JP2016046063A - 漏電遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐電圧試験など交流電路に過電圧が連続的に印加された場合でも、漏電遮断器を遮断させることによって、内蔵する電源回路の故障を防止することができる漏電遮断器を得る。【解決手段】 交流電路1から供給された交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、整流回路の出力電圧を降圧する第2の定電圧回路53と、整流回路の出力電圧から過電圧を検出する第2のツェナーダイオード54と、この第2のツェナーダイオード54が過電圧を検出したとき第2の定電圧回路53の出力電圧を昇圧させる第2の抵抗55と、第2の定電圧回路53の出力電圧が第1の所定値に達したときサージ電流を吸収する第3のツェナーダイオード56と、第2の定電圧回路53の出力電圧が所定の値に達したことを検出し引外し装置を駆動する過電圧検出回路9を備えた。【選択図】 図1

Description

この発明は、電路の漏洩電流が所定値以上になったとき、この電路を開放する漏電遮断器に関し、特に漏電遮断器の動作電源に関するものである。
この種の漏電遮断器に内蔵された電源回路は、交流電路から供給された交流電圧(例えばAC100V)を整流回路により直流電圧に変換した後、整流された直流電圧を降圧回路により、より低電圧の直流電圧(例えば、DC24V)に変換して、漏電検出回路や引き外し装置に駆動電源として供給するものである。
このような電源回路では、交流電路に落雷やアーク接地等によりサージ電圧が誘起された場合、このサージ電圧から漏電検出回路や引き外し装置を保護する必要がある。
その保護手段としては、整流回路の出力電圧からサージ電圧を検出する電圧検出回路と、この電圧検出回路がサージ電圧を検出したとき降圧回路の出力電圧を昇圧させる昇圧回路と、降圧回路の出力側に設けられ、降圧回路の出力電圧が所定の値に達したときサージ電流を吸収する電流吸収回路を設けた電源回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−95125号公報
従来の漏電遮断器の電源回路では、サージ電圧が誘起された場合、昇圧回路により降圧回路の出力電圧を昇圧させ、降圧回路の出力電圧が所定の値に達したときサージ電流を吸収する電流吸収回路に電流を通過させることで一定の電圧にクランプされ、漏電検出回路を構成する部品が過電圧により故障することを防止している。サージ電圧のパルス幅は、一般的に大きくても数m秒であることが想定される。当然ながら降圧回路や電流吸収回路に通過させることができるエネルギーには限界があるため、過電圧が連続的に印加された場合には、限界を超え降圧回路や電流吸収回路の故障に至る。
このような過電圧が連続的に印加される可能性として、漏電遮断器が搭載される制御盤などでは、漏電遮断器を含めた交流電路の相間、および交流電路と大地(アース)間が絶縁されていることを確認するために、耐電圧試験(例えば、2000V 1分間)が実施される場合が考えられる。
通常、漏電遮断器のように電路に電子回路が接続される製品の場合、相間の耐電圧試験は禁止されており、交流電路と大地(アース)間にのみ耐電圧試験が実施される。そのため、相間に過電圧が印加されることはない。しかしながら、図7に示すように、漏電遮断器に負荷電路が接続されていると、大地間に接続された機器(例えば、サージ吸収用コンデンサやノイズフィルタなど)や電線の対地静電容量を介して、意図せずして相間に過電圧が連続的に印加されることとなり、その結果、漏電遮断器の電源回路が故障に至る場合がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、連続的な過電圧の印可に対する保護機能を備えた漏電遮断器を得ることを目的とするものである。
この発明の漏電遮断器は、電路を開閉する開閉接点と、電路の漏洩電流を検出する漏洩電流検出器と、この漏洩電流検出器に接続され、漏洩電流検出器の検出信号に基づいて漏電を検出する漏電検出回路と、この漏電検出回路により駆動され、開閉接点を開離させる引き外し装置と、電路から供給された電力を定電圧の電力に降圧する降圧回路、電路からの過電圧を検出する電圧検出回路、およびこの電圧検出回路が過電圧を検出したとき降圧回路の出力電圧を昇圧させる昇圧回路からなる電源回路と、電源回路の出力側に設けられ、電源回路の出力電圧が第1の所定値に達したときサージ電流を吸収する電流吸収回路と、電源回路の出力側に設けられ、電源回路の出力電圧が電源回路の定格電圧より高く第1の所定値より低い第2の所定値を超えた場合に引き外し装置を駆動する過電圧検出回路と、を備えたものである。
この発明は、連続的な過電圧を検出する過電圧検出回路により開閉接点を開離させるので、連続的な過電圧の印加による漏電遮断器の故障を防止することができる。
この発明の実施の形態1における電源回路を用いた漏電遮断器を示す回路図である。 図1に示す積分回路の詳細の一例を示す回路図である。 この発明の実施の形態2における電源回路を用いた漏電遮断器を示す回路図である。 図3に示す漏電検出回路の詳細の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3における電源回路を用いた直流用の漏電遮断器を示す回路図である。 この発明の実施の形態4における電源回路を用いた直流用の漏電遮断器を示す回路図である。 従来の漏電遮断器を制御盤に組み込んだ場合の回路図でこの発明の課題を説明するための説明図ある。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における電源回路を用いた漏電遮断器の構成を示す回路図、図2は図1に示す積分回路の詳細の一例を示す回路図である。
図1において、漏電遮断器100は、交流電路1を開閉する開閉接点2と、交流電路1中に挿入された零相変流器3すなわち漏洩電流検出器に接続され、その検出信号に基づいて漏電を検出する漏電検出回路6と、この漏電検出回路6の出力信号によりスイッチング手段8を介して付勢される引き外しコイル4aとこの引き外しコイル4aの付勢時に開閉接点2を開離駆動する引き外し機構4bとを有する引き外し装置4と、漏電検出回路6と引き外し装置4の両方に給電する電源回路5とを有している。
電源回路5は、交流電路1から入力される交流電圧を所定の直流電圧に変換して引外しコイル4aに励磁電流を供給するとともに、第1の定電圧回路7により電源回路5の出力電圧より低い所定の電圧に変換し漏電検出回路6へ供給する。
以下、電源回路5の詳細について説明する。
交流電路1に接続され、電流を制限する電流制限抵抗51すなわち電流制限回路の後段にはフルダイオードブリッジからなる整流回路52すなわち整流回路が接続されている。この整流回路52の出力側には、その出力電圧を降圧する第2の定電圧回路53すなわち降圧回路が接続され、整流回路52の出力正側にドレインが接続された電界効果トランジスタ(以下、FETと記す)53aと、FET53aのゲートと整流回路52の出力負側との間に接続された第1のツェナーダイオード53bと、第1のツェナーダイオード53bにツェナー電流を供給するFET53aのドレインとゲート間に接続された第1の抵抗53c(抵抗値は数百k〜数MΩ程度)とで構成されている。
第2の定電圧回路53の第1の抵抗53cには、第2のツェナーダイオード54(ツェナー電圧>整流回路52の出力電圧)すなわち電圧検出回路が並列接続されており、この第2のツェナーダイオード54により整流回路52の出力電圧からサージ電圧を検出する。FET53aのゲートと整流回路52の出力負側との間には、第1のツェナーダイオード53bと直列に接続された第2の抵抗55(抵抗値は数十〜数百Ω程度)すなわち昇圧回路が接続されており、この第2の抵抗55により第2のツェナーダイオード54がサージ電圧を検出したとき第2の定電圧回路53の出力電圧を上昇させる。FET53aのソースと整流回路52の出力負側との間には、第3のツェナーダイオード56すなわち電流吸収回路が接続されており、第2の定電圧回路53の出力電圧が第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧すなわち第1の所定値に達したとき第3のツェナーダイオード56によりサージ電流を吸収する。
また、電源回路5の出力端には、第3のツェナーダイオード56に並列接続され、交流電路1より過電圧が所定時間に達するまで継続して入力されると引き外し装置4を駆動する過電圧検出回路9が設けられている。
過電圧検出回路9は、カソードが第3のツェナーダイオード56のカソードに接続され第2の定電圧回路53の出力電圧が第2の所定値を超えたときオンする第4のツェナーダイオード9a(例えば、ツェナー電圧は23V程度)と、この第4のツェナーダイオード9aのアノードおよび第3のツェナーダイオード56のアノードが入力に接続された積分回路9bと、この積分回路9bの出力が所定値を超えたこと、すなわち、電源回路5の出力電圧が第2の所定電圧に達し、かつ、電源回路5の出力電圧が第2の所定電圧に達した時間が所定時間(例えば20msec)を超えたことを検出し、スイッチング手段8を駆動する比較回路9cと、から構成されている。
積分回路9bは、図2に示すように、一端が第4のツェナーダイオード9aのアノードに接続された抵抗9b1(抵抗値は1kΩ〜10kΩ程度)と、この抵抗9b1の他端に一端が接続され、第3のツェナーダイオード56のアノードに他端が接続されたコンデンサ9b2(容量は0.1μF〜数μF程度)と、このコンデンサ9b2に並列に接続されるとともに、両端が比較回路9cに接続された抵抗9b3(抵抗値は1kΩ〜10kΩ程度)と、から構成されている。ここで、抵抗9b3は、コンデンサ9b2がオフしたときに、コンデンサ9b2の電荷を放電させるためのものである。
さらに、電源回路5の出力端には、引き外し装置4と第1の定電圧回路7も接続されている。
なお、第1のツェナーダイオード53bがFET53aのゲート側、第2の抵抗55が整流回路52の出力負側に設けられているが、FET53aのゲート側に第2の抵抗55を、整流回路52の出力負側に第1のツェナーダイオード53bを設けてもよい。
次に動作について説明する。
通常状態においては、交流電路1からAC100V〜400V程度の交流電圧が供給されると、電流制限抵抗51に交流の電流Iaが流れ、整流回路52で直流電圧Vbに変換される。整流回路52から出力された電流Ibにより、第1の抵抗53cを介して第1のツェナーダイオード53bおよび第2の抵抗55に電流Icが流れる。一方、第2のツェナーダイオード54のツェナー電圧は、整流回路52の出力電圧Vbよりも高いので、第2のツェナーダイオード54はオンせず、第2のツェナーダイオード54を介して第1のツェナーダイオード53bおよび第2の抵抗55には電流が流れない。
このとき、第1の抵抗53cの抵抗値は数百k〜数MΩと大きいのに対し、第2の抵抗55の抵抗値は数十〜数百Ωと小さいので、第2の抵抗55に流れる電流Icが第1の抵抗53cによりほぼ決定され、例えば数十μA〜数百μAと微小となる。このため、第2の抵抗55の電圧降下はほとんど無視することができる。よって、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧(FET53aのゲート電圧)をVcとすると、Vc≒(第1のツェナーダイオード53bのツェナー電圧)となる。
また、第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは、Vd=Vc−(FET53aのON電圧)となるが、前述のとおり、Vc≒(第1のツェナーダイオード53bのツェナー電圧)なので、Vd≒(第1のツェナーダイオード53bのツェナー電圧)−(FET53aのON電圧)となり、これが、電源回路5の定格電圧である。
ここで、FET53aのオン電圧を3V程度とし、第1のツェナーダイオード53bのツェナー電圧を24V程度とすると、第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは、Vd≒24V−3V=21V程度となる。
また、第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧を24V程度とすると、第3のツェナーダイオード56にかかる電圧Vdは、21V程度で第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧を超えない。よって、第3のツェナーダイオード56はオンせず、電流Idが流れない。
また、第4のツェナーダイオード9aのツェナー電圧すなわち第2の所定値を23V程度とすると、第4のツェナーダイオード9aにかかる電圧Vdは、21V程度なので第4のツェナーダイオード9aもオンしない。
その結果、電源回路5の出力端からは引き外しコイル4a及び第1の定電圧回路7にDC21V程度が給電され、第1の定電圧回路7は電源回路5の出力電圧を降圧して漏電検出回路6に所定の一定電圧(例えばDC5V)を給電する。
このような給電状態において、交流電路1に漏電が発生した場合には、零相変流器3の出力に信号が発生し、漏電検出回路6により零相変流器3の出力信号レベルが所定の基準値を超えたことを判別し、漏電トリップ信号をスイッチング手段8に出力する。スイッチング手段8はその出力によりオンとなり電源回路5からスイッチング手段8を介して引外しコイル4aに励磁電流が流れ、引き外し機構4bが動作することにより、開閉接点2が開路する。
なお、特許請求の範囲で述べている「第1の所定値」とは、上述した第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧のことであり、同じく特許請求の範囲で述べている「第2の所定値」とは、上述した第4のツェナーダイオード9aのツェナー電圧のことである。
次に、交流電路中の交流電圧に瞬時のサージ電圧が重畳された場合について説明する。
交流電圧に数kVのサージ電圧が重畳されると、第2のツェナーダイオード54と第1のツェナーダイオード53bの直列回路に印加される印加電圧は、第2のツェナーダイオード54と第1のツェナーダイオード53bとの合計ツェナー電圧値を超えるので、第2のツェナーダイオード54もオンとなる。
この時、第2の抵抗55を流れる電流Icは通常時の数十μA〜数百μAに比較して数十mAと大きくなり、第2の抵抗55で電圧降下が発生し、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは上昇する。例えば第2の抵抗55の抵抗値が100オーム程度で、電流Icが40mA程度とすると、第2の抵抗55の電圧降下は4V程度となり、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは、Vc=24V+4V=28V程度となる。第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは、通常時の定格電圧21V程度に対して第2の抵抗55の電圧降下分である4V程度を加えて、25V程度に上昇しようとする。しかし、第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)を超えるため、第3のツェナーダイオード56がオンし、第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)に抑制される。
また、この時、第4のツェナーダイオード9aのツェナー電圧23Vを超えるが、抵抗91bが直列に接続されており、抵抗91bが電圧を負担し電流を制限するので、電源回路5の電圧は第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V)に維持される。その結果、第4のツェナーダイオード9aがオンのままとなり、積分回路9bにおいて抵抗9b1を介してコンデンサ9b2の充電が開始される。しかしながら、瞬時のサージ電圧の場合には、交流電路1中の交流電圧にサージ電圧が重畳される時間が非常に短い(たとえば、1〜2msec程度)。そのため、コンデンサ9b2の電圧は十分に上昇しない、つまり、電源回路5の出力電圧が第2の所定電圧を超えた時間が所定時間より短いので、比較回路9cの出力はオンせず、漏電遮断器100は遮断動作しない。
このように、漏電遮断器100は遮断動作しないが、電源回路5の出力電圧は、第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧に抑制されることになり、サージ電圧から漏電検出回路6や引き外し装置4は保護される。
次に、交流電路に連続的な過電圧が重畳された場合について説明する。
交流電路1に数kVの過電圧が連続的に印加されると、第2のツェナーダイオード54と第1のツェナーダイオード53bの直列回路に印加される印加電圧は、第2のツェナーダイオード54と第1のツェナーダイオード53bとの合計ツェナー電圧値を超えるので、第2のツェナーダイオード54もオンとなる。
この時、第2の抵抗55を流れる電流Icは通常時の数十μA〜数百μAに比較して数十mAと大きくなり、第2の抵抗55で電圧降下が発生し、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは上昇する。例えば第2の抵抗55の抵抗値が100オーム程度で、電流Icが40mA程度とすると、第2の抵抗55の電圧降下は4V程度となり、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは、Vc=24V+4V=28V程度となる。第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは、通常時の電圧21V程度に対して第2の抵抗55の電圧降下分である4V程度を加えて、25V程度に上昇しようとする。しかし、第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)を超えるため、第3のツェナーダイオード56がオンし、第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)に抑制される。
この時、第4のツェナーダイオード9aのツェナー電圧23Vを超えるため、第4のツェナーダイオード9aもオンし、積分回路9bにおいて、抵抗9b1を介してコンデンサ9b2の充電が開始される。連続的な過電圧の場合には、コンデンサ9b2の電圧は十分に上昇することとなり、電源回路5の出力電圧が第2の所定値を超えた時間が所定時間を超えることとなり、比較回路9cの出力がオンし、スイッチング手段8に出力される。比較回路9cの出力によりスイッチング手段8もオンとなり電源回路5からスイッチング手段8を介して引外しコイル4aに励磁電流が流れ、引き外し機構4bが動作することにより、開閉接点2が開路する。そして、開閉接点2が開路することで、電源回路5への給電は停止する。
本実施の形態によれば、交流電路1から供給された電力を定電圧の電力に降圧する第2の定電圧回路53、整流回路52の出力電圧から過電圧を検出する第2のツェナーダイオード54、この第2のツェナーダイオード54が過電圧を検出したとき第2の定電圧回路53の出力電圧を昇圧させる第2の抵抗55からなる電源回路5と、この電源回路5の出力側に設けられ、電源回路5の出力電圧が第1の所定値に達したときサージ電流を吸収する第3のツェナーダイオード56と、電源回路5の出力側に設けられ、電源回路5の出力電圧が電源回路5の定格電圧より高く第1の所定値より低い第2の所定値を超えたときに引き外し装置4を駆動する過電圧検出回路9と、を備えたので、耐電圧試験など交流電路1に過電圧が連続的に印加された場合でも、漏電遮断器100を遮断させることによって、漏電遮断器100を故障から保護することができる。
また、過電圧検出回路9は、積分回路9bを備え電源回路5の定格電圧より高く第1の所定値より低い第2の所定値に電源回路5の出力電圧が達した時間が所定時間を超えた場合に引き外し装置4を駆動するので、瞬間的なサージ電圧による過電圧では動作せず不要トリップを防止することができる。
また、漏電検出回路6に用いる一般的な漏電検出IC(Integrated Circuit)は、比較回路9cを内蔵しているため、過電圧検出回路9は、第4のツェナーダイオード9aと、抵抗9b1、9b3、コンデンサ9b2からなる積分回路9bとで構成することできる。そのため、耐電圧試験など交流電路1に過電圧が連続的に印加されて起こる故障から低コストで漏電遮断器100を保護することができる。
また、電源回路5は、過電圧が印加されるとその出力電圧が上昇するため、過電圧検出回路9を電源回路5の出力側すなわち低電圧側に設けることができ、使用部品の小型化が可能になり、漏電遮断器の小型化が図れる。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2における電源回路を用いた漏電遮断器の構成を示す回路図、図4は図3に示す漏電検出回路の詳細の一例を示すブロック図である。
本実施の形態の漏電遮断器101は、実施の形態1における過電圧検出回路9に替えて、過電圧検出回路を含む漏電テスト回路10を設けたものであり、上述した実施の形態1と同様な種々の効果を奏するものである。
図3において、漏電遮断器101における漏電テスト回路10は、カソードが第3のツェナーダイオード56のカソードに接続された第4のツェナーダイオード9aと、一端が第1の定電圧回路7の出力に接続され、他端が第4のツェナーダイオード9aのアノードに接続されたテストスイッチ10aと、入力が第4のツェナーダイオード9aのアノードおよびテストスイッチ10aの他端に接続されたテスト電流生成回路10bと、一端が第4のツェナーダイオード9aのカソードに接続された抵抗10cと、ベースがテスト電流生成回路10bの出力に接続され、コレクタが抵抗10cの他端に接続されたトランジスタ10dと、から構成されている。
そして、漏電テスト回路10の出力であるトランジスタ10dのエミッタは、テスト巻線11の一端に接続され、テスト巻線11の他端は、零相変流器3を貫通したのち整流回路52の出力負側に接続されている。
漏電テスト回路10とテスト巻線11によって、漏電遮断器が正常であることを点検するための、漏電テスト機能を構成している。
漏電検出回路6の詳細を図4により説明する。図4において、漏電検出回路6は、零相変流器3に接続され、零相変流器3の出力信号から交流電路1の電源周波数よりも高い高調波成分を除去するフィルター6aと、このフィルター6aの出力信号を入力され、フィルター6aの出力信号の出力レベルを判定するレベル判定器6bと、レベル判定器6bの出力信号の時間幅を判別する信号幅判別器6cと、信号幅判別器6cの出力信号を所定回数カウントしたらパルス信号を出力するカウンタ6dと、信号幅判別器6cの最後の出力信号を受け、一定時間後にカウンタ6dをリセットするタイマ6eと、カウンタ6dのパルス信号を受けてスイッチング素子8を駆動するトリガ回路6fと、から構成されている。
その他の構成と動作については、実施の形態1と同様であるので、説明は省略する。
次に動作について説明する。
通常の漏電テスト動作のため、テストスイッチ10aをオンさせた場合には、テスト電流生成回路10bに第1の定電圧回路7より電源が供給され、トランジスタ10dをスイッチングさせることで抵抗10cを介してテスト巻線11にテスト電流、つまり漏電模擬電流が流れる。テスト巻線11にテスト電流が流れると零相変流器3の出力に信号が発生し、漏電検出回路6により漏電と判別すると、スイッチング手段8に出力される。スイッチング手段8はその出力によりオンとなり電源回路5からスイッチング手段8を介して引外しコイル4aに励磁電流が流れ、引き外し機構4bが動作することにより、開閉接点2が開路し、漏電遮断器101が遮断する。
交流電路中の交流電圧に瞬時のサージ電圧が重畳された場合について説明する。
交流電圧に数kVのサージ電圧が重畳されると、第2のツェナーダイオード54と第1のツェナーダイオード53bの直列回路に印加される印加電圧は、第2のツェナーダイオード54と第1のツェナーダイオード53bとの合計ツェナー電圧値を超えるので、第2のツェナーダイオード54もオンとなる。
この時、第2の抵抗55を流れる電流Icは通常時の数十μA〜数百μAに比較して数十mAと大きくなり、第2の抵抗55で電圧降下が発生し、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは上昇する。例えば第2の抵抗55の抵抗値が100オーム程度で、電流Icが40mA程度とすると、第2の抵抗55の電圧降下は4V程度となり、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは、Vc=24V+4V=28V程度となる。第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは、通常時の電圧21V程度に対して第2の抵抗55の電圧降下分である4V程度を加えて、25V程度に上昇しようとする。しかし、第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)を超えるため、第3のツェナーダイオード56がオンし、第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)に抑制される。
また、この時、第4のツェナーダイオード9aのツェナー電圧23Vを超えるため、第4のツェナーダイオード9aがオンし、テスト電流生成回路10bに電源が供給され、トランジスタ10dをスイッチングさせることでテスト巻線11にテスト電流を流す。テスト巻線11にテスト電流が流れると零相変流器3の出力に信号が発生するが、この零相変流器3からの漏電信号は、図4に示すように、フィルター6aにより高周波成分が除去され、レベル判定器6bに入力され、そのレベルが判定される。漏電信号が所定のレベル以上であれば、次に信号幅判別器6cで信号の時間幅を判別する。漏電信号の時間幅も判定値以上であれば、さらに、カウンタ6dにより、タイマ6eがカウンタ6dをリセットするまでの間に漏電信号がおよそ商用周波数で繰り返していることをカウントする。
しかしながら、サージ電圧の場合には、交流電路中の交流電圧にサージ電圧が重畳される時間が非常に短い(例えば、1〜2msec程度)。そのため、サージ電圧による漏電信号は、信号幅判別器6cに入力されても信号幅が足りず信号幅判別器6cから出力されない、または、信号幅判別器6cから出力されても、カウンタ6dで連続してカウントされず、カウンタ6dからパルス出力されない。つまり、電源回路5の出力電圧が第2の所定値を超えた時間が所定時間より短いため、トリガ回路6fの出力はオンせず、漏電遮断器101は遮断動作しない。
このように、漏電遮断器101は遮断動作しないが、第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは、第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧に抑制されることになり、サージ電圧から漏電検出回路6や引き外し装置4は保護される。
次に、交流電路1に連続的な過電圧が重畳された場合について説明する。
交流電路に数kVの過電圧が連続的に印加されると、実施の形態1と同様に、第2のツェナーダイオード54と第1のツェナーダイオード53bの直列回路に印加される印加電圧は、第2のツェナーダイオード54と第1のツェナーダイオード53bとの合計ツェナー電圧値を超えるので、第2のツェナーダイオード54もオンとなる。
この時、第2の抵抗55を流れる電流Icは通常時の数十μA〜数百μAに比較して数十mAと大きくなり、第2の抵抗55で電圧降下が発生し、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは上昇する。例えば第2の抵抗55の抵抗値が100オーム程度で、電流Icが40mA程度とすると、第2の抵抗55の電圧降下は4V程度となり、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは、Vc=24V+4V=28V程度となる。第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは、通常時の電圧21V程度に対して第2の抵抗55の電圧降下分である4V程度を加えて、25V程度に上昇しようとする。しかし、第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)を超えるため、第3のツェナーダイオード56がオンし、第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)に抑制される。
また、第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは第4のツェナーダイオード9aのツェナー電圧23Vを超えるため、第4のツェナーダイオード9aがオンし、テスト電流生成回路10bに電源が供給され、トランジスタ10dをスイッチングさせることでテスト巻線11にテスト電流が流される。テスト巻線11に擬似漏洩電流が流れると零相変流器3の出力に信号が発生し、図4に示すように、フィルター6aにより高周波成分が除去され、レベル判定器6bに入力され、レベルを判定する。連続的な過電圧の場合には、所定のレベル以上であるので、信号幅判別器6cへ出力される。そして、信号幅判別器6cで信号の時間幅を判別され、漏電信号の時間幅も判定値以上であるので、さらに、カウンタ6dにより、タイマ6eがカウンタ6dをリセットするまでの間に漏電信号がおよそ商用周波数で繰り返していることがカウントされるので漏電と判別し、スイッチング手段8に出力される。スイッチング手段8はその出力によりオンとなり電源回路5からスイッチング手段8を介して引外しコイル4aに励磁電流が流れ、引き外し機構4bが動作することにより、開閉接点2が開路する。開閉接点2が開路することで、電源回路5への給電は停止する。
このように、過電圧が連続的に交流電路1に印加されると、電源回路5の出力電圧が第2の所定値を超え、その第2の所定値を超えた時間が所定時間を超えて漏電テスト装置10を駆動させることにより、漏電遮断器101を漏電遮断動作をさせることで、電源回路5を故障から保護できる。
また、前述のように漏電検出回路6は、瞬間的なサージによる不要動作を防止するため、漏電信号がおよそ商用周波数で繰り返していることをカウントし判別する機能により、瞬間的なサージによる過電圧では動作せず、所定時間以上連続した過電圧が印加された場合のみ動作する。
本実施の形態によれば、交流電路1から供給された交流電圧を直流電圧に変換する整流回路52、この整流回路52の出力を降圧する第2の定電圧回路53、整流回路52の出力電圧から過電圧を検出する第2のツェナーダイオード54、この第2のツェナーダイオード54が過電圧を検出したとき第2の定電圧回路53の出力電圧を昇圧させる第2の抵抗55からなる電源回路5と、この電源回路5の出力側に設けられ、電源回路5の出力電圧が第1の所定値に達したときサージ電流を吸収する第3のツェナーダイオード56と、電源回路5の出力側に設けられ、電源回路5の定格電圧より高く第1の所定値より低い第2の所定値に電源回路5の出力電圧が達したときに引き外し装置4を駆動する過電圧検出回路を含む漏電テスト回路10と、を有するので、耐電圧試験など交流電路1に過電圧が連続的に印加された場合でも、漏電遮断器101を遮断させることによって、漏電遮断器101を故障から保護することができる。
また、漏電検出回路6は、漏電信号がおよそ商用周波数で繰り返していることをカウントし判別するので、漏電テスト回路10は電源回路5の出力電圧が第2の所定値を超えた時間が所定時間に達した場合に引き外し装置4を駆動することとなり、瞬間的なサージ電圧による過電圧では動作せず不要な遮断を防止することができる。
また、過電圧検出回路を含む漏電テスト回路10は、通常、漏電遮断器が必須機能として有している漏電テスト回路に、過電圧検出回路として第4のツェナーダイオード9aを付加するだけでよいので、耐電圧試験など交流電路1に過電圧が連続的に印加されて起こる故障から低コストで漏電遮断器101を保護することができる。
実施の形態3.
図5は本発明の実施の形態3における電源回路を用いた直流用の漏電遮断器の構成を示す回路図である。
図5において、本実施の形態の漏電遮断器102は、実施の形態1における過電圧検出回路9を直流用の漏電遮断器に適用したものである。実施の形態1では漏洩電流検出器として零相変流器を使用したが、漏洩電流検出器として、直流の漏洩電流が検出可能なフラックスゲートセンサ31を使用するものであり、上述した実施の形態1と同様な種々の効果を奏するものである。
フラックスゲートセンサ31は、図5に示すように、直流電路11が挿通される環状のコア31aと、コア31aに巻回されたコイル31bと、コイル31bの磁束密度を、方向を反転させながら飽和させるようにコイル31aに正負対称の矩形波にて電圧を印加する駆動回路31cと、コイル31aを流れるコイル電流に対応して変化する測定電圧から漏洩電流を検出する検出回路31dとを備える。
また、実施の形態1で設けていた整流回路52は、正極と負極の逆接続時の故障防止のため、設けてもよいが、直流電路用では、必須ではないので削除し、電流制限抵抗51に第2の定電圧回路53を直接接続している。詳細には、直流電路11から供給される電圧の正側に第2の定電圧回路53のFET53aのドレインが接続され、直流電路11から供給される電圧の負側に第3のツェナーダイオードのアノードおよび第2の抵抗55の接続点が接続されている。本実施の形態における電源回路5の動作については、実施の形態1において整流回路52により直流電圧化された後と同じであるので、説明は省略する。
本実施の形態によれば、直流電路11から供給された電力を定電圧の電力に降圧する第2の定電圧回路53、直流電路11からの過電圧を検出する第2のツェナーダイオード54、およびこの第2のツェナーダイオード54が過電圧を検出したとき第2の定電圧回路53の出力電圧を昇圧させる第2の抵抗55からなる電源回路5と、この電源回路5の出力側に設けられ、電源回路5の出力電圧が第1の所定値に達したときサージ電流を吸収する第3のツェナーダイオード56と、電源回路5の出力側に設けられ、電源回路5の出力電圧が電源回路5の定格電圧より高く第1の所定値より低い第2の所定値を超えた場合に引き外し装置4を駆動する過電圧検出回路9と、を備えるので、耐電圧試験など直流電路11に過電圧が連続的に印加された場合でも、漏電遮断器102を遮断させることによって、漏電遮断器102を故障から保護することができる。
実施の形態4.
図6は本発明の実施の形態4における直流用の漏電遮断器の構成を示す回路図である。
図6において、本実施の形態の漏電遮断器103は、実施の形態2における過電圧検出回路を含む漏電テスト回路10を実施の形態3に示す直流用の漏電遮断器に適用したものである。実施の形態3と同様に、漏洩電流検出器として、直流の漏洩電流が検出可能なフラックスゲートセンサ31を使用するものであり、また、実施の形態3における過電圧検出回路9に替えて、過電圧検出回路を含む漏電テスト回路10を設けたものである。そして、上述した実施の形態2および実施の形態3と同様な種々の効果を奏するものである。
なお、本実施の形態では、実施の形態3では設けていなかった整流回路52を正極と負極の逆接続時の故障防止のため設けている。
フラックスゲートセンサ31は、直流電路11が挿通される環状のコア31aと、コア31aに巻回されたコイル31bと、コイル31bの磁束密度を方向を反転させながら飽和させるようにコイル31aに正負対称の矩形波にて電圧を印加する駆動回路31cと、コイル31aを流れるコイル電流に対応して変化する測定電圧から漏洩電流を検出する検出回路31dとを備える。
漏電テスト回路10は、カソードが第3のツェナーダイオード56のカソードに接続された第4のツェナーダイオード9aと、一端が第1の定電圧回路7の出力に接続され、他端が第4のツェナーダイオード9aのアノードに接続されたテストスイッチ10aと、一端が第4のツェナーダイオード9aのカソードに接続された抵抗10cと、ベースがテストスイッチ10aの他端に接続されコレクタが抵抗10cの他端に接続されたトランジスタ10dと、から構成されている。
そして、漏電テスト回路10の出力であるトランジスタ10dのエミッタは、テスト巻線11の一端に接続され、テスト巻線11の他端は、フラックスゲートセンサ31のコイル31aを貫通したのち整流回路52の出力負側に接続されている。
漏電テスト回路10とテスト巻線11によって、漏電遮断器が正常であることを点検するための、漏電テスト機能を構成している。
その他の構成と動作については、実施の形態3と同様であるので、説明は省略する。
次に動作について説明する。
通常の漏電テスト動作のため、テストスイッチ10aをオンさせた場合には、第2の定電圧回路53より電源が供給され、トランジスタ10dをスイッチングさせることで抵抗10cを介してテスト巻線11にテスト電流、つまり漏電模擬電流が流れる。テスト巻線11にテスト電流が流れるとコア31aの出力から検出回路31dにより漏電と判別されると、検出回路31dからスイッチング手段8に出力される。スイッチング手段8はその出力によりオンとなり電源回路5からスイッチング手段8を介して引外しコイル4aに励磁電流が流れ、引き外し機構4bが動作することにより、開閉接点2が開路し、漏電遮断器103が遮断する。
次に、直流電路11に連続的な過電圧が重畳された場合について説明する。
直流電路11に数kVの過電圧が連続的に印加されると、実施の形態2と同様に、第2のツェナーダイオード54と第1のツェナーダイオード53bの直列回路に印加される印加電圧は、第2のツェナーダイオード54と第1のツェナーダイオード53bとの合計ツェナー電圧値を超えるので、第2のツェナーダイオード54もオンとなる。
この時、第2の抵抗55を流れる電流Icは通常時の数十μA〜数百μAに比較して数十mAと大きくなり、第2の抵抗55で電圧降下が発生し、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは上昇する。例えば第2の抵抗55の抵抗値が100オーム程度で、電流Icが40mA程度とすると、第2の抵抗55の電圧降下は4V程度となり、第2の抵抗55と第1のツェナーダイオード53bにかかる電圧Vcは、Vc=24V+4V=28V程度となる。第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは、通常時の電圧21V程度に対して第2の抵抗55の電圧降下分である4V程度を加えて、25V程度に上昇しようとする。しかし、第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)を超えるため、第3のツェナーダイオード56がオンし、第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは第3のツェナーダイオード56のツェナー電圧(24V程度)に抑制される。
また、第2の定電圧回路53の出力電圧Vdは第4のツェナーダイオード9aのツェナー電圧23Vを超えるため、第4のツェナーダイオード9aがオンし、トランジスタ10dをオンさせることでテスト巻線11に疑似漏洩電流が流される。テスト巻線11に擬似漏洩電流が流れるとコア31aの出力が変化し、その変化を検出回路31dが漏電と判別されると、検出回路31dからスイッチング手段8に出力される。スイッチング手段8はその出力によりオンとなり電源回路5からスイッチング手段8を介して引外しコイル4aに励磁電流が流れ、引き外し機構4bが動作することにより、開閉接点2が開路する。開閉接点2が開路することで、電源回路5への給電は停止する。なお、検出回路31dは、コア31aからの出力の変化が所定時間を超えた場合に漏電を判断するものである。
このように、過電圧が一定時間連続的に印加された場合、漏電テスト装置10を駆動させることにより、漏電遮断動作をさせることで、電源回路5を故障から保護できる。
本実施の形態によれば、直流電路11から供給された電力を定電圧の電力に降圧する第2の定電圧回路53、直流電路11からの過電圧を検出する第2のツェナーダイオード54、およびこの第2のツェナーダイオード54が過電圧を検出したとき第2の定電圧回路53の出力電圧を昇圧させる第2の抵抗55からなる電源回路5と、この電源回路5の出力側に設けられ、電源回路5の出力電圧が第1の所定値に達したときサージ電流を吸収する第3のツェナーダイオード56と、電源回路5の出力側に設けられ、電源回路5の出力電圧が電源回路5の定格電圧より高く第1の所定値より低い第2の所定値を超えた場合に引き外し装置4を駆動する過電圧検出回路を含む漏電テスト回路10と、を有するので、耐電圧試験など交流電路1に過電圧が連続的に印加された場合でも、漏電遮断器103を遮断させることによって、漏電遮断器103を故障から保護することができる。
1 交流電路、2 開閉接点、3 零相変流器、4 引き外し装置、
4a 引き外しコイル、4b 引き外し機構、5 電源回路、
51 電流制限抵抗、52 整流回路、53 第2の定電圧回路、
53a 電界効果トランジスタ(FET)、53b 第1のツェナーダイオード、
53c 第1の抵抗、54 第2のツェナーダイオード、55 第2の抵抗、
56 第3のツェナーダイオード、6 漏電検出回路、7 第1の定電圧回路、
8 スイッチング手段、9 過電圧検出回路、
9a 第4のツェナーダイオード、9b 積分回路、9c 比較回路、
100 漏電遮断器。

Claims (5)

  1. 電路を開閉する開閉接点と、前記電路の漏洩電流を検出する漏洩電流検出器と、この漏洩電流検出器に接続され、前記漏洩電流検出器の検出信号に基づいて漏電を検出する漏電検出回路と、この漏電検出回路により駆動され、前記開閉接点を開離させる引き外し装置と、
    前記電路から供給された電力を定電圧の電力に降圧する降圧回路、前記電路からの過電圧を検出する電圧検出回路、この電圧検出回路が過電圧を検出したとき前記降圧回路の出力電圧を昇圧させる昇圧回路からなる電源回路と、
    前記電源回路の出力側に設けられ、前記電源回路の出力電圧が第1の所定値に達したときサージ電流を吸収する電流吸収回路と、
    前記電源回路の出力側に設けられ、前記電源回路の出力電圧が前記電源回路の定格電圧より高く前記第1の所定値より低い第2の所定値を超えた場合に前記引き外し装置を駆動する過電圧検出回路と、
    を備えた漏電遮断器。
  2. 前記過電圧検出回路は、前記電源回路の出力電圧が前記第2の所定値を超えた時間が所定時間に達した場合に前記引き外し装置を駆動することを特徴とする請求項1に記載の漏電遮断器。
  3. 前記過電圧検出回路は、前記引き外し装置に接続されたスイッチング素子を駆動することを特徴とする請求項2に記載の漏電遮断器。
  4. 疑似漏洩電流を流すため前記漏洩電流検出器に貫通させた2次巻線を備え、
    前記過電圧検出回路は、前記2次巻線に前記疑似漏洩電流を流すことにより前記漏電検出回路を作動させて前記引き外し装置を駆動することを特徴とする請求項2に記載の漏電遮断器。
  5. 前記電流吸収回路は、第1のツェナーダイオードであり、
    前記降圧回路は、前記電路から供給される電圧の正側にドレインが接続された電界効果トランジスタと、この電界効果トランジスタのドレインとゲートとの間に接続された第1の抵抗と、前記電界効果トランジスタのゲートと前記電路の負側との間に接続された第1のツェナーダイオードとからなり、
    前記電圧検出回路は、前記電界効果トランジスタのドレインとゲートとの間に接続された第2のツェナーダイオードであり、
    前記昇圧回路は、前記電界効果トランジスタのゲートと前記電路の負側との間に前記第1のツェナーダイオードと直列に接続された第2の抵抗であり、
    前記過電圧検出回路は、第3のツェナーダイオードであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の漏電遮断器。
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