JP2016049947A - 故障診断支援システム - Google Patents

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公教 渡辺
Kiminori Watanabe
公教 渡辺
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Abstract

【課題】作業者による車両の故障診断を支援する情報を生成するベースとなる診断情報等の入力作業の定着率を向上させることが可能な故障診断支援システムを提供すること。【解決手段】入力者としてのユーザを特定するユーザ識別情報と車両の故障に関する診断情報を関連付けて入力する入力手段と、前記入力手段から入力された診断情報を蓄積する診断情報蓄積手段と、前記診断情報蓄積手段により蓄積された診断情報に基づき、作業者による車両の故障診断を支援する支援情報を生成する故障診断支援手段と、前記診断情報を評価する評価手段と、前記評価手段による評価結果に基づき、前記診断情報に関連付けられた前記ユーザ識別情報により特定されるユーザに対して評価値を付与する評価値付与手段を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、多数の車両から得られる過去の診断情報(故障情報、修理情報等)を登録して構築したデータベースに基づき、作業者による車両の故障診断を支援する故障診断支援システムに関する。
従来、故障した車両を修理した作業者により入力された診断情報(修理で解消された異常に係る真因情報等)で構成されるデータベースに基づきデータマイニングを実行し、作業者による故障診断を支援する情報(故障の真因の候補を示す情報)を生成する車両修理支援システムが知られている(例えば、特許文献1)。
これにより、作業者は、過去の診断情報に基づく統計的に信頼性の高い故障診断を実施することができる。
特開2009−250693号公報
しかしながら、診断情報は、実際に車両を修理した作業者により入力される必要があるため、作業者による診断情報を入力する作業の定着率が低いと、有用なデータベースが構築できず、適切に故障診断を支援することができないおそれがある。
そこで、上記問題に鑑み、作業者による車両の故障診断を支援する情報を生成するベースとなる診断情報等の入力作業の定着率を向上させることが可能な故障診断支援システムを提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、一実施形態において、故障診断支援システムは、
入力者としてのユーザを特定するユーザ識別情報と車両の故障に関する診断情報を関連付けて入力する入力手段と、
前記入力手段から入力された診断情報を蓄積する診断情報蓄積手段と、
前記診断情報蓄積手段により蓄積された診断情報に基づき、作業者による車両の故障診断を支援する支援情報を生成する故障診断支援手段と、
前記診断情報を評価する評価手段と、
前記評価手段による評価結果に基づき、前記診断情報に関連付けられた前記ユーザ識別情報により特定されるユーザに対して評価値を付与する評価値付与手段を備える。
上記実施形態により、作業者による車両の故障診断を支援する情報を生成するベースとなる診断情報等の入力作業の定着率を向上させることが可能な故障診断支援システムを提供することができる。
本実施形態に係る故障診断支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 診断情報の入力画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る故障診断支援システムによる故障診断支援スキームの流れの一例を示すフローチャートである。 入力された診断情報に基づく出力形式の他の例を示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る故障診断支援システム1の構成の一例を示すブロック図である。故障診断支援システム1は、車両の故障を修理した作業者により入力された診断情報(故障情報、修理情報、診断ノウハウ情報等)をデータベースとして蓄積し、当該データベースに基づき車両の故障診断を支援する診断アドバイス情報を生成し、作業者に提供する。
故障診断支援システム1は、センタサーバ10、入力端末20、通信ネットワーク30、車両40等を含む。なお、車両40は、故障した(異常が発生した)車両であり、作業者が故障診断を行う車両である。
センタサーバ10は、入力端末20から入力された情報の管理を行い、ネットワーク通信部11、管理部12、顧客情報DB13、故障情報DB14、修理情報DB15、診断ノウハウ情報DB16、SNS情報DB17等を含む。
ネットワーク通信部11は、通信ネットワーク30に接続し、通信ネットワーク30を介して入力端末20から送信された情報を受信したり、管理部12の指令に応じて、入力端末20に情報を送信したりする。
管理部12は、センタサーバ10における各種処理を管理(統括して制御)し、例えば、CPU、RAM、ROM、I/O等を含むコンピュータとして構成されてよい。
管理部12は、具体的な処理機能として、SNS(Social Network Service)サーバ機能12a、データマイニング機能12bを有する。
SNSサーバ機能12aは、SNSクライアントである入力端末20からの要求に応じて、SNS上の各種処理を実行する機能である。
本実施形態において、故障診断支援システム1は、主に車両の故障を修理する作業者をユーザとするSNS(以下、「作業者SNS」と称する)を提供する。例えば、作業者SNSにおいて、作業者は、他の作業者による診断情報等に対するコメントや評価等のフィードバックを行うこと等が可能であり、管理部12は、入力端末20における作業者によるフィードバックの入力に対する処理等を実行する。
なお、作業者SNSでは、各作業者がユーザとして登録された上で、各ユーザがID、パスワードの入力等することによりログインすることで、作業者SNS上の各種機能を利用することができる。
データマイニング機能12bは、センタサーバ10内に蓄積された情報に基づきデータマイニングを実行する機能である。
管理部12は、データマイニング機能12bにより、故障情報DB14、修理情報DB15等に基づき、車両の故障診断を支援する診断アドバイス情報を生成する。後述するように、故障情報DB14、修理情報DB15には、それぞれ、過去に異常が発生した車両の故障情報(異常発生時の車両状態等)、修理情報(修理内容、交換部品等)が蓄積されている。そのため、管理部12は、作業者(入力端末20)からの要求に応じて、過去の故障情報、修理情報を統計的に解析することで、車両40の故障診断(故障の真因、修理内容の決定)を行うための支援情報(診断アドバイス情報)を生成することができる。生成された診断アドバイス情報は、ネットワーク通信部11を介して、入力端末20に送信される。
また、管理部12は、データマイニング機能12bにより、作業者(入力端末20)からの要求に応じて、故障情報DB14、修理情報DB15、診断ノウハウ情報DB16の中から入力されたキーワードや故障情報等に関連する診断情報(参照診断情報)を抽出する。抽出された参照診断情報(故障情報、修理情報、診断ノウハウ情報等)は、ネットワーク通信部11を介して、入力端末20に送信される。
顧客情報DB13は、入力端末20から送信された故障した(異常が発生した)車両40に関する診断情報に含まれる顧客情報を蓄積して構築されるデータベースである。
故障情報DB14は、入力端末20から送信された故障した(異常が発生した)車両40に関する診断情報に含まれる故障情報を蓄積して構築されるデータベースである。
なお、故障情報は、異常発生時の車両状態等を示す情報であり、例えば、車両名、DTC(Diagnotic Trouble Cord)、異常発生時の各種センサの検出データ(FFD(Freeze Frame Data)等)を含んでよい。
修理情報DB15は、入力端末20から送信された故障した(異常が発生した)車両40に関する診断情報に含まれる修理情報を蓄積して構築されるデータベースである。
なお、修理情報は、車両の異常に伴って実施された修理内容、部品交換の内容等を示す情報であり、例えば、整備内容、作業時間、交換部品(名称、部品番号等)を含んでよい。
診断ノウハウ情報DB16は、入力端末20から送信された故障した(異常が発生した)車両40に関する診断情報に含まれる診断ノウハウ情報を蓄積して構築されるデータベースである。
なお、診断ノウハウ情報は、異常発生時の車両状態等に基づき、どのように故障の真因や修理内容を決定したのか等を示す情報であり、各作業者が故障の真因や修理内容を決定するノウハウを開示した情報である。
また、入力端末20から送信された同じ診断情報に含まれる顧客情報、故障情報、修理情報、及び、診断ノウハウ情報は、それぞれ紐づけられた状態で、顧客情報DB13、故障情報DB14、修理情報DB15、及び、診断ノウハウ情報DB16に登録される。併せて、入力端末20から送信された同じ診断情報に含まれる顧客情報、故障情報、修理情報、及び、診断ノウハウ情報等は、診断情報を入力した作業者(作業者SNSのユーザ)を特定するIDと紐づけられた状態で、顧客情報DB13、故障情報DB14、修理情報DB15、及び、診断ノウハウ情報DB16に登録される。
SNS情報DB17は、作業者SNSにおける各種登録情報により構築されたデータベースである。当該各種登録情報には、例えば、作業者SNSに登録されている各ユーザのアカウント(ID、パスワード)、プロフィール(名前、ニックネーム、所属等)が含まれる。また、作業者SNS内において、各ユーザは、アバター(作業者SNS内において、各ユーザ(各作業者)を象徴するキャラクター)を設定することが可能であり、各種登録情報には、アバターに関する情報(キャラクターの画像情報等)が含まれる。また、上述したように、作業者SNS内では、作業者が、他の作業者の診断情報を評価する、即ち、有用な診断情報の提供者として他の作業者に「賞賛」を付与することができるため、各種登録情報には、各ユーザの「賞賛」が付与された回数が含まれる。また、後述するように、作業者SNS内において、各ユーザは、診断情報を入力することにより、評価値として所定の基準に沿った「ポイント」を取得することができるため、各種登録情報には、各ユーザの「ポイント」が含まれる。
入力端末20は、車両の修理に従事する作業者が所属する車両の販売店や修理施設等に配置され、ネットワーク通信部21、制御部22、入力部23a及び表示部23bを含むユーザインターフェース23、通信インターフェース(I/F)24等を含む。なお、入力端末20は、販売店、修理施設内に複数台配備されてよく、複数の販売店、修理施設に跨って、複数台存在する。
ネットワーク通信部21は、通信ネットワーク30に接続し、通信ネットワーク30を介してセンタサーバ10から送信された情報を受信したり、制御部22からの指令に応じて、センタサーバ10に情報を送信したりする。
制御部22は、入力端末20における各種処理を制御し、例えば、CPU、RAM、ROM、I/O等を含むコンピュータとして構成されてよい。
制御部22は、具体的な処理機能として、SNSクライアント機能22a、診断情報入力機能22b、自己診断情報取得機能22c、故障診断支援要求機能22dを有する。
SNSクライアント機能22aは、主に、ユーザインターフェース23(入力部23a)を介した入力に応じて、SNSサーバ機能を有するセンタサーバ10(管理部12)に対して、作業者SNSにおける各種処理要求を実行する機能である。また、SNSクライアント機能22aには、作業者がユーザインターフェース23(後述する表示部23b)を介して作業者SNSにおける各種機能を実行させる機能が含まれる。
診断情報入力機能22bは、作業者による故障した車両40に関する診断情報(故障情報、修理情報、診断ノウハウ情報等)の入力を可能にするための機能である。具体的には、表示部23bに所定の入力画面を表示させることで、作業者による入力部23aを用いた診断情報の入力を可能にしている。
ここで、図2は、表示部23bに表示される入力画面100の一例を示す図である。
なお、図2は、ユーザ(作業者)が作業者SNSにログインしている場合の入力画面100を示している。ユーザ(作業者)が作業者SNSにログインしている場合、作業者により入力される診断情報は、ユーザIDと関連付けられて、センタサーバ10に送信される。換言すれば、作業者は、入力画面100を介して、ユーザIDと診断情報を関連付けて入力する。
図2を参照するに、入力画面100は、画面の左側に位置するSNS情報表示部110と画面の右側に位置する診断情報入力部120を含む。
SNS情報表示部110は、アバター表示部111、プロフィール表示部112、入力履歴表示部113、評価表示部114を含む。
アバター表示部111には、ユーザ(作業者)により設定されたアバターが表示される。
プロフィール表示部112には、ユーザのプロフィール(名前、ニックネーム、所属等)が表示される。
入力履歴表示部113には、ユーザが診断情報を入力した履歴が日付と共に表示される。
評価表示部114には、ユーザが取得した「賞賛」の回数、及び、「ポイント」が表示される。
診断情報入力部120は、症状入力部121、問診入力部122、再現性入力部123、故障情報入力部124、修理情報入力部125、診断ノウハウ情報入力部126、顧客情報入力部127、キーワード入力部128を含む。
なお、診断情報入力部120への診断情報の入力は、作業者SNSへのログインがなされていない場合でも可能としてもよい。この場合、SNS情報表示部110には、何も表示されないか、他の情報が表示されてよい。また、作業者SNSへのログインがなされていない状態で入力された診断情報は、ログインIDと関連づけられないまま、或いは、ログインがされていないことを示す所定の識別記号と関連付けられてセンタサーバ10に送信されてよい。
症状入力部121は、異常が発生した車両40の症状を記載する部分である。本例では、凸凹路の走行中に車両のReady−Off(停止)が発生する異常について、「凸凹路走行中 ReadyOFF」と入力されている。
問診入力部122は、異常が発生した車両40について、作業者が車両の所有者(使用者)に問診した内容を入力する部分である。
再現性入力部123は、車両40に発生した異常を販売店又は修理施設等で再現することができたか否かを入力する部分である。
故障情報入力部124は、異常が発生した車両40の故障情報を入力する部分であり、車両名入力部124a、DTC入力部124b、添付ファイル入力部124c、124dを含む。
車両名入力部124aは、異常が発生した車両40の名称(型式番号等を含む)を入力する部分である。
DTC入力部124bは、異常が発生した車両40のDTCを入力する部分である。
添付ファイル入力部124c、124dは、異常発生時の車両状態等を示すデータファイル(FFD等)を添付してセンタサーバ10に送信する場合に、添付ファイル名等を入力する部分である。
なお、故障情報入力部124への故障情報の入力は、自己診断情報取得機能22cにより車両40から取得された自己診断情報に基づいて、自動的に実行されてもよい。
修理情報入力部125は、異常が発生した車両40の修理情報を入力する部分であり、整備内容入力部125a、作業時間入力部125b、交換部品入力部125c、125dを含む。
整備内容入力部125aは、車両40の修理内容(整備内容)を入力する部分である。
作業時間入力部125bは、車両40の修理に要した作業時間を入力する部分である。
交換部品入力部125c、125dは、車両40の修理に際して交換した部品(名称、部品番号等)を入力する部分である。
診断ノウハウ情報入力部126は、車両40の故障診断に関する診断ノウハウ情報を入力する部分である。本例では、他の作業者による故障診断の事例との類似性から同一故障として作業し始めたものの、違和感が生じたことが入力されており、ノウハウとして、最初に確認すべき車両部位の提案がなされている。
顧客情報入力部127は、車両40の所有者(使用者)である顧客の情報を入力する部分である。
キーワード入力部128は、車両40の診断情報に関するキーワードを入力する部分である。キーワード入力部128に入力されたキーワードは、センタサーバ10に送信された後、故障情報、修理情報、診断ノウハウ情報等と紐づけられ、入力端末20からの要求に応じた参照診断情報(故障情報、修理情報、診断ノウハウ情報等)の抽出(検索)に利用される。
図1に戻り、自己診断情報取得機能22cは、通信I/F24を介して接続された車両40(後述するマスタECU42)から後述するECU43が実行する自己診断結果に関する情報(自己診断情報)を取得する機能である。制御部22は、車両40から取得した自己診断情報を内部メモリ等に記憶させたり、ユーザインターフェース23(表示部23b)に表示させたりしてよい。これにより、作業者は、入力端末20において、適宜、自己診断情報を参照し、故障情報の入力を行うことができる。
故障診断支援要求機能22dは、センタサーバ10に対して、車両40の故障診断の支援を要求する機能である。制御部22は、作業者によるユーザインターフェース23(入力部23a)を通じた指示に応じて、診断アドバイス情報、参照診断情報の送信を要求する。
通信I/F24は、着脱可能な接続線25を介して、入力端末20と車両40(マスタECU42)とを通信可能に接続する入力端末20側の接続手段である。
車両40は、通信インターフェース(I/F)41、マスタECU(Electric Control Unit)42、ECU43、電子装置44を含む。
通信I/F41は、着脱可能な接続線25を介して、入力端末20と車両40(マスタECU42)とを通信可能に接続する車両40側の接続手段である。
マスタECU42は、車両40に搭載される各ECU43による自己診断結果を統括して入力端末20に送信する電子制御ユニットである。具体的には、各ECU43から送信される自己診断結果に関する情報(自己診断情報)を取得し、内部メモリ等に記憶させる。また、マスタECU42は、入力端末20(制御部22)からの要求に応じて、内部メモリ等に記憶された自己診断情報を、通信I/F41を介して、車両40(制御部22)に送信する。
なお、マスタECU42が送信する自己診断情報には、マスタECU42自身の異常に関する自己診断情報が含まれてよい。また、自己診断情報には、DTC、異常発生時の各種センサの出力(FFD等)が含まれる。
ECU43は、車両40に搭載される電子制御ユニットである。ECU43は、所定条件の下(例えば、車両40の起動時)、ECU43自身及び自身の制御支配下にある電子装置44(各種センサ、アクチュエータ等)の異常に関して自己診断を実行し、自己診断情報をマスタECU42に送信する。
電子装置44は、ECU43の制御支配下にある各種センサ、アクチュエータ等である。
次に、本実施形態に係る故障診断支援システム1による故障診断支援スキームについて説明をする。
図3は、故障診断支援システム1による故障診断支援スキームの流れの一例を示すフローチャートである。
図3を参照するに、ステップS101では、車両40の(マスタECU42含む)ECU43が自己診断処理を実施する。
ステップS102では、ECU43が、ECU43自身又は支配下の電子装置44に異常を検出すると、車両40内のメータパネル等にインジケータランプ(警告ランプ)を点灯させる。
ステップS103では、インジケータランプの点灯に気づいた車両40の所有者(顧客)が、車両40を販売店(又は、修理施設)に入庫させる。
ステップS104では、作業者が、車両40の所有者(顧客)に問診を実施する。
ステップS105では、作業者が、入力端末20を用いて、車両40(マスタECU42)から自己診断情報、即ち、故障情報を取得する。
ステップS106では、作業者が、入力端末20からセンタサーバ10に対して、上述した診断アドバイス情報、参照診断情報の送信を要求する。
なお、診断アドバイス情報、参照診断情報の送信要求は、何れか一方の送信を要求するものであってよい。
ステップS107では、センタサーバ10(管理部12)が、故障情報DB14、修理情報DB15、診断ノウハウ情報DB16等に基づくデータマイニングにより、診断アドバイス情報の生成と参照診断情報の抽出を実行する。
ステップS108では、センタサーバ10(管理部12)が、生成した診断アドバイス情報と、抽出した参照診断情報を入力端末20に送信する。
ステップS109では、入力端末20による診断アドバイス情報、参照診断情報の受信後、作業者が、診断アドバイス情報、参照診断情報に基づき、車両の修理を実施する。
ステップS110では、作業者が、修理を実施した車両40に関する診断情報(顧客情報、故障情報、修理情報、診断ノウハウ情報等)を入力端末20(ユーザインターフェース23)から入力する。そして、入力端末20は、入力された診断情報をセンタサーバ10に送信する。上述したように、作業者が作業者SNSにログインした状態で診断情報を入力した場合、入力された診断情報は、ログインIDと関連付けられて送信される。
ステップS111では、センタサーバ10(管理部12)は、入力端末20から受信した診断情報に含まれる顧客情報、故障情報、修理情報、診断ノウハウ情報等を、それぞれ、顧客情報DB13、故障情報DB14、修理情報DB15、診断ノウハウ情報DB16等に登録する。
このように、本実施形態に係る故障診断支援システム1は、センタサーバ10に蓄積される診断情報(故障情報、修理情報、診断ノウハウ情報等)のデータベースに基づくデータマイニングにより、診断アドバイス情報、参照診断情報を作業者に提供する。そのため、作業者は、過去の診断情報に基づく統計的に信頼性の高い故障診断を実施することができる。
次に、本実施形態に係る故障診断支援システム1における特徴的な作用について説明をする。
上述したとおり、故障診断支援システム1では、各作業者をユーザとする作業者SNSが提供され、各作業者間のコミュニケーションが可能とされている。
特に、各ユーザは、入力端末20を通じて、参照診断情報の抽出をセンタサーバ10に要求することで、他のユーザ(作業者)により入力された診断情報の閲覧が可能であり、
他の作業者による有用な診断情報(特に、診断ノウハウ情報)には、評価として「賞賛」を付与することができる。具体的には、作業者(作業者SNSのユーザ)による入力端末20における「賞賛」を付与する入力に対応して、センタサーバ10(管理部12)が、「賞賛」を付与された診断情報に関連付けられたユーザIDに対応する作業者SNSのユーザの「賞賛」の取得回数(評価値)をインクリメントし、SNS情報DB17を更新する。
また、センタサーバ10(管理部12)は、ある一定期間(例えば、3か月)ごとに、「賞賛」の取得回数が多い上位の作業者(作業者SNSのユーザ)は、作業者SNS内(例えば、作業者SNSのトップページ等)で表彰を行う。換言すれば、センタサーバ10(管理部12)は、評価値としての「賞賛」の取得回数に基づいて、作業者(作業者SNSのユーザ)に作業者SNS(仮想世界)における報酬を付与する。
なお、上述したとおり、各作業者(作業者SNSの各ユーザ)は、例えば、診断情報の入力画面100のSNS情報表示部110(評価表示部114)で、評価値としての「賞賛」の取得回数を確認することができる。
このように、有用な診断情報(特に診断ノウハウ情報)を入力することで、作業SNS内における評価値を取得することができるというゲーム要素により、作業者の診断情報を入力する意欲の向上を図り、診断情報の入力作業の定着率を向上させることができる。
また、作業者(作業者SNSのユーザ)は、より多くの評価値(「賞賛」の取得回数)を取得することで、作業者SNS内(仮想世界)において表彰される等の報酬を得ることができる。そのため、作業者の診断情報を入力する意欲の向上を図り、診断情報の入力作業の定着率を更に向上させることができる。
また、「賞賛」は、車両の故障診断の専門家としての他の作業者からの評価を反映したものであるため、作業者の診断情報を入力する意欲の向上を的確に図ることができる。
従って、故障診断支援システム1は、センタサーバ10のデータベース(故障情報DB14、修理情報DB15、診断ノウハウ情報DB16等)の充実を図り、より有用な故障診断支援を行うことができる。
また、上述したように、作業者SNS内において、各作業者(作業者SNSのユーザ)は、診断情報を入力することにより、評価値として所定の基準に沿った「ポイント」を取得することができる。具体的には、センタサーバ10(管理部12)が、入力端末20から受信した診断情報について、所定の基準に沿った「ポイント」の換算を行う。そして、センタサーバ10(管理部12)は、診断情報に関連づけられたユーザIDに対応する作業者SNSのユーザ(作業者)が所有する「ポイント」に、今回換算した「ポイント」を加算して、SNS情報DB17を更新する。
作業者により入力される診断情報は、入力必須項目と入力任意項目とに区別され、入力必須項目を全て入力することによりベースの「ポイント」(ベースポイント)が付与される。そして、その上で、入力した入力任意項目ごとに割り当てられた追加の「ポイント」(追加ポイント)が加算付与される。即ち、作業者は、入力任意項目のみを入力してもポイントを取得することができず、入力必須項目を全て入力した上で、より多くの入力任意項目を入力することで、より多くの「ポイント」を取得することができる。
なお、入力必須項目は、上述した診断アドバイス情報を生成するために必須の情報であり、例えば、故障情報における車両名、DTCや修理情報における修理内容(整備内容)、交換部品(部品名、部品番号等)等が含まれる。また、入力任意項目には、故障情報における異常発生時の車両状態等を示すデータファイル(FFD等)、修理情報における作業時間、診断ノウハウ情報、問診内容等が含まれる。
作業者(作業者SNSのユーザ)は、取得した「ポイント」を、例えば、作業者SNS内のアバターの新たな服、髪型、背景等に交換することが可能である。これにより、作業者SNS内におけるアバターをカスタマイズしたりグレードアップしたりすることができる。
このように、診断情報を入力することで、入力した診断情報の内容に応じて、評価値として「ポイント」を取得することができるというゲーム要素により、作業者の診断情報を入力する意欲の向上を図り、診断情報の入力作業の定着率を向上させることができる。
また、作業者(作業者SNSのユーザ)は、より多くの評価値(「ポイント」)を取得することで、作業者SNS上のアバターをカスタマイズしたり、グレードアップしたりできる等の報酬を得ることができる。そのため、作業者の診断情報を入力する意欲の向上を図り、診断情報の入力作業の定着率を更に向上させることができる。
また、診断情報のうち、故障診断を支援する(診断アドバイス情報を生成する)上で、必須となる入力必須項目を入力しない限り、作業者は「ポイント」の取得ができないため、診断情報の入力精度を向上させることができる。
また、診断情報のうち、入力任意項目をより多く入力することで、より多くの「ポイント」を取得することができるため、作業者は、自発的により多くの入力任意項目を入力するようになる。
従って、故障診断支援システム1は、センタサーバ10のデータベース(故障情報DB14、修理情報DB15、診断ノウハウ情報DB16等)の充実を図ることが可能となり、更に有用な故障診断支援を行うことができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、センタサーバ10(管理部12)は、入力された診断情報を蓄積し、蓄積された診断情報に基づき診断アドバイス情報を出力(生成)したが、用途(出力対象)に応じて、入力される診断情報に基づく出力形式は変更されてもよい。
図4は、入力された診断情報に基づく出力形式の他の例を示す図であり、作業者に提供される診断アドバイス情報以外の出力形式が示されている。例えば、センタサーバ10(管理部12)又は入力端末(制御部22)は、入力された診断情報に基づき、顧客(車両の所有者)に提供する所定形式の整備レポートを生成してよい。また、センタサーバ10(管理部12)又は入力端末20(制御部22)は、入力された診断情報に基づき、車両メーカーに提出する所定形式の部品発注票を生成してよい。また、センタサーバ10(管理部12)又は入力端末20(制御部22)は、入力された診断情報に基づき、販売店内(又は修理施設内)で利用する所定形式の整備受注票や整備報告書を生成してよい。
1 故障診断支援システム
10 センタサーバ
11 ネットワーク通信部
12 管理部(故障診断支援手段、評価手段、評価値付与手段)
12a SNSサーバ機能
12b データマイニング機能
13 顧客情報DB(診断情報蓄積手段)
14 故障情報DB(診断情報蓄積手段)
15 修理情報DB(診断情報蓄積手段)
16 診断ノウハウ情報DB(診断情報蓄積手段)
17 SNS情報DB
20 入力端末
21 ネットワーク通信部
22 制御部
22a SNSクライアント機能
22b 診断情報入力機能
22c 自己診断情報取得機能
22d 故障診断支援要求機能
23 ユーザインタフェース(入力手段)
23a 入力部
23b 表示部
24 通信インターフェース
30 通信ネットワーク
40 車両
41 通信インターフェース
42 マスタECU
43 ECU
44 電子装置
100 入力画面
110 SNS情報表示部
111 アバター表示部
112 プロフィール表示部
113 入力履歴表示部
114 評価表示部
120 診断情報入力部
121 症状入力部
122 問診入力部
123 再現性入力部
124 故障情報入力部
124a 車両名入力部
124b DTC入力部
124c、124d 添付ファイル入力部
125 修理情報入力部
125a 整備内容入力部
125b 作業時間入力部
125c、125d 交換部品入力部
126 診断ノウハウ情報入力部
127 顧客情報入力部
128 キーワード入力部

Claims (1)

  1. 入力者としてのユーザを特定するユーザ識別情報と車両の故障に関する診断情報を関連付けて入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力された診断情報を蓄積する診断情報蓄積手段と、
    前記診断情報蓄積手段により蓄積された診断情報に基づき、作業者による車両の故障診断を支援する支援情報を生成する故障診断支援手段と、
    前記診断情報を評価する評価手段と、
    前記評価手段による評価結果に基づき、前記診断情報に関連付けられた前記ユーザ識別情報により特定されるユーザに対して評価値を付与する評価値付与手段を備える、
    故障診断支援システム。
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