JP2016046265A - 珪素濃度測定装置、半導体用エッチング処理装置、及び珪素濃度測定方法 - Google Patents

珪素濃度測定装置、半導体用エッチング処理装置、及び珪素濃度測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】四弗化珪素ガスを発生させる必要がなく、かつ燐酸溶液の酸性度を調整することを必要としない珪素濃度測定装置、及び珪素濃度測定方法を提供する。【解決手段】燐酸溶液の珪素濃度dと、燐酸溶液の単位量当たりの微粒子数nの自然対数ln(n)とは、一次比例の関係を有する。そこで、測定装置100は、燐酸溶液を含む液体の微粒子数nを計測する。そして、測定装置100は、計測した微粒子数nの自然対数に基づいて、燐酸溶液の珪素濃度dを算出する。従って、測定装置100は、従来技術のように四弗化珪素ガスを発生させる必要がなく、かつイオン強度調整剤を用いて燐酸溶液の酸性度を調整する必要もなく、希釈後燐酸溶液の単位量当たりの微粒子数の自然対数に基づいて、希釈前の流路1を循環する燐酸溶液の珪素濃度を算出することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体のエッチング処理のために繰り返し使用される燐酸溶液に含まれる珪素の濃度を測定する珪素濃度測定装置、該珪素濃度測定装置を備える半導体用エッチング処理装置、及び珪素濃度測定方法に関する。
従来、例えば半導体ウェーハの薄膜を除去するためにウェットエッチング処理(以下、単にエッチング処理と称す。)を行うことが知られている。従来、エッチング処理は、珪素化合物からなる薄膜を溶解させるために、例えば略160℃に加温された燐酸溶液を必要とすることがある。
また、従来、珪素化合物からなる薄膜が燐酸溶液によって溶解するため、燐酸溶液が繰り返し使用されると、燐酸溶液の珪素濃度が使用毎に増加することが知られている。
エッチング処理の品質は、燐酸溶液の珪素濃度に影響される。例えば、燐酸溶液の珪素濃度が増加すると、エッチングレートは低下する。また、燐酸溶液の珪素濃度が増加すると、酸化珪素からなる薄膜は溶解されにくくなり、かつ窒化珪素からなる薄膜は溶解されやすくなる。さらに、燐酸溶液の珪素濃度が増加すると、燐酸溶液中の珪素成分は、異物として半導体ウェーハ上に析出する。析出した異物は燐酸溶液の循環流路に配設されるフィルタを詰まらせる。従って、燐酸溶液を繰り返し使用するエッチング処理では、品質管理のために燐酸溶液の珪素濃度を測定し、該珪素濃度を管理することが重要である。
そこで、特許文献1に記載の珪素濃度測定装置は、加温された燐酸溶液に弗化珪素酸を添加することによって発生した四弗化珪素ガスを用いて燐酸溶液の珪素濃度を間接的に測定している。より具体的には、特許文献1に記載の珪素濃度測定装置は、発生した四弗化珪素ガスを脱イオン水に通気させることにより、変化した脱イオン水の導電率に基づいて珪素濃度を測定している。
四弗化珪素ガスを発生させて間接的に珪素濃度の測定する方法として、特許文献2に記載の方法は、四弗化珪素ガスに対する赤外吸収測定器の測定結果に基づいて珪素濃度を測定している。
また、特許文献3に記載の珪素濃度測定装置は、燐酸溶液に所定濃度のフッ化物イオンを添加し、燐酸溶液中のフッ化物イオンの濃度を測定することにより、間接的に燐酸溶液の珪素濃度を測定している。特許文献3には、燐酸溶液中のフッ化物イオンの測定のために、イオン強度調整剤を燐酸溶液に添加することが必要である旨が記載されている。
特開2006−134780号公報 特開2013−352097号公報 特開2011−203252号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の方法では、珪素濃度の測定に十分な量の四弗化珪素ガスを発生させることが難しい。例えば、特許文献1に記載の珪素濃度測定装置は、十分な量の四弗化珪素ガスが発生するまでに5分以上の時間を必要とする。
特許文献2に記載の方法は、四弗化珪素ガスを発生させる前に燐酸溶液を5〜50℃に冷却しているため、十分な量の四弗化珪素ガスが発生しにくく、正確に珪素濃度を測定することが出来ない場合がある。
また、特許文献3に記載の珪素濃度測定装置は、比較的に強い酸である燐酸溶液をpH5〜6にするまでに、イオン強度調整剤を十分に添加する必要がある。従って、特許文献3に記載の珪素濃度測定装置は、比較的高額なイオン強度調整剤を多量に必要とし、経済的に珪素濃度を測定することが出来ない。
そこで、本発明は、四弗化珪素ガスを発生させる必要がなく、かつ燐酸溶液の酸性度を調整することを必要としない珪素濃度測定装置、該珪素濃度測定装置を備えた半導体用エッチング処理装置、及び珪素濃度測定方法を提供することにある。
本発明は、半導体のエッチング処理に循環使用される燐酸溶液の珪素濃度を測定する珪素濃度測定装置であって、前記燐酸溶液を含む液体の単位量当たりの微粒子数を計測する計測器と、前記燐酸溶液の一部を前記計測器に供給する第1供給流路と、前記計測器が計測した前記微粒子数の自然対数に基づいて前記珪素濃度を算出する算出部と、を備える。
珪素成分であるシロキサンは、燐酸溶液中に固体の微粒子の状態で存在する。計測器は、測定対象となる燐酸溶液を含む液体に光を照射し、散乱した光の強さに応じて当該液体に含まれる所定の粒径(例えば粒径0.2μm)以上の微粒子数を計測する。
本願発明者は、燐酸溶液を含む液体の単位当たりの微粒子数が燐酸溶液の珪素濃度と所定の関係を有することを見出した。この関係は、単に微粒子数n(個/ml)と珪素濃度(ppm)とが一次比例するものではなく、珪素濃度dが微粒子数nの自然対数ln(n)に一次比例するものである。ただし、lnは、自然対数関数である。
本発明の珪素濃度測定装置は、この所定の関係を利用し、燐酸溶液を含む液体の単位当たりの微粒子数の自然対数から珪素濃度を算出する。従って、本発明の珪素濃度測定装置は、従来技術のように四弗化珪素ガスを発生させる必要がなく、かつイオン強度調整剤を用いて燐酸溶液の酸性度を調整する必要もなく、珪素濃度を測定することができる。
また、珪素濃度測定装置は、前記第1供給流路の途中に前記液体を貯留する測定槽と、弗素化合物を前記測定槽に供給する第2供給流路と、を備え、前記計測器は、前記測定槽に前記液体のみが供給される状態で第1微粒子数を計測し、前記測定層に前記液体及び前記弗素化合物が供給される状態で第2微粒子数を計測し、前記算出部は、前記第1微粒子数と前記第2微粒子数との変化量の自然対数、に基づいて前記珪素濃度を算出してもよい。
測定槽に含まれる燐酸溶液に弗素化合物(例えば弗化水素酸)を添加すると、シロキサンは、弗素化合物との化学反応により、弗化珪素化合物(例えばヘキサフルオロ珪酸)に変化する。弗化珪素化合物(例えばヘキサフルオロ珪酸)は、燐酸溶液に対して溶解性を有するため、燐酸溶液を含む液体への弗素化合物の添加前後で、シロキサンからなる微粒子(例えば粒径0.2μm以上のもの)の数は減少する。
なお、正確には、液体の微粒子数は、シロキサンからなる微粒子数の減少にのみ影響されるのではなく、供給された弗素化合物の微粒子数にも影響を受ける。
本願発明者は、燐酸溶液を含む液体に対して弗素化合物を添加すると、シロキサンからなる微粒子数が変化することに着目し、燐酸溶液を含む液体への弗素化合物の添加前後における、液体の単位量当たりの微粒子数の変化と、燐酸溶液の珪素濃度とが所定の関係を有することを見出した。この関係は、珪素濃度dが、所定量cだけオフセットさせた変化量diffの自然対数ln(diff+c)に一次比例するものである。ただし、変化量diff(個/ml)は、弗素化合物の添加前後における液体の微粒子数の変化量である。
珪素濃度測定装置は、弗素化合物の添加でシロキサンからなる微粒子数が変化することを利用するため、測定対象となる燐酸溶液が比較的に不純物を含んでいても、当該不純物の微粒子数に影響されずに珪素濃度を測定することができる。
同様に、珪素濃度測定装置は、測定対象となる燐酸溶液が微小な気泡を含み、かつ計測器が微小な気泡を微粒子と誤計測してしまう場合でも、弗素化合物によって変化することがない微小な気泡に影響されずに珪素濃度を測定することができる。
前記弗素化合物は、弗化水素酸、弗化水素カリウム、弗化水素アンモニウム、弗化アンモニウム、弗化水素ナトリウムから選択される1以上の化合物である。
弗素化合物を添加することによってシロキサンは水溶性の水和物に変化する。ただし、エッチング処理装置が用いられる半導体工場では、弗化水素酸の供給ラインが利用可能であることが多い。従って、弗素化合物としては、半導体工場で利用しやすい弗化水素酸を用いることが特に望ましい。
また、珪素濃度測定装置は、超純水を前記測定槽に供給する第3供給流路と、前記測定槽に貯留される前記液体を撹拌する撹拌機構と、を備えてもよい。
この構成では、測定対象となる液体の濃度が計測器に適した濃度となり、かつ、均一に微粒子数を計測することができる。
また、珪素濃度測定装置は、前記第1供給流路の途中に設けられ、前記液体を冷却する冷却機構を備えてもよい。
この構成では、超純水は、冷却された燐酸溶液に供給されるため、燐酸溶液中で気化しにくくなる。従って、珪素濃度測定装置は、微粒子であると誤計測される虞がある超純水の気化による気泡を減少させることができる。
また、本発明は、珪素濃度測定装置に限らず、珪素濃度測定装置と、前記燐酸溶液を循環使用して半導体ワークの薄膜に対して前記エッチング処理を行うエッチング処理部と、を備える半導体用エッチング処理装置であってもよい。
また、本発明は、半導体のエッチング処理に循環使用される燐酸溶液の珪素濃度を測定する珪素濃度測定方法、前記燐酸溶液の一部を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出された燐酸溶液を含む液体の単位量当たりの微粒子数を計測する計測ステップと、前記計測ステップで計測された前記微粒子数の自然対数に基づいて前記珪素濃度を算出する算出ステップと、を有する。
この発明は、燐酸溶液を含む液体の単位量当たりの微粒子数を測定し、測定した微粒子数の自然対数から燐酸溶液の珪素濃度を算出するため、従来技術のように四弗化珪素ガスを発生させる必要がなく、かつイオン強度調整剤を用いて燐酸溶液の酸性度を調整する必要もなく、燐酸溶液の珪素濃度を測定することができる。
本発明の実施形態に係る半導体用エッチング処理装置の構成の一部を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る半導体用エッチング処理装置の制御部の動作を示すフローチャートである。 制御部の動作の変形例を示すフローチャートである。 実施例1における液中微粒子数と、珪素濃度との関係を示す図である。 実施例1における液中微粒子数と、珪素濃度との関係を示す図である。 実施例2における液中微粒子数と、珪素濃度との関係を示す図である。 実施例2における液中微粒子数と、珪素濃度との関係を示す図である。 実施例3における液中微粒子数と、珪素濃度との関係を示す図である。 実施例3における液中微粒子数と、珪素濃度との関係を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る半導体用エッチング処理装置200は、測定装置100と、エッチング処理部101と、を備えている。なお、図1において、実線は、流路を示し、点線は、制御部30からの制御信号及びセンサから制御部30への検出信号を示している。
エッチング処理部101は、流路1を備えている。燐酸溶液(HPO)は、例えば略160℃に加温された状態で流路1を循環している。エッチング処理部101は、流路1を循環する燐酸溶液を用いて、半導体ウェーハWに形成された薄膜(珪素化合物を含む)を溶解させるウェットエッチング処理を行う。エッチング処理部101は、エッチング処理に用いた燐酸溶液を流路1に戻す。すなわち、エッチング処理部101は、流路1を循環する燐酸溶液を繰り返し使用する。
測定装置100は、流路1を循環する燐酸溶液の珪素の濃度(ppm)を測定するものである。測定装置100は、サンプリングライン2、熱交換器3、エッチング液受入タンク4、エッチング液供給ライン9、弗素化合物供給ライン12(第2供給流路に相当する。)、超純水供給ライン19、測定槽15、スターラ17、微粒子計測送液ライン21、及び液中微粒子計測器22を備えている。本発明の第1供給流路は、サンプリングライン2、エッチング液供給ライン9、及び微粒子計測送液ライン21で実現されている。
サンプリングライン2は、流路1を循環する燐酸溶液を取得するための流路である。サンプリングライン2は、一端が流路1に接続されている。サンプリングライン2は、流路1からの燐酸溶液の取得を開始又は停止するために、流路途中にバルブを備えている。
サンプリングライン2が取得した燐酸溶液は、熱交換器3を経由する。熱交換器3は、燐酸溶液の熱と、CWS(Cooling Water Supply)の熱とを交換することにより、略160℃の燐酸溶液を5℃〜50℃の範囲までに冷却する。なお、排熱は熱交換器3からCWR(Cooling Water Return)を送水することによって行われる。ただし、燐酸溶液の冷却は、空冷及び熱伝導素子による冷却、等の他の方法で行われてもよい。
熱交換器3を経由した燐酸溶液は、エッチング液受入タンク4に供給される。エッチング液受入タンク4は、例えば200mlの燐酸溶液を貯留可能である。エッチング液受入タンク4内の気体は、燐酸溶液の供給に伴って排気ライン5から排気される。
測定装置100は、レベルセンサ6と、温度センサ7と、を備えている。レベルセンサ6は、エッチング液受入タンク4に貯留された燐酸溶液の量を検出する。温度センサ7は、エッチング液受入タンク4に貯留された燐酸溶液の温度を検出する。測定装置100は、エッチング液受入タンク4に所望液温(5〜50℃)の燐酸溶液を所望量(例えば200ml)貯留する。
エッチング液供給ライン9は、エッチング液受入タンク4に貯留された燐酸溶液を測定槽15に供給するための流路である。エッチング液供給ライン9は、測定槽15への燐酸溶液の供給を開始又は停止するために、流路途中にバルブを備えている。燐酸溶液の測定槽15への供給は、当該バルブを開閉制御することと、パージ用窒素供給ライン10から供給される窒素をキャリアとして用いることと、によって実現される。エッチング液供給ライン9は、測定槽15に供給した燐酸溶液の液量を検出するために、流路途中に流量センサ11を備えている。なお、測定槽15へ供給されず、珪素濃度が測定されない燐酸溶液は、エッチング液受入タンク4から廃液ライン8を介して廃液される。
弗素化合物供給ライン12は、弗素化合物を測定槽15に供給するための流路である。弗素化合物の供給は、弗素化合物供給ライン12に設けられるバルブの開閉制御することと、パージ用窒素供給ライン13から供給される窒素をキャリアとして用いることと、によって実現される。弗素化合物供給ライン12は、化合物を所定量(例えば5ml)だけ測定槽15に供給するために、流路途中に流量センサ14を備えている。
ただし、燐酸溶液と弗素化合物の測定槽15への供給は、窒素をキャリアとして用いる方法に限らず、ポンプによる圧送で行われてもよい。
超純水供給ライン19は、測定槽15に超純水を供給するための流路である。超純水の測定槽15への供給は、超純水供給ライン19の途中に設けられるバルブの開閉制御により実現される。
測定装置100は、レベルセンサ16を備えている。レベルセンサ16は、測定槽15内の液量を検出する。例えば、レベルセンサ16は、測定槽15に超純水が500mlだけ供給されたことを検出する。
スターラ17は、測定槽15の底面に撹拌子18を備えている。スターラ17は、撹拌子18を例えば250rmpで回転させることにより、測定槽15内の液体を撹拌する。
微粒子計測送液ライン21は、一端が測定槽15に接続され、他端が液中微粒子計測器22に接続されている。廃液ライン25は微粒子計測送液ライン21及び液中微粒子計測器22を介してエッチング液受入タンク4に接続されている。廃液ライン25は、流路途中にポンプ23及び流量計24を備えている。
流量計24は、廃液ライン25を流れる液体の量を検出する。ポンプ23の圧力により、測定槽15内の液体は、微粒子計測送液ライン21を介して液中微粒子計測器22に供給される。ポンプ23は、微粒子計測送液ライン21の送液量が所定量で一定となるように、流量計24の計量結果に基づいて動作する。液中微粒子計測器22は、一定量で流れる液体に光を照射し、散乱した光の強さを求めることにより、当該液体の単位当たりの微粒子の数(個/ml)を計測する。微粒子数が計測された液体は、廃液ライン25から廃液される。
半導体用エッチング処理装置200は、上述の構成を統括的に制御する制御部30を備えている。具体的には、制御部30は、各バルブの開閉、エッチング処理部101のエッチング処理、スターラ17の攪拌、及びポンプ23の駆動、の制御を行う。制御部30は、レベルセンサ6,16、流量センサ11,14,21、及び温度センサ7からの検出信号を取得する。ただし、制御部30がエッチング処理部101を制御することは本発明に必須の構成ではない。
制御部30は、燐酸溶液を含む液体の単位量当たりの微粒子数から当該燐酸溶液の珪素濃度を算出するためのパラメータを記憶する記憶部31を備えている。珪素濃度の算出及びパラメータは後述する。
図2に示すように、制御部30は、燐酸溶液の珪素濃度測定のために、まず、超純水の測定槽15への供給処理を行う(S1)。ただし、珪素濃度測定のために、測定槽15は、廃液ライン20から液体が廃液されることにより、予め空(液体が存在しない)の状態になっているものとする。
具体的には、制御部30は、ステップS1において、測定槽15の容量より多い量の超純水が測定槽15に供給されるように、超純水供給ライン9のバルブを開閉制御する。これにより、超純水供給ライン19内及び測定槽15内に粉塵が存在しても、当該粉塵は、測定槽15からあふれ出た超純水と共に超純水供給ライン19及び測定槽15から排出される。そして、制御部30は、測定槽15内の液量が所定量になるまでポンプ23を駆動させて廃液ライン20から超純水を廃液する。制御部30は、超純水の廃液が終わるとポンプ23を停止させる。
次に、制御部30は、燐酸溶液の測定槽15への供給処理を行う(S2)。そして、制御部30は、測定槽15内の液体の撹拌処理を行う(S3)。これにより、燐酸溶液は、超純水で希釈される。以下、超純水で希釈された燐酸溶液を希釈後燐酸溶液と称す。繰り返しエッチング処理に用いられた燐酸溶液には珪素成分であるシロキサンは微粒子の状態で存在する。従って、希釈後燐酸溶液にもシロキサンの微粒子が含まれている。
次に、制御部30は、ポンプ23を駆動制御することにより、測定槽15内の希釈後燐酸溶液を液中微粒子計測器22に送らせつつ、希釈後燐酸溶液の単位量当たりの微粒子数(個/ml)を液中微粒子計測器22に計測させる(S4)。
最後に、制御部30は、液中微粒子計測器22で計測した希釈後燐酸溶液の単位量当たりの微粒子数(個/ml)に基づいて珪素濃度(ppm)を算出する(S5)。
ここで、本願発明者は、測定槽15内の希釈後燐酸溶液の単位量当たりの液体に含まれる微粒子数n(個/ml)と、希釈前の燐酸溶液の珪素濃度dと、が所定の関係を有することを見出した。この関係は、以下の式によって表すことができる。
d=a×ln(n)+b
ただし、lnは、自然対数関数である。
すなわち、珪素濃度dと微粒子数nの自然対数ln(n)とは、傾きaと切片bとによる一次比例の関係を有する。
制御部30は、記憶部31が傾きa及び切片bを予め記憶しているため、ステップS5において、単位量当たりの希釈後燐酸溶液中に含まれる微粒子数nから希釈前燐酸溶液の珪素濃度dを求めることができる。
測定装置100は、従来技術のように四弗化珪素ガスを発生させる必要がなく、かつイオン強度調整剤を用いて燐酸溶液の酸性度を調整する必要もなく、希釈後燐酸溶液の単位量当たりの微粒子数の自然対数に基づいて、希釈前の流路1を循環する燐酸溶液の珪素濃度を算出することができる。
また、一般的に液体の温度が高ければ高いほど当該液体に含まれる気泡が多くなるが、測定装置100は、燐酸溶液を5℃〜50℃の範囲までに冷却してから希釈後燐酸溶液中の単位量当たりの微粒子数を計測する。従って、測定装置100は、液中微粒子計測器22で微粒子であると誤計測される虞がある、超純水の気化による気泡を減少させることができ、より精度高く燐酸溶液を含む液体の微粒子数を計測することができる。
また、測定装置100は、希釈前燐酸溶液の単位量当たりの微粒子数が液中微粒子計測器22の計測可能上限数を超えていても、超純水で燐酸溶液を希釈することにより、希釈後燐酸溶液の単位量当たりの微粒子数を計測可能な値にまで減少させることができる。
また、測定装置100は、希釈後燐酸溶液をスターラ17で撹拌するため、測定槽15内の液体にシロキサンの微粒子がより均一に含まれるようにすることができ、微粒子数の計測のバラつきを抑えることができる。
ただし、ステップS1及びステップS3は、本実施形態において必須の処理ではない。すなわち、測定装置100は、超純水で燐酸溶液を希釈せず、撹拌せずに微粒子数を計測してもよい。この場合、サンプリングライン2が液中微粒子計測器22に直接的に接続される態様であっても構わない。
また、測定装置100は、ステップS2において熱交換器3で冷却していない燐酸溶液を測定槽15に供給してもよい。ただし、希釈前燐酸溶液の微粒子数が少ないことによって液中微粒子計測器22で微粒子数を十分に計測できない場合、測定装置100は、希釈前燐酸溶液を熱交換器3で冷却してシロキサンを微粒子の状態で析出させることによって、微粒子数を増加させることが望ましい。
図3に示すように、制御部30の動作の変形例は、ステップS4以降が図2のフローチャートに示す動作と異なる。
制御部30は、測定槽15内の希釈後燐酸溶液の単位量当たりの微粒子数n1が計測されると(S4)、弗素化合物の測定槽15への供給処理を行い(S41)、測定槽15内の液体を撹拌させた(S42)後に、再度、測定槽15内の燐酸溶液を含む液体の単位量当たりの微粒子数n2を液中微粒子計測器22に計測させる(S43)。そして、制御部30は、微粒子数の変化量diff(微粒子数n1−微粒子数n2)に基づいて珪素濃度dを算出する(S50)。
例えば弗化水素酸(HF)を燐酸溶液に添加すると、弗化水素酸は、以下の式によって表される化学反応を発生させる。
Sin−1(OH)2n+2+6nHF → nHSiF+(3n+1)H
すなわち、シロキサン(Si(OH))は、ヘキサフルオロ珪酸(HSiF)に変化する。ただし、液中のシロキサンは、全てがヘキサフルオロ珪酸に変化せず、一部がヘキサフルオロ珪酸に変化する。
ヘキサフルオロ珪酸は、燐酸溶液に対して溶解性を有するため、微粒子を形成しない。従って、シロキサンを含む燐酸溶液に弗化水素酸を添加すると、液中の単位量当たりの微粒子数は、微粒子を形成するシロキサンが減少するため、減少する。弗化水素酸添加前後における液体の単位量当たりの微粒子数の変化量diffは、ヘキサフルオロ珪酸の生成量が多ければ多いほど、多くなる。変化量diffは、ヘキサフルオロ珪酸の生成量が燐酸溶液の珪素濃度が高ければ高いほど多くなるため、珪素濃度が高ければ高いほど、多くなる。
本願発明者は、変化量diffが希釈前燐酸溶液の珪素濃度dと所定の関係を有することを見出した。この関係は、以下の式によって表すことができる。
d=a×ln(diff+c)+b
すなわち、珪素濃度dと、所定量cオフセットさせた変化量diffの自然対数とは、傾きaと切片bとによる一次比例の関係を有する。
制御部30は、記憶部31が傾きa及び切片bを予め記憶しているため、ステップS50において、変化量diffから珪素濃度dを求めることができる。
測定装置100は、制御部30の動作の変形例においても、従来技術のように四弗化珪素ガスを発生させる必要がなく、かつイオン強度調整剤を用いて燐酸溶液の酸性度を調整する必要もなく、変化量diffの自然対数に基づいて珪素濃度を算出することができる。
また、制御部30の動作の変形例では、燐酸溶液に不純物が多く含まれ、不純物が微粒子として液中微粒子計測器22によって計測されてしまう場合でも、測定装置100は、弗素化合物の添加によってシロキサンからなる微粒子が減少することを利用して珪素濃度を算出する。従って、測定装置100は、不純物が多く含まれる燐酸溶液に対しても、不純物の微粒子数に影響を受けずに燐酸溶液の珪素濃度を測定することができる。
同様に、制御部30の動作の変形例では、測定装置100は、燐酸溶液が微小な気泡を含み、かつ微小な気泡が微粒子として誤計測されてしまう場合でも、弗素化合物により変化しない微小な気泡に影響されずに珪素濃度を測定することができる。
また、弗素化合物は、弗化水素酸に限らず、弗化水素酸、弗化水素カリウム、弗化水素アンモニウム、弗化アンモニウム、弗化水素ナトリウムからなる群から選択される1以上の化合物であってもよい。弗素化合物としてこれら化合物を燐酸溶液に添加すると、シロキサンは、化学変化によって、ヘキサフルオロ珪酸(弗化水素酸)、珪弗化カリウム(弗化水素カリウム)、珪弗化アンモニウム(弗化アンモニウム)、珪弗化ナトリウム(弗化水素ナトリウム)、及びこれらの水和物のいずれかになる。いずれの水和物も燐酸溶液に対して溶解性を有する。ただし、括弧内の物質名は、添加した弗素化合物を示す。ただし、弗化水素酸は、半導体用エッチング処理装置200が用いられる半導体工場で利用可能であることが多く、好適に使用される。
なお、正確には、測定槽15内の液体の微粒子数は、シロキサンが変化することによって減少するのみならず、供給された弗素化合物に含まれる微粒子数によって増加する。しかし、供給された弗素化合物に含まれる微粒子数は、シロキサンの化学変化による微粒子数の変化量に比べて無視できるほど小さい。ただし、シロキサンの化学変化に応じた微粒子数の変化量のみを計測するために、純度がより高い(微粒子が少ない)弗素化合物を測定槽15へ供給することが望ましい。
希釈前燐酸溶液の珪素濃度dと、希釈後燐酸溶液の単位量当たりの微粒子数nの自然対数ln(n)とが、一次比例の関係を有する例として、実施例を用いて説明する。以下、希釈前燐酸溶液の珪素濃度dを単に珪素濃度dと称し、希釈後燐酸溶液の単位量当たりの微粒子数nを単に微粒子数nと称し、微粒子数nの自然対数ln(n)を単に自然対数ln(n)と称す。
(実施例1)
5種類の85wt%の燐酸溶液であって、各珪素濃度dが既知である燐酸溶液を類用いた。それぞれの珪素濃度dは、0ppm、8ppm、19ppm、36ppm、及び63ppmである。
測定装置100は、超純水を測定槽15に500mlだけ供給し(S1)、燐酸溶液を5mlだけ測定槽15に供給した(S2)。そして、測定装置100は、60秒間だけ測定槽15内の希釈後燐酸溶液を撹拌し(S3)、液中微粒子計測器22(リオン社製 KL−28BF)で微粒子数n1を計測した。計測対象とする微粒子は、粒径0.2μm以上のものとした。これにより、計測された微粒子数n1と、既知の珪素濃度dとの5組を表1に示す。
Figure 2016046265
図4に示すように、微粒子数n1を横軸とし、珪素濃度dを縦軸としたグラフでは、表1に示す5点は対数曲線に沿っている。
図4に示す対数曲線は、例えば、最小二乗法によって求められる。測定装置100は、この対数曲線を用いることにより、珪素濃度dxが未知である燐酸溶液について、当該燐酸溶液を超純水で希釈した液体の単位量当たりの微粒子数を計測することによって、当該燐酸溶液の珪素濃度dxを算出することができる。
図4に示す珪素濃度dと微粒子数n1との関係は、対数曲線に示されるため、表2に示すように、珪素濃度dと、微粒子数n1の自然対数と、の関係に変換可能である。表2は、表1に示す微粒子数n1を自然対数ln(n1)に代えたものである。
Figure 2016046265
この表2に示す5点をグラフで示すと、図5に示すように、珪素濃度d1と自然対数(ln(n1)とからなる5点は、直線に沿っている。この直線は、以下の式によって表される。
d=15.9×ln(n1)−107.92
測定装置100は、この式を用いることにより、珪素濃度dxが未知である燐酸溶液について、当該燐酸溶液を超純水で希釈した液体の単位量当たりの微粒子数を計測することによって、当該燐酸溶液の珪素濃度dxを算出することができる。
(実施例2)
この実施例では、測定装置100は、燐酸溶液を測定槽15に供給した(S2)後に、50wt%の弗化水素酸を5mlだけ測定槽15に供給し(S41)、20秒間だけ撹拌(S42)した後に再び液中の単位量当たりの微粒子数n2を計測した(S43)。ステップS1では、測定装置100は、超純水を200mlだけ測定槽15に供給している。その他の条件は、実施例1の条件と同じである。これにより、求められた既知の珪素濃度dと、弗化水素酸添加前の液体の単位量当たりの微粒子数n1と、弗化水素酸添加後の液体の単位量当たりの微粒子数n2と、弗化水素酸添加前後における液体の単位量当たりの微粒子数の変化量diffとの関係を表3に示す。
Figure 2016046265
図6に示すように、変化量diffを横軸とし、珪素濃度dを縦軸としたグラフでは、表3に示す5点は対数曲線に沿っている。なお、0ppmと8ppmの珪素濃度の燐酸溶液を用いた例では、変化量diffが負の値となっている。すなわち、0ppmと8ppmの珪素濃度の燐酸溶液を用いた例では、微粒子数は、供給された弗化水素酸に含まれる微粒子によって増加している。
Figure 2016046265
表4は、300(個/ml)だけオフセットさせた変化量diffの自然対数(ln(diff+300))と、珪素濃度dとの関係を示している。この表4に示す5点をグラフで示すと、図7に示すように、当該自然対数及び珪素濃度dからなる5点は直線に沿っている。未知の珪素濃度dxは、この直線が以下の式によって表されるため、300だけオフセットされた変化量diffの自然対数に基づいて算出される。
dx=9.46×ln(diff+300)−41.95
なお、50wt%の弗化水素酸は、5mlに限らず、超純水で希釈した燐酸溶液に対して1〜15%の体積量比となる液量であればよい。また、燐酸溶液に添加する弗化水素酸は、50wt%のものに限らない。
(実施例3)
この実施例では、希釈前燐酸溶液の珪素濃度及び希釈前燐酸溶液の不純物含有量が異なる点、並びに、計測対象となる微粒子の粒径が0.5μm以上である点において実施例2と相違する。その他の条件は、実施例2の条件と同じである。
表5に示すように、85wt%の燐酸溶液は、珪素濃度dがそれぞれ0ppm、14ppm、24ppm、55ppm、及び70ppmである。これら燐酸溶液は、エッチング処理部101で循環使用されたことにより、実施例2の各燐酸溶液に比べて不純物が多く含まれている。特に、珪素濃度24ppmの燐酸溶液は、不純物が多く含まれているため、微粒子数が他の燐酸溶液の微粒子数より極多くなっている。
Figure 2016046265
図8に示すように、表5に示す変化量diff及び珪素濃度dからなる5点は、対数曲線に沿っている。
表6は、15(個/ml)だけオフセットさせた変化量diffの自然対数と珪素濃度dとの5組を示すものである。
Figure 2016046265
図9に示すように、表6に示す5点は、以下の式に示す一次関数に沿っている。従って、未知の珪素濃度dxは、15だけオフセットされた変化量diffの自然対数に基づいて算出される。
dx=23.32.46×ln(diff+15)−61.40
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…流路
2…サンプリングライン
3…熱交換器
4…エッチング液受入タンク
5…排気ライン
6…レベルセンサ
7…温度センサ
8…廃液ライン
9…エッチング液供給ライン
10…パージ用窒素供給ライン
11…レベルセンサ
12…弗素化合物供給ライン
13…パージ用窒素供給ライン
14…レベルセンサ
15…測定槽
16…レベルセンサ
17…スターラ
18…撹拌子
19…超純水供給ライン
20…廃液ライン
21…微粒子計測送液ライン
22…液中微粒子計測器
23…ポンプ
24…流量計
25…廃液ライン
100…測定装置
101…エッチング処理部
200…半導体用エッチング処理装置

Claims (7)

  1. 半導体のエッチング処理に循環使用される燐酸溶液の珪素濃度を測定する珪素濃度測定装置であって、
    前記燐酸溶液を含む液体の単位量当たりの微粒子数を計測する計測器と、
    前記燐酸溶液の一部を前記計測器に供給する第1供給流路と、
    前記計測器が計測した前記微粒子数の自然対数に基づいて前記珪素濃度を算出する算出部と、
    を備える珪素濃度測定装置。
  2. 前記第1供給流路の途中に設けられ、前記液体を貯留する測定槽と、
    弗素化合物を前記測定槽に供給する第2供給流路と、
    を備え、
    前記計測器は、前記測定槽に前記液体のみが供給される状態で第1微粒子数を計測し、前記測定層に前記液体及び前記弗素化合物が供給される状態で第2微粒子数を計測し、
    前記算出部は、前記第1微粒子数と前記第2微粒子数との変化量の自然対数、に基づいて前記珪素濃度を算出する、
    請求項1に記載の珪素濃度測定装置。
  3. 前記弗素化合物は、弗化水素酸、弗化水素カリウム、弗化水素アンモニウム、弗化アンモニウム、弗化水素ナトリウムから選択される1以上の化合物である、
    請求項2に記載の珪素濃度測定装置。
  4. 超純水を前記測定槽に供給する第3供給流路と、
    前記測定槽に貯留される前記液体を撹拌する撹拌機構と、
    を備える請求項2又は請求項3に記載の珪素濃度測定装置。
  5. 前記第1供給流路の途中に設けられ、前記液体を冷却する冷却機構、
    を備える請求項4に記載の珪素濃度測定装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の珪素濃度測定装置と、
    前記燐酸溶液を循環使用して半導体ワークの薄膜に対して前記エッチング処理を行うエッチング処理部と、
    を備える半導体用エッチング処理装置。
  7. 半導体のエッチング処理に循環使用される燐酸溶液の珪素濃度を測定する珪素濃度測定方法であって、
    前記燐酸溶液の一部を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出された燐酸溶液を含む液体の単位量当たりの微粒子数を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップで計測された前記微粒子数の自然対数に基づいて前記珪素濃度を算出する算出ステップと、
    を有する珪素濃度測定方法。
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