記記録ヘッドを加熱するための加熱手段と、前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて前記温度検出手段の状態を判断する判断手段とを有し、前記判断手段は、前記加熱手段により前記記録ヘッドを第一の所定時間加熱した後に、前記温度検出手段によって検出された温度が第一の所定温度以下である場合に、前記温度検出手段が異常な状態であると判断する。【選択図】図5

Description

本発明は、記録ヘッドの温度検出素子を有するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録方式の一つとして、ヒータなどの発熱素子から発生する熱エネルギーを利用して記録ヘッドからインクを吐出させる、サーマル方式のインクジェット記録方式がある。インクの粘度や表面張力といった物性値は温度によって変化するため、サーマル方式においては、インク温度は重要なパラメータである。そのような中で、サーマル方式においては、吐出に好適なインク粘度にすること等を目的として、インクを加熱制御することがある。その方法の一つとして、記録ヘッドに搭載されている温度検出素子で温度を検出しながら、その検出値が加熱目標温度を示すまで記録ヘッドを加熱することでインクを加熱するという方法がある。
しかし、前記温度検出素子に異常が生じ、記録ヘッドを加熱により実際の記録ヘッド温度は上昇しているにも関わらず温度検出素子の検出値が変化しないような場合においては、加熱が継続され続けるために記録ヘッドが異常昇温し、記録ヘッドにダメージを与える虞がある。そのため、温度検出素子に異常が生じた場合は、その異常を検出する必要がある。
温度検出素子の異常を検出するための構成として、特許文献1には、所定時間記録ヘッドを駆動し、その駆動前と駆動後の記録ヘッド温度を温度検出素子で検出し、その差分が所定値以内であると、温度検出素子が異常状態であると判断することが記載されている。
特開2003−291466号公報
しかしながら、温度検出素子の検出温度は、温度検出素子自身の特性のバラツキや、温度検出素子の検出値を処理する回路構成の特性バラツキ、外部からのノイズが乗る等によって、実際の記録ヘッド温度が同じであっても、検出値にバラつきが生じることがある。さらに、所定時間駆動する前の記録ヘッド温度も、記録ヘッドの温度履歴によっても変化することがある。
上記特許文献1のように、駆動前後の温度差で判定する場合は、基準となる駆動前の温度が、前記の検出値のバラつきや記録ヘッドの温度履歴によって変化してしまう。そのため、温度検出素子の状態を誤検知する可能性がある。
本発明の目的は、温度検出素子の異常を検出し、かつその誤検知を抑制できるインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッドの温度を検出する温度検出手段と、前記記録ヘッドを加熱するための加熱手段と、前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて前記温度検出手段の状態を判断する判断手段とを有し、前記判断手段は、前記加熱手段により前記記録ヘッドを第一の所定時間加熱した後に、前記温度検出手段によって検出された温度が第一の所定温度以下である場合に、前記温度検出手段が異常な状態であると判断することを特徴とする。
本発明のインクジェット記録装置によれば、温度検出手段の検出温度のバラつきや記録ヘッドの温度履歴によって生じる誤検知を抑制しながら、温度検出手段の異常状態を判定できる。
本発明を適用可能な記録装置の装置構成図である。 本発明を適用可能な記録ヘッドの構成を示す構成概略図である。 本発明を適用可能な記録装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明を適用可能なヘッド温度制御回路内の処理の流れを示すブロック図である。 本発明の第一の実施形態におけるヘッド温度検出素子の異常判定を行う動作を示すフローチャートである。 本発明の第四の実施形態におけるヘッド温度検出素子の異常判定を行う動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態のインクジェット記録装置(以下記録装置と記す)の概略を示す装置構成図である。図1(a)は、記録装置の上面図であり、図1(b)は、記録装置のY−Z断面を示す断面図である。
記録ヘッド101は、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクを収容するインクタンクを搭載する。記録ヘッド101は、ブラックインクの吐出口を複数配列した記録チップ102と、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの吐出口を複数配列した記録チップ103(不図示)を有している。
排出ローラ104および拍車105は、協働して記録媒体Pを抑えながら、記録媒体Pを副走査方向(図中、Y方向)に随時搬送する。搬送ローラ106とピンチローラ107は、記録媒体Pの搬送を行なうと共に、排出ローラ104および拍車105と同様に、記録媒体Pを抑える役割も果たしている。
キャリッジ108は、記録ヘッド101を支持し、記録とともに主走査方向(図中、X方向)にキャリッジベルト109に沿って記録ヘッド101を移動させる。キャリッジ108は、記録を行っていないとき、あるいは記録ヘッドの回復動作などを行うときには、ホームポジションh(図中、点線で示された位置)に待機する。プラテン110は、記録位置において記録媒体Pを安定的に支える役割を果たしている。
図2は、本実施形態の記録ヘッド101の構成を示す概略構成図である。なお、図2(a)は、記録ヘッド101を示す斜視図を、図2(b)は、記録ヘッド101をZ方向に見たときを示す下面図を、図2(c)は、記録ヘッド101のブラックインクの吐出口列202を示す拡大図である。
記録ヘッド101は、コンタクトパッド201を介して記録装置本体から記録信号を受信し、記録ヘッドの駆動に必要な電力が供給される。記録チップ102には、ブラックインクを吐出する吐出口列202が配置されている。記録チップ103には、シアンインクを吐出する吐出口列203、マゼンタインクを吐出する吐出口列204、イエローインクを吐出する吐出口列205が配置されている。記録チップ102と103それぞれに、記録ヘッドの温度検出素子に相当するダイオードセンサ206、207が配置されている。また、記録チップ102と103それぞれに、抵抗340Ωのインク加熱用のサブヒータ208、209が設けられている。このサブヒータ208、209は、32Vの電圧を印加するか否かによって、記録ヘッド基板を加熱、若しくは非加熱とする。
図2(c)は、ブラックインクを吐出する吐出口列202の拡大図である。インク液室210の両側にはインクを吐出する吐出口211が配置されている。それぞれの吐出口の直下(+Z方向側)には吐出用ヒータ212が配置されている。ヒータ212は、ともに32Vの電圧がかかると発熱して気泡を発生させ、それぞれの吐出口からインクを吐出させる。吐出口211の口数は1280個であり、吐出口の間隔が1/1200インチである。よって、本実施形態の記録ヘッドは、記録画素密度が1200dpiになるように構成されている。
ヒータ212は、インクが吐出しない程度の駆動パルスを与えられることで、インクを保温することも可能である。以下、このような保温制御を短パルス加熱制御と呼ぶ。シアンインク、マゼンタインク、イエローインク(以下、3色まとめてカラーインクと記す)を吐出する吐出口列にも吐出ヒータ213が配置されており(不図示)、それぞれの吐出ヒータで短パルス加熱制御が実施可能である。本実施形態の記録装置は、サブヒータと短パルス加熱制御により記録ヘッド温度(インク温度)を調整している。本実施形態の記録装置は、ダイオードセンサ206、207および環境温度検知手段であるサーミスタ315によって検知される温度情報を基に、調整温度に近づくように記録ヘッド基板の加熱/非加熱を切換えて、フィードバック制御する。
この記録ヘッド101を搭載したキャリッジの主走査方向への速度は、主走査方向にインク滴を600dpi間隔に記録する場合、24000(ドット/秒)÷600(ドット/インチ)=40インチ/秒となる。
図3は、本実施形態の記録装置の制御構成を示すブロック図である。本制御構成の各構成要素は、ソフト系制御手段とハード系処理手段とに大別することができる。ソフト系制御手段には、メインバスライン305に対してそれぞれアクセスする画像入力部303、それに対応する画像信号処理部304、中央制御部CPU300といった処理手段が含まれる。また、ハード系処理手段には、操作部308、回復動作制御回路309、ヘッド温度制御回路314、ヘッド駆動制御回路316、主走査方向へのキャリッジ駆動制御回路306、副走査方向への搬送制御回路307といった処理手段が含まれる。
CPU300は、通常ROM301とRAM302とを有し、入力情報に対して適正な記録条件を与えて、記録ヘッド101内のインク吐出用ヒータ212および213を駆動して記録を行なう。また、ROM301内には、予め記録ヘッドの回復タイミングチャートを実行するプログラムが格納されており、必要に応じて予備吐出条件等の回復条件を回復動作制御回路309、記録ヘッド101に与える。回復モータ310は、記録ヘッド101と、これに対向離間するワイピングブレード311、キャップ312、吸引ポンプ313を駆動する。
ヘッド温度制御回路314は、記録ヘッドの周辺の温度である環境温度を検知するサーミスタ315や記録ヘッド温度を検知するダイオードセンサ206、207の出力値に基づいて、記録ヘッド101上のサブヒータ208、209の駆動条件を決定する。そして、駆動制御回路316は、決定された駆動条件に基づきヘッドサブヒータ208、209の駆動を行う。ヘッド駆動制御回路316はまた、記録ヘッド101上の吐出用ヒータ212、213の駆動も行う。このヒータ212、213の駆動により、予備吐出やインク吐出、および温調制御のためのインク温度調整を記録ヘッド101に行なわせる。
温調制御を実行するためのプログラムは、例えばROM301内に格納されており、記録ヘッド温度の検知およびサブヒータ208、209の駆動等をヘッド温度制御回路314およびヘッド駆動制御回路316等を介して実行させる。なお、ヘッド駆動制御回路316は、プレパルスとメインパルスとからなる駆動信号によってインク吐出用ヒータ212、213を駆動することで、PWM制御を行なうことも出来る。
次に、本実施形態の記録ヘッド温度取得制御について説明する。
図4は、ヘッド温度制御回路314内の処理およびROM301/RAM302を通してソフト上で行なわれる処理の流れを示すブロック図である。記録ヘッド101に設けられたダイオードセンサ206、207から記録ヘッド温度に基づく電圧がヘッド温度制御回路314に入力されると、増幅器401において電圧値を増幅する。そして、増幅された電圧値をADコンバータ402によりデジタル化を行なう。デジタル化されたダイオードセンサ電圧値ADdiは、ROM301内に記憶されているADdi−温度変換式403によりダイオード温度Tdiに変換される。
一方、サーミスタ315から記録装置の環境温度に基づく電圧がヘッド温度制御回路314に入力されると、ADコンバータ405によりデジタル化を行なう。デジタル化されたサーミスタ電圧値ADtmは、ROM301内のADtm−温度変換テーブル406によりサーミスタ温度Ttmに変換される。
以上のようにして得られたダイオード温度Tdiとサーミスタ温度Ttmはヘッド温度検出部404に入力される。
ヘッド温度検出部404は、記録ヘッド装着時において、サーミスタ温度Ttmを用いてダイオード温度Tdiのオフセット値Tadj=Ttm−Tdiを設定する。その後ヘッド温度検出部404は、記録ヘッド温度ThとしてTh=Tdi+Tadjを取得する。Tadjは、ダイオードセンサの製造バラツキによる特性値であるオフセット誤差と、増幅器の製造バラツキによる誤差によって決まり、その取りうる範囲は−42℃から+42℃である。
次に、上記構成の記録装置における本発明の第一の実施形態記録について説明する。図5は、記録ヘッド101から画像の記録に寄与しないインクを適確に吐出(予備吐出)するために記録ヘッド101を加熱する場合における、ダイオードセンサ206の異常判定処理を説明するためのフローチャートである。なお、本実施形態では、以下に記載する同様の手段によって、ダイオードセンサ207の異常判定処理も実行している。
記録ヘッド101に予備吐実行命令が入ると(不図示)、ステップ500で記録ヘッド101にヘッド加熱命令が入り、ステップ501において加熱回数nを0にリセットする。次にステップ502において、ダイオードセンサ206で検出したヘッド温度を、ヘッド温度検出部404でThとして検出する。
次にステップ503において、温度Thが加熱目標温度T1以上であるかを判定し、T1以上であれば加熱を終了し、T1未満であればステップ504に進む。ステップ504では、加熱回数nが所定値A1と等しいかの判定を行い、等しければステップ505へ、等しくなければステップ507へ進む。
ステップ505では、温度Thが異常閾値温度Tth未満かの判定を行い、Tth以上であればステップ507へ、Tth未満であればダイオードセンサ206が異常状態であるとし、ステップ506でエラーが表示され、動作が終了する。ステップ507では記録ヘッド101をt1ms加熱し、ステップ508で加熱回数を+1する。その後ステップ509でt2msウェイトした後にステップ502に戻る。
次に、ステップ503、504、505、507、509の具体的な制御方法・パラメータの設定方法を記載する。ステップ503の加熱目標温度T1は、本実施形態ではインク吐出に好適な温度として50〜55℃で設定している。当然ながらその値以外でも設定可能である。
ステップ505の異常閾値温度Tthは、ダイオードセンサ206が異常な状態であるときのヘッド温度検出部404の出力温度から求められる。本実施形態では、ダイオードセンサ206が異常な状態とは、ダイオードが何らかの原因によりオープン故障(抵抗が実質無限大)し、ダイオードセンサ206の出力電圧値が通常動作時よりも異常に大きくなる場合を想定している。本実施形態では、ダイオードセンサ206の出力電圧値が異常に大きい場合に計算されるダイオード温度TDiは、−20℃で一定となる構成を有している。この場合、ヘッド温度検出部404の出力温度ThはTh=−20℃+Tadjである。異常閾値温度Tthは、Tadjの最大値+42℃を代入したTh=22℃より大きい値に設定し、Tth=25℃としている。Tth>(ダイオードセンサ206が異常時のTDi)+(Tadjの最大値)を満たすことで、ダイオードセンサ206の製造バラツキと、増幅器401の製造バラツキによらず、ダイオードセンサ206が異常状態であることを判別可能になる。
ステップ504の所定値A1は以下の2条件を満たすように設定する。第一の条件は、所定値A1の回数分記録ヘッド101を加熱し続けても、記録ヘッド101にダメージを与える虞がある温度まで至らないことである。これにより、ダイオードセンサ206が異常状態となり、正確にヘッド温度を検出できずに記録ヘッドを加熱し続けた場合でも、記録ヘッド101がダメージを与える虞が発生する前にステップ506でエラー状態にし、記録ヘッド101の駆動を止めることができる。
第二の条件は、記録装置の使用環境が低温環境であっても、所定値A1の回数分記録ヘッド101を加熱した時の到達温度が、異常閾値温度Tthにヘッド温度検出器404のヘッド温度取得誤差の最大値を足した値より大きいことである。これにより、低温環境で記録ヘッド101の加熱時の昇温量が小さい場合でも、その到達温度が異常閾値温度Tth以上となるため、記録装置の使用環境に関係なくステップ505でダイオードセンサ206が異常状態であることを判別可能になる。
さらに上記到達温度を、異常閾値温度Tthにヘッド温度検出器404のヘッド温度取得誤差の最大値を足した値以上にすることで、ヘッド温度検出器404のヘッド温度取得誤差に関係なくダイオードセンサ206が異常状態であることを判別可能になる。本実施形態では、上記低温環境として、動作保障環境の下限である5℃を想定している。また本実施形態におけるヘッド温度検出器404のヘッド温度取得誤差とは、ダイオードセンサ206の製造バラツキによる温度特性誤差、増幅器401の基準抵抗誤差、ADコンバータ405のAD変換誤差、サーミスタ315の温度取得誤差の合計値を指す。本実施形態では、上記2条件を満たす所定値A1としてA1=100を設定しているが、上記2条件を満たせばA1の値は限定されない。
ステップ507の記録ヘッド101の加熱は、本実施形態では短パルス加熱制御によって行い、加熱時間t1は15〜60msである。記録ヘッド101の加熱は、サブヒータ等を用いてもよく、加熱時間t1も上記の値に限定されない。
ステップ509のウェイト時間t2は、記録ヘッド101を加熱したことでダイオードセンサ206に発生するノイズが緩和する時間を想定しており、本実施形態では15〜20msを設定している。
第一の実施形態では予備吐出するために記録ヘッド101を加熱する場合における、ダイオードセンサ206の異常判定処理を示したが、吐出口内の気泡を膨張させて除去する(加熱回復)ために、記録ヘッドを加熱する場合でも実施可能である。図5のフローチャートにおける第一の実施形態との差分は、ステップ503の加熱目標温度T1が90℃である、の1点である。その他の動作は第一の実施形態と等しいため、説明は省略する。
第一の実施形態では予備吐出するために記録ヘッド101を加熱する場合における、ダイオードセンサ206の異常判定処理を示したが、印字スキャン間で記録ヘッド101を加熱する(スキャン間加熱)場合でも実施可能である。図5のフローチャートにおける第一の実施形態との差分はないため、説明は省略する。
次に本発明の第四の実施形態について説明する。図6は、印字スキャン前に記録ヘッド101を予熱するために、給紙動作と並行して記録ヘッド101を加熱し、一定温度に保ち続ける場合における、ダイオードセンサ206の異常判定処理を説明するためのフローチャートである。なお、本実施形態では、以下に記載する同様の手段によって、ダイオードセンサ207の異常判定処理も実行している。また、図6のステップ600、601、602、605、606、608、609、610は、それぞれ図5のステップ500、501、502、505、506、507、508、509と動作が等しいため、説明は省略する。
ステップ603では、ステップ602で検出された温度Thが加熱目標温度T1以上であり、かつ給紙動作が終了している場合に加熱を終了する。温度Thが加熱目標温度T1未満、または給紙動作が終了していない場合は、ステップ604に進む。ステップ604では、加熱回数nを所定値A1で割った余りが0の場合の時のみステップ605に進み、それ以外の場合はステップ607に進む。これにより、例えば加熱回数n=A1のときはダイオードセンサ206が正常であったが、その後、給紙終了までにダイオードセンサ206が異常状態になった場合でも、加熱回数n=2×A1の時に、その異常状態を検出できるようになる。ステップ607では、温度Thが加熱目標温度T1以上であるかの判定を行い、T1未満であればステップ608で記録ヘッド101をt1ms加熱してからステップ609に進み、T1以上であれば加熱をせずにステップ609に進む。
ステップ603、604、605、608、610のパラメータの設定方法は、それぞれ図5のステップ503、504、505、507、509と等しいため、説明は省略する。
第四の実施形態では、給紙中に記録ヘッド101を加熱継続する場合における、ダイオードセンサ206の異常判定処理を示したが、インクによる記録チップの濡れを防止するために、記録ヘッド101を加熱継続しながらワイピングする場合でも実施可能である。第四の実施形態の差分は、図6のステップ603の給紙動作終了か否かの判定条件がワイピング動作終了か否かである、の1点である。その他の動作は第四の実施形態と等しいため、説明は省略する。
第一〜第五の実施形態では、ダイオードセンサ206および207の異常判定処理を示したが、吐出ヒータ212および213の故障状態を判定する場合でも実施可能である。すなわち、ダイオードセンサ206および207が正常状態でも吐出ヒータ212、213が故障していれば記録ヘッド101を加熱してもThが上昇しないことを利用して、Th<Tthの時は吐出ヒータ212もしくは213が故障していると判定してもよい。
101 記録ヘッド、206,207 ダイオードセンサ、212 吐出用ヒータ

Claims (3)

  1. 複数の吐出ヒータを有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドの温度を検出する温度検出手段と、
    前記記録ヘッドを加熱するための加熱手段と、
    前記温度検出手段によって検出された温度に基づいて前記温度検出手段の状態を判断する判断手段と、
    を有するインクジェット記録装置において、
    前記判断手段は、
    前記加熱手段が前記複数の吐出ヒータに吐出しない程度の駆動パルスを印加することにより前記記録ヘッドを第一の所定時間加熱した後に、
    前記温度検出手段によって検出された温度が第一の所定温度以下である場合に、
    前記温度検出手段が異常な状態であると判断することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第一の所定時間は、前記加熱手段により前記記録ヘッドを前記第一の所定時間にわたって加熱継続した場合に、前記記録ヘッドにダメージを与える虞のある温度に達しない時間であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記温度検出手段の検出温度を補正する構成を有し、前記第一の所定温度は、前記温度検出手段が異常な状態に出力される温度に、前記温度検出手段の補正量の最大値を足した値以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置。
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