JP2016049280A - ゴーグル - Google Patents

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Abstract

【課題】フィット性の高いゴーグルを提供する。【解決手段】軟質の弾性材料から形成されたレンズフレーム12と前記レンズフレームの外周の少なくとも一部を囲むアウターフレーム13とを含むゴーグル10において、前記アウターフレームは、硬質のプラスチック材料から形成されており、フレーム本体13aと、前記レンズフレームの上側において横方向Xの中央部に位置する中央プレート33とを有し、前記フレーム本体は、前記中央部において離間して前記レンズフレームに取り付けられた一対の上部域34を有し、前記一対の上部域は、前記中央部において前記中央プレートに連結されるとともに、前記中央プレートに対して後方へ旋回可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、ヘルメットの着用時に使用可能なゴーグルに関する。
従来、ヘルメットの着用時に使用可能なゴーグルは公知である。特許文献1には、レンズフレームと、該レンズフレームの周囲に取り付けられた一対のアウターフレームとを有するゴーグルが開示されており、一対のアウターフレームは、レンズフレームと一体成形された軟質の弾性樹脂からなり、レンズフレームの左右部分に離間して形成されている。
特開平10−229998号公報
スキー場、工事現場又は救助現場等、ヘルメットを着用した状態で使用されるゴーグルでは、ゴーグルをヘルメットの上から装着する際に、着用者の顔面とゴーグルとの間に隙間が形成されやすいことから、顔面に対するフィット性を向上させるための対策が求められている。特許文献1のゴーグルでは、一対のアウターフレームがレンズフレームの上側において横方向に互いに離間して位置していることによって、一対のアウターフレームの間に位置する中央部分において、軟質のレンズフレームが変形しやすくなっている。これにより、レンズフレームの横方向における両側が着用者の顔面側である後方側に変形しやすくなり、フィット性を高めている。
しかし、レンズフレームの上側の中央部分は、軟質の弾性材料で形成されており、アウターフレームが存在していないため、アウターフレームが動くと該中央部分も一緒に動いてしまいフィット性が損なわれるおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、フィット性の高いゴーグルを提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本発明が対象とするのは、互いに直交する上下方向、横方向及び前後方向を有し、前面にレンズが取り付けられ、軟質の弾性材料から形成されたレンズフレームと、前記レンズフレームの外周の少なくとも一部を囲むアウターフレームとを含むゴーグル本体と、前記ゴーグル本体に連結されたストラップとを含むゴーグルである。
本発明は、前記ゴーグルにおいて、前記アウターフレームは、硬質のプラスチック材料から形成されており、フレーム本体と、前記レンズフレームの上側において前記横方向の中央部に位置する中央プレートとを有し、前記フレーム本体は、前記中央部において離間して前記レンズフレームに取り付けられた一対の上部域を有し、前記一対の上部域は、前記中央部において前記中央プレートに連結されるとともに、前記中央プレートに対して後方へ旋回可能であることを特徴とする。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記中央プレートと前記上部域との連結部は、前記上下方向に延びる軸部と、前記軸部に対して旋回可能な軸受部とを有する。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記中央プレートは、前記横方向において対向する両側部を有し、前記上部域は、前記前後方向において対向する内端縁及び外端縁と、前記連結部が位置して前記中央プレートと前記上下方向において重なる内端部とを有し、前記軸部は前記中央プレートの前記両側部に位置し、前記軸受部は前記上部域の前記内端縁から前記外端縁へ向かって延びる凹溝からなり、前記中央プレートが、前記上部域に着脱可能に連結される。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記フレーム本体は、前記横方向に離間する一対のサイドフレームからなる。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記レンズフレームの上側及び下側には、複数の開孔を有するベンチレーション部が位置し、前記フレーム本体の前記上部域には、前記前後方向に貫通し、かつ前記レンズフレームの前記上側の前記ベンチレーション部と連通する複数の空気流路が位置する。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記中央プレートの前記横方向の寸法が、前記アウターフレームの前記横方向の寸法の10〜15%の大きさを有する。
本発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記レンズフレームと前記アウターフレームとは、それぞれ、前方へ凸に湾曲する形状を有する。
本発明に係るゴーグルは、アウターフレームが、硬質のプラスチック材料から形成されており、フレーム本体と、レンズフレームの上側において横方向の中央部に位置する中央プレートとを有し、フレーム本体は、中央部において離間してレンズフレームに取り付けられた一対の上部域を有し、一対の上部域は、中央部において中央プレートに連結されるとともに、中央プレートに対して後方に向かって旋回可能であるため、レンズフレームの横方向における両側部分がフレーム本体とともに着用者の顔面側である後方側に変形しやすく、フィット性に優れている。更に、レンズフレームの上側の中央部に硬質のプラスチック材料から形成された中央プレートが位置するため、中央部分の動きを抑えて、フィット性をより向上させることができる。
本発明に係るゴーグルの斜視図。 図1に示したゴーグルの分解斜視図。 レンズフレームの斜視図。 (a):フレーム本体の斜視図。(b):フレーム本体の正面図。 中央プレートを下方側からみた斜視図。 (a):ゴーグル本体の平面図。(b):図6(a)のVIb部位におけるアウターフレームの底面図。 (a):ゴーグル本体において一対のサイドフレームを後方に旋回した状態を示す平面図。(b):図7(a)のVIIb部位におけるアウターフレームの底面図。 バックルがゴーグル本体の接続部に対して旋回する様子を示す図。 図8のIX−IX線に沿う断面図であって、アジャスターユニットがベースに対して旋回する様子を示す図。 アタッチメントの斜視図。 ゴーグルをヘルメットに装着した状態を示す側面図。
以下に、本発明に係るゴーグルの実施形態を詳細に説明する。尚、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
図1及び図2は、本発明の実施形態であるゴーグル10の斜視図及び分解斜視図である。図示例のゴーグル10は、互いに直交する上下方向Y、横方向X及び前後方向Zとを有している。ゴーグル10は、前面にレンズ11が取り付けられているレンズフレーム12及びレンズフレーム12の周囲に取り付けられるアウターフレーム13を含むゴーグル本体18と、アウターフレーム13の横方向Xの両端に配置されたバックル14と、バックル14を介してアウターフレーム13に取り付けられる、長さ調整可能なストラップ15と、ストラップ15に取り付けられた取付具16を介してゴーグル本体18をヘルメット100(図11参照)に装着するためのアタッチメント17とを含む。レンズフレーム12とアウターフレーム13とは、それぞれ、前方へ凸に湾曲する形状を有する。
レンズ11は無機又は有機の透明板から形成される。本実施形態においてレンズ11は、前後方向Zに透明板が2枚並んで配置された二重レンズ構造となっており、着用時におけるレンズ11の曇りを防止することができる。レンズフレーム12は、軟質の弾性材料から形成されている。図3を参照すると、レンズフレーム12は、レンズ11の周縁部に密接するとともに、後方に向かって延びるインナーフレーム部21と、インナーフレーム部21の後端から周外側へ拡がるスカート22とを有する。インナーフレーム部21には、レンズ11の曇りを防止するためのベンチレーション部25,26,27が形成されている。
ベンチレーション部25,26,27は、レンズフレーム12をレンズ11に取り付けた状態において、レンズ11の上方(すなわち、レンズフレーム12の上側)かつ後方に位置する上部ベンチレーション部26と、レンズ11の下方(すなわち、レンズフレーム12の下側)かつ後方に位置する下部ベンチレーション部25と、レンズ11の横方向Xの両側に位置する一対の側部ベンチレーション部27とを含む。上下部ベンチレーション部25,26は、それぞれ、ゴーグル本体18の横方向Xにおける寸法を二等分する縦軸に対して対称となるように対を成して形成されており、上下方向Yに開孔している。側部ベンチレーション部27は、横方向Xに開孔している。図3に示すベンチレーション部25,26,27は、略四角形状に形成されているが、形状はこれに限られず、円形状等、任意の形状に形成することができる。また、各ベンチレーション部25,26,27において、対を成す開孔の数は、それぞれ一以上形成されていればよい。各ベンチレーション部25,26,27は、ゴミ等がゴーグル本体18の内部に侵入することを防止するための通気性を有する発砲部材28で覆われている。
アウターフレーム13は、レンズフレーム12に比して硬質のプラスチック材料によって形成されており、レンズフレーム12のインナーフレーム部21に対応した形状を有する。アウターフレーム13は、フレーム本体13aと、中央プレート33とを有する。本実施形態において、フレーム本体13aは、横方向Xに離間した一対のサイドフレーム31,32からなる。中央プレート33は、レンズ11の上方に位置し、一対のサイドフレーム31,32を連結している。
図1、図2及び図4を参照すると、サイドフレーム31,32は、レンズ11の上方に位置する上部域34と、レンズ11の下方に位置する下部域35と、レンズ11の横方向X外側に位置し、上部域34と下部域35とを繋ぐ側部域36とを有する。上部域34は、横方向Xへ湾曲状に延びて、前後方向Zにおいて対向する内端縁41及び外端縁42と、横方向Xの内側に位置する内端部43と、横方向Xの外側に位置する外端部44と、内外端部43,44の間に位置する中間部45とを有する。
内端部43は、中間部45に比してサイドフレーム31,32の板厚が薄くなっており、サイドフレーム31,32の内端縁41から外端縁42へ向かって延びる凹溝51が形成されている。凹溝51の先端部は円形状に形成されており、中央プレート33に設けられた軸部67が嵌入される軸受部51aを形成している。内端部43の外端縁42側には、横方向Xの内側に突出する凸部50bが形成されている。
中間部45は、レンズフレーム12に当接する底部52と、底部52から上方へ延びる柱板53と、柱板53の上方に位置して内端部43及び外端部42と連なる上面部54とを有する。底部52には、レンズフレーム12の上部ベンチレーション部26に対応する位置に、後方から前方へ向かう凹部が形成されており、上面部54は、底部52に比して前後方向Zの幅が大きく形成されている。底部52、柱板53及び上面部54によって、中間部45には前後方向Zへ貫通する空気流路45aが形成されている。サイドフレーム31,32をレンズフレーム12に取り付けた状態において、空気流路45aは、レンズフレーム12の上部ベンチレーション部26と通気可能となるように連通している。外端部44には、ゴーグル本体18に着脱可能なライト(図示せず)を装着するための取付部55が形成されている。中間部45の横方向X内側には、外端縁42側において横方向Xの内側に突出する凸部50aが形成されている。
下部域35は、横方向Xへ延びる板状に形成されており、レンズフレーム12の下部ベンチレーション部25に対応する位置に上下方向Yに貫通する複数の通気孔56が形成されている。着用者がゴーグル10を装着した状態では、上下部ベンチレーション部25,26を介して空気がゴーグル本体18の内部に流入・流出することにより、ゴーグル本体18内部の湿気を除去することができる。さらに、レンズフレーム12の上側であって、アウターフレーム13との間に前後方向Zに貫通する空気流路45aを設けることで、下部ベンチレーション部25から空気を取り込みやすくすることができるとともに、ゴーグル本体18内部の空気を上部ベンチレーション部26から流出しやすくすることができ、ゴーグル本体18内部の湿気をより効果的に除去することができる。
側部域36は、下部域35から上部域34へ向かって延びる板状の連通部57と、連通部57から横方向X外側へ突出し、バックル14が取り付けられる一対の接続部58と、連通部57から横方向X内側へ突出し、前後方向Zへ延びる複数の板状の空気流路板59とを有する。図4(b)を参照すると、フレーム本体13aがレンズフレーム12に取り付けられた状態において、空気流路板59は、レンズフレーム12の側部ベンチレーション部27に配置された発砲部材28と当接しており、レンズフレーム12と、サイドフレーム31,32の側部域36との間には、前後方向Zへ貫通する側部空気流路36aが形成される。側部空気流路36aは側部ベンチレーション部27と通気可能となるように連通している。側部空気流路36aを設けることによって、側部ベンチレーション部27からゴーグル本体18外部に流出する空気が側部空気流路36aを前後方向Zに通過する空気によって押し出されやすくなり、ゴーグル本体18内部の湿気を効果的に除去することができる。フレーム本体13aは、内側に設けられた複数の係止突起40によってレンズフレーム12の外周に取り付けられている。
図5は、中央プレート33を下方側からみた斜視図である。中央プレート33は、板状に形成されており、フレーム本体13aに対して着脱可能に連結される。中央プレート33は、前後方向Zにおいて対向する内端縁61及び外端縁62と、上面63及び下面64と、横方向Xにおいて対向する両側部65と、両側部65の間に位置する中間部66とを有する。外端縁62の寸法は、内端縁61のそれよりも小さい。両側部65は、中間部66に比して板厚が薄く形成されており、内端縁61側において下面64から垂直に突出する軸部67を有する。軸部67は、柱部68と先端部69とを有し、柱部68の直径は、サイドフレーム31,32の凹溝51の幅よりも小さく、円形の軸受部51aの直径よりも僅かに小さい。先端部69の直径は、軸受部51aの直径よりも大きい。柱部68の高さ寸法(上下方向Yの寸法)は、サイドフレーム31,32の内端部43の厚さ寸法よりも僅かに大きい。両側部65は、サイドフレーム31,32に連結された状態において、サイドフレーム31,32の内端部43と厚さ方向(上下方向Y)において重なる部位であり、内端部43に対応する形状を有する。外端縁62側において、両側部65及び中間部66は、それぞれ、横方向X内側に向かって凹曲した当接辺65a,65bが形成されている。
中央プレート33をフレーム本体13aに取り付けた状態であって、図6(a)に示す、アウターフレーム13の横方向Xにおける寸法が最長となる状態において、中央プレート33の横方向Xにおける寸法L2(図5参照)は、アウターフレーム13の横方向Xにおける寸法L1の約7〜60%の大きさを有する。寸法L2は、寸法L1の約10〜50%の範囲であることがより好ましく、約10〜15%の範囲であることが更に好ましい。中央プレート33の横方向Xの寸法がかかる範囲にあることにより、ゴーグル本体18の中央部分の外力による変形を防止し、フィット性をより向上させることができる。
中央プレート33は、サイドフレーム31,32がレンズフレーム12に取り付けられた状態において、両側部65がサイドフレーム31,32の内端部43と重なるように、中央プレート33の外端縁62側をサイドフレーム31,32の上部域34の内端縁41から外端縁42へ向かってスライド移動させて、軸部67をサイドフレーム31,32の凹溝51に挿入し、軸受部51aに嵌め込むことによって、一対のサイドフレーム31,32に連結される。図6(a)に示す連結状態において、中央プレート33の両側部65の当接辺65a及び中間部66の当接辺65bのそれぞれは、サイドプレート31,32の中間部45の凸部50a及び内端部43の凸部50bとそれぞれ当接し、中央プレート33の前方への移動を規制している。本実施形態において、中央プレート33は内端縁61から外端縁62に向かって厚さが小さくなるように形成されており、中央プレート33をサイドプレート31,32に連結させる際に、外端縁62側を先端としてスライド移動させやすくなっている。
図6及び図7を参照すると、かかるゴーグル本体18において、一対のサイドフレーム31,32は、中央プレート33の軸部67と中心として後方へ向かって旋回することができる。一対のサイドフレーム31,32は、軟質のレンズフレーム12に取り付けられているため、サイドフレーム31,32の旋回移動に伴って、レンズフレーム12の横方向Xの両側部分が後方へ旋回移動し、これにより、ゴーグル本体18を着用者の顔面にフィットさせることができる。
中央プレート33がサイドフレーム31,32に取り付けられた状態において、中央プレート33の外端縁62をサイドフレーム31,32の外端縁42から内端縁41に向かってスライド移動させることにより、中央プレート33をサイドフレーム31,32から取り外すことができる。
バックル14は、例えばプラスチック材料から形成され、サイドフレーム31,32の接続部58に上下方向Yを軸方向として旋回可能に連結されるベース71と、ベース71に対して上下方向Yへ搖動可能なアジャスターユニット72とを含む。アジャスターユニット72は、ベース71に対して上下方向Yへ搖動可能に保持されるアジャスター本体73と、アジャスター本体73に取り付けられるストッパー74と、ストッパー74のための操作部材75とを含む。また、バックル14は、オプションとして、ベース71に取り外し可能に取り付けられたカバー76をさらに含む。
図2及び図8を参照すると、ベース71は、アジャスター本体73を搖動可能に保持するための嵌合孔81を有するプレート部と、前端部において上下方向Yに対向する一対の接続部82とを有する。この接続部82には、上下方向Yに対向する一対の接続孔が形成されており、この接続孔にサイドフレーム31,32の接続部58が嵌入されることにより、ベース71はゴーグル本体18に対し、上下方向Yを軸方向として、双頭矢印Aで示す方向に旋回可能に連結される。
図2及び図9を参照すると、アジャスター本体73は、板状の底面部83と、底面部83の一方の面から突出して、底面部83をU字状に取り囲む周壁部84と、底面部83の他方の面から突出して、アジャスター本体73の一端部側(U字状の周壁部84における凸曲側)に位置する嵌合円筒軸85と、アジャスター本体73の他端部側(U字状の周壁部84の両端側)に位置する案内軸86とを有する。底面部83と案内軸86との間には、ストラップ15が挿通される案内孔87が形成されている。周壁部84には、後述する操作部材75の指当て部94が挿入される一対の案内孔84aが形成される。アジャスター本体73は、嵌合円筒軸85がベース71の嵌合孔81に嵌め込まれることにより、嵌合円筒軸85の突出方向を軸方向として、ベース71に対して双頭矢印Bで示す方向に旋回可能に係合され、これにより、案内軸86が位置するアジャスター本体73の他端部側は、上下方向Yに搖動可能となる。
ストッパー74は、凸曲状の前端89と、前端89と対向する後端90と、前端89の内側に位置して、アジャスター本体73の周壁部84に係合する係合突起91と、後端90の内部に位置して、ストラップ15の係合歯15aに係合可能な歯止め部92とを有する。
操作部材75は、ほぼV字状のバネ部93と、バネ部93の両端に設けられた指当て部94とを有する。バネ部93の前端には、アジャスター本体73に形成した凹部(図示せず)と係合可能な凸部(図示せず)が形成されている。指当て部94は、アジャスター本体73の周壁部84に形成された案内孔84aに挿入される。図8を参照すると、指当て部94の上下方向Yにおける外端は案内孔84aから露出しており、着用者が指先で指当て部94を押圧すると、バネ部93の間隔が小さくなり、指当て部94の上下方向Yにおける内端に位置する突片がストッパー74の後端90をストラップアジャスター本体73から離間する方向へ押圧する。これにより、ストッパー74の歯止め部92が浮き上がってストラップ15の係合歯15aとの係合が開放され、ストラップ15をその長さ方向への移動調整することができる。
ストラップ15の一端部には、ゴーグル10をヘルメット100に装着するための取付具16が配設されている。取付具16は、硬質のプラスチック材料から形成された板状を成し、アタッチメント17を連結するための嵌合孔16aを有する。
図10及び図11を参照すると、アタッチメント17は、ヘルメット100の周方向において対向するように位置し、かつ、ヘルメット100のつば101を厚さ方向において弾性的な力で挟持可能な2条の狭圧部95と、狭圧部95の上方に位置する外側部96とを有する。狭圧部95は、ヘルメット100の外側に位置させる第1部位95aと、ヘルメット100の内側に位置させる第2部位95bと、第1,第2部位95a,95bを繋ぎ、湾曲した状態にある第3部位95cとを有する。外側部96には、取付具16の嵌合孔16aに旋回可能に嵌め込まれる支持部96aが形成されている。狭圧部95の第2部位95bの延長上には、2条の狭圧部95を繋ぐ内側部97が形成されている。
図11を参照すると、アタッチメント17をヘルメット100に装着した状態において、取付具16は、アタッチメント17の支持部96aを軸として旋回可能であり、ゴーグル本体18は、支持部96aを中心に双頭矢印Cで示す方向に往復旋回運動することができる。これにより、ゴーグル10は、ヘルメット100を着用した状態において、ゴーグル本体18をヘルメット100の周面に装着した状態から着用者の顔面に装着した状態へ容易に移動させることができる。また、ヘルメット100にゴーグル10を装着する際に、ストラップ15の長さを調整して着用者の顔面に対する前後方向Zの位置を調整することができるとともに、ヘルメット100に対するアタッチメント17の位置によって、ゴーグル本体18の前後方向Zの位置を調整することができる。さらに、アタッチメント17をヘルメット100に取り付けてその位置を固定することができるため、ヘルメット100の着脱を繰り返した場合に、ヘルメット100の装着時におけるゴーグル10の位置ずれが生じ難くなり、着用状態を一定に保つことができる。
また、ゴーグル本体18を顔面に装着した状態において、アウターフレーム13は、一対のサイドフレーム31,32が中央プレート33に対して後方へ旋回移動可能であるため、サイドフレーム31,32とともに、軟質のレンズフレーム12を着用者の顔面側へ移動させてフィット性を高めることができる。かかる状態において、一対のサイドフレーム31,32の上部域34は、硬質のプラスチック材料からなる中央プレート33を介して連結されているため、レンズフレーム12の横方向Xにおける中央部分が動くことを抑制し、フィット性を高めることができる。また、中央部分に硬質の中央プレート33を配置することにより、衝撃に対する保護を強化することができる。
さらに、ゴーグル本体18と、ストラップ15との間に介在されるバックル14は、双頭矢印Aの方向に旋回可能であるため、ゴーグル本体18の横方向Xにおける両端部を顔面に隙間なくフィットさせることができる。また、バックル14のアジャスターユニット72は、ベース71に対して双頭矢印Bの方向へ旋回可能に構成されており、アジャスターユニット72の一方の端部(アジャスターユニット72の他端部)がベース71に対して上下方向Yへ搖動可能であるため、アジャスターユニット72に対して、ゴーグル本体18が上下方向Yへ搖動するように、ゴーグル本体18の角度を変化させることができる。これにより、ストラップ15の位置を変えることなく、顔面形状にレンズフレーム12がフィットするようにゴーグル本体18の角度を変えることができるとともに、角度の微調整が容易になる。
既述のとおり、中央プレート33は、一対のサイドフレーム31,32にのみ連結されており、レンズフレーム12の後方側へスライド移動させることにより、サイドフレーム31,32から容易に取り外すことができる。レンズフレーム12は軟質の弾性材料によって形成されているため、中央プレート33を取り外した状態においては、ゴーグル本体18を横方向Xの中央部分において二つ折りになるように折曲させることができる。そのため、ゴーグル10をヘルメット100から取り外して持ち運ぶ際に、ゴーグル本体18を折り畳んでコンパクトな状態で持ち運ぶことができる。
本実施形態において、フレーム本体13aは、二つの部材からなるサイドフレーム31,32によって形成されているが、フレーム本体13aを一つの部材によって形成してもよい。例えば、フレーム本体13aの下部域35が分離することなく横方向Xに連続した形状を成し、かつ、フレーム本体13aの上部域34が横方向Xに離間した、上方が開孔する略C字型のフレーム本体13aとしてもよい。また、本実施形態において、ゴーグル10は、取付具16及びアタッチメント17を用いてヘルメット100に装着する構成であるが、これらを用いることなく、ゴーグル本体18の横方向Xの両端を繋ぐストラップを用いてヘルメット100に掛ける構成であってもよい。
10 ゴーグル
11 レンズ
12 レンズフレーム
13 アウターフレーム
13a フレーム本体
14 バックル
15 ストラップ
16 取付具
17 アタッチメント
18 ゴーグル本体
25,26,27 ベンチレーション部
31,32 サイドフレーム
33 中央プレート
34 上部域
41 上部域の内端縁
42 上部域の外端縁
43 内端部
51 凹溝
51a 軸受部
65 両側部
67 軸部
X 横方向
Y 上下方向
Z 前後方向

Claims (6)

  1. 互いに直交する上下方向、横方向及び前後方向を有し、前面にレンズが取り付けられ、軟質の弾性材料から形成されたレンズフレームと、前記レンズフレームの外周の少なくとも一部を囲むアウターフレームとを含むゴーグル本体と、前記ゴーグル本体に連結されたストラップとを含むゴーグルにおいて、
    前記アウターフレームは、硬質のプラスチック材料から形成されており、フレーム本体と、前記レンズフレームの上側において前記横方向の中央部に位置する中央プレートとを有し、
    前記フレーム本体は、前記中央部において離間して前記レンズフレームに取り付けられた一対の上部域を有し、前記一対の上部域は、前記中央部において前記中央プレートに連結されるとともに、前記中央プレートに対して後方へ旋回可能であることを特徴とする前記ゴーグル。
  2. 前記中央プレートと前記上部域との連結部は、前記上下方向に延びる軸部と、前記軸部に対して旋回可能な軸受部とを有する請求項1に記載のゴーグル。
  3. 前記中央プレートは、前記横方向において対向する両側部を有し、
    前記上部域は、前記前後方向において対向する内端縁及び外端縁と、前記連結部が位置して前記中央プレートと前記上下方向において重なる内端部とを有し、
    前記軸部は前記中央プレートの前記両側部に位置し、前記軸受部は前記上部域の前記内端縁から前記外端縁へ向かって延びる凹溝からなり、前記中央プレートが、前記上部域に着脱可能に連結される請求項1又は2に記載のゴーグル。
  4. 前記フレーム本体は、前記横方向に離間する一対のサイドフレームからなる請求項1〜3のいずれかに記載のゴーグル。
  5. 前記レンズフレームの上側及び下側には、複数の開孔を有するベンチレーション部が位置し、
    前記フレーム本体の前記上部域には、前記前後方向に貫通し、かつ前記レンズフレームの前記上側の前記ベンチレーション部と連通する複数の空気流路が位置する請求項1〜4のいずれかに記載のゴーグル。
  6. 前記中央プレートの前記横方向の寸法が、前記アウターフレームの前記横方向の寸法の10〜15%の大きさを有する請求項1〜5のいずれかに記載のゴーグル。
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