JP2016052640A - フィルタ固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で、操作性、汎用性の高いフィルタ固定装置を提供する。
【解決手段】2個のエアフィルタ12が連接された連結ユニット13を当たり面11の前に設置する。フィルタ枠12Fの地板に沿ってフィルタ固定装置14を設置する。エアフィルタ12の各々に対応してフィルタ固定部14A、14Bを設ける。フィルタ固定部14A、14Bを、フィルタ装置10に固定されるベース部材17と、ベース部材17内に配置されるスライド部材18で構成する。スライド部材18をベース部材17に対し軸方向に進退自在とする。ベース部材17に設けられるピン19にスライド部材18に設けられるガイドスロット21を係合させる。スライド部材18を軸方向に沿ってベース部材17内に押し込み、ピン19とガイドスロット21の係合を利用して、スライド部材18をエアフィルタ12に向けて押し出し、連結ユニット13を当たり面11に密接させ固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアフィルタが着脱されるフィルタ装置に設けられるフィルタ固定装置に関する。
空調やクリーンルームなどの給排気システムで使用されるフィルタ装置では、矩形のフィルタ枠内に濾材パックを配置したエアフィルタが広く使用される。エアフィルタは、フィルタ装置の流路側方に設けられたフィルタ交換口から挿入され、フィルタが設置される開口を取り囲む当たり面にフィルタ枠が押し当てられ気密的に固定される。エアフィルタの固定には、例えば水平方向のフィルタ枠に沿って配置される回転式のカム機構が利用される。回転式カム機構は、例えば長尺の鋼板を長手方向に沿ってU字状に折り曲げカム部材とし、フィルタ枠の水平な枠部材(天板や地板)に沿ってカム部材を配置したものである。カム部材は長手方向軸に対し回動可能とされ、回転されるとカム部材の外側面がフィルタ枠に押し当てられ、フィルタ枠を当たり面に密着させる(特許文献1)。
また、エアフィルタの固定に、スライド式の機構を用いるものもある。同機構は、長手方向に沿って所定間隔で複数のピン部材が配列されたベース材と、同ピン部材の各々に係合し、長手方向に対し斜めに配向されたガイドスロットが設けられたフィルタ押付け材と、フィルタ押付け材を軸方向へ移動させるネジ機構とを備える。固定されたベース材に対し、ネジを回転してフィルタ押付け材を長手方向にスライドさせると、ピン部材とガイドスロットの係合によりフィルタ押付け材が長手方向に直交する方向に押し出され、フィルタ枠を押圧し、フィルタ枠を当たり面に密着させる(特許文献2)。
特開2006−035084号公報 実公平03−012333号公報
特許文献1の構成は、比較的構造が簡単であるが、カム部材の形状により締め代が決まってしまうため、使用できるエアフィルタの厚さやパッキンの厚さが限定されてしまう。またエアフィルタは、横方向に幾つかを連結して連結ユニットを単位に使用されることがあるが、特許文献1の構成では、連結ユニットの長さに合わせて個別にカム部材を製造する必要があるため汎用性において問題がある。
一方、特許文献2の構成では、フィルタ押付け材のシフト量が広い範囲で調整可能となるが、ネジ機構を用いるため構造が複雑になりコスト高となる。また、エアフィルタを着脱するには、ネジを回転させる必要があるため作業効率が悪いと言う問題がある。更に、同構成では天板や地板の側辺全体をフィルタ押付け材で押圧しているため、フレーム枠の四隅以外など、強度が弱い部分に歪みが発生したり不要な負荷が掛かったりする恐れがある。
本発明は、構造が簡単で、操作性、汎用性の高いフィルタ固定装置を提供することを課題としている。
本発明のフィルタ固定装置は、エアフィルタを当たり面に押圧し固定するフィルタ固定装置であって、エアフィルタのフレーム枠に沿って固定されるベース部材と、ベース部材の内側に配置され、ベース部材の軸方向に沿って摺動自在とされるスライド部材と、ベース部材に設けられるピン部材と、スライド部材に設けられ、ピン部材に係合するガイドスロットと、スライド部材のエアフィルタに対向する面に設けられるフィルタ当接部とを備え、スライド部材は軸方向にベース部材内へと押し込まれると、フィルタ当接部がベース部材からエアフィルタのフィルタ枠を押圧するように機能することを特徴としている。
ガイドスロットが、軸方向に対して所定の角度で傾きを有し、この角度は、スライド部材が軸方向にベース部材内へと押し込まれると、スライド部材がエアフィルタに向けて押し出される角度に設定される。ベース部材はコの字断面形状を有し、スライド部材は、コの字断面の開口を通してエアフィルタに向けて押し出される。
フィルタ当接部は弾性部材から構成されてもよい。更に、ガイドスロットは、軸方向に平行に設けられてもよく、その場合ベース部材はエアフィルタに対向する面を備え、この面には、例えば弾性部材からなるフィルタ当接部が突出可能な開口が設けられる。
本発明によれば、構造が簡単で、操作性、汎用性の高いフィルタ固定装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態であるフィルタ固定装置のフィルタ装置内における配置を示す斜視図(一部透過図)である。 第1実施形態のフィルタ固定部の分解斜視図である。 第1実施形態のフィルタ固定部の断面図である。 第1実施形態のフィルタ固定装置が解放位置にあるときの平面図である。 第1実施形態のフィルタ固定装置が固定位置にあるときの平面図である。 第2実施形態のフィルタ固定装置が固定位置、解放位置にあるときの右拡大図である。 第2実施形態のガイドスロットの拡大図である。 第2実施形態のガイドスロットの変形例の拡大図である。 第3実施形態のフィルタ固定装置が固定位置、解放位置にあるときの右端拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態であるフィルタ固定装置のフィルタ装置内における配置を示す斜視図である。
フィルタ装置10の流路は上流側と下流側が当たり面(壁面)11により隔てられ、当たり面11の中央には、図示しない長方形の開口部が設けられる。開口部は、単数または複数のエアフィルタ12によって覆われ、流路を通るエアは、エアフィルタ12を通してのみ流通可能とされる。本実施形態では、横方向に2つのエアフィルタ12、12を連結し一体的な連結ユニット13とし、エアフィルタ12、12のフィルタ装置10への装着、取り外しは連結ユニット13を単位に行われる。
連結ユニット13は、流路の側方に設けられたフィルタ交換口(図示せず)からフィルタ装置10に装填される。当たり面11に設けられた開口部は、連結ユニット13よりも一回り小さい横長の長方形を呈し、装填された連結ユニット13は、開口部を塞ぐように配置され、フィルタ固定装置14を用いて当たり面11に固定される。すなわち、連結ユニット13は、フィルタ固定装置14により当たり面11に押し当てられ、これによりエアフィルタ12、12のフレーム枠12Fは、パッキン(弾性部材)15を介して長方形開口部を取り囲む当たり面11に気密的に密接される。なお、図1では、連結ユニット13を支持する支持部材や、フィルタ交換口、フィルタ交換口の扉等は省略されている。
本実施形態において、フィルタ固定装置14は、当たり面11に平行に固定され、装着されたエアフィルタ12、12のフィルタ枠12F、12Fの地板の側辺に沿うように配置される。またフィルタ固定装置14は、連結ユニット13を構成する2つのエアフィルタ12、12の各々に対応したフィルタ固定部14A、14Bを備える。フィルタ固定部14A、14Bは同一の構成であるが、フィルタ交換口側に配置されるフィルタ固定部14Aの交換口側の端部には、操作用の取手部16が設けられる。なお、フィルタ固定部14Aの他端はフィルタ固定部14Bの交換口側の端部に連結される。
次に図2、図3を参照してフィルタ固定部14A、14Bの詳細な構成について説明する。図2は、フィルタ固定部14Aの分解斜視図であり、図3はフィルタ固定部14A(14B)の横断面図である。なお、取手部16の構成を除けば、フィルタ固定部14Bの構成も図2と同様である。
フィルタ固定部14Aは、取手部16と、ベース部材17と、スライド部材18とから主に構成される。ベース部材17は、その長手方向長さが略フィルタ枠12Fの地板の長さに等しく、コの字状の横断面形状を呈する。ベース部材17は、コの字断面の開口を当たり面11に向けて配置され、その頂面には、ピン19を嵌着するためのピン取付孔20が設けられる。ピン19はベース部材17の長手方向に複数配列され、本実施形態では2本のピン19、19が用いられ、2つのピン取付孔20、20に嵌着される。
スライド部材18は、ベース部材17と略同じ長さの部材であり、ベース部材17のコの字断面の開口から入れ子状にベース部材17の内側に嵌入される。また、スライド部材18にはベース部材17のピン19、19と係合してスライド部材18の軸方向の運動を横方向の運動に変換するガイドスロット21、21が設けられる。ガイドスロット21、21は、平行に形成されたスロットであり、フィルタ固定部14Aの長手方向に対して所定の角度の傾きを有する。すなわち、取手部16を掴んでスライド部材18がベース部材17に対して軸方向に押し込むと、スライド部材18はピン19、19とガイドスロット21、21の係合により、当たり面11に向けて横方向にも移動され、コの字断面の開口から押し出される。また、取手部16を掴んでベース部材17からスライド部材18を軸方向に引き出すと、スライド部材18は、ベース部材17内へと引っ込められる。
本実施形態では、スライド部材18もコの字断面形状を有する部材で構成され、スライド部材18の開口は、ベース部材17に向けて配置される。そして、スライド部材18の両端近傍において、コの字断面底部の外側には、フィルタ当接部22、22がそれぞれ取り付けられる。フィルタ当接部22は、フィルタ枠12Fの地板両端(エアフィルタ角部)に当接して、フィルタ枠12Fを当たり面11に押し当てる部材であり、本実施形態では、L字断面形状を有する板材が用いられる。すなわち、図2、図3に示されるように、L字形に折り曲げられた平板(剛体)の一方の平面22Aは、当たり面11に対向するスライド部材18のコの字断面底部外側に取り付けられ、他方の平面22Bはスライド部材18の長手方向に平行に配置され、その先端部がフィルタ枠12Fに押し当てられる。
上記フィルタ固定装置14を用いたフィルタの固定動作を図4、図5を参照して説明する。なお、図4、図5は、フィルタ装置10の当たり面11周辺におけるエアフィルタ12、フィルタ固定装置14等の配置を示す平面図であり、説明の便宜上、連結ユニット13が単一のフィルタ12からなる場合が示される。なお、連結されるエアフィルタ12の数が複数の場合には、同図においてフィルタ12とフィルタ固定部14Aが横(図において上方)に延長される。
図4は、フィルタ装置10の側方に設けられたフィルタ交換口23の扉24が開かれ、エアフィルタ14がフィルタ装置10内の当たり面11に設けられた開口11Aの前に装置された状態が示される。エアフィルタ14の装填は、フィルタ固定部14Aの取手部16をベース部材17から軸方向に引き出し、これによりスライド部材18が横方向にベース部材17内に引っ込められた状態(解放位置)で行われる。このときフィルタ当接部22、22は、略ベース部材17の内側に隠れた状態にあり、これは特に複数のエアフィルタ12が連接される連結ユニット13をフィルタ交換口23から挿入する際に、エアフィルタ12がフィルタ当接部22に引っ掛かることを防止する。
次に、図5に示されるように、作業者が取手部16を握りスライド部材18を軸方向に沿ってベース部材17に押し込む(矢印A)と、ピン19、19とガイドスロット21、21の係合により、スライド部材18はエアフィルタ12に向けて矢印Bに沿って斜めに移動し、ベース部材17から横方向(フィルタ方向)に迫り出し、フィルタ当接部22、22が地板の両端角部に当接する。更に取手部16が矢印A方向に押し込まれると、フィルタ当接部22、22によりエアフィルタ12が当たり面11に押し付けられる。これにより、フィルタ枠12Fと当たり面11に挟まれるパッキン(弾性部材)15が圧縮され、エアフィルタ12は気密的に当たり面11に固定される。このとき、スライド部材18の位置は、エアフィルタ12からの反力によるピン19とガイドスロット21の間の摩擦力によりその位置(固定位置)に維持される。その後、作業者が扉24を閉めると、扉24は取手部16に当接し、スライド部材18が押し戻されことが更に防止される。
なお、エアフィルタ12を取り外すときには、図5の状態において、作業者は取手部16を掴んでスライド部材18をベース部材17から軸方向に沿って引き出す。このときピン19、19とガイドスロット21、21の係合により、スライド部材18は、矢印Bの逆向きに動かされてベース部材17の中へと引っ込められ、図4の状態とされる(解放位置)。これにより、エアフィルタ12は解放され、フィルタ交換口23から取り出すことができる。
以上のように、第1実施形態によれば、簡単な構造でありながらも、取手部の簡単な操作でエアフィルタを当たり面に気密的に固定することができる。また、本実施形態のフィルタ固定装置は、フィルタ当接部が設けられた2つのスライド部材の端部を直接あるいは連結部材を介して接続することで、簡単に延長できるので、使用される連結ユニットの大きさに合わせ様々なフィルタ装置に簡単に対応することができる。
本実施形態では、スライド部材にフィルタ当接部を設ける構成としているので、エアフィルタや連結ユニットの強度、構成に合わせ、その形状や配置、大きさを簡単に変更することができる。また、本実施形態では、ガイドスロットをベース部材の内側に配置されるスライド部材に設けたため、ゴミ等の塵埃がフィルタ固定部内に侵入することを防止できる。
次に図6〜図8を参照して第2実施形態のスライド式のフィルタ固定装置について説明する。図6は、第2実施形態のフィルタ固定装置25の右端部分の拡大図である。図6には、スライド部材26のフィルタ当接部27がエアフィルタ12に押し付けられた様子が実線で描かれ(固定位置)、スライド部材26のフィルタ当接部27がエアフィルタ12から離間された状態が2点鎖線で描かれる(解放位置)。第2実施形態のフィルタ固定装置25は、第1実施形態のガイドスロット21とフィルタ当接部22を、第2実施形態のガイドスロット28とフィルタ当接部27に変更したものに相当し、それ以外の構成は第1実施形態と同様であるため、図6ではベース部材17の共記載が省略され、ピン19のみが示されている。
第2実施形態のフィルタ当接部27は、例えば円弧状に成形されたバネ部材であり、スライド部材26が矢印Aに沿ってベース部材内へと押し込まれると、ピン19とスライド部材26に設けられたガイドスロット28の係合により、スライド部材26はエアフィルタ12に向けて押し出される。フィルタ当接部27が、エアフィルタ12の地板両端付近(フィルタ枠角部)に当接し、更にスライド部材26が押し出されると、フィルタ当接部27のバネ部材が撓められ、エアフィルタ12のフィルタ枠がパッキン15を介して当たり面11に押し付けられる。
図7は固定位置におけるピン19とガイドスロット28の拡大図であり、図7に示されるように、固定位置において、ピン19は、ガイドスロット28に設けられたピン係止部28Sに係合する。ピン係止部28Sは、フィルタ当接部27のバネの反力によりスライド部材26がガイドスロット28に沿って解放位置にまで戻ることを防止するもので、図7の例では、ピン係止部28Sは、ガイドスロット28の固定位置側の端部において、フィルタ当接部27側の縁に設けられた凹み部であり、固定位置においてピン19はこの凹み部に嵌合する。また、図8に、ピン係止部28Sの変形例を示す。図8の変形例では、ピン係止部は、ガイドスロット28の固定位置側の端部から、スライド部材26の軸方向に沿って延出するスロットとして形成される。
なお、フィルタ当接部27を構成するバネ部材は、例えば弓状に撓められた板バネであり、その一端はスライド部材26のコの字状断面の底面外側に固定され、他端が同底面に摺接する形で保持される。
以上のように、第2実施形態でも、第1実施形態よりも若干構成が複雑になるものの同様の効果が得られる。また、ピン係止部を設けることで、より確実にフィルタ固定装置が意図せず解放されてしまうことを防止することができる。
次に図9を参照して、第3実施形態のフィルタ固定装置について説明する。なお図9(a)は、第3実施形態のフィルタ固定装置が開放位置にあるとき右側フィルタ当接部周辺の拡大図、図9(b)は固定位置にあるときの同拡大図である。
第3実施形態のフィルタ固定装置は、第2実施形態と同様に、フィルタ当接部にバネ部材が用いられる。第2実施形態のベース部材30は、コの字断面形状を有し、そのコの字断面の開口がエアフィルタ側を向くように配置された。しかし、第3実施形態のベース部材30は、エアフィルタ側に側面を備える。すなわち、ベース部材30は、コの字断面の底面をエアフィルタ側に配置するか、矩形断面形状を有する。なお、ピン19の構成に関しては、第1、第2実施形態と同様である。
一方、第3実施形態のスライド部材31は、ガイドスロット32がスライド部材31の軸方向と平行である点以外は、第2実施形態と同様である。すなわち、スライド部材31の頂面には、軸方向に沿ってガイドスロット32が設けられ、フィルタ側の側面の外側には、弓状に成形された板バネがフィルタ当接部27として取り付けられている。スライド部材31は、ベース部材30の内側に配置される。図9(a)のように、スライド部材31が解放位置にあるとき、バネ状のフィルタ当接部27は、ベース部材30のフィルタ側の側壁により、押し縮められている。ベース部材30のフィルタ側の側壁には、開口部30Aが設けられており、スライド部材31がベース部材30内に押し込まれ、図9(b)の固定位置にまで移動されると、フィルタ当接部27が開口部30Aからベース部材30の外側に突出する。これによりフィルタ当接部27がそのバネ力により、図示しないフィルタ枠12Fを当たり面11に押し当てて固定する。
なお、このときガイドスロット32は、スライド部材31の軸方向の移動をガイドするとともに、スライド部材31の軸方向の可動範囲を規定する。また図9では、取手部16が省略して描かれていないが、スライド部材31の右端には、第1、第2実施形態と同様に取手部16が設けられる。
以上のように、第3実施形態でも、簡単な構造でありながらも、取手部の簡単な操作でエアフィルタを当たり面に気密的に固定することができる。また、本実施形態のフィルタ固定装置は、フィルタ当接部が設けられた2つのスライド部材の端部を直接あるいは連結部材を介して接続することで、簡単に延長できるので、使用される連結ユニットの大きさに合わせ様々なフィルタ装置に簡単に対応することができる。
なおフィルタ固定部同士の連結や、フィルタ当接部、取手部等の連結には、ビス止めの他、ネジ止めや、溶接等様々な方法を採用することが可能である。また、第2実施形態のピン係止部の構成を、第1実施形態のガイドスロットに組み合わせることも可能である。
なお、第1〜第3実施形態において、連結ユニットとして接続されるエアフィルタの数は2個に限定されるものではなく3個以上でもよい。その場合、連結されるフィルタ固定部の数は、エアフィルタの数に合わせて増大される。本実施形態では、各フィルタ固定部に設けられるピンおよびガイドスロットの組が2組の場合を例に説明を行ったが、ピンおよびがスロットの数はこれに限定されるものではなく、例えば3組以上であってもよい。また、本実施形態ではフィルタ固定装置をフィルタの地板にのみ沿って配置する例を説明したが、本発明のフィルタ固定装置は、フィルタ枠の天板のみに沿って、あるいは地板、天板の両方に沿って配置してもよい。
10 フィルタ装置
11 当たり面
12 エアフィルタ
12F フィルタ枠
13 連結ユニット
14 フィルタ固定装置
14A、14B フィルタ固定部
15 パッキン
16 取手部
17、30 ベース部材
18、26、31 スライド部材
19 ピン
20 ピン取付孔
21、28、32 ガイドスロット
22、27 フィルタ当接部
23 フィルタ交換口
24 扉
28S ピン係止部
30A 開口部

Claims (6)

  1. エアフィルタを当たり面に押圧し固定するフィルタ固定装置であって、
    エアフィルタのフレーム枠に沿って固定されるベース部材と、
    前記ベース部材の内側に配置され、前記ベース部材の軸方向に沿って摺動自在とされるスライド部材と、
    前記ベース部材に設けられるピン部材と、
    前記スライド部材に設けられ、前記ピン部材に係合するガイドスロットと、
    前記スライド部材の前記エアフィルタに対向する面に設けられるフィルタ当接部とを備え、
    前記スライド部材が、前記軸方向に前記ベース部材内へと押し込まれると、前記フィルタ当接部が前記ベース部材から前記エアフィルタのフィルタ枠を押圧するように機能する
    ことを特徴とするフィルタ固定装置。
  2. 前記ガイドスロットが、前記軸方向に対し所定の角度で傾きを有することを特徴とする請求項1に記載のフィルタ固定装置。
  3. 前記角度が、前記スライド部材が前記軸方向に前記ベース部材内へと押し込まれると、前記スライド部材が前記エアフィルタに向けて押し出される角度に設定されることを特徴とする請求項2に記載のフィルタ固定装置。
  4. 前記ベース部材がコの字断面形状を有し、前記スライド部材は、前記コの字断面の開口を通して前記エアフィルタに向けて押し出されることを特徴とする請求項3に記載のフィルタ固定装置。
  5. 前記フィルタ当接部が弾性部材から構成されることを特徴とする請求項1または請求項2の何れか一項に記載のフィルタ固定装置。
  6. 前記ガイドスロットが、前記軸方向に平行であるとともに、前記ベース部材が前記エアフィルタに対向する面を備え、前記面には、前記弾性部材からなる前記フィルタ当接部が突出可能な開口が設けられることを特徴とする請求項5に記載のフィルタ固定装置。
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