JP2016046325A - モールド製造用構造体の製造方法、およびモールドの製造方法 - Google Patents

モールド製造用構造体の製造方法、およびモールドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】洗浄槽汚染を低減できる、モールド製造用構造体の製造方法の提供。
【解決手段】ガラス板の主面を研削して凹部を形成する研削工程と、前記凹部の表面を研磨する研磨工程とを有する、モールド製造用構造体の製造方法であって、前記凹部は、前記主面からの深さが1mm以上の非貫通穴であり、前記研磨工程は、研磨工具を自転させながら前記凹部の所定面にあてることにより、前記所定面の研磨を行う工程を有し、当該工程を終了する際に、前記研磨工具を自転させながら、前記研磨工具と前記凹部の前記所定面とを離す工程を有する、モールド製造用構造体の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、モールド製造用構造体の製造方法、およびモールドの製造方法に関する。
フォトリソグラフィ法の代替技術として、インプリント法が注目されている。インプリント法は、モールドと基材との間に転写材を挟み、モールドの凹凸パターンを転写材に転写する技術である。インプリント法は、半導体素子だけでなく、反射防止シート、バイオチップ、磁気記録媒体など様々な製品の製造に適用できる。
モールドは、ガラス板の第1主面に形成される凹部と、ガラス板の第1主面とは反対側の第2主面に形成されるメサ部とを有する。凹部は蓋部で覆われた非貫通穴であって、蓋部における凹部底面とは反対側の面からメサ部が突出する。メサ部の周囲は段差で囲まれ、メサ部の表面に凹凸パターンが形成される。
モールドと基材との間に転写材を挟む際、モールドに外力を加えることで、蓋部が弾性的に撓み、メサ部の表面が基材に向けて凸の曲面に変形される。それによりメサ部と基材との間のガスが逃げやすく、ガスの閉じ込めが抑制できる。
例えば特許文献1記載のモールドの製造方法では、ガラス板の主面を研削して凹部を形成する研削工程と、凹部の表面を研磨する研磨工程とを有する。凹部側面および凹部底面は、特許文献1では同時に研磨されることが記載されている。
凹部底面を研磨する工程には一般的にはオスカー型研磨機を使用する。オスカー型研磨機での研磨工程は、下軸と共に回転自在なテーブルにガラス板を載せて固定し、ガラス板の凹部底面に研磨工具(研磨皿と呼ばれる)を載せ、さらに研磨工具(研磨皿)の上面の半球状溝に上軸の半球状先端部を嵌める。上軸に懸ける荷重を調整し、研磨砥粒を含むスラリーを凹部に掛けながら下軸を自転させると、従動的に研磨工具(研磨皿)が回転し、凹部底面を研磨する。事前にタイマー等に設定した研磨時間に達すると、研磨が停止される。その後、上軸を研磨工具から外し、研磨工具が凹部底面から離される。
インプリント法では、モールド表面に欠陥が存在すると、欠陥がそのまま転写材に転写されてしまう。それゆえモールド表面の欠点を除去し、かつモールド表面に欠点を再付着させない高度な精密洗浄技術が求められている。
特開2012−32785号公報
従来、凹部の表面に研磨工具を押し付けた状態で研磨工具の自転が停止されており、その停止時に凹部の表面が傷付くことがあった。凹部の表面の傷が存在すると、傷の中に異物が入り込む。そして、異物が入り込んだモールド用構造体を洗浄装置で洗浄した場合、異物が洗浄槽に拡散し、洗浄槽を汚染する課題があった。
特に、凹部が非貫通穴の場合、非貫通穴の内部にスラリーや研磨屑が溜まるため、より傷の中にスラリー粉や研磨屑がトラップされやすくなる。そして、このようなモールド用構造体を洗浄機で洗浄した場合、洗浄槽汚染がより発生しやすくなる。
汚染された洗浄槽では洗浄能力が低下する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、洗浄槽汚染を低減できる、モールド製造用構造体の製造方法などの提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
ガラス板の主面を研削して凹部を形成する研削工程と、前記凹部の表面を研磨する研磨工程とを有する、モールド製造用構造体の製造方法であって、
前記凹部は、前記主面からの深さが1mm以上の非貫通穴であり、
前記研磨工程は、研磨工具を自転させながら前記凹部の所定面にあてることにより、前記所定面の研磨を行う工程を有し、
当該工程を終了する際に、前記研磨工具を自転させながら、前記研磨工具と前記凹部の前記所定面とを離す工程を有する、モールド製造用構造体の製造方法が提供される。
本発明の一態様によれば、洗浄槽汚染を低減できる、モールド製造用構造体の製造方法が提供される。
本発明の一実施形態によるモールドの製造方法を示すフローチャートである。 図1の研削工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。 図1の研削工程完了時のガラス板の形状を示す平面図である。 図1のメサ部形成工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。 図1のエッチング保護膜形成工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。 図1の凹凸パターン形成工程のうちのレジスト膜形成工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。 図1の凹凸パターン形成工程のうちの開口パターン形成工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。 図1の凹凸パターン形成工程のうちの1次エッチング工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。 図1の凹凸パターン形成工程のうちのレジスト膜除去工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。 図1の凹凸パターン形成工程のうちの2次エッチング工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。 図1の凹凸パターン形成工程のうちのエッチング保護膜除去工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。 本発明の一実施形態によるモールドの平面図である。 本発明の一実施形態によるモールドを用いたインプリント方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態による研磨工程で用いられる研磨機を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による研磨工程S12を示すフローチャートである。 図15の外コーナ面研磨工程を示す断面図である。 図15の側面研磨工程を示す断面図である。 図15の底面研磨工程を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。本明細書において、数値範囲を表す「〜」はその前後の数値を含む範囲を意味する。
図1は、本発明の一実施形態によるモールドの製造方法を示すフローチャートである。図1に示すように、モールドの製造方法は、研削工程S11、研磨工程S12、メサ部形成工程S13、エッチング保護膜形成工程S14、および凹凸パターン形成工程S15を有する。これらの工程の順序は、図1に示す順序に限定されない。例えば、研削工程S11や研磨工程S12は、メサ部形成工程S13の後であって凹凸パターン形成工程S15の前に行われてもよいし、凹凸パターン形成工程S15の後に行われてもよい。
先ず、図2および図3を参照して研削工程S11について説明する。図2は、図1の研削工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。図3は、図1の研削工程完了時のガラス板の形状を示す平面図である。
研削工程S11では、ガラス板10の第1主面11を研削する。「研削」とは、固定砥粒で削ることを意味する。固定砥粒としては、ダイヤモンド砥粒、CBN(Cubic Boron Nitride)砥粒、炭化珪素砥粒、アルミナ砥粒などが用いられる。固定砥粒は、ボンド材で結合され、砥石の形態で用いられる。ボンド材の種類は多種多様であってよく、砥石はメタルボンド砥石、レジンボンド砥石、ビトリファイド砥石、電着砥石のいずれでもよい。
ガラス板10は、例えばSiOを85質量%以上含むガラスで形成されてよい。SiO含有量の上限は実質的に100質量%である。SiOを主成分とするガラスは、一般的なソーダライムガラスに比べて、紫外線の透過率が高い。また、SiOを主成分とするガラスは、一般的なソーダライムガラスに比べて、線膨張係数が小さく、温度変化による凹凸パターンの寸法変化が小さい。
ガラス板10は、SiOの他に、TiO含むガラスで形成されてよい。例えば、ガラス板10は、SiOを88〜95質量%、TiOを5〜12質量%含むガラスで形成されてよい。TiO含有量が5〜12質量%であると、室温付近での線膨張係数が略ゼロであり、室温付近での寸法変化がほとんど生じない。
ガラス板10は、ガラス成分としてSiOおよびTiO以外の微量成分を含むガラスで形成されてもよいが、微量成分を含まないことが好ましい。
ガラス板10は、互いに平行な第1主面11および第2主面12を有する。第1主面11および第2主面12は、研磨されたものであってよい。
ガラス板10は、1枚の板であるが、複数枚のガラス板を接合したものでもよい。
研削工程S11では、ガラス板10の第1主面11を研削して凹部15を形成する。凹部15は、図2に示すように蓋部16で覆われた非貫通穴である。凹部15は、側面15a(以下、凹部側面15aという)、底面15b(以下、凹部底面15bという)、内コーナ面15c(以下、凹部内コーナ面15cという)、および外コーナ面15d(以下、凹部外コーナ面15dという)を有する。
凹部側面15aは、第1主面11および第2主面12に対して垂直な円柱面である。尚、凹部側面15aは、円錐台面でもよい。凹部側面15aは、断面視において直線状であればよい。
凹部底面15bは、第1主面11および第2主面12に対して平行な平坦面である。凹部底面15bは、凹部側面15aと同様に、断面視において直線状である。凹部底面15bは、平面視において例えば円形状である。
凹部内コーナ面15cは、凹部側面15aと凹部底面15bとをつなぐものであり、凹部底面15bに対し凹部側面15aよりも緩やかな傾きを有する。傾きとは、接線の傾きを意味する。凹部内コーナ面15cは、凹部側面15aの延長線と凹部底面15bの延長線とが交わる場合よりも丸い角を形成する。
凹部内コーナ面15cは、断面視において、例えば円弧状であってよい。尚、凹部内コーナ面15cは、断面視において、曲線状部分、直線状部分の少なくとも一方を含めばよい。凹部内コーナ面15cは、断面視において、直線状の場合、凹部側面15aおよび凹部底面15bの両方に対して斜めとされる。
凹部外コーナ面15dは、凹部側面15aと第1主面11とをつなぐものであり、第1主面11に対し凹部側面15aよりも緩やかな傾きを有する。傾きとは、接線の傾きを意味する。凹部外コーナ面15dは、凹部側面15aの延長線と第1主面11の延長線とが交わる場合よりも丸い角を形成する。凹部外コーナ面15dは、凹部側面15aを形成した後に凹部側面15aと第1主面11との角を削ることで形成されてもよいし、凹部側面15aよりも先に形成されてもよい。
凹部外コーナ面15dは、断面視において、例えば直線状であってよく、この場合、凹部側面15aおよび第1主面11の両方に対して斜めとされる。尚、凹部外コーナ面15dは、断面視において、曲線状部分、直線状部分の少なくとも一方を含めばよい。
研削工程S11では、例えばマシニングセンターなどの研削機が用いられる。研削機は、ガラス板の研削に用いられる一般的なものであるので、説明を省略する。
次に、研磨工程S12について説明する。研磨工程完了時のガラス板10の形状は、研削工程完了時のガラス板10の形状と同様であるので、図示を省略する。
研磨工程S12では、凹部15の表面を研磨する。研削工程S11において生じた傷などが除去できる。「研磨」とは、遊離砥粒で表面を除去することを意味する。遊離砥粒としては、セリア砥粒、ジルコニア砥粒、シリカ砥粒、炭化珪素砥粒、アルミナ砥粒などが用いられる。遊離砥粒は、研磨液に混ぜられ、スラリーの形態で研磨工具とガラス板との間に供給される。研磨工具は、例えば研磨パッドであって、ポリウレタン、スエード、不織布などで形成される。
研磨工程S12の詳細、および研磨工程S12で用いられる研磨機の詳細は、後述する。
次に、図4を参照してメサ部形成工程S13について説明する。図4は、図1のメサ部形成工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。
メサ部形成工程S13では、ガラス板10の第2主面12に、周囲が段差で囲まれるメサ(mesa)部13を形成する。メサ部13は、図12に示すように平面視において凹部底面15bよりも小さく、凹部底面15bからはみ出さないように形成される。メサ部13の表面13aは、インプリント用の凹凸パターンの形成面である。メサ部13の表面13aの形状は、図12では長方形であるが、円形、楕円形、多角形などでもよい。なお、メサ部はなくてもよい。
メサ部形成工程S13では、ガラス板10の第2主面12にエッチングマスクを形成し、エッチングマスクを用いてエッチングを行うことによりメサ部13を形成する。
次に、図5を参照して、エッチング保護膜形成工程S14について説明する。図5は、図1のエッチング保護膜形成工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。
エッチング保護膜形成工程S14では、凹凸パターンの形成用のエッチング保護膜51を形成する。エッチング保護膜51は、メサ部形成後のガラス板10の第2主面12全体に形成されてよい。
エッチング保護膜形成工程S14は、メサ部形成工程S13の後に行われる。
エッチング保護膜51は、クロムまたはクロム化合物で形成されてよい。エッチング保護膜51は、多層膜であってもよく、例えばクロムまたはクロム化合物の薄膜と、タンタルまたはタンタル化合物の薄膜とで構成されてもよい。タンタルまたはタンタル化合物の薄膜の代わりに、ケイ素またはケイ素化合物の薄膜が用いられてもよい。エッチング保護膜51は、例えばスパッタリング法で形成される。
メサ部13および凹部15が形成されたガラス板10とエッチング保護膜51とで、モールド製造用構造体が構成される。尚、モールド製造用構造体は、メサ部13および凹部15が形成されたガラス板10のみで構成されてもよい。
尚、本実施形態のエッチング保護膜形成工程S14は、凹凸パターン形成工程S15とは別の工程であるが、凹凸パターン形成工程S15の一部であってもよい。また、エッチング保護膜51は、レジスト膜を含んでもよく、この場合、凹凸パターン形成工程S15において、レジスト膜形成工程は不要である。
次に、図6〜図11を参照して、凹凸パターン形成工程S15について説明する。図6は、図1の凹凸パターン形成工程のうちのレジスト膜形成工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。図7は、図1の凹凸パターン形成工程のうちの開口パターン形成工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。図8は、図1の凹凸パターン形成工程のうちの1次エッチング工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。図9は、図1の凹凸パターン形成工程のうちのレジスト膜除去工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。図10は、図1の凹凸パターン形成工程のうちの2次エッチング工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。図11は、図1の凹凸パターン形成工程のうちのエッチング保護膜除去工程完了時のガラス板の形状を示す断面図である。
凹凸パターン形成工程S15では、例えば図6〜図11に示すように、メサ部13の表面13aに、インプリント用の凹凸パターンを形成する。凹凸パターン形成工程S15は、レジスト膜形成工程、開口パターン形成工程、1次エッチング工程、レジスト膜除去工程、2次エッチング工程、およびエッチング保護膜除去工程を有する。
図6に示すように、レジスト膜形成工程では、エッチング保護膜51の上にレジスト膜52を成膜する。レジスト膜52は、本実施形態ではポジ型であるが、ネガ型でもよい。レジスト膜52は、例えばスピンコート法で形成される。
図7に示すように、開口パターン形成工程では、凹凸パターンに対応する開口パターンをレジスト膜52に形成する。レジスト膜52の開口パターンは、フォトリソグラフィ法、電子線リソグラフィ法、インプリント法などで形成される。インプリント法で開口パターンを形成する場合、レジスト膜形成工程において、インクジェット法などでレジスト液の液滴をドット状に塗布してもよい。
図8に示すように、1次エッチング工程では、開口パターン付きのレジスト膜52を用いて、エッチング保護膜51のエッチングを行う。エッチングは、ドライエッチング、ウェットエッチングのいずれでもよい。レジスト膜52の開口パターンに対応する開口パターンがエッチング保護膜51に形成される。
図9に示すように、レジスト膜除去工程では、不要になったレジスト膜52を除去する。
図10に示すように、2次エッチング工程では、開口パターン付きのエッチング保護膜51をエッチングマスクとして用いて、ガラス板10のエッチングを行う。エッチングは、ドライエッチング、ウェットエッチングのいずれでもよい。エッチング保護膜51の開口パターンに対応する凹凸パターンがメサ部13の表面13aに形成される。
図11に示すように、エッチング保護膜除去工程では、不要になったエッチング保護膜51を除去する。
このようにして、図12に示す凹凸パターン付きのガラス板10が得られる。凹凸パターン付きのガラス板10は、モールドとして用いられる。モールドの凹凸パターンは、多種多様であってよく、図12に示すラインアンドスペースのパターンに限定されない。
図13は、本発明の一実施形態によるモールドを用いたインプリント方法を示す図である。インプリント方法は、モールドとしてのガラス板10と基材60との間に転写材70を挟み、ガラス板10の凹凸パターンを転写材70に転写する。転写材70の凹凸パターンは、ガラス板10の凹凸パターンが略反転したものとなる。
基材60としては、例えばシリコンウエハが用いられる。シリコンウエハは素子、回路、端子などが形成されたものであってよく、シリコンウエハに形成された素子などに転写材70が塗布されてよい。尚、基材60として、ガラス板、セラミック板、樹脂板、金属板などが用いられてもよい。
転写材70としては、例えば光硬化性樹脂が用いられる。光硬化性樹脂は、光インプリント法に用いられる一般的なものが使用できる。
転写材70は、液体の状態でガラス板10と基材60との間に挟まれ、その状態で固化される。固化の方法は、転写材70の種類に応じて適宜選択される。転写材70が光硬化性樹脂の場合、光(例えば紫外線)が用いられる。
光硬化性樹脂は、光の照射によって液体から固体に変化する。光硬化性樹脂は非ニュートン流体や粘弾性を有する液体であってもよい。光は、ガラス板10を透過して転写材70に照射されてよい。尚、基材60が光透過性を有する場合、基材60側から転写材70に光が照射されてもよく、この場合、ガラス板10は光透過性を有しなくてもよい。ガラス板10と基材60の両側から転写材70に光が照射されてもよい。
光インプリント法では、室温での硬化が可能であり、ガラス板10と基材60との線膨張係数差による歪みが発生しにくく、転写精度が良い。尚、硬化反応の促進のため、光硬化性樹脂は加熱されてもよい。
尚、本実施形態では、光インプリント法が用いられるが、熱インプリント法が用いられてもよい。熱インプリント法の場合、転写材70として、熱可塑性樹脂、または熱硬化性樹脂が用いられる。熱可塑性樹脂は、加熱によって溶融し、冷却によって固化する。熱硬化性樹脂は、加熱によって液体から固体に変化する。熱硬化性樹脂は非ニュートン流体や粘弾性を有する液体であってもよい。
転写材70の固化後、転写材70とガラス板10とが分離される。転写材70を固化してなる凹凸層と、基材60とで構成される製品が得られる。製品の凹凸パターンは、ガラス板10の凹凸パターンが略反転したものである。
図13に示すように、ガラス板10と基材60との間に転写材70を挟む際、ガラス板10に外力を加えることで、蓋部16が弾性的に撓み、メサ部13の表面13aが基材60に向けて凸の曲面に変形される。メサ部13と基材60との間のガスが逃げやすく、ガスの閉じ込めが抑制できる。
メサ部13の表面13aが基材60に向けて凸の曲面に変形するように、例えば、ガラス板10の外周面や凹部底面15bが押圧される。凹部底面15bは、凹部15内に形成されるガス室の気圧で押圧されてよい。
メサ部13の表面13aの変形は、転写材70の固化前に解除されてよく、固化した転写材70とガラス板10とを剥離する際に再び行われてよい。転写材70の外周から中心に向けて順次剥離を行うことができる。
次に、図14を参照して、研磨工程S12で用いられる研磨機の詳細について説明する。図14は、本発明の一実施形態による研磨工程で用いられる研磨機を示す斜視図である。
研磨機は、回転テーブル110、テーブル回転軸111、テーブル回転モータ112、研磨工具120、工具回転軸121、工具回転モータ122、水平移動モータ124、鉛直移動モータ126、流体圧シリンダ128、ノズル130、およびコントローラ140などを有する。
回転テーブル110は、ガラス板10を水平に保持する支持テーブルである。例えば、回転テーブル110は、ガラス板10を真空吸着する。真空吸着前に、ガラス板10と回転テーブル110との位置合わせが行われ、凹部15の中心線と回転テーブル110の中心線とが一致させられる。回転テーブル110の中心線は鉛直方向に平行とされ、回転テーブル110はその中心線を中心に回転自在とされる。
テーブル回転モータ112は、テーブル回転軸111を介して回転テーブル110を回転させる。回転テーブル110の回転数が目標値になるように、コントローラ140がテーブル回転モータ112を制御する。
研磨工具120は、回転テーブル110に対して水平方向および鉛直方向にそれぞれ独立に移動自在とされる。研磨工具120の中心線は、鉛直方向に平行とされ、回転テーブル110の中心線に対して平行とされる。研磨工具120は、その中心線を中心に回転自在とされる。
研磨工具120は、複数種類用意されてよく、研磨の種類に応じて交換されてよい。
工具回転モータ122は、工具回転軸121を介して研磨工具120を回転させる。研磨工具120の回転数が目標値になるように、コントローラ140が工具回転モータ122を制御する。
水平移動モータ124は、水平移動モータ124の回転運動を直線運動に変換するボールねじなどを介して研磨工具120を水平移動させる。研磨工具120は、回転テーブル110の中心線を中心に水平方向に揺動自在とされ、すなわち、一定のストロークで往復移動自在とされる。研磨工具120の水平方向位置が目標位置になるように、コントローラ140が水平移動モータ124を制御する。水平移動モータ124は、研磨工具120を凹部側面15aに押し付け、研磨圧を生じさせることも可能である。
鉛直移動モータ126は、鉛直移動モータ126の回転運動を直線運動に変換するボールねじなどを介して研磨工具120を鉛直移動させる。研磨工具120の鉛直方向位置が目標位置になるように、コントローラ140が鉛直移動モータ126を制御する。鉛直移動モータ126は、研磨工具120を凹部底面15bに押し付け、研磨圧を生じさせることも可能である。
流体圧シリンダ128は、空気圧シリンダ、油圧シリンダのいずれでもよい。流体圧シリンダ128は、研磨工具120を下方向に押圧し、凹部底面15bに押し付ける。凹部底面15bの研磨圧が目標値になるように、コントローラ140が流体圧シリンダ128を制御する。
尚、鉛直移動モータ126があれば、研磨工具120を凹部底面15bに押し付けることが可能であるため、流体圧シリンダ128はなくてもよい。
ノズル130は、遊離砥粒を含むスラリーを研磨工具120に向けて供給する。これにより、研磨工具120とガラス板10との間にスラリーが供給され、ガラス板10が遊離砥粒により研磨される。尚、スラリーは、ノズル130を介さずに、研磨工具120の回転軸の内部に形成される流路を介して、供給されてもよい。
コントローラ140は、メモリなどの記憶部およびCPU(Central Processing Unit)などを有し、記憶部に記憶されたプログラムをCPUに実行させることにより、各種処理を行う。コントローラ140には各種センサが接続されており、各種センサの検出値が目標値になるようにコントローラ140が各種駆動装置を制御する。コントローラ140が制御する駆動装置としては、例えば、テーブル回転モータ112、工具回転モータ122、水平移動モータ124、鉛直移動モータ126、流体圧シリンダ128などが挙げられる。
コントローラ140は、トルクセンサ142を用いて、工具回転モータ122の負荷トルクを監視する。トルクセンサ142は、例えば工具回転モータ122の電流を検出することにより、工具回転モータ122の負荷トルクを検出する。負荷トルクが高いほど、研磨レートが高い。コントローラ140は、工具回転モータ122の負荷トルクの監視結果に基づいて研磨条件を補正してよい。凹部15の形状が補正できる。
次に、図15を参照して、研磨工程S12の詳細について説明する。図15は、本発明の一実施形態による研磨工程S12を示すフローチャートである。研磨工程S12は、コントローラ140による制御下で行われる。
研磨工程S12は、例えば、外コーナ面研磨工程S121、側面研磨工程S122、および底面研磨工程S123を有する。尚、これらの工程の順序は、図15に示す順序に限定されない。例えば、外コーナ面研磨工程S121は、側面研磨工程S122の後であって底面研磨工程S123の前に行われてもよいし、底面研磨工程S123の後に行われてもよい。また、側面研磨工程S122は、底面研磨工程S123の後に行われてもよい。また、後述の通り、底面研磨工程S123において、凹部底面15bと凹部側面15aとを同時に研磨してもよく、この場合、側面研磨工程S122はなくてもよい。
先ず、図16を参照して外コーナ面研磨工程S121について説明する。図16は、図15の外コーナ面研磨工程を示す断面図である。
外コーナ面研磨工程S121では、研磨工具120Aを用いて、凹部外コーナ面15dを研磨する。研磨工具120Aは、図14に示す研磨工具120に代えて用いられる。研磨工具120Aは、凹部外コーナ面15dの研磨時に、凹部側面15aに接触してもよいが、図16に示すように凹部側面15aに接触しなくてもよい。
外コーナ面研磨工程S121では、凹部15の中心線を中心にガラス板10を回転させると共に、研磨工具120Aを自転させながら凹部外コーナ面15dにあてることにより、凹部外コーナ面15dの研磨を行う。例えば、外コーナ面研磨工程S121では、回転テーブル110を回転させることによりガラス板10自体を回転させ、第1主面11に対して垂直な工具回転軸121を中心に研磨工具120Aを自転させながら、研磨工具120Aを凹部外コーナ面15dに接触させ研磨する。
外コーナ面研磨工程S121では、研磨工具120Aの回転軸に対して平行な方向(図16では上下方向)における研磨工具120Aとガラス板10との相対位置を変えながら研磨してもよい。研磨工具120Aとガラス板10のどちらを移動させてもよいし、両方を移動させてもよい。このとき、研磨工具120Aが凹部外コーナ面15dから離れないように、研磨工具120Aの回転軸に対して垂直な方向(図16では左右方向)における研磨工具120Aとガラス板10との相対位置を変える。研磨工具120Aとガラス板10とを相対的に揺動させてよい。
研磨工具120Aの回転軸に対して平行な方向における研磨工具120Aとガラス板10との相対位置を変えながら研磨することにより、下記(1A)〜(5A)の効果が得られる。(1A)研磨工具120Aの外周に欠陥がある場合に、欠陥のガラス板10への転写が抑制できる。(2A)外コーナ面15dの形状が修正できる。(3A)研磨工具120Aの偏磨耗が抑制でき、研磨工具120Aの寿命が長い。(4A)遊離砥粒を含むスラリーが研磨工具120Aとガラス板10との間に入り込みやすく、研磨レートが向上でき、また、傷の発生が抑制できる。(5A)研磨工具120Aとガラス板10との間に異物が侵入した場合に、その間から異物が抜け出やすく、傷の発生が抑制できる。
尚、本実施形態では、工具回転軸121が第1主面11に対して垂直とされるが、斜めとされてもよい。そのような場合としては、例えば、本実施形態と同様に、断面視において、凹部外コーナ面15dが第1主面11に対して斜めとされる場合が挙げられる。この場合も、研磨工具120Aの回転軸に対して平行な方向における研磨工具120Aとガラス板10との相対位置を変えながら研磨することで、上記(1A)〜(5A)の効果が得られる。
外コーナ面研磨工程S121では、凹部外コーナ面15dの研磨を終了する際に、研磨工具120Aを自転させながら、研磨工具120Aと凹部外コーナ面15dとを離す。その後、研磨工具120Aの自転が停止される。研磨工具120Aの自転の停止時に、研磨工具120Aと凹部外コーナ面15dとが離れているため、研磨工具120Aの自転の停止による傷の発生が防止できる。よって、凹部外コーナ面15dの傷が低減でき、その結果、傷に入り込む異物による洗浄槽汚染が低減できる。尚、研磨工具120Aの自転の停止時に、研磨工具120Aと凹部外コーナ面15dとが離れているため、研磨工具120Aが傷に異物を押し込むことも防止できる。
この効果は、凹部15が非貫通穴である場合に顕著である。この場合、洗浄槽汚染の原因となりうるスラリーや研磨屑が、凹部15内に溜まりやすく、傷に入り込みやすいためである。凹部15の深さHは、研磨工程S12の完了時に、例えば1mm以上、好ましくは2mm以上、より好ましくは3mm以上である。尚、凹部15は非貫通穴であるため、凹部15の深さHはガラス板10の厚さよりも小さい。凹部15の深さHは、研磨工程S12の前後でほとんど同じである。
外コーナ面研磨工程S121では、凹部外コーナ面15dの研磨を終了する際に、凹部15の中心線を中心にガラス板10を回転させると共に、研磨工具120Aを自転させながら、研磨工具120Aと凹部外コーナ面15dとを離す。その後、研磨工具120Aの自転、およびガラス板10の回転が停止される。ガラス板10の回転の停止時に、研磨工具120Aと凹部外コーナ面15dとが離れているため、ガラス板10の回転の停止による傷の発生が防止できる。よって、凹部外コーナ面15dの傷がさらに低減でき、傷に入り込む異物による洗浄槽汚染がさらに低減できる。
外コーナ面研磨工程S121では、研磨工具120Aと凹部外コーナ面15dとを離すため、研磨工具120Aを移動させてよい。研磨工具120Aは、水平方向、鉛直方向、またはその両方向に移動される。この間、研磨工具120Aの回転数、回転テーブル110の回転数は、一定とされるが、変更されてもよい。
尚、本実施形態の研磨機は、外コーナ面研磨工程S121では、研磨工具120Aと凹部外コーナ面15dとを離すため、研磨工具120Aを移動させるが、回転テーブル110を移動させてもよく、研磨工具120Aと回転テーブル110の両方を移動させてもよい。
次に、図17を参照して側面研磨工程S122について説明する。図17は、図15の側面研磨工程を示す断面図である。
側面研磨工程S122では、研磨工具120Bを用いて、凹部側面15aを研磨する。研磨工具120Bは、図14に示す研磨工具120に代えて用いられる。研磨工具120Bは、凹部側面15aだけでなく、凹部内コーナ面15cを研磨してもよい。研磨工具120Bは、凹部底面15bに接触してもよく、凹部底面15bを僅かに研磨してもよい。
側面研磨工程S122では、凹部15の中心線を中心にガラス板10を回転させると共に、研磨工具120Bを自転させながら凹部側面15aにあてることにより、凹部側面15aの研磨を行う。例えば、側面研磨工程S122では、回転テーブル110を回転させることによりガラス板10自体を回転させ、凹部底面15bに対して垂直な工具回転軸121を中心に研磨工具120Bを自転させながら、研磨工具120Bを凹部側面15aに接触させ研磨する。ここで、「垂直」とは、85〜95°の範囲をいう。研磨工具120Bにおける凹部底面15bとの対向面120Baは、図17に示すように平らなものでもよいが、回転中心が外縁よりも凹んでいるものでもよい。後者の場合、研磨工具120Bと凹部底面15bとの接触面積が小さく、凹部底面15bの研磨量が抑制できる。対向面120Baの凹みの深さは、回転中心において、好ましくは0.1〜5mm、より好ましくは0.1〜1mmである。
側面研磨工程S122では、研磨工具120Bの回転軸に対して平行な方向(図17では上下方向)における研磨工具120Bとガラス板10との相対位置を変えながら研磨してもよい。研磨工具120Bとガラス板10のどちらを移動させてもよいし、両方を移動させてもよい。研磨工具120Bとガラス板10とを相対的に揺動させてよい。
研磨工具120Bの回転軸に対して平行な方向における研磨工具120Bとガラス板10との相対位置を変えながら研磨することにより、下記(1B)〜(5B)に記載の効果が得られる。(1B)研磨工具120Bの外周に欠陥がある場合に、欠陥のガラス板10への転写が抑制できる。(2B)凹部側面15aの形状が修正できる。(3B)研磨工具120Bの偏磨耗が抑制でき、研磨工具120Bの寿命が長い。(4B)遊離砥粒を含むスラリーが研磨工具120Bとガラス板10との間に入り込みやすく、研磨レートが向上でき、また、傷の発生が抑制できる。(5B)研磨工具120Bとガラス板10との間に異物が侵入した場合に、その間から異物が抜け出やすく、傷の発生が抑制できる。
尚、本実施形態では、工具回転軸121が凹部底面15bに対して垂直とされるが、斜めとされてもよい。そのような場合としては、例えば、断面視において、凹部側面15aが凹部底面15bに対して斜めとされる場合が挙げられる。この場合も、研磨工具120Bの回転軸に対して平行な方向における研磨工具120Bとガラス板10との相対位置を変えながら研磨することで、上記(1B)〜(5B)の効果が得られる。
研磨工具120Bは、略円柱状であるが、その形状は特に限定されない。例えば、研磨工具120Bは略円錐台状でもよい。そのような場合としては、例えば、凹部側面15aが略円錐台状の場合が挙げられる。この場合、工具回転軸121は凹部底面15bに対して垂直とされる。この場合も、研磨工具120Bの回転軸に対して平行な方向における研磨工具120Bとガラス板10との相対位置を変えながら研磨することで、上記(1B)〜(5B)の効果が得られる。
側面研磨工程S122では、研磨工具120Bの回転軸に対して平行な方向における研磨工具120Bとガラス板10との相対位置を変えると共に、研磨工具120Bの回転軸に対して垂直な方向における研磨工具120Bとガラス板10との相対位置を変えながら研磨してもよい。そのような場合としては、凹部内コーナ面15cを研磨する場合が挙げられる。
尚、側面研磨工程S122では、凹部内コーナ面15cを研磨するため、研磨工具120Bの回転軸に対して平行な方向における研磨工具120Bとガラス板10との相対位置を変えることで、研磨工具120Bを凹部内コーナ面15cの形状に弾性的に変形させてもよい。
側面研磨工程S122では、凹部側面15aの研磨を終了する際に、研磨工具120Bを自転させながら、研磨工具120Bと凹部側面15aとを離す。その後、研磨工具120Bの自転が停止される。研磨工具120Bの自転の停止時に、研磨工具120Bと凹部側面15aとが離れているため、研磨工具120Bの自転の停止による傷の発生が防止できる。よって、凹部側面15aの傷が低減でき、その結果、傷に入り込む異物による洗浄槽汚染が低減できる。尚、研磨工具120Bの自転の停止時に、研磨工具120Bと凹部側面15aとが離れているため、研磨工具120Bが傷に異物を押し込むことも防止できる。
この効果は、凹部15が非貫通穴である場合に顕著である。この場合、洗浄槽汚染の原因となりうるスラリーや研磨屑が、凹部15内に溜まりやすく、傷に入り込みやすいためである。
側面研磨工程S122では、凹部側面15aの研磨を終了する際に、凹部15の中心線を中心にガラス板10を回転させると共に研磨工具120Bを自転させながら、研磨工具120Bと凹部側面15aとを離す。その後、研磨工具120Bの自転、およびガラス板10の回転が停止される。ガラス板10の回転の停止時に、研磨工具120Bと凹部側面15aとが離れているため、ガラス板10の回転の停止による傷の発生が防止できる。よって、凹部側面15aの傷がさらに低減でき、傷に入り込む異物による洗浄槽汚染がさらに低減できる。
側面研磨工程S122では、研磨工具120Bと凹部側面15aとを離すため、研磨工具120Bを移動させてよい。研磨工具120Bは、水平方向、鉛直方向、またはその両方向に移動される。この間、研磨工具120Bの回転数、回転テーブル110の回転数は、一定とされるが、変更されてもよい。
尚、本実施形態の研磨機は、側面研磨工程S122では、研磨工具120Bと凹部側面15aとを離すため、研磨工具120Bを移動させるが、回転テーブル110を移動させてもよく、研磨工具120Bと回転テーブル110の両方を移動させてもよい。
次に、図18を参照して底面研磨工程S123について説明する。図18は、図15の底面研磨工程を示す断面図である。
底面研磨工程S123では、研磨工具120Cを用いて、凹部底面15bを研磨する。研磨工具120Cは、図14に示す研磨工具120に代えて用いられる。研磨工具120Cは、凹部底面15bだけでなく、凹部内コーナ面15cを研磨してもよい。研磨工具120Cは、凹部側面15aを研磨しなくてもよいし、凹部側面15aを研磨してもよい。後者の場合、側面研磨工程S122はなくてもよい。
底面研磨工程S123では、凹部15の中心線を中心にガラス板10を回転させると共に、研磨工具120Cを自転させながら凹部底面15cにあてることにより、凹部底面15cの研磨を行う。例えば、底面研磨工程S123では、回転テーブル110を回転させることによりガラス板10自体を回転させ、凹部底面15bに対して垂直な工具回転軸121を中心に研磨工具120Cを自転させながら、研磨工具120Cを凹部底面15bに接触させ研磨する。
底面研磨工程S123では、研磨工具120Cの回転軸に対して垂直な方向(図18では左右方向)における研磨工具120Cとガラス板10との相対位置を変えながら研磨してもよい。研磨工具120Cとガラス板10のどちらを移動させてもよいし、両方を移動させてもよい。研磨工具120Cとガラス板10とを相対的に揺動させてよい。
研磨工具120Cの回転軸に対して垂直な方向における研磨工具120Cとガラス板10との相対位置を変えながら研磨することにより、下記(1C)〜(5C)に記載の効果が得られる。(1C)研磨工具120Cにおける凹部底面15bとの対向面に欠陥がある場合に、欠陥のガラス板10への転写が抑制できる。(2C)凹部底面15bの形状が修正できる。(3C)研磨工具120Cの偏磨耗が抑制でき、研磨工具120Cの寿命が長い。(4C)遊離砥粒を含むスラリーが研磨工具120Cとガラス板10との間に入り込みやすく、研磨レートが向上でき、また、傷の発生が抑制できる。(5C)研磨工具120Cとガラス板10との間に異物が侵入した場合に、その間から異物が抜け出やすく、傷の発生が抑制できる。
研磨工具120Cにおける凹部底面15bとの対向面120Caの直径D(以下、単に研磨工具120Cの直径Dという)が小さいほど、研磨工具120Cにおける凹部底面15bとの接触面積が小さい。凹部底面15bの部分的な研磨が可能であり、凹部底面15bの形状修正が容易である。また、研磨工具120Cの直径Dが小さいほど、遊離砥粒を含むスラリーが凹部底面15bに広がりやすい。
研磨工具120Cの直径Dが大きいほど、研磨速度が大きくなる。また、研磨工具120Cの直径Dは、凹部内コーナ面15cと凹部側面15aとの円環状の境界線の半径Rよりも小さくてよい。研磨工具120Cの直径Dが上記境界線の半径R以上の場合と異なり、凹部底面15bの中心部が研磨工具120Cと常時接触せずに済むため、ガラス板10や研磨工具120Cの偏磨耗が抑制でき、ガラス板10における欠陥の発生が抑制できる。
前述の通り、底面研磨工程S123では、回転テーブル110を回転させ、研磨工具120Cを自転させながら、さらに、研磨工具120Cとガラス板10とを、研磨工具120Cの回転軸に対して垂直な方向に相対的に揺動させてよい。例えば、底面研磨工程S123では、研磨工具120Cをその回転軸に対して垂直な方向に揺動させてよい。
研磨工具120Cが凹部底面15bの中心を中心に直線的に揺動される場合、そのストローク(片道の距離)は研磨工具120Cの直径Dよりも大きくてよい。凹部底面15bの中心部が研磨工具120Cと常時接触せずに済むため、ガラス板10や研磨工具120Cの偏磨耗が抑制でき、ガラス板10における欠陥の発生が抑制できる。
また、研磨工具120Cが凹部底面15bの中心を中心に直線的に揺動される場合、そのストロークは、上記境界線の直径(2×R)と研磨工具120Cの直径Dとの差(2×R−D)よりも小さくてよい。研磨工具120Cが凹部側面15aに当たらずに済む。
研磨工具120Cが凹部底面15bの中心を中心に直線的に揺動される場合、研磨工具120Cの揺動の速さは区間ごとに変更されてよい。各揺動端には、方向転換のための増減速区間が設定される。そうして、増減速区間同士の間には、揺動中心から揺動端に向かって複数の等速区間が設定されてよい。例えば、増減速区間同士の間には、揺動中心から揺動端に向かって、第1等速区間、第2等速区間が設定されてよい。尚、増減速区間以外の場所において、研磨工具120Cの速さは一定であってもよい。
底面研磨工程S123では、研磨工具120Cの回転軸に対して垂直な方向における研磨工具120Cとガラス板10との相対位置を変えると共に、研磨工具120Cの回転軸に対して平行な方向における研磨工具120Cとガラス板10との相対位置を変えながら研磨してもよい。そのような場合としては、凹部内コーナ面15cを研磨する場合が挙げられる。
尚、底面研磨工程S123では、凹部内コーナ面15cを研磨するため、研磨工具120Cの回転軸に対して垂直な方向における研磨工具120Cとガラス板10との相対位置を変えることで、研磨工具120Cを凹部内コーナ面15cの形状に弾性的に変形させてもよい。
底面研磨工程S123では、凹部底面15bの研磨を終了する際に、研磨工具120Cを自転させながら、研磨工具120Cと凹部底面15bとを離す。その後、研磨工具120Cの自転が停止される。研磨工具120Cの自転の停止時に、研磨工具120Cと凹部底面15bとが離れているため、研磨工具120Cの自転の停止による傷の発生が防止できる。よって、凹部底面15bの傷が低減でき、その結果、傷に入り込む異物による洗浄槽汚染が低減できる。尚、研磨工具120Cの自転の停止時に、研磨工具120Cと凹部底面15bとが離れているため、研磨工具120Cが傷に異物を押し込むことも防止できる。
この効果は、凹部15が非貫通穴である場合に顕著である。この場合、洗浄槽汚染の原因となりうるスラリーや研磨屑が、凹部15内に溜まりやすく、傷に入り込みやすいためである。
研磨工具120Cで凹部底面15bを研磨するときの研磨圧は、例えば1Pa〜1MPa、好ましくは1kPa〜100kPaである。
研磨工具120Cと凹部底面15bとを離すときの研磨圧の降圧速度は、例えば1000Pa/msec以下、好ましくは500Pa/msec以下、より好ましくは100Pa/msec以下である。
底面研磨工程S123では、凹部底面15bの研磨を終了する際に、凹部15の中心線を中心にガラス板10を回転させると共に、研磨工具120Cを自転させながら、研磨工具120Cと凹部底面15bとを離す。その後、研磨工具120Cの自転、およびガラス板10の回転が停止される。ガラス板10の回転の停止時に、研磨工具120Cと凹部底面15bとが離れているため、ガラス板10の回転の停止による傷の発生が防止できる。よって、凹部底面15bの傷がさらに低減でき、傷に入り込む異物による洗浄槽汚染がさらに低減できる。
底面研磨工程S123では、研磨工具120Cと凹部底面15bとを離すため、研磨工具120Cを移動させてよい。研磨工具120Cは、鉛直方向に移動される。この間、研磨工具120Cの回転数、回転テーブル110の回転数は、一定とされるが、変更されてもよい。
尚、本実施形態の研磨機は、底面研磨工程S123では、研磨工具120Cと凹部底面15bとを離すため、研磨工具120Cを移動させるが、回転テーブル110を移動させてもよく、研磨工具120Cと回転テーブル110の両方を移動させてもよい。
また、底面研磨工程S123において、凹部底面15bと凹部側面15aとを同時に研磨する場合は、研磨工具120Cを凹部側面15aから離した後、研磨工具120Cを凹部底面15bから離し、研磨を終了することが好ましい。
[実施例1]
実施例1では、第1主面、第2主面および端面が研磨されたガラス板を50枚用意し、各ガラス板の第1主面の中心に円形の非貫通穴を形成し、非貫通穴の表面を研磨機で研磨し、モールド製造用構造体を作製した。
ガラス板としては、合成石英で矩形状に形成されたものを用意した。そのガラス板の寸法は、縦が152mm、横が152mm、厚さが6.35mmであった。
研削工程では、ダイヤモンド砥粒の砥石を取り付けたマシニングセンターを用いて非貫通穴を形成した。非貫通穴の深さは5.21mm、非貫通穴の直径は63.98mmであった。
研磨工程では、ガラス板を固定する回転テーブルを10rpmの回転数で自転させると共に、回転数1000rpmで自転する直径35mm、高さ30mmの羊毛フェルトバフを非貫通穴の底面や側面に押し当てた。非貫通穴の底面の研磨圧を10kPaとする研磨を60分間行った後、回転テーブルを自転させ、かつ羊毛フェルトバフを自転させながら非貫通穴の側面から離し、続いて非貫通穴の底面から離した。その後、回転テーブルの自転および羊毛フェルトバフの自転を停止させた。非貫通穴の底面から羊毛フェルトバフを離すときの研磨圧の降圧速度は100Pa/msecであった。研磨工程後、非貫通穴の深さは5.35mm、非貫通穴の直径は70mmであった。
[実施例2]
実施例2では、非貫通穴の底面から羊毛フェルトバフを離すときの研磨圧の降圧速度が500Pa/msecである以外は、実施例1と同様にしてモールド製造用構造体を作製した。
[実施例3]
実施例3では、非貫通穴の底面を研磨するときの研磨圧が5kPaである以外は、実施例1と同様にしてモールド製造用構造体を作製した。
[実施例4]
実施例4では、ガラス板としてチタンドープ石英で形成されたものを用意した以外は、実施例1と同様にしてモールド製造用構造体を作製した。
[比較例1]
比較例1では、非貫通穴の底面に10kPaの圧力で羊毛フェルトバフを押し付けたまま、回転テーブルの自転および羊毛フェルトバフの自転を停止させた以外は、実施例1と同様にしてモールド製造用構造体を作製した。
[評価]
実施例1〜4および比較例1で作製したモールド製造用構造体の洗浄槽汚染評価を行った。具体的には、モールド製造用構造体を評価用基板と共にバッチ式の洗浄機の浴槽内で洗浄し、洗浄後の評価用基板におけるモールド製造用構造体との対向面に付着する欠点の数をレーザーテック社の欠陥検査装置M6641Sを用いて測定した。
測定結果を表1に示す。表1において、欠点の数は50枚の平均値である。
Figure 2016046325
表1から明らかなように、実施例1〜4では、回転テーブルを自転させ、かつ羊毛フェルトバフを自転させながら、羊毛フェルトバフと非貫通穴の底面とを離したため、洗浄槽汚染による欠点の数が少なかった。
以上、モールドの製造方法、モールド製造用構造体の製造方法の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態などに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
例えば、上記実施形態のモールドやモールド製造用構造体は、メサ部13を有するが、メサ部13を有しなくてもよい。ガラス板10の第2主面12には段差がなくてもよく、段差のない平坦な第2主面12にインプリント用のモールドの凹凸パターンが形成されてもよい。
また、上記実施形態の底面研磨工程S123では、平面視において、研磨工具120Cが直線的に揺動されるが、2次元的に移動されてもよく、例えばジグザグに移動されてもよい。この場合、水平移動モータ124が複数用いられてよい。
また、上記実施形態の外コーナ面研磨工程S121、側面研磨工程S122、および底面研磨工程S123では、凹部15の中心線を中心にガラス板10を回転させるが、ガラス板10を回転させなくてもよい。代わりに、凹部15の中心線を中心に研磨工具を回転させてよい。また、凹部15の中心線を中心にガラス板10を回転させると共に、凹部15の中心線を中心に研磨工具を回転させてもよい。
10 ガラス板
11 第1主面
12 第2主面
15 凹部
15a 凹部側面
15b 凹部底面
15c 凹部内コーナ面
15d 凹部外コーナ面
16 蓋部
51 エッチング保護膜
52 レジスト膜
60 基材
70 転写材
110 回転テーブル
112 テーブル回転モータ
120 研磨工具
122 工具回転モータ
124 水平移動モータ
126 鉛直移動モータ
128 流体圧シリンダ
130 ノズル
140 コントローラ

Claims (10)

  1. ガラス板の主面を研削して凹部を形成する研削工程と、前記凹部の表面を研磨する研磨工程とを有する、モールド製造用構造体の製造方法であって、
    前記凹部は、前記主面からの深さが1mm以上の非貫通穴であり、
    前記研磨工程は、研磨工具を自転させながら前記凹部の所定面にあてることにより、前記所定面の研磨を行う工程を有し、
    当該工程を終了する際に、前記研磨工具を自転させながら、前記研磨工具と前記凹部の前記所定面とを離す工程を有する、モールド製造用構造体の製造方法。
  2. 前記研磨工程は、前記凹部の中心線を中心に前記ガラス板を回転させると共に、前記研磨工具を自転させながら前記所定面にあてることにより、前記所定面の研磨を行う工程を有し、
    当該工程を終了する際に、前記凹部の中心線を中心に前記ガラス板を回転させると共に前記研磨工具を自転させながら、前記研磨工具と前記所定面とを離す、請求項1に記載のモールド製造用構造体の製造方法。
  3. 前記研磨工程は、前記凹部の中心線を中心に前記研磨工具を回転させると共に、前記研磨工具を自転させながら前記所定面にあてることにより、前記所定面の研磨を行う工程を有し、
    当該工程を終了する際に、前記凹部の中心線を中心に前記研磨工具を回転させると共に前記研磨工具を自転させながら、前記研磨工具と前記所定面とを離す、請求項1または2に記載のモールド製造用構造体の製造方法。
  4. 前記所定面が前記凹部の底面である、請求項1〜3のいずれかに記載のモールド製造用構造体の製造方法。
  5. 前記研磨工具と前記凹部の底面とを離すときの研磨圧の降圧速度が1000Pa/msec以下である、請求項4に記載のモールド製造用構造体の製造方法。
  6. ガラス板の主面を研削して凹部を形成する研削工程と、前記凹部の表面を研磨する研磨工程と、前記ガラス板に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成工程とを有する、モールドの製造方法であって、
    前記凹部は、前記主面からの深さが1mm以上の非貫通穴であり、
    前記研磨工程は、研磨工具を自転させながら前記凹部の所定面にあてることにより、前記所定面の研磨を行う工程を有し、
    当該工程を終了する際に、前記研磨工具を自転させながら、前記研磨工具と前記凹部の前記所定面とを離す工程を有する、モールドの製造方法。
  7. 前記研磨工程は、前記凹部の中心線を中心に前記ガラス板を回転させると共に、前記研磨工具を自転させながら前記所定面にあることにより、前記所定面の研磨を行う工程を有し、
    当該工程を終了する際に、前記凹部の中心線を中心に前記ガラス板を回転させると共に前記研磨工具を自転させながら、前記研磨工具と前記所定面とを離す、請求項6に記載のモールドの製造方法。
  8. 前記研磨工程は、前記凹部の中心線を中心に前記研磨工具を回転させると共に、前記研磨工具を自転させながら前記所定面にあてることにより、前記所定面の研磨を行う工程を有し、
    当該工程を終了する際に、前記凹部の中心線を中心に前記研磨工具を回転させると共に前記研磨工具を自転させながら、前記研磨工具と前記所定面とを離す、請求項6または7に記載のモールドの製造方法。
  9. 前記所定面が前記凹部の底面である、請求項6〜8のいずれかに記載のモールドの製造方法。
  10. 前記研磨工具と前記凹部の底面とを離すときの研磨圧の降圧速度が1000Pa/msec以下である、請求項9に記載のモールドの製造方法。
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