JP2016047096A - 光音響画像化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光放出半導体素子からの光量が不足した状態で光の照射が継続されるのを抑制することが可能な光音響画像化装置を提供する。【解決手段】この光音響画像化装置は、検出生成部24の近傍に設けられ、被検体10に光を照射することが可能な複数の発光ダイオード素子21aと、発光ダイオード素子21aが光を発生させるための電力を発光ダイオード素子21aに供給する光源駆動部22と、発光ダイオード素子21aの順電圧値VFを検出することが可能な順電圧検出部23とを備え、光源駆動部22は、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値VFに基づいて、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成されている。【選択図】図1

Description

この発明は、光音響画像化装置に関し、特に、光を照射することが可能な光放出半導体素子を備えた光音響画像化装置に関する。
従来、光を照射することが可能な光放出半導体素子を備えた光音響画像化装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、直列接続される複数のLEDと、複数のLEDに接続され温度の増減に対応して抵抗値が増減する過熱保護抵抗器(サーミスタ)とを備えるLED点灯装置が開示されている。このLED点灯装置では、複数のLEDのうちのいずれかのLEDが短絡故障した場合、複数のLEDに流れる負荷電流が増加することにより、複数のLEDが過熱するとともに、過熱保護抵抗器の抵抗値が増加するように構成されている。そして、過熱保護抵抗器の抵抗値が増加することによって、複数のLEDに流れる負荷電流が減少されるので、過熱に起因するLEDの熱破損の抑制が図られている。
特開2010−103391号公報
しかしながら、上記特許文献1のLED点灯装置では、複数のLEDのうちのいずれかのLEDが短絡故障した場合でも、過熱保護抵抗器の抵抗値が増加した状態(負荷電流が減少した状態)で、LED点灯装置からの光の照射が継続される。このため、複数のLED(光放出半導体素子)からの光量が不足した状態で、光の照射が継続されるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、光放出半導体素子からの光量が不足した状態で光の照射が継続されるのを抑制することが可能な光音響画像化装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による光音響画像化装置は、光が被検体の内部の検出対象物により吸収されることにより発生する音響波を検出するとともに、被検体に照射するための超音波を生成することが可能な検出生成部と、検出生成部の近傍に設けられ、被検体に光を照射することが可能な複数の光放出半導体素子と、光放出半導体素子が光を発生させるための電力を光放出半導体素子に供給する光源駆動部と、光放出半導体素子の順電圧値を検出することが可能な順電圧検出部とを備え、光源駆動部は、順電圧検出部により検出された光放出半導体素子の短絡に対応する複数の光放出半導体素子の順電圧値に基づいて、光放出半導体素子への電力の供給を停止するように構成されている。
この発明の一の局面による光音響画像化装置では、上記のように、光源駆動部を、順電圧検出部により検出された光放出半導体素子の短絡に対応する複数の光放出半導体素子の順電圧値に基づいて、光放出半導体素子への電力の供給を停止するように構成する。ここで、複数の光放出半導体素子のうちのいずれかが短絡した場合には、複数の光放出半導体素子の合計の順電圧値がその分小さくなる。そこで、上記のように、順電圧検出部により検出された光放出半導体素子の短絡に対応する複数の光放出半導体素子の順電圧値に基づいて、光放出半導体素子への電力の供給を停止することによって、複数の光放出半導体素子のうちのいずれかが短絡した状態で光放出半導体素子から光が照射されるのが抑制されるので、光放出半導体素子からの光量が不足した状態で光の照射が継続されるのを抑制することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光源駆動部は、順電圧検出部により検出された光放出半導体素子の短絡に対応する複数の光放出半導体素子の順電圧値がしきい値以下である場合に、光放出半導体素子への電力の供給を停止するように構成されている。ここで、光放出半導体素子が1つまたは複数短絡しても、光量が不足でない場合(許容範囲)がある。この場合、上記のように、複数の光放出半導体素子の順電圧値がしきい値以下である場合に、光放出半導体素子への電力の供給を停止するように構成することによって、光量が不足した状態(許容範囲外)になった際に適切に光放出半導体素子への電力の供給を停止することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光源駆動部は、光放出半導体素子が光を照射しない少なくともオフ期間に、順電圧検出部により検出された光放出半導体素子の短絡に対応する複数の光放出半導体素子の順電圧値に基づいて、光放出半導体素子への電力の供給を停止するように構成されている。このように構成すれば、比較的期間の短い光放出半導体素子が光を照射するオン期間のみにおいて複数の光放出半導体素子の順電圧値を検出する場合と異なり、容易に、順電圧値を検出することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光放出半導体素子と順電圧検出部との間に設けられるローパスフィルタをさらに備え、光源駆動部は、ローパスフィルタを介して順電圧検出部により検出された光放出半導体素子の短絡に対応する複数の光放出半導体素子の順電圧値に基づいて、光放出半導体素子への電力の供給を停止するように構成されている。このように構成すれば、光放出半導体素子が光を照射するオン期間の順電圧値(比較的大きい電圧値)と、光放出半導体素子が光を照射しないオフ期間の順電圧値(比較的小さい電圧値)とがローパスフィルタを介することにより略一定にされるので、オン期間またはオフ期間に関わらず、容易に、順電圧値を検出することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、順電圧検出部により検出された光放出半導体素子の短絡に対応する複数の光放出半導体素子の順電圧値に基づいて、光放出半導体素子の状態を表示する表示部をさらに備える。このように構成すれば、光放出半導体素子の状態(たとえば、順電圧値に基づいた短絡した光放出半導体素子の数など)を、容易に、ユーザに視認させることができる。その結果、光放出半導体素子の交換をユーザに促すことができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光放出半導体素子は、発光ダイオード素子により構成されている。このように構成すれば、発光ダイオード素子は、レーザ光を発する光放出半導体素子に比べて指向性が低いので、位置ずれが生じた場合でも、比較的光の照射範囲は変化しにくい。これにより、レーザ光を発する光放出半導体素子を用いる場合と異なり、光学部材の精密なアライメント(位置合わせ)が不要であるとともに、光学系の振動による特性変動を抑制するための光学定盤や強固な筐体が不要となる。その結果、光学部材の精密なアライメントが不要で、かつ、光学定盤や強固な筐体が不要な分、光音響画像化装置の大型化および光音響画像化装置の構造の複雑化を抑制することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光放出半導体素子は、半導体レーザ素子により構成されている。このように構成すれば、発光ダイオード素子と比べて、比較的指向性の高いレーザ光を被検体に照射することができるので、半導体レーザ素子からの光の大部分を確実に被検体に照射することができる。
上記一の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光放出半導体素子は、有機発光ダイオード素子により構成されている。このように構成すれば、薄型化容易な有機発光ダイオード素子を用いることにより、光放出半導体素子が設けられる光源部を容易に小型化することができる。
本発明によれば、上記のように、光放出半導体素子からの光量が不足した状態で光の照射が継続されるのを抑制することができる。
本発明の第1(第2)実施形態による光音響画像化装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の第1(第2)実施形態による光音響画像化装置の一部の構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態による光音響画像化装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態による発光ダイオード素子の特性(順電圧値と電流値との関係)を説明するための図である。 本発明の第3実施形態による光音響画像化装置の一部の構成を示したブロック図である。 本発明の第3実施形態による光音響画像化装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態による光音響画像化装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の第4実施形態による光音響画像化装置の画像表示部に表示された発光ダイオード素子の情報を示す図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例(第2変形例)による光音響画像化装置の一部の構成を示したブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態による光音響画像化装置100の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による光音響画像化装置100には、図1に示すように、プローブ部20が設けられている。プローブ部20は、リニア型に形成されており操作者により被検体10(人体の体表)に接触されることにより後述する光の照射、超音波B1およびB2の伝達を行うことが可能なように構成されている。そして、プローブ部20は、被検体10内からの音響波A1および超音波B2を検出して、2m程のケーブル50を介して、受信信号として後述する本体部30に伝達するように構成されている。
また、光音響画像化装置100には、本体部30が設けられている。本体部30は、プローブ部20により検出された受信信号を処理して画像化するように構成されている。
また、光音響画像化装置100には、画像表示部40が設けられている。画像表示部40は、本体部30により処理された画像を取得して、表示することが可能に構成されている。
そして、図1および図2に示すように、プローブ部20には、光源部21が設けられている。光源部21には、被検体10に侵入しやすい赤外域の波長(たとえば、約850nmの波長)を有するパルス光を発光することが可能な複数の発光ダイオード素子21aが設けられている。なお、発光ダイオード素子21aは、本発明の「光放出半導体素子」の一例である。
また、図2に示すように、プローブ部20には、光源駆動部22が設けられている。また、光源駆動部22には、DC/DCコンバータ22aが設けられている。光源駆動部22(DC/DCコンバータ22a)は、後述する制御部31からの光トリガ信号に基づいて、光源部21に電力を供給するように構成されている。具体的には、光源部21の発光ダイオード素子21aのアノード側に駆動電圧VD1(たとえば、約250V)を印加するように構成されている。
また、発光ダイオード素子21aは、複数(たとえば、36個)設けられ、複数の発光ダイオード素子21aが互いに直列に接続されることにより発光ダイオード素子群21bが構成されている。なお、発光ダイオード素子群21bは、複数設けられており、互いに並列に接続されている。また、複数の発光ダイオード素子21aのアノード側(C1点)に、DC/DCコンバータ22aから電圧が印加されている。また、複数の発光ダイオード素子21aのカソード側(C2点)は、スイッチ部SWに接続されている。なお、スイッチ部SWは、たとえば、FET(電界効果トランジスタ)から構成されている。そして、スイッチ部SWは、制御部31からのパルス制御信号に基づいて、発光ダイオード素子21aの接地状態と非接地状態とを切り替えることが可能に構成されている。
これにより、スイッチ部SWがオン(導通)されている場合には、複数の発光ダイオード素子21aのアノード側とカソード側との間に、電位差が生じるので、複数の発光ダイオード素子21aに電流が流れ、複数の発光ダイオード素子21aから光が発生する。すなわち、この場合は、光源駆動部22(DC/DCコンバータ22a)から発光ダイオード素子群21bに電力が供給されている状態である。また、スイッチ部SWがオフ(切断)されている場合には、複数の発光ダイオード素子21aには、電流が流れない。すなわち、この場合は、光源駆動部22(DC/DCコンバータ22a)から発光ダイオード素子群21bへの電力の供給が停止されている状態である。
そして、後述する制御部31から伝達されるパルス制御信号によりスイッチ部SWがオンオフされることにより、発光ダイオード素子群21bの点C1と点C2との電位差は矩形波状の駆動パルス(駆動電圧)を有するように構成されている。なお、パルス制御信号は、オンの期間t(図3参照)がたとえば約100nsで、かつ、繰り返し周波数(1/周期T、図3参照)が1kHzなどに設定されており、発光ダイオード素子21aの発熱が少なく、発光ダイオード素子21aが効率よく発光することが可能な値に設定されている。
ここで、第1実施形態では、光源駆動部22は、後述する順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成されている。なお、順電圧値Vの詳細な説明、および、光源駆動部22の動作の詳細な説明は、後述する。
また、プローブ部20には、順電圧検出部23が設けられている。順電圧検出部23は、光源駆動部22(DC/DCコンバータ22a)と、光源部21の発光ダイオード素子21aのカソード側とにそれぞれ接続されており、光源駆動部22側の電圧(駆動電圧VD1)と発光ダイオード素子21aのカソード側の電圧(電圧VD2)とが差分された電圧値を取得することが可能に構成されている。すなわち、順電圧検出部23は、光源部21に含まれる複数の発光ダイオード素子21a(発光ダイオード素子群21b)の順電圧値の合計値(順電圧値V)を取得することが可能に構成されている。また、順電圧検出部23は、制御部31からの光トリガ信号に同期されたサンプリングトリガ信号に基づいて、電圧値を取得するように構成されている。なお、本明細書中の以下の記載では、「光源部21に含まれる複数の発光ダイオード素子21a(発光ダイオード素子群21b)の順電圧値の合計値」を、単に「順電圧値V」として記載する。また、順電圧検出部23は、取得した順電圧値Vを制御部31に伝達するように構成されている。
また、図4に示すように、発光ダイオード素子21aは、温度(ジャンクション温度)を一定とした場合、発光ダイオード素子21aに流れる電流値と順電圧値Vとは、相関関係を有する。
また、図1に示すように、発光ダイオード素子21aは、被検体10に向かって、光を照射するように構成されている。そして、プローブ部20から被検体10に照射されたパルス光は、被検体10内の検出対象物(たとえば、ヘモグロビン等)により吸収される。そして、検出対象物が、パルス光の照射強度(吸収量)に応じて、膨張および収縮する(膨張した大きさから元の大きさに戻る)ことにより、検出対象物(被検体10)から音響波A1が生じる。なお、本明細書では、説明の都合上、被検体10内の検出対象物が光を吸収することにより発生する超音波を「音響波A1」として、検出生成部24により発生されるとともに、被検体10に反射される超音波を後述する「超音波B2」として区別して記載している。
そして、プローブ部20には、検出生成部24が設けられている。検出生成部24は、超音波振動子(図示せず)を含み、被検体10からの音響波A1を検出するとともに、被検体10に照射するための超音波B1を生成することが可能に構成されている。超音波振動子は、圧電素子(たとえば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT))などにより構成されている。そして、検出生成部24は、上記した音響波A1を取得した場合には、振動して電圧(受信信号)を生じるように構成されている。また、検出生成部24は、取得した受信信号を後述する受信回路32に伝達するように構成されている。
また、検出生成部24(超音波振動子)は、制御部31からの振動子駆動信号に応じた周波数で振動することにより超音波B1を発生することが可能に構成されている。
そして、検出生成部24は、超音波B2により振動した場合も、音響波A1により振動した場合と同様に、受信信号を受信回路32に伝達するように構成されている。
また、本体部30には、制御部31が設けられている。そして、制御部31は、CPU(Central Processing Unit)などを含み、各部に制御信号を伝達することによって、光音響画像化装置100の全体の制御を行うように構成されている。たとえば、制御部31は、光トリガ信号を光源駆動部22に伝達するように構成されている。これにより、光源駆動部22は、光トリガ信号に基づいた電力を光源部21に供給することにより、光源部21からパルス光が照射されるように構成されている。
また、本体部30には、受信回路32が設けられている。受信回路32は、カップリングコンデンサ等を含み、検出生成部24から受信信号(交流成分)を取得するように構成されている。そして、受信回路32は、取得した受信信号を画像信号用A/Dコンバータ33に伝達するように構成されている。
また、本体部30には、画像信号用A/Dコンバータ33が設けられている。画像信号用A/Dコンバータ33は、受信回路32から取得した受信信号(アナログ形式の信号)を、制御部31から取得したサンプリングトリガ信号に対応させて、デジタル形式の信号に変換するように構成されている。そして、画像信号用A/Dコンバータ33は、受信メモリ34と接続されており、画像信号用A/Dコンバータ33は、デジタル形式の信号に変換された受信信号を、受信メモリ34に伝達するように構成されている。
また、本体部30には、受信メモリ34が設けられている。受信メモリ34は、デジタル形式の信号に変換された受信信号を一時的に格納するように構成されている。そして、受信メモリ34は、データ処理部35と接続されており、格納された音響波信号をデータ処理部35に伝達するように構成されている。
また、本体部30には、データ処理部35が設けられている。データ処理部35は、音響波画像再構成部51と接続されており、音響波A1のデータは、音響波画像再構成部51に伝達するように構成されている。また、データ処理部35は、超音波画像再構成部54と接続されており、超音波B2のデータは、超音波画像再構成部54に伝達するように構成されている。
また、本体部30には、音響波画像再構成部51が設けられている。音響波画像再構成部51は、取得した音響波A1のデータを、画像として再構成する処理を行うように構成されている。
そして、音響波画像再構成部51は、検波・対数コンバータ52と接続されており、画像として再構成された音響波A1のデータを検波・対数コンバータ52に伝達するように構成されている。
また、本体部30には、検波・対数コンバータ52が設けられている。検波・対数コンバータ52は、画像として再構成されたデータの波形処理を行うように構成されている。そして、検波・対数コンバータ52は、音響波画像構築部53と接続されており、波形処理されたデータを伝達するように構成されている。
また、本体部30には、音響波画像構築部53が設けられている。音響波画像構築部53は、波形処理されたデータに基づいて、被検体10内の断層画像を構築する処理を行うように構成されている。そして、音響波画像構築部53は、画像合成部57と接続されており、音響波A1に基づいた断層画像を伝達するように構成されている。
また、本体部30には、超音波画像再構成部54と検波・対数コンバータ55と超音波画像構築部56と画像合成部57とが設けられている。超音波画像再構成部54は、データ処理部35から取得した超音波B2のデータを、画像として再構成する処理を行うように構成されている。そして、超音波画像再構成部54は、検波・対数コンバータ55と、超音波画像構築部56とを介して、超音波B2に基づいた断層画像を、画像合成部57に伝達するように構成されている。
また、本体部30には、画像合成部57が設けられている。画像合成部57は、音響波A1に基づいた断層画像と超音波B2に基づいた断層画像とを合成する処理を行い、合成された画像を画像表示部40に出力するように構成されている。
また、本体部30には、操作部58が設けられている。操作部58は、操作者からの操作を受け付けることが可能に構成されている。たとえば、操作部58は、光音響画像化装置100の電源のオンオフや、観測(光および超音波B1の照射)の開始および終了などの操作情報を取得して、取得した操作情報を、制御部31に伝達するように構成されている。
そして、画像表示部40は、液晶パネル等により構成されており、本体部30から取得した画像を表示するように構成されている。
次に、図3を参照して、第1実施形態による光音響画像化装置100における光源駆動部22(制御部31)の動作の詳細について説明する。
(正常時)
まず、発光ダイオード素子21aの正常時の動作について説明する。光音響画像化装置100では、時点t1において、発光ダイオード素子21aのアノード側にDC/DCコンバータ22aにより昇圧された電圧(駆動電圧VD1、約250V)が印加される。
次に、時点t2において、制御部31からスイッチ部SWをオンにするパルス制御信号(光トリガ信号)が伝達される。これにより、発光ダイオード素子21a(発光ダイオード素子群21b)に電流が流れることにより、発光ダイオード素子21aが発光する。ここで、スイッチ部SWがオン状態の期間(ON期間t)では、発光ダイオード素子21aに電流が流れるので、発光ダイオード素子21aのカソード側の電圧(電位)は小さくなる。なお、実際には、スイッチ部SWのオン抵抗があるので、発光ダイオード素子21aのカソード側の電圧は、0Vにはならない(電圧V)。これにより、順電圧検出部23により検出される順電圧値V(アノードとカソードとの間の電圧)は、VF1(=VD1−V)となる。
次に、時点t3において、制御部31からスイッチ部SWをオフにするパルス制御信号(光トリガ信号)が伝達される。これにより、発光ダイオード素子21a(発光ダイオード素子群21b)に電流が流れなくなり、発光ダイオード素子21aからの発光が停止される。ここで、スイッチ部SWがオフ状態の期間では、発光ダイオード素子21aに電流が流れないので、発光ダイオード素子21aのカソード側の電圧(電位)は、理論的にはアノード側の電圧(VD1)と等しくなる。なお、第1実施形態では、スイッチ部SWがFETから構成されているので、スイッチ部SWがオフ状態であっても微量の電流(漏れ電流、たとえば、1mA)が流れる。このため、発光ダイオード素子21aのカソード側の電圧は、微量の電流に対応する順電圧値VF01(図4参照)分、小さくなり、VD3(=VD1−VF01×n)になる。ここで、VF01(図4参照)は、スイッチ部SWがオフ状態の場合(微量の電流が流れる場合)における1つの発光ダイオード素子21aの順電圧値である。また、nは、直列に接続される発光ダイオード素子21aの数である。これにより、順電圧検出部23により検出される順電圧値VF2(=VD1−VD3=VF01×n)は、ゼロにならない。
(短絡故障時)
次に、発光ダイオード素子21aの短絡故障時の動作について説明する。
ここで、スイッチ部SWがオン状態の期間の時点t4において、複数の発光ダイオード素子21aのうちのいくつかが短絡故障したとする。この場合、短絡故障した発光ダイオード素子21aの順電圧値が略ゼロになるので、順電圧検出部23により検出される順電圧値Vは、上記正常時(スイッチ部SWがオン状態)の順電圧値VF1から、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数(m個)の順電圧値分小さくなり、VF3(=VF1−VF02×m)となる。また、カソード電圧は、その分、大きくなる。なお、VF02(図4参照)は、スイッチ部SWがオン状態の場合(たとえば、15Aの電流が流れる場合)における1つの発光ダイオード素子21aの順電圧値である。ここで、第1実施形態では、光源駆動部22は、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止する。具体的には、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vが、第1しきい値Vt1以下である場合に、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止する。より詳細には、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vが第1しきい値Vt1以下であると制御部31により判断された場合に、制御部31からの信号により、光源駆動部22からの発光ダイオード素子21aへの電力の供給が停止される。
ここで、第1しきい値Vt1は、たとえば、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数が4個以上の場合(m=4)の順電圧値(=VF1−VF02×4)に予め設定される。すなわち、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数が3個未満の場合には、発光ダイオード素子21aへの電力の供給は停止されない。なお、発光ダイオード素子21aへの電力の供給の停止は、DC/DCコンバータ22aからの発光ダイオード素子21aへの電圧の印加を停止させてもよいし、スイッチ部SWをオフさせてもよい。
また、スイッチ部SWがオフ状態の期間の時点t5において、複数の発光ダイオード素子21aのうちのいくつかが短絡故障したとする。この場合、順電圧検出部23により検出される順電圧値Vは、上記正常時(スイッチ部SWがオフ状態)の順電圧値VF2から、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数(m個)の順電圧値分小さくなり、VF4(=VF2−VF01×m)となる。ここで、第1実施形態では、光源駆動部22は、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vが第2しきい値Vt2以下である場合に、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止する。ここで、第2しきい値Vt2は、たとえば、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数が4個以上の場合(m=4)の順電圧値(=VF2−VF01×4)に予め設定される。
すなわち、第1実施形態では、光源駆動部22は、発光ダイオード素子21aが光を照射するオン期間と、発光ダイオード素子21aが光を照射しないオフ期間との両方の期間において、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成されている。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、光源駆動部22を、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成する。ここで、複数の発光ダイオード素子21aのうちのいずれかが短絡した場合には、複数の発光ダイオード素子21aの合計の順電圧値Vがその分小さくなる。そこで、上記のように、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止することによって、複数の発光ダイオード素子21aのうちのいずれかが短絡した状態で発光ダイオード素子21aから光が照射されるのが抑制されるので、発光ダイオード素子21aからの光量が不足した状態で光の照射が継続されるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、光源駆動部22を、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値がしきい値(第1しきい値Vt1、第2しきい値Vt2)以下である場合に、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成する。ここで、発光ダイオード素子21aが1つまたは複数短絡しても、光量が不足でない場合(許容範囲)がある。この場合、上記のように、複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vがしきい値(第1しきい値Vt1、第2しきい値Vt2)以下である場合に、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成することによって、光量が不足した状態(許容範囲外)になった際に適切に発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、光源駆動部22を、発光ダイオード素子21aが光を照射しない少なくともオフ期間に、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成する。これにより、比較的期間の短い発光ダイオード素子21aが光を照射するオン期間のみにおいて複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vを検出する場合と異なり、容易に、順電圧値Vを検出することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、光源部21に、発光ダイオード素子21aを設ける。これにより、発光ダイオード素子21aは、レーザ光を発する光放出半導体素子に比べて指向性が低いので、位置ずれが生じた場合でも、比較的光の照射範囲は変化しにくい。そして、レーザ光を発する光放出半導体素子を用いる場合と異なり、光学部材の精密なアライメント(位置合わせ)が不要であるとともに、光学系の振動による特性変動を抑制するための光学定盤や強固な筐体が不要となる。その結果、光学部材の精密なアライメントが不要で、かつ、光学定盤や強固な筐体が不要な分、光音響画像化装置100の大型化および光音響画像化装置100の構造の複雑化を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図1および図3を参照して、本発明の第2実施形態による光音響画像化装置200の構成について説明する。第2実施形態では、上記オン期間とオフ期間との両方において順電圧検出部23により順電圧値Vが検出されていた第1実施形態と異なり、オフ期間にのみ順電圧検出部223により順電圧値Vが検出されている。
図1に示すように、光音響画像化装置200には、光源駆動部222および制御部231が設けられている。ここで、第2実施形態では、光源駆動部222(制御部231)は、発光ダイオード素子21aが光を照射しないオフ期間にのみ、順電圧検出部223により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成されている。これにより、図3に示す時点t4(スイッチ部SWがオン状態の期間において発光ダイオード素子21aが短絡故障した時点)では、発光ダイオード素子21aへの電力の供給は停止されない。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、光源駆動部222を、発光ダイオード素子21aが光を照射しないオフ期間に、順電圧検出部223により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成する。ここで、比較的期間の短い発光ダイオード素子21aが光を照射するオン期間に複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vを検出する場合には、実際に順電圧値Vを検出する動作が行われるまで順電圧値Vを保持する回路(たとえば、サンプルホールド回路)が別途必要になる場合がある。そこで、上記のように、発光ダイオード素子21aが光を照射しないオフ期間に、順電圧検出部223により検出された複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成することによって、比較的期間の長いオフ期間に複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vが検出されるので、順電圧値Vを保持する回路を別途設けることなく、容易に、順電圧値Vを検出することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図5および図6を参照して、本発明の第3実施形態による光音響画像化装置300の構成について説明する。第3実施形態では、上記第1および第2実施形態と異なり、発光ダイオード素子21aと順電圧検出部23との間にローパスフィルタ(LPF)301が設けられている。
図5に示すように、光音響画像化装置300では、発光ダイオード素子21a(光源部21)と順電圧検出部23との間にローパスフィルタ301が設けられている。そして、ローパスフィルタ301を介して順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの順電圧値Vが、制御部31に伝達されるように構成されている。これにより、図6に示すように、ローパスフィルタ301を介した後の順電圧値Vは、発光ダイオード素子21aが光を照射するオン期間と、発光ダイオード素子21aが光を照射しないオフ期間との両方の期間において、略一定(順電圧値VF5)となる。そして、発光ダイオード素子21aが光を照射するオン期間と、発光ダイオード素子21aが光を照射しないオフ期間との両方の期間において、順電圧検出部23により発光ダイオード素子21aの順電圧値Vが検出(監視)されるように構成されている。
また、オン期間の時点t4(または、オフ期間の時点t5)において、複数の発光ダイオード素子21aのうちのいくつかが短絡故障した場合、正常時の順電圧値VF5から、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数(m個)の順電圧値分小さくなり、VF6となる。また、カソード電圧は、その分、大きくなる。そして、光源駆動部22は、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vが第3しきい値Vt3以下である場合に、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止する。ここで、第3しきい値Vt3は、たとえば、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数が4個以上の場合(m=4)の順電圧値に予め設定される。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、発光ダイオード素子21aと順電圧検出部23との間にローパスフィルタ301を設けて、光源駆動部22を、ローパスフィルタ301を介して順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、発光ダイオード素子21aへの電力の供給を停止するように構成する。これにより、発光ダイオード素子21aが光を照射するオン期間の順電圧値V(比較的大きい電圧値)と、発光ダイオード素子21aが光を照射しないオフ期間の順電圧値V(比較的小さい電圧値)とがローパスフィルタ301を介することにより略一定にされるので、オン期間またはオフ期間に関わらず、容易に、順電圧値Vを検出することができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、図7および図8を参照して、本発明の第4実施形態による光音響画像化装置400の構成について説明する。第4実施形態では、上記第1〜第3実施形態と異なり、複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、画像表示部440に発光ダイオード素子21aに関する情報が表示されるように構成されている。なお、画像表示部440は、本発明の「表示部」の一例である。
図7に示すように、第4実施形態による光音響画像化装置400では、順電圧検出部23から、発光ダイオード素子21aの順電圧値Vが、発光ダイオード素子21aに関する情報として、制御部431に入力されるように構成されている。なお、順電圧検出部23からの発光ダイオード素子21aの順電圧値Vは、AD変換されたデジタルデータからなる。そして、制御部431は、このデジタルデータから、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数を取得(算出)するように構成されている。具体的には、発光ダイオード素子21aのオン時では、発光ダイオード素子21aが短絡故障していない正常時の順電圧値VF1(図3参照)と、取得した順電圧値Vとの差分値を、1個当たりの発光ダイオード素子21aの順電圧値VF02(図4参照)により除算した値l(=(VF1−V)/VF02)が、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数になる。また、発光ダイオード素子21aのオフ時では、発光ダイオード素子21aが短絡故障していない正常時の順電圧値VF2(図3参照)と、取得した順電圧値Vとの差分値を、1個当たりの発光ダイオード素子21aの順電圧値VF01(図4参照)により除算した値l(=(VF2−V)/VF01)が、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数になる。
そして、図8に示すように、第4実施形態では、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、画像表示部440に発光ダイオード素子21aの状態を表示するように構成されている。具体的には、算出された短絡故障した発光ダイオード素子21aの数l(○○個)が、画像表示部440に表示されるように構成されている。
また、図7に示すように、光音響画像化装置400には、記憶部401が設けられている。そして、制御部431に伝達された発光ダイオード素子21aに関する情報(発光ダイオード素子21aの順電圧値V)が、記憶部401に記憶されるように構成されている。そして、制御部431は、記憶部401に記憶された発光ダイオード素子21aに関する情報の履歴から発光ダイオード素子21aの寿命や交換時期などを算出し、画像表示部440に表示するように構成されている。たとえば、短絡故障した発光ダイオード素子21aの数が許容範囲を超える時期が近づいた場合に、図8に示すように、発光ダイオード素子21aを交換する時期(寿命)が近づいたことを、画像表示部440に表示するように構成されている。
なお、発光ダイオード素子21aの状態の表示は、光音響画像化装置400の駆動時(発光ダイオード素子21aからの発光および発光の停止が繰り返し行われている状態)に行ってもよいし、光音響画像化装置400の電源が投入された際(イニシャライズ時)に行うようにしてもよい。
なお、第4実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、上記のように、順電圧検出部23により検出された発光ダイオード素子21aの短絡に対応する複数の発光ダイオード素子21aの順電圧値Vに基づいて、発光ダイオード素子21aの状態を表示する画像表示部440を設ける。これにより、発光ダイオード素子21aの状態(たとえば、順電圧値Vに基づいた短絡した発光ダイオード素子21aの数など)を、容易に、ユーザに視認させることができる。その結果、発光ダイオード素子21aの交換をユーザに促すことができる。
なお、第4実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第4実施形態では、本発明の光放出半導体素子として発光ダイオード素子を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光放出半導体素子として発光ダイオード素子以外の光放出半導体素子を用いるように構成してもよい。たとえば、図9に示す第1変形例による光音響画像化装置500のように、本発明の光放出半導体素子として半導体レーザ素子521aを用いてもよい。光音響画像化装置500では、光源部521に直列接続された複数の半導体レーザ素子521aが設けられるとともに、複数の半導体レーザ素子521aにより半導体レーザ素子群521bが構成されている。このように、半導体レーザ素子521aを用いることにより、発光ダイオード素子と比べて、比較的指向性の高いレーザ光を被検体10に照射することができるので、半導体レーザ素子521aからの光の大部分を確実に被検体10に照射することができる。なお、半導体レーザ素子521aは、本発明の「光放出半導体素子」の一例である。
また、図9に示す第2変形例による光音響画像化装置600のように、本発明の光放出半導体素子として有機発光ダイオード素子621aを用いてもよい。光音響画像化装置600では、光源部621に直列接続された複数の有機発光ダイオード素子621aが設けられるとともに、複数の有機発光ダイオード素子621aにより有機発光ダイオード素子群621bが構成されている。このように、薄型化容易な有機発光ダイオード素子621aを用いることにより、有機発光ダイオード素子621aが設けられる光源部621を容易に小型化することができる。なお、有機発光ダイオード素子621aは、本発明の「光放出半導体素子」の一例である。
また、上記第1〜第4実施形態では、発光ダイオード素子が4個以上短絡故障した場合に発光ダイオード素子への電力の供給を停止するようにしきい値を設定する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、4個以外の数以上の発光ダイオード素子が短絡故障した場合に発光ダイオード素子への電力の供給を停止するようにしきい値を設定してもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、発光ダイオード素子に関する情報(短絡故障など)を断層画像が表示される画像表示部に出力する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、断層画像が表示される画像表示部とは別個に表示部(モニタ、インジケータなど)を設けて、発光ダイオード素子に関する情報(短絡故障など)を表示するようにしてもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、FETからなるスイッチ部を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、バイポーラトランジスタや、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などをスイッチ部として用いてもよい。
10 被検体
21a 発光ダイオード素子(光放出半導体素子)
22、222 光源駆動部
23、223 順電圧検出部
24 検出生成部
100、200、300、400、500、600 光音響画像化装置
301 ローパスフィルタ
440 画像表示部(表示部)
521a 半導体レーザ素子(光放出半導体素子)
621a 有機発光ダイオード素子(光放出半導体素子)

Claims (8)

  1. 光が被検体の内部の検出対象物により吸収されることにより発生する音響波を検出するとともに、前記被検体に照射するための超音波を生成することが可能な検出生成部と、
    前記検出生成部の近傍に設けられ、前記被検体に光を照射することが可能な複数の光放出半導体素子と、
    前記光放出半導体素子が光を発生させるための電力を前記光放出半導体素子に供給する光源駆動部と、
    前記光放出半導体素子の順電圧値を検出することが可能な順電圧検出部とを備え、
    前記光源駆動部は、前記順電圧検出部により検出された前記光放出半導体素子の短絡に対応する前記複数の光放出半導体素子の順電圧値に基づいて、前記光放出半導体素子への電力の供給を停止するように構成されている、光音響画像化装置。
  2. 前記光源駆動部は、前記順電圧検出部により検出された前記光放出半導体素子の短絡に対応する前記複数の光放出半導体素子の順電圧値がしきい値以下である場合に、前記光放出半導体素子への電力の供給を停止するように構成されている、請求項1に記載の光音響画像化装置。
  3. 前記光源駆動部は、前記光放出半導体素子が光を照射しない少なくともオフ期間に、前記順電圧検出部により検出された前記光放出半導体素子の短絡に対応する前記複数の光放出半導体素子の順電圧値に基づいて、前記光放出半導体素子への電力の供給を停止するように構成されている、請求項1または2に記載の光音響画像化装置。
  4. 前記光放出半導体素子と前記順電圧検出部との間に設けられるローパスフィルタをさらに備え、
    前記光源駆動部は、前記ローパスフィルタを介して前記順電圧検出部により検出された前記光放出半導体素子の短絡に対応する前記複数の光放出半導体素子の順電圧値に基づいて、前記光放出半導体素子への電力の供給を停止するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  5. 前記順電圧検出部により検出された前記光放出半導体素子の短絡に対応する前記複数の光放出半導体素子の順電圧値に基づいて、前記光放出半導体素子の状態を表示する表示部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  6. 前記光放出半導体素子は、発光ダイオード素子により構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  7. 前記光放出半導体素子は、半導体レーザ素子により構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
  8. 前記光放出半導体素子は、有機発光ダイオード素子により構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光音響画像化装置。
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