JP2016050580A - 複合サイクル発電プラントの熱エネルギー節減方法 - Google Patents

複合サイクル発電プラントの熱エネルギー節減方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスタービンのターニングギア及び/又は非燃焼動作中の複合サイクル発電プラントの熱回収蒸気発生器部分内の熱エネルギーを節減するシステム及び方法を提供する。【解決手段】複合サイクル発電プラント10は、圧縮機20と、圧縮機20から下流側に配置される圧縮機吐出ケーシング26を含む燃焼セクション22と燃焼セクション22から下流側にあるタービン32とタービンセクション30から下流側に配置された排気ダクト34とを備える。圧縮機20、圧縮機吐出ケーシング26、タービン32、及び排気ダクト34は、ガスタービン12を通る一次流れ通路36を定める。熱回収蒸気発生器46は、排気ダクト34と熱連通し且つ蒸気タービン50と流体連通している。ブロアは熱回収蒸気発生器46から上流側の一次流れ通路36と流体連通し、ガスタービン12のターニングギア44作動中にブロアが一次流れ通路36から圧縮空気を吸い込むようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、全体的に、複合サイクル発電プラントに関する。より具体的には、本発明は、ガスタービンのターニングギア及び/又は非燃焼動作中の複合サイクル発電プラントの熱回収蒸気発生器部分内の熱エネルギーを節減するシステム及び方法に関する。
複合サイクルガスタービン発電プラントの1つのタイプは、電力を生成するのに少なくとも1つのガスタービンと少なくとも1つの蒸気タービンとを組み合わせて利用している。発電プラントは、ガスタービンが熱回収蒸気発生器(「HRSG」)などの熱回収システムを通じて蒸気タービンに熱的に接続されるように構成される。ガスタービンは一般に、圧縮機セクションと、該圧縮機セクションの下流側に配置された燃焼セクションと、燃焼セクションから下流側にあるタービンセクションとを含む。ガスタービンのロータシャフトは、発電機に結合される。蒸気タービンのロータシャフトは、同じ発電機又は別の発電機に結合することができる。
HRSGは一般に、ガスタービンのタービン排気ダクトから下流側に位置付けられる1又はそれ以上の熱交換器を含む。ガスタービンの燃焼動作中、高温の燃焼排気ガスが排気ダクトからHRSGを通過して流れ、排気スタックから流出する。高温の燃焼排気ガスからの熱エネルギーは、1又は複数の熱交換器を介して水などの作動流体に伝達されて、加圧蒸気の流れを1又は複数の蒸気タービンに提供するようにする。
場合によっては、ガスタービンは、主にピーク電力需要又は高電力需要の期間に作動し、非ピーク電力需要又は低電力需要の期間に運転停止を行うようにする場合がある。しかしながら、運転停止又は非燃焼作動期間の間、一般に、ガスタービンロータの湾曲を防ぐため電気モータに結合されるターニングギアを介してガスタービンのロータシャフトを何らかの所望の最小回転速度で回転し続けることが望ましい場合がある。
ターニングギアを介してロータが転回すると、圧縮機セクションを通って周囲空気が吸い込まれて、燃焼セクションの圧縮機吐出ケーシング内を通り、タービンセクションを通って排気ダクトから出て、次いでHRSGを通過する。ターニングギア作動中に圧縮機から流れる空気は、熱エネルギーの僅かな増大を達成できるが、圧縮機からHRSGに移動する空気の温度は、特にガスタービンの燃焼作動が終わった直後では、HRSGの熱交換器に残存する作動流体の温度よりも低い場合がある。その結果、熱交換器内の作動流体の熱エネルギーは、比較的低温の排出空気に奪われてしまう。
ターニングギア作動中のHRSGにおける作動流体からの熱エネルギーの喪失は、発電プラント性能全体に悪影響を及ぼす恐れがある。例えば、ガスタービン及び蒸気タービンの両方の完全作動を実施する前にHRSG内の作動流体を所要の動作温度に戻すのに追加の時間が必要となる可能性がある。加えて、特に初期始動期間中にHRSG内の作動流体と高温のタービン排出ガスとの間の大きな温度差あることにより、HRSGの種々の構成要素に熱応力が作用する結果となり、HRSGの全体性能に影響を及ぼす可能性がある。従って、ガスタービンのターニングギア作動中のHRSG作動流体からの熱損失を節減するシステム及び方法が有用となる。
本発明の態様及び利点は、以下の説明において記載され、又は、本説明から明らかになることができ、或いは、本発明を実施することによって理解することができる。
本発明の1つの実施形態は、複合サイクル発電プラントである。複合サイクル発電プラントは、圧縮機と、該圧縮機から下流側に配置される圧縮機吐出ケーシングを含む燃焼セクションと、該燃焼セクションから下流側にあるタービンと、タービンセクションから下流側に配置された排気ダクトとを備える。圧縮機、圧縮機吐出ケーシング、タービン、及び排気ダクトは、ガスタービンを通る一次流れ通路を定める。熱回収蒸気発生器は、排気ダクトと熱連通し且つ蒸気タービンと流体連通している。ブロアは、熱回収蒸気発生器から上流側の一次流れ通路と流体連通し、ガスタービンのターニングギア作動中にブロアが一次流れ通路から圧縮空気を吸い込むようにする。
本開示の別の実施形態は、複合サイクル発電プラントである。複合サイクル発電プラントは、圧縮機、該圧縮機から下流側に配置される圧縮機吐出ケーシングを含む燃焼セクション)、及び該燃焼セクションから下流側に配置されるタービンを有するガスタービンを備える。圧縮機吐出ケーシングは、圧縮空気プレナムを定める。圧縮機、圧縮機吐出ケーシング、及びタービンが、ガスタービンを通って延びる一次流れ通路を定める。熱回収蒸気発生器は、タービンから下流側に配置され、一次流れ通路から排出空気流を受け取るように構成される。蒸気タービンは、熱回収蒸気発生器と流体連通している。ブロアは、熱回収蒸気発生器から上流側で一次流れ通路と流体連通している。ブロアは、ガスタービンのターニングギア作動中に一次流れ通路から空気を吸い込む。
本発明はまた、ターニングギア中の複合サイクル発電プラントの熱エネルギーを節減する方法を含む。複合サイクル発電プラントは、ガスタービンと、ガスタービンの排気出口から下流側にある熱回収蒸気発生器と、該熱回収蒸気発生器に流体結合された蒸気タービンとを含む。本方法は、ターニングギアを介してガスタービンのロータシャフトを回転させ、これによりガスタービンの一次流れ通路内に空気が流れるようにするステップを含む。一次流れ通路は、熱回収蒸気発生器と流体連通している。本方法は更に、一次流れ通路と流体連通したガスタービンのブリード空気出口に流体結合されたブロアを通電するステップを含む。本方法は更に、一次流れ通路(36)を通って流れる空気の少なくとも一部を、ブロアを介して熱回収蒸気発生器から上流側のブリード空気出口を通じて抽出するステップを含む。
当業者であれば、本明細書を精査するとこのような実施形態の特徴及び態様、並びにその他がより理解されるであろう。
添付図の参照を含む本明細書の残りの部分において、当業者に対してなしたその最良の形態を含む本発明の完全且つ有効な開示をより詳細に説明する。
本発明の種々の実施形態を組み込むことができる例示的なガスタービンの機能ブロック図。 本発明の種々の実施形態による、図1に示す例示的なガスタービンの機能ブロック図。 本発明の1つの実施形態による、複合サイクル発電プラント内の熱エネルギーを節減するための方法を例示するフローチャート。
ここで、その1つ又はそれ以上の実施例が添付図面に例示されている本発明の実施形態について詳細に説明する。詳細な説明では、図面中の特徴部を示すために参照符号及び文字表示を使用している。本発明の同様の又は類似した要素を示すために、図面及び説明において同様の又は類似した表示を使用している。本明細書で使用される用語「第1」、「第2」、及び「第3」は、ある構成要素を別の構成要素と区別するために同義的に用いることができ、個々の構成要素の位置又は重要性を意味することを意図したものではない。用語「上流」及び「下流」は、流体通路における流体流れに対する相対的方向を指す。例えば、「上流」は、流体がそこから流れる方向を指し、「下流」は流体がそこに向けて流れ込む方向を指す。
各実施例は、本発明の限定ではなく例証として提供される。実際に、当業者であれば、本発明の範囲又は技術的思想から逸脱することなく、修正及び変形を本発明において実施できる点は理解されるであろう。例えば、1つの実施形態の一部として例示され又は説明される特徴は、別の実施形態と共に使用して更に別の実施形態を得ることができる。従って、本発明は、そのような修正及び変形を特許請求の範囲及びその均等物の技術的範囲内に属するものとして保護することを意図している。本発明の例示的な実施形態では、説明の目的で、単一のガスタービン、単一の蒸気タービン、及び単一の熱回収蒸気発生器、詳細には単一の熱交換器を有する複合サイクル発電プラントの関連において全体的に説明しているが、本発明の実施形態は、複数のガスタービン、蒸気タービン及び/又は複数のHRSGユニットを有するあらゆる複合サイクル発電プラントに適用できることは、当業者には容易に理解されるであろう。
次に、幾つかの図全体を通して様々な参照符号が同様の要素を表す図面を参照すると、
図1は、本発明の種々の実施形態を組み込むことができる例示的な複合サイクル発電プラント10の機能ブロック図を示す。図1に示すように、発電プラント10は、ガスタービン12を含む。ガスタービン12は、一般に、ガスタービン12に流入する作動流体(例えば、空気)16を精製又は他の方法で調整するための一連のフィルタ、冷却コイル、湿分分離器及び/又は他の装置(図示せず)を含むことができる入口セクション14を含む。圧縮機20を含む圧縮機セクション18は、入口セクション14から下流側に配置される。圧縮機吐出ケーシングなどの外側ケーシング26の周りに環状に配列された複数の燃焼器24を含む燃焼セクション22は、圧縮機20から下流側に配置される。特定の実施形態において、外側ケーシング26は、高圧プレナム28を定める。
高圧及び/又は低圧タービン32を含むタービンセクション30は、燃焼セクション22から下流側に配置される。1つの実施形態において、ガスタービンは、タービン32から下流側に配置された排気ダクト34を含む。特定の実施形態において、圧縮機20、燃焼セクション22の外側ケーシング26、タービン32、及び排気ダクト34は、ガスタービン12を通る一次流れ通路36を定める。ロータシャフト38は、ガスタービン12の軸方向中心線に沿って延びる。1つの実施形態において、発電機/モータ40は、延長シャフト42及び/又はターニングギア44を介してロータシャフト38に結合される。
特定の実施形態において、発電プラント10は、タービン32及び排気ダクト34のうちの少なくとも1つから下流側に配置される熱回収蒸気発生器46を含む。熱回収蒸気発生器46は一般に、ガスタービン12の一次流れ通路36と流体連通した少なくとも1つの熱交換器48を含む。1又は複数の熱交換器48は、発電機52に接続することができる1又はそれ以上の蒸気タービン50に流体結合される。
ガスタービン12の燃焼作動中、空気16は、入口セクション14を通って圧縮機20に流入し、ここで空気は、固定ベーン及びロータシャフト38に結合される回転圧縮機ブレード(図示せず)の複数の列又は段にわたって流れるときに漸次的に圧縮される。圧縮空気54は、圧縮機20から一次流れ通路36に沿って燃焼セクション22の外側ケーシング26及び/又は空気プレナム28に送られる。圧縮空気54の少なくとも一部は、種々の燃焼器24に送られ、ここで燃料と混合されて可燃性燃料−空気混合気を提供する。各燃焼器24における燃料−空気混合気は、燃焼して高温高圧及び高速度の燃焼ガス56を提供する。次いで、燃焼ガス56がタービン32内に送られ、ここで固定ベーン及びロータシャフト38に結合される回転タービンロータブレードの1又はそれ以上の列又は段を介して燃焼ガスから運動エネルギー及び熱エネルギーが抽出されて、これによりロータシャフト38が回転するようになる。
燃焼ガス56は、排気ダクト34を介してタービン34から排出され、熱回収蒸気発生器46に送られる。排出された燃焼ガス56からの残りの熱エネルギーは、熱交換器48を介して水などの作動流体58に伝達される。伝達された熱エネルギーは、一般に、作動流体58を蒸気60に変えるのに十分である。次いで、蒸気60は、蒸気タービン50に送られる。
ガスタービンが運転停止するか、又は非燃焼状態になると、ターニングギア44が係合されて、ロータシャフト38の回転を継続し、従ってロータシャフト38の湾曲の可能性を低減し、及び/又は複合サイクル発電プラント10を稼働状態に戻すのに必要な始動時間を改善することができる。ターニングギアがロータシャフト38を回転させると、入口14を通って空気16が圧縮機20に吸い込まれ、ここで空気16は、一次流れ通路36に沿って燃焼セクション22の外側ケーシング26を通り、排気ダクト34のタービン32を通って熱回収蒸気発生器46の熱交換器48を横断する。一次流れ通路36を通過して熱交換器48を横断して流れる空気16は、熱交換器48内に貯蔵されている作動流体58と比べて比較的低温となる可能性がある。結果として、熱エネルギーが低温の空気16に奪われてしまい、従って、熱回収蒸気発生器46及び/又は複合サイクル発電プラント10の全体効率が低下する可能性がある。
図2は、本発明の種々の実施形態による、図1に示す例示的な複合サイクル発電プラント10の概略側面図を示す。特定の実施形態において、複合サイクル発電プラントは、ブロア又は空気ポンプ64と流体連通した1又はそれ以上のブリード空気出口62を含む。1又は複数のブリード空気出口62は、熱回収蒸気発生器46から上流側、詳細には熱交換器48から上流側のガスタービン12に沿った種々の箇所に定めることができる。
1つの実施形態において、ブリード空気出口66は、圧縮機20の外側ケーシング26を貫通して延び、圧縮機20内に定められた一次流れ通路36の一部と流体連通している。1つの実施形態において、ブリード空気出口70は、燃焼セクション22の外側ケーシング26を貫通して延び、外側ケーシング26及び/又は高圧プレナム28内に定められる一次流れ通路36の一部と流体連通している。1つの実施形態において、ブリード空気出口72は、タービン32の外側ケーシング74を貫通して延び、タービン32内に定められる一次流れ通路36の一部と流体連通している。1つの実施形態において、ブリード空気出口76は、排気ダクト34の外側ケーシング78を貫通して延び、排気ダクト34内に定められる一次流れ通路36の一部と流体連通している。
複合サイクル発電プラント10は、図2に示されるブリード空気出口62の何れか又は全てを含むことができる。ブリード空気出口62は、請求項に特に記載のない限り、ガスタービン12の特定のセクション又は構成要素に沿った何れかの特定の箇所に限定されない。複合サイクル発電プラント10は、複数のブリード空気出口を含むことができる。ブロア64は、ガスタービン12のターニングギア作動中にガスタービン12の対応するセクション又は構成要素において一次流れ通路36から空気16を吸い込むのに好適な何れかのブロアモータ、エアポンプ又は装置を含むことができる。特定の実施形態において、複合サイクル発電プラントは、熱回収蒸気発生器46から上流側の一次流れ通路36内に配置された少なくとも1つの可動ハッチ80を含むことができ、1又は複数の可動ハッチ80は、ガスタービン12のターニングギア作動中に一次流れ通路36を通って熱回収蒸気発生器46への流れを少なくとも部分的に制限する。図2に示すように、ハッチ80の一部は、少なくとも部分的に開放されて一次流れ通路36内の圧力を低下させ、他のハッチ80は、完全に閉鎖されて、熱回収蒸気発生器46に入る流れ又は空気16を完全に制限又は阻止することができる。
ブリード空気出口62、モータ64、及び/又はハッチ80は、複合サイクル発電プラント10内の熱エネルギーを節減する方法100を提供することができる。例えば、図3に示すように、ステップ102において、ガスタービン12の燃焼作動中に燃焼ガス56を介して熱回収蒸気発生器46に熱エネルギーを提供することができる。ステップ104において、ガスタービンが運転停止することができ、従って、熱回収蒸気発生器46の作動流体内に蓄えられた熱エネルギーが残される。ステップ106において、ターニングギア44及び/又はモータ40が係合されてロータシャフト38を回転させることができ、ここでロータシャフト38の回転により、空気16がガスタービン12の一次流れ通路36内に流れるようになる。ステップ106において、ブロア64に通電することができる。ステップ108において、一次流れ通路36を通って流れる空気16の少なくとも一部は、熱回収蒸気発生器46から上流側のブリード空気出口62を通って抽出することができる。
1つの実施形態において、一次流れ通路36を通って流れる空気16の少なくとも一部は、ブリード空気出口66を介してガスタービン12の圧縮機20から抽出することができる。1つの実施形態において、一次流れ通路36を通って流れる空気16の少なくとも一部は、ブリード空気出口70を介してガスタービン12の燃焼セクション22の外側ケーシング26から抽出することができる。1つの実施形態において、一次流れ通路36を通って流れる空気16の少なくとも一部は、ブリード空気出口72を介してガスタービン12のタービン32から抽出することができる。1つの実施形態において、一次流れ通路36を通って流れる空気16の少なくとも一部は、ブリード空気出口76を介してガスタービン12の排気ダクト34から抽出することができる。
加えて、本方法は更に、一次流れ通路36から熱回収蒸気発生器46に向かって流れる空気16の流れを制限するステップを含むことができる。例えば、1つの実施形態において、空気16の流れは、熱回収蒸気発生器46から上流側に配置された1又は複数のハッチ80を介して制限することができる。本方法100は更に、1又は複数のハッチ80を調整して、熱回収蒸気発生器46に向かって流れる空気16の流れを制御するステップを含むことができる。例えば、1又は複数のハッチ80は、少なくとも部分的に閉鎖又は完全に閉鎖することができる。
本明細書は、最良の形態を含む実施例を用いて本発明を開示し、また、あらゆる当業者が、あらゆるデバイス又はシステムを実施及び利用すること並びにあらゆる組み込み方法を実施することを含む本発明を実施することを可能にする。本発明の特許保護される範囲は、請求項によって定義され、当業者であれば想起される他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、請求項の文言と差違のない構造要素を有する場合、或いは、請求項の文言と僅かな差違を有する均等な構造要素を含む場合には、本発明の範囲内にあるものとする。
10 複合サイクル発電プラント
12 ガスタービン
14 入口セクション
16 作動流体
18 圧縮機セクション
20 圧縮機
22 燃焼セクション
24 燃焼器
26 外側ケーシング/圧縮機吐出ケーシング
28 高圧プレナム
30 タービンセクション
32 タービン
34 排気ダクト
36 一次流れ通路
38 ロータシャフト
40 モータ
42 延長シャフト
44 ターニングギア
46 熱回収蒸気発生器
48 熱交換器
50 蒸気タービン
52 発電機
54 圧縮空気
56 燃焼ガス
58 作動流体
60 蒸気
62 ブリード空気出口
64 ブロア/空気ポンプ
66 ブリード空気出口
68 外側ケーシング
70 ブリード空気出口
72 ブリード空気出口
74 外側ケーシング
76 ブリード空気出口
78 外側ケーシング
80 ハッチ
100 方法
102 ステップ
104 ステップ
106 ステップ
108 ステップ
110 ステップ

Claims (20)

  1. 複合サイクル発電プラント(10)であって、
    圧縮機(20)、該圧縮機(20)から下流側に配置される圧縮機吐出ケーシング(26)を含む燃焼セクション(22)、該燃焼セクション(22)から下流側にあるタービン(32)、及びタービンセクションから下流側にある排気ダクト(34)を有するガスタービン(12)と、
    を備え、前記圧縮機(20)、前記圧縮機吐出ケーシング(26)、前記タービン(32)、及び前記排気ダクト(34)が、前記ガスタービン(12)を通る一次流れ通路(36)を定め、
    前記複合サイクル発電プラント(10)が更に、
    前記排気ダクト(34)と熱連通し且つ少なくとも1つの蒸気タービン(50)と流体連通した熱回収蒸気発生器(46)と、
    前記熱回収蒸気発生器(46)から上流側の前記一次流れ通路(36)と流体連通し、前記ガスタービン(12)のターニングギア作動中に前記一次流れ通路(36)から圧縮空気を吸い込むブロア(64)と、
    を備える、複合サイクル発電プラント(10)。
  2. 前記ブロア(64)が、前記圧縮機(20)のブリード空気出口(66)を介して前記一次流れ通路(36)と流体連通している、請求項1に記載の複合サイクル発電プラント(10)。
  3. 前記ブロア(64)が、前記圧縮機吐出ケーシング(26)のブリード空気出口(66)を介して前記一次流れ通路(36)と流体連通している、請求項1に記載の複合サイクル発電プラント(10)。
  4. 前記ブロア(64)が、前記タービン(32)のブリード空気出口(72)を介して前記一次流れ通路(36)と流体連通している、請求項1に記載の複合サイクル発電プラント(10)。
  5. 前記ブロア(64)が、前記排気ダクト(34)のブリード空気出口(62)を介して前記一次流れ通路(36)と流体連通している、請求項1に記載の複合サイクル発電プラント(10)。
  6. 前記熱回収蒸気発生器(46)から上流側の前記一次流れ通路(36)内に配置された可動ハッチ(80)を更に備え、前記ハッチ(80)が、前記ガスタービン(12)のターニングギア作動中に前記一次流れ通路(36)を通って前記熱回収蒸気発生器(46)への流れを少なくとも部分的に制限する、請求項1に記載の複合サイクル発電プラント(10)。
  7. 複合サイクル発電プラント(10)であって、
    圧縮機(20)、該圧縮機(20)から下流側に配置される圧縮機吐出ケーシング(26)を含む燃焼セクション(22)、及び該燃焼セクション(22)から下流側にあるタービン(32)を有するガスタービン(12)と、
    を備え、前記圧縮機吐出ケーシング(26)が圧縮空気プレナムを定め、前記圧縮機(20)、前記圧縮機吐出ケーシング(26)、及び前記タービン(32)が、前記ガスタービン(12)を通る一次流れ通路(36)を定め、
    前記複合サイクル発電プラント(10)が更に、
    前記タービン(32)から下流側に配置され、前記一次流れ通路(36)から排出空気流を受け取るように構成された熱回収蒸気発生器(46)と、
    前記熱回収蒸気発生器(46)と流体連通した蒸気タービン(50)と、
    前記熱回収蒸気発生器(46)から上流側の前記一次流れ通路(36)と流体連通し、前記ガスタービン(12)のターニングギア作動中に前記一次流れ通路(36)から空気を吸い込むブロア(64)と、
    を備える、複合サイクル発電プラント(10)。
  8. 前記ブロア(64)が、前記圧縮機(20)のブリード空気出口(66)を介して前記一次流れ通路(36)と流体連通している、請求項7に記載の複合サイクル発電プラント(10)。
  9. 前記ブロア(64)が、前記圧縮機吐出ケーシング(26)のブリード空気出口(66)を介して前記一次流れ通路(36)と流体連通している、請求項7に記載の複合サイクル発電プラント(10)。
  10. 前記ブロア(64)が、前記タービン(32)のブリード空気出口(72)を介して前記一次流れ通路(36)と流体連通している、請求項7に記載の複合サイクル発電プラント(10)。
  11. 前記熱回収蒸気発生器(46)から上流側の前記一次流れ通路(36)内に配置された可動ハッチ(80)を更に備え、前記ハッチ(80)が、前記ガスタービン(12)のターニングギア作動中に前記一次流れ通路(36)を通って前記熱回収蒸気発生器(46)への流れを少なくとも部分的に制限する、請求項7に記載の複合サイクル発電プラント(10)。
  12. ガスタービン(12)、該ガスタービン(12)の排気出口から下流側にある熱回収蒸気発生器(46)、及び前記熱回収蒸気発生器(46)に流体結合された蒸気タービン(50)を含む複合サイクル発電プラント(10)の熱エネルギーをターニングギア作動中に節減する方法(100)であって、
    前記ガスタービン(12)の燃焼作動中に前記熱回収蒸気発生器(46)の作動流体(58)に熱エネルギーを提供するステップと、
    前記ガスタービン(12)を運転停止するステップと、
    ターニングギア(44)を介して前記ガスタービン(12)のロータシャフト(38)を回転させ、これにより前記熱回収蒸気発生器(46)と流体連通した前記ガスタービン(12)の一次流れ通路(36)内への空気の流れを引き起こすステップと、
    前記一次流れ通路(36)と流体連通したブリード空気出口(62、66、70、72、76)に流体結合されたブロア(64)を通電するステップと、
    前記一次流れ通路(36)を通って流れる空気の少なくとも一部を、前記ブロア(64)を介して前記熱回収蒸気発生器(46)から上流側のブリード空気出口(62、66、70、72、76)を通じて抽出するステップと、
    を含む、方法(100)。
  13. 前記一次流れ通路(36)を通って流れる空気の少なくとも一部が、前記ガスタービン(12)の圧縮機(20)から抽出される、請求項12に記載の方法(100)。
  14. 前記一次流れ通路(36)を通って流れる空気の少なくとも一部が、前記ガスタービン(12)の燃焼セクション(22)から抽出される、請求項12に記載の方法(100)。
  15. 前記一次流れ通路(36)を通って流れる空気の少なくとも一部が、前記ガスタービン(12)の圧縮機吐出ケーシング(26)から抽出される、請求項12に記載の方法(100)。
  16. 前記一次流れ通路(36)を通って流れる空気の少なくとも一部が、前記ガスタービン(12)のタービン(32)から抽出される、請求項12に記載の方法(100)。
  17. 前記一次流れ通路(36)を通って流れる空気の少なくとも一部が、前記ガスタービン(12)の排気ダクト(34)から抽出される、請求項12に記載の方法(100)。
  18. 前記一次流れ通路(36)から前記熱回収蒸気発生器(46)に向かって流れる空気の流れを制限するステップを更に含む、請求項12に記載の方法(100)。
  19. 前記空気の流れが、前記熱回収蒸気発生器(46)から上流側のハッチ(80)を介して制限される、請求項18に記載の方法(100)。
  20. 前記ハッチ(80)を調整して、前記熱回収蒸気発生器(46)に向かって流れる空気の流れを制御するステップを更に含む、請求項19に記載の方法(100)。
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