JP2013172495A - 電力貯蔵型の発電システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の太陽光発電システム1は、外部の系統40と連系される太陽電池10と、太陽電池10による発電電力及び系統40からの電力を貯蔵し、太陽電池10と直流接続される蓄電池60と、発電電力の系統40への逆潮流及び蓄電池60への充電を制御する制御部30と、を備える。制御部30は、発電電力が系統40に向けて逆潮流している際に、系統電圧Vsと予め定められた閾値電圧Vtと比較し、発電電力の逆潮流を停止させるとともに、発電電力を蓄電池60に充電させることを指示する。
【選択図】図3
Description
一方で、太陽光発電システムが大量導入された場合、発電電力の系統への逆潮流量が増加し、将来的に系統電圧の上昇等による逆潮流量を抑制するために太陽光発電システムにおける発電抑制が課題となっている。この課題に対処するため、蓄電池に発電電力を充電し、逆潮流電力の抑制及び電力の地産地消化を促進するシステムの導入が期待されており、各地で実証試験等が実施されている。また、蓄電池の導入により、災害時等の系統停電時に非常電源として利用することも期待されている他、近年では電気自動車の量産化により、電気自動車の車載蓄電池を住宅の蓄電池として活用するシステムの開発機運も高まっている。
このように蓄電池を併設したシステムの導入が進んでいるが、現状では余剰電力買い取り制度により経済性を考慮した場合、発電電力の余剰電力は蓄電池に充電するよりも、売電した方が有利となるため、蓄電池の活用方法は安価な夜間電力を充電し、割高な昼間時間帯に放電する運転方法が主体となっている。このような運転方法の場合、発電電力の余剰電力が蓄電池に充電されないため、本来蓄電池に期待されている系統電圧の安定化には寄与していないという課題がある。
また、普及が進んでいる汎用の太陽光発電システムは、発電設備単体として制御されており、電圧上昇抑制機能は自動的で作動するため、通常、他の蓄電設備や蓄熱設備等の負荷設備と連携して電圧調整を行うことはない。特に、電圧上昇抑制のために、蓄電池の活用が期待されているが、前記の交流接続システムにおいては、蓄電設備がある場合でも、電圧上昇に対する発電設備と蓄電設備の連携制御機能を設けない限り、発電設備の電圧上昇抑制機能は自動的に作動し、出力を抑制してしまう問題がある。
そこで本発明は、予測のように不確定な要素に頼ることなく、例えば太陽光発電による発電電力の系統への逆潮流(売電)が系統電圧の上昇により制限され、発電出力が抑制される条件でも、蓄電池を充電することにより、当該発電電力を無駄なく利用することができる電力貯蔵型の発電システムを提供することを目的とする。
本発明は、制御部が、発電電力が系統に向けて逆潮流している際に、系統電圧と予め定められた閾値電圧との比較に基づいて、発電電力の逆潮流を停止させ、または、逆潮流する発電電力を低減させるとともに、発電電力を蓄電部に充電させる、ことを特徴としている。
本発明の発電システムによれば、系統電圧が上昇した際、システムが保有する電圧上昇抑制機能の作動を抑制するように、発電電力を蓄電部に充電できるので、発電電力を抑制することなく、発電を継続できる。特に、太陽電池の発電制御に用いられる最大電力点追従制御(MPPT制御)を継続できるため、システムが出力可能な最大発電電力での運用が可能となる。しかも、本発明の発電システムは、直流接続システムを用いており、このシステムは単一のシステムとして系統電圧を常時監視できるので、系統電圧の予測に頼ることなく、また、本システム外の他設備と連携制御する必要もなく、逆潮流から充電への切り替えを適切に判断することができる。
一つ目の形態は、系統電圧が予め定められた閾値電圧以上になると、制御部が、発電電力を負荷に供給した残余である余剰電力の逆潮流を停止させるとともに、余剰電力の全てを蓄電部に充電させる。そして、制御部は、この充電運転を所定時間だけ継続した後に、発電電力の余剰電力による蓄電部への充電を停止させるとともに、発電電力の余剰電力の逆潮流を再開させることができる。
一つ目の形態によると、発電電力の余剰電力を全量蓄電部への充電に使用するため、系統への逆潮流がなくなり、系統側が正常である限り、系統電圧は電力会社の適正電圧範囲内となり、系統電圧を安定化させることができる。また、余剰電力を全量充電に使用することで、充放電器の低負荷運転による効率低下を抑制することも可能である。
二つ目の形態によると、逆潮流、つまり売電しながら蓄電部への充電も行えるため、余剰電力の売電を可能な限り継続しながら、売電できない余剰電力は充電することで、より経済性を高めることができる。
[第1実施形態]
図1に示す第1実施形態における太陽光発電システム1は、太陽電池10をパワーコンディショナ19により系統40と連系させ、昼間に太陽電池10の発電電力をAC負荷50に供給し、発電電力がAC負荷50より大きい場合は、余剰電力を系統に逆潮流し、AC負荷50より小さい場合は不足電力を、夜間に系統40から蓄電池60に貯蔵した電力を放電するにより賄う電力貯蔵型の発電システムである。尚、AC負荷50に対し、発電電力及び蓄電池からの放電電力が不足する場合は、系統40からAC負荷50に電力を供給するシステムである。
また、太陽光発電システム1は、太陽電池10で発電された電力を交流に変換することなく、直流電力として蓄電池60に貯蔵する直流接続システムを構成する。交流接続システムでは一般的に市販の太陽光発電システムが採用されるため、電圧上昇抑制機能の作動状況を蓄電池システムが認識し、充電運転に切り替えることが難しいが、直流接続システムにおいては一システムとして常時系統電圧を監視し、電圧上昇抑制機能を保有しているため、逆潮流により系統電圧が上昇し、電圧上昇抑制機能の作動電圧に達する前に、余剰電力の蓄電池への充電制御に切り替えることが容易に可能である。
太陽電池10で発電された電力は、DC/DCコンバータ21により所定の電圧に変換して、AC/DCコンバータ22及び蓄電池60の一方又は双方に供給される。
AC/DCコンバータ22は、DC/DCコンバータ21を経た太陽電池10からの直流電力(PV電力)を交流電力に変換するインバータ動作および系統40からの交流電力を直流電力に変換するコンバータ動作の双方向機能を有している。
充放電器23は、蓄電池60への電力の充電、蓄電池60からの電力の放電を制御する。
AC負荷50は、住宅、その他の建物内で使用される交流電力で動作する複数の電気機器からなり、分電盤に接続される。実際に使用される電気機器の種類、数に応じて、AC負荷50は変動する。AC負荷50には、系統40、又は、AC/DCコンバータ22を経由した交流電力が供給される。AC/DCコンバータ22を経由した交流電力としては、太陽電池10で発電された電力、蓄電池60から放電された電力が含まれる。
蓄電池60は、本実施形態では自動車に搭載されるものを示しているが、電力を貯蔵し、必要に応じて放電できる蓄電装置を広く適用することができる。
制御部30は、AC/DCコンバータ22に指示を与えることで、出力電圧、電流を制御しており、系統電圧上昇時には電圧上昇抑制機能を作動させ、進相無効電力制御や出力電力制御を行う機能を備える。また、制御部30は、充放電器23に指示を与えることで、充電及び放電、並びにその停止を制御する機能を有し、系統電圧上昇時には前記電圧上昇抑制機能の作動に先立ち、余剰電力による充電制御に切り替える機能を備える。このため、系統電圧上昇時には、まず、余剰電力の充電制御により系統電圧の上昇を抑制し、蓄電池が満充電もしくは余剰電力が最大充電電力を上回り、充電制御のみでは電圧上昇を抑制できない場合にのみ電圧上昇抑制機能が作動するよう制御される。
制御部30は、以上の制御を実行するために、電圧検出器31により測定される系統電圧Vsを逐次取得する。また、制御部30は、余剰電力の充電制御への切り替え時に、逆潮流が生じないように制御するために、受電端に設置された電流検出器28と受電電力検出回路29を構成する。尚、受電電力検出回路29は、AC負荷50に対し、発電電力が不足し、蓄電池60からの放電制御を行う際、放電電力が系統に逆潮流しないよう受電端電力を制御するためにも使用される回路である。制御部30は、閾値電圧Vtを保持しており、閾値電圧Vtは、余剰となったPV電力の逆潮流により系統電圧が上昇し、電圧上昇抑制機能が作動することを防止するため、適正系統電圧以上でかつ電圧上昇抑制機能作動時の電圧整定値以下の範囲にて設定される。これにより電圧上昇抑制機能の作動前に逆潮流運転から充電運転に切り替えるため、電圧上昇抑制機能の作動による発電電力の出力抑制を抑えることが可能となる。
制御部30は、閾値電圧Vtと電圧検出器31から取得する系統電圧Vsとを比較する(図2 ステップS101)。
制御部30は、系統電圧Vsが閾値電圧Vt以上になると(図2 ステップS101 Yes)、AC/DCコンバータ22に逆潮流を停止することを指示(図2 ステップS103)し、また、充放電器23に蓄電池60への充電を開始することを指示(図2 ステップS105)する。太陽光発電システム1は、余剰電力の逆潮流運転から充電運転に移行する。
制御部30は、系統電圧Vsが閾値電圧Vt未満(図2 ステップS101 No)の場合には、当該比較を継続する。
制御部30は、逆潮流の停止、充電の開始の指示から所定時間は充電運転を継続し、所定時間経過後(図2 ステップS107)に、充放電器23に蓄電池60への充電の停止を指示(図2 ステップS109)し、AC/DCコンバータ22に逆潮流運転に復帰することを指示(図2 ステップS111)する。太陽光発電システム1は、余剰電力の充電運転から逆潮流運転に復帰する。
逆潮流運転に復帰すると、制御部30は、閾値電圧Vtと電圧検出器31から取得する系統電圧Vsとを比較する(図2 ステップS101)手順に戻り、逆潮流運転が行なわれている間、以上と同様の手順が繰り返される。
太陽電池10で発電された直流のPV電力は、DC/DCコンバータ21により所定の電圧に変換される。この直流電力は、AC/DCコンバータ22、又は、充放電器23に供給される。
AC/DCコンバータ22を経由したPV電力は、AC負荷50で消費され、余剰電力は系統40に逆潮流される。本実施形態は、上述したように、逆潮流が行なわれているときに、系統電圧Vsが閾値電圧Vt以上になると、逆潮流を停止するとともに、余剰電力の蓄電池60への充電を開始する。
この運用例では、経済性を優先した夜間電力貯蔵型の太陽光発電システムの運用例を示し、夜間電力の時間帯と昼間電力の時間帯に区分され、昼間電力の時間帯は、太陽電池10によるPV電力がAC負荷50に必要な電力(以下、単にAC負荷50)を上回るか否かで区分される。なお、この運用例は、あくまで一例である。
(1)夜間電力時間帯
系統40からの夜間電力を蓄電池60に充電する。
また、AC負荷50はすべて系統40からの電力で賄い、蓄電池60からの放電は行わない。なお、太陽電池10のPV電力の余剰電力を蓄電池60に充電し、昼間の系統電圧上昇時の充電運転に対処できるように、夜間充電終了時のSOC(State Of Charge:SOC)を、例えば90%程度に抑える。
PV電力をAC負荷50に供給した後の余剰電力は系統に逆潮流(売電)させる。この状態を図3(a)に示す。なお、図3(a)において、太線は、付されている矢印の向きに電力が流れていることを示している(図3(b)も同様)。余剰電力の逆潮流により系統電圧Vsが上昇し、閾値電圧Vt(例:107V)に達した場合は、余剰電力の充電運転に切り替える。この余剰電力の充電運転中も、PV電力をAC/DCコンバータ22を介してAC負荷50の消費電力分を供給する。この状態を図3(b)に示す。
充電運転に切り替えた後は所定時間(例:30分)だけ充電運転を継続する。充電運転継続中にPV電力が低下し、AC負荷50の方が高くなった場合には、充電制御から放電制御に切り替え、蓄電池60に貯蔵されている電力を放電し、AC負荷50に供給する。このとき、PV電力と蓄電池60の放電電力による供給電力より、AC負荷50の方が大きい場合には、系統40からその不足電力が供給される。尚、充電運転に切り替えた後は所定時間が経過するまでは放電制御に切り替えず、PV電力による供給での不足電力は全て系統40から供給してもよい。
所定時間経過後に充電運転を停止し、逆潮流運転(余剰電力)に復帰する。その後、閾値電圧Vtまで系統電圧Vsが上昇した場合は、充電運転を再度行う。電圧上昇が収まる前に、蓄電池60が満充電に達した場合には、充電制御による電圧上昇抑制ができないが、従来の電圧上昇抑制機能を作動させることで、系統電圧の上昇は抑制することが可能である。
PV電力がAC負荷50以下の場合は、PV電力に加えて、夜間電力時間帯に蓄電した系統電力を放電することによりAC負荷50に電力を供給する。このとき、受電電力検出回路29により、受電端にて放電電力が逆潮流しないよう充放電器23及びAC/DCコンバータ22は制御される。安価な夜間電力の貯蔵電力を昼間に放電することで、系統40からの割高な昼間電力の購入を抑制し経済性を高めるとともに、受電電力のピークカット、及び、夜間電力による電力需要のピークシフトを促進する。
次に、第2実施形態による太陽光発電システム2を図4に基づいて説明する。
系統電圧Vsが閾値電圧Vt以上になると第1実施形態は系統40へ送電する電力を一旦は完全に止めてしまうのに対して、太陽光発電システム2は系統電圧Vsに対応して、蓄電池60への充電電力と系統40へ逆潮流させる電力(売電)とを分配する制御を行う。系統電圧上昇時にも可能な限り逆潮流(売電)を継続できるため、第1実施形態に対し、経済性を高めることが可能となる。なお、第2実施形態の太陽光発電システム2の蓄電池60は、第1実施形態と同様に100%まで充電せずに、若干の充電余地を常に残しておく。
制御部35は、DCバス24上の電圧(DCバス電圧Vb,計測値)を、直流電圧計(DCPT)37が取得する。ここで、系統電圧が上昇し、電圧上昇抑制機能が作動すると、AC/DCコンバータ22による系統40側への送電が抑制され、PV電力が系統40へ送電する電力よりも大きいと、DCバス電圧Vbが上昇する。このように、DCバス電圧Vbの変動を検知することで系統電圧の変動を知ることができる。
制御部35は、余剰電力検知電圧Vdを保持している。余剰電力検知電圧Vdは、これ以上の電圧になるとPV電力に余剰電力が生じると判断される閾値電圧である。
余剰電力検知電圧Vdは、DCバス電圧Vbと対比される。具体的には、DCバス電圧Vb−余剰電力検知電圧Vd(=Vb−d)の演算が行われる。例えば、余剰電力検知電圧Vdが302V、DCバス電圧Vbが300Vの場合は、Vb−d=−2Vが演算結果として出力される。また、余剰電力検知電圧Vdが302V、DCバス電圧Vbが304Vの場合は、Vb−d=2Vが演算結果として出力される。
一方、制御部35は、DCバス電圧Vbが余剰電力検知電圧Vd以上になると、充電電流指令InをnAとして出力する。このとき、充電電流指令Inに応じた余剰電力が生じているものと判断し、それに応じた電力が蓄電池60に充電される。蓄電池60に充電される分だけ、系統40に逆潮流される電力は絞られる。例えば、PV電力が10kW、AC負荷50の消費電力が0kW(負荷停止状態)とすると、充電電流指令Inに応じて、系統40への逆潮流(売電)電力を5kW、充電電力を5kWに分配して供給し、系統40への売電電力を3kW、充電電力を7kWに分配し、さらに系統40への売電電力を0kW、充電電力を10kWに分配して供給することができる。つまり、充電電流指令Inが0Aから最大充電電流Im(A)の範囲で、PV電力を逆潮流電力と充電電力に配分することができる。
この運用例は、系統電圧Vsの値によって、3つに区分される。なお、この運用例は、あくまで一例である。
(1)系統電圧が標準電圧の場合(PV電力;10kW ,AC負荷50;0kW → 系統への逆潮流;10kW)
系統電圧Vsが標準電圧(Vb−dが負の数)の場合、PV電力の全てを系統40側へ送電する。例えば、PV電力が10kWだとすると、系統40への逆潮流(売電)電力は10kWとなる。
このとき、AC/DCコンバータ21によりDCバス電圧は常に標準電圧に制御されるため、DCバス電圧は余剰電力検知電圧Vdを下回る。よって、PV電力が余剰になると制御部35が出力する充電電流指令Inは常に0Aとなる。
PV電力10kWのうち、5kWしか系統40に送電できない場合、5kWが余剰分となる。この場合、DC/DCコンバータ21を介してDCバス24へ流入する電力がAC/DCコンバータ22を経由してDCバス24から流出する電力を上回るため、DCバス電圧は上昇する。
DCバス電圧が余剰電力検知電圧Vdを上回ると、制御部35が動作し、充電電流指令Inが正の値を出力し、DCバス電圧Vbが余剰電力検知電圧Vd(Vb−d=0V)となるよう制御する。
以上のようにして、PV電力の余剰分は蓄電池60に充電される。
系統40側に全く送電できない場合、10kWが余剰分となる。この場合、(2)と同様の動作により、PV電力の余剰分10kWは全て蓄電池60に充電される。
また、以上説明した太陽光発電システム1,2は、建物が住宅、蓄電部が車載用の蓄電池を示したが、建物は住宅に限らず、例えば、工場、各種施設などの住宅以外の建物にも適用可能であり、車載用蓄電池に限らず、建物に据え置かれる定置型蓄電池にも適用可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10 太陽電池
19 パワーコンディショナ
20 電力変換器
21 AC/DCコンバータ
22 DC/DCコンバータ
23 充放電器
24 DCバス
28 電流検出器
29 受電電力検出回路
30 制御部
31 電圧検出器
35 制御部
37 直流電圧計
40 系統
50 AC負荷
60 蓄電池
Im 最大充電電流
In 充電電流指令
Vb バス電圧
Vd 余剰電力検知電圧
Vs 系統電圧
Vt 閾値電圧
Claims (5)
- 外部の系統と連系され、自然エネルギを受けて発電する発電部と、
前記発電部による発電電力及び前記系統からの電力を貯蔵し、前記発電部と直流接続される蓄電部と、
前記発電部の発電及び前記蓄電部への充放電を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記発電電力が前記系統に向けて逆潮流している際に、
系統電圧と予め定められた閾値電圧との比較に基づいて、前記発電電力の逆潮流を停止させ、または、逆潮流する前記発電電力を低減させるとともに、前記発電電力を前記蓄電池に充電させる、
ことを特徴とする電力貯蔵型の発電システム。 - 前記制御部は、
前記閾値電圧を超えると、前記発電電力を負荷に供給した残余である余剰電力の逆潮流を停止させるとともに、
前記発電電力の余剰電力の全てを前記蓄電池に充電させ、
前記充電を所定時間だけ継続した後に、前記発電電力の余剰電力による前記蓄電池への前記充電を停止させるとともに、前記逆潮流を再開させる、
請求項1に記載の電力貯蔵型の発電システム。 - 前記発電部による発電電力が、前記発電システムに接続される負荷に必要な電力よりも大きい場合には、
前記発電電力を前記負荷に供給し、その余剰分を前記逆潮流に振り向けられる、
請求項2に記載の電力貯蔵型の発電システム。 - 前記制御部は、
直流バス電圧と前記閾値電圧との差分に対応して、前記蓄電部に充電させる発電電力の余剰電力と逆潮流させる発電電力の余剰電力とを分配する、
請求項1に記載の電力貯蔵型の発電システム。 - 前記系統電圧は、前記発電部と前記系統との間の直流バスにおける直流電圧を介して検出される、
請求項4に記載の電力貯蔵型の発電システム。
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