JP2016047098A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】設置部材に配設された基板取付部材50の前面に、前方に光を照射する複数の発光体51aが実装された発光基板51が配設される。基板取付部材50の裏側に、第1可動体64を回動自在に備えた第1可動演出装置K1が配設される。基板取付部材50に、第1可動体64に配設した第1案内部材66を案内する案内部53が設けられる。発光基板51には、案内部53に沿って延在する複数の延在部54b,54c,54dが設けられて、発光基板51によって案内部53の少なくとも一部が囲われている。発光基板51の延在部54b,54c,54dにも発光体51aが実装されている。
【選択図】図7
Description
演出を行う演出装置(N1,N2)を備えた遊技機において、
前記演出装置(N1,N2)は、
設置部(22)に配設された基板取付部材(50)と、
前記基板取付部材(50)の前面に配設され、該基板取付部材(50)の前側に位置する装飾部(52a,52b)に向けて光を照射する発光体(51a)が設けられた発光基板(51)と、
前記設置部(22)に移動可能に配設され、前記基板取付部材(50)の後側を第1位置と第2位置との間で往復移動する支持部材(65,75)および該支持部材(65,75)に配設された装飾部材(68,76)を備える可動体(64,74)と、
前記基板取付部材(50)に前後に貫通して形成されて前記支持部材(65,75)に設けられた案内部材(66)が挿通され、該案内部材(66)を後側への変位を規制するよう支持すると共に、該案内部材(66)を支持部材(65,75)が第1位置および第2位置の間を移動する間に亘って案内する案内部(53)とを備え、
前記発光基板(51)は、前記案内部(53)の少なくとも一部を囲う形状に形成されていることを要旨とする。
請求項2の発明によれば、可動体の移動時の安定化を図り得ると共に、装飾部の非照明領域を最小限に止めることができる。
請求項3の発明によれば、基板取付部材の後側に駆動機構を重ねて配置したので、演出装置の設置スペースをより小さくすることができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示可能な表示装置17(図5,図6参照)が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明部材13aを窓部に備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
実施例の前記遊技盤20は、図2に示すように、パチンコ球が流下可能な遊技領域21aが前面側に形成された板状部材(遊技領域形成部材)21と、該板状部材21の裏側に配設され、当該板状部材21との間に収容空間27(図5,図6参照)を画成する設置部材(収容空間画成部材)22とから構成されている。前記板状部材21は、合成樹脂材やベニヤ材等から所定板厚の略矩形状に形成されており、図2に示す如く、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール23によりパチンコ球が流下可能な遊技領域21aが画成されている。実施例の板状部材21は、アクリル樹脂から形成された透明板であって、前記収容空間27を板状部材21の前面側から透視し得るようになっている。また、前記板状部材21と設置部材22との間の収容空間27には、各種演出を行う演出装置N1,N2(後述)が設置されており、透明な板状部材21を介して遊技盤20の前面側から当該収容空間27内の演出装置N1,N2を遊技者が目視し得るよう構成されている。なお、前記表示装置17は、設置部材22の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材22に設けた開口部(可視部)22aおよび枠状装飾体42(後述)の開口部42aを介して遊技盤20の前側に視認可能に臨むよう構成される。
次に、前記枠状装飾体42について詳細に説明する。前記枠状装飾体42は、図2,図5,図6に示す如く、前記板状部材21に開設された枠状装飾体42が配設される装着口の内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部43と、該枠状基部43に設けられて前記板状部材21の前面より前方に突出し、前記遊技領域21aと表示装置17の表示部17aを区切る庇状部44と、該庇状部44の後縁から外方に延出する薄板状の台板部45とを備える。そして、前記枠状基部43を装着口に挿入すると共に台板部45を板状部材21の前面に当接した状態で、該台板部45をネジ等の固定手段で板状部材21に固定することで、枠状装飾体42が板状部材21に取り付けられて、該枠状装飾体42の外側、具体的には庇状部44と案内レール23との間にパチンコ球が流下する遊技領域21aが画成されるようになっている。なお、枠状装飾体42を板状部材21に取り付けた状態で、庇状部44の後端縁から外方に延出する台板部45が板状部材21の前面に沿って延在して、該台板部45の前側をパチンコ球が通り得るよう構成される。また、枠状装飾体42は、全体が透明な合成樹脂製とされており、透明な板状部材21の前側に台板部45を重ねた状態で、該台板部45および板状部材21を介して裏側を透視可能に構成されている。
前記設置部材(設置部)22は、図3〜図6に示す如く、前記板状部材21の外郭形状より小さい略矩形状に形成された背面板90と、該背面板90の外周縁部から前方に突出する外周壁部91とから前方に開口した箱状に形成されて、該外周壁部91の開口前端部を板状部材21の裏面に当接させた状態で、当該板状部材21と設置部材22とがネジ止め固定される。そして、前記設置部材21において前記板状部材21との間に画成される前記収容空間27に、動作により演出を行う複数の演出装置N1,N2が設置されて、設置部材22を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。前記設置部材22の背面板90には、前記枠状装飾体42の開口部42aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部22aが前後に開口するよう開設される。そして、背面板90の裏面に配設した前記表示装置17の表示部17aが、前記開口部22aおよび開口部42aを介して板状部材21の前側に臨むようになっている。なお、以下の説明では、設置部材22の背面板90について、開口部22aに対する上下左右の各部位を、上板部90a、下板部90b、左板部90c、右板部90dと指称して区別する場合もある。また、外周壁部91については、上板部90a、下板部90b、左板部90c、右板部90dに対応して上画壁部91a、下画壁部91b、左画壁部91c、右画壁部91dと指称して区別する場合もある。
前記第1演出装置N1は、図7および図8に示すように、第1発光演出装置H1および第1可動演出装置K1を、後述する基板取付部材50を挟んで前後の関係で組み付けて構成される。そして、前記第1演出装置N1は、前記設置部材22に対して第1発光演出装置H1および第1可動演出装置K1を一体で着脱可能なユニット構造になっている。
前記第1発光演出装置H1は、第1演出装置N1を構成する部材の設置基体となる基板取付部材50の前面に配設された発光基板51と、該発光基板51の前面に実装された複数の発光体51aとを備えている。基板取付部材50は、図9に示す如く、板状の設置壁50aの外周縁部に前側に突出する壁部50bを設けたトレー状の部材であって、設置壁50aの前面に前記発光基板51が設置されて、該発光基板51は設置壁50aおよび壁部50bで画成される空間に収容されている。また、基板取付部材50の前面には、発光基板51の前側を覆うように光透過性の固定装飾部材(装飾部)52a,52bが配設されている。実施例では、基板取付部材50に、パチンコ機10のモチーフとなる意匠が前面に施されると共に着色された第1種固定装飾部材52a,52aと、透明で光拡散処理が施された第2種固定装飾部材52bとが配設されて、前記発光体51aを発光することで、種類の異なる固定装飾部材52a,52bを明輝し得るよう構成されている。
前記第1可動演出装置K1は、該第1可動演出装置K1を構成する部材の設置基体となる機構取付部材57と、所定の演出動作を行う可動体64,74と、この可動体64,74を移動させる駆動機構56とを備えている。機構取付部材57には、前側に突出するように複数の取付突部57aが設けられており、該取付突部57aを前記基板取付部材50の裏側に設けた対応する受部50dに夫々嵌合してネジ止め固定することで、機構取付部材57が基板取付部材50の後側に離間して取り付けられるよう構成される(図13参照)。また、機構取付部材57に、前記設置部材22の左画壁部91cに設けられて後側に位置する複数の第1固定部92に対応する位置の夫々に被固定部57bが設けられており、該機構取付部材57は、各被固定部57bを対応する前記第1固定部92の前側に当接位置させた状態で、該被固定部57bが第1固定部92にネジ止め固定されている(図5参照)。すなわち、実施例の第1演出装置N1は、第1発光演出装置H1および第1可動演出装置K1における構成部材の設置基体となる基板取付部材50および機構取付部材57の夫々が設置部材22に固定されている。また、被固定部57bを第1固定部92にネジ止め固定した状態で、基板取付部材50の左側面が設置部材22の左画壁部91cの内側面に近接して該被固定部57bと第1固定部92との固定部を支点とした基板取付部材50の前後方向の大きな撓みを規制し得るよう構成されている。
前記駆動機構56は、図9,図10に示す如く、前記機構取付部材57の前面に出力軸を後向きにして配設された駆動手段としての駆動モータ58と、機構取付部材57に配設されて該駆動モータ58の回転力を第1および第2可動体64,74に伝達する伝達機構59とを備える。この駆動機構56は、機構取付部材57を前記基板取付部材50の後側に配設することで、該駆動機構56も基板取付部材50の後側に重なって配置される(図5,図13,図14参照)。そして、駆動モータ58を正転方向および逆転方向に回転駆動することで、第1および第2可動体64,74が第1位置(図7,図8)と第2位置(図19,図20)との間を往復移動するよう構成される。なお、駆動モータ58の回転方向について、可動体64,74を第1位置から第2位置へ移動させる方向を正転方向、可動体64,74を第2位置から第1位置へ移動させる方向を逆転方向と指称する場合もある。なお、前記駆動モータ58と前記基板取付部材50との間に、第1可動体64の後述する第1支持部材65を収容可能な隙間が画成されている(図13,図14参照)。
前記機構取付部材57には、図13に示す如く、前記第1作動歯車61に連結されて一体で回転する第1作動軸61aが回動自在に支持されており、該第1作動軸61aにおける機構取付部材57の前面から突出する端部に、前記第1可動体64が一体的に回転するように連結されている。この第1可動体64は、長手方向の一端部に設けられた軸支持部65aを介して前記第1作動軸61aに連結された第1支持部材(支持部材)65と、該第1支持部材65における長手方向の他端部である延出端部に配設された第1装飾部材(装飾部材)68とを備え、第1支持部材65と第1装飾部材68とは一体で移動するようになっている。第1支持部材65は、図13に示す如く、前記基板取付部材50の後方に位置すると共に、該第1支持部材65の延出端部に配設された第1装飾部材68は、基板取付部材50の外側に位置している。そして、第1可動演出装置K1では、第1可動体64は、第1支持部材65が基板取付部材50の後側に重なって前記枠状装飾体42における開口部42aの左側縁側の第1位置と、この第1位置より開口部42a中央側に第1装飾部材68が臨む第2位置(図18参照)との間で第1可動体64が往復移動するよう構成される。また、第1位置では、第1支持部材65が前記基板取付部材50と駆動モータ58との間の隙間に収容されるようになっている。
前記機構取付部材57には、前記第1支持部材65の軸支持部65aを挟んで設置部材22の開口部側とは反対側に、前記制御手段に配線接続される中継基板(基板)69が基板取着部材83を介して配設されている。中継基板69は、図8,図14,図15に示す如く、板面が左右方向を向くと共に、該板面が第1可動体64の軸方向に沿うように立てた状態で機構取付部材57に配設される。また、中継基板69における開口部22aの中央側を向く板面(実装面)に、前記第1装飾部材68の装飾用発光基板68bに接続するフラットケーブル70の一端が接続されるコネクタ69aが、差込口を実装面に沿って上向きに開口した状態で配設されている。そして、コネクタ69aに一端が差込み接続されたフラットケーブル70は、図15に示す如く、幅方向を前記第1作動軸61aの軸方向に沿う姿勢(実施例では幅方向が前後方向を向く姿勢)で前記第1支持部材65の軸支持部65aまで引き回されている。実施例では、第1可動体64における軸支持部65aの左側方に、コネクタ69aの実装面を軸支持部65aに向けて中継基板69が機構取付部材57に配設されている。
前記第1支持部材65の前記軸支持部65aは、図15に示す如く、前記第1作動軸61aが挿通される内筒部71と、該内筒部71の外側に離間して位置する外筒部72とを備え、該第1支持部材65は、内筒部71に第1作動軸61aが挿通固定されて該第1作動軸61aと一体的に回転するよう構成される。前記内筒部71と外筒部72との間に環状空間73が画成されると共に、外筒部72には、環状空間73を外部に連通する開口部72aが接線方向に開放するように形成されている。また、第1支持部材65における軸支持部65aから径方向に延在する前記腕部65bは、裏側に開放する断面コ字状に形成されて、該腕部65bの裏側には配線用凹部65dが軸支持部65aから前記第1装飾部材68の配設位置までの間に亘って形成されている(図14参照)。そして、前記中継基板69に一端が接続されたフラットケーブル70は、前記軸支持部65aの環状空間73に、外筒部72の開口部72aから幅方向を第1作動軸61aと平行な姿勢のまま引き込まれている。また、環状空間73内においてフラットケーブル70は内筒部71の外側を巻くように引き回され、該フラットケーブル70は、軸支持部65aと腕部65bとの連結部分において第1作動軸61aの径方向に沿うように折り返され、その姿勢のままフラットケーブル70は腕部65bの前記配線収容凹部65d内を延出端部まで引き回される。そして、該フラットケーブル70の他端が装飾用発光基板68bに接続されるようになっている。また、第1支持部材65は非透明に構成されて、軸支持部65aの内部および腕部65bの裏側を引き回されるフラットケーブル70が前側から視認されないよう構成される。なお、配線収容凹部65dを引き回されるフラットケーブル70は、接着テープ等の固定手段によって腕部65bに固定されて、該フラットケーブル70が後側に変位するのを規制するよう構成してある。
ここで、前記中継基板69と装飾用発光基板68bとを接続する前記フラットケーブル70は、平板型の導体をシート状の絶縁体で被覆した可橈性を有するリボン状の配線材(フレキシブルフラットケーブル)であって、幅に対して厚みが極めて小さく設定されている。そして、フラットケーブル70は、姿勢を変更するために折り返された部分が第1支持部材65に保持されており、該折り返し部分から前記中継基板69(コネクタ69a)との接続部までの間の可撓部70aは、第1可動体64の移動に伴って変形するよう構成されており、該可撓部70aが変形することで第1可動体64のスムーズな移動を許容するよう構成される。また、フラットケーブル70は、前記中継基板69を立てた状態で設置することで、該中継基板69との接続部から装飾用発光基板68bとの接続部までの間での折り返しは1回で済むよう構成されている。すなわち、フラットケーブル70の引き回し作業を容易にすると共に、折り反し部分が増加することによる断線の発生率を低減し得るようになっている。なお、前記コネクタ69aから上方に引き回されるフラットケーブル70は、前記基板取着部材83によって中継基板69との間で挟持されて、可撓部70aが変形する際にフラットケーブル70がコネクタ69aから抜けるのを防止している。
前記機構取付部材57に第2作動軸63aを介して回動自在に支持された前記第2作動歯車63の裏面は、該機構取付部材57の裏側に露出しており(図8参照)、該裏面に前記第2可動体74が一体的に移動するように連結されている。この第2可動体74は、図11,図12に示す如く、長手方向の一端部に設けられた軸支持部75aを介して前記第2作動歯車63に連結された第2支持部材75と、該第2支持部材75における長手方向の他端部である延出端部に配設された第2装飾部材76とを備え、第2支持部材75と第2装飾部材76とは一体で移動するようになっている。第2支持部材75は、前記機構取付部材57の後方に位置すると共に、該第2支持部材75の延出端部に配設された第2装飾部材76は、前記基板取付部材50の外側に位置している。そして、第1可動演出装置K1では、第2可動体74は、前記枠状装飾体42における開口部42aの左側縁側の第1位置と、この第1位置より開口部42aの中央側に第2装飾部材76が臨む第2位置(図18参照)との間で第2可動体74が往復移動するよう構成される。
前記機構取付部材57の裏面に取付ベース55が配設され、該取付ベース55における機構取付部材57から下方に延出する下端部(延出端部)に、前記第2装飾部材76を摺動自在に支持する転がり軸受77が配設されている。実施例では、取付ベース55に配設された軸受取着部材78の前側に、転がり軸受77が、右側(開口部22aの中央前側)に向かうにつれて上側に変位する右上がりの傾斜姿勢で配設されている。この転がり軸受77は、図13に示す如く、前記軸受取着部材78に固定された固定受部77aと、第2装飾部材76に固定された可動受部77bと、固定受部77aと可動受部77bとの間に位置し、該両受部77a,77bに接触する複数の転動体(図示せず)を離間して転動可能に保持する中受部77cとから構成される。そして、固定受部77aに対して中受部77cが転動体によって移動可能に支持されると共に、中受部77cに対して可動受部77bが転動体によって移動可能に支持され、これによって固定受部77aに対して可動受部77bに固定される第2装飾部材76が第1位置と第2位置との間を直線的に往復移動可能に支持される(図7,図8,図19,図20参照)。実施例では、固定受部77a、可動受部77bおよび中受部77cが何れも金属素材から形成されると共に、転動体として金属球が用いられており、転がり軸受77として所謂ボール軸受構造が採用されている。
前記設置部材22の右画壁部91dに複数の第2固定部93を介して固定されて前記右板部90dの前側に配置される前記第2演出装置N2は、第2発光演出装置H2および第2可動演出装置K2を備えている。この第2演出装置N2における第2発光演出装置H2および第2可動演出装置K2の基本的な構成は前記第1演出装置N1の第2発光演出装置H2および第2可動演出装置K2と同じであって、配設向きが左右逆となっている。そこで、第2演出装置N2の構成については、第1演出装置N1と異なる部分についてのみ説明することとして、同一機能の部材には同一符号を付して詳細説明は省略する。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記第1および第2可動演出装置K1,K2の作用は同じであるので、第1可動演出装置K1の作用についてのみ説明する。
本願発明は、前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、演出装置を設置部材の左右両側に配設したが、上下両側に配設する構成や左右何れか一方または上下何れか一方にのみ演出装置を配設する構成を採用し得る。
(2) 実施例では、可動演出装置に配設した2つの可動体に関し、一方の可動体の装飾部材を円弧軌道を描くように移動させると共に、他方の可動体の装飾部材を直線軌道で移動させるように構成したが、2つの装飾部材を何れも円弧軌道を描くように移動させたり直線軌道で移動させる構成を採用し得る。
(3) 実施例では、可動演出装置に2つの可動体を配設したが、可動体は1つでも3つ以上であってもよい。
(4) 実施例では、基板取付部材に可動体を移動可能に配設したが、設置部材に移動可能に配設した可動体を基板取付部材に設けた案内部によって案内する構成を採用し得る。
(5) 実施例では、基板取付部材に配設した発光基板に、側方に開放する切欠きを設けることで案内部の一部を囲ようにしたが、発光基板に、案内部に対応する板厚方向に貫通する開口部を形成し、該開口部内に案内部が臨むよう基板取付部材に発光基板を配設することで、該発光基板で案内部の全体を囲う構成としてもよい。
(6) 実施例では、可動体を2つの案内部で案内するよう構成したが、案内部は1つまたは3つ以上であってもよく、該案内部の数に合わせた数の案内部材を可動体に設ければよい。
(7) 実施例では、可動体を移動させる駆動機構としてモータと歯車とを組み合わせた機構を用いたが、モータとリンク機構とを組み合わせた機構、モータとラックアンドピニオン機構とを組み合わせた機構等、その他公知の各種機構を採用し得る。
(8) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機や遊技媒体として遊技球やメダルを用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。すなわち、基板取付部材や可動体が配設可能な設置部を備えるよう構成された遊技機に対して好適に採用可能である。
50 基板取付部材
51 発光基板
51a 発光体
52a 第1種固定装飾部材(装飾部)
52b 第2種固定装飾部材(装飾部)
53 案内部
56 駆動機構
64 第1可動体(可動体)
65 第1支持部材(支持部材)
66 第1案内部材(案内部材)
68 第1装飾部材(装飾部材)
74 第2可動体(可動体)
75 第2支持部材(支持部材)
76 第2装飾部材(装飾部材)
N1 第1演出装置(演出装置)
N2 第2演出装置(演出装置)
Claims (3)
- 演出を行う演出装置を備えた遊技機において、
前記演出装置は、
設置部に配設された基板取付部材と、
前記基板取付部材の前面に配設され、該基板取付部材の前側に位置する装飾部に向けて光を照射する発光体が設けられた発光基板と、
前記設置部に移動可能に配設され、前記基板取付部材の後側を第1位置と第2位置との間で往復移動する支持部材および該支持部材に配設された装飾部材を備える可動体と、
前記基板取付部材に前後に貫通して形成されて前記支持部材に設けられた案内部材が挿通され、該案内部材を後側への変位を規制するよう支持すると共に、該案内部材を支持部材が第1位置および第2位置の間を移動する間に亘って案内する案内部とを備え、
前記発光基板は、前記案内部の少なくとも一部を囲う形状に形成されている
ことを特徴とする遊技機。 - 前記案内部材は、前記支持部材の移動方向と交差する方向に離間して該支持部材に複数設けられると共に、各案内部材を案内する前記案内部が前記基板取付部材に夫々設けられ、前記発光基板における複数の案内部の間に臨む部位に前記発光体が設けられている請求項1記載の遊技機。
- 前記支持部材を移動させる駆動機構は、前記基板取付部材の後側に重ねて配置されている請求項1または2記載の遊技機。
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Cited By (2)
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