JP2016050392A - リブ材の製造方法、化粧パネルの製造方法、リブ材及び化粧パネル - Google Patents

リブ材の製造方法、化粧パネルの製造方法、リブ材及び化粧パネル Download PDF

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Abstract

【課題】製造が容易で、意匠性に優れたリブ材の製造方法、化粧パネルの製造方法、リブ材及び化粧パネルを提供する。【解決手段】本発明を適用したリブ材の一例であるリブ材1は、リブ本体2とリブ本体に貼りつけられた化粧シート3を備える。リブ本体2は、基材となる原料の板を後述する製造方法で加工して、長手方向を有する角柱状の部材に形成されている。また、リブ本体2は、第1の側面4、第2の側面5と、意匠面6を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、リブ材の製造方法、化粧パネルの製造方法、リブ材及び化粧パネルに関する。詳しくは、製造が容易で、意匠性に優れたリブ材の製造方法、化粧パネルの製造方法、リブ材及び化粧パネルに係るものである。
合板や木質材等のパネルに化粧シートを接着して貼り付けた化粧パネルが、商業施設や住宅の内装材として広く用いられている。化粧パネルはシートの色柄やパネルの形状に特徴を持たせることで、室内の内装面に意匠性を持たせている。
また、化粧パネルにはリブ材が取り付けられたものが存在する。リブ材を配置することで、化粧パネルは立体感のある外観となり、化粧パネルの意匠性が高まるものとなっている。
リブ付きの化粧パネルは、化粧パネルを設ける位置や、注文者の好みに応じて、その形状や大きさは異なるものとなる。そのため、小ロットの生産であっても、形状変更に柔軟に対応可能な自由度の高い製造方法が求められている。
こうしたなか、リブ材と化粧パネルを別体として製造し、小ロットの生産への対応を試みたリブ材及び化粧パネルの製造方法が存在し、例えば、特許文献1に記載のリブ材及び化粧パネルの製造方法が提案されている。
ここで、特許文献1には、ラッピング工法によるリブ材用基材への化粧シートの加工方法が記載されている。ラッピング工法では、リブ材用基材は、ベルトコンベアからなる搬送装置上を搬送され、化粧シートが搬送速度に同調した速度でリブ材用基材に対して供給される。
そして、複数の向きの異なる押圧ローラによって、化粧シートがリブ材用基材の上面および両側面へ積層され、順次押圧されることで、リブ材用基材に化粧シートがラッピングされる。
また、特許文献1には、真空プレス工法にてリブ材を作成する方法も記載されている。この方法では、下面開口を塞ぐようにゴム状弾性膜が張設されたシート側チャンバと、上面開口を塞ぐようにリブ材側化粧フィルムが張設保持される基材側チャンバとを有する真空プレス積層成形装置が用いられる。
このうち、基材側チャンバ内にリブ材用基材と、それを支持固定するための載置台が配置され、また所要数の通気孔が形成された吸引置台が設けられている。真空プレス積層成形装置では、2つのチャンバ間に圧力差を生じさせてゴム状弾性膜をリブ材側化粧シートに圧接させる。
また、ゴム状弾性膜の熱によってリブ材側化粧シートを軟化させ、このリブ材側化粧シートを延伸させながらリブ材用基材の外表面に押し付けて接着させる。このようにして、リブ材用基材とリブ材側化粧シートとからなるリブ材が作成される。
更に、リブ付化粧パネルの製造方法としては、図6に記載のVカット加工方法も存在する。Vカット加工方法では、まず平坦な化粧パネル基材100の表面上に、予め色や図柄等が施された化粧シート101を貼り合せる(図6(a))。
次に、平坦な化粧パネル基材100の裏面側にV字形状のカット溝102を形成する(図6(b))。そして、化粧パネル基材100および化粧シート101を折り曲げて帯状の突起部103を形成する。さらに、必要に応じて化粧パネル基材100の突起部103の裏側に補強材104を配置することによりリブ付化粧パネルを製造する(図6(c))。
また、図7に示すように、1枚の基板200を削ってリブ201を形成し、その表面に手作業で化粧シート202を貼り付け、ホットプレス等のプレスで圧着させる方法も行われている。
特開2009−13716号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたラッピング工法及び真空プレス工法は、リブ基材に化粧シートを貼り付けるために化粧シートの供給機や押圧ローラ、真空プレス装置等の特殊な専用設備を設ける必要がある。設備投資や機械の設置場所の確保等を考慮すると現実的には採用が難しいものとなる。
また、Vカット加工方法では、化粧シートが薄い場合には、化粧パネル基材のみを切削加工してV字形状のカット溝を形成することが困難になる。また、リブの高さを調節する際には、都度、V字形状の溝の形成位置を考慮する必要が生じる。
更に、リブの高さが加工前の化粧パネル基材の厚さより高くなるため、リブ付化粧パネルの形状に一定の制約を受けるものとなる。
また、化粧パネル基材の表面を削って、化粧シートを貼り付ける加工では、化粧パネル基材に対して上面からのみプレス加工がなされ、リブの側面に対しての圧着が不充分となる。この結果、部分的に化粧シートの貼り付きが弱く、シートの剥離に繋がる問題があった。なお、図7の三角の符号で示す部分が圧着が不充分となる箇所である。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、製造が容易で、意匠性に優れたリブ材の製造方法、化粧パネルの製造方法、リブ材及び化粧パネルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のリブ材の製造方法は、リブ基板の第1の面及び該第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつける第1の工程と、前記第1の面及び前記第2の面に対して略垂直な角度から前記リブ基板を切断して、長手方向を有する柱状体を形成する第2の工程と、前記柱状体の面のうち長手方向側かつ前記化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に同化粧シート材を貼りつける第3の工程とを備える。
ここで、リブ基板の第1の面及び第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつける第1の工程によって、リブ基板に対して、充分に化粧シートを貼り付けることが可能となる。即ち、リブ基板の面に対して化粧シートを貼り付けるため、化粧シート及びリブ基板に充分な押圧力が付与され、化粧シートが剥がれにくいものとなる。
また、第1の面及び第2の面に対して略垂直な角度からリブ基板を切断して、長手方向を有する柱状体を形成する第2の工程によって、リブ基板からリブ材となる柱状体を形成することができる。
また、柱状体の面のうち長手方向側かつ化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に化粧シート材を貼りつける第3の工程によって、第3の面にも化粧シート材を貼りつけるものとなる。即ち、例えば、第3の面をリブ材の意匠面とした際に、リブ材の見栄えをよいものとすることができる。なお、ここでいう意匠面とは、リブ材を取り付けた化粧パネルを壁面等に設置した際に、外部から視認される領域を意味するものである。
また、第3の面に張り付けられた化粧シート材を柱状体の短手方向側の長さよりも長く切断する第4の工程を備える場合には、リブ材の見た目をより一層向上させることができる。即ち、第3の面の領域では、化粧シートが柱状体の短手方向よりも長く柱状体を覆うことになり、柱状体の下地が視認されにくいものとなる。
また、第3の工程で、複数の柱状体を隣接する同柱状体同士で長手方向及び第3の面を揃えて配置して、化粧シート材を貼りつける場合には、第3の面に対して化粧シートを充分に貼りつけることが可能となる。即ち、複数の柱状体を揃えて並べることで、第3の面が集合して1つの大きな面となり、この面に対して、化粧シートを充分に押圧して貼りつけることができる。また、1つの柱状体に化粧シートを貼りつける工程に比べて、製造効率を高めることができる。
また、柱状体の第3の面と反対側の面に長手方向に沿った溝部を形成する第5の工程を備える場合には、リブ材を化粧パネルに取り付けた際に、化粧パネルに対するリブ材の固定をより強固にし、リブ材を滑りにくくすることができる。即ち、第5の工程で形成する溝部と、その溝部に対向する溝部を化粧パネルに形成することによって、両方の溝の間に嵌合し、リブ材と化粧パネルを接着する仲介部材を配置することができる。この結果、仲介部材がリブ材の化粧パネルへの固定力を高め、滑りにくくする役割を果たすものとなる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の化粧パネルの製造方法は、リブ基板の第1の面及び該第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつける第1の工程と、前記第1の面及び前記第2の面に対して略垂直な角度から前記リブ基板を切断して、長手方向を有する柱状体を形成する第2の工程と、前記柱状体の面のうち長手方向側かつ前記化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に同化粧シート材を貼りつけてリブ材を形成する第3の工程と、前記リブ材の前記第3の面に相当する面と反対側の第4の面を化粧パネル基板に接着する第4の工程とを備える。
ここで、リブ基板の第1の面及び第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつける第1の工程によって、リブ基板に対して、充分に化粧シートを貼り付けることが可能となる。即ち、リブ基板の面に対して化粧シートを貼り付けるため、化粧シート及びリブ基板に充分な押圧力が付与され、化粧シートが剥がれにくいものとなる。
また、第1の面及び第2の面に対して略垂直な角度からリブ基板を切断して、長手方向を有する柱状体を形成する第2の工程によって、リブ基板からリブ材となる柱状体を形成することができる。
また、柱状体の面のうち長手方向側かつ化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に化粧シート材を貼りつける第3の工程によって、第3の面にも化粧シート材を貼りつけるものとなる。即ち、例えば、第3の面をリブ材の意匠面とした際に、リブ材の見栄えをよいものとすることができる。
また、リブ材の第3の面に相当する面と反対側の第4の面を化粧パネル基板に接着する第4の工程によって、リブ材を化粧パネルに取り付けることができる。
また、第3の面に張り付けられた化粧シート材を柱状体の短手方向側の長さよりも長く切断する第5の工程を備える場合には、リブ材の見た目をより一層向上させることができる。即ち、第3の面の領域では、化粧シートが柱状体の短手方向よりも長く柱状体を覆うことになり、柱状体自体が視認されにくいものとなる。
また、第4の工程で、リブ材の第4の面及び化粧パネル基板の第4の面と対向する面に凹部を形成し、凹部を合わせた状態で形成される空間と略同等の体積を有する仲介部材を配置してリブ材及び化粧パネル基板を接着する場合には、化粧パネル基板に対するリブ材の固定をより強固にし、リブ材を滑りにくくすることができる。即ち、仲介部材がリブ材の化粧パネルへの固定力を高め、滑りにくくする役割を果たすものとなる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のリブ材は、第1の面及び該第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつけたリブ基板を同第1の面及び同第2の面に対して略垂直な角度から切断して、長手方向を有する柱状体を形成すると共に、前記柱状体の面のうち長手方向側かつ前記化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に同化粧シート材を貼りつけて形成される。
ここで、リブ基板の第1の面及び第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつけることによって、リブ基板に対して、充分に化粧シートを貼り付けることが可能となる。即ち、リブ基板の面に対して化粧シートを貼り付けるため、化粧シート及びリブ基板に充分な押圧力が付与され、化粧シートが剥がれにくいものとなる。
また、柱状体の面のうち長手方向側かつ化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に同化粧シート材を貼りつけることによって、第3の面にも化粧シート材を貼りつけるものとなる。即ち、例えば、第3の面をリブ材の意匠面とした際に、リブ材の見栄えをよいものとすることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の化粧パネルは、第1の面及び該第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつけたリブ基板を同第1の面及び同第2の面に対して略垂直な角度から切断して、長手方向を有する柱状体を形成すると共に、前記柱状体の面のうち長手方向側かつ前記化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に同化粧シート材を貼りつけて形成されたリブ材と、前記リブ材の前記第3の面に相当する面と反対側の第4の面を接着可能な化粧パネル基板とを備える。
ここで、リブ基板の第1の面及び第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつけることによって、リブ基板に対して、充分に化粧シートを貼り付けることが可能となる。即ち、リブ基板の面に対して化粧シートを貼り付けるため、化粧シート及びリブ基板に充分な押圧力が付与され、化粧シートが剥がれにくいものとなる。
また、柱状体の面のうち長手方向側かつ化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に同化粧シート材を貼りつけることによって、第3の面にも化粧シート材を貼りつけるものとなる。即ち、例えば、第3の面をリブ材の意匠面とした際に、リブ材の見栄えをよいものとすることができる。
本発明に係るリブ材の製造方法は、製造が容易で、意匠性に優れたリブ材を提供することが可能なものとなっている。
また、本発明に係る化粧パネルの製造方法は、製造が容易で、意匠性に優れた化粧パネルを提供することが可能なものとなっている。
また、本発明に係るリブ材は、製造が容易で、意匠性に優れたものとなっている。
また、本発明に係る化粧パネルは、製造が容易で、意匠性に優れたものとなっている。
本発明を適用したリブ材の一例の短手方向側の断面図(a)、化粧パネルの短手方向側の断面図(b)である。 本発明を適用した化粧パネルの概略斜視図である。 リブ材の製造方法の流れを示した概略図である。 リブ材の基板材への取り付け構造の一例を示した概略図(a)及び、実部材のその他の形状の一例を示した概略図(b)である。 リブ材の基板材への取り付け構造のその他の一例を示した概略図である。 従来技術であるリブ材のVカット加工方法の流れを示す図(a)、(b)及び(c)である。 従来技術である手張りとプレス加工によるリブ材の製造方法を示す図である。
以下、本発明を適用したリブ材及び化粧パネルの一例について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用したリブ材の一例の短手方向側の断面図(a)、化粧パネルの短手方向側の断面図(b)である。
図1(a)に示すように、本発明を適用したリブ材の一例であるリブ材1は、リブ本体2とリブ本体に貼りつけられた化粧シート3を備える。
リブ本体2は、基材となる原料の板を後述する製造方法で加工して、長手方向を有する角柱状の部材に形成されている。また、リブ本体2は、第1の側面4、第2の側面5と、意匠面6を有している。
また、化粧シート3はリブ材1に貼りつけられ、リブ材1に意匠性を付与するシートである。化粧シート3は、木目の外観を有するツキ板と、和紙で構成されている。なお、化粧シート3は、和紙の側が化粧パネルの基板材に貼りつけられるものとなっている。
また、図1(b)に示すように、化粧パネル7は、リブ材1が化粧パネルの基板材8に接着して取り付けられた構造となっている。また、リブ材1と基板材8との間には、実部材9が配置されている。
実部材9には接着剤が塗られ、リブ材1及び基板材8の両方と接着する部材である。リブ材1及び基板材8にはそれぞれ、溝部10及び溝部11が形成されている。また、実部材9は、溝部10及び溝部11が向き合って併せられた状態で形成される空間と略同等の体積となるように形成されている。
また、基板材8の上面には、化粧シート25が接着剤で貼りつけられている。この化粧シート25は、前述した化粧シート3と同様のシート部材である。なお、図2は、化粧パネル7の概略斜視図である。
ここで、リブ本体2及び基板材8の原料は特に限定されるものではなく、既知の化粧パネルの製造に使用されるものであってよい。例えば、火山性ガラス質複層板、中密度繊維板(MDF)、ゾノトライト系ケイ酸カルシウム板、繊維混入けい酸カルシウム板、トバモライト系ケイ酸カルシウム板等、適宜選択しうる。
また、必ずしも、化粧シート3がツキ板と和紙で構成される必要はない。但し、和紙を用いることで、リブ本体2の下地を見えにくくし、より一層見栄えをよくすることができる点から、化粧シート3に和紙が併用されることが好ましい。
また、必ずしも、化粧シート3にツキ板が使用される必要はなく、リブ材1の意匠性を高めることが可能な材料であればよい。
また、必ずしも、リブ本体2及び基板材8に溝部が形成され、実部材9が配置される必要はない。但し、実部材9を介して接着することで、リブ材1の基板材8に対する固定力を高め、更に、リブ材1が滑りにくくなる点から、リブ本体2及び基板材8に溝部が形成され、実部材9が配置されることが好ましい。
また、必ずしも、基板材8の上面に化粧シート25が貼りつけられる必要はない。但し、リブ材1の化粧シートと沿うようの化粧シートを基板材8に貼ることで、統一感のある見栄えとなり、意匠性を高めることができる。また、化粧シート25の代わりに、樹脂製の塗料等を塗布することも可能である。
本発明を適用したリブ材の製造方法について、以下、図面を参照しながら説明する。
図3は、リブ材の製造方法の流れを示した概略図である。なお、以下に示す製造方法は本発明を適用したリブ材の製造方法の一例であり、本発明の内容は以下に示すものに限定されるものではない。
まず、化粧シート3の製作と、リブ本体2の元となるリブ基板12の加工を行う。化粧シート3は、厚み0.2mm程度のツキ板を準備し、酢酸ビニル樹脂接着剤でツキ板に和紙を接着する。
また、リブ基板12はリブ材の大きさに応じて目的の厚みとなるよう加工する。ここで、リブ基板12は平板である。以上がリブ材1の材料となる。
次に、図3に示すように、リブ基板12の片側の面13に対して、化粧シート14を酢酸ビニル樹脂接着剤で貼りつけ。既知のプレス機械を用いて、ホットプレスまたはコールドプレスによりプレス加工し、化粧シート3を圧着させる。
また、リブ基板12のもう一方の面15に対しても、上記と同様に、化粧シート16を接着剤で貼りつけ、プレス加工を行う。これにより、平板状のリブ基板12の2つの面に化粧シートが充分に貼りつけられた状態となる。
次に、リブ基板12を所望の寸法に切断加工し、リブ本体2を形成する。この切断加工では、平板状のリブ基板12に対して略垂直な向きに切断し、角柱状のリブ本体2を複数形成する。
リブ基板12を切断して形成されたリブ本体2は、向きを変えられ化粧シート14及び化粧シート15が貼りつけられた面が側面となるように配置される。リブ本体2は長手方向を合わせた状態で複数本を並べて配置する。
また、リブ本体2を配置する場所に、接着剤を塗った化粧シート18を配置しておき、その上にリブ本2を置いていく。ここでは、リブ本体2の化粧シートが貼りつけられる面17にも接着剤を塗っておく。
そして、プレス機械を用いて、ホットプレスまたはコールドプレスによりプレス加工し、化粧シート18をリブ基材2の面17に圧着させる。この面17が、前述したリブ材1の意匠面6に該当する部分である。
更に、リブ本体2の面17に貼りつけられた化粧シート18を切断加工する。この際、化粧シート18を、化粧シート14、化粧シート16及び面17の長さを足した長さよりもやや長くなるように切断する。このことによって、化粧シート18は、面17に貼りつけた状態で、両端部に余りの領域19が生じる。
化粧シート18の余りの領域19は、化粧シート14及び化粧シート16の上から更に貼りつけられる。
そして、リブ本体2の面15と反対側の面20に溝部10を形成する。以上までの工程で、リブ材1が完成する。
図4(a)に示すように、リブ材1は、接着剤を塗った実部材9を介して、基板材8に取り付けられる。複数のリブ材1が基板材8に取り付けられて、化粧パネル7が製造されるものとなる。
ここで、必ずしも、ツキ板の厚みが0.2mm程度である必要はなく、リブ本体への貼りつけが可能であれば充分である。例えば、ツキ板の厚みとしては、0.1mm〜0.5mm程度の範囲が採用されるのが一般的である。
また、必ずしも、リブ本体2を配置する場所に、接着剤を塗った化粧シート18を配置しておき、その上にリブ本2を置いていく必要はなく、面17に化粧シート18が貼りつけ可能であれば充分である。例えば、複数のリブ本体2を、面17を上にして並べて、その上から化粧シート18を貼りつけてプレス加工する方法も採用しうる。
また、必ずしも、化粧シート18を切断して、面17に貼りつけた状態で、両端部に余りの領域19が生じさせる必要はない。但し、意匠面となる面17と、化粧シート14及び化粧シート16の間の隙間が化粧シート18によって見えなくなり、リブ材1の見栄えが良くなる点から、化粧シート18を切断して、面17に貼りつけた状態で、両端部に余りの領域19が生じさせることが好ましい。
また、実部材のその他の形状としては、図4(b)に示すような形状も採用しうる。ここでは、実部材28は、中央部分が細くなった形状を有している。また、リブ本体27の底面及び基板材29には、実部材28の形状に対応した溝部30及び溝部31が形成されている。
図4(b)に示すような実部材29を採用することで、基板材29に対してリブ材26が外れにくいものとなる。例えば、化粧パネル32を室内の壁面に設けるだけでなく、天井面に対して採用しやすいものとなる。
また、リブ材と基板材の取り付けの構造としては、図5に示すような構造も採用しうる。
図5には、基板材21に接着する側の面に凸部22が設けられたリブ材23が記載されている。また、基板材21には凸部22が嵌合可能な溝部24が形成されている。このように、リブ材23の凸部22と、基板材21の溝部24を設けて接着剤で固定する構造も採用しうる。
以上までで述べた本発明を適用したリブ材の製造方法は、リブ材の側面だけでなく、意匠面に対しても化粧シートを充分に貼りつけることが可能であり、シートの剥離が生じにくいものとなっている。
また、リブ材の製造においては、特殊な機械を使用する方法ではないため、設備投資や機械の設置場所の問題が生じにくい、簡易な方法となっている。
また、化粧シートの厚みに依存せずにリブ材の大きさを決めることができるため、採用しうるリブ材の大きさの自由度が高いものとなっている。また、リブ材の大きさの調整は、リブ基板材の厚さや、リブ本体の切断の長さの設定で決まり、容易に調整することができる。
以上のように、本発明を適用したリブ材の製造方法は、製造が容易で、意匠性に優れたリブ材を提供することが可能なものとなっている。
また、本発明に係る化粧パネルの製造方法は、製造が容易で、意匠性に優れた化粧パネルを提供することが可能なものとなっている。
また、本発明に係るリブ材は、製造が容易で、意匠性に優れたものとなっている。
また、本発明に係る化粧パネルは、製造が容易で、意匠性に優れたものとなっている。
1 リブ材
2 リブ本体
3 化粧シート
4 第1の側面
5 第2の側面
6 意匠面
7 化粧パネル
8 基板材
9 実部材
10 溝部
11 溝部
12 リブ基板
13 片側の面
14 化粧シート
15 もう一方の面
16 化粧シート
17 面
18 化粧シート
19 余りの領域
20 反対側の面
21 基板材
22 凸部
23 リブ材
24 溝部
25 化粧シート
26 リブ材
27 リブ本体
28 実部材
29 基板材
30 溝部
31 溝部
32 化粧パネル

Claims (9)

  1. リブ基板の第1の面及び該第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつける第1の工程と、
    前記第1の面及び前記第2の面に対して略垂直な角度から前記リブ基板を切断して、長手方向を有する柱状体を形成する第2の工程と、
    前記柱状体の面のうち長手方向側かつ前記化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に同化粧シート材を貼りつける第3の工程とを備える
    リブ材の製造方法。
  2. 前記第3の面に張り付けられた前記化粧シート材を前記柱状体の短手方向側の長さよりも長く切断する第4の工程を備える
    請求項1に記載のリブ材の製造方法。
  3. 前記第3の工程は、複数の前記柱状体を隣接する同柱状体同士で長手方向及び前記第3の面を揃えて配置して、前記化粧シート材を貼りつける
    請求項1または請求項2に記載のリブ材の製造方法。
  4. 前記柱状体の前記第3の面と反対側の面に長手方向に沿った溝部を形成する第5の工程を備える
    請求項1、請求項2または請求項3に記載のリブ材の製造方法。
  5. リブ基板の第1の面及び該第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつける第1の工程と、
    前記第1の面及び前記第2の面に対して略垂直な角度から前記リブ基板を切断して、長手方向を有する柱状体を形成する第2の工程と、
    前記柱状体の面のうち長手方向側かつ前記化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に同化粧シート材を貼りつけてリブ材を形成する第3の工程と、
    前記リブ材の前記第3の面に相当する面と反対側の第4の面を化粧パネル基板に接着する第4の工程とを備える
    化粧パネルの製造方法。
  6. 前記第3の面に張り付けられた前記化粧シート材を前記柱状体の短手方向側の長さよりも長く切断する第5の工程を備える
    請求項5に記載の化粧パネルの製造方法。
  7. 前記第4の工程は、前記リブ材の前記第4の面及び前記化粧パネル基板の同第4の面と対向する面に凹部を形成し、該凹部を合わせた状態で形成される空間と略同等の体積を有する仲介部材を配置して同リブ材及び同化粧パネル基板を接着する
    請求項5または請求項6に記載の化粧パネルの製造方法。
  8. 第1の面及び該第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつけたリブ基板を同第1の面及び同第2の面に対して略垂直な角度から切断して、長手方向を有する柱状体を形成すると共に、前記柱状体の面のうち長手方向側かつ前記化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に同化粧シート材を貼りつけて形成された
    リブ材。
  9. 第1の面及び該第1の面の反対側の第2の面に化粧シート材を貼りつけたリブ基板を同第1の面及び同第2の面に対して略垂直な角度から切断して、長手方向を有する柱状体を形成すると共に、前記柱状体の面のうち長手方向側かつ前記化粧シート材が貼りつけられていない面の1つである第3の面に同化粧シート材を貼りつけて形成されたリブ材と、
    前記リブ材の前記第3の面に相当する面と反対側の第4の面を接着可能な化粧パネル基板とを備える
    化粧パネル。
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