JP2016048846A - 情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム、関連情報形成装置、及び配信システム - Google Patents

情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム、関連情報形成装置、及び配信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016048846A
JP2016048846A JP2014173063A JP2014173063A JP2016048846A JP 2016048846 A JP2016048846 A JP 2016048846A JP 2014173063 A JP2014173063 A JP 2014173063A JP 2014173063 A JP2014173063 A JP 2014173063A JP 2016048846 A JP2016048846 A JP 2016048846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
related information
display
video
information
time stamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014173063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6481290B2 (ja
Inventor
将人 岩下
Masahito Iwashita
将人 岩下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2014173063A priority Critical patent/JP6481290B2/ja
Publication of JP2016048846A publication Critical patent/JP2016048846A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6481290B2 publication Critical patent/JP6481290B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】映像と関連情報との同期を取りつつ、同期処理の負荷を軽減する情報表示装置を提供する。【解決手段】情報表示装置10は、映像信号を受信する映像信号受信部11と、映像信号に含まれる映像を表示する時刻を示す映像表示用タイムスタンプ値を取得する映像表示用タイムスタンプ値取得部と、上記映像信号を表示する映像表示部12と、映像に同期させて表示する関連表示情報と、関連表示情報を表示する時刻を示す関連情報表示用タイムスタンプ値とを含む関連情報を受信する関連情報受信部15と、関連情報に含まれる関連情報表示用タイムスタンプ値を取得する関連情報表示用タイムスタンプ値取得部と、関連情報表示用タイムスタンプ値と、映像表示用タイムスタンプ値とを比較して、同期を制御する関連表示情報同期制御部17と、同期された関連表示情報を表示する関連情報表示部16とを有する。【選択図】図7

Description

本発明は、情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム、関連情報形成装置、及び配信システムに関し、例えば、ネットワークを通じて映像及びそれに関連する関連情報を配信する配信システムに適用することができる。
近年、ブロードバンドネットワークの普及に伴い、ネットワークを通じた映像配信技術(例えば、リアルタイムIP放送等)が進展している。映像配信技術の進展に伴い、ユーザにおいては、単なる映像の視聴だけでなく、映像に関連した情報(以下、「関連情報」とも呼ぶ)をリアルタイムに取得したいニーズが高まっている。
このニーズに応えるため、例えば、ベンダーは、映像と共に字幕(関連情報の一例)を配信するサービスを提供しているが、この際、映像と字幕を同期する技術が重要となっている。
特許文献1には、受信機での表示において字幕作成遅延時間の影響を考慮して、受信機側でデジタル字幕放送信号の映像データ・音声データと字幕データとの同期を実現するための技術が記載されている。まず、字幕放送システムは、字幕作成時に生成される字幕入力開始タイミングを示す制御フラグと、字幕重畳タイミングを示す制御フラグを含む遅延制御信号を字幕付き映像信号中に重畳して配信する。前記字幕付き映像信号を受信した受信機は、映像データ及び音声データに対して固定遅延を与えて表示する。一方、字幕データに対しては、前記の制御フラグから算出される可変長の遅延時間を与えて表示している。これにより、映像データ・音声データと字幕データとの表示の同期を可能としている。
特開2006−211636号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、映像と字幕の同期のために、制御フラグ(字幕重畳タイミングを示すフラグ)を含む遅延制御信号を字幕付き映像信号中に重畳する必要があった。そのため、データの配信量が多くなり、受信機側の同期処理の負荷が大きくなるという問題が生じ得る。
そのため、簡易な手段により、映像と関連情報との同期を取りつつ、映像と関連情報の同期処理の負荷を軽減することができる情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム、関連情報形成装置、及び配信システムが望まれている。
第1の本発明の情報表示装置は、(1)映像信号を受信する映像信号受信部と、(2)上記映像信号受信部により受信された上記映像信号に含まれる映像を表示する時刻を示す映像表示用タイムスタンプ値を取得する映像表示用タイムスタンプ値取得部と、(3)上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値に基づいて、上記映像信号を表示する映像表示部と、(4)上記映像表示部により表示される映像に同期させて表示する関連表示情報と、該関連表示情報を表示する時刻を示す関連情報表示用タイムスタンプ値とを含む関連情報を受信する関連情報受信部と、(5)上記関連情報受信部により受信された上記関連情報に含まれる上記関連情報表示用タイムスタンプ値を取得する関連情報表示用タイムスタンプ値取得部と、(6)上記関連情報表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記関連情報表示用タイムスタンプ値と、上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値とを比較して、その比較結果に基づいて、上記関連表示情報と上記映像信号との同期を制御する関連表示情報同期制御部と、(7)上記関連表示情報同期制御部により同期された上記関連表示情報を表示する関連情報表示部とを有することを特徴とする。
第2の本発明の情報表示方法は、(1)映像信号受信部が、映像信号を受信し、(2)映像表示用タイムスタンプ値取得部が、上記映像信号受信部により受信された上記映像信号に含まれる映像を表示する時刻を示す映像表示用タイムスタンプ値を取得し、(3)映像表示部が、上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値に基づいて、上記映像信号を表示し、(4)関連情報受信部が、上記映像表示部により表示される映像に同期させて表示する関連表示情報と、該関連表示情報を表示する時刻を示す関連情報表示用タイムスタンプ値とを含む関連情報を受信し、(5)関連情報表示用タイムスタンプ値取得部が、上記関連情報受信部により受信された上記関連情報に含まれる上記関連情報表示用タイムスタンプ値を取得し、(6)関連表示情報同期制御部が、上記関連情報表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記関連情報表示用タイムスタンプ値と、上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値とを比較して、その比較結果に基づいて、上記関連表示情報と上記映像信号との同期を制御し、(7)関連情報表示部が、上記関連表示情報同期制御部により同期された上記関連表示情報を表示することを特徴とする。
第3の本発明の情報表示プログラムは、情報表示装置に搭載されるコンピュータを、(1)映像信号を受信する映像信号受信部と、(2)上記映像信号受信部により受信された上記映像信号に含まれる映像を表示する時刻を示す映像表示用タイムスタンプ値を取得する映像表示用タイムスタンプ値取得部と、(3)上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値に基づいて、上記映像信号を表示する映像表示部と、(4)上記映像表示部により表示される映像に同期させて表示する関連表示情報と、該関連表示情報を表示する時刻を示す関連情報表示用タイムスタンプ値とを含む関連情報を受信する関連情報受信部と、(5)上記関連情報受信部により受信された上記関連情報に含まれる上記関連情報表示用タイムスタンプ値を取得する関連情報表示用タイムスタンプ値取得部と、(6)上記関連情報表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記関連情報表示用タイムスタンプ値と、上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値とを比較して、その比較結果に基づいて、上記関連表示情報と上記映像信号との同期を制御する関連表示情報同期制御部と、(7)上記関連表示情報同期制御部により同期された上記関連表示情報を表示する関連情報表示部として機能させることを特徴とする。
第4の本発明の関連情報形成装置は、(1)取得された映像信号に基づいて表示される映像に関連表示情報を表示させる表示タイミングを指定すると共に、表示させる関連表示情報の入力を受け付ける関連情報入力部と、(2)上記映像信号に含まれる映像の表示時刻を示す映像表示用タイムスタンプ値と、上記関連情報入力部により指定された上記表示タイミングとに基づいて、上記関連表示情報の表示時刻を示す関連表示情報用タイムスタンプ値を推定する関連表示情報用タイムスタンプ値推定部と、(3)上記関連情報入力部により入力された上記関連表示情報及び上記関連情報表示用タイムスタンプ値を含む関連情報を送信する関連情報送信部とを有することを特徴とする。
第5の本発明は、映像信号を配信する1又は複数の配信サーバと、上記各配信サーバから受信した映像信号に含まれる映像に対して表示させる所定の関連情報を作成して送信する関連情報形成装置と、上記各配信サーバから所定の遅延時間が付与された映像信号と、上記関連情報形成装置により作成された上記関連情報とを受信し、上記映像信号に基づく映像と上記関連情報に含まれる関連表示情報とを同期させて表示する情報表示装置とを有する配信システムにおいて、(1)上記各配信サーバは、上記情報表示装置に対しては、所定の遅延時間を付与した映像信号を送信し、上記関連情報形成装置に対しては、所定の遅延時間を付与せずに上記映像信号を送信するものであり、(2)上記関連情報形成装置は、第4の本発明の上記関連情報形成装置であり、(3)上記情報表示装置は、第1の本発明の上記情報表示装置であることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な手段により、映像データと関連情報との同期を行うことが可能となり、映像と関連情報の同期処理の負荷を軽減することができるという効果が得られる。
実施形態に係る放送配信システムの全体構成を示すブロック図である。 実施形態に係る関連情報形成装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係るデータベース(DB)に記憶されるテーブル(レコード)を示す説明図である。 実施形態に係る関連情報形成装置のインタフェース例を示す説明図である。 MPEG2システムのトランスポートパケットの構成を示す説明図である。 PESパケットの構成を示す説明図である。 実施形態に係る情報表示装置の構成を示すブロック図である 実施形態に係る関連情報構成部が関連情報の挿入位置に対するタイムスタンプ値を推定する手順を示す説明図である。 実施形態に係る関連情報形成装置におけるタイムスタンプ値を推定する手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る情報表示装置におけるPTSを用いた映像と関連情報の同期処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る情報表示装置における関連情報受信時刻と関連情報表示の関係から表示の調整が必要な場合を示す説明図である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム、関連情報形成装置、及び配信システムの一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)実施形態の構成
(A−1−1)放送配信システム1の全体構成
図1は、この実施形態の放送配信システム1の全体構成を示すブロック図である。図1において、放送配信システム1は、情報表示装置10、関連情報形成装置20、映像入力装置30、中継サーバ40、IPTV放送配信サーバ50、関連情報提供サーバ60及びネットワークNを有する。
放送配信システム1は、撮像された映像を利用者の情報表示装置10にネットワークNを介して映像配信するシステムである。この実施形態では、特に映像を瞬時に配信する生放送(ライブ放送)を想定している。なお、ネットワークNの通信方式については限定されないものであるが、例えば、インターネット等のIP通信網を適用することができる。なお、放送配信システム1は、配信システムの一例である。
映像入力装置30は、中継サーバ40と接続されており、リアルタイムで撮影された映像信号を中継サーバ40に送出するものである。映像入力装置30は、種々様々な装置を適用することができるが、例えば、ビデオカメラ装置等を適用することができる。
中継サーバ40は、IPTV放送配信サーバ50、映像入力装置30、及び関連情報形成装置20と接続されており、映像入力装置30から入力される映像信号を所定の符号化方式(例えば、MPEG2TS形式)でエンコードし、符号化した映像信号(以下、「映像ストリーム」とも呼ぶ)をIPTV放送配信サーバ50、及び、関連情報形成装置20に対して送出するものである。
ここで、中継サーバ40は、映像ストリームを一時的に格納し、所定の遅延時間を与えて、映像ストリームとIPTV放送配信サーバ50に対して送信する。一方、中継サーバ40は、関連情報形成装置20に対して、映像ストリームを即座に(遅延を与えずに)送信する。これは、情報表示装置10は、同期すべき映像ストリームと関連情報を含む信号(以下、「関連情報パケット」とも呼ぶ)を互いに異なる経由から受信するため、情報表示装置10が保持すべき映像ストリームと関連情報パケットの持ち時間を短くするためである。
IPTV放送配信サーバ50は、中継サーバ40、及びネットワークNを介して、情報表示装置10と接続されている。IPTV放送配信サーバ50は、中継サーバ40から送出された映像ストリームを受信し、情報表示装置10に対してリアルタイムで送出するライブストリーミング配信を行うものである。
関連情報形成装置20は、関連情報提供サーバ60、及び中継サーバ40と接続されており、関連情報入力作業者Uが中継サーバ40から送出される映像ストリームをもとに作成するデータ(以下、「関連情報」とも呼ぶ)を、映像ストリームから算出されるタイムスタンプ値と共に関連情報提供サーバ60に送出するものである。ここで、「関連情報」とは、映像に関連付けられた何らかの情報を言い、例えば、映像の字幕(日本語、英語等の外国語、及びその翻訳語等)、映像で使用された音源の曲名、映像(テレフォンショッピング等)で紹介された商品のURL等が該当する。
関連情報提供サーバ60は、関連情報形成装置20、及びネットワークNを介して、情報表示装置10と接続されている。関連情報提供サーバ60は、関連情報形成装置20から送出された関連情報パケットを受信し、情報表示装置10に対して瞬時に送出するものである。
情報表示装置10は、ネットワークNを介してIPTV放送配信サーバ50、及び、関連情報提供サーバ60と接続しており、IPTV放送配信サーバから送出された映像ストリームデータを表示する。また、情報表示装置10は、関連情報提供サーバ60から送出された関連情報を映像ストリームデータと時刻同期させて表示する機能を提供する。情報表示装置10は、種々様々な端末を適用することができるが、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯通信端末(一例は、携帯電話、及びスマートフォン等である)、テレビ受像機、ゲーム機、及びタブレット端末等を適用することができる。
(A−1−2)関連情報形成装置20の詳細な構成
図2は、関連情報形成装置20の構成を示すブロック図である。関連情報形成装置20は、種々様々な装置を適用することができるが、例えば、汎用コンピュータを適用することができる。
関連情報形成装置20は、映像データ受信部90、映像データ表示部91、映像データ解析部92、入力制御部93、入力データ管理部94、DB95、入力データ表示部96、操作パネル制御部97、関連情報構成部98及び関連情報送出部99を有する。
映像データ受信部90は、中継サーバ40から映像ストリームを受信し、映像データ表示部91、及び映像データ解析部92に転送するものである。
映像データ表示部91は、映像データ受信部90から転送された映像ストリームを表示するものである。
映像データ解析部92は、映像データ受信部90から転送された映像ストリームを解析し、タイムスタンプ値を随時取得するものである。取得されるタイムスタンプ値は、映像表示用タイムスタンプ値の一例である。
入力制御部93は、操作パネル制御部97からの通知を受けて、関連情報入力作業者Uにより入力されたデータを取得し、入力データ管理部94に入力データを転送するものである。また、入力制御部93は、後述されるように、関連情報構成部98に入力データを転送するものである。入力データは、種々様々な形式のデータを適用することができるが、例えば、テキストデータ(一例として字幕や、HTML5をはじめとするマークアップ言語、JavaScript(登録商標)をはじめとするプログラム言語などにより記述されたテキスト)やバイナリデータ(一例として画像、音声、映像などのファイル)にも適用することができる。なお、入力制御部93は、関連情報入力部の一例である。また、入力データは、関連表示情報の一例である。
入力データ管理部94は、DB95を使用して入力制御部93から転送された入力データを管理するものである。各入力データには、一意に識別可能なIDが付与される。
DB95は、入力データ管理部94で生成されたIDと入力データの組を保存、検索するための機能を提供するものである。
図3は、DB95(図2)に記憶されるテーブル(レコード)を示す説明図である。テーブルTは、図3においてIDと入力データの項目を有する。例えば、IDが「00000001」に対しては入力データ「おはようございます」が記憶されている。
図2に戻って説明を続ける。入力データ表示部96は、DB95に保存されているIDと入力データの組を、表示画面上に表示するものである。
操作パネル制御部97は、入力データの挿入操作を関連情報構成部98、決定操作を入力制御部93及び関連情報送出部99に対して通知するものである。
関連情報構成部98は、操作パネル制御部97の通知を受けて、映像データ解析部92からタイムスタンプ値の取得を行うものである。また、関連情報構成部98は、関連情報送出部99の指示により、DB95から入力データを取得した後、前記タイムスタンプ値と入力データとを含む関連情報を構成し、関連情報送出部99に転送するものである。さらに、関連情報構成部98は、関連情報送出部99の指示により、入力制御部93から入力データを取得した後、前記タイムスタンプ値と入力データとを含む関連情報を構成し、関連情報送出部99に転送するものである。なお、関連情報構成部98は、関連表示情報用タイムスタンプ値推定部の一例である。
関連情報送出部99は、操作パネル制御部97の通知を受けて、関連情報構成部98から関連情報を取得し、関連情報提供サーバ60に送出するものである。なお、関連情報送出部99は、関連情報送信部の一例である。
図4は、関連情報形成装置20のインタフェース例を示す説明図である。インタフェース例は、インタフェース表示画面60であり、このインタフェース表示画面60は、映像表示画面61、一覧表示・選択手段62、データ入力手段63及び操作パネル64を有する。
映像表示画面61は、映像データ表示部91(図2)の表示画面である。映像表示画面61は、関連情報入力作業者Uが挿入すべき関連情報の位置を決定するために視聴される映像を表示する。
一覧表示・選択手段62は、入力データ表示部96(図2)の表示画面である。一覧表示・選択手段62は、例えば、図4に示すレコードを一覧表示し、関連情報入力作業者Uにより、一覧表示された任意のレコード(関連情報)を選択できるように表示する。
データ入力手段63は、入力制御部93(図2)に対する入力データの入力方法を提供するものである。データ入力手段63の一例は、図4に示されるように、コマンドライン入力に対応したインタフェースを示している。
操作パネル64は、関連情報入力作業者Uに対して、操作パネル制御部97(図2)の各種操作(挿入・決定・取消)を実行するための操作方法を提供するものである。操作パネル64の「insert」は、一覧表示・選択手段62で選択された関連情報又はデータ入力手段63により直接入力された関連情報を映像表示画面61に表示されている映像(フレーム)に挿入する位置を決定する(挿入)ボタンである。操作パネル64の「cancel」は、先述の挿入処理を取り消すボタンである。操作パネル64の「OK」は、先述の挿入処理を決定するボタンである。
図5は、MPEG2システムのトランスポートパケット(以下、「TSパケット」とも呼ぶ)の構成を示す説明図である。
映像データ受信部90(図2)が受信する映像ストリームは、複数のTSパケットにより構成される。また、各TSパケットは、TSヘッダとTSペイロードにより構成される。
TSパケットは、TSヘッダの12ビット目から13ビットの領域にProgramID(以下、「PID」とも呼ぶ)が格納されており、PIDによりTSペイロードの内容が決定される。
後述するPESパケットは、Videoデータを示すPIDをTSヘッダ内に持つTSパケットのTSペイロードを連結することにより得ることができる。
なお、Videoデータを示すPIDは、PIDの値が0であるTSパケットのTSペイロードに格納されているProgramAssociationTable(以下、「PAT」とも呼ぶ)、及びPIDがPAT内で指定されている値であるTSパケットのTSペイロードに格納されているProgramMapTable(以下、「PMT」とも呼ぶ)により特定される。
図6は、映像データが格納されるPES(Packetized Elementary Stream)パケットの構成を示す説明図である。
PESパケットは、PESヘッダとPESペイロードとから構成される可変長パケットであり、図6に示すように、そのPESヘッダには、パケット開始コード、パケット長等の情報に加え、メディアを表示・出力するのに必要な時間情報(タイムスタンプ)としてPTS(Presentation Time Stamp)等も含まれている。
(A−1−3)情報表示装置10の詳細な構成
図7は、情報表示装置10の構成を示すブロック図である。
情報表示装置10は、映像データ受信部11、映像データ表示部12、映像データ解析部13、関連情報受信部15、関連情報表示部16、及び、関連情報同期部17を有する。
この実施形態の情報表示装置は、映像データ受信部や関連情報受信部を除いた部分をハードウェアで構成することも可能であり、また、CPUが実行するソフトウェア(情報表示プログラム)とCPUとで実現することも可能であるが、いずれの実現方法を採用した場合であっても、機能的には図7で表すことができる。
映像データ受信部11は、IPTV放送配信サーバ50から送出される映像ストリームを受信し、映像データ解析部13に転送するものである。なお、映像データ受信部11は、映像信号受信部の一例である。
映像データ表示部12は、映像データ解析部13から転送される映像ストリームを表示画面に表示するものである。なお、映像データ表示部12は、映像表示部の一例である。
映像データ解析部13は、映像データ受信部11から転送される映像ストリームを解析し、得られたタイムスタンプ値を関連情報同期部17に転送すると共に、映像ストリームを映像データ表示部12に転送するものである。なお、映像データ解析部13は、映像表示用タイムスタンプ値取得部の一例である。
関連情報受信部15は、関連情報提供サーバ60から送出される関連情報パケットを受信し、関連情報同期部17に転送するものである。
関連情報表示部16は、関連情報同期部17から転送される関連情報パケットに含まれる入力データを画面に表示するものである。
関連情報同期部17は、関連情報受信部15から転送される関連情報に含まれるタイムスタンプ値と、映像データ解析部13から転送されるタイムスタンプ値により、関連情報表示部16に対する関連情報の転送時刻を決定するものである。関連情報同期部17は、関連情報表示用タイムスタンプ値取得部及び関連表示情報同期制御部の一例である。
(A−2)実施形態の動作
まず、映像ストリーム配信の動作の説明を行う。
映像入力装置30は、自身のエンコーダがエンコードを開始すると、入力された映像信号をMPEG2TS形式に変換する。映像入力装置30は、エンコード済みの映像ストリームを中継サーバ40に送信する。
中継サーバ40は、映像入力装置30から映像信号を受信する。
中継サーバ40は、中継先として予め登録されたIPTV放送配信サーバ50、及び、関連情報形成装置20に対して、エンコード済みの映像ストリームの送出を行う。この際、中継サーバ40は、関連情報形成装置20に対しては即座に送出を行うが、IPTV放送配信サーバ50に対しては一定の遅延時間Dfixを与えて送出する。この遅延時間Dfixは、この実施形態では固定値としているが、中継するサーバの数、配信経路等を考慮して可変値としても良い。
IPTV放送配信サーバ50は、中継サーバ40から受信した映像ストリームを、配信対象(情報表示装置10)のネットワークNに対して送出する。
次に、関連情報形成装置20の関連情報の配信の動作の説明を行う。
映像データ受信部90は、中継サーバ40から映像ストリームを受信する。
映像データ解析部92は、受信した映像ストリームを解析する。
映像データ解析部92は、Videoデータを示すPIDをTSヘッダ内に持つTSパケットのTSペイロードを連結することによりPESパケット(映像データ)を取得する。
映像データ解析部92は、PESパケット中、PTS&DTSフラグが「0b11」、又は「0b10」の場合には、PESヘッダの73ビット目から40ビット(の内の33ビット)の領域に存在するPTS値を取得する。
DB95は、次に記載される処理に基づいて、関連情報入力作業者Uより入力されたデータを登録する。入力制御部93は、データ入力手段63を介して、関連情報入力作業者Uより入力されたデータを取得し、操作パネル制御部97は、操作パネル64を介して、関連情報入力作業者Uによる「OK」ボタンが押下されたことを入力制御部93に通知することにより、入力制御部93は、入力されたデータを入力データ管理部94に転送する。入力データ管理部94は、入力されたデータに対して、一意に識別可能なIDを付与する。DB95は、IDと入力されたデータの組を蓄積する。
また、関連情報構成部98は、操作パネル制御部97の通知を受けて、関連情報の挿入位置に対するタイムスタンプ値を推定する。ここで、操作パネル制御部97の通知の内容は、関連情報入力作業者Uが、映像表示画面61に表示される映像を視聴しながら、操作パネル64の「insert」ボタンを押下したことについてである。図8は、関連情報構成部98が関連情報の挿入位置に対するタイムスタンプ値を推定する手順を示す説明図である。図8においてTnは、ある画面(フレーム)の表示時刻を示している。Tn+1は、Tnを基準として、表示時刻順で次のフレームに対応する表示時刻を示し、Tn-1は、Tnを基準として、表示時刻順で一つ前のフレームに対応する表示時刻を示す。T0は、初期フレームの時刻を示し、Tinsertは、操作パネル64の「insert」ボタンが押下された時刻を示している。時刻T0に対応するフレームはP0を示し、PTS値は、PTS0を示している。以下、同様に、時刻Tn-1に対応するフレームはPn-1を示し、PTS値は、PTSn-1を示している。時刻Tnに対応するフレームはPnを示し、PTS値は、PTSnを示している。時刻Tinsertに対応するフレームはPinsertを示し、PTS値は、PTSinsertを示している。時刻Tn+1に対応するフレームはP+1を示し、PTS値は、PTSn+1を示している。時刻T0からTnまでの時間は、Tn―T0で示されており、その間のPTS値は、(PTSn−PTS0)mod233である。時刻T0からTinsertまでの時間は、Tinsert―T0で示されており、その間のPTS値は以下の(1)式で推定される。
Figure 2016048846
ここで、modNはNで除算を行った剰余を示す。この実施形態ではPTSは、33ビットの領域を巡回して使用するため、Nは、233となる。また、推定した差分値は自然数に切り上げる。なお、この実施形態では上記(1)式を用いるが、固定値を用いても良い。
以下の、図9を用いて、図8の時刻TinsertのPTS値であるPTSinsertを推定する処理を説明する。図9は、タイムスタンプ値を推定する手順を示したフローチャートである。
まず、関連情報構成部98は、映像データ解析部92から、映像データの最初に表示した画面に対応するPTS値(PTS0)と表示時刻(T0)及び、直前に表示した画面に対応するPTS値(PTSn)と表示時刻(Tn)を取得する(S101)。
次に、関連情報構成部98は、「insert」ボタンが押下された時刻(Tinsert)と最初に表示した画面の表示時刻(T0)の差分(Tinsert−T0)に対して、直前までのPTS値と表示時刻との比率((PTSn−PTS0)mod233)/(Tn−T0)を乗じる(上記(1)式に相当)。つまり、関連情報構成部98は、「insert」ボタンが押下された時刻に対応するタイムスタンプ値(PTSinsert)と最初に表示した画面に対応するPTS値(PTS0)との差分を推定する(S102)。
最後に、関連情報構成部98は、最初に表示した画面に対応するPTS値(PTS0)に前記で推定した差分値を加算し、その結果をmod233することで、「insert」ボタンが押下された時刻に対応するタイムスタンプ値(PTSinsert)の推定値を取得することができる(S103)。
関連情報入力作業者Uが、作成済みの入力情報の一覧表示・選択手段62、又はデータ入力手段63から入力データを指定した後、操作パネル64の「OK」ボタンが押下すると、操作パネル制御部97から関連情報構成部98に対して関連情報の生成が要求される。
関連情報構成部98は、操作パネル64の「insert」ボタンの押下に際して決定されたタイムスタンプ値PTSinsertと選択された入力データとを含む関連情報を作成する。関連情報には、シーケンシャルな番号(関連情報番号)が付与される。関連情報送出部99は、関連情報構成部98が作成した関連情報を取得し、関連情報提供サーバ60に送出する。
関連情報提供サーバ60は、関連情報形成装置20から受信した関連情報を、配信対象のネットワークNに対して送出する。
最後に、情報表示装置10の動作を説明する。
情報表示装置10は、IPTV放送配信サーバ50から送出された映像ストリームを映像データ受信部11で受信した後、映像データ解析部13に映像ストリームを転送する。
映像データ解析部13は、映像ストリームを映像データ表示部12に転送する。また、映像データ解析部13は、映像表示用に取得されたMPEG2TSのPESヘッダに格納されたPTS値を取得し、関連情報同期部17に転送する。
映像データ表示部12は、映像データ解析部13から転送された映像ストリームを表示する。
一方、関連情報受信部15は、関連情報提供サーバ60から送出された関連情報パケットを受信した後、当該関連情報パケットを関連情報同期部17に転送する。
図10は、情報表示装置10におけるPTSを用いた映像と関連情報の同期処理を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートは、主として、関連情報同期部17及び関連情報表示部16により実行される。
関連情報同期部は、関連情報パケットに含まれるタイムスタンプ値PTSinsertを取得すると、今回取得した関連情報とは異なる他の関連情報が存在しているか否かを確認する(S201、S202)。
そして、他の関連情報が存在する場合には、ステップS203の処理に移行し、関連情報同期部17は、表示する関連情報の表示調整を行う。一方、他の関連情報が存在する場合には、後述するステップS204の処理を実行する(S202)。
ステップ203における表示調整処理の詳細な説明は、後述する図11を用いて具体的に説明するが、ステップS203では、今回受信された関連情報の他に、他の関連情報が受信されていた場合には、関連情報を表示する順序等の調整を行う。例えば、ネットワーク上での揺らぎ等により、情報表示装置10が関連情報パケットを受信する順序が変化する場合も生じるが、関連情報同期部17は、今回受信した関連情報及び他の関連情報のそれぞれに含まれているPTSinsertの値を比較し、PTSinsertの値が小さい順に関連情報を並び替えるようにしても良い。この並び替えにより、値の小さいPTSinsertを有するものから先に関連情報を表示することができる。なお、この実施形態では、関連情報に含まれるPTSinsertの値の比較に基づいて、関連情報の並べ替えを行うようにしたが、関連情報受信部15が、関連情報パケットに含まれるシーケンシャルな番号に基づいて、関連情報の並び替えを行うようにしても良い。
関連情報同期部17は、PTSinsertが映像データ解析部13から転送されたPTS値以上となった時点で、関連情報を関連情報表示部16に転送する(S204)。
関連情報表示部16は、関連情報同期部17から関連情報が転送された場合、前回表示した関連情報が残っていた場合には不要な関連情報を消去する(S205、S206)。当該関連情報が存在しない場合には、後述するステップS207の処理を実行する。
関連情報表示部16は、関連情報の表示を行う(S207)。
図11は、情報表示装置10における、関連情報受信時刻と関連情報表示の関係から表示の調整が必要な場合を示す説明図である。
図11において、「○」(白抜き丸)は関連情報を受信した時に関連情報同期部17が保持しているPTS値を示しており、「●」(黒抜き丸)は関連情報の表示を開始するPTS値を示す。PTS1は、関連情報1のPTSinsert値を示している。PTS2は、関連情報2のPTSinsert値を示している。両者は、PTS2>PTS1の関係を有している。よって、通常であれば、関連情報1が表示された後に、関連情報2が生じされることになる。パケットの遅延等により、両関連情報の表示の調整が必要な場合が生じる。
図11(A−1)は、関連情報1と関連情報2共に、推定値(PTS1、PTS2)よりも前の時点で関連情報を受信している。この場合、関連情報同期部17では、関連情報1が受信された後に、関連情報2が受信されており、関連情報1の推定値PTS1が、関連情報2の推定値PTS2よりも小さいため、関連情報同期部17は、関連情報1を先に表示する。まず、関連情報同期部17は、映像データ解析部13から取得する映像のPTS値と、関連情報1の推定値PTS1を比較し、推定値PTS1が、映像のPTS値以上となった時点で、関連情報1を関連情報表示部16に与える。これにより、関連情報1が表示される。関連情報1が表示され、関連情報2の推定値PTS2が映像のPTS値以上となった時点で、関連情報同期部17は、関連情報2を関連情報表示部16に与えて、関連情報2が表示される。
図11(A−2)は、(A−1)と比べて、関連情報2が関連情報1よりも先に受信した例を示している。この場合、関連情報2が関連情報1よりも先に受信されているが、関連情報同期部17は、関連情報1及び2の各推定値PTS1とPTS2を比較し、値の小さい関連情報1を関連情報2よりも先に表示するように調整する。そして、関連情報同期部17は、映像データ解析部13から取得する映像のPTS値と、関連情報1の推定値PTS1とを比較し推定値PTS1が映像のPTS値以上となった時点で、関連情報1を関連情報表示部16に与える。これにより、関連情報1が表示される。関連情報2の表示処理については、(A−1)と同様である。
図11(A−3)は、(A−1)と比べて、関連情報2が関連情報1の表示中に受信した例を示している。この場合も、関連情報同期部17では、関連情報1が受信された後に、関連情報2が受信されており、関連情報1の推定値PTS1が、関連情報2の推定値PTS2よりも小さいため、関連情報の表示処理については、(A−1)と異なる点はない。
図11(B)は、関連情報2の受信が関連情報2の表示すべき時刻(PTS2)よりも遅れている例を示している。この場合、関連情報同期部17では、関連情報1が受信された後に、関連情報2が受信されており、関連情報1の推定値PTS1が、関連情報2の推定値PTS2よりも小さいため、関連情報同期部17は、関連情報1を先に表示する。ただし、関連情報2の受信が遅れているため、関連情報関連情報1は、PTS1から関連情報2の受信時刻に対応するPTSの間表示されることになる。また、関連情報2の表示開始は、関連情報2の受信時刻に対応するPTSとなる。この実施形態では、関連情報表示部16は、新たな関連情報が関連情報同期部17より送信されるまでは、前回の関連情報が表示されたままである。言い換えれば、関連情報表示部16から表示されている関連情報を消去したい場合、空の入力データを含む関連情報パケットを作成し、関連情報提供サーバ60より配信する必要がある。変形例として、関連情報表示部16は、表示時刻がPTS2になった時点でタイマーを設定し、所定時間後に関連情報1の表示を消去する処理を行っても良い。
図11(C−1)は、関連情報1の受信が関連情報1の表示すべき時刻(PTS2)よりも遅れている例を示している。この場合、関連情報1は、関連情報1の受信時刻に対応するPTSからPTS2の間表示される。関連情報2は、関連情報1の表示時間中に受信しているので、関連情報2は、PTS2から表示される。
図11(C−2)は、(C−1)と比べて、関連情報2が関連情報1よりも先に受信した例を示している。この場合、関連情報同期部17では、関連情報1が受信された後に、関連情報2が受信されており、関連情報1の推定値PTS1が、関連情報2の推定値PTS2よりも小さいため、関連情報同期部17は、関連情報1を先に表示する。まず、関連情報同期部17は、映像データ解析部13から取得する映像のPTS値と、関連情報1の推定値PTS1を比較し、推定値PTS1が、映像のPTS値以上となった時点で、関連情報1を関連情報表示部16に与える。これにより、関連情報1が表示される。関連情報1が表示され、関連情報2の推定値PTS2が映像のPTS値以上となった時点で、関連情報同期部17は、関連情報2を関連情報表示部16に与えて、関連情報2が表示される。
図11(C−3)は、(C−2)と比べて、関連情報2が関連情報1によりもさらに先に(PTS1よりも)受信した例を示している。この場合も、関連情報の表示処理についは、(C−2)と異なる点はない。
図11(D−1)は、関連情報1と関連情報2共に、推定値(PTS1、PTS2)よりも後の時点で関連情報を受信している例を示している。この場合、関連情報1は、関連情報の受信時刻に対応するPTSから関連情報2の受信時刻に対応するPTSの間表示される。また、関連情報2の表示開始は関連情報2の受信時刻に対応するPTSとなる。関連情報同期部17は、映像データ解析部13から取得する映像のPTS値と、関連情報1の推定値PTS1を比較し、推定値PTS1が、映像のPTS値以上となった時点で、関連情報1を関連情報表示部16に与える。これにより、関連情報1が表示される。関連情報1が表示され、関連情報2の推定値PTS2が映像のPTS値以上となった時点で、関連情報同期部17は、関連情報2を関連情報表示部16に与えて、関連情報2が表示される。
図11(D−2)は、(D−1)と比べて、関連情報1が関連情報2の表示時間中に受信した例を示している。関連情報の表示処理についは、関連情報1の表示開始が関連情報2の表示時間中にずれ込む点が異なる。
図11(E−1)は、関連情報2の推定値(PTS2)よりも後の時点で関連情報1を受信し、ささに、関連情報2がPTS1よりも先に受信している例を示している。この場合、関連情報1は表示されず、関連情報2はPTS2より表示される。まず、関連情報同期部17は、映像データ解析部13から取得する映像のPTS値と、関連情報2の推定値PTS2を比較し、推定値PTS2が、映像のPTS値以上となった時点で、関連情報2を関連情報表示部16に与える。これにより、関連情報2が表示される。関連情報2が表示された後に、関連情報1を受信するが、関連情報同期部17は、現在表示中の映像との乖離を想定して、関連情報1の表示を行わない。
図11(E−2)は、(E−1)と比べて、関連情報2が関連情報1の表示時間中に受信した例を示している。関連情報の表示処理については、(E−1)と異なる点はない。
図11(F)は、関連情報2の推定値(PTS2)よりも後の時点で関連情報1と関連情報2を受信した例を示している。この場合、関連情報1は表示されない。また、関連情報2の表示開始は関連情報2の受信時刻に対応するPTSとなる。
(A−3)実施形態の効果
中継サーバ40で映像ストリームの配信に固定の遅延時間を与え、関連情報形成装置20で表示する映像位置を示すタイムスタンプ値を関連情報に含めて配信することにより、情報表示装置10における映像と関連情報の表示の同期を、映像出力時に取得する必要のあるタイムスタンプ値の比較のみで可能とした。以上により、情報表示装置10における映像と関連情報表示の同期処理の処理負荷を低減することできるという効果が得られる。また、関連情報を入力し、配信するシステム側の処理負荷も、全体として低減することができるという効果も得られる。
(B)他の実施形態
上記の実施形態に加えて、さらに、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1) 上記の実施形態では、放送配信システム1の構成要素として、関連情報形成装置20を適用した例を示したが、生放送に対する字幕の入力装置を適用しても良い。
1…放送配信システム、10…情報表示装置、20…関連情報形成装置、30…映像入力装置、40…中継サーバ、50…IPTV放送配信サーバ、60…関連情報提供サーバ、11…映像データ受信部、12…映像データ表示部、13…映像データ解析部、15…関連情報受信部、16…関連情報表示部、17…関連情報同期部、61…映像表示画面、62…一覧表示・選択手段、63…データ入力手段、64…操作パネル、90…映像データ受信部、91…映像データ表示部、92…映像データ解析部、93…入力制御部、94…入力データ管理部、95…DB、96…入力データ表示部、97…操作パネル制御部、98…関連情報構成部、99…関連情報送出部、N…ネットワーク、T…テーブル

Claims (7)

  1. 映像信号を受信する映像信号受信部と、
    上記映像信号受信部により受信された上記映像信号に含まれる映像を表示する時刻を示す映像表示用タイムスタンプ値を取得する映像表示用タイムスタンプ値取得部と、
    上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値に基づいて、上記映像信号を表示する映像表示部と、
    上記映像表示部により表示される映像に同期させて表示する関連表示情報と、該関連表示情報を表示する時刻を示す関連情報表示用タイムスタンプ値とを含む関連情報を受信する関連情報受信部と、
    上記関連情報受信部により受信された上記関連情報に含まれる上記関連情報表示用タイムスタンプ値を取得する関連情報表示用タイムスタンプ値取得部と、
    上記関連情報表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記関連情報表示用タイムスタンプ値と、上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値とを比較して、その比較結果に基づいて、上記関連表示情報と上記映像信号との同期を制御する関連表示情報同期制御部と、
    上記関連表示情報同期制御部により同期された上記関連表示情報を表示する関連情報表示部と
    を有することを特徴とする情報表示装置。
  2. 上記関連表示情報同期制御部は、上記関連情報表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記関連情報表示用タイムスタンプ値が上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値以上であった場合には同期を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 上記関連情報受信部により受信された関連情報が複数の場合には、関連表示情報同期制御部は、複数の関連情報表示用タイムスタンプ値を比較して、関連情報表示用タイムスタンプ値が小さい順に並び替えた後に、同期の制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  4. 映像信号受信部が、映像信号を受信し、
    映像表示用タイムスタンプ値取得部が、上記映像信号受信部により受信された上記映像信号に含まれる映像を表示する時刻を示す映像表示用タイムスタンプ値を取得し、
    映像表示部が、上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値に基づいて、上記映像信号を表示し、
    関連情報受信部が、上記映像表示部により表示される映像に同期させて表示する関連表示情報と、該関連表示情報を表示する時刻を示す関連情報表示用タイムスタンプ値とを含む関連情報を受信し、
    関連情報表示用タイムスタンプ値取得部が、上記関連情報受信部により受信された上記関連情報に含まれる上記関連情報表示用タイムスタンプ値を取得し、
    関連表示情報同期制御部が、上記関連情報表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記関連情報表示用タイムスタンプ値と、上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値とを比較して、その比較結果に基づいて、上記関連表示情報と上記映像信号との同期を制御し、
    関連情報表示部が、上記関連表示情報同期制御部により同期された上記関連表示情報を表示する
    ことを特徴とする情報表示方法。
  5. 情報表示装置に搭載されるコンピュータを、
    映像信号を受信する映像信号受信部と、
    上記映像信号受信部により受信された上記映像信号に含まれる映像を表示する時刻を示す映像表示用タイムスタンプ値を取得する映像表示用タイムスタンプ値取得部と、
    上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値に基づいて、上記映像信号を表示する映像表示部と、
    上記映像表示部により表示される映像に同期させて表示する関連表示情報と、該関連表示情報を表示する時刻を示す関連情報表示用タイムスタンプ値とを含む関連情報を受信する関連情報受信部と、
    上記関連情報受信部により受信された上記関連情報に含まれる上記関連情報表示用タイムスタンプ値を取得する関連情報表示用タイムスタンプ値取得部と、
    上記関連情報表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記関連情報表示用タイムスタンプ値と、上記映像表示用タイムスタンプ値取得部により取得された上記映像表示用タイムスタンプ値とを比較して、その比較結果に基づいて、上記関連表示情報と上記映像信号との同期を制御する関連表示情報同期制御部と、
    上記関連表示情報同期制御部により同期された上記関連表示情報を表示する関連情報表示部と
    して機能させることを特徴とする情報表示プログラム。
  6. 取得された映像信号に基づいて表示される映像に関連表示情報を表示させる表示タイミングを指定すると共に、表示させる関連表示情報の入力を受け付ける関連情報入力部と、
    上記映像信号に含まれる映像の表示時刻を示す映像表示用タイムスタンプ値と、上記関連情報入力部により指定された上記表示タイミングとに基づいて、上記関連表示情報の表示時刻を示す関連表示情報用タイムスタンプ値を推定する関連表示情報用タイムスタンプ値推定部と、
    上記関連情報入力部により入力された上記関連表示情報及び上記関連情報表示用タイムスタンプ値を含む関連情報を送信する関連情報送信部と
    を有することを特徴とする関連情報形成装置。
  7. 映像信号を配信する1又は複数の配信サーバと、
    上記各配信サーバから受信した映像信号に含まれる映像に対して表示させる所定の関連情報を作成して送信する関連情報形成装置と、
    上記各配信サーバから所定の遅延時間が付与された映像信号と、上記関連情報形成装置により作成された上記関連情報とを受信し、上記映像信号に基づく映像と上記関連情報に含まれる関連表示情報とを同期させて表示する情報表示装置と
    を有する配信システムにおいて、
    上記各配信サーバは、上記情報表示装置に対しては、所定の遅延時間を付与した映像信号を送信し、上記関連情報形成装置に対しては、所定の遅延時間を付与せずに上記映像信号を送信するものであり、
    上記関連情報形成装置は、請求項6に記載の上記関連情報形成装置であり、
    上記情報表示装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の上記情報表示装置であることを特徴とする配信システム。
JP2014173063A 2014-08-27 2014-08-27 情報処理装置 Active JP6481290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014173063A JP6481290B2 (ja) 2014-08-27 2014-08-27 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014173063A JP6481290B2 (ja) 2014-08-27 2014-08-27 情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016048846A true JP2016048846A (ja) 2016-04-07
JP6481290B2 JP6481290B2 (ja) 2019-03-13

Family

ID=55649541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014173063A Active JP6481290B2 (ja) 2014-08-27 2014-08-27 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6481290B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016192741A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日本放送協会 放送装置、マッピング情報送信装置、受信機、提示対象データ送信装置、放送通信データ同期システムおよびプログラム
JP2020017954A (ja) * 2018-07-23 2020-01-30 スノー コーポレーション リアルタイムライブ映像とイベントの同期化のための方法、システム、および非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003259312A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Lsi Japan Kk 字幕番組データ変換装置
JP2008199117A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Sharp Corp デジタル放送受信機
JP2013042361A (ja) * 2011-08-16 2013-02-28 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 送出装置、クロック対応情報配信装置、コンテンツ提供システム及びプログラム
JP2013055479A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 通信コンテンツ生成装置および通信コンテンツ生成プログラム
JP2013162205A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 信号処理装置及びプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003259312A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Lsi Japan Kk 字幕番組データ変換装置
JP2008199117A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Sharp Corp デジタル放送受信機
JP2013042361A (ja) * 2011-08-16 2013-02-28 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 送出装置、クロック対応情報配信装置、コンテンツ提供システム及びプログラム
JP2013055479A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 通信コンテンツ生成装置および通信コンテンツ生成プログラム
JP2013162205A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 信号処理装置及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016192741A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 日本放送協会 放送装置、マッピング情報送信装置、受信機、提示対象データ送信装置、放送通信データ同期システムおよびプログラム
JP2020017954A (ja) * 2018-07-23 2020-01-30 スノー コーポレーション リアルタイムライブ映像とイベントの同期化のための方法、システム、および非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6481290B2 (ja) 2019-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6982021B2 (ja) 受信方法、及び、受信装置
JP2022089899A (ja) 送信方法および受信方法
US11070872B2 (en) Receiving device, transmitting device, and data processing method
CN110933449B (zh) 一种外部数据与视频画面的同步方法、系统及装置
US10715571B2 (en) Self-adaptive streaming medium processing method and apparatus
JP6313704B2 (ja) 受信装置およびその同期処理方法
JPWO2015001947A1 (ja) 送信装置、送信方法、受信装置および受信方法
US20170208220A1 (en) Automatically synchronizing multiple real-time video sources
JP6940125B2 (ja) 放送サービス再送信システムおよび視聴用携帯端末
JP6333173B2 (ja) 受信装置および受信方法
US10334293B2 (en) Multiplexing apparatus, receiving apparatus, multiplexing method, and delay adjustment method
US11201903B1 (en) Time synchronization between live video streaming and live metadata
JP2017204695A (ja) 字幕データ生成装置、コンテンツ表示装置、およびプログラム
US20200099969A1 (en) Managing deep and shallow buffers in a thin-client device of a digital media distribution network
US20140365685A1 (en) Method, System, Capturing Device and Synchronization Server for Enabling Synchronization of Rendering of Multiple Content Parts, Using a Reference Rendering Timeline
JP6481290B2 (ja) 情報処理装置
WO2018224839A2 (en) Methods and systems for generating a reaction video
JP2023130333A (ja) タイムシフト再生
WO2014162748A1 (ja) 受信装置、及び受信方法
JP2022095777A (ja) 放送サービス通信ネットワーク配信装置および方法
JP5466633B2 (ja) ストリーム切替方法およびデジタル放送送出システム
van Deventer et al. Media synchronisation for television services through HbbTV
JP2010109487A (ja) デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法
JP2011077893A (ja) コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置及びコンテンツ受信方法
JP2009100410A (ja) データ配信装置及びデータ配信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6481290

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150