JP2016050801A - マーキング機能付き打音検査用打撃装置、打音検査システム及びマーキング方法 - Google Patents

マーキング機能付き打音検査用打撃装置、打音検査システム及びマーキング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】打音検査の結果、検査対象物に欠陥が存在すると判定された場合に、その判定に係る打撃箇所を後から関係者が分かるようにすることが可能なマーキング機能付き打音検査用打撃装置を提供する。
【解決手段】マーキング機能付き打音検査用打撃装置1000は、検査対象物に打撃を加える打撃部100と、検査対象物における打撃部100による打撃箇所にマーキングを施すことが可能なマーキング部500と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、マーキング機能付き打音検査用打撃装置、打音検査システム及びマーキング方法に関する。
検査対象物の内部の状態を検査する方法として、打音検査と称される方法がある。検査対象物としては、例えば、橋梁やトンネル壁面といった設置構造物などが挙げられ、設置構造物としては、例えば、コンクリート構造物などが挙げられる。
打音検査は、例えば、以下の要領で行われる。
先ず、検査対象物に所定の打撃を加え、当該打撃に応じて検査対象物からの反射波(具体的には、例えば音波)を検出する。
次に、その検出値を基準値と比較することにより、検出値が正常値であるかどうかを判定し、正常値でなければ、検査対象物に欠陥(内部のクラック等)が発生していると判定する。
なお、打音検査の際にコンクリート構造物に打撃を加えるために用いられる打音検査用打撃装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特開2003−254948号公報
ところで、打音検査の結果、検査対象物に欠陥が存在すると判定された場合において、その判定に係る打撃箇所を、後から関係者が分かるようにする工夫が望まれている。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、打音検査の結果、検査対象物に欠陥が存在すると判定された場合に、その判定に係る打撃箇所を後から関係者が分かるようにすることが可能なマーキング機能付き打音検査用打撃装置、打音検査システム及びマーキング方法を提供する。
本発明は、
検査対象物に打撃を加える打撃部と、
前記検査対象物における前記打撃部による打撃箇所にマーキングを施すことが可能なマーキング部と、
を備えているマーキング機能付き打音検査用打撃装置を提供する。
また、本発明は、
本発明のマーキング機能付き打音検査用打撃装置と、
前記検査対象物からの反射波を測定及び解析することにより、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する欠陥判定装置と、
を備え、
前記マーキング部は、前記検査対象物に欠陥がある場合に、前記検査対象物における打撃箇所にマーキングを施す打音検査システムを提供する。
また、本発明は、
検査対象物に打撃を加え、前記検査対象物からの反射波を測定及び解析することにより、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する工程と、
前記検査対象物に欠陥がある場合に、前記検査対象物における打撃箇所にマーキングを施す工程と、
を備えるマーキング方法を提供する。
本発明によれば、打音検査の結果、検査対象物に欠陥が存在すると判定された場合に、その判定に係る打撃箇所を後から関係者が分かるようにすることが可能である。
実施形態に係るマーキング機能付き打音検査用打撃装置を示す図である。 実施形態に係るマーキング機能付き打音検査用打撃装置を示す図である。 実施形態に係るマーキング機能付き打音検査用打撃装置の打撃部を示す図である。 実施形態に係るマーキング機能付き打音検査用打撃装置の打撃部が有する付勢部の構造の一例を示す断面図である。 実施形態に係る打音検査システムのブロック図である。 実施形態に係るマーキング機能付き打音検査用打撃装置の打撃部の一連の動作を示す図である。 実施形態に係るマーキング機能付き打音検査用打撃装置の打撃部が有する付勢部の一連の動作を示す断面図である。 実施形態に係る打音検査システムの動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
図1及び図2は実施形態に係るマーキング機能付き打音検査用打撃装置1000(以下、打撃装置1000)を示す図である。
図3は実施形態に係る打撃装置1000の打撃部100を示す図である。
図4は実施形態に係る打撃装置1000の打撃部100が有する付勢部30の構造の一例を示す断面図である。
図5は実施形態に係る打音検査システム1500のブロック図である。
図6(a)〜(c)は打撃部100の一連の動作を示す図である。
図7(a)〜(c)は付勢部30の一連の動作を示す断面図である。
図8は実施形態に係る打音検査システム1500の動作の流れを示すフローチャートである。
なお、図2は図1の矢印I方向から打撃装置1000を見た図である。
また、図1において、付勢部30以外の部分については、部分的に断面図として内部構造を示しており、付勢部30については、その衝突部材31の一部分を除き、内部構造を示さない正面図となっている。図1において、断面図となっている部分は、図2のII−II線に沿った断面図である。
図3、図4及び図6各図において、付勢部30以外の部分については、部分的に断面図として内部構造を示しており、付勢部30については、その衝突部材31の一部分を除き、内部構造を示さない正面図となっている。
また、図4及び図7各図において、打撃用バルブ38及びガス源39についてはブロック構成を示している。
本実施形態に係る打撃装置1000は、検査対象物(図示略)に打撃を加える打撃部100と、検査対象物における打撃部100による打撃箇所にマーキングを施すことが可能なマーキング部500と、を備えている。
検査対象物は、特に限定されないが、例えば、橋梁やトンネル壁面といった設置構造物などであることが挙げられる。検査対象物の材料は、特に限定されないが、検査対象物は、例えばコンクリート構造物であることが挙げられる。
以下、詳細に説明する。
図1に示すように、打撃装置1000は、打撃部100と、遮音部400と、マーキング部500と、を有する。
打撃部100は、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材10と、打撃部材10を保持している保持部(案内部20)と、を有している。
打撃部材10は、打撃待機位置(図1において実線で示される位置)から打撃位置(図1において二点鎖線で示される位置)に向けて移動することによって検査対象物に衝突して打撃を加える。打撃部材10は、例えば、棒状に形成されている。
案内部20は、打撃部材10を打撃待機位置と打撃位置との間で移動可能に保持している。
打撃部100の構成の詳細については後述する。
打撃部100の案内部20には、例えば屈曲した棒状のブラケットであるマイク保持部620を介してマイク610が設けられている。打撃部材10により検査対象物を打撃すると、検査対象物からの反射波である音波(打撃音)をマイク610が検出(集音)する。マイク610による検出結果は、後述する制御部1510(図5)に入力されるようになっている。
例えば、図2に示すように、複数のマイク610が打撃部100の打撃部材10及び案内部20等の周囲に配置(例えば等角度間隔で配置)されている。図2の例では、4つのマイク610が90度間隔で配置されている。
遮音部400は、マイク610が環境音(暗騒音)を集音してしまうことを抑制するためのものである。
遮音部400は、案内部20、打撃部材10及びマイク610等を囲む枠部410を有している。
枠部410は、筒状(例えば円筒状)に形成された筒状部411と、板状に形成されて筒状部411の一端部を閉塞している板状部412と、を備えている。
筒状部411は、例えば、その軸心が打撃部材10の軸心と同軸に配置されている。
板状部412が打撃部100に固定されていることによって、枠部410、ひいては遮音部400が打撃部100と一体的に設けられている。
なお、図1の例では、打撃部100の付勢部30は、遮音部400の外部に突出している。ただし、付勢部30も遮音部400の内部に収容されていても良い。
筒状部411の他端部には、環状の緩衝部材430が設けられている。後述するように、打撃部100は、遮音部400の筒状部411の他端部に設けられた緩衝部材430を検査対象物に突き当てた状態で、検査対象物に打撃を加えるようになっている。緩衝部材430は、筒状部411の他端部を検査対象物に突き当てる際の衝撃を緩和する。
枠部410の内面及び案内部20の外周面には、ウレタン等の吸音材420が設けられており、枠部410の内面及び案内部20の外周面での音の反射を抑制できるようになっている。
以下、マーキング部500について詳述する。
マーキング部500は、検査対象物における打撃箇所にマーキングを行うヘッド部510を有する。本実施形態の場合、マーキング部500は、打撃箇所に塗料を塗布することによってマーキングを行う。
ここで、マーキングは、例えば、特定の色(例えば、赤、青又は緑など)の塗料を検査対象物に付着させることによって行う。
より具体的には、ヘッド部510は、塗料を噴射して塗布することによってマーキングを行うスプレーノズル511を有している。スプレーノズル511は、塗料を噴射する吐出部511aを当該スプレーノズル511の先端に有している。
ヘッド部510は、更に、スプレーノズル511の先端側に設けられた拡散規制部512を有している。拡散規制部512は、例えば、筒状に形成されており、スプレーノズル511と同軸に配置されている。拡散規制部512は、スプレーノズル511から噴射される塗料が周囲に拡散することを規制する。すなわち、拡散規制部512は、スプレーノズル511から塗料が噴射される範囲を制限する。
マーキング部500は、更に、ヘッド部510を移動させるマーキング用アクチュエータとして、例えば、ヘッド駆動用シリンダ520を有している。ヘッド駆動用シリンダ520は、ヘッド部510をマーキング待機位置(図1において実線で示される位置)からマーキング待機位置よりも打撃箇所に近いマーキング位置(図1において二点鎖線で示される位置)に向けて移動させることが可能である。
ヘッド駆動用シリンダ520によるヘッド部510の移動の方向は、例えば、打撃部材10の軸心方向に対して交差する直進方向であり、且つ、マーキング待機位置からマーキング位置に向かうにつれて、打撃部材10の軸心方向に近づく方向である。より具体的には、例えば、ヘッド駆動用シリンダ520によるヘッド部510の移動の方向は、打撃部材10の軸心方向を含む平面に含まれている。
ヘッド駆動用シリンダ520は、油圧式、ガス式、あるいは電動式でも良いが、例えば、エアシリンダとすることができる。
ここで、ヘッド駆動用シリンダ520は、固定部530を介して打撃部100の案内部20に固定されている。固定部530は、例えば、案内部20の筒状部21に対して溶接等により固定されたブラケット531と、このブラケット531に対してボルト等の止着部材により固定されているとともにヘッド駆動用シリンダ520を保持している保持枠532と、を有している。
また、ヘッド駆動用シリンダ520は、筒状の本体部と、この本体部に対して出没可能なロッド部とを有している。このうち本体部が保持枠532に保持され、ロッド部にヘッド部510のスプレーノズル511が固定されている。
こうして、ヘッド部510は、ヘッド駆動用シリンダ520を介して、案内部20と一体的に設けられている。
ヘッド駆動用シリンダ520の本体部からのロッド部の突出長が増大する(つまりヘッド駆動用シリンダ520が伸長する)ことにより、ヘッド部510がマーキング位置に向けて移動し、ヘッド駆動用シリンダ520の本体部からのロッド部の突出長が減少することにより、ヘッド部510がマーキング待機位置に向けて移動するようになっている。
マーキング部500は、更に、塗料を貯留している塗料タンク560と、圧縮ガス(高圧ガス)の供給路である配管541、542、543、544と、流量調節絞り550と、を有する。
流量調節絞り550は、手動操作などにより圧縮ガスの流量を調節する機能を有するとともに、配管541と配管542とを相互に接続し、且つ、配管541と配管544とを相互に接続する継手としても機能する。
図示しない圧縮ガス源から供給される圧縮ガスは、配管541を介して流量調節絞り550に導入され、流量調節絞り550から配管542及び配管544へ導入される。
なお、図示しない圧縮ガス源から、配管541に対して、圧縮ガスが供給される状態と、供給されない状態との切り替えは、スプレー用バルブ570(図5)の開閉状態の切り替えにより行うことができるようになっている。
配管542に導入された圧縮ガスは、塗料タンク560に導入されて、塗料タンク560内の塗料を配管543を介してスプレーノズル511へ圧送し、該塗料を該スプレーノズル511より噴射させる。
配管544に導入された圧縮ガスは、吐出部511aの周囲より噴射され、拡散規制部512の内部において、吐出部511aの周囲にて筒状の気流を形成する。この気流により、吐出部511aより噴射された塗料を付勢することができるとともに、吐出部511aより噴射された塗料の拡散を更に抑制することができる。
なお、塗料タンク560及び流量調節絞り550は、例えば、遮音部400の筒状部411の内面に固定されている。
配管541は、遮音部400の外部から遮音部400の内部に導入され、一端が流量調節絞り550に接続されている。
配管542は、一端が流量調節絞り550に接続され、他端が塗料タンク560に接続されている。
配管543は、一端が塗料タンク560に接続され、他端がスプレーノズル511に接続されている。
配管544は、一端が流量調節絞り550に接続され、他端が配管接続部544aにおいてスプレーノズル511に接続されている。
配管541〜544のうち、少なくとも配管544は、可撓性のものであり、ヘッド部510の移動に追随して屈曲するようになっている。配管接続部544aは、配管544の他端をスプレーノズル511に対して回動可能に接続しており、ヘッド部510の移動に追随して配管544が屈曲するのに伴い、配管544の他端がスプレーノズル511に対して回動するようになっている。
マーキング部500は、以上のように構成されている。
次に、打撃部100について詳述する。
図3に示すように、打撃部100は、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材10と、打撃部材10を直進方向に案内する案内部20と、打撃部材10を直進方向(矢印A方向および矢印B方向)における一方向(矢印A方向)へ付勢し、打撃部材10を検査対象物に衝突させる付勢部30と、を備える。ここで、図3に示す矢印A方向と矢印B方向とは、互いに反対方向である。
打撃部材10は、付勢部30によって付勢された後、案内部20により案内されて一方向(矢印A方向)に移動して、検査対象物を打撃する。
なお、以下の説明において、打撃の際に打撃部材10が移動する方向(矢印A方向)を先端側と称し、その反対方向を基端側と称する場合がある。
図3に示すように、打撃部材10は、例えば、案内部20により直進方向に案内される棒状の被案内部11と、被案内部11の先端側に設けられていて検査対象物を打撃する打撃チップ12と、打撃部材10に加わる力の大きさを検出する力センサ13と、を有している。
より具体的には、被案内部11は、例えば、円柱形状などの棒状の第1部分111と、第1部分111の基端側に設けられている第2部分112と、を有している。
第1部分111は、以下に説明する突出部113の形成箇所を除き、当該第1部分111の長手方向に亘ってほぼ一定の外径に形成されている。
第1部分111の長手方向における中間部の外周面には、外方に向けて突出している突出部113が設けられている。突出部113は、例えば、フランジ状に形成されている。
第2部分112は、第1部分111よりも小径に形成され、且つ、被案内部11の基端部を構成している。
より具体的には、例えば、第2部分112は、その基端側に向けて徐々に縮径する区間を有する棒状の形状をなしている。例えば、第2部分112の先端の外径は、第1部分111の外径と同等に設定されている。そして、第2部分112において第1部分111に対して隣接している所定の長さの区間は、基端側に向けて徐々に縮径している。
第2部分112の基端側の面112aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
打撃チップ12は、先細形状(先端に向けて縮径する形状)に形成されており、その先端により検査対象物を打撃する。
より具体的には、例えば、打撃チップ12は、円柱状の基端部121と、円錐台状に形成されているとともに基端部121の先端側に設けられている先端部122と、を備えている。打撃チップ12の先端面12aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
例えば、基端部121の基端側の部分には雄ねじ(図示略)が形成されており、この雄ねじが力センサ13に螺入されることによって、打撃チップ12が力センサ13の先端側に固定されている。
力センサ13は、打撃部材10が検査対象物に衝突した際に打撃部材10に加わる力の大きさを検出するものである。力センサ13の方式は、特に限定されないが、力センサ13は、例えば、圧電素子等を備えて構成された歪みセンサであることが挙げられる。力センサ13は、打撃チップ12と被案内部11との間に設けられている。
力センサ13は、本体部131と、本体部131における基端側の部分に形成された端子部132と、を備えている。
本体部131は、例えば、円柱形状に形成されており、その先端側の面は打撃チップ12からの圧力を受ける受圧面133となっている。受圧面133は、平面状に形成されており、打撃チップ12における基端側の面123は、受圧面133に対して面接触している。
打撃部材10を構成する被案内部11、力センサ13および打撃チップ12は、互いに同軸上に配置されており、一体の棒状部材を構成している。
力センサ13の端子部132には、力センサ13による検出信号を送信する信号配線50の一端が電気的に接続されている。
被案内部11の第1部分111には、信号配線50を当該第1部分111の先端から基端側へ通すための通し孔11aと、通し孔11aと第1部分111の周囲の空間とを相互に連通させる導出孔11bとが形成されている。
また、案内部20の後述する筒状部21において、導出孔11bと対応する箇所には、筒状部21の内部空間と外部空間とを相互に連通させる導出孔21bが形成されている。
信号配線50は、通し孔11a、導出孔11bおよび導出孔21bをこの順に介して、打撃部100の外部空間へと導出されている。
案内部20は、打撃部材10の被案内部11を直進方向(矢印A方向及び矢印B方向)に案内する円筒形状などの筒状部21を有する。
筒状部21は、被案内部11の第1部分111を直進方向に摺動案内する摺動案内部211を有する。
更に、筒状部21は、打撃部材10が所定の打撃待機位置(図3、図1に示す打撃部材10の位置)よりも上記一方向に対する反対方向(矢印B方向)へと移動することを規制する移動規制部21aを有している。すなわち、案内部20は、移動規制部21aを有している。
移動規制部21aは、筒状部21の内面に形成された括れ状の部分である。すなわち、筒状部21の内空断面は、移動規制部21aにおいて部分的に小さくなっている。
例えば、移動規制部21aの内径は、先端側から基端側に向けて、徐々に縮小した後、徐々に拡大している。より具体的には、例えば、筒状部21の軸心に沿った断面において、移動規制部21aの内面は、筒状部21の中心に向けてアーチ状に膨出している。すなわち、移動規制部21aは、その内面が内方に向けて凸の曲面状に形成された括れ形状となっている。
移動規制部21aは、被案内部11の第1部分111よりも小径に形成されていて、移動規制部21aには第1部分111が侵入不能となっている。ただし、被案内部11の第2部分112の少なくとも一部分が移動規制部21aに挿入可能となるように、移動規制部21aの内径が設定されている。
具体的には、例えば、打撃部材10は、移動規制部21aの内面に対して第2部分112の先端部(基端側に向けて徐々に縮径している部分)が接する位置で、移動規制されるようになっている。つまり、この位置が打撃部材10の打撃待機位置となっている。
付勢部30は、移動規制部21aにより移動規制されて打撃待機位置に位置する打撃部材10を付勢するようになっている。より具体的には、付勢部30は、打撃部材10に衝突することによって打撃部材10を上記一方向(矢印A方向)へ付勢する衝突部材31を有している。
衝突部材31は、円柱形状などの棒状の第1ピストン部311を有している。
一方、筒状部21における移動規制部21aよりも基端側の部分は、第1ピストン部311を直進方向に摺動案内するピストンシリンダ部213を構成している。
第1ピストン部311の先端面311aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
また、打撃部100は、付勢部30によって付勢された後の打撃部材10を矢印B方向へ付勢して打撃待機位置に復帰させる第2付勢部40を有している。
第2付勢部40は、例えば、打撃部材10を矢印B方向に付勢する弾性体からなる。付勢部30は、第2付勢部40の付勢に抗して打撃部材10を矢印A方向へ付勢する。
より具体的には、第2付勢部40は、例えば、圧縮型のコイルバネにより構成されており、被案内部11の第1部分111における突出部113よりも先端側の部分に外挿されている。
筒状部21は、摺動案内部211よりも先端側に配置された収容部212を有する。収容部212は、その内空領域が摺動案内部211の内空領域よりも大径に形成されている。収容部212の内空領域において、被案内部11の第1部分111の周囲に位置する部分は、第2付勢部40と、被案内部11の突出部113と、を収容する収容室212aを構成している。
案内部20は、筒状部21の先端に設けられたキャップ部22を有する。キャップ部22は、リング状に形成されており、キャップ部22には、被案内部11の第1部分111が挿通されている。
キャップ部22によって、第2付勢部40を構成するコイルバネの先端が基端側に押さえ付けられている。このコイルバネの基端は、被案内部11の突出部113に接しているとともに、突出部113を基端側に付勢している。すなわち、第2付勢部40を構成するコイルバネは、突出部113とキャップ部22との間に圧縮状態で挟まれた状態で、収容室212aに収容されており、被案内部11を基端側に付勢している。
なお、キャップ部22は、被案内部11の第1部分111を摺動案内するガイドとしても機能する。
被案内部11の先端部、すなわち第1部分111の先端部は、案内部20の先端部すなわちキャップ部22よりも先端側に突出している。したがって、力センサ13および打撃チップ12も案内部20の先端部よりも先端側に突出している。
なお、筒状部21のピストンシリンダ部213、移動規制部21a、摺動案内部211および収容部212は、基端側から先端側に向けてこの順に配置され、且つ、互いに同軸上に配置されている。
また、打撃部材10の被案内部11と、衝突部材31とは、直進方向(矢印A方向および矢印B方向)に沿って互いに同軸に配置されている。
図4に示すように、衝突部材31は、第1ピストン部311の他に、保持部312と第2ピストン部313とを備えている。
保持部312は、第1ピストン部311よりも大径の円柱状に形成されている。
第2ピストン部313は、保持部312よりも更に大径の円柱状に形成されている。
第2ピストン部313、保持部312および第1ピストン部311は、基端側から先端側に向けてこの順に配置され、互いに同軸上に配置され、且つ、相互に一体的に形成されている。
付勢部30は、衝突部材31の他に、例えば、衝突部材31を直進方向(矢印A方向及び矢印B方向)に案内する案内部32と、圧縮ガスを用いて衝突部材31を加圧することにより衝突部材31を矢印A方向に付勢する加圧部35と、を備えている。
案内部32は、例えば、円筒形状などの筒状の第1部材321と、第1部材321の先端側の端部に設けられた盤状の第2部材322と、を備えている。
第1部材321の内空領域は、衝突部材31の第2ピストン部313を矢印A方向および矢印B方向に摺動案内する案内領域32aを構成している。
第2部材322が案内部20の基端部に対して固定されることにより、案内部20と案内部32とが相互に同軸となる状態で相互に固定されている。
ここで、例えば、遮音部400の板状部412が付勢部30に対して直接的又は間接的に固定されることにより、遮音部400が打撃部100と一体的に設けられ(図1参照)、付勢部30が遮音部400の外部に突出している(図3参照)。
第2部材322には、第1ピストン部311を挿通させるとともに該第1ピストン部311を摺動案内する挿通孔322aが形成されている。すなわち、第1ピストン部311は、挿通孔322aおよびピストンシリンダ部213により摺動案内される。
加圧部35は、例えば、筐体部材351、蓋部材352およびバルブ部材353を備えて構成されている。
筐体部材351は、例えば外周形状が円柱形状となっており、その先端側の面に、案内部32の基端部が固定されている。
筐体部材351の内部には、バルブ部材353を直線移動(例えば矢印A方向および矢印B方向に直線移動)可能に収容しているバルブ室351aと、圧縮ガスを貯留する蓄圧室351bと、蓄圧室351bの圧縮ガスが案内部32の案内領域32aに設けて放出される際の流路となる放出路351cと、が形成されている。
放出路351cは、案内領域32aに対して連通している。放出路351cは、衝突部材31の第2ピストン部313よりも小径に形成されており、筐体部材351の先端側の面は、矢印B方向への衝突部材31の移動を規制するようになっている。
放出路351cを介して案内領域32aに放出される圧縮ガスによって、衝突部材31の第2ピストン部313の基端側の面が矢印A方向に付勢されて、衝突部材31が矢印A方向に勢いよく移動するようになっている。
なお、例えば、放出路351cは筐体部材351の中心に配置されており、放出路351cを介して放出される圧縮ガスは、衝突部材31の第2ピストン部313の基端側の面の中央部を矢印A方向に付勢するようになっている。
蓄圧室351bは、例えば、放出路351cの周囲に配置されており、内空断面がドーナツ状に形成されている。
蓄圧室351bと放出路351cとは、円筒形状などの筒状の仕切壁351eによって相互に仕切られている。ただし、バルブ部材353が基端側に位置する状態では、放出路351cの下端部と蓄圧室351bとが相互に連通するようになっている。
バルブ室351aは、放出路351cの基端側に配置されている。バルブ室351aは、内空断面が円柱形状などの筒状に形成されている。
バルブ部材353は、傘形バルブであり、直線移動(例えば矢印A方向および矢印B方向に直線移動)可能にバルブ室351a内に保持されている。
蓋部材352は、筐体部材351の基端側の面に固定されている。蓋部材352の中央部には、バルブ室351aの内空領域よりも小径の導入口352aが形成されている。
蓋部材352における導入口352aの周囲の部分は、矢印B方向へのバルブ部材353の移動を規制する。
付勢部30は、更に、一端が加圧部35の導入口352aに接続されたガス導入管36と、ガス導入管36の他端に接続されたガス源39と、ガス導入管36の両端間の部位に設けられた打撃用バルブ38と、を備えている。
ガス源39は、加圧部35に供給される圧縮ガス(高圧ガス)を貯留している。
なお、ガス源39は、マーキング部500が用いる圧縮ガス源を兼ねても良いし、マーキング部500が用いる圧縮ガス源とは別に、ガス源39を備えていても良い。
また、ガス源39は、ヘッド駆動用シリンダ520に対して圧縮ガスを供給するようになっていても良いし、ヘッド駆動用シリンダ520に対して圧縮ガスを供給する圧縮ガス源は、ガス源39とは別に備えられていても良い。
打撃用バルブ38は、例えば、三方弁であり、ガス導入管36を介してガス源39から加圧部35の導入口352aに圧縮ガスが供給される状態と、その供給が遮断されるとともに導入口352aと打撃用バルブ38における放出側(矢印C方向側)とが相互に連通する状態と、の何れかの状態に切り替えが可能に構成されている。
更に、付勢部30は、加圧部35により付勢された後の衝突部材31を打撃待機位置(図4に示す位置)に復帰させるために衝突部材31を矢印B方向に付勢する付勢部材33を備えている。
付勢部材33は、例えば、圧縮型のコイルバネにより構成されており、衝突部材31の保持部312に外挿されている。
付勢部材33は、衝突部材31の第2ピストン部313における先端側の面と、第2部材322における基端側の面と、の間に圧縮状態で挟まれており、衝突部材31を矢印B方向に付勢している。
次に、本実施形態に係る打音検査システム1500について説明する。
本実施形態に係る打音検査システム1500は、本実施形態に係る打撃装置1000と、検査対象物からの反射波(例えば音波)を測定及び解析することにより、検査対象物における欠陥の有無を判定する欠陥判定装置と、を備えている。
欠陥判定装置は、図5に示す制御部1510により構成されている。
制御部1510には、マイク610による検出結果が入力されるようになっている。制御部1510は、マイク610による検出結果に基づき、検査対象物における欠陥の有無を判定する。
そして、マーキング部500は、検査対象物に欠陥がある場合、すなわち、制御部1510によって、検査対象物に欠陥があると判定された場合に、検査対象物における打撃箇所にマーキングを施す。
打音検査システム1500は、オペレータにより操作される図示しない操作部を備えている。制御部1510は、操作部に対する操作に応じて、所定の動作用プログラム(コンピュータプログラム)に従って、打撃用バルブ38、ヘッド駆動用シリンダ520及びスプレー用バルブ570の動作制御を行う。
次に、打音検査システム1500の動作を説明する。
なお、この動作説明は、本実施形態に係るマーキング方法の説明を含む。
本実施形態に係るマーキング方法は、検査対象物に打撃を加え、検査対象物からの反射波を測定及び解析することにより、検査対象物における欠陥の有無を判定する工程と、検査対象物に欠陥がある場合に、検査対象物における打撃箇所にマーキングを施す工程と、を備える。
検査対象物を打撃するためには、先ず、打撃部材10により検査対象物を打撃できるように、打撃部100を検査対象物の近傍に配置する。より具体的には、遮音部400の筒状部411の先端部が検査対象物に突き当たる状態とする。
これにより、検査対象物において打撃を受ける面に対して、打撃部材10の移動方向(矢印A方向)が直交した状態となる。
なお、初期状態として、打撃部材10および衝突部材31は、それぞれ打撃待機位置(図1において実線で示される位置、図3、図6(a)、図4、図7(a)に示される位置)に位置している。
また、マーキング部500のヘッド部510は、マーキング待機位置(図1において実線で示される位置)に位置している。
次に、打撃動作の準備として、蓄圧室351bに圧縮空気を蓄える。このためには、ガス導入管36を介してガス源39から加圧部35に圧縮ガスが供給される状態となるように打撃用バルブ38を切り替える(図7(a))。
これにより、圧縮ガスは、ガス源39から、ガス導入管36、導入口352a、バルブ室351aをこの順に介して、蓄圧室351bに導入される。
なお、バルブ室351aに導入された圧縮ガスは、バルブ室351aの内周面とバルブ部材353の外周部との間隙を介して、蓄圧室351bに流入する。その際には、バルブ部材353は、仕切壁351eの基端側の面に突き当たった状態となり、バルブ部材353によって蓄圧室351bと放出路351cとが相互に遮断される。よって、蓄圧室351bから放出路351cへの圧縮ガスの流入が規制される。
次に、蓄圧室351bに圧縮ガスが蓄えられた後、導入口352aと打撃用バルブ38における放出側(矢印C方向側)とが相互に連通する状態となるように、打撃用バルブ38を切り替える。
すると、バルブ室351a内の圧縮ガスが放出側(矢印C方向側)へ排気されるため、バルブ室351aの圧力が低下する。このため、バルブ部材353は蓄圧室351b内の圧縮ガスに押されて矢印B方向へ移動する。その結果、蓄圧室351bと放出路351cとが相互に連通するので、蓄圧室351b内の圧縮ガスが放出路351cを介して勢いよく案内領域32aに流入する。
これにより、衝突部材31が圧縮ガスに付勢されて勢いよく矢印A方向に移動する。このとき、衝突部材31は付勢部材33による付勢に抗して矢印A方向に移動するが、付勢部材33の付勢力は、圧縮ガスにより衝突部材31を付勢する力に比べて充分に弱いため、衝突部材31は充分な勢い(速度)で移動する。
その結果、衝突部材31の第1ピストン部311の先端面311aが、打撃部材10の基端側の面112aに対して勢いよく衝突する。これにより、打撃部材10は衝突部材31によって弾かれて矢印A方向に勢いよく移動する(図7(b)、図6(b))。
このとき、打撃部材10は第2付勢部40による付勢に抗して矢印A方向に移動するが、第2付勢部40の付勢力は、衝突部材31の衝突による付勢力と比べて充分に弱いため、打撃部材10は充分な勢い(速度)で移動する。
その結果、打撃部材10の先端に設けられた打撃チップ12の先端面12aが検査対象物に対して勢いよく衝突する。すなわち、打撃部材10によって検査対象物に打撃が加えられる(例えば、図6(c)、図7(c)の状態)。
ここで、図1に示される打撃部材10の打撃位置では、打撃部材10の先端部が筒状部411の先端部に設けられた緩衝部材430よりも先端側に突出する。すなわち、打撃部材10の先端部は、枠部410の先端側の開口部400aを介して、先端側に突出することが可能である。
ただし、緩衝部材430を検査対象物に突き当てた状態で打撃を行うため、打撃部材10は、図1に二点鎖線で示される打撃位置よりも手前の位置で検査対象物に衝突する。
その後、打撃部材10は、第2付勢部40による付勢に従って矢印B方向に移動し、打撃待機位置に復帰する。また、衝突部材31は、打撃部材10に対して衝突した後、付勢部材33による付勢に従って矢印B方向に移動し、打撃待機位置に復帰する(図3、図6(a)、図4、図7(a))。
なお、矢印A方向は、特に限定されない。例えば、水平方向であっても良いし、水平方向に対して傾斜した方向であっても良いし、鉛直上方又は鉛直下方であっても良い。矢印A方向が何れの方向であっても、打撃部材10および衝突部材31がそれぞれの打撃待機位置に復帰できるように、第2付勢部40および付勢部材33の付勢力が設定されている。
力センサ13は、打撃部材10が検査対象物に衝突した際に当該打撃部材10に加わる力の大きさを検出する。その検出結果は、制御部1510に入力され、制御部1510において、力の大きさ等が正常な範囲内にあるか否かなどの判定を行うようになっている。
なお、打撃部材10が検査対象物に衝突した際に当該打撃部材10に加わる力の大きさは、打撃により検査対象物に加えられた力と実質的に等しい。
より具体的には、例えば、力センサ13による検出値に基づいて、打撃により検査対象物に力を与えた時間の長さと、打撃により検査対象物に与えた力の最大値とを求めることができる。そして、打撃により検査対象物に力を与えた時間の長さと、打撃により検査対象物に与えた力の最大値とについて、それぞれが許容範囲内であるか否かの判定を行う。
打撃により検査対象物に力を与えた時間の長さが許容範囲内である場合、打撃によって検査対象物に入力された弾性波の周波数が許容範囲内であることが分かる。適正な周波数(具体的には、充分に高い周波数(充分に短い波長))の弾性波を検査対象物に入力することにより、検査対象物に存在するクラック等の欠陥が微小なものであったとしても、弾性波が欠陥において反射するようにできるため、その欠陥を容易に検出することができる。すなわち、クラック等から反射した弾性波(反射波)が、音波として検査対象物の外部に放射されるので、その音波を検査対象物の外部に設置されたマイク610により検出し、その音波を制御部1510にて解析することによって、クラック等の欠陥の存在の有無を判別することができる。この判別の際には、音波の検出値を基準値と比較することにより、検出値が正常値であるかどうかを判定し、正常値でなければ、検査対象物に欠陥が発生していると判定する。
なお、検査対象物に入力された弾性波の周波数が低すぎる(波長が長すぎる)場合は、その弾性波が微小な欠陥を通り過ぎてしまうため、その欠陥を検出することができない。
また、打撃により検査対象物に与えた力の最大値が許容範囲内である場合、打撃によって検査対象物に入力された弾性波の振幅が許容範囲内であることが分かる。適正な振幅(具体的には、充分に大きい振幅)の弾性波を検査対象物に入力することにより、弾性波を検査対象物の深部にまで到達させることができるため、検査対象物の深部における欠陥の有無を判別することができる。
ここまでの動作が、図8のステップS1(打撃検査)及びステップS2(打撃検査の結果、検査対象物に欠陥があるか否かの判定)に相当する。
ステップS2にて、検査対象物に欠陥が有ると判定された場合(ステップS2のYes)は、引き続き、打撃部100による打撃箇所に対して、マーキング部500によるマーキングを実施する(ステップS3)。
すなわち、制御部1510がヘッド駆動用シリンダ520を制御することにより、ヘッド部510を図1に実線で示されるマーキング待機位置から図1に二点鎖線で示されるマーキング位置に向けて前進させる。これにより、ヘッド部510が打撃部100による打撃箇所の近傍に移動する。
ここで、図1に示されるヘッド部510のマーキング位置では、ヘッド部510の先端部が筒状部411の先端部に設けられた緩衝部材430よりも先端側に突出している。すなわち、ヘッド部510の先端部は、枠部410の先端側の開口部400aを介して、先端側に突出することが可能である。
ただし、緩衝部材430を検査対象物に突き当てた状態で打撃を行った後、引き続き緩衝部材430を検査対象物に突き当てた状態でマーキングを行うため、ヘッド部510は、図1に二点鎖線で示されるマーキング位置よりも手前の位置で検査対象物に衝突し、ヘッド部510の前進が停止する。
ここで、配管543内には、常時、加圧状態の塗料が充填されて待機している。このため、ヘッド部510をマーキング位置に向けて前進させた後、制御部1510がスプレー用バルブ570を開くことにより、配管543を介して塗料がスプレーノズル511に圧送されて、スプレーノズル511の吐出部511aが塗料を噴射する。より具体的には、スプレー用バルブ570が開くと、スプレーノズル511内の図示しないニードルが引かれることによりスプレーノズル511内の細い管路が開通し、当該管路をエアーが進み、エアーとともに塗料が管路を介して大気に開放される。その際の圧力変化により塗料が霧のように噴射される。
こうして、塗料が打撃部100による打撃箇所に塗布(噴霧)される。
この際、配管544を介して圧縮ガスがスプレーノズル511に供給されて、吐出部511aの周囲に筒状の気流が形成されるので、この気流により、吐出部511aより噴射された塗料を付勢することができるとともに、吐出部511aより噴射された塗料の拡散を抑制することができる。そして、拡散規制部512により、噴霧された塗料の拡散が確実に抑制される。
このように、打撃部100による打撃箇所に塗料を塗布することができるので、打音検査の結果、検査対象物に欠陥が存在すると判定された場合に、その判定に係る打撃箇所を後から関係者が分かるようにすることができる。
ここで、例えば、図1に示すように、マーキング位置に位置するときのヘッド部510は、打撃位置に位置するときの打撃部材10と一部重複することが好ましく、このようにすることによって、より打撃箇所に対して精度良くマーキングを行うことができる。
ただし、ヘッド駆動用シリンダ520がヘッド部510をマーキング位置に向けて移動させるタイミングは、打撃部材10が打撃待機位置に復帰した後のタイミングである。このため、打撃部材10とヘッド部510とが干渉しないようになっている。
マーキングを終えたら、制御部1510がヘッド駆動用シリンダ520を制御することにより、ヘッド部510を図1に実線で示されるマーキング待機位置へ復帰させる。
一方、ステップS2にて、検査対象物に欠陥が無いと判定された場合(ステップS2のNo)は、図8の動作を終了し、その後、打撃装置1000を移動させることによって検査対象物に対する打撃位置を変更して、再び図8の動作を行う。
以上のような実施形態によれば、打撃装置1000は、検査対象物に打撃を加える打撃部100と、検査対象物における打撃部100による打撃箇所にマーキングを施すことが可能なマーキング部500と、を備えている。よって、打音検査の結果、検査対象物に欠陥が存在すると判定された場合に、検査対象物における打撃部100による打撃箇所に対してマーキング部500によってマーキングを施すことにより、その判定に係る打撃箇所を後から関係者が分かるようにすることが可能となる。
また、打撃部100は、打撃待機位置から打撃位置に向けて移動することによって検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材10と、打撃部材10を打撃待機位置と打撃位置との間で移動可能に保持する案内部20と、を有している。
そして、マーキング部500は、マーキングを行うヘッド部510を有し、ヘッド部510が案内部20と一体的に設けられている。
このように、ヘッド部510が案内部20と一体的に設けられているので、確実に、打撃部材10による打撃箇所と対応する位置にマーキングを行うことができる。
また、マーキング部500は、案内部20に固定されていてヘッド部510をマーキング待機位置からマーキング待機位置よりも打撃箇所に近いマーキング位置に向けて移動させることが可能なヘッド駆動用シリンダ520を備えている。
そして、ヘッド部510は、ヘッド駆動用シリンダ520を介して、案内部20と一体的に設けられている。
よって、ヘッド部510をヘッド駆動用シリンダ520によってマーキング位置に向けて移動させることができるので、より打撃箇所の近くにマーキングを行うことができる。しかも、ヘッド部510が案内部20と一体的に設けられているので、確実に、打撃部材10による打撃箇所と対応する位置にマーキングを行うことができる。
また、ヘッド駆動用シリンダ520は、打撃部材10が打撃待機位置に復帰したときに、ヘッド部510をマーキング位置に向けて移動させるので、打撃部材10とヘッド部510との干渉を抑制することができる。
また、マーキング部500は、打撃箇所に塗料を塗布することによってマーキングを行うものであるため、容易にマーキングを行うことができる。
また、マーキング部500は、マーキングを行うヘッド部510を有し、ヘッド部510は、塗料を噴射して塗布するスプレーノズル511を有するので、スプレーノズル511により塗料を噴射することによって、十分な大きさのマーキングを迅速に行うことができる。
また、ヘッド部510は、スプレーノズル511の先端側に設けられ、スプレーノズル511から噴射される塗料の拡散を規制する拡散規制部512を有するので、スプレーノズル511から塗料が噴射される範囲を拡散規制部512によって制限することができ、打撃箇所に対して集中的に塗料を塗布することができる。
また、本実施形態に係る打音検査システム1500は、本実施形態に係る打撃装置1000と、検査対象物からの反射波を測定及び解析することにより、検査対象物における欠陥の有無を判定する制御部1510と、を備えている。
そして、マーキング部500は、検査対象物に欠陥がある場合に、検査対象物における打撃箇所にマーキングを施す。
よって、打音検査の結果、検査対象物に欠陥が存在すると判定された場合に、検査対象物における打撃箇所に対してマーキング部500によってマーキングを施すことにより、その判定に係る打撃箇所を後から関係者が分かるようにすることが可能となる。
また、打撃部100は、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材10と、打撃部材10を直進方向(矢印A方向および矢印B方向)に案内する案内部20と、打撃部材10を直進方向における一方向(矢印A方向)へ付勢し、打撃部材10を検査対象物に衝突させる付勢部30と、を備える。打撃部材10は、付勢部30によって付勢された後、案内部20により案内されて一方向(矢印A方向)に移動して、検査対象物を打撃する。
このように、付勢部30によって打撃部材10が付勢された後、すなわち付勢部30により打撃部材10が付勢される状態の終了後(付勢部30により打撃部材10が付勢されない状態で)、打撃部材10が直進して打撃を行う。このため、打撃部100と検査対象物との距離の変化に関して比較的大きな許容度を確保することができる。すなわち、打撃部100と検査対象物との距離がある程度変化した場合でも、同等の強さの打撃を検査対象物に加えることができる。
また、打撃部材10が直進動作するため、打撃動作のストロークを容易に長くすることができる。
また、付勢部30は、打撃部材10に衝突することによって打撃部材10を一方向(矢印A方向)へ付勢する衝突部材31を有しているので、付勢部30によって付勢された後(付勢部30による付勢される状態の終了後)に打撃部材10が直進する動作を好適に実現することができる。
また、打撃部材10は、案内部20により直進方向に案内される棒状の被案内部11を有しているので、案内部20によって容易に打撃部材10を直進方向に案内することができ、打撃部材10の良好な直進性が得られる。
また、案内部20は、被案内部11を直進方向に案内する筒状部21を有しているので、筒状部21によって精度良く打撃部材10を直進方向に案内することができ、打撃部材10の良好な直進性が得られる。
より具体的には、打撃部材10は、案内部20により直進方向に案内される棒状の被案内部11を有し、案内部20は、被案内部11を直進方向に案内する筒状部21を有し、被案内部11と衝突部材31とは、直進方向に沿って互いに同軸に配置されている。そして、衝突部材31は、被案内部11の基端部(面112a)に衝突することによって、打撃部材10を一方向(矢印A方向)へ付勢する。
このような構成により、打撃部材10のより良好な直進性が得られる。
また、打撃部材10は、被案内部11の先端側に設けられて検査対象物を打撃する先細形状の打撃チップ12を有しているので、打撃によって検査対象物の単位面積当たりに加えられる力積を極力大きくすることができる。よって、打撃により検査対象物の深部まで弾性波を到達させることができるため、検査対象物の深部の状態を判定することができる。
また、打撃部材10は、打撃部材10が検査対象物に衝突した際に当該打撃部材10に加わる力の大きさを検出する力センサ13を有しているので、当該力の大きさを直接的に検出することができるため、当該力の大きさを精度良く検出することができる。
より具体的には、力センサ13は、打撃チップ12と被案内部11との間に設けられているので、力センサ13を打撃チップ12により保護しつつも、打撃チップ12に加わる力と同等の力が力センサ13に加わるようにできる。すなわち、力センサ13と打撃チップ12とが離間することにより、力センサ13に伝達される力が減衰することを抑制できる。よって、打撃部材10に加わる力の大きさを適正に検出することができる。
また、案内部20は、打撃部材10が所定の打撃待機位置よりも一方向に対する反対方向(矢印B方向)へと移動することを規制する移動規制部21aを有し、付勢部30は、移動規制部21aにより移動規制されて打撃待機位置に位置する打撃部材10を付勢する。
このため、付勢部30により打撃部材10を付勢する力を再現性良く一定の大きさにすることができるので、打撃部100による打撃を繰り返し行う場合に、常に一定の打撃力で検査対象物を打撃することができる。
また、被案内部11は、棒状の第1部分111と、第1部分111の基端側に設けられているとともに被案内部11の基端部を構成し且つ第1部分111よりも小径に形成されている第2部分112と、を有している。
また、案内部20は、第1部分111よりも小径で、且つ、第2部分112を挿入可能に形成された移動規制部21aを有している。
そして、移動規制部21aは、打撃部材10が所定の打撃待機位置よりも一方向に対する反対方向(矢印B方向)へと移動することを規制する。
よって、簡単な構造により、打撃部材10を一定の打撃待機位置に待機させることができる。
また、打撃部100は、付勢部30によって付勢された後の打撃部材10を反対方向(矢印B方向)へ付勢して打撃待機位置に復帰させる第2付勢部40を有している。
よって、付勢部30によって付勢された後の打撃部材10を自動的に打撃待機位置に復帰させることができる。
また、第2付勢部40は、打撃部材10を反対方向(矢印B方向)に付勢する弾性体からなるので、第2付勢部40を簡易な構成とすることができる。
なお、上記の実施形態における各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていても良いし、一つの構成要素が複数の部材で形成されていても良いし、ある構成要素が他の構成要素の一部であっても良いし、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していても良い。
また、上記の実施形態においては、特定の色の塗料を検査対象物に付着させることによってマーキングを行う例を説明したが、マーキングは、塗料の塗布に限らず、何らかの印を検査対象物に残すことができるものであれば良い。例えば、シール等を貼り付けることによってマーキングを行っても良い。また、マーキングは、文字、記号、図形等を印として検査対象物に残すことができるものであっても良い。
また、上記の実施形態においては、マーキング部500がヘッド駆動用シリンダ520を有する例を説明したが、マーキング部500は、ヘッド駆動用シリンダ520を有していなくても良い。この場合、ヘッド部510は、案内部20に固定されていることが好ましい。
また、上記においては、打撃部100とヘッド部510とが一体的に設けられている例を説明したが、打撃部100とヘッド部510とは別体に設けられていても良い。
10 打撃部材
11 被案内部
11a 通し孔
11b 導出孔
111 第1部分
112 第2部分
112a 面
113 突出部
12 打撃チップ
121 基端部
122 先端部
123 面
13 力センサ
131 本体部
132 端子部
133 受圧面
20 案内部(保持部)
21 筒状部
21a 移動規制部
211 摺動案内部
212 収容部
212a 収容室
213 ピストンシリンダ部
22 キャップ部
30 付勢部
31 衝突部材
311 第1ピストン部
311a 先端面
312 保持部
313 第2ピストン部
32 案内部
321 第1部材
322 第2部材
322a 挿通孔
33 付勢部材
35 加圧部
351 筐体部材
351a バルブ室
351b 蓄圧室
351c 放出路
351e 仕切壁
352 蓋部材
352a 導入口
353 バルブ部材
36 ガス導入管
38 打撃用バルブ
39 ガス源
40 第2付勢部
50 信号配線
100 打撃部
400 遮音部
410 枠部
411 筒状部
412 板状部
420 吸音材
430 緩衝部材
500 マーキング部
510 ヘッド部
511 スプレーノズル
511a 吐出部
512 拡散規制部
520 ヘッド駆動用シリンダ
530 固定部
531 ブラケット
532 保持枠
541 配管
542 配管
543 配管
544 配管
544a 配管接続部
550 流量調節絞り
560 塗料タンク
570 スプレー用バルブ
610 マイク
620 マイク保持部
1000 マーキング機能付き打音検査用打撃装置
1500 打音検査システム
1510 制御部

Claims (9)

  1. 検査対象物に打撃を加える打撃部と、
    前記検査対象物における前記打撃部による打撃箇所にマーキングを施すことが可能なマーキング部と、
    を備えているマーキング機能付き打音検査用打撃装置。
  2. 前記打撃部は、
    打撃待機位置から打撃位置に向けて移動することによって前記検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、
    前記打撃部材を前記打撃待機位置と前記打撃位置との間で移動可能に保持する保持部と、
    を有し、
    前記マーキング部は、前記マーキングを行うヘッド部を有し、
    前記ヘッド部が前記保持部と一体的に設けられている請求項1に記載のマーキング機能付き打音検査用打撃装置。
  3. 前記マーキング部は、
    前記保持部に固定され、前記ヘッド部をマーキング待機位置から前記マーキング待機位置よりも前記打撃箇所に近いマーキング位置に向けて移動させることが可能なマーキング用アクチュエータを備え、
    前記ヘッド部は、前記マーキング用アクチュエータを介して、前記保持部と一体的に設けられている請求項2に記載のマーキング機能付き打音検査用打撃装置。
  4. 前記マーキング用アクチュエータは、前記打撃部材が前記打撃待機位置に復帰したときに、前記ヘッド部を前記マーキング位置に向けて移動させる請求項3に記載のマーキング機能付き打音検査用打撃装置。
  5. 前記マーキング部は、前記打撃箇所に塗料を塗布する請求項1乃至4の何れか一項に記載のマーキング機能付き打音検査用打撃装置。
  6. 前記マーキング部は、前記マーキングを行うヘッド部を有し、
    前記ヘッド部は、前記塗料を噴射して塗布するスプレーノズルを有する請求項5に記載のマーキング機能付き打音検査用打撃装置。
  7. 前記ヘッド部は、前記スプレーノズルの先端側に設けられ、前記スプレーノズルから噴射される前記塗料の拡散を規制する拡散規制部を有する請求項6に記載のマーキング機能付き打音検査用打撃装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載のマーキング機能付き打音検査用打撃装置と、
    前記検査対象物からの反射波を測定及び解析することにより、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する欠陥判定装置と、
    を備え、
    前記マーキング部は、前記検査対象物に欠陥がある場合に、前記検査対象物における打撃箇所にマーキングを施す打音検査システム。
  9. 検査対象物に打撃を加え、前記検査対象物からの反射波を測定及び解析することにより、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する工程と、
    前記検査対象物に欠陥がある場合に、前記検査対象物における打撃箇所にマーキングを施す工程と、
    を備えるマーキング方法。
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