JP2015220025A - 電池接続用のバスバー - Google Patents

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博康 早川
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Abstract

【課題】電動車両の駆動用バッテリーの内部に水が満たされてからバッテリーモジュールに残存した電気の放電を終了するまでの時間を短くできるバッテリーモジュール接続用のバスバーを提供する。【解決手段】電動車両に設置される駆動用バッテリーを構成する複数のバッテリーモジュールを接続するバッテリーモジュール接続用のバスバー26であって、複数のバッテリーモジュールを導通させる導電性材料で形成されたバスバー本体261と、バスバー本体261のまわりを覆い、水に溶解する水溶性の樹脂で形成された樹脂層2621を有する絶縁被膜262と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、電池接続用のバスバーに関するもので、より具体的には、電動車両に搭載される駆動用バッテリーの内部において隣り合う電池同士を接続する電池接続用のバスバーに関する。
電動車両に搭載される駆動用バッテリーの内部において隣り合う電池同士を接続する電池接続用のバスバーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
バスバーは、隣り合う電池同士を導通させるバスバー本体と、バスバー本体のまわりを覆う電気絶縁性を確保する絶縁被膜と、により構成される。絶縁被膜は、ポリアミド樹脂材料或いはエポキシ樹脂材料を用いて形成されるので、有効な電気絶縁性が確保される(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−22157号公報 特開2012−169215号公報
ところで、電動車両が事故や災害に遭い駆動用バッテリーの内部に水が侵入してしまった場合には、駆動用バッテリーを構成する電池から可燃ガスが発生したり、内部短絡による異常発熱や火災が発生する虞れがある。したがって、電動車両が水没した場合等、駆動用バッテリーの内部に水が浸入してしまった場合には、駆動用バッテリーの内部に水があふれるまで注水し、駆動用バッテリーを構成する電池の内部に残存する電気を放電することが好ましい。
しかしながら、駆動用バッテリーの内部に水が満たされてから電池に残存する電気の放電を終了するまでに長時間(例えば、72時間以上)を要するので、その間、換気の良い屋外に電動車両を保管する必要がある。また、駆動用バッテリーの内部で水が電気分解され、水素が発生するので、電動車両の車室内に水素が充満する可能性があり、窓又はドアを開放しておく必要がある。
そこで、本発明は、上記実情に鑑みて、電動車両に設置される駆動用バッテリーの内部に水が満たされてから電池に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短くできる電池接続用のバスバーを提供することを目的とする。
本発明は、電動車両に設置される駆動用バッテリーを構成する複数の電池を接続する電池接続用のバスバーであって、前記複数の電池を導通させる導電性材料で形成されたバスバー本体と、前記バスバー本体のまわりを覆い、水に溶解する水溶性の樹脂で形成された樹脂層を有する絶縁被膜と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、絶縁被膜がバスバー本体を電気的に絶縁する一方、駆動用バッテリーの内部に水が満たされた場合に樹脂層が水に溶解する。これにより、バスバー本体全体が水に接し、電池に残存した電気の放電が促進されるので、電池に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
本発明の一態様では、前記絶縁被膜は、さらに、前記樹脂層を覆い、水に溶解しない不溶性の絶縁樹脂層を有する。
このようにすれば、絶縁樹脂層がバスバー本体を確実に絶縁する一方、駆動用バッテリーの内部に水が満たされた場合に樹脂層が水に溶解し、バスバーと不溶性の絶縁樹脂層との間に水が浸入する。これにより、電池に残存した電気の放電が促進され、電池に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
本発明の一態様では、前記絶縁樹脂層に前記樹脂層に達するスリットが設けられる。
このようにすれば、絶縁樹脂層がバスバー本体を確実に絶縁する一方、駆動用バッテリーの内部に水が満たされた場合に水がスリットを通り樹脂層に到達する。これにより、水溶性の樹脂層の溶解が促進され、バスバー本体と絶縁樹脂層との間に水が浸入する時間を短縮できる。この結果、電池に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
本発明の一態様では、前記樹脂層は、前記絶縁樹脂層からはみ出している。
このようにすれば、駆動用バッテリーの内部に水が満たされた場合に絶縁樹脂層からはみ出した樹脂層から水に溶解する。これにより、水溶性の樹脂層の溶解が促進され、バスバー本体と絶縁樹脂層との間に水が侵入する時間を短縮できる。この結果、電池に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
本発明の一態様では、前記樹脂層は、ポリビニルアルコール樹脂で形成される。
このようにすれば、駆動用バッテリーの内部に温水が満たされた場合に樹脂層が温水に簡単に溶解される。これにより、電池に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
以上説明したように、本発明によれば、駆動用バッテリーの内部に水が満たされた場合に、バスバー本体全体が水に接し、電池に残存した電気の放電が促進されるので、電池に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
駆動用バッテリーを設置した電動車両を示す概念図である。 図1に示した駆動用バッテリーを示す概念図である。 図2に示した駆動用バッテリーの内部構造を示す概念図である。 図3に示したバッテリーモジュールとバスバーを示す概念図である。 図4に示したバスバーのV−V線断面図である。 図5に示したバスバーの変形例を示す断面図である。 図6に示したバスバーの変形例を示す側面図である。 図7に示したバスバーのVIII−VIII線断面図である。 図7に示したバスバーの変形例を示す側面図である。 図6に示したバスバーの変形例を示す図である。 図10に示したバスバーの変形例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電池接続用のバスバーに好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、駆動用バッテリーを設置した電動車両を示す概念図である。
図1に示すように、電動車両1は、駆動用バッテリー2と、車載充電器3と、インバータ4と、モータ(パワーユニット)5とを備えている。
駆動用バッテリー2は、モータ(パワーユニット)5に電力を供給するためのもので、電動車両に設けられたフロアパネル(図示せず)の下方域に設置される。駆動用バッテリー2は、急速充電口に設けられた急速充電コネクタ11に電気的に接続される。これにより、急速充電コネクタ11に急速充電機(図示せず)が接続され、急速充電機から駆動用バッテリー2に電力が供給された場合に、電力が駆動用バッテリー2に充電される。
車載充電器3は、普通電源による充電を可能とするもので、駆動用バッテリー2に電気的に接続されるとともに、普通充電口に設けられた普通充電コネクタ12に電気的に接続される。これにより、普通充電コネクタ12に普通電源(図示せず)が接続され、普通電源から車載充電器3に電力が供給された場合に、車載充電器3から駆動用バッテリー2に電力が供給され、電力が駆動用バッテリー2に充電される。
インバータ4は、駆動用バッテリー2とモータ(パワーユニット)5とを制御するもので、具体的には、駆動用バッテリー2に充電された電力(直流電力)を三相交流電流に変換するとともに、アクセル操作に応じて電流と電圧を調整しモータ5を制御する。また、インバータ4は、減速時にモータ5で発電された交流電流を直流電流に変換して駆動用バッテリー2に電力を充電する。
図2は、図1に示した駆動用バッテリーを示す概念図であり、図3は、図2に示した駆動用バッテリーの内部構造を示す概念図である。また、図4は、バッテリーモジュールとバスバーとを示す概念図であり、図5は、図4に示したバスバーのV−V線断面図である。
図2に示すように、駆動用バッテリー2は、トレイ21と、カバー22とを備えて構成される。トレイ21とカバー22とは水平面で接合され、一つの箱体を構成する。
図3に示すように、トレイ21は、バッテリー23を収容するためのもので、上面が開口した浅い箱状に形成されている。トレイ21の底壁211は車両前後方向に細長い矩形形状に形成され、そのまわりに外周壁212が形成されている。外周壁212は、底壁211から開口に向けて漸次拡開され、車両前後方向に沿って設けられる側壁212aは傾斜面を成す。また、外周壁212の車両前側となる領域(前壁212b)と車両後側となる領域(後壁(図示せず))にはそれぞれコネクタ(図示せず)が取り付けられる。
また、図2に示すように、カバー22は、トレイ21と略同じ大きさの箱状に形成されている。カバー22は、トレイ21よりもやや深く、下面が開口しており、その上面(上壁221)は、トレイ21の底壁211と同様、車両前後方向に細長い矩形状に形成されている。また、カバー22の高さ方向は、電動車両1に設けられる居室空間、より具体的には、フロアパネル(図示せず)に合わせて形成される。本実施の形態では、運転席及び助手席(前席)と後部座席の下方域となる領域が高くなるように形成され、後部座席の前方となる領域が低くなるように形成される。
また、カバー22は、上壁221のまわりに外周壁222が形成されている。外周壁222は、上壁221から開口に向けて漸次拡開され、車両前後方向に沿って設けられる側壁222aの壁面、前側に設けられる前壁222bの壁面及び後側に設けられる後壁(図示せず)の壁面は傾斜面を成す。
また、上壁221の前方側には、サービスプラグリッド開口223が設けられている。サービスプラグリッド開口223は、駆動用バッテリー2の高電圧を遮断するサービスプラグ(図示せず)を引き抜くための開口であり、通常はサービスリッド(蓋体)(図示せず)で塞がれている。
また、サービスプラグリッド開口223の車両前後方向前側となる前壁222bには、駆動用バッテリー冷却口225が設けられている。駆動用バッテリー冷却口225は、駆動用バッテリー2の内部の温度が上昇した場合に車室内の冷却された空気を取り込むための開口である。
また、上壁221の後方側には、駆動用バッテリー排気口226が設けられている。駆動用バッテリー排気口226は、駆動用バッテリー冷却口225から取り込まれた空気を排出するための開口である。
図3に示すように、バッテリー23は、複数のバッテリーモジュール24,25をバスバー26で直列接続したものである。図3に示す例では、大型のバッテリーモジュール24と小型のバッテリーモジュール25とが組み合わせて構成される。より具体的には、10個の大型のバッテリーモジュール24と4個の小型のバッテリーモジュール25とが組み合わせて構成される。
大型のバッテリーモジュール24は、同一の電気容量のバッテリーセル27を直列接続することにより構成される。具体的には、同一の電気容量のリチウムイオンバッテリーセルを8個直列接続することにより構成される。
小型のバッテリーモジュール25は、大型のバッテリーモジュール24を構成するバッテリーセル27と同一の電気容量のバッテリーセル27を直列に接続することにより構成される。具体的には、大型のバッテリーモジュール24を構成するバッテリーセル27と同一のバッテリーセル27を4個直列に接続することにより構成される。
上述したように、バスバー26は、複数のバッテリーモジュール24,25を直列に接続するもので、具体的には、図4に示すように、隣り合うバッテリーモジュール同士を直列に接続する。図5に示すように、バスバー26は、バスバー本体261と絶縁被膜262とを有する。
バスバー本体261は、隣り合うバッテリーモジュール同士を導通させるもので、導電性に優れた導電材料、例えば、銅等の金属材料が用いられる。また、図4に示すように、本発明の実施の形態に係るバスバー本体261は、板状体を折り曲げることにより形成され、一端部と他端部とにそれぞれ接続部261a,261bが形成される。接続部261a,261bは、バッテリーモジュール24,25に設けられた電極(図示せず)に接続される部分で、それぞれ、電極に接続するための穴261a1,261b1が設けられている。そして、一方の接続部261aがバッテリーモジュール24,25に設けられた正極(電極)に接続され、他方の接続部261bが当該バッテリーモジュール24,25と隣り合うバッテリーモジュール24,25に設けられた負極(電極)に接続される。
絶縁被膜262は、バスバー26の電気絶縁性を確保するためのもので、図4及び図5に示すように、バスバー本体261において一端部と他端部との間に設けられた絶縁部261cのまわりを覆う。絶縁被膜262は、電気絶縁性に優れ、かつ、水に溶解する水溶性の樹脂で形成され、絶縁部261cのまわりに水溶性の樹脂層2621を構成する。したがって、駆動用バッテリーに水が満たされた場合に絶縁被膜262(水溶性の樹脂層2621)は当該水に溶解する。
上述した水溶性の樹脂層2621を構成する水溶性の樹脂は、任意のものが採用可能であり、例えば、温水に簡単に溶解されるポリビニルアルコール樹脂が採用可能である。尚、ポリビニルアルコール樹脂には、日本合成化学工業株式会社からゴーセノール(登録商標)エコマティ(登録商標)の名称で販売され、電気化学工業株式会社からデンカポバール(登録商標)の名称で販売されているものがある。
上述した電動車両1が水没した場合には、駆動用バッテリー2への浸水の可能性がある。このため、電動車両1を引き上げた後に車室内の水を抜き、絶縁保護具を着用の上、サービスプラグ(図示せず)を取り外す。同様に、電動車両1が事故や災害に遭い駆動用バッテリー2の内部に水が浸入してしまった場合にも、絶縁保護具を着用の上、サービスプラグを取り外す。その後、サービスプラグリッド開口223又は駆動用バッテリー冷却口225から駆動用バッテリー2の内部に水があふれるまで注水する。これにより、バッテリーモジュール24,25、バスバー26が当該水に浸漬され、バスバー26の絶縁被膜262(水溶性の樹脂層2621)が当該水に溶解する。バスバー26の絶縁被膜262が溶解するとバスバー本体261において絶縁部261cが水に露出し、バスバー本体261の全体で電気を放電する。
上述したように、本発明の実施の形態に係るバスバー26は、絶縁被膜262がバスバー本体261を電気的に絶縁する一方、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に絶縁被膜262(水溶性の樹脂層2621)が水に溶解する。これにより、バスバー本体261の全体が水に接し、バッテリーモジュール24,25(バッテリーセル27)に残存した電気の放電が促進されるので、バッテリーモジュール24,25に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。したがって、換気の良い屋外に電動車両1を保管する時間も短縮され、窓又はドアを開放しておく時間も短縮される。
また、絶縁被膜262が水に溶解する水溶性の樹脂層2621で形成されるので、バスバー本体261のまわりを覆い、電気的に絶縁する一方、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に当該水に溶解する絶縁被膜262を簡単に形成できる。
図6は、図5に示したバスバーの変形例を示す断面図である。
図6に示すように、バスバー26の絶縁被膜262は、水溶性の樹脂層2621と、水溶性の樹脂層2621のまわりを覆う絶縁樹脂層2622で形成してもよい。水溶性の樹脂層2621は、水に溶解する水溶性の樹脂で形成され、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に溶解する。一方、絶縁樹脂層2622は、電気絶縁性に優れ、かつ、水に溶解しない不溶性の樹脂で形成され、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合も水に溶解することはない。
このようにすれば、絶縁樹脂層2622がバスバー本体261を確実に絶縁する一方、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に水溶性の樹脂層2621が水に溶解し、バスバー本体261と水に溶解しない絶縁樹脂層2622との間に水が浸入する。これにより、バッテリーモジュール24,25(バッテリーセル27)に残存した電気の放電が促進され、バッテリーモジュール24,25に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
尚、図6に示す例では、水溶性の樹脂層2621の厚みと水溶性の樹脂層2621のまわりを覆う絶縁樹脂層2622の厚みとを同一の厚みで表したがこれに限られるものではない。すなわち、水溶性の樹脂層2621の厚みを厚くし、バスバー本体261と絶縁樹脂層2622との間に水が浸入しやすくしても良いし、絶縁樹脂層2622の厚みを厚くし、絶縁性を高めてもよい。
図7は、図6に示したバスバーの変形例を示す側面図であり、図8は、図7に示したバスバーのVIII−VIII線断面図である。
図7及び図8に示すように、不溶性の絶縁樹脂層2622に水溶性の樹脂層2621に達するスリット2623を設けてもよい。スリット2623は、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に水が水溶性の樹脂層2621に到達しやすくするためのもので、図7及び図8に示す例では、バスバー26が延在する方向と交差する方向に所定の間隔で設けてある。これにより、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に、スリット2623を通り当該水が水溶性の樹脂層2621に到達する。これにより、水溶性の樹脂層2621の溶解が促進される。
図9は、図7に示したバスバーの変形例を示す側面図である。
図9に示すように、不溶性の絶縁樹脂層2622は、電気絶縁性を確保できれば、スリット2623に限られるものではなく、不溶性の絶縁樹脂層2622に水溶性の樹脂層2621に達する穴2624を所定の間隔で設けてもよい。
このようにすれば、絶縁樹脂層2622がバスバー本体261を確実に絶縁する一方、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に水がスリット2623を通り水溶性の樹脂層2621に到達する。これにより、水溶性の樹脂層2621の溶解が促進され、バスバー本体261と絶縁樹脂層2622との間に水が浸入する時間を短縮する。この結果、バッテリーモジュール24,25(バッテリーセル27)に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
図10は、図6に示したバスバーの変形例を示す図である。
図10に示すように、図6に示したバスバー26と同様、バスバー26の絶縁被膜262は、水溶性の樹脂層2621と、水溶性の樹脂層2621まわりを覆う絶縁樹脂層2622で形成される。水溶性の樹脂層2621は、図6に示した水溶性の樹脂層2621と同様、バスバー本体261において一端部と他端部との間に設けられた絶縁部261cのまわりを覆う。一方、絶縁樹脂層2622は、図10に示すように、絶縁部261cの両端部に水溶性の樹脂層2621が表面に露出する態様で、水溶性の樹脂層2621のまわりを覆う。
このようにすれば、絶縁樹脂層2622がバスバー本体261の絶縁部261cの中央部は、樹脂層2621と絶縁樹脂層2622で覆われる一方、絶縁部261cの両端部は樹脂層2621で覆われる。これにより、バスバー本体261の絶縁部261cの中央部を確実に絶縁する一方、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に水が絶縁部261cの両端部から樹脂層2621を溶解する。この結果、バッテリーモジュール24,25(バッテリーセル27)に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
図11は、図10に示したバスバーの変形例を示す図である。
図11に示すように、バスバー本体261のまわりを覆う水溶性の樹脂層2621は、図10に示した樹脂層2621と同様、バスバー本体261において一端部と他端部との間に設けられた絶縁部261cのまわりを覆うとともに、絶縁樹脂層2622の外側にはみ出すように設けられる。そして、絶縁樹脂層2622からはみ出した水溶性の樹脂は、バスバー本体261の一方の接続部261aと他方の接続部261bにおいて短冊2621a,2621bを構成する。このようにすれば、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に、短冊2621a,2621bを構成する部分(水溶性の樹脂)がきっかけとなり、水溶性の樹脂層2621の溶解を早めることができる。この結果、バッテリーモジュール24,25(バッテリーセル27)に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
また、図7及び図8に示したバスバーにおいて、水溶性の樹脂は、スリット2623から絶縁樹脂層2622の外側にはみ出すように設けられてもよい。そして、絶縁樹脂層2622からはみ出した水溶性の樹脂は、当該スリット2623において短冊を構成する。このようにすれば、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に、短冊を構成する部分(水溶性の樹脂)がきっかけとなり、水溶性の樹脂層2621の溶解を早めることができる。この結果、バッテリーモジュール24,25(バッテリーセル27)に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
同様に、図2に示したバスバーにおいて、水溶性の樹脂は、穴2624から絶縁樹脂層2622の外側にはみ出すように設けられてもよい。そして、絶縁樹脂層2622からはみ出した水溶性の樹脂は、当該穴2624において紐を構成する。このようにすれば、駆動用バッテリー2の内部に水が満たされた場合に、紐を構成する部分(水溶性の樹脂)がきっかけとなり、水溶性の樹脂層2621の溶解を早めることができる。この結果、バッテリーモジュール24,25(バッテリーセル27)に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できる。
以上説明したように、電池に残存した電気の放電を終了するまでの時間を短縮できるので、電動車両の駆動用バッテリーの内部に設けられた隣り合う電池同士を相互に接続する電池接続用のバスバーに好適である。
1 電動車両
11 急速充電コネクタ
12 普通充電コネクタ
2 駆動用バッテリー
21 トレイ
22 カバー
223 サービスプラグリッド開口
225 駆動用バッテリー冷却口
23 バッテリー
24,25 バッテリーモジュール
26 バスバー
261 バスバー本体
261a,261b 接続部
261a1,261b1 穴
261c 絶縁部
262 絶縁被膜
2621 樹脂層
2621a,2621b 短冊
2622 絶縁樹脂層
2623 スリット
2624 穴
27 バッテリーセル
3 車載充電器
4 インバータ
5 モータ

Claims (5)

  1. 電動車両に設置される駆動用バッテリーを構成する複数の電池を接続する電池接続用のバスバーであって、
    前記複数の電池を導通させる導電性材料で形成されたバスバー本体と、
    前記バスバー本体のまわりを覆い、水に溶解する水溶性の樹脂で形成された樹脂層を有する絶縁被膜と、
    を備えることを特徴とする電池接続用のバスバー。
  2. 前記絶縁被膜は、さらに、前記樹脂層を覆い、水に溶解しない不溶性の絶縁樹脂層を有することを特徴とする請求項1に記載の電池接続用のバスバー。
  3. 前記絶縁樹脂層に前記樹脂層に達するスリットが設けられたことを特徴とする請求項2に記載の電池接続用のバスバー。
  4. 前記樹脂層は、前記絶縁樹脂層からはみ出していることを特徴とする請求項2または3に記載の電池接続用のバスバー。
  5. 前記樹脂層は、ポリビニルアルコール樹脂で形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電池接続用のバスバー。
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