JP2016046948A - 電力制御装置、蓄電装置、電力制御システム及び電力制御方法 - Google Patents

電力制御装置、蓄電装置、電力制御システム及び電力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】余剰買取又は全量買取の条件に応じて、発電設備で発電した電力を極力有効利用する。【解決手段】電力制御装置(2)は、全量買取及び余剰買取のいずれかの条件で発電設備(1)を系統連系する電力制御装置であり、系統と接続するための第1の連系リレー(25)と、蓄電装置(3)と接続するための自立出力リレー(26)と、自装置(2)が連系する系統に第1の異常が発生したことを検出すると、前記第1の連系リレー(25)を開き、自装置(2)の系統連系条件が余剰買取の場合には前記自立出力リレー(26)を閉じ、自装置(2)の系統連系条件が全量買取の場合には前記自立出力リレー(26)を開く制御を行う第1の制御部(23)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電力制御装置、蓄電装置、電力制御システム及び電力制御方法に関する。
従来、電力系統の電圧が所定の値を超えたときに蓄電手段に太陽電池による発電エネルギーを蓄える太陽光発電システムが知られている(例えば、特許文献1)。
特開平6−133472号公報
ところで、発電した電力を売る(売電する)制度として、余剰買取及び全量買取という、それぞれ売電条件などが異なる2つの制度が知られている。余剰買取とは、発電設備が発電した電力のうち、家庭等で利用しない余剰分を一般電気事業者等に売電することを前提とした制度である。一方、全量買取とは、発電した全ての電力を一般電気事業者等に売電することを前提とした制度である。このように、現在は売電条件の異なる複数の制度が存在するものの、特許文献1記載の方法では余剰買取の場合しか想定されていない。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、余剰買取又は全量買取の条件に応じて、発電設備で発電した電力を極力有効利用することが可能な電力制御装置、蓄電装置、電力制御システム及び電力制御方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る電力制御装置は、全量買取及び余剰買取のいずれかの条件で発電設備を系統連系する電力制御装置であり、系統と接続するための第1の連系リレーと、蓄電装置と接続するための自立出力リレーと、自装置が連系する系統に第1の異常が発生したことを検出すると、前記第1の連系リレーを開き、自装置の系統連系条件が余剰買取の場合には前記自立出力リレーを閉じ、自装置の系統連系条件が全量買取の場合には前記自立出力リレーを開く制御を行う第1の制御部とを備える。
また、本発明に係る電力制御装置において、前記第1の異常は閾値を上回る系統の電圧上昇であることが好ましい。
また、本発明に係る電力制御装置において、前記第1の制御部は、自装置が連系する系統に第2の異常が発生したことを検出すると、前記第1の連系リレーを開いた後に前記自立出力リレーを閉じることが好ましい。
また、本発明に係る電力制御装置において、前記第2の異常は系統の停電であることが好ましい。
また、本発明に係る電力制御装置において、前記自立出力リレーを閉じることにより、前記発電設備の発電電力を前記蓄電装置に対して充電電力として供給することが可能であることが好ましい。
また、本発明に係る電力制御装置において、前記自立出力リレーを閉じる場合、前記蓄電装置に対して接続要求を出力することが好ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る蓄電装置は、発電設備を系統連系する電力制御装置と接続して使用される蓄電装置であり、系統と接続するための第2の連系リレーと、前記電力制御装置と接続するための自立入力リレーと、第1の異常の発生により前記電力制御装置から接続要求を取得すると、前記電力制御装置の系統連系条件が余剰買取の場合には前記自立入力リレーを閉じ、前記電力制御装置の系統連系条件が全量買取の場合には前記自立入力リレーを開く制御を行う第2の制御部とを備える。
また、本発明に係る蓄電装置において、前記第1の異常は閾値を上回る系統の電圧上昇であることが好ましい。
また、本発明に係る蓄電装置において、前記第2の制御部は、前記電力制御装置が接続する系統に第2の異常が発生したことを検出すると、前記第2の連系リレーを開いた後に前記自立入力リレーを閉じることが好ましい。
また、本発明に係る蓄電装置において、前記第2の異常は系統の停電であることが好ましい。
また、本発明に係る蓄電装置において、前記自立入力リレーを閉じることにより、前記発電設備の発電電力を充電電力として供給されることが可能であることが好ましい。
また、本発明に係る蓄電装置において、前記自立入力リレーを閉じる場合、前記電力制御装置から接続要求を取得することが好ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る電力制御システムは、全量買取及び余剰買取のいずれかの条件で発電設備を系統連系する電力制御装置と、当該電力制御装置と接続して使用される蓄電装置とを備える電力制御システムであり、前記電力制御装置は、系統と接続するための第1の連系リレーと、前記蓄電装置と接続するための自立出力リレーと、自装置が連系する系統に第1の異常が発生したことを検出すると、前記第1の連系リレーを開き、自装置の系統連系条件が余剰買取の場合には前記自立出力リレーを閉じ、自装置の系統連系条件が全量買取の場合には前記自立出力リレーを開く制御を行う第1の制御部とを備え、前記蓄電装置は、系統と接続するための第2の連系リレーと、前記電力制御装置と接続するための自立入力リレーと、自装置が連系する系統に第1の異常が発生したことを自装置が検出、または前記電力制御装置から前記第1の異常の発生に基づいた接続要求を取得すると、前記電力制御装置の系統連系条件が余剰買取の場合には前記自立入力リレーを閉じ、前記電力制御装置の系統連系条件が全量買取の場合には前記自立入力リレーを開く制御を行う第2の制御部とを備える。
更に、上記課題を解決するため、本発明に係る電力制御方法は、全量買取及び余剰買取のいずれかの条件で発電設備を系統連系する電力制御装置と、当該電力制御装置と接続して使用される蓄電装置とを備える電力制御システムにおける電力制御方法であり、前記電力制御装置が連系する系統に第1の異常が発生すると前記電力制御装置が系統から解列する第1のステップと、前記第1のステップの後、前記電力制御装置の系統連系条件が余剰買取の場合には前記電力制御装置が、前記発電設備からの電力を前記蓄電装置に供給可能に制御する第2のステップと、前記第1のステップの後、前記系統連系条件が全量買取の場合には前記電力制御装置が、前記発電設備からの電力を前記蓄電装置に供給できないよう制御する第3のステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る電力制御装置、蓄電装置、電力制御システム及び電力制御方法によれば、余剰買取又は全量買取の条件に応じて、発電設備で発電した電力を極力有効利用することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る電力制御システムの余剰買取の場合における機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムの全量買取の場合における機能ブロック図である。 図1において第1の異常が発生した場合の電力制御システムの様子を示す図である。 図2において第1の異常が発生した場合の電力制御システムの様子を示す図である。 図1において第2の異常が発生した場合の電力制御システムの様子を示す図である。 図2において第2の異常が発生した場合の電力制御システムの様子を示す図である。 第1の異常が発生した場合の電力制御システムの動作フローを示す図である。 (a)は、第2の異常が発生した場合の電力制御装置の動作フローを示す図であり、(b)は、第2の異常が発生した場合の蓄電装置の動作フローを示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の一実施形態に係る発電設備1、電力制御装置2及び蓄電装置3の各機能を説明するが、それらが備える他の機能を排除することを意図したものでないことに留意されたい。
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る電力制御システムの余剰買取の場合における機能ブロック図である。電力制御システムは、発電設備1、電力制御装置2、蓄電装置3、負荷4及び負荷5を有する。図1の電力制御システムにおいては、発電設備1が発電した電力の余剰売電を行うため、電力制御装置2と蓄電装置3が同一の系統(商用電源系統)に接続されている。図1において、制御ライン及び情報伝達ラインは破線で示し、電力ラインは実線で示す。
発電設備1は例えば、PV(photovoltaic:太陽電池)パネルであり、太陽光のエネルギーを直流の電流に変換する。発電設備1においては例えば、光電変換セルを有する発電部がマトリクス状に接続され、所定の直流電流(例えば、10A)を出力する。発電設備1は、シリコン系多結晶太陽電池、シリコン系単結晶太陽電池又はCIGS(Copper Indium Gallium DiSelenide)等薄膜系太陽電池等、光電変換可能なものであり、その種類は制限されない。また、発電設備1は太陽光発電を利用した設備に限らず、燃料電池、風力発電、火力発電等を利用した設備であってもよい。
電力制御装置2は、DC/DCコンバータ21、インバータ22、第1の制御部23、記憶部24、第1の連系リレー25、自立出力リレー26及びセンサ27を有する。
DC/DCコンバータ21は、発電設備1が発電した直流電力の電圧を昇降圧する。図1に示す通り、DC/DCコンバータ21は、発電設備1の出力端に接続される。
インバータ22は、DC/DCコンバータ21の出力端に接続され、DC/DCコンバータ21が出力した直流電力を交流電力に変換して出力する。
第1の制御部23は、電力制御装置2の各種動作を制御するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。第1の制御部23はセンサ27から系統の電圧等の情報を取得して、電力制御装置2が接続する系統に電圧の上昇又は停電等の異常が発生しているか否かを検出することができる。センサ27は例えば、第1の連系リレー25の出力端に接続される。また、第1の制御部23は、発生している異常及び電力制御装置2の系統連系条件に応じて、第1の連系リレー25及び自立出力リレー26の開閉を制御する。詳しくは後述する。更に、第1の制御部23は蓄電装置3と有線又は無線により通信し、自立出力リレー26を閉じる場合、接続要求を蓄電装置3に出力することができる。
記憶部24は、系統連系条件が全量買取か余剰買取かを記憶する。系統連系条件は例えば、電力制御装置2の設置時に利用者が設定する。全量買取の場合における電力制御システムの機能ブロック図を図2に示す。
図2は全量買取の場合における電力制御システムを示しており、この場合電力制御装置2と蓄電装置3は異なる系統に接続されている。この場合、電力制御装置2及び/又は蓄電装置3が系統連系している場合に、電力制御装置2と蓄電装置3とが接続されることは、規定違反となる。
電力制御装置2と蓄電装置3とが同じ系統に接続されている場合(すなわち、余剰買取の場合)は、電力制御装置2と蓄電装置3とが接続されていても規定違反にはならない。
図1の説明に戻る。第1の連系リレー25は、インバータ22と系統との間に接続された、系統と電力制御装置2との接続(連系)及び切り離し(解列)を切り替えるためのスイッチである。第1の連系リレー25が閉じているとき、系統と電力制御装置2とは接続し、第1の連系リレー25が開いているとき、系統と電力制御装置2とは切り離される。
自立出力リレー26は、インバータ22と蓄電装置3との間に接続された、電力制御装置2と蓄電装置3との接続及び切り離しを切り替えるためのスイッチである。自立出力リレー26が閉じているとき、電力制御装置2と蓄電装置3とは接続可能となり、自立出力リレー26が開いているとき、電力制御装置2と蓄電装置3とは切り離される。詳細は後述するが、自立出力リレー26を閉じることにより、発電設備1の発電電力を蓄電装置3に対して充電電力として供給することが可能となる。
蓄電装置3は、第2の制御部31、自立入力リレー32、PCS(Power Conditioning System:パワーコンディショナ)33、第2の連系リレー34、蓄電池35及びセンサ36を有する。蓄電装置3は、発電設備1が発電した電気を蓄える(充電する)装置である。蓄電装置3は、系統の停電時及び系統の電圧上昇時等の異常時においても発電設備1が発電した電気を蓄えることができる。
第2の制御部31は、蓄電装置3の各種動作を制御するCPU等のプロセッサである。第2の制御部31は、センサ36から通知された情報を用いて、蓄電装置3が連系する系統に停電が発生しているか否かを検出することができる。また、第2の制御部31は、発生している異常及び電力制御装置2の系統連系条件に応じて、第2の連系リレー34及び自立入力リレー32の開閉を制御する。詳しくは後述する。更に、第2の制御部31は電力制御装置2と有線又は無線により通信し、自立入力リレー32を閉じる場合、電力制御装置2から接続要求を取得することができる。
自立入力リレー32は、電力制御装置2とPCS33との間に接続された、電力制御装置2と蓄電装置3との接続及び切り離しを切り替えるためのスイッチである。自立入力リレー32が閉じているとき、電力制御装置2と蓄電装置3とは接続可能となり、自立入力リレー32が開いているとき、電力制御装置2と蓄電装置3とは切り離される。
PCS33は、インバータ、AC/DCコンバータ及び双方向DC/DCコンバータ等を有するPCSである。PCS33は、直流に変換した電力を蓄電池35に出力して蓄電池35を充電する。またPCS33は、蓄電池35から取得した直流電力を交流電力に変換して負荷4に出力する。
第2の連系リレー34は、系統とPCS33との間に接続された、系統と蓄電装置3との接続(連系)及び切り離し(解列)を切り替えるためのスイッチである。第2の連系リレー34が閉じているとき、系統と蓄電装置3とは接続し、第2の連系リレー34が開いているとき、系統と蓄電装置3とは切り離される。
負荷4及び負荷5は、電力を消費する電力負荷であり、例えば家庭内で使用されるエアコン、電子レンジ、冷蔵庫、テレビ、HEMS(Home Energy Management System)、ルータ等の各種電気製品である。また、負荷4及び負荷5は、商工業施設で使用される空調機又は照明器具等の機械、照明設備等である。負荷4及び負荷5の数は限定されない。分電盤により、電力を複数の支幹に分岐させて複数の負荷に供給することが可能である。
以下、本発明の一実施形態に係る電力制御システムが行う電力制御処理を説明する。以下の説明では一例として、第1の異常は閾値(例えば107V)を上回る系統の電圧上昇として説明し、第2の異常は系統の停電として説明する。また、系統連系条件が全量買取の場合、すなわち、電力制御装置2と蓄電装置3が異なる系統に接続されている場合であっても、それぞれの系統では同一の異常が発生するものとする。
[第1の異常発生時の電力制御処理]
第1の制御部23は、センサ27から通知された情報に基づいて、自装置(電力制御装置2)が接続(連系)する系統に系統電圧上昇(第1の異常)が発生したことを検出すると、第1の連系リレー25を開く。また、第1の制御部23は記憶部24を参照して、自装置(電力制御装置2)の系統連系条件を取得する。
系統連系条件が余剰買取の場合(図3に示す)、第1の制御部23は自立出力リレー26を閉じる。一方系統連系条件が全量買取の場合(図4に示す)、第1の制御部23は自立出力リレー26を開く。
また、第1の制御部23は、系統電圧上昇(第1の異常)が発生したことを検出すると、蓄電装置3に接続要求を出力してから、発電設備1が発電した電力を蓄電装置3に供給するようにしてもよい。この場合には、第1の制御部23は、接続要求に対する許可を蓄電装置3から取得した場合のみ発電設備1が発電した電力を流すようにしてもよい。
第2の制御部31は、系統電圧上昇の発生により電力制御装置2から接続要求を取得すると、当該接続要求に基づいて、系統電圧上昇が発生したことを検出する。第2の制御部31は、電力制御装置2の系統連系条件を電力制御装置2との通信によって確認する。
電力制御装置2の系統連系条件が余剰買取の場合(図3に示す)、第2の制御部31は、自立入力リレー32を閉じるとともに、接続要求に対する許可を第1の制御部23に出力する。このとき、第2の連系リレー34は閉じている。そして第1の制御部23は、接続要求に対する許可を蓄電装置3から取得すると、発電設備1で発電された電力を蓄電装置3に供給し、蓄電池35が充電される。
一方、系統連系条件が全量買取の場合(図4に示す)、第2の制御部31は自立入力リレー32を開く。この場合、第2の制御部31は、接続要求に対する許可を第1の制御部23に出力しない、あるいは不可を出力する。また、このとき第2の連系リレー34は閉じている。
ところで、第2の制御部31が系統電圧上昇(第1の異常)の発生を検出する方法としては、第1の制御部23から第2の制御部31に対する通信により接続要求を出力して検出する方法を説明した。しかしながら、この他、第2の制御部31が蓄電装置3自体の有するセンサ36によって系統電圧上昇(第1の異常)の発生を直接検出してもよい。
[第2の異常発生時の電力制御処理]
第1の制御部23は、例えば、センサ27から通知された電圧等の情報に基づいて、自装置(電力制御装置2)が接続(連系)する系統に停電(第2の異常)が発生したことを検出すると、電力制御装置2の系統連系条件に関わらず第1の連系リレー25を開く。第1の制御部23はその後、自立出力リレー26を閉じる。系統連系条件が余剰買取の場合を図5に示し、系統連系条件が全量買取の場合を図6に示す。
一方第2の制御部31は、センサ36から通知された情報に基づいて停電(第2の異常)が発生したことを検出すると、電力制御装置2の系統連系条件に関わらず第2の連系リレー34を開き、自立入力リレー32を閉じる。このとき、発電設備1で発電された電力が蓄電装置3に流れ、蓄電池35が充電される。
[動作フロー]
図7は、本発明の一実施形態に係る電力制御システムの、系統電圧上昇(第1の異常)が発生した場合の動作フローを示す図である。
電力制御装置2はセンサ27から通知された情報に基づいて系統電圧上昇(第1の異常)が発生したことを検出する(ステップS1)。検出後、電力制御装置2は第1の連系リレー25を開く(ステップS2)。電力制御装置2は記憶部24を参照して系統連系条件を取得し(ステップS3)、系統連系条件が余剰買取と全量買取とのどちらかを判定する(ステップS4)。
系統連系条件が余剰買取の場合、電力制御装置2は自立出力リレー26を閉じる(ステップS5)。一方系統連系条件が全量買取の場合、電力制御装置2は自立出力リレー26を開く(ステップS6)。電力制御装置2は第1の異常が発生したことを検出した後の任意の時点で蓄電装置3に接続要求を出力する(ステップS7)。
蓄電装置3は例えば当該接続要求に基づいて、系統電圧上昇(第1の異常)が発生したことを検出すると(ステップS8)、電力制御装置2の系統連系条件を電力制御装置2に問い合わせる(ステップS9)。蓄電装置3は系統連系条件を電力制御装置2から取得すると(ステップS10)、系統連系条件が余剰買取か全量買取かを判定する(ステップS11)。系統連系条件が余剰買取の場合、蓄電装置3は自立入力リレー32を閉じ(ステップS12)、系統連系条件が全量買取の場合、蓄電装置3は自立入力リレー32を開く(ステップS13)。
先に説明したように、蓄電装置3(第2の制御部31)は第1の異常の発生を電力制御装置2から取得した接続要求により検出するだけでなく、蓄電装置3自体の有するセンサ36によって直接検出してもよい。
図8(a)は、本発明の一実施形態に係る電力制御装置2の、停電(第2の異常)が発生した場合の動作フローを示す図である。電力制御装置2と蓄電装置3とは必ずしも通信を行わなくてもよいため、電力制御装置2の動作フローと蓄電装置3の動作フローとを分けて説明する。
電力制御装置2はセンサ27から通知された情報に基づいて停電(第2の異常)が発生したことを検出する(ステップS21)。次いで電力制御装置2は第1の連系リレー25を開き(ステップS22)、その後、自立入力リレー32を閉じる(ステップS23)。
図8(b)は、本発明の一実施形態に係る蓄電装置3による、停電(第2の異常)が発生した場合の動作フローを示す図である。蓄電装置3はセンサ36から通知された情報に基づいて停電(第2の異常)が発生したことを検出する(ステップS31)。次いで蓄電装置3は、第2の連系リレー34を開き(ステップS32)、自立入力リレー32を閉じる(ステップS33)。
本実施形態によれば、余剰買取又は全量買取の条件に応じて、発電設備で発電した電力を極力有効利用することが可能となる。
本発明を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形及び修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能である。また、本発明を方法の発明として実施する場合にも、複数の部及びステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、本発明に係る第1の制御部23及び第2の制御部31をコンピュータで構成した場合、各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、そのコンピュータの内部又は外部の記憶部に格納しておき、そのコンピュータの中央演算処理装置(CPU)によってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。また、このようなプログラムは、例えばDVD又はCD−ROMなどの可搬型記録媒体の販売、譲渡、貸与等により流通させることができるほか、そのようなプログラムを、例えばネットワーク上にあるサーバの記憶部に記憶しておき、ネットワークを介してサーバから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、流通させることができる。また、そのようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム又はサーバから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶部に記憶することができる。また、このプログラムの別の実施態様として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、更に、このコンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。
1 発電設備
2 電力制御装置
21 DC/DCコンバータ
22 インバータ
23 第1の制御部
24 記憶部
25 第1の連系リレー
26 自立出力リレー
27 センサ
3 蓄電装置
31 第2の制御部
32 自立入力リレー
33 PCS
34 第2の連系リレー
35 蓄電池
36 センサ
4、5 負荷

Claims (14)

  1. 全量買取及び余剰買取のいずれかの条件で発電設備を系統連系する電力制御装置であって、
    系統と接続するための第1の連系リレーと、
    蓄電装置と接続するための自立出力リレーと、
    自装置が連系する系統に第1の異常が発生したことを検出すると、前記第1の連系リレーを開き、自装置の系統連系条件が余剰買取の場合には前記自立出力リレーを閉じ、自装置の系統連系条件が全量買取の場合には前記自立出力リレーを開く制御を行う第1の制御部と
    を備える電力制御装置。
  2. 請求項1に記載の電力制御装置において、
    前記第1の異常は閾値を上回る系統の電圧上昇である
    ことを特徴とする電力制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電力制御装置において、
    前記第1の制御部は、自装置が連系する系統に第2の異常が発生したことを検出すると、前記第1の連系リレーを開いた後に前記自立出力リレーを閉じる
    ことを特徴とする電力制御装置。
  4. 請求項3に記載の電力制御装置において、
    前記第2の異常は系統の停電である
    ことを特徴とする電力制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電力制御装置において、
    前記自立出力リレーを閉じることにより、前記発電設備の発電電力を前記蓄電装置に対して充電電力として供給することが可能である
    ことを特徴とする電力制御装置。
  6. 請求項5に記載の電力制御装置において、
    前記自立出力リレーを閉じる場合、前記蓄電装置に対して接続要求を出力することを特徴とする電力制御装置。
  7. 発電設備を系統連系する電力制御装置と接続して使用される蓄電装置であって、
    系統と接続するための第2の連系リレーと、
    前記電力制御装置と接続するための自立入力リレーと、
    自装置が連系する系統に第1の異常が発生したことを検出、または、前記電力制御装置から第1の異常の発生に基づいた接続要求を取得すると、前記電力制御装置の系統連系条件が余剰買取の場合には前記自立入力リレーを閉じ、前記電力制御装置の系統連系条件が全量買取の場合には前記自立入力リレーを開く制御を行う第2の制御部と
    を備える蓄電装置。
  8. 請求項7に記載の蓄電装置において、
    前記第1の異常は閾値を上回る系統の電圧上昇である
    ことを特徴とする蓄電装置。
  9. 請求項7又は8に記載の蓄電装置において、
    前記第2の制御部は、前記電力制御装置が接続する系統に第2の異常が発生したことを検出すると、前記第2の連系リレーを開いた後に前記自立入力リレーを閉じる
    ことを特徴とする蓄電装置。
  10. 請求項9に記載の蓄電装置において、
    前記第2の異常は系統の停電である
    ことを特徴とする蓄電装置。
  11. 請求項7から10のいずれか1項に記載の蓄電装置において、
    前記自立入力リレーを閉じることにより、前記発電設備の発電電力を充電電力として供給されることが可能である
    ことを特徴とする蓄電装置。
  12. 請求項11に記載の蓄電装置において、
    前記自立入力リレーを閉じる場合、前記電力制御装置から接続要求を取得することを特徴とする蓄電装置。
  13. 全量買取及び余剰買取のいずれかの条件で発電設備を系統連系する電力制御装置と、当該電力制御装置と接続して使用される蓄電装置とを備える電力制御システムであって、
    前記電力制御装置は、
    系統と接続するための第1の連系リレーと、
    前記蓄電装置と接続するための自立出力リレーと、
    自装置が連系する系統に第1の異常が発生したことを検出すると、前記第1の連系リレーを開き、自装置の系統連系条件が余剰買取の場合には前記自立出力リレーを閉じ、自装置の系統連系条件が全量買取の場合には前記自立出力リレーを開く制御を行う第1の制御部と
    を備え、
    前記蓄電装置は、
    系統と接続するための第2の連系リレーと、
    前記電力制御装置と接続するための自立入力リレーと、
    自装置が連系する系統に第1の異常が発生したことを自装置が検出、または前記電力制御装置から前記第1の異常の発生に基づいた接続要求を取得すると、前記電力制御装置の系統連系条件が余剰買取の場合には前記自立入力リレーを閉じ、前記電力制御装置の系統連系条件が全量買取の場合には前記自立入力リレーを開く制御を行う第2の制御部と
    を備える電力制御システム。
  14. 全量買取及び余剰買取のいずれかの条件で発電設備を系統連系する電力制御装置と、当該電力制御装置と接続して使用される蓄電装置とを備える電力制御システムにおける電力制御方法であって、
    前記電力制御装置が連系する系統に第1の異常が発生すると前記電力制御装置が系統から解列する第1のステップと、
    前記第1のステップの後、前記電力制御装置の系統連系条件が余剰買取の場合には前記電力制御装置が、前記発電設備からの電力を前記蓄電装置に供給可能に制御する第2のステップと、
    前記第1のステップの後、前記系統連系条件が全量買取の場合には前記電力制御装置が、前記発電設備からの電力を前記蓄電装置に供給できないよう制御する第3のステップと、
    を有することを特徴とする電力制御方法。
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