JP2016046209A - 電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、容易に完全放電させることが可能な電池を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の電池は、充放電を行う発電要素と、発電要素を収容する樹脂製の電池ケースと、電池ケースの壁部に埋め込まれた金属部材であって、誘導加熱されることにより壁部を溶融し、電池ケース内への塩水の注入を可能にする開口部を壁部に形成する金属部材と、を備えることを特徴とする。【選択図】図3
Description
本発明は、使用済みの電池を放電させるための構造を備えた電池に関する。
近年、劣化したニッケル水素等の二次電池を解体し、有価金属を回収して二次電池をリサイクルすることが行われる。二次電池を解体する際には、安全のために前処理として、電圧が放電終止電圧に達するまで二次電池を完全放電させる必要がある。二次電池を完全放電させる方法としては、二次電池を水没させる方法や(例えば引用文献1)、二次電池を負荷(放電機)に接続して放電させ続ける方法がある。また、加熱炉にて二次電池を溶融し、有価金属と鉄等の金属、スラグ等に分離することで、二次電池を完全放電させることなく有価金属を回収する方法もある。
しかしながら、二次電池を水没させる場合、二次電池を大型の水槽に入れる必要があるうえ、二次電池を完全放電させるまでの時間がかかりやすい。放電機を用いる場合、放電機を準備しなければならず不便である。二次電池を溶融する場合、大規模な加熱炉が必要となる。
本発明は、容易に完全放電させることが可能な電池を提供することを目的とする。
本発明の電池は、充放電を行う発電要素と、発電要素を収容する樹脂製の電池ケースと、電池ケースの壁部に埋め込まれた金属部材であって、誘導加熱されることにより壁部を溶融し、電池ケース内への塩水の注入を可能にする開口部を壁部に形成する金属部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、以下に説明するように、容易に完全放電させることができる構造を備えた電池を提供できる。
本発明の電池を完全放電させるには、まず、電池ケースの壁部内の金属部材を誘導加熱によって発熱させ、金属部材の周囲の壁部を溶融し、壁部に開口部を形成する。続いて、この開口部から電池ケース内に塩水を注入し、発電要素を塩水に浸漬することで発電要素を自己放電させる。
本発明の電池を完全放電させるには、まず、電池ケースの壁部内の金属部材を誘導加熱によって発熱させ、金属部材の周囲の壁部を溶融し、壁部に開口部を形成する。続いて、この開口部から電池ケース内に塩水を注入し、発電要素を塩水に浸漬することで発電要素を自己放電させる。
このように、本発明の電池を完全放電させる際には、直接、発電要素を塩水に浸漬できるので、電池自体を塩水に浸漬する場合に比べて電池を迅速に完全放電させることができる。また、本発明の電池を完全放電させる際に用いる装置としては、誘導加熱を行うことができるコイル等があればよく、大規模な設備は不要である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、単電池1(本発明の電池に相当する)の概略構成を説明するための側面図である。図1のX、Y、Z軸は互いに直交する。Z軸は鉛直方向(垂直方向)に延びる。
図1は、単電池1(本発明の電池に相当する)の概略構成を説明するための側面図である。図1のX、Y、Z軸は互いに直交する。Z軸は鉛直方向(垂直方向)に延びる。
単電池1は、ニッケル水素電池等の二次電池である。複数の単電池1を直列に接続した組電池は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載できる。
単電池1は、発電要素2と、電池ケース3と、金属部材4とを備える。
単電池1は、発電要素2と、電池ケース3と、金属部材4とを備える。
発電要素2は充放電を行う。発電要素2は、正極板、負極板、および正極板と負極板との間に配置されるセパレータを備える。セパレータには電解液が含浸される。
電池ケース3は、樹脂製であり、X方向に長い箱状である。電池ケース3は、密閉されており、内部に発電要素2および電解液を収容する。
電池ケース3のX方向の一方の側面31aには、電池ケース3の外側に突出する正極端子32(電極端子)があり、他方の側面31bには、電池ケース3の外側に突出する負極端子33(電極端子)がある。正極端子32は、発電要素2の正極板と電気的に接続し、負極端子33は、発電要素2の負極板と電気的に接続する。
電池ケース3のX方向の一方の側面31aには、電池ケース3の外側に突出する正極端子32(電極端子)があり、他方の側面31bには、電池ケース3の外側に突出する負極端子33(電極端子)がある。正極端子32は、発電要素2の正極板と電気的に接続し、負極端子33は、発電要素2の負極板と電気的に接続する。
金属部材4は、電池ケース3の上壁部34内において、上壁部34の長手方向(X方向)の中央部にある。金属部材4は、電池ケース3の長手方向(X方向)に延びる。
図2は、図1の単電池1をA−A線で切断した時の断面図であって、単電池1の一部分を拡大した図である。
金属部材4は、一対あり、電池ケース3の幅方向(Y方向)に並んでいる。上壁部34は、電池ケース3を補強するため、電池ケース3の側壁部35より厚くなっている。上壁部34の内面341において、電池ケース3の幅方向(Y方向)の中央部には、電池ケース3の長手方向(X方向)に沿って延びる凹部342が形成されている。一対の金属部材4は、凹部342と、上壁部34の外面343との間に配置される。
金属部材4は、一対あり、電池ケース3の幅方向(Y方向)に並んでいる。上壁部34は、電池ケース3を補強するため、電池ケース3の側壁部35より厚くなっている。上壁部34の内面341において、電池ケース3の幅方向(Y方向)の中央部には、電池ケース3の長手方向(X方向)に沿って延びる凹部342が形成されている。一対の金属部材4は、凹部342と、上壁部34の外面343との間に配置される。
以下、図3を参照して、車載されていた単電池1を車から降ろして解体する前等に、単電池1を完全放電させる方法を説明する。
まず、交流電源51に接続するコイル52を、電池ケース3の上壁部34内の金属部材4に近づける。
まず、交流電源51に接続するコイル52を、電池ケース3の上壁部34内の金属部材4に近づける。
続いて、コイル52に交流電流を流すと磁力が発生し、この磁力によって金属部材4に渦電流が流れる。これにより、金属部材4を発熱させることができる。すなわち、誘導加熱によって金属部材4を発熱させる。
金属部材4から発生する熱によって上壁部34が溶融し、上壁部34の溶融が進行すると、上壁部34に開口部36が形成される。
金属部材4から発生する熱によって上壁部34が溶融し、上壁部34の溶融が進行すると、上壁部34に開口部36が形成される。
上壁部34のうち、一対の金属部材4の間が金属部材4から熱を受けやすく、溶融しやすい。このため、一対の金属部材4の間に開口部36が形成される。本実施形態のように、上壁部34の内面に凹部342を形成しておくことにより、開口部36が形成し易くなる。なお、誘導加熱により上壁部34を溶融すれば開口部36を形成できるので、凹部342は無くてもよい。
上壁部34に開口部36を形成した後、開口部36から電池ケース3内に塩水を注入する。これにより、発電要素2が塩水に浸漬され、発電要素2を自己放電させることができる。
ここで、発電要素2を塩水に浸漬したままにしておくことで、単電池1を完全放電させることができる。発電要素2の放電を効率よく行うために、電池ケース3の内部を塩水で満たすことが好ましい。
本実施形態では、直接、発電要素2を塩水に浸漬するので、単電池1を塩水に浸漬する場合に比べて単電池1を迅速に完全放電させることができる。
単電池1を塩水に浸漬する場合、単電池1は、電極端子32,33を介して放電する。一方、発電要素2を塩水に浸漬する場合、発電要素2における正極板、負極板の全体を用いて単電池1を放電させることができる。そのため、発電要素2を塩水に浸漬する場合、単電池1を塩水に浸漬する場合に比べて単電池1を迅速に放電させることができる。
本実施形態では、単電池1を完全放電させる際に用いる装置として、誘導加熱を行うことができるコイル52等があればよく、大規模な設備は不要である。
本実施形態では、金属部材4は電池ケース3の上壁部34内に埋め込まれているが、金属部材4は電池ケース3の側壁部35等、他の部分に埋め込まれていてもよい。この場合、電池ケース3を金属部材4が埋め込まれている面が上にくる姿勢にして、金属部材4を誘導加熱し、電池ケース3の内部に塩水を注入することが好ましい。このようにすれば、電池ケース3の内部に塩水を注入する際に、発電要素2全体を塩水に浸漬できるからである。
本実施形態では、電池ケース3は、1つの発電要素2を収容するが、これに限るものではない。電池ケース3の内部を隔壁で複数に区画し、各区画内に発電要素2を収容してもよい。各区画の上壁部内毎に金属部材4が埋め込まれていてもよい。
本実施形態では、一対の金属部材4を用いるが、これに限るものではない。すなわち、金属部材4を発熱させて、電池ケース3を溶融することにより開口部36を形成できればよい。例えば金属部材4はリング状であってもよい。
1…単電池(電池)、2…発電要素、3…電池ケース、4…金属部材、34…上壁部(壁部)、36…開口部。
Claims (1)
- 充放電を行う発電要素と、
前記発電要素を収容する樹脂製の電池ケースと、
前記電池ケースの壁部に埋め込まれた金属部材であって、誘導加熱されることにより前記壁部を溶融し、前記電池ケース内への塩水の注入を可能にする開口部を前記壁部に形成する金属部材と、
を備えることを特徴とする電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014171805A JP2016046209A (ja) | 2014-08-26 | 2014-08-26 | 電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014171805A JP2016046209A (ja) | 2014-08-26 | 2014-08-26 | 電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016046209A true JP2016046209A (ja) | 2016-04-04 |
Family
ID=55636564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014171805A Pending JP2016046209A (ja) | 2014-08-26 | 2014-08-26 | 電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016046209A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019186933A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | 株式会社東芝 | 電池組立体、電池、蓋体およびケース |
-
2014
- 2014-08-26 JP JP2014171805A patent/JP2016046209A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019186933A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | 株式会社東芝 | 電池組立体、電池、蓋体およびケース |
JPWO2019186933A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2021-02-12 | 株式会社東芝 | 電池組立体、電池、蓋体およびケース |
JP7039687B2 (ja) | 2018-03-29 | 2022-03-22 | 株式会社東芝 | 電池組立体および電池 |
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